JP3102253U - 非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム - Google Patents

非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム Download PDF

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Abstract

【課題】本考案は、広範な分野での個人認証を総合的に実現し得る安価な非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムを提供する。
【解決手段】本考案の個人認証システムは、建物、設備機器器具、従業員を含む医療機関における個人認証システムであって、医療機関における従業員の管理対象行動時、すなわち、医療機関の医師、看護師、事務員を含む従業員の医師用端末11の操作、前記医師、看護師、事務員を含む従業員のタイムレコーダ25による就業時間、医療機関の各種部屋の扉の開閉操作、診断治療機器17の操作管理、薬箱の操作、従業員の医療行動に基づく動線のうちの全て又はこれらのうちから選ばれる任意のものにおける個人認証を、タグ3に記録された個人識別情報をリーダライタ10で読み取って、認証用データベース32の従業員登録データとの照合により行うものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムに関し、詳しくはRFID(Radio Frequency Identification System)タグを利用した非接触型個人識別媒体を用いた広範な個人認証システムに関するものである。
従来から医療機関や企業等の従業員の個人管理、建物設備の入退室管理等、広範な分野において、RFIDタグからなる非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムが多く採用されている。
例えば、特許文献1には、徽章式のRFIDタグをタイムカードの操作時に提示して個々人の入退勤管理を行うようにした個人認証システムが提案されている。
また、特許文献2には、看護師等を主体とした医療業務従事者の行動をRFIDタグからの信号を壁等に組み込んだ検出手段で検出して看護師の行動管理を行うようにしたナースコールシステムが提案されている。
しかし、このような特許文献1、2におけるRFIDタグによる個人認証システムの場合には、各々適用範囲が出退勤管理、行動管理のように狭い分野に限定されており、従業員の個人管理、建物設備の入出室管理や各種機器の操作管理時の個人認証、更にはショッピング時の個人認証等、広範な分野での個人認証を総合的に実現し得る安価な非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムは存在しないのが実情である。
特開2003−216994号公報 特開2003−032374号公報
解決しようとする問題点は、広範な分野での個人認証を総合的に実現し得る安価な非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムが存在しない点である。
本考案は、建物、設備機器器具、従業員を含む医療機関における個人認証システムであって、医療機関における従業員の全ての管理対象行動時又は任意の管理対象行動時における個人認証を、個々の従業員が保有する非接触型個人識別媒体に記録された個人識別情報を非接触型媒体処理手段で読み取って、認証用データベースの従業員登録データとの照合により行うことを最も主要な特徴とするものである。
本考案によれば、物的、人的資源を含む組織体、例えば、建物、設備機器器具、医療機関における従業員等の広範な行動分野での個人認証を総合的に実現し得る安価な非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムを提供することができる。
また、本考案によれば、医療機関の医師、看護師、事務員を含む従業員の業務用端末の操作、前記医師、看護師、事務員を含む従業員のタイムレコーダによる就業時間、医療機関の各種部屋の扉の開閉操作、診断治療機器の操作管理、薬箱の操作、従業員の医療行動に基づく動線のうちの全て又はこれらのうちから選ばれる管理対象行動における個人認証を安価な非接触型個人識別媒体を用いて実現できる個人認証システムを提供することができる。
更に、本考案によれば、上記効果に加えて、従業員や患者の医療機関内でのショッピング時の個人認証、更には患者の患者端末操作時の個人認証を安価な非接触型個人識別媒体を用いて実現できる個人認証システムを提供することができる。
