JP3108765B2 - 慢性ストレス判定方法及びその装置、記録媒体、判定シート - Google Patents

慢性ストレス判定方法及びその装置、記録媒体、判定シート

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JP3108765B2 JP11118417A JP11841799A JP3108765B2 JP 3108765 B2 JP3108765 B2 JP 3108765B2 JP 11118417 A JP11118417 A JP 11118417A JP 11841799 A JP11841799 A JP 11841799A JP 3108765 B2 JP3108765 B2 JP 3108765B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は慢性ストレス判定方
法及びその装置、記録媒体、判定シート特に唾液中コル
チゾール濃度による判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるストレスが各種疾患の原因にな
ることは周知であるが、従来短期的なストレスに関して
は多くの研究が行われ、かつその対処法などについても
検討が進んでいる。
【0003】一方で、近年、長期間にわたる軽度ストレ
ス負荷あるいは短期的ストレスの十分な解消が行われな
いことによる慢性(蓄積)ストレスが問題となってい
る。これらの慢性ストレスは、それぞれのストレス要因
のみを見ればさほど強いストレスとはいえない場合であ
っても、蓄積されることにより強度の短期的ストレス以
上の影響を心身に与え、慢性ストレスが原因と見られる
過労死などが社会現象となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いわゆ
る慢性ストレスは、通常の場合、顕著かつ特異な症状が
発現することはあまりなく、かつその発現形態も多様に
わたるため、きわめて研究の難しい分野である。しかも
ストレス要因も多様であり、それらが複合化して問題と
なるため、ストレスの解消あるいはストレス要因の除去
も難しく、その適切な判定が強く要望されていた。さら
に、ストレス判定のための高度な心理学的分析などを行
うことは、それ自体、被験者に対するストレスとなるこ
とも予想される。
【0005】本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は慢性ストレスを、簡易にかつ
被験者に負担をかけることなく、正確に判定し得る判定
方法ないし装置、記録媒体、判定シートを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行った結果、唾液中コルチゾ
ールの一日の経時変化が慢性ストレスと密接に関係して
いることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明にかかる慢性ストレス判
定方法は、健常人と思われる多数の被験者の、一日の所
定時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定し、
該測定結果より標準コルチゾール濃度変化範囲を規定す
る標準範囲規定工程と、特定人の唾液中コルチゾール濃
度の変化を調べ、前記標準コルチゾール濃度変化範囲よ
り逸脱する者を、慢性ストレスを有している可能性のあ
る者と判定する判定工程と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明にかかる方法において、前記
慢性ストレスの判定工程では、唾液中コルチゾール濃度
変化が標準コルチゾール濃度変化範囲内にある場合に
も、起床時唾液中コルチゾール濃度が、他の時間帯のい
ずれかの唾液中コルチゾール濃度よりも低い場合に慢性
ストレスを有している可能性のある者と判定することが
好適である。
【0009】また、本発明にかかる慢性ストレス判定装
置は、健常人と思われる多数の被験者の、一日の所定時
間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定し、該測
定結果より得られた標準コルチゾール濃度変化範囲を記
憶する標準範囲記憶手段と、特定人の唾液中コルチゾー
ル濃度の変化が入力され、前記標準コルチゾール濃度変
化範囲より逸脱する者を、慢性ストレスを有している可
能性のある者と判定する判定手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0010】また、本発明にかかる記録媒体は、健常人
と思われる多数の被験者の、一日の所定時間範囲にわた
る唾液中コルチゾール濃度を測定し、該測定結果より得
られた標準コルチゾール濃度変化範囲が記憶された標準
範囲データと、入力された特定人の唾液中コルチゾール
濃度の変化が、前記標準コルチゾール濃度変化範囲より
逸脱する者を、慢性ストレスを有している可能性のある
者と判定する判定ステップと、を備え、コンピュータに
よる読みとり及び実行が可能なプログラムが記憶された
