JP3106102U - バス停留所の時刻表示装置 - Google Patents

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株式会社アメックス
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Abstract

【課題】 バス停留所に設置されるバス運行時刻を夜間外部の光がない場所でも有効に確認できるような装置を簡易に且つ安価に提供する。
【解決手段】 M・AlSiO:L,X(式中、MはSr、Ca、Mg、Baのいずれか、また、L=鉱物材、X=賦活剤)の化学組成で表わされるケイ素アルミン酸塩系の蓄光顔料が混和される樹脂成形材料から基板4を成形し、この基板4の前面に、バス運行時刻表が印刷される透明樹脂フィルム5を取り換え可能に装着し、この透明樹脂フィルム5の前面を透明シート6で覆って保護する。そして、昼間、太陽光等により蓄光しておき、夜間、発光させて時刻表を確認できるようにする。
【選択図】 図2

Description

本考案は、夜間、外部の光がないバス停留所でもバスの運行時刻が視認できるような簡易で且つ安価な時刻表示装置に関する。
従来、蓄光顔料として、例えば硫化亜鉛タイプのZnS:Cu燐光体(母体結晶がZnS(硫化亜鉛)で賦活剤がCu(銅))等がその中心であり、このような蓄光顔料の場合、視認できる残光時間が短く、耐水性、耐候性も十分でないため、屋外での使用には問題があったが、近年、アルミン酸塩系の蓄光顔料が開発され、特に、屋外で使用しても十分耐水性や耐候性が得られるようになっており、例えば、耐水性や耐候性を一層高めるための蓄光性塗料組成物やその塗装物等に関する技術(例えば、特許文献1参照。)や、蓄光顔料を含有する樹脂成形体として、蓄光性の低下を抑制するような技術(例えば、特許文献2参照。)などが知られている。
特開2002−226786号公報 特開2000−1569号公報
一方、バス運行時刻表を表示する表示板として、透明板の表面に表示用フィルムを剥離可能に張付け、透明板における夕暮れ時間帯から最終バス時間帯に亘る帯域対応部分を内部照光すべく、対応部分の側面部に発光ダイオード等の光源を配置し、これを太陽電池によって充電されるバッテリーによって発光させるようにした技術(例えば、特許文献3参照。)や、太陽電池とランプでバス運行時刻表を照明する技術(例えば、特許文献4参照。)なども知られている。
実開平1−111287号公報 実開昭63−26909号公報
ところが、特に、このような夜間照明が欲しい個所は、夜間において街灯等が少なくて暗い場所であり、このような場所にすべて上記技術のような太陽電池等を使用した装置を設けようとすると、設備費用が嵩むという問題があった。また装置が複雑化し、しかも保守整備の問題も生じるという難点があった。
そこで本考案は、夜間外部の光がない場所でもバス運行時刻を有効に視認できる時刻表示装置を簡易に且つ安価に提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、蓄光顔料が混和される樹脂成形材料から成形される基板と、この基板の前面に取り換え可能に装着され且つバス運行時刻表が印刷される透明樹脂フィルムと、この透明樹脂フィルムの前面を覆う透明シートによって時刻表示装置を構成するようにした。
そして、蓄光顔料が混和される樹脂成形材料から成形された基板によって昼間の太陽光等を利用して蓄光させ、夜間発光させることにより、周囲が暗くても透明樹脂フィルムに印刷されるバス時刻表が視認できるようにする。
ここで、透明樹脂フィルムの前面に取り付けられる透明シートは、透明樹脂フィルムに印刷される表示等を保護するためのものである。
そして、このような構成により、照明装置を太陽電池等や発光ダイオードやランプ等で構成することに較べて、設備構成を簡素で安価に済ませることができる。
また本考案では、前記蓄光顔料を、ケイ素アルミン酸塩系の蓄光顔料とした。
このようなケイ素アルミン酸塩系の蓄光顔料は、発癌性物質を一切含まないことから人体、環境に無害であるとともに、発光時間と化学的安定性に優れており、例えば太陽光のみならず、非紫外線である電灯などの照射によっても自らエネルギーを活性化して発光し、しかも、耐水性や耐候性の面で優れた特性を有しているため、屋外のバス停留所の時刻表示板等に使用するのに好適である。
ここでケイ素アルミン酸塩系の化学組成は、M・AlSiO:L,Xで表わされ、この際、Mはストロンチューム(Sr)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、バリウム(Ba)のいずれかで、Lは鉱物材、Xは賦活剤という組成である。また、賦活剤としては希土類のユーロピウム(Eu)、ジスプロニウム(Dy)等が添加されるものである。
バス停留所のバス運行時刻を表示する装置として、蓄光顔料が混和される樹脂成形材料から成形される基板の前面に、バス運行時刻表が印刷される透明樹脂フィルムを取り換え可能に装着し、その前面を透明シートで覆うことにより、昼間の太陽光等の蓄光によって夜間でも基板が発光するようになり、基板前面の時刻表を視認することができる。この際、蓄光顔料をケイ素アルミン酸塩系の蓄光顔料にすることで、屋外で使用しても発光性能が劣化することがなく、また、光が遮断されても長時間発光させることができるようになり好適である。
