JP3109379U - Automotive cushions using flat cushioning material - Google Patents
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Abstract
【課題】低価格で製造できて十分な緩衝機能を備えるだけでなく、通気性が良好で、しかも平板状を長期間維持して形状維持も長期間行うことのできる自動車用座布団を、簡単な構成によって提供すること。
【解決手段】緩衝材10を、多数の開口を有した平板状の基材部11と、各開口内側から独立して立ち上がる同じ長さの複数の緩衝支柱部13と、これら各緩衝支柱部13の先端に一体的に成形されて、各開口の内形と略同じ外形を有した環状受部14とにより構成して、全体形状を平板状としたこと。
【選択図】図4[PROBLEMS] To provide an easy-to-use seat cushion for an automobile that can be manufactured at a low price, has a sufficient cushioning function, has good air permeability, and can maintain a flat shape for a long period of time and maintain its shape for a long period. Provide by configuration.
SOLUTION: The buffer material 10 includes a plate-like base material portion 11 having a large number of openings, a plurality of buffer strut portions 13 having the same length rising independently from the inside of each opening, and each of the buffer strut portions 13. It was formed integrally with the tip of the ring, and constituted by an annular receiving portion 14 having substantially the same outer shape as the inner shape of each opening, and the overall shape was a flat plate shape.
[Selection] Figure 4
Description
本考案は、平板状の緩衝材を使用した自動車用座布団に関するものである。 The present invention relates to an automobile seat cushion using a flat cushioning material.
運転席のシート上に敷いて、座席の高さ調整や座り心地の向上を図るための座布団は種々使用されているが、このような自動車用座布団の中身は殆どが緩衝材ということがあり、この緩衝材自体を工夫したものも、例えば特許文献1にて提案されている。
この特許文献1には、「二重編地を用いた、クッション材などとして有用な面状構造体およびその製造法、製造装置を提供する」ことを目的とした、図7に示すような「面状構造体10」が提案されており、この面状構造体10は、図8にも示すように、「二重編地を所定の輪郭に切断すると共に周囲よりいくらか内側に凹溝18、19を形成した二重編地片11と、その二重編地片11の周囲の一部あるいは全部の、凹溝18、19より外側の部分20に一体に成形した硬質ないし軟質の合成樹脂製またはゴム製の枠体12とからなる」ものである。そして、このような面状構造体10は、当該文献の要約の記載からすると、「二重編地を所定の輪郭に切断し、二重編地片11の周囲からいくらか内側を挟圧して凹溝18、19を形成し、凹溝18、19に嵌入する突条と枠体を形成するための成形溝とを備えた下型および上型で挟圧し、成形溝に溶融樹脂を注入し、成形することにより得られる」ものでもある。
In this Patent Document 1, as shown in FIG. 7, for the purpose of “providing a planar structure useful as a cushioning material using a double knitted fabric, its manufacturing method, and manufacturing apparatus” As shown in FIG. 8, the
特に、この特許文献1の面状構造体10は、当該文献の段落0014に記載されているように、「二重編地を矩形状に切断した二重編地片11と、その二重編地片11の周囲に一体に成形された高分子材料製の枠体12とからなる」ものであり、図8にも示したように、「二重編地は従来公知のものであり、二重編地片11に基づいて説明すると、表裏二層のネット状の編地15、16と、それらの編地15、16を間隔をあけて連結する連結糸17とからなる、いわば立体的なネット状の編地である。二重編地片11の周囲からいくらか内側には、表裏両面から押し潰したV字状の凹溝18、19が形成されており、その外側の部分20に、断面コ字状を呈する高分子材料製の枠体12が接合されている」という構成を有している。
In particular, as described in paragraph 0014 of the document, the
しかしながら、この特許文献1の面状構造体10は、「二重編地を矩形状に切断した二重編地片11と、その二重編地片11の周囲に一体に成形された高分子材料製の枠体12」を採用しているから、形状維持を行うことは困難であると考えられ、例えば自動車用の座布団として適用するには不都合であると考えられる。何故なら、上記特許文献1の「面状構造体10」は、自動車における場合のように、運転者の全体重が長い時間掛かることになるようなものの場合には、短期間内に「ヘタリ」が生じてしまって、初期の形状を維持することができなくなってしまうと考えられるからである。
However, the
また、この種の自動車用座布団に対しては、十分な緩衝機能が求められことは当然であるが、その他に、座布団を構成するものとしての十分な「通気性」が求められている。つまり、人の身体が接触する緩衝材にあっては、これを使用している間に吸収した汗を十分放散してくれると、さわやかに使用できるのである。特に、自動車用座布団は、シート上に置かれて使用されるが、使用時に沈み込んだシートとお尻の間に挟まれて空気の流通が良好にはならないことがある。 Further, it is natural that a sufficient cushioning function is required for this type of automobile cushion, but in addition, sufficient “breathability” is required as a component of the cushion. In other words, a cushioning material that comes in contact with the human body can be used refreshingly if the sweat absorbed during use is sufficiently dissipated. In particular, automobile seat cushions are used while being placed on a seat, but the air flow may not be improved because the seat cushion is sandwiched between the seat and the buttocks that are sunk during use.
