JP3109223U - 食器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 有彩色の色彩による雰囲気を得ることができ、しかも、奥ゆかしさにかけることがない食器を提供する。
【解決手段】 白磁からなる受皿付きカップ10の受皿12には、テーブルの上面Tbに対向するその外周面13に有彩色部14が設けられている。有彩色部14は、受皿12の糸底15を囲む環状に形成されている。また、有彩色部14は、外周面13の外周縁部13aよりも内側に、かつ、糸底15よりも外周に設けられている。有彩色部14は、均一な色合いの赤色、青色、緑色又は黄色とされている。
【選択図】 図1
【解決手段】 白磁からなる受皿付きカップ10の受皿12には、テーブルの上面Tbに対向するその外周面13に有彩色部14が設けられている。有彩色部14は、受皿12の糸底15を囲む環状に形成されている。また、有彩色部14は、外周面13の外周縁部13aよりも内側に、かつ、糸底15よりも外周に設けられている。有彩色部14は、均一な色合いの赤色、青色、緑色又は黄色とされている。
【選択図】 図1
Description
本考案は、載置面から離れた位置で同載置面に対向する外周面を有する、例えばカップ用受皿、取り皿等の食器に関するものである。
一般に、例えば受皿付きカップは、白磁素地に透明な釉を施したものや、白磁素地に部分的な上絵を施したものや、白磁素地の全面に化粧釉を施したものが一般的である。ここで、有彩色の色合いは、それを見る人の意識に影響を及ぼすことが知られている。例えば、赤色は、交感神経を刺激し、血圧、脈拍、呼吸を高める作用があることが知られている。また、青色は、血圧を安定させ、呼吸数を低め、筋肉の緊張を和らげる作用があることが知られている。このため、カップを使う人は、好みの色彩が施されたカップを選ぶことにより、意図した雰囲気を得ることができる。
しかしながら、上記のようにカップ全体に色が付けられたものは直接視覚を刺激するので、奥ゆかしさにかける。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、有彩色の色彩による雰囲気を得ることができ、しかも、奥ゆかしさにかけることがない食器を提供することにある。
本考案は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、有彩色の色彩による雰囲気を得ることができ、しかも、奥ゆかしさにかけることがない食器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、載置面から離れた位置で同載置面に対向する外周面を有する食器において、前記外周面上に食器素地の色合いよりも彩度の高い色合いの有彩色部を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記食器素地は、不透明であることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2記載の考案において、前記食器素地は、無彩色であることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2記載の考案において、前記食器素地は、無彩色であることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の考案は、請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の考案において、前記有彩色部を、前記載置面に接する当接部を囲んだ環状に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の考案は、請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の考案において、前記帯状有彩色部は、1つの有彩色領域からなることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の考案は、請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の考案において、前記帯状有彩色部は、複数の有彩色領域からなることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の考案は、請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の考案において、前記帯状有彩色部は、複数の有彩色領域からなることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の発明において、前記帯状有彩色部は、赤色、青色、緑色及び黄色のいずれかであることを特徴とするものである。
