JP3102793U - 乳母車用の補助日除け幌 - Google Patents

Abstract

【課題】乳母車などに既に設置されている日除け幌の紫外線遮断の限界性や，その使用上の問題点を克服する。
【解説手段】紫外線を効果的に遮断できるように，帽子の日除け形態のような補助日除け幌部材100を形成し，ここに着脱容易な締結手段を用いて，既存の乳母車の日除け幌に装着することによって，斜線方向に充分に大きな補助日除け装置101を形成させて，乳母車に乗った乳児から有害な紫外線やまぶしさをより効率的に遮り，乳児の視野や空気の流れを妨害しない日陰を提供し，なお，極めて簡単に使用できる乳母車用の補助日除け幌。
【選択図】図１

Description

本考案は，乳母車などに設けられている乳母車の日除け幌に簡単に連結して搭乗した乳児から有害な紫外線やまぶしさを効率よく遮断できる乳母車用の補助日除け幌装置及びこれを装着した乳母車に関するものである。

一般的に乳母車等には，陽射しを遮断するための日除け幌が設けられており，該日除け幌は一定形態の支持フレ−ムを備え乳母車のハンドル両軸に固定され，材質は乳母車のシ−トと類似な布からなる。日光の照射量に応じてこのような乳母車の日除け幌を伸ばすか折り返せるが，該日除け幌は乳母車の前面部全体をカバーできないものが多いので，陽射しの照射角度に応じて日光が完璧に遮断できない。

たとえ日除け幌が乳母車の前面部を覆えるものであるとしても，陽射しの照射量が多い夏期等に日除け幌で乳母車の前面部を完全に覆うと，固定軸を中心に扇状をなしながら回転する日除け幌部材が搭乗した乳児の前面部を完全に覆うようになり，布からなった日除け幌が強い日光により熱くなり，その放射熱により乳母車内部の温度が上昇し空気の流れを妨害した挙げ句，搭乗した乳児は熱で苦しむので，いざ日除け幌が必要となる夏期などには日除け幌の機能が完璧に果たせない問題があった。

殊に，乳児は，紫外線遮断のために使用されるサンキャップなどをかぶるのを大嫌う傾向があるので，夏期に乳母車に搭乗する乳児は紫外線にそのまま露出されやすい。

従って， 夏期の日光から照射される有害な紫外線から乳児を保護するための開発がなされており，それに関する従来技術として，日除け幌や日傘などを乳母車に取付け，角度などを調節できる装置が公知されてある。(韓国実用新案登録出願番号第1997-0030797号，第2000-0022187号，第2000-0023705号，第2001-0018451号，第2001-0036327号，第2002-0019069号)。）
しかし，これらは全て乳母車のハンドル軸に日除け幌を固定するものであるか，角度調節や日除け幌の堅固な取付けのために多少複雑な装置が要るので，高コストがかかるのみならず装置の操作が難しくなって，実生活に具現された製品はそれほど多くはない。よって，安全且つ操作が容易で紫外線を完璧に遮られて，実生活に手軽に用いられる乳母車用の補助日除け幌が切実に要求されるようになった。

紫外線被害の認識が高まるにつれ，殆んどの乳母車に日光が遮断できる日除け幌が設けられるようになった。しかし，このような日除け幌は搭乗した乳児の頭部上段の前面までのみ広げられ紫外線が完璧に遮断できないか，たとえ日除け幌が乳母車の前面部を完全に覆う日除け幌であるとしても，日除け幌が搭乗した乳児の前面部を覆うようになり，空気の流れが遮断され放射熱による内部温度の上昇が避けられず，たまに日除け幌の前面部に網の窓が備えられていても効果が微々であって，実際に日除け幌が必要とされる夏期にその利用が制限される問題点があった。

このような問題点を解決するためには，既存の日除け幌に補助日除け幌を連結して，搭乗した乳児の頭部上段から斜線方向に充分な大きさの日除け装置を形成して，乳児の視線と空気の流れを妨害することなく完璧に紫外線が遮断できる日除け装置を備えなければならない。

本考案は，乳母車などに既に設けられている日除け幌に補助日除け幌を簡単に装着して，斜線方向に充分な大きさの日除け装置を形成し，乳母車の日除け幌の支持フレ−ムと角度調節装置等をそのまま利用して，極めて有用であり，搭乗した乳児への有害な紫外線やまぶしさを効率的に遮断できる乳母車用の補助日除け幌を提供するためのものである。