そこで、本考案者は、低価格で製造できて十分な緩衝機能を備え、しかも通気性が良好な緩衝材とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本考案を完成したのである。 Therefore, the present inventors have completed the present invention as a result of various investigations on how to make a cushioning material that can be manufactured at a low price, has sufficient cushioning function, and has good air permeability. It was.
すなわち、本考案の目的とするところは、低価格で製造できて十分な緩衝機能を備えるだけでなく、通気性が良好で、しかも平板状を長期間維持して形状維持も長期間行うことのできる自動車用座布団を、簡単な構成によって提供することにある。 That is, the object of the present invention is not only to be manufactured at a low price and to have a sufficient buffer function, but also to have a good air permeability and to maintain a flat shape for a long time and to maintain a shape for a long time. An object of the present invention is to provide an automobile cushion that can be made with a simple configuration.
以上の課題を解決するために、本考案の採った手段は、後述する最良の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「合成樹脂を材料として一体的に成形した緩衝材10を表装材21によって包み込むようにした自動車用座布団20であって、
この緩衝材10を、多数の開口12を有した平板状の基材部11と、各開口12の内側から独立して立ち上がる同じ長さの複数の緩衝支柱部13と、これら各緩衝支柱部13の先端に一体的に成形されて、各開口12の内形と略同じ外形を有した環状受部14とにより構成して、全体形状を平板状としたことを特徴とする自動車用座布団30」
である。
In order to solve the above problems, means taken by the present invention will be described with reference numerals used in the description of the best mode described below,
“A
The
It is.
すなわち、本考案に係る自動車用座布団20は、図2〜図6に示す緩衝材10を表装材21によって包み込んで構成したものであるが、この緩衝材10にその自動車用座布団20としての種々な機能を付与したものである。勿論、表装材21としては種々なものが適用できるものであり、布や上記特許文献1中に記載されているような網状物を使用してもよいものである。
That is, the
緩衝材10は、その全体を合成樹脂によって一体的に成形したものである。また、この緩衝材10は、平板状の基材部11に対して、図2〜図4に示すように、同じ長さの緩衝支柱部13を使用して互いに独立し合っている多数の環状受部14を設けたものであり、その全体形状を、図4にも示すように、平板状にしたものである。
The
この緩衝材10は、図2〜図4に示すように、多数の開口12を有した平板状の基材部11と、各開口12の内側から独立して立ち上がる同じ長さの複数の緩衝支柱部13と、これら各緩衝支柱部13の先端に一体的に成形されて、各開口12の内形と略同じ外形を有した環状受部14とにより構成してあるから、スライドコアなしの上型及び下型によって合成樹脂から一体成形できるものである。つまり、この緩衝材10は、非常に安価に提供できるものなのである。
As shown in FIGS. 2 to 4, the
このような緩衝材10は、図1に示すように、その全体を表装材21によって包み込むことにより、本考案に係る平板状の自動車用座布団20とされるものである。なお、この緩衝材10は、ソファー等の家具や椅子に使用される場合もあり、本考案に係る自動車用座布団20の表装材21と同様に、表装材によって覆うことによし使用されることになるものである。
As shown in FIG. 1, such a
以上のような自動車用座布団20を構成している緩衝材10の機能を説明すると、次の通りである。まず、この緩衝材10に外力が加わっていなければ、図4中の実線にて示したように、当該緩衝材10は、これを構成している合成樹脂の剛性により、表装材21の中で平板状を維持している。つまり、この緩衝材10を使用した自動車用座布団20は、その本来あるべき形状を維持しているのであり、自動車用座布団20の全体形状あるいは意匠を設計通りのものに維持するのである。
The function of the
