JP3111092U - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP3111092U
JP3111092U JP2005001998U JP2005001998U JP3111092U JP 3111092 U JP3111092 U JP 3111092U JP 2005001998 U JP2005001998 U JP 2005001998U JP 2005001998 U JP2005001998 U JP 2005001998U JP 3111092 U JP3111092 U JP 3111092U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control board
game
accessory continuous
board
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005001998U
Other languages
English (en)
Other versions
JP3111092U7 (ja
Inventor
敏博 内ヶ島
隆寛 内ヶ島
悦臣 茨田
達也 海野
Original Assignee
株式会社高尾
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高尾 filed Critical 株式会社高尾
Priority to JP2005001998U priority Critical patent/JP3111092U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3111092U publication Critical patent/JP3111092U/ja
Publication of JP3111092U7 publication Critical patent/JP3111092U7/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 弾球遊技機において、条件装置作動フラグ=1、役物連続作動装置作動フラグ≠1の期間を利用した遊技を可能にする。
【解決手段】 液晶表示装置32に当たり確定図柄が確定表示され条件装置作動フラグが1にセットされているときにゲート17に入球すると抽選が行われる。これが当たりなら役物連続作動装置作動フラグが1にセットされ、大当たり遊技となる。大当たり遊技には、条件装置作動フラグ=1でゲート17ヘの入球が必須となるが、ゲート17は、狙って入球させることが可能なので、例えば可変入賞装置内に設ける場合のように開放時間や入球個数に縛られることがなくなる。また液晶表示装置32によって、条件装置作動フラグ=1、役物連続作動装置作動フラグ≠1を報知するので、遊技者がゲート17狙いを失念するおそれはなく、この期間を利用した遊技が可能になる。
【選択図】 図2

Description

本考案は、弾球遊技機の技術分野に属する。
弾球遊技機の一種であるパチンコ機は、いわゆる大当たりの発生条件や大当たり遊技の形態の違いで1種、2種、3種に分類される。
従来の1種及び2種のパチンコ機の役物連続作動装置は、条件装置の作動に基づいて作動するように構成され、条件装置は役物連続作動装置の作動の終了したときに、その作動を終了するように構成されていた。
1種のパチンコ機では、始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であることに起因して条件装置が作動し、条件装置が作動することにより役物連続作動装置が作動し、大入賞口を連続して開放する大当たり遊技が行われていた。
また、2種のパチンコ機では、始動口ヘの遊技球の入球に起因して大入賞口を開放し、開放中に大入賞口に入球した遊技球が大入賞口内に設けられた特定領域を通過すること条件に条件装置が作動し、条件装置が作動することにより役物連続作動装置が作動し、大入賞口を連続して開放する大当たり遊技が行われるように構成されていた。
このとき、1種及び2種のパチンコ機については、条件装置の作動即ち役物連続作動装置の作動であるため条件装置の作動から役物連続作動装置の作動までの間は微少時間でしかなく、条件装置のみ作動して役物連続作動装置は未作動の期間を活用することはできない。
また、従来の3種のパチンコ機の役物連続作動装置は、条件装置の作動中に普通電動役物内の役物連続作動装置作動領域を通過することにより作動するように構成され、条件装置は役物連続作動装置の作動の終了したとき又は普通電動役物の開放中に遊技球が普通電動役物内の役物連続作動装置作動領域を通過しなかったときに、その作動を終了するように構成されていた。
3種の遊技機では、遊技球が特定の入賞口又は特定のゲートに進入したことに起因して抽出された乱数が所定値であると条件装置が作動すると共に普通電動役物を開放し、開放中に普通電動役物に入球した遊技球が普通電動役物内の役物連続作動装置作動領域を通過することにより役物連続作動装置が作動し、大入賞口を連続して開放させる大当たり遊技が行われ、遊技球が普通電動役物内の役物連続作動装置作動領域を通過しなかった場合には条件装置の作動は終了するように構成されていた。
このとき、3種のパチンコ機については、条件装置の作動が直ちに役物連続作動装置の作動とはならないものの、条件装置の作動から役物連続作動装置の作動までの間は普通電動役物の開放時間とほぼ同一であって予め定められており(最大6秒程度)、その期間に普通電動役物内の役物連続作動装置作動領域を通過させるという特別な遊技が行われる状態ではあるが、条件装置のみ作動して役物連続作動装置は未作動の期間を上記の特別な遊技以外に利用することはできない。
実公平7−56062号公報
本考案は、遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であること又は前記大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に作動する条件装置と、該条件装置が作動中であることを必須条件として作動することにより前記大入賞口を連続して開放させることが可能になる役物連続作動装置とを備えた弾球遊技機において、条件装置が作動したが役物連続作動装置は未作動の期間を利用することを目的としている。
請求項1記載の弾球遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であることを条件に作動する条件装置と、該条件装置が作動中であることを必須条件として作動し該作動中は前記大入賞口を連続して開放作動させることが可能になる役物連続作動装置とを備えた弾球遊技機において、
狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
前記役物連続作動装置は、前記条件装置の作動中における前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして作動し、所定回数の前記大入賞口の開放により作動を終了する構成であり、
前記条件装置は少なくとも前記役物連続作動装置の作動の終了するときに、その作動を終了する構成であり、
前記条件装置が作動中で、且つ前記役物連続作動装置が非作動状態であることを報知する報知手段を備え
たので、
大入賞口の連続開放作動には条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球が必須となる。
条件装置は始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であることを条件に作動するので、その作動は抽選による大当たりの発生に相当する。そして、役物連続作動装置が作動することにより大入賞口の連続開放作動が行われるので、これは大当たり遊技の実行に相当する。
つまり、大当たりの発生条件が従来の第1種パチンコ機と同じでありながら、役物連続作動装置作動口に入球しなければ大当たり遊技が実行されないので、大当たりの発生から実行開始までに時間的な余裕を作り出せる。
従来の第1種パチンコ機では、条件装置が作動すると、いわゆるオープニング演出等に若干の時間は費やすものの、直ちに大入賞口が所定時間開放され、この制限された時間内に大入賞口に入賞させ、しかも大入賞口内の特定領域に入球させなければ連続開放が継続しないので、遊技者が時間に制約されて不利益を被ったり、急がされたりした。
しかしながら、請求項1の弾球遊技機では、大当たりが発生しても役物連続作動装置作動口に入球させなければ大入賞口が開放されないので、遊技者の意思により大入賞口の開放時期を自由に選択できる。このため、手持ちの遊技球数が残り少ないときに補充する時間を十分に確保できる。また、大当たりの発生後に休憩してから大入賞口を開放させることもできる。即ち、遊技者が時間に制約されて不利益を被ったり、急がされたりするという課題を好適に解決できる。
大当たり遊技を開始させるための役物連続作動装置作動口は、例えば閉鎖状態であると入球不可能な可変入賞装置内ではなく、狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に入賞口又は通過口として設けられるので、可変入賞装置内に設ける場合と異なり、ここでも可変入賞装置の閉鎖条件である開放時間や入球個数に縛られることがなくなる。
その際に、報知手段によって、条件装置が作動中且つ役物連続作動装置が非作動状態であることを報知するので、遊技者が役物連続作動装置作動口を狙うのを失念するおそれはなく、条件装置が作動したが役物連続作動装置は未作動の期間を利用した遊技が可能になる。
請求項2記載の弾球遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、前記大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に作動する条件装置と、該条件装置が作動中であることを必須条件として作動し該作動中は前記大入賞口を連続して開放作動させることが可能になる役物連続作動装置とを備えた弾球遊技機において、
狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
前記役物連続作動装置は、前記条件装置の作動中における前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして作動し、所定回数の前記大入賞口の開放により作動を終了する構成であり、
前記条件装置は少なくとも前記役物連続作動装置の作動の終了するときに、その作動を終了する構成であり、
前記条件装置が作動中で、且つ前記役物連続作動装置が非作動状態であることを報知する報知手段を備えた
ので、
大入賞口の連続開放作動には条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球が必須となる。
条件装置は大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に作動するので、その作動は従来の第2種パチンコ機における大当たりの発生に相当する。そして、役物連続作動装置が作動することにより大入賞口の連続開放作動が行われるので、これは大当たり遊技の実行に相当する。
つまり、大当たりの発生条件が従来の第2種パチンコ機と同じでありながら、役物連続作動装置作動口に入球しなければ大当たり遊技が実行されないので、遊技者の意思により大入賞口の開放時期を自由に選択できる。これにより、上述した請求項1の弾球遊技機と同様の効果が得られる。
なお、大入賞口を開放させる時期を遊技者が選択し得る弾球遊技機としては、従来の第3種パチンコ機が存在する。しかし、第3種パチンコ機の場合、大当たり権利発生口である入賞口は大入賞口ではなく、また権利発生口と大入賞口とは別体であり、本願考案の弾球遊技機とは構成が全く異なる。この構成の相違により、本願考案の弾球遊技機は、権利を発生させる(条件装置を作動させる)ときと役物連続作動装置を作動させるときとで、遊技球の発射位置を異ならせる操作(いわゆる右打ち)をしなくともよいという効果、遊技領域の有効利用を図ることが可能という効果、遊技盤の構成を単純化することが可能という効果を有する。
請求項1、2に記載の弾球遊技機においては、役物連続作動装置作動口を狙うことはできるものの、役物連続作動装置を条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして作動させるように構成しているため、条件装置の非作動中に役物連続作動装置作動口に遊技球が入球しても、役物連続作動装置の作動とは無関係とすることができる。
役物連続作動装置作動口が設けられる、狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置とは、単に盤面上に設けられるゲートや入球口のような構成としてもよいし、拡開状態と縮小状態(入球は可能)に可変な可変入賞装置内に設けてもよく、狙って入球させることができる位置ならどのような位置に設けても問題ない。
役物連続作動装置が条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして作動するとは、条件装置の作動中に役物連続作動装置作動口ヘ遊技球が1球でもあれば役物連続作動装置を作動させるように構成してもよいし、条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球に起因して抽出された乱数が所定値である場合に限り役物連続作動装置を作動させるように構成してもよく、条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球数を計数して所定数に到達することを条件に役物連続作動装置を作動させるように構成してもよい。また条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球と何らかの関係性を持っていれば他の如何なる手段を用いて役物連続作動装置を作動させるように構成しても問題ない。
条件装置は少なくとも役物連続作動装置の作動の終了するときに、その作動を終了する構成とは、条件装置の作動は役物連続作動装置の作動が終了した場合には必ず終了する構成を備えた上で、条件装置の作動からの経過時間が所定時間となったときに作動を終了するように構成しても、役物連続作動装置作動口ヘの入球数が所定数となったときに作動を終了するように構成してもよい。また、条件装置の作動の終了条件は、役物連続作動装置の作動の終了という条件を含んでいれば、その他の条件の有無、他の条件の内容については他の如何なる手段を用いて条件装置の作動を終了させるように構成しても問題ない。
このように、条件装置と役物連続作動装置の作動を関連性は持たせたまま作動起因を別々にしたことにより、従来の弾球遊技機には無かった役物連続作動装置を作動させることを目的とした遊技期間を創出することができ、新たな遊技性を与えることができる。
なお、請求項1、2に記載の弾球遊技機においては、以下に述べる構成を採用することができる。
まず、役物連続作動装置は、条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球に起因して抽出された乱数が所定値であることを条件に作動する構成にできる。
この場合、条件装置が作動中における役物連続作動装置作動口ヘの1球の入球によって必ず役物連続作動装置を作動させる構成ではないので、役物連続作動装置を作動させるための興趣を高めることができる。
また、この構成であると、役物連続作動装置作動口ヘの入球率を調節し、ゲームバランスを好適にする必要はあるが、役物連続作動装置作動口を設ける位置により入球機会を増大させることでより一層興趣が高まる。
例えば、役物連続作動装置作動口への入球率を向上させた場合、それに応じて役物連続作動の作動確率を低く設定することにより、遊技性として2段階抽選の構成を強調することができる。これにより、表示演出として条件装置の判定を用いたリーチ演出、役物連続作動の判定を用いたリーチ演出など、大当りを得るまでに2つの演出ポイントが発生することになる。また、トータル的な当選確率(条件装置の当選確率と役物連続作動の当選確率)が同一の従来構成のものと比較して、条件装置の作動確率を高く設定することができ、条件装置の当選する機会が増えるために遊技者は飽きることなく遊技がおこなえる。
逆に役物連続作動装置作動口への入球率を低下させた場合は、それに応じて役物連続作動の作動確率を高く設定することにより、役物連続作動装置作動口へ入球させることを遊技のメインに置いた遊技性を創出することができる。なお、役物連続作動装置作動口への入球率を低下させる方法として、いわゆるクルーンを備えた入球装置などを備えることが考えられ、構造的に振り分けられた後に乱数抽選が行われる第3種パチンコ機に似た遊技性を与えることなどが考えられる。