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明にかかる慢性ストレス判定シ
ートは、健常人と思われる多数の被験者の、一日の所定
時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定し、該
測定結果より得られた標準コルチゾール濃度変化範囲が
グラフ化表示されており、特定人の唾液中コルチゾール
濃度の変化を調べ、その測定結果を前記標準コルチゾー
ル濃度グラフ上に重ねてプロット可能な濃度及び時間の
目盛りがとってあることを特徴とする。
【0012】また、前記方法、装置、媒体、シートにお
いて、標準コルチゾール濃度変化は、客観的ストレス要
因がなく、かつストレス自覚症状のない人の一日の所定
時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定して得
られたことが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】いわゆるストレスと唾液中コルチ
ゾールとの関係については以前より報告されており、例
えばJournal of Psychosomati
c Research,Vol.23,pp.181−
192(1979)には、いわゆるホワイトカラー職の
仕事負荷とコルチゾールの関係について考察が示されて
いる。そして、短期的な仕事負荷とコルチゾール濃度の
間にはある程度の相関が認められることが確認されてい
る。
【0014】短期的ストレスの場合、そのストレス負荷
の前後での唾液中コルチゾール濃度を測定することによ
り、ある程度定量的なストレス評価が可能であるが、慢
性ストレスの場合、慢性ストレス強度が高いからといっ
て、単純に唾液中コルチゾール濃度が上昇するわけでは
ない。そこで本発明者らは唾液中コルチゾールの濃度を
単純に標準値と比較するのではなく、その一日での変化
に着目した。
【0015】この結果、唾液中コルチゾール濃度は、一
日の時間帯により大きく変化すること、及びその変化態
様には一定のパターンがあることを見いだした。そし
て、客観的ストレス要因があり、かつストレスの自覚症
状のある被験者の唾液中コルチゾール濃度変化は、いず
れかの時間帯で標準範囲を逸脱するか、あるいは起床時
コルチゾール濃度が他のいずれかの時間帯のコルチゾー
ル濃度よりも低くなることを見いだした。
【0016】以下、本発明の内容をさらに詳細に説明す
る。唾液中コルチゾール濃度測定方法カラムスイッチン
グを具備したセミミクロカラム液体クロマトグラフ法に
より、唾液中コルチゾール濃度を測定した。前処理用セ
ミミクロカラムには、株式会社資生堂製のCAPCEL
L PAK MF Ph−1(1.5mm i.d.×
35mm)を、また分析用セミミクロカラムには、株式
会社資生堂製CAPCELL PAK C18UG12
0(1.5mm i.d.×250mm)を用いた。前
処理用移動相は、5mMリン酸緩衝液/アセトニトリル
(pH6.0)=98/2、分析用移動相は、10mM
リン酸緩衝液/アセトニトリル=78/22とし、共に
0.1ml/minで送液した。カラム温度は共に35
℃で一定にし、検出波長は242nmに設定した。バル
ブ切替時間は2.0〜4.0分とし、唾液は濾過後10
0μlを直接注入した。
【0017】ストレス感の評価 主観的にストレス感を 非常に感じている:3 感じている:2 少し感じている:1 全く感じていない:0 の4段階で、被験者自身に評価、回答させた。
【0018】標準範囲の規定 次に、本発明者らは健康な被験者85名に対して、起床
時(6:20)、10:00、11:40、14:0
0、16:00にそれぞれ唾液を採取し、そのコルチゾ
ール濃度を測定した。そして、平均値±1SDの範囲を
プロットしたところ、唾液中コルチゾール濃度変化は、 起床時 :約4〜16pmol/ml 10:00:約0〜11pmol/ml 11:40:約1〜9pmol/ml 14:00:約0〜11pmol/ml 16:00:約0〜8pmol/ml という結果が得られた。
【0019】そして、この範囲を標準範囲と仮定し、図
1に示すシート上にプロットした。なお、前記ストレス
感の評価で0又は1、且つ客観的ストレス要因としての
残業時間が10時間以下の者の平均±1SD範囲をプロ
ットした場合にも、ほぼ同様の傾向が認められた。この
ため、標準コルチゾール濃度変化範囲は、客観的ストレ
ス要因がなく、且つストレス自覚症状のない人の一日の
所定時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定し
て得ることも好適である。
【0020】慢性ストレス判定 次に、客観的ストレス要因として残業時間をとり、残業
時間が多く(残業時間50時間/月)かつストレス感の
ある者(ストレス感:3)を慢性ストレスを有している
として、前記シート上にプロットしたところ、図2に示
すように、起床時のコルチゾール濃度が標準範囲の下限
より低く、かつ14:00のコルチゾール濃度も標準範
囲よりはずれ、起床時よりも高い値を示した。
【0021】また、残業時間50時間/月、ストレス感
2の者についてシート上にプロットしたところ、図3に
