JP3110606U - 建具の溝加工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊り戸等建具類の戸車装着用彫り込み溝加工を容易にした建具の溝加工具を提供する。
【解決手段】回転式電動工具本体1の回転中心軸2と直角なフランジ1a上に該回転中心軸を挟んで立設する一対の案内壁11を有する案内板9を配設すると共に、該案内板の何れか一方には被加工物の彫り込み溝深さを調整する彫り込み深さ調整手段15を設け、前記案内壁11の間隔を案内板9の固定位置を変更することにより回転中心軸2を基準として離隔自在に構成した。
【選択図】 図1

Description

本考案は、建具類の戸車取り付け用の溝加工具に関し、詳しくは建築物の間口上方の鴨居に設置する吊り戸等建具類の戸車装着用彫り込み溝の加工具に関する。
従来、吊り戸用戸車装着用の溝加工は専門の職人がノミ又は専用の溝加工工具を用いて手彫りで加工するか、又は被加工物たる開閉戸を直接専用の大型機械のスライドテーブル上に載置して加工するなどの方法で加工するのが一般的であった。
しかしながら、前者の手彫り加工は装着する戸車の形状に合わせて任意の寸法に加工できる反面熟練を必要とする他、加工に手間がかかるという問題点がある。一方、後者の専用機械によって溝加工を行う場合は短時間で加工できる反面、大寸法の開閉戸をいちいちテーブル上に運んでセットしなければならないため、その段取りに多大な時間を要するという問題点がある。
かかる問題点を解消する方法として、近年特開2004−82430号に開示するように専用の彫り込み工具を用いて加工する方法が提案されている。この彫り込み工具は、被加工物に蝶番を装着するための彫り込み溝加工を行うに際しX方向ならびにY方向の彫り込み位置と掘り込み寸法を予め被加工物に罫書いておき、次いで前記罫書き部に合わせて該工具装着の彫り込み刃具先端を被加工物に押し当て、その後押さえプレートを手で押し当てながらXならびにY方向に移動させて所望寸法の彫り込み加工を行うものである。
前述した彫り込み工具の場合、予め被加工物の彫り込み部に所望の加工寸法線を罫書いておきこの罫書線に合わせて彫り込み工具を移動させるものであるため、該工具に装着した押さえプレート面が被加工物に確実に当接していなかった場合、或いは被加工物に対して前記押さえプレートの押し当て力が不十分だった場合には彫り込み刃の回転反動によって該彫り込み刃と被加工物間が浮き上がり所望とする正確な彫り込み加工ができない他、特に彫り込み工具自体も相当の重量があるため操作に不慣れな者の場合は正確な位置合わせや削り込み加工が困難となるなど多くの問題点を有する。
本考案は、かかる問題点を解消して回転式電動工具本体に装着した一対の案内板間に被加工物の両側面を挟むように挿入・スライドさせることによって正確かつ容易に彫り込み溝の加工が可能な建具の溝加工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案は、回転式電動工具本体1の回転中心軸2と直角なフランジ1a上に該回転中心軸を挟んで立設する一対の案内壁11を有する案内板8,9を配設すると共に、該案内板の何れか一方には被加工物の彫り込み溝深さを調整する彫り込み深さ調整手段15を設け、前記案内壁11の間隔を案内板9の固定位置を変更することにより回転中心軸2を基準として離隔自在に構成したことを特徴とする(請求項1)。
上記構成により、電動工具本体1に設けた案内板の案内壁11がガイドとなって被加工物たる建具12に対する加工部分の位置決めを確実にでき、しかも所望寸法の彫り込み溝を正確に加工できる。さらに、前記建具の厚さが異なる場合でも案内板固定の羅合ネジ10を緩めるだけで案内壁11間の寸法を簡単に変更できる。
また、前記案内板8,9は、電動工具本体1のフランジ1aに着脱自在に設けた座板5上に固定することもできる(請求項2)。このように構成することにより、厚さ寸法の異なる建具に対応して予め座板5上に案内板をセットしたものを複数用意しておき、厚さ寸法の異なる建具に合わせて座板毎を交換するようにすれば、いちいち案内壁11の間隔を調整する必要もないから段取り作業時間も短縮する。特に、このようにすれば厚さの異なる建具の加工頻度が多い場合には有効である。
さらに、前記案内板の案内壁11の一端には、該案内壁よりも外側に反らして形成したガイド面25を設けるとよい(請求項3)。これにより、建具12の加工部に本考案彫り込み溝加工具装着の電動工具本体1をセッテイングする際前記ガイド面15が案内となって案内壁11間に建具の側面をスムースに挿入できるため作業性も向上する。