また、請求項8に記載の考案は、請求項1〜請求項7のいずれか一項記載の考案において、皿であることを特徴とするものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8記載の発明において、カップ用の受皿であることを特徴とするものである。ここで、「カップ」とは、コーヒーや紅茶を飲むための取っ手付きの茶碗を意味する。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8記載の発明において、カップ用の受皿であることを特徴とするものである。ここで、「カップ」とは、コーヒーや紅茶を飲むための取っ手付きの茶碗を意味する。
また、請求項10に記載の考案は、請求項1〜請求項9のいずれか一項記載の考案において、陶磁器、不透明ガラス、プラスチック、木材又は紙からなることを特徴とするものである。
本考案によれば、食器をテーブル等の上面に載せたときに、食器を使う当人は有彩色部の色を直接見ることなく、テーブル等の上面に映る有彩色部の色の影を見ることができる。従って、この食器を用いることにより、有彩色の色彩の作用効果による雰囲気を得ることができ、しかも、奥ゆかしさにかけることがない。
次に、本考案を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、受皿付きカップ10は、コーヒーや紅茶を飲むための取っ手付きのカップ11と、このカップ11を受ける受皿12とからなる。カップ11及び受皿12は、共に白色の磁器素地に透明釉をかけた白磁である。なお、素地の色合いは、白色に限らず、灰白色、白色等の白色に近い不透明な無彩色であってもよい。また、せっ器、陶器又は土器であれば、同無彩色に近い彩度の不透明な有彩色であってもよい。
図1に示すように、受皿付きカップ10は、コーヒーや紅茶を飲むための取っ手付きのカップ11と、このカップ11を受ける受皿12とからなる。カップ11及び受皿12は、共に白色の磁器素地に透明釉をかけた白磁である。なお、素地の色合いは、白色に限らず、灰白色、白色等の白色に近い不透明な無彩色であってもよい。また、せっ器、陶器又は土器であれば、同無彩色に近い彩度の不透明な有彩色であってもよい。
受皿12は、テーブルの上面Tb(載置面)から離れた位置で同上面Tbに対抗する外周面13を有している。この外周面13上には、有彩色部14が設けられている。有彩色部14は、テーブルの上面Tbに接する糸底(当接部)15を囲む環状に形成されている。また、有彩色部14は、外周面13の外周縁部13aよりも内周側に、かつ、受皿12の糸底15よりも外周側に設けられている。有彩色部14は、均一な色合いの赤色、青色、緑色又は黄色とされている。この有彩色部14は、白色磁器素地に透明釉がかけられた受皿12の外周面13に、上絵付けによって形成されている。上絵付けの手法としては、スプレーを用いた金属顔料の吹きかけや、スクリーン印刷による金属顔料の転写を用いることができる。上絵付け後の受皿12は、約800℃で焼成されている。
次に、上記のように構成した受皿付きカップ10の作用について説明する。
例えば、気分を高めようとするときには、赤色の有彩色部14を設けた受皿付きカップ10を用いるようにする。このカップ11及び受皿12をテーブルの上面Tbに載せると、図3に示すように、受皿12の外周面13に設けられた有彩色部14の赤色の影Sdがテーブルの上面Tbに映る。このため、当人は、受皿12の下方においてテーブルの上面Tbに映った影Sdの赤色がもたらす周知の作用効果により意図した雰囲気を得ることができる。
例えば、気分を高めようとするときには、赤色の有彩色部14を設けた受皿付きカップ10を用いるようにする。このカップ11及び受皿12をテーブルの上面Tbに載せると、図3に示すように、受皿12の外周面13に設けられた有彩色部14の赤色の影Sdがテーブルの上面Tbに映る。このため、当人は、受皿12の下方においてテーブルの上面Tbに映った影Sdの赤色がもたらす周知の作用効果により意図した雰囲気を得ることができる。
また、気分を落ち着かせようとするときには、青色の有彩色部14を設けた受皿付きカップ10を用いるようにする。このカップ11及び受皿12をテーブルの上面Tbに載せると、受皿12における有彩色部14の青色の影Sdがテーブルの上面Tbに映る。このため、当人は、受皿12の下方においてテーブルの上面Tbに映った影Sdの青色がもたらす周知の作用効果により意図した雰囲気を得ることができる。なお、有彩色部14を緑色としても、青色の場合と同様の作用効果が得られる。また、有彩色部14を黄色とすれば、赤色、青色及び緑色とは異なる周知の作用効果が得られる。
以上のように、この実施形態の受皿付きカップ10においては、このカップ11でコーヒー等を飲もうとする当人には直接見えない受皿12の外周面13に有彩色部14を設けた。このため、この受皿付きカップ10をテーブルの上面Tbに載せたときに、当人は有彩色部14の色を直接見ることなく、テーブルの上面Tbに映る有彩色部14の色の影Sdを見ることができる。従って、有彩色の色彩の作用効果による雰囲気を得ることができ、しかも、奥ゆかしさにかけることがない。
また、有彩色部14を、外周面13の外周縁部13aよりも内側に設けたので、カップ11を使っている当人以外の人からも有彩色部14の色が見えない。このため、元々のカップ11の意匠を損ねることがない。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してよい。