更に、本考案によれば、建物、設備機器器具、医療機関における従業員の出退勤を含む個人認証を非接触型個人識別媒体及び従業員毎に異なる個人別のセキュリティ情報を用いて実現でき、より高度のセキュリティ管理を行うことができる非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムを提供することができる。
また、本考案によれば、例えば医療機関における従業員の各種部屋の扉の開閉操作、診断治療機器の操作管理時、薬箱の操作時において、非接触型個人識別媒体、指紋を含む生体反応の双方を用いたより高度のセキュリティ管理を行うことができる非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムを提供することができる。上記指紋を含む生体反応としては、指紋の他、例えば、掌形、網膜(眼球の奥の血管パターン)、虹彩、顔、署名、声紋、手の甲の静脈等を挙げることができる。
また、本考案によれば、従業員の医療行動に基づく動線管理を確実に行い、医療の質の向上を図ることができる非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムを提供することができる。
更に、本考案によれば、物品収納庫における物品収納、取り出し時の各扉の開閉管理時の個人認証を、確実に行うことができる非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムを提供することができる。
広範な分野での個人認証を総合的に実現し得る安価な非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システムを提供するという目的を、建物、設備機器器具、従業員を含む医療機関における個人認証システムであって、医療機関における従業員の全ての管理対象行動時、すなわち、医療機関の医師、看護師、事務員を含む従業員の業務用端末の操作、前記医師、看護師、事務員を含む従業員のタイムレコーダによる就業時間、医療機関の各種部屋の扉の開閉操作、診断治療機器の操作管理、薬箱の操作、従業員の医療行動に基づく動線のうちの全て又はこれらのうちから選ばれる任意のものにおける個人認証を、個々の従業員が保有するRFIDタグを用いた非接触型個人識別媒体に記録された個人識別情報を非接触型媒体処理手段で読み取って、認証用データベースの従業員登録データとの照合により行うことにより実現した。
以下に、本考案の実施例を詳細に説明する。
本実施例に係る個人認証システムは、建物、各種の設備機器器具、従業員を含む医療機関等の組織体における従業員の行動に関する個人認証を非接触型個人識別媒体であるRFIDタグを用いて行うようにしたものである。RFIDタグは、電磁誘導による反射波を利用して個人識別情報を非接触で発信するように構成したものである。
本実施例に係る個人認証システムについて、図1に示すような管理センター1と、各種の従業員、各種の設備、機器、器具、売店、患者等を含む構内2とからなる医療機関に適用した場合を例にとって以下に説明する。
医療機関の構内2における医務室、看護師室、事務室等には、従業員である医師、看護師、事務員等が各々操作する医師用端末11、看護師用端末12、事務用端末13等が配置され、これらには個人、個人が所有する非接触型個人識別媒体であるRFIDタグ(以下単に「タグ」という)3が発信する個人識別情報を読み取る非接触型媒体処理手段としてのリーダライタ10が接続されている。
医師用端末11、リーダライタ10を図2に示す。
看護師用端末12、事務用端末13の場合も同様な構成となっている。この場合の各従業員の所有するタグ3は、タイムカードとして機能するRFID社員証を利用する。以下の各態様においても同様である。
また、医療機関の構内2における医務室、看護師室、事務室、更には治療室、手術室等の扉14の周辺部には、図1、図3に示すように、例えば電子錠を用いた部屋扉制御部15が設けられ、更に扉14には個人認証用のリーダライタ10、指紋を含む生体反応読取部16が配置されている。
指紋を含む生体反応読取部16における指紋を含む生体反応としては、指紋の他、例えば、掌形、網膜(眼球の奥の血管パターン)、虹彩、顔、署名、声紋、手の甲の静脈等を挙げることができる。これらの各生体反応情報によっても本実施例と同様の目的を達成でき、効果を発揮できる。なお、上記指紋を含む生体反応読取部16における指紋を含む生体反応の例は、以下に記述する指紋を含む生体反応読取部16についても同様である。
更に、医療機関の構内には、超音波診断装置、レーザー治療装置等の診断治療機器17が設けられ、この診断治療機器17にも個人認証用のリーダライタ10、指紋を含む生体反応読取部16が配置されている。