本考案は，
（１）紫外線遮断用の補助日除け幌，及び該補助日除け幌の上段に備えられた弾性支持フレ−ムからなる補助日除け幌部材，及び該補助日除け幌部材を乳母車の日除け幌に延長装着するための締結手段を備える乳母車用の補助日除け幌装置，
（２）（１）において，上記補助日除け幌は，紫外線遮断用のプラスチックシ−ト，織物又は網からなることを特徴とする乳母車用の補助日除け幌装置，
（３）（１）において，上記締結手段は，上記補助日除け幌部材が乳母車の日除け幌に容易に延長装着及び着脱できるようにするための手段であって，数個のクリップ，ジッパ−又はファスナ手段であることを特徴とする乳母車用の補助日除け幌装置，及び，
（４）日除け幌を備える乳母車において，（１）ないし（３）のいずれかによる乳母車用の補助日除け幌装置が装着されたことを特徴とする乳母車に関するものである。

本考案は，乳母車に既に設けられている日除け幌に簡単に設け，日光を完璧に遮断できる乳母車用の補助日除け幌に関するものである。本考案による乳母車用の補助日除け幌装置は，紫外線の遮断機能を有する補助日除け幌部と，これの上段部にア−チ型フレ−ムが取付けられ乳母車用の補助日除け幌部材を形成し，該補助日除け幌部材を締結手段を用いて乳母車の日除け幌に装着することによって，既存の乳母車の日除け幌に延長された補助日除け幌装置であることを特徴とする。

乳母車に既に設けられた乳母車の日除け幌は，陽射しの入射角度に応じて充分に乳母車の本体を覆えないものが多く，たとえ乳母車の本体を完全に覆えるように設計されたとしても，空気の流れを妨害して乳母車の内部温度を上昇させて，紫外線が強い夏期に，かえって乳母車の日除け幌を完全に覆えない場合がたくさんあった。

本考案は，このような問題点を克服するために，新しい日除け幌を乳母車のハンドルフレ−ムに装着する必要なく，既存の乳母車の日除け幌に簡単に補助日除け幌を連結することによって，有害な日光をより完璧に遮断できる装置である。乳母車に設けられた日除け幌は，普通乳母車のハンドルフレ−ムに堅固に取付けられており，日除け幌自体にも一定な形態の支持フレ−ムを有し，なお，角度調節機能などの装置も備えているなど，既に高コストをかけて設計された日光遮断装置である。

しかし、このような高価の装置であるにもかかわらず，より完璧な紫外線遮断のために新たにコストをかけて日除け幌装置を乳母車に別途装着することは，コストの負担になるのみならず装置も複雑になり現実性が劣る。したがって，本考案は既に設計されている乳母車の日除け幌の機能を充分に生かしながら，その短所を補完して，安価かつ設置が簡単な補助日除け幌を備えるためのものである。布からなる日除け幌が日光を吸收した後放射して，乳母車の内部温度が上昇する問題点を防止するために，補助日除け幌の材質としては一般的に夏期のサンキャップとして多用される紫外線遮断用のプラスチックシ−トが用いられる。このような紫外線遮断用のプラスチックシ−トはその種類によって，様々な色と光透透過を有することができる。なお，本考案による補助日除け幌装置は乳母車に搭乗した乳児の前面部を完全に覆うものではなく，既存の乳母車の日除け幌の上段に設けられ，乳児の前面部上段から斜線方向に向かうようになり，乳母車内部の空気の流れを妨害しない構造になるので，紫外線を遮断できる織物や網も補助日除け幌の材質として用いられる。

本考案による乳母車用の補助日除け幌装置は，既存の乳母車日除けの堅固な支持フレ−ム及び固定装置，角度調節装置などの優れた機能をそのまま生かしながら，これに延長できる補助日除け幌を簡単に装着することによって，日光の照射量が多い季節に，乳母車に搭乗した乳児に快適感を与えられ，より完璧な紫外線遮断効果が得られ，極めて簡単に使用できるという長所がある。

以下，添付図を参照しながら本考案をより詳しく説明するが，これは本考案の好ましい実施例であって，本考案をこれに限定するわけではなく，登録請求範囲の範疇内で多用な変形及び応用が可能である。