このように、役物連続作動装置作動口への入球率の設定次第で、多様な遊技性を創出することができるようになる。
次に、役物連続作動装置は、条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球が所定数であることを条件に作動する構成にできる。
条件装置が作動中における役物連続作動装置作動口ヘの1球の入球によって必ず役物連続作動装置を作動させる構成ではなく、条件装置の作動中に役物連続作動装置作動口ヘの入球個数を計数し、その計数値を用いて判定を行う構成にすると、役物連続作動装置を作動させるための興趣を高めることができる。
この場合も、役物連続作動装置作動口ヘの入球率を調節し、ゲームバランスを好適にする必要はあるが、役物連続作動装置作動口を設ける位置により入球機会を増大させることでより一層興趣が高まる。
例えば、役物連続作動装置作動口に入球させると賞球が払い出される構成ならば、例え所定個数入球することができずに役物連続作動装置作動口を作動させることができなくても、賞球を得ることができる期間とすることができ、遊技者の失望感を緩和することができる。また、役物連続作動装置を作動させることができた時にも、賞球が得られるため、大当たり時に遊技球が無くて遊技球を買い足すような状況を回避することができる。
また、条件装置の作動中における役物連続作動装置作動口ヘの入球により役物連続作動装置が作動する構成では、条件となる入球数を常に一定とする必要はなく、何らかの条件によって所定数を変更するように構成しても問題ない。
また、条件装置は、条件装置の作動からの経過時間が所定時間となったときにその作動を終了する構成にできる。
条件装置の作動の終了の条件に時間の概念を付加し、条件装置の作動から所定時間が経過したときに作動を終了するように構成するため、条件装置の作動中に役物連続作動装置に入球させることができるか否かというスリルを高め、射幸心を高めることができる。
この場合、付与された時間を表示することにより、遊技者は残り時間を把握することができ、視覚的にも残り時間が減少していくことが判断できるため、より興趣を刺激することができる。また、どの図柄で条件装置が作動したかにより有効時間に変化を持たせることも考えられ、多様な連続役物作動発生率を有する遊技機を作成することが可能となる。
或いは、条件装置は、役物連続作動装置作動口ヘの入球数が所定数となったときにその作動を終了する構成ともできる。
条件装置の作動の終了の条件に入球数の概念を付加し、条件装置の作動から役物連続作動装置作動口ヘの入球数を計数し、所定数に達したときに作動を終了するように構成するため、決められた回数の入球によって役物連続作動装置を作動させることとなる乱数を抽出させることができるか否かというスリルを高め、射幸心を高めることができる。
一方、始動口と役物連続作動装置作動口については、始動口と役物連続作動装置作動口とが、遊技球の同一流下経路上にない構成、例えば遊技盤面の左側と右側とにそれぞれ配置することにより、始動口を狙う期間(条件装置の非作動時)と役物連続作動装置作動口を狙う期間(条件装置の作動中)の遊技を明確に分けることができ、遊技性を解りやすくすることができる。この際に報知手段による報知が遊技者の理解と対応を援助する。
この構成は、役物連続作動装置作動口として入賞口を用いる場合や、役物連続作動装置作動口ヘの入球率を比較的高く設定した場合にその効果を発揮する。
始動口を狙う期間及び領域と役物連続作動装置作動口を狙う期間及び領域が明確に分けられている場合は、役物連続作動装置作動口へ到る経路に振分手段等を配置することにより、役物連続作動装置作動口へ入球させることを遊技のメインとした遊技形態を作り出すことができる。従来は条件装置を作動させることが役物連続作動も伴うために、これが遊技のメインにあったが、この構成ならば、条件装置を作動させることは、役物連続作動装置を作動させるための第1段階としての役割にすることができるため、役物連続作動装置作動口へ入球させることを遊技のメインとした遊技形態を作り出すことが可能になる。
また、始動口に役物連続作動装置作動口の機能を付加した構成とすることができ、始動口を狙う期間(条件装置の非作動時)と役物連続作動装置作動口を狙う期間(条件装置の作動中)の遊技において発射強度を変更する必要がなく、遊技に対する理解度の低い遊技者が受ける損害を抑えることができる。
この場合、始動口と役物連続作動装置作動口が始動口に集約されていることから、センターケースに設けられているワープやステージにより、条件装置を作動させる期間と役物連続作動装置を作動させる期間とでワープの排出経路の変更やステージの排出経路を変更することにより、期間によって入球率を変化させる機能を始動口周辺に備えることも考えられる。このように構成することにより、条件装置を作動させる期間は入球率が比較的高め若しくは低め、役物連続作動装置を作動させる期間は入球率が比較的低め若しくは高めと遊技状況に応じてそれぞれの期間の入球率を変化させることができ、複雑な遊技性を持つことができる。
この構成は、始動口と役物連続作動装置作動口に関連性を持たせる場合にその効果を発揮する。
次に、本考案のいくつかの実施例により考案の実施の形態を説明する。なお、本考案は実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例1]
弾球遊技機の一種であるパチンコ機1は、図1に示すように、長方形の外枠2に軸支された前面枠3を備えている。
前面枠3に設けられた円形の窓4には板ガラス5が二重にはめ込まれており、その背後に遊技盤10(図2参照)が収納されている。
窓4の下方には上皿6が配され、上皿6の前面部にはCR精算表示装置7が取り付けられている。
上皿6の下方には下皿8が設置され、その右側には発射ハンドル9が取り付けられている。発射ハンドル9を時計回りに回動操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿6から供給された遊技球を遊技盤10に向けて発射する。
図2に示すように、遊技盤10には外レール11aと内レール11bとによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。
その遊技領域13の中央部にはセンターケース14が設置されており、窓部分に液晶表示装置32(図3参照)の表示画面26を臨ませている。
センターケース14の下方には、役物連続作動装置作動口となるゲート17とチューリップ式の可変入賞装置で始動口となる普通電動役物36とを備える複合装置19が設置されている。また、その下方には大入賞口40を有するアタッカー式の大入賞装置12が設置されている。遊技釘、風車などの図示は省略したが、狙って遊技球を発射することによりゲート17に入球させることが可能である。
一方、センターケース14の左右には普通図柄始動口となるゲート38が配置されている。遊技球がゲート38を通過すると普通図柄抽選が行われ、それが当たりであると普通電動役物36が開放される。普通電動役物36の開放は規定時間になるか規定個数の入賞が発生すれば終了する。
また、遊技盤10には、普通入賞口、遊技釘、風車等が配置されているが、これらは公知技術に従っているので図示と説明を省略する。
パチンコ機1の制御系は図3に示す通り、遊技制御基板30を中心にして構成されている。詳細は後述するが、遊技制御基板30は条件装置及び役物連続作動装置として機能する。
遊技制御基板30は、遊技制御プログラムを記憶したROM及び演算等の作業領域として働くRAMを内蔵した8ビットワンチップマイコンを中心とした論理演算回路として構成され、この他各基板又は各種スイッチ類及び各種アクチュエータ類との入出力を行う外部入出力回路も設けられている。
遊技制御基板30には、下皿8が満杯状態になったことを検出する満タンスイッチ43、球タンクが空状態になったことを検出する補給スイッチ44、各普通入賞口への入賞球をそれぞれ検出するその他入賞口スイッチ48、普通電動役物36への入賞球を検出する始動口スイッチ36a、遊技球がゲート38を通過したことを検出する普通図柄始動スイッチ38a、遊技球が大入賞口40の内部に設けられている特定領域を通過したことを検出する役物連続作動スイッチ40a、大入賞口40への入賞球を計数するためのカウントスイッチ40b、遊技球がゲート17を通過したことを検出する作動口スイッチ17a等の検出信号が入力される。
遊技制御基板30は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して賞球制御基板31、発射制御基板49、画像制御基板33に出力し、また大入賞口40を開閉するための大入賞口ソレノイド40cや普通電動役物36を開閉する普通役物ソレノイド36d等の動作を制御する。なお、遊技制御基板30と画像制御基板33とは中継基板37を介して接続されている。
また、遊技制御基板30は、外部接続端子基板50を介して外部(ホールコンピュータ)に入賞や大当たり等の情報を出力する。
賞球制御基板31は、遊技制御基板30から送られてくるコマンドに応じて賞球払出装置の払出モータ29bを稼働させて賞球を払い出させる。その際に賞球として払出される遊技球は払出検出スイッチ29aによって検出され、その検出信号が賞球制御基板31に入力されるので、賞球制御基板31は賞球の払出数を計数し賞球管理を行う。
遊技制御基板30と賞球制御基板31とは双方向に通信可能であり、賞球制御基板31は遊技制御基板30に払い出しデータを送信する。従って、賞球管理は遊技制御基板30及び賞球制御基板31の各基板で行われる。なお、賞球制御基板31は遊技制御基板30からのコマンドに従って遊技球を払い出すが、入賞に対応した遊技球が払い出されているか否かの検知は遊技制御基板30で行われる構成でもよい。
また、パチンコ機1にはプリペイドカードリーダライタ(カードリーダ)13が付属しており、賞球制御基板31は、カードリーダ13及びCR精算表示装置7のCR精算表示基板42と通信して貸球の払い出しに関わる制御も行う。CR精算表示基板42は、CR精算表示装置7の貸出釦、精算釦及び残高表示部を制御する。
この賞球制御基板31はマイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成してもよいし、ディスクリートな回路として構成してもよい。
発射制御基板49は、遊技制御基板30から送られてくるコマンド、遊技者が発射ハンドル9に接触(操作)していることを検出するタッチスイッチ24aのタッチ信号、発射ハンドル9の回動量信号及び発射停止スイッチ24bの信号に基づいて発射装置の発射モータ49aを制御して遊技球を発射及び停止させる。また、タッチ信号の有無に応じてタッチランプ45の点灯も制御する。
画像制御基板33は遊技制御基板30から送られてくるデータに基づいて画像を生成し、該生成した画像を液晶表示装置32に表示させることで液晶表示装置32の表示を制御するが、画像制御基板33の役割、機能はこれのみではないので以下に詳しく説明する。
まず、上述したとおり遊技制御基板30と画像制御基板33とは中継基板37を介して接続されているが、中継基板37はCPUを搭載しない基板であり、遊技制御基板30と画像制御基板33とを仲介する基板であればよく、ノイズの除去や信号の変換を行うことがあってもデータの加工は行わない基板である。
遊技制御基板30と中継基板37との通信は、遊技制御基板30から中継基板37への一方向通信とされ、中継基板37と画像制御基板33との通信は、中継基板37から画像制御基板33への一方向通信とされている。
そうした一方向通信を実現するために、遊技制御基板30には中継基板37との通信回路として、例えばインバータ、バッファ又はラッチ回路等の一方向通信回路が備えられている。また、中継基板37にも同様の一方向通信回路が備えられ、画像制御基板33にも中継基板37との通信用に同様の一方向通信回路が備えられている。
なお、このような一方向通信回路を遊技制御基板30、中継基板37及び画像制御基板33のそれぞれに備えずとも、いずれか2つの基板に備えれば、遊技制御基板30から中継基板37への通信及び中継基板37から画像制御基板33への通信をともに一方向通信にできる。
画像制御基板33と遊技制御基板30との間には、CPUを搭載しない中継基板37が介在し、中継基板37の前後の接続においては遊技制御基板30からのみ画像制御基板33に送信できる回路構成なので、不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易であるという効果を発揮する。即ち、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、2重の一方向通信回路に対して不正行為を行う必要があり、また中継基板37はCPUを搭載しない基板なので中継基板37からの直接の不正行為は発覚し易いからである。
詳細に説明すると、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、画像制御基板33から遊技制御基板30に送信する配線を行う必要が生じる。しかしながら、遊技制御基板30と画像制御基板33とは中継基板37を介して接続されているので、中継基板37を介さずに画像制御基板33と遊技制御基板30とが接続された配線を不正行為によるものとみなすことができる。
従来においては、一方向通信回路であっても中継基板を介することがなかったので、不正行為による配線を発見することが容易ではなかった。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
画像制御基板33は、遊技制御基板30から送信されてくるデータを受信し、それらを画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータに振り分けて、画像制御用のデータは自身で使用し、電飾制御用と効果音制御用のデータは各々電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信する。また、遊技制御基板30から送られてきたデータに基づいて画像制御基板33が生成したデータを電飾制御用又は効果音制御用のデータとして電飾制御基板35又は効果音制御基板34に送信することもある。
画像制御基板33は、CPU33a、CPU33bの2個のCPUを搭載している。このCPU33a及びCPU33bは、前述したように8ビットワンチップマイコンであるが、8ビットワンチップマイコンでなくともよい。また、CPUは1個でもよい。
CPU33aは、遊技制御基板30から送信されたデータの上記画像制御用、電飾制御用又は効果音制御用とする振り分け、遊技制御基板30からのデータに基づいたデータの生成、その生成したデータの同振り分けを行い、画像制御用データはCPU33bに、電飾制御用は電飾制御基板35に、効果音制御用は効果音制御基板34に送信する。
CPU33bは画像処理を行なうものであり、CPU33aから受信した画像制御用のデータに従って液晶表示装置32の表示を制御する。
画像制御基板33は、上述の2つのCPU33a、33bの他、各々に画像制御プログラム及び画像データ等を格納するROM、画像データ等を一時的に格納するRAM及び周知のVDPを有する。
画像制御基板33は、効果音制御基板34及び電飾制御基板35と接続されているが、そのための通信回路は双方向通信可能な通信回路である。効果音制御基板34及び電飾制御基板35も双方向通信可能な通信回路を備えており、この通信回路にて画像制御基板33と通信する。
効果音制御基板34は主としてトランジスタ、音源IC及びアンプ等の駆動素子から構成されており、画像制御基板33からのデータに基づいて音声信号を生成してスピーカを駆動する。
電飾制御基板35は画像制御基板33から送られてくるデータに基づいて大当たりランプやエラーランプ等の各種ランプ60、各種LED(保留記憶表示LED等)61の発光を制御する。
このように、遊技制御基板30から送信されてくるデータ及びコマンドを画像制御基板33で一括受信し、それらを画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータに振り分けて、画像制御用は自身で使用して画像表示を制御し、電飾制御用及び効果音制御用のデータはそれぞれ電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信してLED等の発光とスピーカ出力を制御する構成としているので、例えば図柄変動における効果音、電飾、液晶表示装置32の演出タイミングの同調をはかることができる。
次に、パチンコ機1の動作を説明する。