更に、医療機関の構内の治療室等には、図4に示すように、各種治療薬、劇薬等を収納した薬箱18が配置され、薬箱18には例えば電子錠を用いて扉18aの開閉を行う扉制御部19が設けられ、更に個人認証用のリーダライタ10、指紋を含む生体反応読取部16が配置されている。
医療機関の構内の例えば治療室等においては、図5、図6に示すように、医師、看護師等の行動、すなわち、動線を検出する動線検出手段20が構成されている。動線検出手段20は、治療室等の床下内に所定の間隔でタグ3からの信号を検出する多数のセンサ22を配置して構成した床下センサ群23と、床下センサ群23の検出信号をデータ処理して図7に示すような動線データを得るデータ処理部24とを有している。
そして、図6に示すように、看護師等が履くスリッパ21の爪先内部に個人識別情報を発信するタグ3を組み込んでおき、このスリッパ21を履いた看護師等が前記治療室等の床上を移動した際の動線を動線検出手段20により検出するようになっている。
なお、前記タグ3をスリッパ21の爪先内部に組み込む構成の他、靴の中敷内部に組み込む構成とすることもできる。
本実施例に係る個人認証システムは、更に、図8に示すように、従業員の就業時間管理を行うタイムレコーダ25を備え、個人認証用のリーダライタ10を接続している。
更に、本実施例に係る個人認証システムは、医療機関の構内の売店において、従業員、患者等がショッピングを行う場合に使用する図9に示すような売店端末であるキャッシュレジスタ26に、個人認証用のリーダライタ10を接続するとともに、図10に示すように、例えば病室内の患者ベッド27に配置した患者端末(例えばタッチパネル)28に個人認証用のリーダライタ10を接続している。
次に、管理センター1について説明する。
管理センター1には、上述した構内の各要素とLAN回線51、通信インターフェース52で接続したセンタコンピュータ50を配置している。
センタコンピュータ50は、プログラムメモリ53に記憶した動作プログラムに基づき全体の動作制御を行う主制御部31を有している。
また、センタコンピュータ50は、各従業員、患者等の個人認証のための登録認証情報を記憶した認証用データベース32及び各従業員の指紋を含む生体反応情報を記憶した指紋を含む生体反応情報データベース33、医師、看護師、事務員等の業務管理情報を記憶する業務管理データベース34、部屋扉制御部15からの情報を記憶する扉管理データベース35、診断治療機器17からの情報を記憶する機器管理データベース36、動線検出手段20からの情報を記憶する動線管理データベース37、扉制御部19からの情報を記憶する薬箱管理データベース38、タイムレコーダ25からの情報を記憶する時間管理データベース39、キャッシュレジスタ26からの情報を記憶するショッピング管理データベース40、患者端末28からの情報を記憶する患者データベース41を具備している。 なお、上記各従業員の指紋を含む生体反応としては、指紋の他、例えば、掌形、網膜(眼球の奥の血管パターン)、虹彩、顔、署名、声紋、手の甲の静脈等でも良いことは前述した通りである。
前記主制御部31により、これら各データベースに対するデータ(情報)記録、データ(情報)読み出しを各々行うようになっている。
更に、前記主制御部31に、個々人特有のセキュリティ番号を生成するセキュリティ番号生成部54を接続し、各種のデータ演算処理を行う演算処理部49を接続するとともに、入出力インターフェース42を介してキーボード43、マウス44、プリンタ45、スキャナ46、表示部47、補助記憶装置48を接続している。
次に、上述した本実施例に係る個人認証システムの動作について、場合を分けて説明する。
(医師、看護師、事務員等の出退勤を含む就業時間管理)
本実施例の個人認証システムにおいて、従業員である医師、看護師、事務員等が各々医療機関に出勤した場合に、図8に示す前記タイムレコーダ25のリーダライタ10に自己が所有するRFID社員証であるタグ3を提示すると、リーダライタ10は当該タグ3が発信する個人識別情報を読み取る。
この個人識別情報は、前記主制御部31の制御の基に予め認証用データベース32に登録した従業員登録データと照合され、当該個人の個人認証の可否が判断される。
個人認証の判断結果が可(出社確認済み)であれば、主制御部31は、セキュリティ番号生成部54が生成する当該個人固有のセキュリティ番号(ID番号)を前記リーダライタ10に送信し、当該タグ3に書き込まれる(自動付加される)。
個人認証の判断結果が否であれば、構内2内の設備、機器等の操作が制限される。
