JP3108450U - 浄水器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 水道水Wの流入口1aと流出口1bを有する容器Aと、容器A内に内蔵されて水道水Wを浄化するカートリッジBと、容器Aの流入口1aと流出口1bとの間に設けられ、水道水Wの浄化時には水道水Wを容器A内へ流し、カートリッジBの交換時には水道水Wを直接下流側の水道管へ流すバイパスユニットCとから成る縦型の浄水器であって、バイパスユニットCが、容器Aの流入口1a及び流出口1bに夫々接続された流入側ガイド管12及び流出側ガイド管15と、両ガイド管12,15に夫々接続された流入側三方弁14及び流出側三方弁16と、両三方弁14,16同士を接続するバイパス管17とから成り、両三方弁14,16の高さ位置を容器Aの中間部と同じ高さ位置又はそれよりも高くする。
【選択図】 図1
Description
水道水に多量の塩素が含まれていると、味が悪くなったり、異臭がしたり、更には人体の健康上の点からも好ましくない。このため、各家庭に於いては、水道水を浄化処理する浄水器が使用されることが多くなって来ている。この浄水器は、家庭の水道機器の中で最も多く飲用等に使用される台所の蛇口に取り付けられているのが一般的である。
又、浴室で使用する水道水やお湯は、塩素や有機物等の有害物質が除去されていないため、肌や髪の毛を傷めたりすると云う問題が発生している。
又、浄水器の容器は、水道水の流入口及び流出口を形成した基盤部と、基盤部の上面側に取り付けた筒状のケーシングと、ケーシングの上端部に取り付けたヘッドキャップとから構成されており、内部に内蔵したカートリッジを交換できるようにヘッドキャップがケーシングに対して着脱自在となっている。
又、本考案の浄水器は、バイパスユニットが、容器の流入口及び流出口に夫々接続されて上方へ立ち上げられた流入側ガイド管及び流出側ガイド管と、両ガイド管の上端部に夫々接続されて水道管が接続される流入側三方弁及び流出側三方弁と、両三方弁同士を接続するバイパス管とを備えており、前記両三方弁の高さ位置を容器の中間部と同じ高さ位置又は容器の中間部よりも高い位置としているため、浄水器を地面に形成したピット内に縦向き姿勢で設置する場合、水道管に接続される流入側三方弁及び流出側三方弁の高さ位置がピットの底よりもかなり高い位置となる。その結果、本考案の浄水器は、地面に形成したピット内に設置する場合でも、浄水器への水道管の接続を行い易くなると共に、流入側三方弁及び流出側三方弁を切り換え操作する際にもその操作を行い易くなり、浄水器の設置や両三方弁の切り換え操作を簡単且つ容易に行え、作業性、取扱性及び操作性に優れている。
即ち、本考案の請求項2の浄水器は、容器の底部に水道水の流出口に連通する筒状の支持部を形成し、又、カートリッジの下端部に容器の支持部に着脱自在に嵌合されて浄化された水道水が流出する筒状の出口部を形成し、前記容器の支持部にカートリッジの出口部をOリングを介して着脱自在に嵌合するようにしているため、容器とカートリッジとの間が確実にシールされることになる。その結果、流入口から流入した水道水は、容器の支持部とカートリッジの出口部との間から直接流出口に流出すると云うことがなく、カートリッジを通過してから流出口に流れることになり、カートリッジにより確実に浄化されることになる。
更に、本考案の浄水器は、容器本体のフランジとキャップのフランジとを半割り状のクランプで締め付け固定するよにしているため、容器を組み立てる際やキャップを取り外す際(カートリッジの交換時)でも、容器の組立やキャップの取り外しを簡単且つ容易に行えることになる。
図1は本考案の実施の形態に係るバイパス機能付きの浄水器を示し、当該浄水器は、個人住宅やマンション等の水道メーターの下流側に位置する水道管(図示省略)に介設されており、飲料用や調理用、洗面用、風呂用等に用いる水道水Wを浄化処理並びに活性化処理するようにしたものである。
又、容器本体1の底部の中心部には、流出側接続部1dの流出口1bに連通してカートリッジBの下端部が上方から着脱自在に挿着される上向きの筒状の支持部1eが形成されている。
更に、容器本体1の上端部には、外方へ水平姿勢で突設する環状のフランジ1fと、キャップ2の内周面に着脱自在に嵌合される上向きの環状の突出片1gとが容器本体1と一体的に形成されており、突出片1gの外周面には、Oリング4が嵌め込まれる環状のOリング溝が形成されている。
尚、このキャップ2の頂部には、キャップ2内に溜まる空気を外部へ逃がすと共に、浄化された水道水Wに塩素を含んだ水道水Wを適宜の量だけ混合させることができるバルブ5が設けられている。このバルブ5を制御することによって、浄水器での塩素除去の度合いを調節することができ、家庭内の末端の水道機器に於いて水質基準を満たす塩素濃度を確保することができる。
又、繊維状活性炭フィルター7は、活性コークス炭を繊維状にして円筒状に固化したものであり、粒状活性炭と比較して同体積で10倍以上の塩素除去力を持ち、流量も大きくて処理推量も3倍以上である。