示すように起床時のコルチゾール濃度が標準範囲の下限
より低い外は、各時間帯におけるコルチゾール濃度は標
準範囲内にあるものの、11:40のコルチゾール濃度
は起床時よりも高い値を示した。
【0022】これに対し、残業時間45時間/月、スト
レス感0の被験者のコルチゾール濃度変化をプロットし
たところ、図4に示すようにすべて標準範囲で推移し
た。この結果、コルチゾール濃度変化は、単に残業時間
の多少による疲労度を示すのではなく、そのストレス要
因が個人別に与える影響の程度を反映していることが理
解される。
【0023】次の表1に標準範囲とストレス感、残業時
間の関係を示す。
【表1】
【0024】以上のように、唾液中のコルチゾール濃度
の標準範囲を数時間にわたる時間帯で規定し、かつ被験
者よりの唾液試料採取を一日数回、すなわち起床時、1
0:00、11:40(昼食前)、14:00、16:
00に行うことで、いずれかの時間帯におけるコルチゾ
ール濃度が標準範囲を越えた場合には慢性ストレスを有
している可能性が高いとして判定することができる。
【0025】また、起床時の採取唾液のコルチゾール濃
度が、他の時間帯のいずれかの唾液のコルチゾール濃度
よりも低い場合には、同様に慢性ストレスを有している
可能性が高いとして判定することができる。
【0026】慢性ストレス判定装置 図5には本発明の一実施例にかかる慢性ストレス判定装
置の概略構成が示されている。同図に示す装置10は、
唾液中コルチゾール濃度測定手段12と、前記コルチゾ
ール濃度変化標準範囲を例えば男女別、年代別に記憶し
た標準範囲記憶手段としてのハードディスク14と、判
定手段として機能し得るCPU16と、判定結果を表示
する表示部18とを備える。
【0027】なお、比較を行うプログラムなどは図示を
省略したROM中に記憶させておいてもよいし、前記ハ
ードディスク14に書き込んでおくことも可能である。
本実施形態にかかる判定装置10は概略以上のように構
成され、操作者は唾液(検体)を採取し、測定手段12
に検体を注入すると共に、該検体に対応した被験者識別
情報及び唾液採取時間を入力する。
【0028】そして、該サンプルのコルチソール濃度測
定結果は、被験者識別情報及び唾液採取時間と共にハー
ドディスク14中に記憶され、該被験者の所定の採取時
間における唾液サンプルの測定が終了した時点で、判定
手段16は、測定結果が前記標準範囲に収まっているか
否か、及び起床時唾液中コルチゾール濃度が他のいずれ
かの時間帯のコルチゾール濃度よりも低いか否かに基づ
き、該被験者が慢性ストレスを有しているか否かを判定
し、表示部18に結果を表示する。
【0029】なお、本実施形態にかかる装置において、
例えば一セット5検体をセット可能なオートサンプラー
を備え、該一セットに一被験者の経時採取された唾液サ
ンプルをセットして一時に慢性ストレス判定を行うこと
も好適である。
【0030】上記装置に用いられる慢性ストレス判定プ
ログラムは、 クロマトグラムにより分離を行っている間、予め作成
した様々なデモ画面(各種説明など)を表示でき、クロ
マトグラムの状況を表す画面と任意に切り換えることが
できる。 コルチゾール値とその被験者の属性データ(年齢、性
別、性格など)、唾液採取時の心理データをデータベー
ス構造で内蔵しており、様々な条件で検索できる。
【0031】分析終了直後、その結果(コルチゾール
値)を予め入力した被験者属性がほぼ同じ群の平均値と
比較して、その結果を自動的に表示する。 新たな分析結果をデータベースに自動的に登録し、被
験者属性別の平均値を自動的に再計算することでデータ
ベースを強化できる。 複数の場所の装置(及びデータベース)で収集したデ
ータを一つの中央データベースに集約したり、同期を取
ることができる。 等の特徴を有する。
【0032】また、前記コルチゾール濃度の標準範囲デ
ータ及び判定ステップを含むコンピュータプログラムを
フロッピーディスクなどの記録媒体に記録しておくこと
も好適である。
【0033】慢性ストレス判定シート 本発明において、前記図1に示したような判定シートを
用いることが好適である。同図においては、縦軸に唾液
中コルチゾール濃度、横軸に唾液採取時間をとり、かつ
各時間帯における標準範囲がグラフ化して表示されてい
る。このため、各被験者毎のコルチゾール濃度測定デー
タを該シート上にプロットするのみで、慢性ストレスを
有しているか否かの判定を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる慢性
ストレス判定方法、装置、記録媒体、シートによれば、
一日の唾液中コルチゾール濃度変化ないし起床時の唾液
中コルチゾール濃度を元に慢性ストレスを判定すること
としたので、被験者に負荷をかけることなく、高い精度
で慢性ストレスを有する者を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる慢性ストレス判定
シートの外観図である。
【図2】慢性ストレスを有すると考えられる被験者の判
定シート上への表示結果である。
【図3】慢性ストレスを有すると考えられる被験者の判
定シート上への表示結果である。