前記セキュリティ番号(ID番号)は、当該個人の出勤時から退勤時までのみ有効であり、且つ、毎日更新される。これにより、前記タグ3の不正使用を効果的に防止することができる。
また、当該個人の出勤時から退勤時までの以下に述べるような全ての作業、行動は、セキュリティ番号が付加されたタグ3に基づいて管理され、時系列で各々対応するデータベースに記憶保持される。この結果、極めてセキュリティ性の高い個人認証システムを構築することができる。
当該個人の退勤時においても前記タイムレコーダ25のリーダライタ10において同様に個人認証が実行され退社確認が行われる。
更に、個人認証の判断結果が可(出社確認済み)とされた従業員の出勤時間及び退勤時間のデータは、時間管理データベース39に送られて、記憶保持される。これにより、前記演算処理部49によって、当該出勤時間、退勤時間のデータに基づいた基本給、時間外手当の算出等、当該個人の給料計算が実行される。
(医師、看護師、事務員等の業務管理)
本実施例に係る個人認証システムにおいて、従業員である医師、看護師、事務員等が各々医師用端末11、看護師用端末12、事務用端末13を操作し各々の医療業務の遂行を行う場合においても、最初にこれらの各端末に備えたリーダライタ10を使用した前記タグ3による個人認証が行われる。
そして、医師、看護師、事務員等の業務の内容は個々の個人識別情報に関連付けられ前記業務管理データベース34に記録される。この場合、医師用端末11、看護師用端末12、事務用端末13には、動作プログラムに基づいて主制御部31から統一的に管理するための入力テンプレートが提供される。
この結果、医師、看護師、事務員が行う医療業務に関連する医療計画、治療看護計画等の予定、患者のカルテ、実際に行った手術、治療、看護等の記録、外来患者の受付記録等、全ての医療業務に関連する情報が前記業務管理データベース34に時系列に、且つ、個人識別情報に関連付けられて記録されることになる。
(設備機器器具の操作管理)
本実施例の個人認証システムにおいて、従業員である医師、看護師等が、特定の部屋の扉14を開け、診断治療機器17を操作したり、薬箱18から薬を取り出したりする医療行動を行う場合について説明する。
例えば看護師等が、特定の部屋の扉14を開け、室内に入ろうとする場合には、まず、特定の部屋の扉14の前に立ち、自己が所有するタグ3を図3に示す扉14の周辺に設けたリーダライタ10に近接させるとともに、自己の手の指を指紋を含む生体反応読取部16に接触させる。
これにより、主制御部31の制御の基に当該看護師のタグ3に記録された個人識別情報と、前記認証用データベース32に登録された従業員登録データとの照合による個人認証が行われるとともに、当該看護師の指紋を含む生体反応と前記指紋を含む生体反応情報データベース33に記録された指紋を含む生体反応情報との照合による個人認証も行われ、二重の個人認証により、特定の部屋の扉14の開閉が実行される。
この結果、特定の部屋の扉14の開閉に関して、極めて精度の高い個人認証システムとすることができる。このような場合の認証結果も、部屋扉制御部15から前記扉管理データベース35に送られ、時系列に記憶保持される。
この場合に、個人認証実行時に、前記主制御部31によりセキュリティ番号の自動付加を行うようにすれば、一層セキュリティ性を高めた扉14の開閉管理を行うことができる。
また、例えば看護師等が、上述した個人認証を経て、特定の部屋の扉14内に入室し、部屋内にある薬箱18から特定の薬、例えば劇薬等を取り出そうとする場合においても、上述した場合と同様、薬箱18の扉18aの前に立ち、自己が所有するタグ3を図4に示す扉18aの周辺に設けたリーダライタ10に近接させるとともに、自己の手の指を指紋を含む生体反応読取部16に接触させる。
これにより、主制御部31の制御の基に当該看護師のタグ3に記録された個人識別情報と、前記認証用データベース32に登録され従業員登録データとの照合による個人認証が行われるとともに、当該看護師の指紋を含む生体反応と前記指紋を含む生体反応情報データベース33に記録された指紋を含む生体反応情報との照合による個人認証も行われ、二重の個人認証により、薬箱18の扉18aの開閉に関して、極めて精度の高い個人認証システムとすることができる。このような場合の認証結果も、前記扉制御部19から前記扉管理データベース35に送られ、時系列に記憶保持される。
同様にして、医師等が前記診断治療機器17を操作する場合においても、自己が所有するタグ3と、指紋を含む生体反応による二重の個人認証が行われ極めて精度の高い個人認証システムとすることができるとともに、医師等による診断治療機器17の操作情報が機器管理データベース36に記憶保持される。