更に、セラミックフィルター8は、図4に示す如く、両端部が開放された円筒状のケース8aと、ケース8a内に充填された粒状のセラミックス8bと、ケース8aの両端部開口に着脱自在に取り付けられ、セラミックス8bの流出を阻止する金属網製又はパンチングメタル製等のスクリーン8cとから成り、下端部側が容器本体1の筒状の支持部1eに挿入支持されている。このセラミックフィルター8のセラミックス8bには、界面活性及び浸透力の向上を図る粒状の圧電性電子セラミックス、溶解力及び熱伝導性の向上を図る粒状の遠赤外線セラミックス、味の改善を図る粒状のミネラルセラミックス、溶解力及び浸透力の向上を図る粒状の磁気セラミックス、抗菌のための粒状の銅イオンセラミックス等が使用されている。
この実施の形態に於いては、流入側三方弁14及び流出側三方弁16の高さ位置が容器Aの中間部に対向する位置となるように、又、流入側三方弁14の入口14c及び流出側三方弁16の出口16cが同じ方向へ向くように、流入側ガイド管12及び流出側ガイド管15の立ち上がり度合、長さ及び形状等が夫々選定されている。
前記浄水器は、一般家庭の水道メーターの下流側の水道管に介設されており、流入側三方弁14の入口14cには、水道メーターに接続された水道管の一端部が接続され、又、流出側三方弁16の出口16cには、家庭内の水道蛇口や給湯機器等の末端の水道機器に水道水Wを夫々供給する分岐状の水道管の基端部が接続されている。
この浄水器は、水道管に接続する流入側三方弁14及び流出側三方弁16の高さ位置が容器Aの中間部と略同じ高さ位置にあるため、浄水器自体を地面に形成したピット内に縦向きの姿勢で設置する場合でも、両三方弁14,16の高さ位置がピットの底からかなり高い位置となり、浄水器への水道管の接続を簡単且つ容易に行える。
そうすると、水道管からの水道水Wは、流入側三方弁14及び流入側ガイド管12を経て流入口1aから容器本体1とカートリッジBの濁度フィルター6との間に形成された環状の空間に流入し、当該空間内を上方へ流れると共に、徐々に濁度フィルター6を通過し、濁度フィルター6と繊維状活性炭フィルター7との間に形成された環状の空間内に流入する。このとき、水道水Wに含まれている比較的大きな異物は、濁度フィルター6により除去される。
又、容器本体1の上端部にキャップ2の内周面に嵌合される上向きの環状の突出片1gを形成し、当該突出片1gをOリング4を介してキャップ2の内周面へ嵌合し、容器本体1とキャップ2との間をOリング4によりシールようにしているため、クランプ3の締め付け力が弱い場合であっても、容器本体1とキャップ2との間から水道水Wが漏れると云うことがない。然も、容器A自体のシール個所が容器本体1とキャップ2との間の一個所だけであるため、容器A内の水道水Wが外部へより一層漏れ難くなっている。その結果、容器Aの内部から外部への水漏れを完全に防止することができると共に、シール部の耐圧性を向上させることがきる。
このとき、流入側三方弁14及び流出側三方弁16を操作して水道水Wの流れをバイパス管17側へ切り換えているため、水道水Wの流れを止めることなく、カートリッジBの交換を行うことができる。その結果、カートリッジBの交換時でも給水を停止する必要がなく、家庭内で常時水道水Wを使用することができる。
又、浄水器を地面に形成したピット内に設置している場合でも、水道水Wの流れを切り換え操作する流入側三方弁14及び流出側三方弁16の高さ位置がピットの底からかなり高い位置となって地面の近傍に位置するため、両三方弁14,16を切り換え操作する際にその操作を簡単且つ容易に行える。
更に、容器本体1のフランジ1fとキャップ2のフランジ2aとを半割り状のクランプ3で締め付け固定するよにしているため、容器Aを組み立てる際やキャップ2を取り外す際(カートリッジBの交換時)でも、容器Aの組立やキャップ2の取り外しを簡単且つ容易に行えることになる。特に、クランプ3は、二つの円弧状部材3aの一端部同士をボルト3b・ナット3cで回動自在に連結しているため、二つの円弧状部材3aの他端部同士を一つの蝶ネジ3eで締め付けるだけで容器本体1のフランジ1fとキャップ2のフランジ2aとを締め付けることができ、部品点数を必要最小限に抑えることができる。
Claims (3)