図4に示すように、保留記憶処理においては遊技制御基板30は、普通電動役物36に入球(始動入賞が発生)して特別図柄始動スイッチの始動検出信号が入力されると(S1:YES)、保留記憶の個数が上限個数に達していない限り(S2:YES)、当否抽選用乱数と大当たり図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの各種乱数を該当のカウンタから読み込んで(S3)、それらを保留記憶する(S4)。
保留記憶された保留データに対する当否抽選は図5〜7に示す図柄変動処理において行われる。
図5に示すように、遊技制御基板30は、条件装置用図柄が停止中か(変動していないか)否かを判断し(S11)、肯定判断なら条件装置作動フラグが0か否かを判断する(S12)。
条件装置作動フラグが0でない場合の処理については後述するとして、条件装置作動フラグが0であり(S12:YES)、保留記憶(図4、S3〜S4参照)が有れば(S13:YES)、保留シフトにより、保留記憶されたデータの中で最も古いものを当否抽選用の一時記憶に移して、2番目以下の記憶位置をそれぞれ1段ずつシフトする(S14)。
続いて、当否抽選用の一時記憶に移されたデータの当否抽選用乱数が所定値か否かつまり当たりか外れかを判断する(S15)。
当否抽選用乱数が所定値なら(S15:YES)、大当たり図柄決定用乱数に基づいて条件装置作動用当たり確定図柄(例えば777のように3桁同一の図柄の組合せ)を選択し(S16)、変動パターン決定用乱数に基づいて条件装置作動用当たり変動パターンを選択する(S17)。
当否抽選用乱数が所定値でないときは(S15:NO)、条件装置作動用外れ確定図柄(例えば715のように3桁同一とはならない図柄の組合せ)を選択し(S18)、条件装置作動用外れ変動パターンを選択する(S19)。
S20の各種コマンド処理においては、条件装置作動用当たり確定図柄(S16)と条件装置作動用当たり変動パターン(S17)又は条件装置作動用外れ確定図柄(S18)と条件装置作動用外れ変動パターン(S19)を指定するデータが含まれている変動開始コマンドを中継基板37経由で画像制御基板33に送信する。
条件装置作動用当たり確定図柄及び条件装置作動用外れ確定図柄は、S15における当否抽選の結果を示すデータであるから、確定図柄のデータではなく、単に当たりか外れかを示すデータでもよい。
また、条件装置作動用当たり変動パターン及び条件装置作動用外れ変動パターンは、条件装置作動用図柄の変動時間を規定するためのデータであり、画像制御基板33は、これらの変動パターンに基づいて変動時間を特定できる。勿論、遊技制御基板30も同様に変動時間を特定できる。従って、変動パターンの代わりに、具体的な変動時間のデータを用いることもできる。
このコマンドを受けた画像制御基板33は、そのコマンドから好適な演出が可能となるように画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータを生成し、画像制御用のデータは自身で使用し、電飾制御用と効果音制御用のデータは各々電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信して、演出を開始する。
画像制御基板33は画像制御用のデータに従って画像を生成し、その画像を液晶表示装置32に表示させることで、条件装置作動用図柄の変動表示を行わせ、条件装置作動用当たり変動パターンで指定された変動時間にわたって変動表示と表示演出を行って条件装置作動用当たり確定図柄を確定表示させるか、条件装置作動用外れ変動パターンで指定された変動時間にわたって変動表示と表示演出を行って条件装置作動用外れ確定図柄を確定表示させる。
遊技制御基板30が当たり確定図柄又は外れ確定図柄を指定せず、S15における当否抽選の結果(当たりか外れか)だけを示すデータを送信する構成の場合、画像制御基板33は、当たりか外れかを示すデータに基づいて、上述の当たり確定図柄(3桁同一の図柄の組合せ)又は外れ確定図柄(3桁同一以外の組合せ)を生成し、上述のように確定表示させる。
また、遊技制御基板30は、S15における当否抽選が当たりのときは変動開始コマンドに当たりを示すデータを含んで送信し、外れのときは、変動パターンのデータを含むが外れを示すデータは含まない変動開始コマンドを送信する構成にしてもよい。
画像制御基板33は、変動開始コマンドに当たりを示すデータが含まれていれば「当たり」であることを認識でき、当たりを示すデータも外れを示すデータも含まれていなければ「外れ」であることを認識できるから、それに従って当たり確定図柄又は外れ確定図柄を生成し、確定表示させることができる。
電飾制御基板35は液晶表示装置32での変動表示と並行的に電飾制御を行い、効果音制御基板34は液晶表示装置32での変動表示と並行的に効果音の出力制御を行う。
上述の当否抽選用乱数が所定値(当否抽選が当たり)であると(S15:YES)、条件装置作動用当たり確定図柄の確定表示に伴って条件装置作動フラグが1にセットされる。そのための条件装置処理は図8に示すとおりである。遊技制御基板30は、条件装置作動用の図柄変動が終了したか否かを、画像制御基板33に送った条件装置作動用当たり変動パターン又は条件装置作動用外れ変動パターンによって規定されている変動時間に基づいて判断する(S61)。図柄変動終了なら(S61:YES)、確定コマンドを送信する(S62)。このコマンドを受信すると画像制御基板33は液晶表示装置32の図柄を確定表示させる。
遊技制御基板30は、この確定図柄が所定図柄(条件装置作動用当たり確定図柄)なら(S63:YES)、条件装置作動フラグを1にセットし(S64)、各種コマンドを送信する(S66)。
つまり、当否抽選用乱数が所定値なら(S15:YES)、液晶表示装置32において条件装置作動用当たり確定図柄が確定表示されて、条件装置作動フラグが1にセットされる(S64)。この条件装置作動フラグが1にセットされていると遊技制御基板30は条件装置として作動する。
また、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1にセットされていない状態、即ち当否抽選で大当たりが発生したが(S15:YES)、大入賞口40の開放(大当たり遊技)は未開始であることの報知が行われる。
具体的には、遊技制御基板30は、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態になると報知指令信号を送信する。この信号は中継基板37経由で画像制御基板33に送信され、画像制御基板33は、受信した報知指令信号に基づいて報知画像データを生成し、該生成した報知画像を液晶表示装置32に表示させる。
この報知画像は、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態であることを報知できればよいので、その限りでは特段の制限はない。
しかし、該状態にあること、特に大入賞口40の開放(大当たり遊技の実行)には役物連続作動装置作動口となるゲート17に遊技球を入球させる必要があることを遊技者に明瞭に報知するのが望ましい。従って、大当たりが発生した旨及びゲート17に入球させる必要がある旨を文字表示するのが望ましい。
また、効果音用の報知データを生成し、これを効果音制御基板34に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、音声にて同趣旨の報知を行うのも効果的である。更に、電飾用の報知データを生成し、これを電飾制御基板35に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、電飾の点灯、点滅などで報知を行うのも効果的である。
なお、この報知は、画像、音声、電飾のいずれかでなされればよいので、報知画像の表示が必須というわけではない。しかし、報知画像を表示した上で音声による報知と電飾による報知の一方又は両方を行うのが良好な報知といえる。
そして、役物連続作動装置作動フラグ=1になれば、上記の報知は終了する。
条件装置作動フラグが1にセットされていると図5のS12で否定判断となるので、図6に示す処理が行われる。
ここでは遊技制御基板30は、役物連続作動装置用図柄が停止中か(変動していないか)否かを判断する(S21)。役物連続作動装置用図柄は、条件装置作動用図柄と同様に液晶表示装置32によって変動表示と確定表示がなされるが、役物連続作動装置用図柄の変動表示が行われるときには条件装置作動用図柄は画面26の下隅に縮小表示される。
この表示形態の変更は、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1ではないことの報知ともなる。
役物連続作動装置用図柄が停止中なら(S21:YES)、役物連続作動装置作動フラグが0か否かを判断する(S22)。
このフラグが0のときに(S22:YES)、役物連続作動装置作動口となるゲート17に遊技球が入球(作動口スイッチからの検出信号が入力)すると(S23:YES)、役物連続作動抽選用の乱数等を抽出し(S24)、入球カウンタを+1する(S25)。
そして、役物連続作動抽選用乱数が所定値か否かつまり当たりか外れかを判断する(S26)。
役物連続作動抽選用乱数が所定値なら(S26:YES)、役物連続作動装置作動用当たり確定図柄を選択し(S27)、役物連続作動装置作動用当たり変動パターンを選択する(S28)。
役物連続作動抽選用乱数が所定値でなければ(S26:NO)、役物連続作動装置作動用外れ確定図柄を選択し(S29)、役物連続作動装置作動用外れ変動パターンを選択する(S30)。
S31の各種コマンド送信処理においては、役物連続作動装置作動用当たり確定図柄(S27)と役物連続作動装置作動用当たり変動パターン(S28)又は役物連続作動装置作動用外れ確定図柄(S29)と役物連続作動装置作動用外れ変動パターン(S30)のデータが含まれている変動開始コマンドを画像制御基板33に送信する。
このコマンドを受けた画像制御基板33は、そのコマンドから好適な演出が可能となるように画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータを生成し、画像制御用のデータは自身で使用し、電飾制御用と効果音制御用のデータは各々電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信して、演出を開始する。
画像制御基板33は画像制御用のデータに従って画像を生成し、その生成した画像を液晶表示装置32に表示させることで、役物連続作動装置作動用当たり変動パターンで指定された変動時間にわたって変動表示と表示演出を行って役物連続作動装置作動用図柄当たり確定図柄を確定表示させるか、役物連続作動装置作動用図柄外れ変動パターンで指定された変動時間にわたって変動表示と表示演出を行って役物連続作動装置作動用外れ確定図柄を確定表示させる。
なお、遊技制御基板30は当否抽選の結果(当たりか外れか)だけを画像制御基板33に送信して、当否抽選の結果に対応する確定図柄は画像制御基板33が選択する構成も可能である。その場合、遊技制御基板30は、当否抽選が当たりなら当たりを示すデータを送信するが、外れなら当否抽選の結果を示すデータを送信せずともよい。画像制御基板33は当否抽選の結果を示すデータ(当たりを示すデータ)が送信されてくれば「当たり」、こなければ「外れ」と判断できる。
電飾制御基板35は液晶表示装置32での変動表示と並行的に電飾制御を行い、効果音制御基板34は液晶表示装置32での変動表示と並行的に効果音の出力制御を行う。
上述の役物連続作動抽選用乱数が所定値であると(S26:YES)、役物連続作動装置作動用当たり確定図柄の確定表示に伴って役物連続作動装置作動フラグが1にセットされる。そのための役物連続作動装置処理は図9に示すとおりである。
図9に示すように、遊技制御基板30は、役物連続作動装置作動用の図柄変動が終了したか否かを、画像制御基板33に送った役物連続作動装置作動用当たり変動パターン又は役物連続作動装置作動用外れ変動パターンによって規定されている変動時間に基づいて判断する(S71)。図柄変動終了なら(S71:YES)、確定コマンドを送信する(S72)。このコマンドを受信すると画像制御基板33は液晶表示装置32の図柄を確定表示させる。
遊技制御基板30は、この確定図柄が所定図柄(役物連続作動装置作動用当たり確定図柄)なら(S73:YES)、役物連続作動装置作動フラグを1にセットし(S74)、各種コマンドを送信する(S75)。役物連続作動装置作動フラグが1にセットされていると、遊技制御基板30は役物連続作動装置として作動する。また、役物連続作動装置作動フラグが1にセットされると、液晶表示装置32における条件装置作動フラグが1にセットされている状態であることの表示は終了される。
なお、確定図柄が所定図柄のときは(S73:YES)、S75で送信される各種コマンドの中にオープニングコマンドが含まれており、画像制御基板33は、オープニングコマンドを受けると、オープニング演出のための画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータを生成し、画像制御用のデータは自身で使用して液晶表示装置32にオープニング演出表示を行わせ、電飾制御用と効果音制御用のデータは各々電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信して、オープニング演出を行わせる。
確定図柄が所定図柄ではないときは(S73:NO)、入球カウンタが所定値であるか否か、すなわちゲート17に所定個数の遊技球が入球したか否かを判断する(S76)。入球カウンタが所定値なら(S76:YES)、条件装置作動フラグを0にリセット(即ち条件装置の作動終了)して(S77)、入球カウンタをクリアする(S78)。
上述のように、役物連続作動抽選用乱数が所定値であると(S26:YES)、液晶表示装置32において役物連続作動装置作動用当たり確定図柄が確定表示されて、役物連続作動装置作動フラグが1にセットされる(S74)。役物連続作動装置作動フラグが1にセットされていると図6のS22で否定判断となるので、図7に示す処理が行われる。
図7に示す処理はいわゆる大当たり制御に相当する。ここでは遊技制御基板30は、上述のオープニングコマンドに起因するオープニング演出が終了するのを待ってから(S32:YES)、大入賞口40が閉鎖中なら(S33:YES)、これを開放させて(S34)、タイマ計時を開始する(S35)。
大入賞口40が開放中のとき(S33:NO)又はS35に続いて、大入賞口40に入球したか否かをカウントスイッチの信号に基づいて判断する(S36)。入球したなら(S36:YES)、カウンタを+1して(S37)、その値が所定値になったか否かを判断する(S38)。入球していなければ(S36:NO)、タイマの計時値が所定値になったか否かを判断する(S39)。
カウンタの値が所定値になったか(S38:YES)、タイマの計時値が所定値になったときは(S39:YES)いわゆるラウンドの終了であり、大入賞口40を閉鎖し(S40)、大入賞口40の開放回数を+1し(S41)、カウンタ及びタイマをリセットする(S42)。
S41で+1された大入賞口40の開放回数が所定値(ラウンド上限値)になっていないときは(S43:NO)、ラウンド間インターバルコマンドを送信する(S46)。画像制御基板33は、このコマンドを受けると、インターバル演出のための画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータを生成し、画像制御用のデータは自身で使用して液晶表示装置32にインターバル演出表示を行わせ、電飾制御用と効果音制御用のデータは各々電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信して、インターバル演出を行わせる。
一方、大入賞口40の開放回数が所定値(ラウンド上限値)になっていれば(S43:YES)大当たり遊技の終了であり、大入賞口40の開放回数をリセットし(S44)、エンディングコマンドを送信する(S45)。
画像制御基板33は、エンディングコマンドを受けると、エンディング演出のための画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータを生成し、画像制御用のデータは自身で使用して液晶表示装置32にエンディング演出表示を行わせ、電飾制御用と効果音制御用のデータは各々電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信して、エンディング演出を行わせる。
また、遊技制御基板30は、このエンディングコマンドに起因するエンディング演出が終了するのを待って条件装置作動フラグと役物連続作動装置作動フラグを共に0にリセットし、入球カウンタの値をクリアする等、大当たり遊技の終了に伴う各種の処理を行う。