なお、各部で上述した指紋を含む生体反応情報としては、指紋の他、例えば、掌形、網膜(眼球の奥の血管パターン)、虹彩、顔、署名、声紋、手の甲の静脈等でも良いことは既述した通りである。
(医師、看護師等従業員の動線管理)
本実施例に係る個人認証システムにおいて、従業員である医師、看護師等の医療業務遂行時の行動管理、すなわち動線管理について図5乃至図7を参照して説明する。
例えば、医療機関の構内の治療室等において、看護師等が医療活動を行う場合、自己固有のタグ3を組み込んだスリッパ21を履いた看護師等が治療室等の床上を動き回ると、動線検出手段20の床下センサ群23の多数のセンサ22によって、前記タグ3の個人識別情報が読み取られ、データ処理部24により検出信号が処理されて図7に示すような動線データが得られる。
この動線データは、前記動線管理データベース37に送られタグ3の個人識別情報と関連付けられて継時的に記憶保持される。靴の中敷内部に前記タグ3を組み込んでその靴を履いて行動した場合も同様である。
このようにして、看護師、医師等の医療行動による動線を記憶保持し視覚的に把握できることになるため、これを分析することで、医療ミスの原因の把握、医療ミスの発生防止、業務の標準化、過労の防止等を医療の質の向上を図ることができる。
(構内2におけるショッピング管理)
本実施例に係る個人認証システムにおいて、従業員である医師、看護師、事務員、更には患者が売店等において日用品、書籍等を購入した場合、購入者は自己が所有するタグ3をキャッシュレジスタ26に備えたリーダライタ10に提示する。
これにより、主制御部31の制御の基に当該タグ3に記録された個人識別情報と、前記認証用データベース32に登録され従業員登録データとの照合による個人認証が行われ、個人認証が可であれば、購入データが個人識別情報と関連付けられて前記ショッピング管理データベース40に時系列で記憶保持される。この場合、前記タグ3として、プリペイドタイプのカード方式、事後清算型のカード方式とすることで、構内キャッシュレスタイプのシステムを構築することができる。
(患者の行動管理)
本実施例に係る個人認証システムにおいて、図10に示すように、患者が病室内の患者ベッド27に配置した患者端末(例えばタッチパネル)28接続した個人認証用のリーダライタ10に自己が所有しているタグ3を提示し、患者端末28から例えばナースコール等を行った場合、主制御部31の制御の基に当該タグ3に記録された個人識別情報と、前記認証用データベース32に登録された従業員登録データとの照合による個人認証が行われ、ナースコールを行った時刻等のデータが患者データベース41に送られ、時系列的に記憶保持される。
これにより、患者の行動、症状変化等の情報を正確に管理することが可能となる。
なお、本実施例に係る個人認証システムは、上述した医師、看護師、事務員等の出退勤を含む就業時間管理、医師、看護師、事務員等の業務管理等の各種対象項目の全てについての個人認証システムとする他、これらのうちの一部又は任意の組み合わせについての個人認証システムとして構築することも可能である。
以上説明した本実施例において、前記タグ3としては、社員証として機能するカード構成のものや履物型に構成したものの他、キーホルダやブローチ型、腕時計型に構成したもの等その形状は種々の変形が可能である。
また、タグ3としてRFID型のものを採用したことによって、軽量安価に構成でき、電池レスで正確な電磁誘導による安定動作を期待でき、必要時にのみ使用するスリッパ等の履物型とすることもでき多目的に利用可能となる。
また、経年変化が少なく、耐久性に優れていること、医療器具に悪影響を与えない微弱出力のものを採用することで安全性が高いこと、受信スピードとして人間の移動速度に耐えるものを構成できこと、利用方法、取り扱いが簡便であること等、実用上極めて有効な利用が可能となる。
また、前記リーダライタ10としては、コンピュータ接続可能なLANタイプ、USBタイプ、更には、壁掛けタイプ、床置きタイプ等種々の変形が可能である。
次に、図11、図12を参照して、本考案の他の実施例について説明する。
この実施例に係る個人認証システムは、図11に示すように、各々電子錠付き扉61を例えば9個備えた9個の収納室を有する各物品収納庫(例えば宅配ボックス)60における物品収納、取り出し時の各扉61の開閉管理時の個人認証を、前記収納室に対する物品収納、取り出しを行う個人が保有するタグ3に記録された個人識別情報を、物品収納庫60に備えた前記非接触型媒体処理手段であるリーダライタ10で読み取って、管理センタ70の認証用データベース72の従業員登録データとの照合により行うようにしたものである。