- 下端部に水道水Wの流入口(1a)及び流出口(1b)を有する縦長の開閉可能な密閉状の容器(A)と、容器(A)内に着脱自在に内蔵され、容器(A)内に流入した水道水Wを少なくとも浄化するフィルターを備えたカートリッジ(B)と、容器(A)の流入口(1a)と流出口(1b)との間に設けられ、水道水Wの浄化時には上流側の水道管からの水道水Wを容器(A)内へ流すと共に、カートリッジ(B)の交換時には上流側の水道管からの水道水Wを直接下流側の水道管側へ流す切り換え操作可能なバイパスユニット(C)とから成る縦型の浄水器であって、前記バイパスユニット(C)は、容器(A)の流入口(1a)に接続されて上方へ立ち上げられた流入側ガイド管(12)と、流入側ガイド管(12)の上端部に二つある出口(14a),(14b)の一方の出口(14a)が接続された流入側三方弁(14)と、容器(A)の流出口(1b)に接続されて上方へ立ち上げられた流出側ガイド管(15)と、流出側ガイド管(15)の上端部に二つある入口(16a),(16b)の一方の入口(16a)が接続された流出側三方弁(16)と、流入側三方弁(14)の他方の出口(14b)と流出側三方弁(16)の他方の入口(16b)を接続するバイパス管(17)とを備えており、水道水Wの流れを切り換え操作する流入側三方弁(14)及び流出側三方弁(16)の高さ位置を容器(A)の中間部と同じ高さ位置又は容器(A)の中間部よりも高い位置としたことを特徴とする浄水器。
- 容器(A)の底部に水道水Wの流出口(1b)に連通する筒状の支持部(1e)を形成し、又、カートリッジ(B)の下端部に容器(A)の支持部(1e)に着脱自在に嵌合されて浄化された水道水Wが流出する筒状の出口部を形成し、前記容器(A)の支持部(1e)にカートリッジ(B)の出口部をOリング(4)を介して着脱自在に嵌合し、容器(A)の支持部(1e)とカートリッジ(B)の出口部との間をOリング(4)によりシールするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の浄水器。
- 容器(A)が、下端部に水道水Wの流入口(1a)及び流出口(1b)を有すると共に、上端部にフランジ(1f)を備えた有底筒状の容器本体(1)と、容器本体(1)のフランジ(1f)に重ね合わされるフランジ(2a)を有し、容器本体(1)の上方開口部を開閉するキャップ(2)と、重ね合わされた容器本体(1)とキャップ(2)の両フランジ(1f),(2a)に嵌め込まれ、両フランジ(1f),(2a)を締め付け固定する半割り構造の環状のクランプ(3)とから成り、容器本体(1)の上端部にキャップ(2)の内周面へ着脱自在に嵌合される上向きの環状の突出片(1g)を形成すると共に、当該突出片(1g)をOリング(4)を介してキャップ(2)の内周面に着脱自在に嵌合し、容器本体(1)の突出片(1g)とキャップ(2)との間をOリング(4)によりシールするようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の浄水器。
Priority Applications (1)
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JP2004006334U JP3108450U (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004006334U JP3108450U (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 浄水器 |
Publications (1)
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JP3108450U true JP3108450U (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=43271125
Family Applications (1)
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JP2004006334U Expired - Lifetime JP3108450U (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 浄水器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7101831B1 (ja) | 2021-01-21 | 2022-07-15 | 株式会社ピュアウォーターテクノロジー | 浄水システム並びに浄水システム交換ブロック |
-
2004
- 2004-10-28 JP JP2004006334U patent/JP3108450U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
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JP7101831B1 (ja) | 2021-01-21 | 2022-07-15 | 株式会社ピュアウォーターテクノロジー | 浄水システム並びに浄水システム交換ブロック |
JP2022112121A (ja) * | 2021-01-21 | 2022-08-02 | 株式会社ピュアウォーターテクノロジー | 浄水システム並びに浄水システム交換ブロック |
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