本考案の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。ここで図1は本考案に係るバス停留所の時刻表示装置の一例を示す全体図、図2は同分解斜視図、図3は図1のA−A線断面図である。
本考案に係るバス停留所の時刻表示装置は、極めて簡易に且つ安価に構成でき、特に、日が暮れて外部の光が無くなった場合でも、バスの最終便時刻程度の時間までなら十分時刻表示が確認できるようにされており、蓄光顔料が混和される樹脂成形材料から成形される基板を使用することを特徴としている。
すなわち、図1、図2に示すように、本時刻表示装置1は、支柱2に取付けられる表示枠3と、この表示枠3の枠内に取付けられる基板4と、この基板4の前面に取り換え可能に装着され且つバスの運行時刻表が印刷される透明樹脂フィルム5と、この透明樹脂フィルム5の前面を覆うことの可能な透明シート6を備えており、前記基板4は、蓄光顔料が混和された樹脂成形材料から成形され、蓄光性能を有している。
ここで、前記基板4に混和される蓄光顔料は、ケイ素アルミン酸塩系の蓄光顔料であり、その化学組成は、M・AlSiO:L,X(式中、MはSr、Ca、Mg、Baのいずれか、また、L=鉱物材、X=賦活剤)で表わされるものであり、ケイ素アルミン酸塩を母結晶に、ユーロピウム(Eu)、ジスプロニウム(Dy)等を賦活剤に用いるものである。
そして、上記のような蓄光顔料は、紫外線を含む太陽光は勿論、電灯の光や自動車のヘッドライト等の非紫外線光によってもエネルギーを活性化させて発光性を発揮し、しかも従来の硫化亜鉛系(ZnS)のものに較べて、残光時間や発光輝度や化学的安定性や耐水性、耐候性等に極めて高い性能を発揮し、しかも、無毒性、非放射性、非可燃性、非爆発性、非発癌性であって、同類のアルミナ系の蓄光顔料に較べても優れた点が多く、例えば10年以上も繰り返して使用できるため、屋外の使用に最適である。
ここで、基板4の樹脂材料の種類としては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテフレタレート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、AS樹脂等の任意の材料を使用することができ、また、蓄光顔料の平均粒度径としては、5〜35μmのものを使用することができるが、このようなケイ素アルミン酸塩系の蓄光顔料から成形した基板4のある種類のものは、光を遮断した60分後の残光が90mmcd/m以上あり、夜間の安全標識としてJIS規格(JIS 9107)の60分後に7mmcd/mという基準を大きく上回っている。
前記バス運行時刻が印刷される透明樹脂フィルムの素材も、例えば、ポリエステル樹脂フィルム、ポリプロピレン樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルム等任意である。
また、前記透明樹脂フィルム5の前面を覆う透明シート6は、透明樹脂フィルム5等を保護するものであり、樹脂素材やガラス素材等が適用可能であるが、取扱い性、安全性等の面から樹脂素材が好ましい。
そして、上記のような蓄光顔料が混和される基板4、バス運行時刻が印刷される透明樹脂フィルム5、透明シート6を図3に示すような表示枠3内にセットするだけで本装置1が構成される。
以上のような時刻表示装置1において、日が暮れて太陽光が無くなっても残光時間中は基板4から光が発せられ、透明樹脂フィルム5に印刷される時刻が表示される。また、途中で自動車のライト等に照らされても蓄光されるため、発光が長時間持続する。
また、基板4は耐候性、耐水性等に優れているため、万一、透明シート6を通して雨等が入り込んでも支障はない。
また、装置構成が簡素であり、設備費用が安価であるとともに、保守整備の手間がかからず、例えば、運行時刻が変更されるときなどは、透明シート6を外して、印刷した透明樹脂フィルム5だけを交換すれば良いため経済的である。
蓄光顔料が混和される樹脂成形材料から成形される基板の前面にバス運行時刻表が印刷される透明樹脂フィルムを取り換え可能に装着することにより、太陽電池やバッテリーやライト等を用いることなく、夜間に運行時刻を表示することが可能となり、設備費用が安価に済むと共に、保守整備等の手間がかからない。
本考案に係るバス停留所の時刻表示装置の一例を示す全体図 同分解斜視図 図1のA−A線断面図
符号の説明
1…時刻表示装置、4…基板、5…透明樹脂フィルム、6…透明シート。

Claims (2)

  1. 蓄光顔料が混和される樹脂成形材料から成形される基板と、この基板の前面に取り換え可能に装着され且つバス運行時刻表が印刷される透明樹脂フィルムと、この透明樹脂フィルムの前面を覆う透明シートを備えたことを特徴とするバス停留所の時刻表示装置。
  2. 前記蓄光顔料は、ケイ素アルミン酸塩系の蓄光顔料であることを特徴とする請求項1に記載のバス停留所の時刻表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007023533A1 (ja) * 2005-08-24 2007-03-01 Yugengaisya Ushiozaimu 視覚障害者誘導用シート
KR102635815B1 (ko) * 2023-09-05 2024-02-08 김준영 축광형 시인성 표지판 및 그 제조방법

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