すなわち、前記物品収納庫60は、電子錠付き扉61の周辺部に、リーダライタ10、電子錠付き扉61を特定するためのテンキー62、音声メッセージ発音用のスピーカ63、音声録音のためのマイク64、各電子錠付き扉61の電子錠を開閉する鍵コントローラ65、人センサ67、これらを制御するボックス制御部66を備えている。
また、ボックス制御部66は、通信回線68、通信インターフェース75を介して管理センタ70のセンタ制御部71に接続されている。センタ制御部71には、認証用データベース72、前記スピーカ63により発音するためのメッセージを記録したメッセージ記録部73、前記マイク64からの伝言等を録音する録音部74、履歴記録部76が接続されている。
図11、図12に示す他の実施例に係る個人認証システムにおいて、物品の配達者が物品収納庫60の前に立つと、人センサ67が動作し、これにより、スピーカ63から例えば「不在ですので番号1の扉内に入れてください。伝言がありましたら15秒お話し下さい。」等の音声がスピーカ63から発音される。物品の配達者は、番号1の扉内に物品を入れ、伝言をマイク64から入力して立ち去る。
これにより、番号1の扉は施錠され、マイク64に入力された伝言は前記録音部74に録音される。
その後、番号1の扉の登録者が帰宅し、自己のタグ3を前記リーダライタ10の近傍に提示すると、タグ3に記録された個人識別情報を、前記物品収納庫60に備えたリーダライタ10で読み取って、管理センタ70の認証用データベース72の従業員登録データとの照合が行われ、照合結果が可であれば番号1の扉が開放され、且つ、スピーカ63から伝言メッセージが発音される。これら一連の情報は全て前記履歴記録部76に記録され管理される。
このようにして、他の実施例に係る個人認証システムによれば、例えば宅配ボックスのような物品収納庫60における個人認証を正確に実行でき、信頼性の高い個人認証システムを提供することができる。
本考案は、上述したように主として医療機関における各種行動等に対する個人認証に適用する場合の他、企業、工場、官庁、各種団体の従業員、従業者等の各種行動等に対する個人認証システムとしても応用可能である。
本考案の実施例に係る個人認証システムのブロック図である。 本考案の実施例に係る医師用端末を示す斜視図である。 本考案の実施例に係る部屋扉部分を示す斜視図である。 本考案の実施例に係る薬箱を示す斜視図である。 本考案の実施例に係る治療室等の床部分の斜視図である。 本考案の実施例に係る治療室等の床上のスリッパ及び床部分の断面を示す図である。 本考案の実施例における動線データを示す説明図である。 本考案の実施例に係るタイムレコーダを示す斜視図である。 本考案の実施例に係るキャッシュレジスタを示す斜視図である。 本考案の実施例に係る患者のベッドの斜視図である。 本考案の他の実施例に係る個人認証システムにおける物品収納庫の斜視図である。 本考案の他の実施例に係る個人認証システムのブロック図である。
符号の説明
1 管理センター
2 構内
3 タグ
10 リーダライタ
11 医師用端末
12 看護師用端末
13 事務用端末
14 扉
15 部屋扉制御部
16 指紋を含む生体反応読取部
17 診断治療機器
18 薬箱
18a 扉
19 扉制御部
20 動線検出手段
21 スリッパ
22 センサ
23 床下センサ群
24 データ処理部
25 タイムレコーダ
26 キャッシュレジスタ
27 患者ベッド
28 患者端末
31 主制御部
32 認証用データベース
33 指紋を含む生体反応情報データベース
34 業務管理データベース
35 扉管理データベース
36 機器管理データベース
37 動線管理データベース
38 薬箱管理データベース
39 時間管理データベース
40 ショッピング管理データベース
41 患者データベース
42 入出力インターフェース
43 キーボード
44 マウス
45 プリンタ
46 スキャナ
47 表示部
48 補助記憶装置
49 演算処理部
50 センタコンピュータ
51 LAN回線
52 通信インターフェース
53 プログラムメモリ
54 セキュリティ番号生成部
60 物品収納庫
61 扉
62 テンキー
63 スピーカ
64 マイク
65 鍵コントローラ
66 ボックス制御部
67 人センサ
68 通信回線
70 管理センタ
71 センタ制御部
72 認証用データベース
73 メッセージ記録部
74 録音部
75 通信インターフェース
76 履歴記録部

Claims (9)