また、この緩衝材10は、その自然状態にある全体形状が平板状ではあるが、基材部11自体は弾力のある合成樹脂材料によって形成されているし、各緩衝支柱部13及びこれによって支えられている各環状受部14が独立したもの、つまり一個一個が基材部11に対する一体化部分を除いて自由になっているから、折り曲げが自由にできるものとなっている。
Further, the
ここで、緩衝材10に外力が加わったとすると、図4中の点線にて示したように、力が加えられた部分の緩衝支柱部13が弾力的に曲がり、各環状受部14が基材部11に対して傾斜したり近接したりするのである。このことは、各環状受部14及びこれを支えている緩衝支柱部13が基材部11との連結部分以外はそれぞれ独立したものとなっていることから、力の加わった環状受部14全てについて言える。なお、基材部11自体も合成樹脂によって形成してあるから、この基材部11側自体も弾力的に曲がることがある。
Here, if an external force is applied to the
各緩衝支柱部13の曲がり方には種々なものがあるが、図4中の右側点線にて示したものは、座屈状態で曲がる場合を示している。この座屈折曲は、当該緩衝材の上から均等な力が加わった場合によく発生ものであり、各緩衝支柱部13を開口12の内側に一体的に形成したことから発生するものである。これに対して、図4中の左側点線にて示した例は、環状受部14に斜め方向(図4では図示左方向)に力が加わった場合に発生する曲がり方であり、各緩衝支柱部13が一斉に左方向に曲がるものである。この場合には、各緩衝支柱部13が平行リンクを構成することになるから、環状受部は、基材部11に対して常に平行状態を維持しながら曲がることになる。
There are various ways of bending the
また、基材部11は本来的には平板状であり、また、この基材部11に対して複数の緩衝支柱部13を介して取り付けられている各環状受部14は、図2にも示すように、それぞれ独立した文字通り「環状物」であるから、例えばお尻の圧力を分散させることになる。つまり、この緩衝材10を使用しても、基材部11や環状受部14がお尻に食い込むことはなくて使用時に違和感を与えることがないだけでなく、自動車のシート側に「跡」を付けることもないのである。
Moreover, the
なお、各環状受部14の形状としては、図2に示すような「円」は勿論、「四角」、「三角」、「楕円」あるいは他の異形であってもよく、要するに、「環状」になっていればよいものである。
The shape of each annular
以上のことから、当該緩衝材10全体を通してみると、その力が加わった部分では、各緩衝支柱部13が弾力的に曲がり、場合によっては基材部11も弾力的に曲がるのであるから、本考案に係る自動車用座布団20として必要な緩衝性あるいはクッション性を十分発揮することになるのである。勿論、当該緩衝材10に掛かっていた力がなくなれば、各緩衝支柱部13や基材部11は元の形状に復帰するから、自動車用座布団20が本来有していた形状に直ちに復元することになる。
From the above, when looking through the cushioning
また、各環状受部14は、複数の緩衝支柱部13によって支えられた構造のものとしてあって互いに独立したものとしてあるし、各緩衝支柱部13間には、図4にも示すように、十分な自由空間が存在しているから、各環状受部14の移動や傾斜が自由になされ、各緩衝支柱部13の弾力的な曲がりも、他のものに邪魔されることなく自由になされる。このため、各環状受部14やこれを支えている緩衝支柱部13は、その耐久性が高いものとなっていて「ヘタリ」にくくなっていて、緩衝材10全体の耐久性を高めているのである。
In addition, each annular receiving
さらに、各環状受部14が複数の緩衝支柱部13によって支えられた構造のものとしてあって互いに独立したものとしてあるし、各緩衝支柱部13間には、図4にも示すように、十分な自由空間が存在していることから、当該緩衝材10には非常に沢山の空気の流通路が三次元網目状に存在していることになる。つまり、この緩衝材10は、自動車用座布団20等の使用時に人の身体から出た汗が、当該緩衝材10内にて自由に流通することができるようにしているのであり、汗を身体が接触していない部分から外部に放散できるものとなっているのである。これにより、当該緩衝材10を採用した自動車用座布団20は、常時さわやかな状態で使用できることになるのである。
Further, each annular receiving
従って、本考案に係る自動車用座布団20は、低価格で製造できて十分な緩衝機能を備えるだけでなく、通気性が良好で、しかも平板状を長期間維持して、形状維持も長期間行うことのできるものとなっているのである。
Therefore, the
なお、上記の緩衝材10については、その基材部11の周囲に、別の平板状緩衝材10との連結を行うための連結部11aを一体的に形成して実施することもなされる。
つまり、この緩衝材10では、図2〜図4に示すように、基材部11の周囲に連結部11aを形成したものであり、この連結部11aは、合成樹脂材料を使用して当該緩衝材10を樹脂成形する際に同時成形したものである。
In addition, about said
That is, in this
この連結部11aは、複数の緩衝材10を連結してより広い平板状のものとしたい場合に使用されるものであり、隣接する他の緩衝材10の連結部11aに、溶着や縫着等の固定手段によって連結されるものである。