【図4】慢性ストレスを有さないと考えられる被験者の
判定シート上への表示結果である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる慢性ストレス判定
装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 慢性ストレス判定装置 12 唾液中コルチゾール濃度測定手段 14 ハードディスク(標準範囲記憶手段) 16 CPU(判定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 織田 弥生 東京都品川区西五反田3−9−1 株式 会社 資生堂ビューティーサイエンス研 究所内 (72)発明者 神田 武利 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂 第一リサーチセンター 内 (72)発明者 栗原 武克 東京都品川区西五反田3−9−1 株式 会社 資生堂ビューティーサイエンス研 究所内 (72)発明者 龍田 周 東京都品川区西五反田3−9−1 株式 会社 資生堂ビューティーサイエンス研 究所内 (72)発明者 枚田 祐貴子 東京都品川区西五反田3−9−1 株式 会社 資生堂ビューティーサイエンス研 究所内 審査官 竹中 靖典 (56)参考文献 特開 平11−23579(JP,A) 阿部恒之「コルチゾールによる入浴剤 の評価」FRAGRANCE JOUR NAL,11月号P74−83(1996) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/74 A61B 5/16 300 G01N 33/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 健常人と思われる多数の被験者の、一日
    の所定時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定
    し、該測定結果より標準コルチゾール濃度変化範囲を規
    定する標準範囲規定工程と、 特定人の唾液中コルチゾール濃度の変化を調べ、前記標
    準コルチゾール濃度変化範囲より逸脱する者を、慢性ス
    トレスを有している可能性のある者と判定する判定工程
    と、を備えたことを特徴とする慢性ストレス判定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 慢性ストレスの判定工程では、唾液中コルチゾール濃度
    変化が標準コルチゾール濃度変化範囲内にある場合に
    も、起床時唾液中コルチゾール濃度が、他の時間帯のい
    ずれかの唾液中コルチゾール濃度よりも低い場合に慢性
    ストレスを有している可能性のある者と判定することを
    特徴とする慢性ストレス判定方法。
  3. 【請求項3】 健常人と思われる多数の被験者の、一日
    の所定時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定
    し、該測定結果より得られた標準コルチゾール濃度変化
    範囲を記憶する標準範囲記憶手段と、 特定人の唾液中コルチゾール濃度の変化が入力され、前
    記標準コルチゾール濃度変化範囲より逸脱する者を、慢
    性ストレスを有している可能性のある者と判定する判定
    手段と、を備えたことを特徴とする慢性ストレス判定装
    置。
  4. 【請求項4】 健常人と思われる多数の被験者の、一日
    の所定時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定
    し、該測定結果より得られる標準コルチゾール濃度変化
    範囲が記憶された標準範囲データと、 入力された特定人の唾液中コルチゾール濃度の変化が、
    前記標準コルチゾール濃度変化範囲より逸脱する者を、
    慢性ストレスを有している可能性のある者と判定する判
    定ステップと、を備え、コンピュータによる読みとり及
    び実行が可能なプログラムが記憶された記録媒体。
  5. 【請求項5】 健常人と思われる多数の被験者の、一日
    の所定時間範囲にわたる唾液中コルチゾール濃度を測定
    し、該測定結果より得られた標準コルチゾール濃度変化
    範囲がグラフ化表示されており、 特定人の唾液中コルチゾール濃度の変化を調べ、その測
    定結果を前記標準コルチゾール濃度グラフ上に重ねてプ
    ロット可能な濃度及び時間の目盛りがとってあることを
    特徴とする慢性ストレス判定シート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の方法、
    装置、媒体、シートにおいて、標準コルチゾール濃度変
    化範囲は、客観的ストレス要因がなく、かつストレス自
    覚症状のない人の一日の所定時間範囲にわたる唾液中コ
    ルチゾール濃度を測定して得られたことを特徴とする方
    法、装置、媒体、シート。
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