  1. 物的、人的資源を含む組織体における個人認証システムであって、組織体にあける従業員の全ての管理対象行動時又は任意の管理対象行動時における個人認証を、個々の従業員が保有する非接触型個人識別媒体に記録された個人識別情報を非接触型媒体処理手段で読み取って、認証用データベースの従業員登録データとの照合により行うことを特徴とする非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  2. 建物、設備機器器具、従業員を含む医療機関における個人認証システムであって、医療機関における従業員の全ての管理対象行動時又は任意の管理対象行動時における個人認証を、個々の従業員が保有する非接触型個人識別媒体に記録された個人識別情報を非接触型媒体処理手段で読み取って、認証用データベースの従業員登録データとの照合により行うことを特徴とする非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  3. 前記管理対象行動は、医療機関の医師、看護師、事務員を含む従業員の業務用端末の操作、前記医師、看護師、事務員を含む従業員のタイムレコーダによる就業時間、医療機関の各種部屋の扉の開閉操作、診断治療機器の操作管理、薬箱の操作、従業員の医療行動に基づく動線のうちの全て又はこれらのうちから選ばれることを特徴とする請求項2記載の非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  4. 前記従業員の個人認証には、従業員の医療機関内でのショッピング時の非接触型個人識別媒体を使用した個人認証が含まれることを特徴とする請求項2記載の非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  5. 前記個人認証には、患者の医療機関内でのショッピング時の非接触型個人識別媒体を使用した個人認証、及び患者の患者端末操作時の非接触型個人識別媒体を使用した個人認証が更に含まれることを特徴とする請求項2記載の非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  6. 建物、設備機器器具、従業員を含む医療機関における個人認証システムであって、従業員のタイムレコーダによる出勤から退勤に至る就業時間管理時に個々の従業員が保有する非接触型個人識別媒体に記録された個人識別情報を非接触型媒体処理手段で読み取って、認証用データベースの従業員登録データとの照合により個人認証を行うとともに、出勤時に非接触型媒体処理手段にて退勤時まで有効な個人別のセキュリティ情報を非接触型個人識別媒体に書き込み、セキュリティ管理を行うことを特徴とする非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  7. 建物、設備機器器具、従業員を含む医療機関における個人認証システムであって、医療機関における従業員の各種部屋の扉の開閉操作、診断治療機器の操作管理時、薬箱の操作時に、個々の従業員が保有する非接触型個人識別媒体に記録された個人識別情報を非接触型媒体処理手段で読み取って、認証用データベースの従業員登録データとの照合により個人認証を行うととともに、当該従業員の指紋を含む生体反応読み取りによる個人認証を付加することを特徴とする非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  8. 建物、設備機器器具、従業員を含む医療機関における個人認証システムであって、従業員の医療行動に基づく動線の管理情報を、従業員の履物に組み込んだ非接触型個人識別媒体の個人識別情報を、建物内の床下に内蔵したセンサ群により検出し、画像処理して取得することを特徴とする非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
  9. 各々電子錠付き扉を備えた複数の収納室を有する物品収納庫における物品収納、取り出し時の各扉の開閉管理時の個人認証を、前記収納室に対する物品収納、取り出しを行う個人が保有する非接触型個人識別媒体に記録された個人識別情報を、非接触型媒体処理手段で読み取って、認証用データベースの登録データとの照合により行うことを特徴とする非接触型個人識別媒体を用いた個人認証システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007128428A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Denso Wave Inc 入場管理システム
JP2017014806A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 アイフォーコム株式会社 笑顔連動制御システム

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