以上のように、当否抽選用乱数が所定値であったため液晶表示装置32において条件装置作動用当たり確定図柄が確定表示されたことにより条件装置作動フラグが1にセットされている条件下でのゲート17ヘの入球に基づく乱数抽選が当たりなら役物連続作動装置作動フラグが1にセットされ、大当たり遊技において所定回数の大入賞口40が開放されると、条件装置作動フラグ及び役物連続作動装置作動フラグがリセットされる。
役物連続作動装置作動フラグが1にセットされて大当たり遊技が行われるためには、条件装置作動フラグが1にセットされている条件下でのゲート17ヘの入球が必須となるが、そのゲート17は、狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に設けられているので、例えば可変入賞装置内に設ける場合と異なり、可変入賞装置の閉鎖条件である開放時間や入球個数に縛られることがなくなる。
その際に、液晶表示装置32によって、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1ではないことを報知するので、遊技者がゲート17を狙うのを失念するおそれはなく、条件装置作動フラグ=1且つ役物連続作動装置作動フラグ≠1の期間を利用した遊技が可能になる。
また、ゲート17を狙うことはできるものの、条件装置作動フラグ=1の条件下でなければゲート17に入球しても役物連続作動装置作動フラグ=1とはならないので、ゲート17へ遊技球が入球しても、大当たりの発生とは無関係とすることができる。
また、条件装置作動フラグ=1の条件下でゲート17に入球しただけでは役物連続作動装置作動フラグ=1とはならず、ゲート17ヘの入球に起因して抽出された乱数が所定値であることを条件に役物連続作動装置作動フラグ=1となる構成としているため、役物連続作動装置作動フラグ=1とする(大当たり獲得)ための興趣を高めることができる。この構成であると、ゲート17への入球率を調節し、ゲームバランスを好適にする必要はあるが、ゲート17を設ける位置により入球機会を増大させることでより一層興趣が高まる。
条件装置作動フラグ=1の状態は何時までも続くわけではなく、ゲート17ヘの入球数が所定数となったときには終了するように構成したから、決められた回数の入球によって役物連続作動装置作動フラグ=1とする(大当たり獲得)こととなる乱数を抽出させることができるか否かというスリルを高め、射幸心を高めることができる。
[実施例2]
図10に示すように、本実施例のパチンコ機1(図10に示す部分を除いては実施例1と同様であるから図示と説明は省略し、実施例1と同符号を使用。)においては、センターケース14の右側に振分入賞装置71が設けられている。
この振分入賞装置71は遊技球(入賞球)を受け入れるための回転体72を備えており、回転体72のポケット72aに遊技球が入れば1回転につき1個入賞させることができる。回転体72から離脱した遊技球は、その下方のいわゆるクルーン73に落下して、これに設けられている3つの入球口のいずれかに入球する。その3つの入球口の一つが役物連続作動装置作動口となるV入球口74として設定されている。
役物連続作動装置作動口となるV入球口74が振分入賞装置71の内部に設けられているので、実施例1では役物連続作動装置作動口となるゲート17と普通電動役物36とを備える複合装置29が用いられていたが、本実施例では普通電動役物36は独立の装置とされている。
そして、振分入賞装置71と普通電動役物36との間には、センターケース14の右下部付近を上端とする一連の釘列75が壁状に配されている。このため、振分入賞装置71が設置されているセンターケース14の右側の領域を通った遊技球は、釘列75によって普通電動役物36が設置されている領域への進入を阻まれる。また、普通電動役物36が設置されている領域を通った遊技球も、釘列75によって振分入賞装置71側への進入を阻まれる。すなわち、始動口となる普通電動役物36と役物連続作動装置作動口となるV入球口74とは、遊技球の同一流下経路上にはなく、普通電動役物36を狙う期間(条件装置の非作動時)と振分入賞装置71(その中のV入球口74)を狙う期間(条件装置の作動中)の遊技を明確に分けることができ、遊技性を解りやすくすることができる。
本実施例の場合、役物連続作動装置作動口に入球した際の抽選及び役物連続作動装置用図柄の表示(図6、図9参照)は行わず、条件装置作動フラグが1にセットされている条件下でV入球口74に入球すれば役物連続作動装置作動フラグが1にセットされ、大当たり遊技が実行される。なお、役物連続作動装置作動フラグのセット手順を除いて、条件装置作動フラグのセット、大当たり遊技等は実施例1と同様に行われる。
この実施例2の構成によっても実施例1と同様の効果が得られ、また上記の通り本実施例に特有の効果もある。
なお、振分入賞装置71の回転体72は必須ではなく、これを排除した構成でもよい。また、振分入賞装置71の代わりにゲート又は入賞口を設けて、これを役物連続作動装置作動口としてもよいが、その場合は実施例1と同様の抽選等で役物連続作動装置作動フラグを1にセットする構成が望ましい。
[変形例]
実施例1では条件装置作動フラグが1にセットされている条件下でゲート17(役物連続作動装置作動口)に入球した際の抽選に基づいて役物連続作動装置作動フラグを1にセットする構成を説明したが(図6、図9参照)、ゲート17に入球した個数が所定数に達したなら役物連続作動装置作動フラグを1にセットする構成を採用できるので、その一例を説明する。
まず、図8で説明した条件装置処理は図11のように変形され、条件装置作動フラグのセット(S64)に続いてタイマ計時を開始する処理(S65)が追加される。
また、図柄変動処理の一部(図6に示した部分)は図12のように変形され、図9に示した役物連続作動処理は廃止される。
図12に示す図柄変動処理の変更部分においては、遊技制御基板30は、役物連続作動装置作動フラグが0か否かを判断する(S51)。
このフラグが0のときに(S51:YES)、役物連続作動装置作動口となるゲート17に遊技球が入球(作動口スイッチからの検出信号が入力)すると(S52:YES)、入球カウンタを+1し(S53)、その値が所定値になったか否かを判断する(S54)。
入球カウンタの値すなわち条件装置作動フラグが1にセットされている条件下でゲート17に入球した球数が所定値なら(S54:YES)、役物連続作動装置作動フラグを1にセットする(S55)。
そして、図11のS65で計時を開始したタイマをクリアし(S56)、また入球カウンタをクリアして(S57)、各種コマンドを送信する(S58)。なお、役物連続作動装置作動フラグのセット(S55)に続いてS58の各種コマンド送信処理を行う場合は、送信される各種コマンドの中にオープニングコマンドが含まれており、画像制御基板33は、オープニングコマンドを受けると、オープニング演出のための画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータを生成し、画像制御用のデータは自身で使用して液晶表示装置32にオープニング演出表示を行わせ、電飾制御用と効果音制御用のデータは各々電飾制御基板35と効果音制御基板34に送信して、オープニング演出を行わせる。
一方、ゲート17への入球がなければ(S52:NO)、タイマの計時値が所定値になったか否かを判断し(S59)、肯定判断なら条件装置作動フラグを0にリセットしてから(S60)S56に進み、否定判断ならS58に進む。
このように、ゲート17に入球した個数が所定数に達したなら役物連続作動装置作動フラグを1にセットする構成を採用すれば、条件装置作動フラグが1にセットされている条件下におけるゲート17ヘの入球によって必ず役物連続作動装置作動フラグを1にセットするわけではなく、ゲート17ヘの入球個数が所定数に達する必要があるので、役物連続作動装置を作動させるための興趣を高めることができる。しかも、制限時間(タイマによる計時)が課されているから興趣が一層高まる。
[制御基板の相互関係1]
実施例1、2及び変形例の弾球遊技機における遊技制御基板30、賞球制御基板31、中継基板37、画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35の接続関係には独特な部分がある。
また、実施例1等では遊技制御基板30から送信されてくるデータを受信し、それらを画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータに振り分けて、該当の制御基板に送信する機能を画像制御基板33に担わせているが、この機能を他の制御基板、例えば効果音制御基板34又は電飾制御基板35に担わせることもできる。
更に、「条件装置」及び「役物連続作動装置」は単独の装置として存在するわけではなく、実際は遊技制御基板の一部機能を「条件装置」及び「役物連続作動装置」と称している。
これらを反映した弾球遊技機は、
『遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し、前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であるか否かの当否抽選を行い、該当否抽選が当たりであると大当たり状態(実施例における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生させ、該大当たり状態にあることを必須条件として前記大入賞口を連続して開放作動させる大当たり制御を行う遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記当否抽選の結果に対応する図柄を画像表示装置(実施例では液晶表示装置32)に表示させる制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板(実施例では画像制御基板33)と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板(実施例では効果音制御基板34又は電飾制御基板35)とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記中継基板を介して前記遊技制御基板に接続され、且つ他のサブ制御基板は第2位のサブ制御基板として前記第1位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板と前記中継基板との接続には前記第1位のサブ制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板は前記第2位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記第2位のサブ制御基板は前記第1位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
前記遊技制御基板の大当たり制御は、前記大当たり状態中の前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして開始し、所定回数の前記大入賞口の開放により終了する構成であり、
前記大当たり状態は、少なくとも前記大当たり制御の終了するときに終了する構成であり、
前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることを報知する報知手段を備え、
前記遊技制御基板は、前記当否抽選を行う毎に、前記図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を指定するデータ及び前記当否抽選の結果を示すデータが含まれる変動開始コマンドを前記中継基板を介して前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記中継基板から又は前記第1位のサブ制御基板から送信される前記変動開始コマンドを受信すると、前記画像表示装置に前記図柄の変動表示を開始させ、前記変動開始コマンドの受信から該変動開始コマンドで指定された前記変動時間を経過後に前記当否抽選の結果に対応する図柄(実施例における確定図柄)を前記画像表示装置に確定表示させ、
前記遊技制御基板は、前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることの報知を指令する報知指令信号を、前記中継基板を介して該中継基板に接続されている前記第1位のサブ制御基板に送信し、
該報知指令信号を受信した前記画像制御用のサブ制御基板或いは効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板は、該報知指令信号に基づいて報知データを生成し、該生成したデータに従って前記報知手段としての報知を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。』
と規定できる。
なお、実施例では効果音出力制御を行う効果音制御基板34と電飾制御を行う電飾制御基板35とを備えているが、これらの機能を1つの制御基板に集約して効果音/電飾制御基板としてもよいし、実施例と同様に2つにしてそれぞれに機能分担させてもよい。
ここに規定した遊技制御基板30、賞球制御基板31、中継基板37、画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35の接続関係を図示すると、図13又は図14の通りになる(図示しない部分の構成は図3の通りである。)。
図13の例は実施例1(図3)の要部を示したものに相当し、遊技制御基板30と画像制御基板33(第1位のサブ制御基板)とを、CPUを搭載しない中継基板37を介して接続し、遊技制御基板30と中継基板37の接続及び中継基板37と画像制御基板33の接続をそれぞれ一方向通信の構成にしてある。
この一方向通信のための一方向通信回路(図示は省略)、例えばインバータ、バッファ又はラッチ回路等の一方向通信回路は、遊技制御基板30、中継基板37及び画像制御基板33の各々に設けてもよいが、いずれか2者に設ければ遊技制御基板30から中継基板37への一方向通信と中継基板37から画像制御基板33への一方向通信を実現できる。
遊技制御基板30と賞球制御基板31との通信は実線で示すように一方向通信であってもよいし、破線で示すように双方向通信であってもよい。
また、上記の実施例ではそのようになっていないが、遊技制御基板30が直接制御する表示装置39を備えて、遊技制御基板30は、前記当否抽選を行う毎に、その抽選結果(当たり外れ)に対応する直接制御図柄を決定し、また図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を決定し、その変動時間を指定するデータを前記変動開始コマンドに含んで送信すると同時に表示装置39を制御して変動表示を開始させ、変動時間を経過するまでは変動速度の変更等の表示制御を行い、変動時間を経過したなら抽選結果に対応する直接制御図柄を確定表示させる制御を行う構成にしてもよい。
そして、画像制御基板33には、効果音制御基板34(第2位のサブ制御基板)と電飾制御基板35(第2位のサブ制御基板)とが接続されており、画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35には双方向通信回路(図示は省略)が設けられていて、画像制御基板33と効果音制御基板34、画像制御基板33と電飾制御基板35とは双方向通信を行う。
その他の具体的な動作内容は実施例1、2又は変形例で説明した通りである。
実施例1でも説明したが、画像制御基板33と遊技制御基板30との間には、CPUを搭載しない中継基板37が介在し、中継基板37の前後の接続においては遊技制御基板30からのみ画像制御基板33に送信できる回路構成なので、不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易であるという効果を発揮する。即ち、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、2重の一方向通信回路に対して不正行為を行う必要があり、また中継基板37はCPUを搭載しない基板なので中継基板37からの直接の不正行為は発覚し易いからである。
詳細に説明すると、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、画像制御基板33から遊技制御基板30に送信する配線を行う必要が生じる。しかしながら、遊技制御基板30と画像制御基板33とは中継基板37を介して接続されているので、中継基板37を介さずに画像制御基板33と遊技制御基板30とが接続された配線を不正行為によるものとみなすことができる。
従来においては、一方向通信回路であっても中継基板を介することがなかったので、不正行為による配線を発見することが容易ではなかった。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