図１は，本考案による乳母車用の補助日除け幌装置の一実施例を示す分解斜視図である。
乳母車用の補助日除け幌部材(100)は，補助日除け幌(101)及び補助日除け幌の支持フレ−ム(102)からなり，殊に，効率良く紫外線を遮断可能で，乳母車の日除けにも簡単に取付けられるように，一定なア−チ型を維持するのが好ましい。よって，ア−チ型に変更できるように一定な弾性力を有する補助日除け幌の支持フレ−ム(102)を補助日除け幌(101)の上段部に取付けて，補助日除け幌部材(100)をア−チ型に維持させる。

このような補助日除け幌部材(100)は，締結手段により乳母車の日除け幌(301)に連結される。図１には締結手段として挙げられたクリップ部(200)が示している。該クリップ部(200)は，補助日除け幌部材(100)が乳母車(300)に堅固に固定された乳母車日除け幌(301)の荷重を支えられるようにＳ字形態が適し，一定な弾性力のある材質でなければならない。クリップ部は，容易に締結及び解体ができるように，一方にニッパ−形態(200−1)を有するか，両方にニッパー形態(200−1)を有することができる。

なお，このクリップ部は，(200-2)のように下部溝(202)が乳母車の日除け幌の支持フレ−ム(302)の上段で垂直に結合され，前部溝(201)が補助日除け幌の支持フレ−ム(102)に結合される構造にもなり得る。

補助日除け幌の固定溝(201)は，乳母車用の補助日除け幌の支持フレ−ム(102)に挾んで固定され，乳母車日除け幌の固定溝(202)は，乳母車日除け幌の支持フレ−ム(302)に挾んで乳母車用の補助日除け幌部材(100)が乳母車の日除け幌(301)に固定されるようになる。

このクリップ部(201)は，補助日除け幌の支持フレ−ム(102)及び乳母車日除け幌の支持フレ−ム(302)の両端と中央部に装着して堅固に固定されるように多数に構成される。上記クリップ部(200)を分離するか装着することによって，乳母車用の補助日除け幌の着脱が非常に容易になる。勿論，クリップ部(200)が乳母車用の補助日除け幌部材(100)に固定されている形でもよい。

ここで締結手段としては着脱を容易にすべく，一対のファスナやボタン，マジックテ−プ(ベルクロ社)などが用いられ，一対中の一方は補助日除け幌部材(100)の上段に設け，他方は乳母車の日除け幌(301)の末端に設けて，着脱が容易な補助日除け幌が構成できる。
図２は，乳母車用の補助日除け幌部材(100)を乳母車の日除け幌(301)に装着した例示図である。

乳母車用の補助日除け幌部材(100)は，数個のクリップ部(200)により乳母車の日除け幌(301)に堅固に固定され，乳母車の日除け幌の角度調節装置などをそのまま用いて，日光の照射角度に応じて適切に対応できるので，乳児の頭部上段のみを覆う日除け幌を備える乳母車はもとより，完全密閉型の日除け幌を備える乳母車の場合にも，日除け幌を乳兒の頭部上段のみを覆うようにし，本考案の乳母車用の補助日除け幌を装着することによって，乳児の視野を確保しながら快適感を維持し紫外線をより完璧に遮断することができる。

図１は，本考案による一実施例を示す分解斜視図である。 図２は，本考案による一実施例の適用例示図である。

符号の説明

100 補助日除け幌部材
101 補助日除け幌
102 補助日除け幌の支持フレ−ム
200 200-1， 200-2 : 締結手段(クリップ部)
201 補助日除け幌の固定溝
202 乳母車の日除け幌の固定溝
300 乳母車
301 乳母車の日除け幌
302 乳母車の日除け幌の支持フレ−ム

Claims (4)

1. 紫外線遮断用の補助日除け幌及び該補助日除け幌の上段に取付けられた弾性支持フレ−ムからなる補助日除け幌部材，及び該補助日除け幌部材を乳母車の日除け幌に延長装着させるための締結手段を備える乳母車用の補助日除け幌装置。
2. 上記補助日除け幌は，紫外線遮断用のプラスチックシ−ト，織物又は網からなることを特徴とする請求項１に記載の乳母車用の補助日除け幌装置。
3. 上記締結手段は，上記補助日除け幌部材が乳母車の日除け幌に容易に延長装着及び着脱できるようにするための手段であって，数個のクリップ，ジッパー又はファスナ手段であることを特徴とする請求項１に記載の乳母車用の補助日除け幌装置。
4. 日除け幌を備える乳母車において，請求項１ないし３のいずれかによる乳母車用の補助日除け幌装置が装着されたことを特徴とする乳母車。

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