上記構造によれば、従来職人が手加工で彫り込んでいた吊り戸用戸車の装着溝加工を、特に熟練を要することなく誰でもが容易かつ正確に加工することができ、したがって作業性も格段に向上する。換言すると、吊り戸自体の厚さ寸法や戸車挿入部の寸法が異なる場合でも、単に案内板5の装着位置を変更するだけで容易に対応できる。
また、厚さ寸法の異なる建具が複数ある場合でも予め座板上に案内板をセットしたものを複数用意しておき、建具の厚さ寸法に対応してその都度座板毎一式を交換すれば、いちいち案内板の間隔を調整する段取り作業時間も短縮できると共に彫り込み溝も一定寸法で加工でき作業能率も向上する。さらに、本考案は単に吊り戸に限らず例えば引き戸や開閉戸など類似形状の彫り込み溝加工用としても適用可能であるなど、その用途は多大である。
本考案は、回転式電動工具本体1の回転中心軸2と直角なフランジ1a上に該回転中心軸を挟んで立設する一対の案内壁11を有する案内板8,9を配設すると共に、該案内板の何れか一方には被加工物の彫り込み溝深さを調整する彫り込み深さ調整手段15を設け、前記案内壁11の間隔を案内板8,9の固定位置を変更することにより回転中心軸2を基準として離隔自在に構成したもので、これにより特別の熟練を要することなく誰でもが正確かつ容易に彫り込み溝加工ができる。
以下、本考案の実施例を図1ないし図4により説明する。電動工具本体1は一般に市販されている回転式の電動工具で、回転中心軸2上の一端に設けられたコレクトチャック3には棒状で外周部にスパイラル状の切削刃を有するスパイラルビット4が装着すると共に、前記電動工具本体の中心軸と直角なフランジ1a上には座板5が固定ネジによって着脱自在に装着している。また、電動工具本体1の両側には把持用ハンドル6が張り出して設けられて持ち運び容易となっており、さらにその後方には電源ケーブル7が引き出され、図示しない電源と接続可能となっている。
また、前記電動工具本体のフランジ1aに設けた座板5上には、回転中心軸2を挟んで略L字状に形成された案内板8、9が左右一対となって固定ネジ10により着脱自在に配置されると共に、この案内板8,9には前記座板5面に対してほぼ直角に立設する案内壁11が形成されており、被加工物たる建具12(図4)の厚さ寸法Wに対応してこの案内板8,9の着座面に設けた長孔13の範囲内で回転中心軸2を基準として離隔調整自在となっている。
また、案内板8,9の一側には、相対向する案内壁11間を橋渡すように螺合ネジにより固定され突設した建具12に対する彫り込み溝14の深さD(図6)を調整するための彫り込み溝深さの調整手段15たるストッパー16が固定されており、案内板に穿設した長溝17の範囲内で固定位置が可変自在となっている。このストッパー16の固定位置は、後述する戸車24(図6)の寸法に対応してスパイラルビット4の径と彫り込み溝深さDとによって適宜決定される。
なお、本実施例において案内板8,9は電動工具本体1のフランジ1aに着脱自在に設けた座板5上に固定するように説明したが、前記座板を取り除き直接電動工具本体のフランジ1a面に固定するようにしてもよく、また前記彫り込み深さ調整手段15たるストッパー16は、図(図1,2)においては単に相対向する案内壁11間を橋渡すように螺合ネジ等の固定手段によって突設させた簡易構造の旨説明したが、例えば図3に示すように略L字型のブラケット18上にネジ穴19を穿設しこのネジ穴に調整摘み20を螺合し回動操作することによって彫り込み深さDを微調整するようにてもよく、この調整手段15の構造は彫り込み溝深さDに対応して調整可能なストッパーとしての機能を有するものであればその構造は特に限定しない。また、前記長溝17の近傍には彫り込み溝深さ表示用の目盛りを刻設するようにしてもよいことは言うまでもない。
さらに、案内板8,9の案内壁11の一端(図においては下側)には該案内壁面よりもやや外側(回転中心軸2よりも遠くなる方向)に反らしたガイド面25が形成されており、これにより建具12に彫り込み溝14を加工する際に案内壁11間に建具12の一角をスムースに差し込みできるから作業性も向上する。
本考案は以上の如く構成されており、次いでその作用について説明する。まず、図4の如く被加工物たる建具12を作業台26上にやや傾斜させて載置した後、電動工具本体1のハンドル6を両手で把持しかつ建具の端部27を座板5と当接させながら案内板8,9の案内壁11間に彫り込むべき建具の一角を挟むように挿入する。このとき前記案内壁の一端に設けたガイド面25が外側にやや反らして形成してあるため、これが案内となって建具の側面をスムースにスライドしながら挿入できる。
次いで、電動工具本体1のスイッチをONし該工具本体固定の座板5面を建具12の端部27に軽く押し当てながら彫り込み溝の彫り込み方向に(図中左下方向)ゆっくりと摺動移動させる。これにより電動工具本体1の回転軸に装着したスパイラルビット4によって暫時削り込みがなされ、次第に彫り込み溝が形成される。そして、ストッパー16が建具12の上面と当接したところで所望の溝深さDの彫り込み溝加工が終了する。以降は同様の作業で他の建具の加工を繰り返す。