また、実施例1で説明したとおり、遊技制御基板30が、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態になると報知指令信号を送信し、画像制御基板33は、受信した報知指令信号に基づいて報知画像データを生成し、該生成した報知画像を液晶表示装置32に表示させることにより、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1にセットされていない状態、即ち当否抽選で大当たりが発生したが、大入賞口40の開放(大当たり遊技)は未開始であることの報知が行われる。
この場合、画像制御基板33が報知指令信号に基づいて効果音用の報知データを生成し、これを効果音制御基板34に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、音声にて同趣旨の報知を行う構成にできるし、画像制御基板33が報知指令信号に基づいて電飾用の報知データを生成し、これを電飾制御基板35に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、電飾の点灯、点滅などで報知を行う構成にもできる。勿論、画像、音声、電飾のすべてで同報知を行ってもよい。
一方、図14の例では、画像制御基板33ではなく、効果音制御基板34が第1位のサブ制御基板として中継基板37に接続されている。従って、この効果音制御基板34にはCPUが搭載されている。
また、図13と同様に、遊技制御基板30、中継基板37及び効果音制御基板34の3者中の少なくとも2者に例えばインバータ、バッファ又はラッチ回路等の一方向通信回路を設けて、遊技制御基板30と中継基板37の接続及び中継基板37と効果音制御基板34の接続をそれぞれ一方向通信の構成にしてある。
遊技制御基板30と賞球制御基板31との通信は実線で示すように一方向通信であってもよいし、破線で示すように双方向通信であってもよい。
また、画像制御基板33(この例では第2位のサブ制御基板)と電飾制御基板35(第2位のサブ制御基板)は効果音制御基板34に接続されており、効果音制御基板34と画像制御基板33、効果音制御基板34と電飾制御基板35とは双方向通信を行う構成になっている。
この場合、実施例1で画像制御基板33が行っていた画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータの振り分けを効果音制御基板34が行い、画像制御基板33は効果音制御基板34経由で変動開始コマンド等の各種コマンドを受信することになる。
なお、効果音制御基板34に代えて電飾制御基板35を第1位のサブ制御基板として中継基板37に接続して、これに画像制御基板33と効果音制御基板34を接続してもよい。この場合、電飾制御基板35にCPUは搭載していることが必要である。
また、図13と同様に、遊技制御基板30が直接制御する表示装置39を備えて、遊技制御基板30は、前記当否抽選を行う毎に、その抽選結果(当たり外れ)に対応する直接制御図柄を決定し、また図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を決定し、その変動時間を指定するデータを前記変動開始コマンドに含んで送信すると同時に表示装置39を制御して変動表示を開始させ、変動時間を経過するまでは変動速度の変更等の表示制御を行い、変動時間を経過したなら抽選結果に対応する直接制御図柄を確定表示させる制御を行う構成にしてもよい。
これら遊技制御基板30、賞球制御基板31、中継基板37、画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35のその他の具体的な動作内容は実施例1、2又は変形例と同様である。
図14の例でも、効果音制御基板34と遊技制御基板30との間には、CPUを搭載しない中継基板37が介在し、中継基板37の前後の接続においては遊技制御基板30からのみ効果音制御基板34に送信できる回路構成なので、不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易であるという効果を発揮する。即ち、効果音制御基板34から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、2重の一方向通信回路に対して不正行為を行う必要があり、また中継基板37はCPUを搭載しない基板なので中継基板37からの直接の不正行為は発覚し易いからである。
詳細に説明すると、効果音制御基板34から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、効果音制御基板34から遊技制御基板30に送信する配線を行う必要が生じる。しかしながら、遊技制御基板30と効果音制御基板34とは中継基板37を介して接続されているので、中継基板37を介さずに効果音制御基板34と遊技制御基板30とが接続された配線を不正行為によるものとみなすことができる。
従来においては、一方向通信回路であっても中継基板を介することがなかったので、不正行為による配線を発見することが容易ではなかった。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
また、遊技制御基板30が、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態になると報知指令信号を送信し、この信号を画像制御基板33に受信させれば、実施例1と同様に画像制御基板33が、受信した報知指令信号に基づいて報知画像データを生成し、該生成した報知画像を液晶表示装置32に表示させることにより、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1にセットされていない状態、即ち当否抽選で大当たりが発生したが、大入賞口40の開放(大当たり遊技)は未開始であることの報知を行える。
同様に、報知指令信号を受信した効果音制御基板34が効果音用の報知データを生成して、液晶表示装置32による表示と並行的に、音声にて同趣旨の報知を行うこともできるし、効果音制御基板34又は画像制御基板33が報知指令信号に基づいて電飾用の報知データを生成し、これを電飾制御基板35に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、電飾の点灯、点滅などで報知を行う構成にもできる。勿論、画像、音声、電飾のすべてで同報知を行ってもよい。
なお、当否抽選の結果を示すデータは、これを受信した画像制御用のサブ制御基板(画像制御基板33)が当たりか外れかを判別できる形態であればよく、例えば当たりの時は変動時間を指定するデータと当たりであることを示すデータを変動開始コマンドに含んで送信して、外れのときは変動時間を指定するデータのみを変動開始コマンドに含んで送信する構成であってもよく、逆に外れのときは変動時間を指定するデータと外れであることを示すデータを変動開始コマンドに含んで送信し、当たりのときは変動時間を指定するデータのみを変動開始コマンドに含んで送信する構成であってもよい。
[制御基板の相互関係2]
図13及び図14の例では、画像制御基板33又は効果音制御基板34と電飾制御基板35の一方を中継基板37に接続しているが、実施例1で画像制御基板33が行っていた画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータの振り分けを行うためのCPUを搭載した振分用制御基板を中継基板37に接続し、その振分用制御基板に画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35を接続する構成も可能である。その具体的な例を図15に示す。なお、弾球遊技機の構成は実施例1、2又は変形例と同様であり、図15に示されない制御系の構成は図3と同様である。
図15の例では、遊技制御基板30にCPUを搭載しない中継基板37を接続し、CPUを搭載した振分用制御基板であるサブ統合基板100を中継基板37に接続することで、遊技制御基板30とサブ統合基板100とを中継基板37を介して接続している。遊技制御基板30と中継基板37の接続及び中継基板37とサブ統合基板100の接続は、図13の例で説明したと同様に、例えばインバータ、バッファ又はラッチ回路等の一方向通信回路をこれら3者中の2者に備えることにより、それぞれ一方向通信の構成にしてある。
遊技制御基板30と賞球制御基板31との通信は実線で示すように一方向通信であってもよいし、破線で示すように双方向通信であってもよい。
画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35はサブ統合基板100に接続されており、サブ統合基板100と画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35とは双方向通信を行う構成になっている。
そして、サブ統合基板100は、実施例1で画像制御基板33が行っていた画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータの振り分けを行い、画像制御用データを画像制御基板33に、電飾制御用データを電飾制御基板35に、効果音制御用のデータを効果音制御基板34に送信する。従って、画像制御基板33はサブ統合基板100経由で変動開始コマンド等の各種コマンドを受信することになる。
各制御用のデータをサブ統合基板100から受信したを画像制御基板33、電飾制御基板35、効果音制御基板34の具体的な動作内容は実施例1、2又は変形例と同様である。
遊技制御基板30及び賞球制御基板31の動作内容は実施例1、2又は変形例で説明した通りである。
図15の例でも、サブ統合基板100と遊技制御基板30との間には、CPUを搭載しない中継基板37が介在し、中継基板37の前後の接続においては遊技制御基板30からのみサブ統合基板100に送信できる回路構成なので、不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易であるという効果を発揮する。即ち、サブ統合基板100から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、2重の一方向通信回路に対して不正行為を行う必要があり、また中継基板37はCPUを搭載しない基板なので中継基板37からの直接の不正行為は発覚し易いからである。
詳細に説明すると、サブ統合基板100から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、サブ統合基板100から遊技制御基板30に送信する配線を行う必要が生じる。しかしながら、遊技制御基板30とサブ統合基板100とは中継基板37を介して接続されているので、中継基板37を介さずにサブ統合基板100と遊技制御基板30とが接続された配線を不正行為によるものとみなすことができる。
従来においては、一方向通信回路であっても中継基板を介することがなかったので、不正行為による配線を発見することが容易ではなかった。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
また、遊技制御基板30が、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態になると報知指令信号を送信すると、この信号を受信したサブ統合基板100が受信した報知指令信号に基づいて画像用の報知データを生成して画像制御基板33に送信することで、実施例1と同様に、報知画像を液晶表示装置32に表示させて、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1にセットされていない状態、即ち当否抽選で大当たりが発生したが、大入賞口40の開放(大当たり遊技)は未開始であることの報知を行える。
この場合、サブ統合基板100が受信した報知指令信号を画像制御基板33に送信し、画像制御基板33は、受信した報知指令信号に基づいて報知画像データを生成し、該生成した報知画像を液晶表示装置32に表示させて上記報知を行う構成としてもよい。
また、報知指令信号を受信したサブ統合基板100が効果音用の報知データを生成して効果音制御基板34に送信することで、液晶表示装置32による表示と並行的に、音声にて同趣旨の報知を行うこともできるし、サブ統合基板100が報知指令信号に基づいて電飾用の報知データを生成し、これを電飾制御基板35に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、電飾の点灯、点滅などで報知を行う構成にもできる。勿論、画像、音声、電飾のすべてで同報知を行ってもよい。
また、図13と同様に、遊技制御基板30が直接制御する表示装置39を備えて、遊技制御基板30は、前記当否抽選を行う毎に、その抽選結果(当たり外れ)に対応する直接制御図柄を決定し、また図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を決定し、その変動時間を指定するデータを前記変動開始コマンドに含んで送信すると同時に表示装置39を制御して変動表示を開始させ、変動時間を経過するまでは変動速度の変更等の表示制御を行い、変動時間を経過したなら抽選結果に対応する直接制御図柄を確定表示させる制御を行う構成にしてもよい。
図15に示す例では振分用制御基板(サブ統合基板100)という構成要素を備えたので、この弾球遊技機は図13、14に示した上述の規定から外れるが、
『遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し、前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であるか否かの当否抽選を行い、該当否抽選が当たりであると大当たり状態(実施例における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生させ、該大当たり状態にあることを必須条件として前記大入賞口を連続して開放作動させる大当たり制御を行う遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記当否抽選の結果に対応する図柄を画像表示装置(実施例では液晶表示装置32)に表示させる制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、前記振分用制御基板は前記中継基板に接続され、且つ前記振分用制御基板に前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板が接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記中継基板に接続された前記振分用制御基板と該中継基板との接続には前記振分用制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板は前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板は各々前記振分用制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
前記遊技制御基板の大当たり制御は、前記大当たり状態中の前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして開始し、所定回数の前記大入賞口の開放により終了する構成であり、
前記大当たり状態は、少なくとも前記大当たり制御の終了するときに終了する構成であり、
前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることを報知する報知手段を備え、
前記遊技制御基板は、前記当否抽選を行う毎に、前記図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を指定するデータ及び前記当否抽選の結果を示すデータが含まれる変動開始コマンドを前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記振分用制御基板から送信される前記変動開始コマンドを受信すると、前記画像表示装置に前記図柄の変動表示を開始させ、前記変動開始コマンドの受信から該変動開始コマンドで指定された前記変動時間を経過後に前記当否抽選の結果に対応する図柄(実施例における確定図柄)を前記画像表示装置に確定表示させ、
前記遊技制御基板は、前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることの報知を指令する報知指令信号を、前記中継基板を介して前記振分用制御基板に送信し、