The connecting
さらに、上記緩衝材10については、その環状受部14の少なくとも一部の開口14aを前記合成樹脂によって埋めることもなされる。この緩衝材10では、図2に示すように、環状受部14の開口14a内に埋め材15を充填したものである。これにより、埋め材15によって埋められた環状受部14をより平板状のものに近づけることができるのであり、各緩衝支柱部13による緩衝機能を損なわないで環状受部14の凹凸をなくして、より感触のよいものとすることができるのである。
Further, with respect to the
さらに、この緩衝材10については、その基材部11の開口11a及び環状受部14の内側開口14aを円形にして実施すると、より好適なものとなる。つまり、内側開口14aを円形にすると、合成樹脂による成形のための型形成を容易にして、当該緩衝材10をより安価なものとし得るのである。つまり、「円」は、一般的な工作機械によって簡単に形成できる形状であるから、各連結部11a・14aを積極的に円形にすることによって、製造を容易にすることができるのである。
Further, with respect to the
特に、各環状受部14の開口14aを円形にしたことは、各環状受部14自体をも円形にするということであり、これによって、各環状受部14に接触した人体に違和感を与えることがなくなり、当該緩衝材10を内蔵した自動車用座布団20等の使用時に違和感を発生することがなくなるのである。
In particular, the
さらにまた、この緩衝材10については、図5または図6に示すように、各環状受部14及びこれを基材部11に対して支える緩衝支柱部13を、基材部11の両面に形成したものであり、緩衝機能をより一層高めるようにすることができる。
Furthermore, for the
各環状受部14及びこれを基材部11に対して支える緩衝支柱部13を基材部11の両面に形成する方法としては、図5の場合と図6の場合の二種類が考えられる。図5に示した方法は、一枚の基材部11の両面に各環状受部14及びこれを基材部11に対して支える緩衝支柱部13を形成するものであり、図6に示した方法は、図4に示した二枚の緩衝材10を一体化する方法である。
As a method of forming each annular receiving
図6に示した二枚の緩衝材10を一体化する方法としては、各基材部11を互いに接着する方法や、あるいは上述した連結部11aを利用して各連結部11aを逢着や溶着する方法がある。いずれにしても、図6に示した方法では、溶着または縫着工程が必要にはなるが、各緩衝材10自体の製造を上下両型だけで行えるメリットをそのまま利用できるものである。
As a method for integrating the two
以上、説明した通り、本考案においては、
「合成樹脂を材料として一体的に成形した緩衝材10を表装材21によって包み込むようにした自動車用座布団20であって、
この緩衝材10を、多数の開口12を有した平板状の基材部11と、各開口12の内側から独立して立ち上がる同じ長さの複数の緩衝支柱部13と、これら各緩衝支柱部13の先端に一体的に成形されて、各開口12の内形と略同じ外形を有した環状受部14とにより構成して、全体形状を平板状としたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、低価格で製造できて十分な緩衝機能を備えるだけでなく、通気性が良好で、しかも平板状を長期間維持して、形状維持も長期間行うことのできる自動車用座布団20を、簡単な構成によって提供することができるのである。
As described above, in the present invention,
“A
The cushioning
The main features of this structure are that it can be manufactured at low cost and has sufficient cushioning function. An
次に、上記のように構成した本考案を、図面に示した最良の形態に係る自動車用座布団20について説明するが、この最良形態の自動車用座布団20は、表装材21によって包み込んだ緩衝材10にその特徴があるため、以下では、この緩衝材10を中心に説明していくこととする。
Next, the present invention configured as described above will be described with reference to the
図1には、本考案に係る自動車用座布団20の部分破断斜視図が示してあるが、この自動車用座布団20には緩衝材10が適用してある。また、この自動車用座布団20は、合成樹脂を材料として一体的に成形した複数の緩衝材10を連結して一枚物としたものの周囲を、表装材21によって表装したものである。
FIG. 1 shows a partially cutaway perspective view of an
緩衝材10は、例えばポリエチレンやポリエチレンテレフタレート等の、室温においてある程度の剛性を有するものとなる合成樹脂材料によって一体成形したものであり、図2〜図4に示したように、多数の開口12を有した平板状の基材部11と、各開口12の内側から独立して立ち上がる同じ長さの複数の緩衝支柱部13と、これら各緩衝支柱部13の先端に一体的に成形されて、各開口12の内形と略同じ外形を有した環状受部14とにより構成して、全体形状が平板状となるようにしたものでる。
