JP3109330U

JP3109330U - 医療用資機材準備シート

Info

Publication number: JP3109330U
Application number: JP2004006049U
Authority: JP
Inventors: 満人上谷
Original assignee: 満人上谷
Priority date: 2004-10-14
Filing date: 2004-10-14
Publication date: 2005-05-19
Anticipated expiration: 2010-10-14

Abstract

【課題】医療行為やこれに類する行為において資機材を準備する際に、資機材を漏れなく迅速に準備できるようにする。
【解決手段】所定の医療行為もしくはこれに類する行為に要する資機材の準備に用いるシートであって、前記シート表面に前記資機材を等倍で表した図を配列した医療用資機材準備シートを用いて、準備者が必要な資機材をシート上に配列された図の上に置いていくことで、迅速かつ漏れのない資機材の準備が可能となる。
【選択図】図１

Description

本考案は医療行為もしくはこれに類する行為に用いる資機材を準備する際に用いるシートに関する。

医療行為、特に、救急医療においては、迅速かつ正確な措置を行うことは極めて重要であり、資機材の準備に際しても一刻を争う場合も多い。このために、例えば、救急救命士が気管挿管のための資機材を準備する際には、清潔な紙の上に、救急救命士が必要な資機材を一つ一つ迅速に配列しながら準備することが行われている。

しかし、資機材を配列するのは救急救命士の記憶に頼って行っているために、人によっては、準備品の一部を忘れてしまったり、記憶があいまいで準備に時間がかかってしまう場合もあった。
本考案は、このような問題に鑑みて、医療行為やこれに類する行為において資機材を準備する際に、資機材を漏れなく迅速に準備できるようにすることを課題とする。

上記課題を解決するために、本考案は次のような構成を有する。
請求項１に記載の考案は、所定の医療行為もしくはこれに類する行為に要する資機材の準備に用いるシートであって、前記シート表面に前記資機材を等倍で表した図を配列した医療用資機材準備シートである。なお、本願において、医療行為もしくはこれに類する行為には、医師や救急救命士に認められる医療行為が含まれるほか、看護師や介護福祉士が対象者に対して行う検診や医療ケアなどの行為が含まれる。また、図には写真が含まれる。
請求項２に記載の考案は、前記医療用資機材準備シートにおいて、前記シートを１枚ごとに滅菌して封入する袋体を有するものである。
請求項３に記載の考案は、前記医療用資機材準備シートにおいて、前記図の近傍に、この図が示す資機材に関する情報を付記したものである。資機材に関する情報には、資機材の名称や、資機材の使用方法、使用に際しての注意事項などが例示できる。

請求項１に記載の考案は、準備者が必要な資機材をシート上に配列された図の上に置いていくことで、迅速かつ漏れのない資機材の準備が可能となる。
請求項２に記載の考案は、前記シートを１枚ごとに滅菌して封入した袋体を使用に際して開封してシートを取り出して使用することで、準備する資機材をより確実に清潔な状態に保つことができる。
請求項３に記載の考案は、前記図の近傍に、この図が示す資機材に関する情報を付記することで、準備者の各資機材の準備を補助したり、使用に際しての利便性を向上させたりすることができる。

以下、本考案の実施形態について、図を参照しながら説明する。
図１に本考案に係る医療用資機材準備シートXを表す平面図を示す。この医療用資機材準備シートXは救急救命士が使用することが想定さている。この医療法資機材準備シートXは樹脂コーティングされた紙でできたシート本体１０と、シート本体１０を滅菌処理したのちに、これを封入するポリエチレンの袋体２０より構成される。シート本体１０の表面には、医療行為としての気管挿管に用いる資機材を表す図１１がそれぞれの資機材と等倍の大きさで印刷により表示されている。これらの各図は準備に支障がない程度の間隔を空けて配列されている。また、各図の近傍には、図に示される資機材の名称１１ａが印刷され、また、必要に応じて、資機材の準備や使用に際して参考になる情報１１ｂが印刷されている。これに加えて、医療用資機材準備シートXの使用に際しての注意事項１２も印刷されている。
次に、以上のような構成を有する医療用資機材準備シートXの使用方法を説明する。これを使用する救急救命士は、袋体２０を破ってシート本体１０を取り出し、この上に、必要な資機材を図および名称を確認しながら、図の上に資機材が重なるように配列していく。その後、患者の状況に応じて必要な機材を用いて気管挿管を行う。使用後、医療用資機材準備シートXは廃棄する。
このように、図を見ながら資機材を配列していくことで資機材を準備するので、早く間違いない準備ができ、スムーズな運用によって１分１秒を争う患者の救命率の向上につながる。また、救急救命士が救急現場で患者から手が離せず、自ら準備ができな状況でも、本医療用資機材準備シートを利用することにより、知識のない他の隊員でも必要な資機材を準備することが可能となる。
なお、上記実施形態では、シート本体１０を袋体２０にそのまま封入しているが、これは、図２に示すように携帯に適した大きさの袋体２０にシート本体１０を折りたたんで、封入するようにしてもよい。

考案の実施形態に係る医療用資機材準備シートの平面図である。医療用資機材準備シートの封入状態の他の例を示す斜視図である。

符号の説明

Ｘ医療用資機材準備シート
１０シート本体
１１図
１１ａ名称
１１ｂ資機材に関する情報
２０袋体

Claims

所定の医療行為に要する資機材の準備に用いるシートであって、
前記シート表面に前記資機材を等倍で表した図を配列した医療用資機材準備シート。
前記シートを１枚ごとに滅菌して封入する袋体を有する請求項１に記載に医療用資機材準備シート。
前記図の近傍に、この図が示す資機材に関する情報を付記した請求項１又は２に記載の医療用資機材準備シート。