JP3102719U - 点彫により絵を描き、又は色彩の異なる石板を嵌め込み、その組み合わせにより大画面を構成する石材 - Google Patents

Abstract

【課題】建築用材に彫刻石材を多用することなく、石材を使用する建築物の壁面、床面を手軽に装飾することにより石材の使用拡大を計る。
【解決手段】部分的に点彫した無着色の石材及び点彫して着色した石材を組み合わせて壁面、床面を構成する。
【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

本考案は建築材料としての石材に点彫による絵及び模様を描き部分的に着色し自然色の石材と組み合わせて大画面を構成すいるものである。

石材に点彫着色した石版画は存在する。
例えば干支の動物画と数字を組み合わせた石版暦、風景を描いた石版画の様なものが存在するが、小寸法である。彫刻による大画面は古来から存在する。
石材の壁面に絵の具やペイントを塗布した壁画も存在する。

考案が解決しようとする課題

彫刻石材による大画面は構造が大掛かりになり工期が長くなり経費も多額となる。

絵の具やペイントを塗布した壁画は素材の特徴を隠してしまうので石材を使用する建築物の持ち味が生かされなくなる。

本考案は従来の技術の問題点を解決し、石材を使用する建築物の壁面、床面を手軽に装飾することにより石材の使用拡大を計るものである。

課題を解決するための手段

本考案は石材が本来有する色を部分的に生かしながら、部分的に点彫した無着色の石材及び点彫して着色した石材を組み合わせて壁面、床面を構成することにより、彫刻石材の使用より短い工期と少ない経費で建築物の壁面、床面を装飾するものである。

考案の実施の例を図面を参照して説明する。
図１は建物の壁面で横３，０００ｍｍ 高さ３，０００ｍｍを想定し、本考案により桜樹を描くものとする。素材は６００ｍｍｘ６００ｍｍｘ厚み３０ｍｍの板石とする。
上部四段１〜２０はピンクの板石で面積の大部分に桜の花弁の輪郭を点彫し、一部に着色して陰影を付け、幹枝を描いた部分 １３、１８、２３は茶色、黒色に着色し、空の部分１〜５は青く着色して満開の桜樹を表現する。下部一段２１〜２５は緑色の板石に芝生、草花を描き装飾性を増す。

考案の効果

加工、運搬、取付工事共に容易な寸法の石材に点彫で装飾し、これを組み合わせることにより大画面を構成できる。彫刻石材の使用より短い工期と少ない経費で建築物を装飾することができる。
これにより耐久性に優れた石材の建築用材としての使用拡大を計ることができる。

建物壁面の正面図で、３，０００ｍｍｘ３，０００ｍｍを６００ｍｍｘ６００ｍｍ板石２５枚で構成する図である。

Claims (2)

1. 点彫により絵及び模様を描いた石材を組み合わせて大画面を構成すること。
2. 石材の自然色と着色を組み合わせて大画面を描くこと。

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