The cushioning
基材部11は、本緩衝材10の基体となるものであり、図3に示したように、多数の開口12と、これらの開口12の間にこれより小さい開口をさらに形成して、全体の材料を減少させるとともに、当該基材部11にもある程度の弾力性を持たせるようにしたものである。この基材部11の周囲には、連結部11aが形成してあり、この連結部11aは、当該緩衝材10を別の緩衝材10に連結するのに使用されるものである。各連結部11a間の連結は、連結部11a同士を溶融して接着したり、あるいは糸やステイプラー等によって綴じたりすることによりなされる。
The
各開口12の内側からは、図3及び図4に示したように、複数(本最良形態では4本)の緩衝支柱部13が立ち上がっている。これらの緩衝支柱部13は、基材部11と一体的に形成したものであり、先端にて環状受部14を支えるものである。
As shown in FIGS. 3 and 4, a plurality (four in the present best mode) of buffer struts 13 rise from the inside of each
これらの開口12、緩衝支柱部13、及び環状受部14の形状や位置関係は、当該緩衝材10を型成形し易くするために、次のように規定してある。まず、図4に示すように、環状受部14の外形を、開口12の内形と略同じか小さくなるようにしてあり、各緩衝支柱部13については、各開口12及び14aの内側に位置するようにしてある。これにより、一方の型のキャビティ内に緩衝支柱部13や環状受部14となる部分を形成しておいて、他方の型のプラグ(突出型)をこのキャビティ内に挿入できるようにしておけば、当該緩衝材10は、上下両型によって同時に一体成形できることになるのである。
The shapes and positional relationships of these
勿論、各緩衝支柱部13は、環状受部14を基材部11に対して平行状態で支持する必要があるから、同じ高さのものとして形成してある。また、各環状受部14やその開口14a、あるいは開口12の形状を円形となるように実施しているが、これに限るものではない。
Of course, each
さらに、本最良形態では、各環状受部14の内の適宜なものについて、図2に示したように、その開口14a内に埋め材15を詰めてある。この埋め材15は、当該環状受部14を平板状にするためのものであり、緩衝材10の基材部11とは反対側の面の感触を良好にするものである。
Furthermore, in this best mode, as shown in FIG. 2, a filling
このような緩衝材10に対しては、図5に示したように、基材部11の図示下側にも、緩衝支柱部13や環状受部14を形成して実施されることもある。このようにした場合には、基材部11の両面で緩衝機能を発揮させることができる。
For such a
また、図6に示したように、二枚の緩衝材10を、各基材部11を背中合わせにして互いに一体化することにより、図5に示した緩衝材10と同様な緩衝機能の向上を図ることもなされる。この場合、基材部11間の一体化は、互いの接着や溶着は勿論のこと、前述した連結部11aを利用した固定を行うようにしてもよい。
Further, as shown in FIG. 6, the two
10 緩衝材
11 基材部
11a 連結部
12 開口
13 緩衝支柱部
14 環状受部
14a 開口
15 埋め材
20 自動車用座布団
21 表装材
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記緩衝材として、多数の開口を有した平板状の基材部と、前記各開口の内側から独立して立ち上がる同じ長さの複数の緩衝支柱部と、これら各緩衝支柱部の先端に一体的に成形されて、前記各開口の内形と略同じ外形を有した環状受部とにより構成して、全体形状を平板状としたことを特徴とする自動車用座布団。 A cushion for an automobile in which a cushioning material formed integrally with a synthetic resin as a material is wrapped with a cover material,
As the buffer material, a flat plate-like base material portion having a large number of openings, a plurality of buffer strut portions having the same length standing up independently from the inside of each opening, and the tip of each buffer strut portion are integrated. An automotive seat cushion comprising an annular receiving portion that is molded into a flat shape and has an outer shape substantially the same as the inner shape of each opening.
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