また、このとき建具12の厚さ寸法Wが異なる他の建具を加工するときは、例えば図5に示すように案内壁11間の寸法W設定用の冶具30を用いて設定する。その要領は、まず冶具の把持部31を手で持って穴32にスパイラルビット4の先端部を挿入した後冶具の側面33を案内板の案内壁11面にそれぞれ当接・位置決めした状態で螺合ネジ10を緊締して座板5と固定する。
さらに、厚さ寸法Wが異なる建具が2種類ある場合には前記冶具30を以下のように形成することによって案内壁11間の寸法設定が可能である。即ち、該冶具の側面寸法R及びTの寸法を冶具の中心34に対して予め異ならせて形成しておき、例えば建具の幅寸法Wが異なる一方の建具用に設定するときは冶具側面のR側を用いて案内板8側の固定位置を設定し、次いで冶具30を180度反転・回動させ前記R側の側面と他の一方の案内板9側の案内壁11を当接させた状態で固定すればよい。
また、幅寸法Wが異なるもう一方の建具の彫り込み溝を加工するときは、前記冶具30のT側側面を基準として上記同様の方法で設定する。以上の如く行うことにより1つの冶具で幅寸法の異なる2種類の幅寸法Wの設定が可能となる。
さらに、前記建具の幅寸法Wが異なるものが複数種類ある場合には、それぞれの厚さ寸法Wの建具に対応して予め座板5上に案内壁11間の寸法を設定した案内板8,9装着の座板セットを複数用意しておき、都度厚さ寸法の異なる建具に応じて前記座板セット毎を交換するようにすれば、いちいち建具の厚さ寸法Wが異なる都度該案内板の間隔を調整する必要もないから段取り作業時間も短縮できる。この方法は、特に厚さの異なる建具の加工頻度が多い場合には好都合である。
図6は、本考案建具の溝加工具によって加工した建具に戸車を装着した要部の概要図で、彫り込み溝14の加工後建具12に戸車24を装着し、図示しない戸車固定部材によって該建具としっかりと固定したうえ鴨居に設けた戸車レール40上に建具を取り付けたものである。
以上、本実施例について詳細に説明したが、本考案溝加工具は単に吊り戸の彫り込み溝加工用に限らず、例えば引き戸用戸車の装着溝を加工することもでき、その場合は建具の下面から垂直方向に彫り込むことにより可能である。図7は引き戸用戸車の装着状態を示す概要図で、引き戸用建具12aに加工した彫り込み溝14aに戸車24aを装着後、図示しない戸車固定部材によって建具としっかりと固定し敷居に取り付けた戸車レール40a上に取り付けたものである。その場合も、上述した如く案内板8,9とストッパー16によって彫り込み寸法を設定すればそのまま加工部位の位置合わせが可能であるから、従来のように予め加工部位に罫書き線を引いておく必要は全くない。
さらに、本考案は開閉戸の縦方向の端部に蝶番装着用の彫り込み溝を加工することもできる。その場合は、案内板8、9の何れか一方を座板5面より取り外し、他側の案内板の案内壁11面にスパイラルビット外周部の一部分を囲繞するように凹み部を形成しておき、蝶板装着用の彫り込み溝寸法に応じて彫り込み刃の最外端と案内壁面間の寸法を設定したうえで彫り込むべき建具の側面に前記案内壁11面を当接・摺動移動させながら彫り込めばよい。
本考案建具の溝加工具の全体図である。 本考案建具の溝加工具の部材展開図である。 彫り込み溝深さ調整手段の説明図である。 建具の彫り込み溝加工要領の説明図である。 案内板装着用冶具の使用説明図である。 吊り戸に戸車を装着したときの要部概略図である。 引き戸に戸車を装着したときの要部概略図である。
符号の説明
1 電動工具本体
2 回転中心軸
4 スパイラルビット
5 座板
8 案内板
9 案内板
11 案内壁
12 建具
14 彫り込み溝
15 彫り込み深さ調整手段
16 ストッパー
25 ガイド面

Claims (3)

  1. 回転式電動工具本体の回転中心軸と直角なフランジ上に該回転中心軸を挟んで立設する一対の案内壁を有する案内板を配設すると共に、該案内板の何れか一方には被加工物の彫り込み溝深さを調整する彫り込み深さ調整手段を設け、前記案内壁の間隔を案内板の固定位置を変更することにより回転中心軸を基準として離隔自在に構成したことを特徴とする建具の溝加工具。
  2. 前記案内板は、電動工具本体のフランジに着脱自在に設けた座板上に固定されていることを特徴とする請求項1記載の建具の溝加工具。
  3. 前記案内板の案内壁の一端には、該案内壁よりも外側に反らして形成したガイド面を設けたことを特徴とする請求項1記載の建具の溝加工具。
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