該報知指令信号を受信した前記振分用制御基板は、該報知指令信号に基づいて報知データを生成して前記画像制御基板、電飾制御基板又は効果音制御基板に送信し、該報知データを受信した前記画像制御基板、電飾制御基板又は効果音制御基板は該データに従って前記報知手段としての報知を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。』
となる。
このような弾球遊技機であっても、実施例1、2又は変形例と同様の効果を有する。
なお、図15の例では効果音出力制御を行う効果音制御基板34と電飾制御を行う電飾制御基板35とを備えているが、これらの機能を1つの制御基板に集約して効果音/電飾制御基板としてもよいし、実施例と同様に2つにしてそれぞれに機能分担させてもよい。
[制御基板の相互関係3]
ところで、遊技制御基板と第1位のサブ制御基板又は振分用制御基板との間に中継基板を介在させて、中継基板の上流側及び下流側を共に一方向通信にするのは、実施例1でも述べたとおり、不正行為を行い難くし、不正行為の発見を容易にするためである。
しかし、2重の一方向通信回路を採用すれば、中継基板を用いなくても不正行為を行い難くし、不正行為の発見を容易にできる。即ち、図16及び図17に例示する構成であってもよい。なお、これら図16及び図17に示すのは、図13〜15と同様に制御系の要部であり、図示されない制御系の構成は図3と同様で、その他の弾球遊技機の構成は実施例1、2又は変形例と同様である。
[制御基板の相互関係3−1]
まず、図16の例では、遊技制御基板30に画像制御基板33を接続し、その画像制御基板33に電飾制御基板35を接続し、更に、電飾制御基板35に効果音制御基板34を接続している。また、遊技制御基板30には、図13〜15の例と同様に賞球制御基板31が接続されている。
遊技制御基板30と画像制御基板33の接続及び画像制御基板33と電飾制御基板35の接続は、図13の例で説明したと同様に、例えばインバータ、バッファ又はラッチ回路等の一方向通信回路をこれら3者中の2者に備えることにより、それぞれ一方向通信の構成にしてある。
遊技制御基板30と賞球制御基板31との通信は実線で示すように一方向通信であってもよいし、破線で示すように双方向通信であってもよい。
電飾制御基板35と効果音制御基板34とは双方向通信を行う構成になっている。
そして、画像制御基板33は、実施例1と同様に画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータの振り分けを行い、画像制御用データは自身で使用し、電飾制御用データ及び効果音制御用のデータを電飾制御基板35に送信する。この効果音制御用のデータは電飾制御基板35経由で効果音制御基板34に送信される。
各制御用のデータを使用しての画像制御基板33、電飾制御基板35、効果音制御基板34の具体的な動作内容は実施例1、2又は変形例と同様である。
遊技制御基板30及び賞球制御基板31の動作内容は実施例1、2又は変形例で説明した通りである。
また、図13と同様に、遊技制御基板30が直接制御する表示装置39を備えて、遊技制御基板30は、前記当否抽選を行う毎に、その抽選結果(当たり外れ)に対応する直接制御図柄を決定し、また図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を決定し、その変動時間を指定するデータを前記変動開始コマンドに含んで送信すると同時に表示装置39を制御して変動表示を開始させ、変動時間を経過するまでは変動速度の変更等の表示制御を行い、変動時間を経過したなら抽選結果に対応する直接制御図柄を確定表示させる制御を行う構成にしてもよい。
なお、図16に示した画像制御基板33、電飾制御基板35及び効果音制御基板34は相互に入れ替え可能で、これら3者のどれを遊技制御基板30に接続するか、遊技制御基板30に接続された制御基板に残りの2者のどちらを接続するかは適宜に選択できる。但し、遊技制御基板30に接続される制御基板(図16で画像制御基板33が占める位置になる制御基板)は、画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータの振り分けを行うため、CPUを搭載する必要がある。
このように構成しても、遊技制御基板30〜画像制御基板33及び画像制御基板33〜電飾制御基板35に2重の一方向通信回路が存在するので、通信系統を利用しての遊技制御基板30への不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易になる。
詳細に説明すると、電飾制御基板35から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、電飾制御基板35から遊技制御基板30に送信する配線を行う必要が生じる。しかしながら、遊技制御基板30と電飾制御基板35とは画像制御基板33を介して接続されているので、画像制御基板33を介さずに電飾制御基板35と遊技制御基板30とが接続された配線を不正行為によるものとみなすことができる。効果音制御基板34から遊技制御基板30に対して不正行為を行う場合も同様である。
一方、画像制御基板33から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられ、これに対しては画像制御基板33への不正改造をチェックする必要がある。しかしながら、上記の通り電飾制御基板35又は効果音制御基板34からの不正配線は発見が容易であるから、画像制御基板33への不正改造を重点的にチェックすればよい。
また、実施例1と同様に、遊技制御基板30が、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態になると報知指令信号を送信し、画像制御基板33は、受信した報知指令信号に基づいて報知画像データを生成し、該生成した報知画像を液晶表示装置32に表示させることにより、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1にセットされていない状態、即ち当否抽選で大当たりが発生したが、大入賞口40の開放(大当たり遊技)は未開始であることの報知が行われる。
この場合、画像制御基板33が報知指令信号に基づいて効果音用の報知データを生成し、これを効果音制御基板34に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、音声にて同趣旨の報知を行う構成にできるし、画像制御基板33が報知指令信号に基づいて電飾用の報知データを生成し、これを電飾制御基板35に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、電飾の点灯、点滅などで報知を行う構成にもできる。勿論、画像、音声、電飾のすべてで同報知を行ってもよい。
この図16に例示する弾球遊技機は上述の各例と同様に、
『遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し、前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であるか否かの当否抽選を行い、該当否抽選が当たりであると大当たり状態(実施例における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生させ、該大当たり状態にあることを必須条件として前記大入賞口を連続して開放作動させる大当たり制御を行う遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記当否抽選の結果に対応する図柄を画像表示装置(実施例では液晶表示装置32)に表示させる制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板(実施例では画像制御基板33)と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板(実施例では効果音制御基板34又は電飾制御基板35)とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板が接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記遊技制御基板に接続され、前記第1位のサブ制御基板には、他のサブ制御基板のいずれか1つが第2位のサブ制御基板として接続され、前記第1位と第2位以外のサブ制御基板があるときは、該サブ制御基板はすべて第3位のサブ制御基板として前記第2位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記第1位のサブ制御基板と前記遊技制御基板との接続には該第1位のサブ制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板と前記第1位のサブ制御基板との接続には前記第2位のサブ制御基板から前記第1位のサブ制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第2位のサブ制御基板は前記第3位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記第3位のサブ制御基板は前記第2位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
前記遊技制御基板の大当たり制御は、前記大当たり状態中の前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして開始し、所定回数の前記大入賞口の開放により終了する構成であり、
前記大当たり状態は、少なくとも前記大当たり制御の終了するときに終了する構成であり、
前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることを報知する報知手段を備え、
前記遊技制御基板は、前記当否抽選を行う毎に、前記図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を指定するデータ及び前記当否抽選の結果を示すデータが含まれる変動開始コマンドを前記第1位のサブ制御基板に送信し、
前記画像制御用のサブ制御基板は、前記中継基板から又は前記第1位のサブ制御基板から送信される前記変動開始コマンドを受信すると、前記画像表示装置に前記図柄の変動表示を開始させ、前記変動開始コマンドの受信から該変動開始コマンドで指定された前記変動時間を経過後に前記当否抽選の結果に対応する図柄(実施例における確定図柄)を前記画像表示装置に確定表示させ、
前記遊技制御基板は、前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることの報知を指令する報知指令信号を前記第1位のサブ制御基板に送信し、
該報知指令信号を受信した前記第1位、第2位又は第3位のサブ制御基板は、該報知指令信号に基づいて報知データを生成し、該生成したデータに従って前記報知手段としての報知を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。』
と規定できる。
なお、図16の例では効果音出力制御を行う効果音制御基板34と電飾制御を行う電飾制御基板35とを備えているが、これらの機能を1つの制御基板に集約して効果音/電飾制御基板としてもよく、この場合は、第3位のサブ制御基板は存在しなくなる。
[制御基板の相互関係3−2]
次に、図17の例では、遊技制御基板30にサブ統合基板100(上述したように振分用制御基板である。)を接続し、そのサブ統合基板100に画像制御基板33を接続し、更に画像制御基板33に電飾制御基板35及び効果音制御基板34を接続している。また、遊技制御基板30には、図13〜16の例と同様に賞球制御基板31が接続されている。
遊技制御基板30とサブ統合基板100の接続及びサブ統合基板100と画像制御基板33の接続は、図13の例で説明したと同様に、例えばインバータ、バッファ又はラッチ回路等の一方向通信回路をこれら3者中の2者に備えることにより、それぞれ一方向通信の構成にしてある。
遊技制御基板30と賞球制御基板31との通信は実線で示すように一方向通信であってもよいし、破線で示すように双方向通信であってもよい。
画像制御基板33と電飾制御基板35及び効果音制御基板34とは双方向通信を行う構成になっている。
そして、サブ統合基板100は、図15の例と同様に画像制御用、電飾制御用及び効果音制御用のデータの振り分けを行い、これらを画像制御基板33に送信する。画像制御基板33は、受信した画像制御用データは自身で使用し、電飾制御用データを電飾制御基板35に送信し、効果音制御用のデータは効果音制御基板34に送信する。
各制御用のデータを使用しての画像制御基板33、電飾制御基板35、効果音制御基板34の具体的な動作内容は実施例1、2又は変形例と同様である。
遊技制御基板30及び賞球制御基板31の動作内容は実施例1、2又は変形例で説明した通りである。
また、図13と同様に、遊技制御基板30が直接制御する表示装置39を備えて、遊技制御基板30は、前記当否抽選を行う毎に、その抽選結果(当たり外れ)に対応する直接制御図柄を決定し、また図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を決定し、その変動時間を指定するデータを前記変動開始コマンドに含んで送信すると同時に表示装置39を制御して変動表示を開始させ、変動時間を経過するまでは変動速度の変更等の表示制御を行い、変動時間を経過したなら抽選結果に対応する直接制御図柄を確定表示させる制御を行う構成にしてもよい。
なお、図17に示した画像制御基板33と電飾制御基板35とを置き換えること又は画像制御基板33と効果音制御基板34とを置き換えることも可能で、これら3者のどれをサブ統合基板100に接続するかは適宜に選択できる。
このように構成しても、遊技制御基板30〜サブ統合基板100及びサブ統合基板100〜画像制御基板33に2重の一方向通信回路が存在するので、通信系統を利用しての遊技制御基板30への不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易になる。
詳細に説明すると、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、画像制御基板33から遊技制御基板30に送信する配線を行う必要が生じる。しかしながら、遊技制御基板30と画像制御基板33とはサブ統合基板100を介して接続されているので、サブ統合基板100を介さずに画像制御基板33と遊技制御基板30とが接続された配線を不正行為によるものとみなすことができる。電飾制御基板35又は効果音制御基板34から遊技制御基板30に対して不正行為を行う場合も同様である。
一方、サブ統合基板100から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられ、これに対してはサブ統合基板100への不正改造をチェックする必要がある。しかしながら、上記の通り画像制御基板33、電飾制御基板35又は効果音制御基板34からの不正配線は発見が容易であるから、サブ統合基板100への不正改造を重点的にチェックすればよい。
また、遊技制御基板30が、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態になると報知指令信号を送信すると、この信号を受信したサブ統合基板100が受信した報知指令信号に基づいて画像用の報知データを生成して画像制御基板33に送信することで、実施例1と同様に、報知画像を液晶表示装置32に表示させて、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1にセットされていない状態、即ち当否抽選で大当たりが発生したが、大入賞口40の開放(大当たり遊技)は未開始であることの報知を行える。
その際に、報知指令信号を受信したサブ統合基板100が効果音用の報知データを生成して効果音制御基板34に送信することで、液晶表示装置32による表示と並行的に、音声にて同趣旨の報知を行うこともできるし、サブ統合基板100が報知指令信号に基づいて電飾用の報知データを生成し、これを電飾制御基板35に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、電飾の点灯、点滅などで報知を行う構成にもできる。勿論、画像、音声、電飾のすべてで同報知を行ってもよい。
この図17に例示する弾球遊技機は上述の各例と同様に、
『遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し、前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であるか否かの当否抽選を行い、該当否抽選が当たりであると大当たり状態(実施例における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生させ、該大当たり状態にあることを必須条件として前記大入賞口を連続して開放作動させる大当たり制御を行う遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
