JP3108336U - 快適ウレタンクッション材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本考案は、使用中、適度の反発的感触と当接する身体部位を柔らかく包み込む感触とを兼備した使い心地が良好でかつ、使用後においては、素早い復元力を有した商品価値の高いウレタンクッション材を安価に提供することにある。
【解決手段】 上記の課題を解決するため、本考案に基づくウレタンクッション材は、厚手の高伸縮性ウレタンフォーム・シートから成り、内部は布帛等の柔軟な仕切幕11により仕切られて少なくとも2つの区分スペース12が形成されている弾性クッションサック1と;このサック1の各々の区分スペース12の中に充満状態に封入された多数の低反発ウレタンフォームチップ2とを含む構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 上記の課題を解決するため、本考案に基づくウレタンクッション材は、厚手の高伸縮性ウレタンフォーム・シートから成り、内部は布帛等の柔軟な仕切幕11により仕切られて少なくとも2つの区分スペース12が形成されている弾性クッションサック1と;このサック1の各々の区分スペース12の中に充満状態に封入された多数の低反発ウレタンフォームチップ2とを含む構成とする。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ソファ・長椅子等の背当て、座布団あるいは枕として使用されるクッション材に関し、更に詳しくは、ウレタンフォームの特性を最大限活かした頗る使い心地の良いウレタンクッション材に関するものである。
従来、ウレタンフォームを利用したクッション材としては、クッションマット体の上下面を低反発ウレタンフォームのシートで裏打ちした伸縮性の外装生地にて被覆したマットレス(特許文献1)や、あるいはエアバックの上下部を低反発ウレタンフォームにより囲んで成る枕(特許文献2)は既に提案されている。
特開2003−230462号公報(要約欄、図1)
特開平1−56559号公報(要約欄、図3)
しかしながら、上記の従来の提案は何れも、低反発ウレタンフォームを使用しているものの、基本的にはシート状又は板状に成形した低反発ウレタンフォーム成形体の反発機能を面厚方向に単純に利用しているに過ぎないため、腰が弱くて支持力が不足して心地の良い接圧感を得ることができなかった。
本考案は、上述した従来技術の不都合な点に鑑みて成されたものであって、就寝に際して、適度の反発的感触と当接する身体部位を柔らかく包み込む様な感触とを発揮することができる使い心地の良いウレタンクッション材を提供することを目的とする。
また、本考案は、負荷を解除したときには、良好な復元力を有して、見苦しい寝痕を残すことのないウレタンクッション材を提供することを目的とする。
本考案は、上記の課題を解決するための手段として、厚手の高伸縮性ウレタンフォーム・シートから成り、内部は布帛等の柔軟な仕切幕11により仕切られて少なくとも2つの区分スペース12が形成されている弾性クッションサック1と;このサック1の各々の区分スペース12の中に充満状態に封入された多数の低反発ウレタンフォームチップ2とを採用することにより、当該弾性クッションサック1の高伸縮性と当該チップ2の遅延的な低反発性との巧みな組合せにより快適な緩衝性能を発揮できる快適クッション材を完成した点に特徴がある。
上記において、低反発ウレタンフォームチップ2としては、ウレタンフォームの成形体を平均粒径1cm程に粉砕して得られた粉砕チップであって、当該チップの比重を6〜8kg/立方メートルのものを採用することによって、低反発ウレタンフォーム特有の包み込む様な感触を最適化することができる。
また、本考案においては、弾性クッションサック1の内部に仕切幕11による区分スペース12を形成したことによって、ウレタンフォームチップを一部に偏在させることなく全体に均一に分布させ、クッション材の形態を安定化させることができる。
上述の如く、本考案は、低反発ウレタンフォームの反発性能を単純に利用して成る上記の如き従来技術とは異なり、弾性クッションサック1の高伸縮性とウレタンフォームチップ2の遅延的な低反発性との巧みな組合せにより快適な緩衝性能を発揮して、使用中、適度の反発的感触と当接する身体部位を柔らかく包み込む様な感触とを兼備した使い心地が良好で、かつ、使用後においては、素早い復元力を有したクッション材を安価に提供することができる。
以下、添付の図面に基づき、本考案を更に詳細に説明する。図1は、本考案に基づく実施例1の背当てクッションCを示す一部分解斜視図であり、図2は、本考案に基づく実施例2のクッション枕Pを示す一部分解斜視図である。
図1において、符号1にて指示するものは、本実施例に基づく背当てクッションCの内部を構成する柔軟性と耐久性に富んだ厚手の高伸縮性ウレタンフォーム・シートから成る弾性クッションサックであって、方形状の封体として形成されている。尚、当該サックの封着部分(図中、符号Aにて表示)は、ウレタン系接着剤にて張り合わせてあり、布製サックに必要な縫合作業に比べ、加工作業が軽減される。次に、図中、符号11にて指示するものは、ナイロン等伸縮性生地より成る仕切幕であって、その両端は点線部にて図示の如く、当該サック外面に貼着された当布11aを介して前記サックの外面に縫合係止されている。この中仕切構造により、以下に述べるウレタンフォームチップ2の下方向への移動を抑止し、当接する身体各部位に対し適度な弾性反発力を付与している。尚、当該サックは上記の如く、高伸縮性ウレタンフォームより構成されており、使用中、縫い目から裂けたりあるいは破れたりすることはない。