・ 有彩色部14の明度を、径方向又は周方向において変化させる。
・ 有彩色部14の彩度を、径方向又は周方向において変化させる。
・ 有彩色部14の明度を、径方向又は周方向において変化させる。
・ 有彩色部14の彩度を、径方向又は周方向において変化させる。
・ 有彩色部14の色合いを、同じ色合いの中で、径方向又は周方向において変化させる。
・ 有彩色部14を、中絵付け、下絵付け、色釉(素焼きの前に行うもの)、化粧釉(素焼きの上に行うもの)、塗漆(本焼き後に行うもの)等によって形成する。
・ 有彩色部14を、中絵付け、下絵付け、色釉(素焼きの前に行うもの)、化粧釉(素焼きの上に行うもの)、塗漆(本焼き後に行うもの)等によって形成する。
・ 図4に示すように、有彩色部14を、周方向に分割された複数の略台形状の有彩色領域20から構成する。この各有彩色領域20は、同じ色合いである。さらに、有彩色領域20を周方向に間隔を空けて設けた構成とする。
・ 図5に示すように、有彩色部14を、径方向に分割された複数の帯状の有彩色領域21から構成する。この各有彩色領域21は、同じ色合いである。
・ 図6に示すように、有彩色部14を、多数のドット(有彩色領域)22から構成する。この各有彩色領域22は、同じ色合いである。
・ 図6に示すように、有彩色部14を、多数のドット(有彩色領域)22から構成する。この各有彩色領域22は、同じ色合いである。
・ 本発明を、前記白磁以外のボーンチャイナ、ニューボーンチャイナ、並生地、アイボリー等の磁器、半磁器、陶器、せっ器(ストーンウェア)、又は土器等の陶磁器に具体化する。
・ 本発明を、スープ、魚、肉、カレー、パスタ、ケーキ、パン用等の各種取り皿や、その受皿に実施する。この場合、有彩色部14を設けた前記皿をその受皿上に載置した場合には、有彩色部14の色が受皿上に映る。
・ 本発明を、糸底を持たない食器に具体化する。
・ 本発明を、ガラス、プラスチック、木材、紙等の不透明な材料からなる食器に具体化する。これらの材料からなる食器に対しては、スクリーン印刷、スプレー、刷毛による塗布等によって帯状有彩色部を形成することができる。
・ 本発明を、ガラス、プラスチック、木材、紙等の不透明な材料からなる食器に具体化する。これらの材料からなる食器に対しては、スクリーン印刷、スプレー、刷毛による塗布等によって帯状有彩色部を形成することができる。
10…食器としての受皿付きカップ、11…カップ、12…食器としての受皿、13…外周面、13a…外周縁部、14…有彩色部、15…当接部としての糸底、20,21…有彩色領域、22…有彩色領域としてのドット、Tb…載置面としての(テーブルの)上面。
Claims (10)
- 載置面から離れた位置で同載置面に対向する外周面を有する食器において、
前記外周面上に食器素地の色合いよりも彩度の高い色合いの有彩色部を設けたことを特徴とする食器。 - 前記食器素地は、不透明であることを特徴とする請求項1記載の食器。
- 前記食器素地は、無彩色であることを特徴とする請求項2記載の食器。
- 前記有彩色部を、前記載置面に接する当接部を囲むように設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の食器。
- 前記有彩色部は、1つの有彩色領域からなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の食器。
- 前記有彩色部は、複数の有彩色領域からなることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の食器。
- 前記有彩色部は、赤色、青色、緑色及び黄色のいずれかであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項記載の食器。
- 皿であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項記載の食器。
- カップ用の受皿であることを特徴とする請求項8記載の食器。
- 陶磁器、不透明ガラス、プラスチック、木材又は紙からなることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項記載の食器。
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JP2004007013U JP3109223U (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 食器 |
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JP2015128553A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-16 | 鳴海製陶株式会社 | 陶磁器 |
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2004
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