前記当否抽選の結果に対応する図柄を画像表示装置(実施例では液晶表示装置32)に表示させる制御を行うCPUを搭載した画像制御基板と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御を行う効果音制御基板と、
遊技の状態に応じた電飾制御を行う電飾制御基板と、
CPUを搭載し前記遊技制御基板から送信されてきたデータを画像制御用、効果音制御用及び電飾制御用のデータに振り分け、画像制御用データを画像制御基板に、電飾制御用データを電飾制御基板に、効果音制御用のデータを効果音制御基板に送信する振分用制御基板と
を備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板には前記賞球制御基板と前記振分用制御基板とが接続され、前記画像制御基板、電飾制御基板及び効果音制御基板のいずれか1つが仲介制御基板として前記振分用制御基板に接続され、残りの2つはそれぞれ末端制御基板として前記仲介制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記振分用制御基板と前記遊技制御基板との接続には該振分用制御基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記振分用制御基板と前記仲介制御基板との接続には前記仲介制御基板から前記振分用制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記仲介制御基板は前記末端制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記末端制御基板は各々前記仲介制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
前記遊技制御基板の大当たり制御は、前記大当たり状態中の前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして開始し、所定回数の前記大入賞口の開放により終了する構成であり、
前記大当たり状態は、少なくとも前記大当たり制御の終了するときに終了する構成であり、
前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることを報知する報知手段を備え、
前記遊技制御基板は、前記当否抽選を行う毎に、前記図柄の変動開始から確定表示までの変動時間を指定するデータ及び前記当否抽選の結果を示すデータが含まれる変動開始コマンドを前記振分用制御基板に送信し、
前記画像制御基板は、前記振分用制御基板から送信される前記変動開始コマンドを受信すると、前記画像表示装置に前記図柄の変動表示を開始させ、前記変動開始コマンドの受信から該変動開始コマンドで指定された前記変動時間を経過後に前記当否抽選の結果に対応する図柄(実施例における確定図柄)を前記画像表示装置に確定表示させ、
前記遊技制御基板は、前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることの報知を指令する報知指令信号を前記振分用制御基板に送信し、
該報知指令信号を受信した前記振分用制御基板は、該報知指令信号に基づいて報知データを生成して前記仲介制御基板に送信し、該報知データを受信した前記画像制御基板、電飾制御基板又は効果音制御基板は該データに従って前記報知手段としての報知を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。』
となる。
[実施例3]
実施例1、2及び変形例は、請求項1に係る考案を具体化した例であるが、請求項2に係る考案を具体化した実施例3を説明する。なお、請求項1と請求項2の相違は、条件装置が、「前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であることを条件に作動する」(請求項1)と、「前記大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に作動する」(請求項2)との相違であるから、要部のみを図示し、説明する。
図18に示すように、本実施例のパチンコ機の遊技領域97には、中央入賞装置90が設置されている。
この中央入賞装置90は、いわゆる「羽根もの」であって、左右一対の開閉羽根91を側方に傾斜することにより大入賞口95を開放する。なお、傾斜した開閉羽根91の上に載った遊技球が大入賞口95に入賞するので、開放時に傾斜した開閉羽根91の上面は実質的に大入賞口95の一部となる。
そして、中央入賞装置90内には特定領域92と非特定領域96とが設けられており、大入賞口95に入賞した遊技球は、特定領域92又は非特定領域96に択一的に入球する。
また、中央入賞装置90の下方には始動入賞口93(始動口に該当)が配され、上方には役物連続作動装置作動口となるゲート94が配されている。
なお、遊技領域97には、普通入賞口、遊技釘、風車等が配置されているが、これらは公知技術に従っているので図示と説明を省略する。
図19に示すように、特定領域92に入球した遊技球を検出するための特定領域スイッチ92a、始動入賞口93に入賞した遊技球を検出するための始動口スイッチ93a、ゲート94に入球した遊技球を検出するための役物連続作動スイッチ94aの検出信号が遊技制御基板30に入力される。また、遊技制御基板30は、開閉羽根91を駆動する大入賞口ソレノイド90aの稼働を制御することで、大入賞口95の開閉を制御する。
また、図19に図示した遊技制御基板30、賞球制御基板31、中継基板37、画像制御基板33、効果音制御基板34及び電飾制御基板35は実施例1(図3)と同様に構成されている。その他の各構成も図3と同様であるので、図示と説明を省略する。
なお、実施例1(図3、図13)と同様に、中継基板37はCPUを搭載しておらず、遊技制御基板30、中継基板37及び画像制御基板33の3者中の少なくとも2者に例えばインバータ、バッファ又はラッチ回路等の一方向通信回路を設けて、遊技制御基板30と中継基板37の接続及び中継基板37と画像制御基板33の接続をそれぞれ一方向通信にしてある。また、画像制御基板33と効果音制御基板34、画像制御基板33と電飾制御基板35とは双方向通信を行う。遊技制御基板30と賞球制御基板31との通信は実線で示すように一方向通信であってもよいし、破線で示すように双方向通信であってもよい。
このパチンコ機においては、始動入賞口93に入賞すると(遊技球を検出する始動口スイッチ93aの検出信号が遊技制御基板30に入力されると)、遊技制御基板30は中央入賞装置90の大入賞口95を例えば0.2秒程度の短時間だけ開放させる。
また、遊技制御基板30は、メインルーチン(図示省略)のサブルーチンとして、図20に示す役物連続作動処理を繰り返し実行する。
この処理では、上述の開放時に大入賞口95に入賞した遊技球が特定領域92に入球したか否かを、特定領域スイッチ92aの検出信号に基づいて判断し(S101)、特定領域92に入球していれば(S101:YES)、条件装置作動フラグを1にセットして、報知指令信号を送信する(S102)。
この報知指令信号は中継基板37経由で画像制御基板33に送信され、画像制御基板33は、受信した報知指令信号に基づいて報知画像データを生成し、該生成した報知画像を液晶表示装置32に表示させる。報知画像については、実施例1で説明したものと同様である。
次に、遊技制御基板30は、遊技球がゲート94に進入したか否かを役物連続作動スイッチ94aの検出信号に基づいて判断する(S103)。遊技球がゲート94に進入したなら(S103:YES)、役物連続作動装置作動フラグを1にセットして、大当たり遊技のための大当たり制御(S104)を実行する。
ここで実行される大当たり遊技は公知の第2種パチンコ機の大当たり遊技と同様であるので、具体的な説明は省略する。そして、大当たり遊技が終了すると、役物連続作動装置作動フラグ及び条件装置作動フラグはクリアされる。
なお、遊技球がゲート94に進入し役物連続作動装置作動フラグが1にセットされると上記の報知画像の表示は終了する。
この報知画像は、条件装置作動フラグ=1だが役物連続作動装置作動フラグ≠1の状態であることを報知できればよいので、その限りでは特段の制限はない。
しかし、該状態にあること、特に大入賞口95の開放(大当たり遊技の実行)には役物連続作動装置作動口となるゲート94に遊技球を入球させる必要があることを遊技者に明瞭に報知するのが望ましい。従って、大当たりが発生した旨及びゲート94に入球させる必要がある旨を文字表示するのが望ましい。
また、効果音用の報知データを生成し、これを効果音制御基板34に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、音声にて同趣旨の報知を行うのも効果的である。更に、電飾用の報知データを生成し、これを電飾制御基板35に送信して、液晶表示装置32による表示と並行的に、電飾の点灯、点滅などで報知を行うのも効果的である。
なお、この報知は、画像、音声、電飾のいずれかでなされればよいので、報知画像の表示が必須というわけではない。しかし、報知画像を表示した上で音声による報知と電飾による報知の一方又は両方を行うのが良好な報知といえる。
このように、遊技球が特定領域92に入球したことにより条件装置作動フラグが1にセットされている条件下でのゲート94に入球すると役物連続作動装置作動フラグが1にセットされ、大当たり遊技が実行される。
つまり、役物連続作動装置作動フラグが1にセットされて大当たり遊技が行われるためには、条件装置作動フラグが1にセットされている条件下でのゲート94ヘの入球が必須となるが、そのゲート94は、狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に設けられているので、例えば可変入賞装置内に設ける場合と異なり、可変入賞装置の閉鎖条件である開放時間や入球個数に縛られることがなくなる。
その際に、液晶表示装置32によって、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1ではないことを報知するので、遊技者がゲート94を狙うのを失念するおそれはなく、条件装置作動フラグ=1且つ役物連続作動装置作動フラグ≠1の期間を利用した遊技が可能になる。
また、ゲート94を狙うことはできるものの、条件装置作動フラグ=1の条件下でなければゲート94に入球しても役物連続作動装置作動フラグ=1とはならないので、ゲート94へ遊技球が入球しても、大当たりの発生とは無関係とすることができる。
更に、画像制御基板33と遊技制御基板30との間には、CPUを搭載しない中継基板37が介在し、中継基板37の前後の接続においては遊技制御基板30からのみ画像制御基板33に送信できる回路構成なので、不正行為が行い難く、不正行為の発見が容易であるという効果を発揮する。即ち、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、2重の一方向通信回路に対して不正行為を行う必要があり、また中継基板37はCPUを搭載しない基板なので中継基板37からの直接の不正行為は発覚し易いからである。
詳細に説明すると、画像制御基板33から遊技制御基板30に対して不正行為を行うためには、画像制御基板33から遊技制御基板30に送信する配線を行う必要が生じる。しかしながら、遊技制御基板30と画像制御基板33とは中継基板37を介して接続されているので、中継基板37を介さずに画像制御基板33と遊技制御基板30とが接続された配線を不正行為によるものとみなすことができる。
従来においては、一方向通信回路であっても中継基板を介することがなかったので、不正行為による配線を発見することが容易ではなかった。
一方、中継基板37から不正行為による配線より遊技制御基板30に対して不正遊技を行うことが考えられる。しかしながら、中継基板37はCPUを搭載しない基板として構成されているので、不正改造を容易に発見できる。
なお、図19と図13の対比からも明らかではあるが、上記[制御基板の相互関係1]〜[制御基板の相互関係3]で説明し、図13〜図17に例示した構成は、実施例3の弾球遊技機にも適用できる。
その場合、実施例1等では「前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であるか否かの当否抽選を行い、該当否抽選が当たりであると大当たり状態(実施例における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生」させる構成であるが、実施例3では「前記大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に大当たり状態(実施例3における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生」させる構成である点が異なり、従って、当否抽選の結果に対応する図柄を画像表示装置に表示する必要がないので、この図柄表示に関わる構成を備える必要がない点でも異なるから、例えば図13、14の構成を実施例3に適用した弾球遊技機については、
『遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、
遊技の進行を司るCPUを搭載し、前記大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に大当たり状態(実施例における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生させ、該大当たり状態にあることを必須条件として前記大入賞口を連続して開放作動させる大当たり制御を行う遊技制御基板と、
賞球の払い出しを行う賞球払出装置を制御する賞球制御基板と、
画像表示装置(実施例では液晶表示装置32)の表示を制御するCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板(実施例では画像制御基板33)と、
遊技の状態に応じた効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板(実施例では効果音制御基板34又は電飾制御基板35)とを備える弾球遊技機であって、
前記遊技制御基板にはCPUを搭載しない中継基板と前記賞球制御基板とが接続され、また前記サブ制御基板のうちでCPUを搭載した前記サブ制御基板のいずれか1つが第1位のサブ制御基板として前記中継基板を介して前記遊技制御基板に接続され、且つ他のサブ制御基板は第2位のサブ制御基板として前記第1位のサブ制御基板に接続され、
前記賞球制御基板は前記遊技制御基板から入賞に係るデータを受信する通信回路を備え、
前記中継基板と前記遊技制御基板との接続には該中継基板から前記遊技制御基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板と前記中継基板との接続には前記第1位のサブ制御基板から前記中継基板へはデータを送信しない一方向通信回路が用いられ、
前記第1位のサブ制御基板は前記第2位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
前記第2位のサブ制御基板は前記第1位のサブ制御基板と双方向にデータを通信するための通信回路を備え、
狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に大当たり制御作動口を設け、
前記遊技制御基板の大当たり制御は、前記大当たり状態中の前記大当たり制御作動口ヘの入球を必須の前提条件にして開始し、所定回数の前記大入賞口の開放により終了する構成であり、
前記大当たり状態は、少なくとも前記大当たり制御の終了するときに終了する構成であり、
前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることを報知する報知手段を備え、
前記遊技制御基板は、前記大当たり状態が発生したが前記大当たり制御が未開始の状態であることの報知を指令する報知指令信号を、前記中継基板を介して該中継基板に接続されている前記第1位のサブ制御基板に送信し、
該報知指令信号を受信した前記画像制御用のサブ制御基板或いは効果音出力制御又は電飾制御を行うサブ制御基板は、該報知指令信号に基づいて報知データを生成し、該生成したデータに従って前記報知手段としての報知を行う
ことを特徴とする弾球遊技機。』
と規定できる。