次に、符号2にて指示するものは、低反発ウレタンフォームの成形体を平均粒径1cm程に粉砕して得られたウレタンフォームチップであって、図示の如く、前記サック内に充満状態(充填密度:6〜8kg/立方メートル)に封入されている。このように、低反発ウレタンをチップ状にして利用することにより、クッション形状選択の自由度を高めることができるばかりでなく、従来の如き面ではなく点圧による反発力によって、通気性の良い快適なクッション性能を付与することができる。尚、図中、符号12にて指示するものは前記サック1の内側スペースを前記仕切幕により3つに区分して構成される区分スペースであって、この各区分スペースの中に、前記チップ2を充填することにより、当接する身体各部に低反発ウレタンフォーム特有の包み込む様な感触を付与することができる。続いて、図中、符号3にて指示されるものは、ナイロン等の伸縮性生地から構成され、前記弾性クッションサックを被覆するためのカバー袋である。このカバー袋の装着により、ウレタンフォーム特有のべたつき感を取り除くことができると共に、背当てクッションに所望の色・柄を付加することができる。
図2において、本実施例に基づくクッション枕Pの特徴は、前述した実施例1に基づく背当てクッションCの3つから成る区分スペースに代えて、当該サック内側の略中程に設けられた1枚の仕切幕11により2つの区分スペースとした点と、前記クッションサックの内側にて、前記仕切幕11を縫合係止した点にある。その他の構成要素及び作用については、上記の実施例1と同じである。
即ち、当該サックの略中間領域に仕切幕をおいて2区分としたことで、クッション形状選択の上での自由度を更に高めることができ、所定幅の仕切幕を使用することによって、充填したチップが偏在して低密度部分を作ることのない、厚み方向に所要の膨らみとこれに応じた反発弾性力とを有した図示の如き丸クッション枕を形成することができる。
これに加えて、前記仕切幕を当該サック内側にて縫合係止したことにより、当布がクッションサック外面と外装生地との間に介在しなくなり、使用に際して、頗る寝心地の良いクッション枕を提供することができる。
本実施例においては、首部分の当接する区分スペースにウレタンフォームチップを大目に充填して、これに対し、頭部に接する区分スペースに少なめのチップを充填することにより、頸椎に負担のかからない健康枕を提供することもできる。
ここで、本考案においては、上述した何れの実施例においても、前記クッションサック1を高伸縮性を有するウレタンフォームにて構成したことによって、クッション材として使用される低反発ウレタンフォームチップの遅延性をスムーズに補うことができ、使用後において、所謂、へたりや亀裂が生じることはない。これにより使用後の外観上の見苦しさを解消することができる。
上述した通り、本考案に基づくウレタンクッション材は、従来の類似品に比べ、構造簡素である上に、使用においては、低反発ウレタンフォームの特性を最大限活かすことができると共に、使用後においては、素早い復元力を有し、弾性クッションサックの高伸縮性とウレタンフォームチップの遅延的な低反発性との巧みな組合せにより快適な緩衝性能を発揮するクッション材を安価に提供でき、産業上の利用可能性は高いと言える。
1 弾性クッションサック
11 仕切幕
11a 当布
12 区分スペース
2 ウレタンフォームチップ
3 カバー袋
A 封着部分
C 背当てクッション
P クッション枕
11 仕切幕
11a 当布
12 区分スペース
2 ウレタンフォームチップ
3 カバー袋
A 封着部分
C 背当てクッション
P クッション枕
Claims (5)
- 厚手の高伸縮性ウレタンフォーム・シートから成り、内部は布帛等の柔軟な仕切幕11により仕切られて少なくとも2つの区分スペース12が形成されている弾性クッションサック1と;このサック1の各々の区分スペース12の中に充満状態に封入された多数の低反発ウレタンフォームチップ2とを含んで構成されており、前記チップ2の遅延的な低反発性を補完する前記弾性クッションサック1の高伸縮性により、前記クッションサック1の高伸縮性と前記チップ2の遅延的な低反発性との巧みな組合せにより快適な緩衝性能を発揮することを特徴とする快適クッション材。
- 低反発ウレタンフォームチップ2が、ウレタンフォームの成形体を平均粒径1cm程に粉砕して得られた粉砕チップであることを特徴とする請求項1記載の快適クッション材。
- 低反発ウレタンフォームチップ2の比重が、6〜8Kg/立方メートルであることを特徴とする請求項1又は2記載の快適クッション材。
- 弾性クッションサック1の仕切幕11が当該サックの中間領域にのみ形成され、当該サックの側辺部分には区分スペースがなく連続していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の、快適クッション材。
- 弾性クッションサック1の外側をカバー袋3により被包されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の、快適クッション材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006123U JP3108336U (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | 快適ウレタンクッション材 |
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JP2004006123U JP3108336U (ja) | 2004-10-19 | 2004-10-19 | 快適ウレタンクッション材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017060665A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | ナオ・シング株式会社 | 寝具または家具類の構造 |
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2004
- 2004-10-19 JP JP2004006123U patent/JP3108336U/ja not_active Expired - Fee Related
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