JP3109139U - 口中清浄器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型でポケットに入れて持ち歩き、手軽に使用することのできる口中清浄器を提供する。
【解決手段】人体に無害なガスを封入した小型ガス容器1に噴射ボタン2とノズル3を設け、噴射ボタン2を押すことにより容器1内のガスをノズル3の先端から噴射させる口中清浄器で、ノズル3が屈曲部32において屈曲自在となっている口内清浄器。
【選択図】図1

Description

本考案は、口中、特に歯と歯の間に詰まった異物を除去する口中清浄器に関する。
口中、特に歯と歯の間に詰まった汚れを除去する手段としては通常の歯ブラシ、電動歯ブラシ、隙間用の特殊ブラシ等があるが、いずれも洗面所などの水を使用する場所へ行って使用することが必要であり、随時、手軽に、というわけには行かない。
一方、口中に芳香性の消毒薬などを噴射するスプレイ型の消臭剤が市販されているが、消臭が主たる目的で、歯と歯の間にはさまった異物を取る機能まではない。
また、パソコンのキーボードをはじめとするOA機器、精密機器等の細かい隙間の清掃用として、細長いノズルの先端からガスを噴射するスプレイ缶タイプのものが市販されているが、総噴射量を確保するためやや大型となるので口中清浄の目的のためには使用できない。
本考案は、小型でポケットに入れて持ち歩き、手軽に使用することのできる口中清浄器を提供することを目的とする。
本考案は、人体に無害なガスを封入した小型ガス容器に噴射ボタンとノズルを設け、前記噴射ボタンを押すことにより前記小型ガス容器内のガスを前記ノズルの先端から噴射させる口中清浄器であって、前記ノズルが元管と先管との中間の屈曲部において屈曲自在となっていることを特徴とするものである。
本考案によれば、小型でポケットに入れて持ち歩き、手軽に使用することのできる口中清浄器が実現し、口中が爽快となるばかりでなく歯周病や虫歯が予防されるなど、健康が増進されるという、すぐれた効果を奏する。
本考案の口中清浄器は、液化させるなどしてガスを充填した小型容器に噴射ボタンとノズルを設けてなり、ノズルは屈曲部において屈曲自在となっているので、通常はノズルを容器側面に折り畳むことでポケットに入れて手軽に持ち歩くことができ、使用時はノズルを伸ばして口中に挿入し、噴射ボタンを押して容器内のガスをノズル先端から噴射することにより口中、特に歯と歯の間に詰まった異物を手軽に除去することができる。
ガスがなくなった時点で再充填することも可能ではあるが、安価に製造できるものであれば「使い捨て」とすることもできる。
図2は、図1と同じくノズルを伸ばした状態で示す正面図で、1はガスを封入した容器、2は噴射ボタン、3はノズルで31は元管、32は屈曲部、33は先管である。なお11は折り畳んだ状態におけるノズル先端を保護するノズルガード、12はノズル3の容器への取り付け部分を保護するフードで、これらノズルガード11、フード12は必要に応じて設ければよい。
噴射ボタン2は容器1とノズル3の間を遮断するストップ弁であり、押すことにより容器1内のガスがノズル3に流出する。独立した押しボタンでもよいし、ノズル3の元管31の取り付け部を容器方向へ押し込む構造のものでもよい。
ノズル3は伸ばした状態で口中に挿入するので、伸ばした状態で50ないし60mmの長さが好ましい。屈曲部32を除いて元管31、先管33の材質は特に限定しないが、製造コストや携帯時の重さ、口中を損傷しないなどの点を考慮すると樹脂管とするのが好ましい。容器1に充填、封入するガスは噴射された圧力で異物を吹き飛ばすだけの役割であり、芳香性、医療効果などは特に必要としない。また口中に噴射するものであることから人体に有害でないガスであることが必要である。その点では空気や不活性ガスが望ましいが、これらは液化が難しいので簡単に充填ができないことから、現実にはHFCなどのフロン系ガスや、イソプロパノールなどのLPGが適当である。
[実施例1]
ノズル3部分の第1の実施例を図3により説明する。(a)は屈曲部32aを示す斜視図、(b)は分解した状態を示す斜視図である。この、屈曲部32aは側面周囲の段付き部で嵌合する2枚の円盤の一方の側面に小孔、他方の側面に円弧状のスリットを形成し、これらの側面を内側にしてピンで重ね合せてかしめるなどして結合したもので、両側の元管31、先管33に形成されているガス孔が屈曲部32aの屈曲の如何に係わらず連通するようになっている。
[実施例2]
ノズル3の第2の実施例を図4により説明する。ノズル3全体を可塑性の樹脂管とし、
屈曲部32bには蛇腹を形成して屈曲自在としてある。飲料を飲むのによく使用される折り曲げ式の樹脂製ストローと同じ構造である。曲げれば曲げたなりに、伸ばせば伸ばしたなりになる。
[実施例3]
ノズル3の第3の実施例を図5により説明する。屈曲部32cは弾性材の短管とし、両側の元管31、先管33をこれに挿入してある 。この実施例の場合、ノズル3を折り畳んで保持するにはノズルガード11にフック状の溝を設けるなどして、ノズル先端部をノズルガード11に係止させることが望ましい。
実施例の口中清浄器をノズルを折り畳んだ状態で示す正面図である。 実施例の口中清浄器をノズルを伸ばした状態で示す正面図である。 第1の実施例におけるノズルの屈曲部を示す部分斜視図である。 第2の実施例におけるノズルの屈曲部を示す部分正面図である。 第3の実施例におけるノズルの屈曲部を示す部分正面図である。
符号の説明
1 容器
2 噴射ボタン
3 ノズル
11 ノズルガード
12 フード
31 元管
32 屈曲部
33 先管

Claims (4)

  1. 人体に無害なガスを封入した小型ガス容器(1)に噴射ボタン(2)とノズル(3)を設け、前記噴射ボタン(2)を押すことにより前記小型ガス容器(1)内のガスを前記ノズル(3)の先端から噴射させる口中清浄器であって、前記ノズル(3)が元管(31)と先管(33)との中間の屈曲部(32)において屈曲自在となっていることを特徴とする口中清浄器。
  2. 前記屈曲部(32a)が、一方の側面に小孔、他方の側面に円弧状のスリットを形成した2枚の円盤を前記各側面を内側にして重ね合わせて結合し、屈曲の如何に係わらず両側に接続されるノズル(3)の元管(31)および先管(33)とが連通するようにしたものである請求項1に記載の口中清浄器。
  3. 前記屈曲部(32b)が、樹脂管に蛇腹を形成したものである請求項1に記載の口中清浄器。
  4. 前記屈曲部(32c)が、弾性材の短管である請求項1に記載の口中清浄器。
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