その他、[制御基板の相互関係2]、[制御基板の相互関係3−1]及び[制御基板の相互関係3−2](図15、16、17)の各構成を実施例3に適用した弾球遊技機についても、それぞれを規定する記述中で、上記と同様に「前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であるか否かの当否抽選を行い、該当否抽選が当たりであると大当たり状態(実施例における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生させ、」とあるのを、「前記大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に大当たり状態(実施例3における条件装置作動フラグが1にセットされた状態)を発生させ、」と読み替え、
「前記当否抽選の結果に対応する図柄を画像表示装置(実施例では液晶表示装置32)に表示させる制御を行うCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板(実施例では画像制御基板33)」を、「画像表示装置(実施例では液晶表示装置32)の表示を制御するCPUを搭載した画像制御用のサブ制御基板(実施例では画像制御基板33)」と読み替え、
遊技制御基板が変動開始コマンドを送信する構成及び画像制御用のサブ制御基板(画像制御基板)が、変動開始コマンドを受信すると画像表示装置に図柄の変動表示と確定表示を行わせる構成を削除すればばよい。
[その他]
実施例1では、役物連続作動装置用図柄の変動表示が行われるときには条件装置作動用図柄を画面26の下隅に縮小表示することで、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1ではないことを報知しているが、実施例2や変形例のように役物連続作動装置用図柄の変動表示を行わない場合には、条件装置作動フラグが1にセットされているが役物連続作動装置作動フラグは1ではないことを例えば文字表示で報知すればよい。
また、液晶表示装置32の画像による上記条件装置作動フラグ=1、役物連続作動装置作動フラグ≠1の報知とLED等の発光態様を組み合わせてもよい。
液晶表示装置32の画像による上記報知の内容、形態に制限はなく、例えば実施例2のように始動口(普通電動役物36)と役物連続作動装置作動口(V入球口74)とが、遊技球の同一流下経路上にはなく、始動口を狙う場合と役物連続作動装置作動口を狙う場合とで狙う領域が異なる場合には、例えば「右打ちしてください。」というような表示でも該報知となる。
実施例1のパチンコ機の正面図。 実施例1の遊技盤の正面図。 実施例1のパチンコ機の電気ブロック図。 実施例1で遊技制御基板が実行する保留記憶処理のフローチャート。 実施例1で遊技制御基板が実行する図柄変動処理のフローチャート(その1)。 実施例1で遊技制御基板が実行する図柄変動処理のフローチャート(その2)。 実施例1で遊技制御基板が実行する図柄変動処理のフローチャート(その3)。 実施例1で遊技制御基板が実行する条件装置処理のフローチャート。 実施例1で遊技制御基板が実行する役物連続作動装置処理のフローチャート。 実施例2の遊技盤の正面図。 変形例の条件装置処理のフローチャート。 変形例の図柄変動処理の一部フローチャート。 制御基板の相互関係1の説明図(1)。 制御基板の相互関係1の説明図(2)。 制御基板の相互関係2の説明図。 制御基板の相互関係3−1の説明図。 制御基板の相互関係3−2の説明図。 実施例3のパチンコ機の遊技領域の説明図。 実施例3のパチンコ機の制御系の要部のブロック図。 実施例3で遊技制御基板が実行する役物連続作動処理のフローチャート。
符号の説明
1・・・パチンコ機(弾球遊技機)、
10・・・遊技盤、
12・・・大入賞装置、
13・・・遊技領域、
17・・・ゲート(役物連続作動装置作動口)、
26・・・表示画面、
30・・・遊技制御基板(条件装置、役物連続作動装置)、
33・・・画像制御基板
34・・・効果音制御基板、
35・・・電飾制御基板、
36・・・普通電動役物(始動口)、
37・・・中継基板、
40・・・大入賞口、
71・・・振分入賞装置、
74・・・V入球口(役物連続作動装置作動口)。
90・・・中央入賞装置、
93・・・始動入賞口(始動口)、
94・・・ゲート(役物連続作動装置作動口)、
95・・・大入賞口、
97・・・遊技領域、
100・・・サブ統合基板。

Claims (2)

  1. 遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、前記始動口ヘの遊技球の入球に起因して抽出された乱数が所定値であることを条件に作動する条件装置と、該条件装置が作動中であることを必須条件として作動し該作動中は前記大入賞口を連続して開放作動させることが可能になる役物連続作動装置とを備えた弾球遊技機において、
    狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
    前記役物連続作動装置は、前記条件装置の作動中における前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして作動し、所定回数の前記大入賞口の開放により作動を終了する構成であり、
    前記条件装置は少なくとも前記役物連続作動装置の作動の終了するときに、その作動を終了する構成であり、
    前記条件装置が作動中で、且つ前記役物連続作動装置が非作動状態であることを報知する報知手段を備える
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技球が入球可能な始動口及び大入賞口と、前記大入賞口内に設けられた特定領域に遊技球が進入したことを条件に作動する条件装置と、該条件装置が作動中であることを必須条件として作動し該作動中は前記大入賞口を連続して開放作動させることが可能になる役物連続作動装置とを備えた弾球遊技機において、
    狙って遊技球を発射することにより入球させることが可能な位置に役物連続作動装置作動口を設け、
    前記役物連続作動装置は、前記条件装置の作動中における前記役物連続作動装置作動口ヘの入球を必須の前提条件にして作動し、所定回数の前記大入賞口の開放により作動を終了する構成であり、
    前記条件装置は少なくとも前記役物連続作動装置の作動の終了するときに、その作動を終了する構成であり、
    前記条件装置が作動中で、且つ前記役物連続作動装置が非作動状態であることを報知する報知手段を備える
    ことを特徴とする弾球遊技機。
JP2005001998U 2004-04-07 2005-04-06 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP3111092U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005001998U JP3111092U (ja) 2004-04-07 2005-04-06 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004113056 2004-04-07
JP2004113250 2004-04-07
JP2005001998U JP3111092U (ja) 2004-04-07 2005-04-06 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3111092U true JP3111092U (ja) 2005-07-07
JP3111092U7 JP3111092U7 (ja) 2005-11-10

Family

ID=43273600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005001998U Expired - Fee Related JP3111092U (ja) 2004-04-07 2005-04-06 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3111092U (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012000293A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000371A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000367A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000299A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000302A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000296A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012005687A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012005534A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012005531A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012196558A (ja) * 2012-07-25 2012-10-18 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012228554A (ja) * 2012-07-25 2012-11-22 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012228553A (ja) * 2012-07-25 2012-11-22 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013039419A (ja) * 2012-10-25 2013-02-28 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013059410A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Sammy Corp ぱちんこ遊技機
JP2013059682A (ja) * 2013-01-07 2013-04-04 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2013094493A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技機
JP2013107019A (ja) * 2013-03-14 2013-06-06 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2017202402A (ja) * 2017-08-28 2017-11-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2017202401A (ja) * 2017-08-28 2017-11-16 株式会社大一商会 遊技機

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012000293A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000296A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000299A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000302A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000371A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012000367A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012005531A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012005534A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012005687A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013059410A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Sammy Corp ぱちんこ遊技機
JP2013094493A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技機
JP2012196558A (ja) * 2012-07-25 2012-10-18 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012228554A (ja) * 2012-07-25 2012-11-22 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2012228553A (ja) * 2012-07-25 2012-11-22 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013039419A (ja) * 2012-10-25 2013-02-28 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2013059682A (ja) * 2013-01-07 2013-04-04 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2013107019A (ja) * 2013-03-14 2013-06-06 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2017202402A (ja) * 2017-08-28 2017-11-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2017202401A (ja) * 2017-08-28 2017-11-16 株式会社大一商会 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3111092U (ja) 弾球遊技機
JP3111092U7 (ja)
JP4247327B2 (ja) 弾球遊技機
JP7311909B2 (ja) 遊技機
JP2022177683A (ja) 遊技機
JP7228279B2 (ja) 遊技機
JP7208657B2 (ja) 遊技機
JP7321825B2 (ja) 遊技機
JP7208656B2 (ja) 遊技機
JP7311907B2 (ja) 遊技機
JP7284036B2 (ja) 遊技機
JP7417326B2 (ja) 遊技機
JP7284035B2 (ja) 遊技機
JP7311906B2 (ja) 遊技機
JP7276898B2 (ja) 遊技機
JP2023067061A (ja) 遊技機
JP2023067060A (ja) 遊技機
JP2023067058A (ja) 遊技機
JP2023067059A (ja) 遊技機
JP2023067062A (ja) 遊技機
JP2022177685A (ja) 遊技機
JP2023068671A (ja) 遊技機
JP2023064107A (ja) 遊技機
JP2023064108A (ja) 遊技機
JP2023068670A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20050406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

R231 Written correction (descriptions, etc.)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R231

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110525

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees