JP3100275B2 - タービン動翼 - Google Patents

タービン動翼

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JP3100275B2
JP3100275B2 JP05317272A JP31727293A JP3100275B2 JP 3100275 B2 JP3100275 B2 JP 3100275B2 JP 05317272 A JP05317272 A JP 05317272A JP 31727293 A JP31727293 A JP 31727293A JP 3100275 B2 JP3100275 B2 JP 3100275B2
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公良 佐々木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービン、ガスタ
ービン等におけるタービン動翼に関し、更に詳細には、
平行短翼の無限翼化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の平行短翼の無限綴り翼の構
成模式図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7は図5の
VII−VII線矢視図である。
【0003】これらの図に示されるように、各動翼1は
プロファイル部2と翼根部3とを有し、かつプロファイ
ル部2の上端には棚4が一体に取付けられている。そし
て、各動翼1はその翼根部2がディスク5に設けられて
いる周方向溝6に一方向から順次挿入されることにより
組立てられ、運転中は隣接する動翼1の棚4同志が端面
7同志で接触することにより、運転中の動翼の振動応答
を小さくする無限翼を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のタービン動翼にあっては、その組立中には翼の位
置決め等のため翼根部を隣接翼と接触させ、さらに運転
中に棚部を確実に接触させて無限翼化を実現するために
は、翼根部と接触させた状態で棚部のスリ合せが必要と
なり、コストアップの要因となっている。
【0005】また、このようなスリ合せにより翼を組立
てても、運転中は遠心力により、ディスクの周方向長さ
が伸び、棚間にも隙間ができる。従って、運転中に隣接
翼と確実に接触しないで無限翼とならない場合も生じ得
る。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、スリ合せ等を実施しなく
ても、機械加工の寸法精度で確実に棚部が接触し、大き
な制振効果がある無限翼を構成するタービン動翼を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、タービン動翼において、隣接する翼上
端の棚同志が接触する面をそれぞれ厚さ方向にステップ
部を設けたステップ面とし、ステップ面の上面が接触す
る動翼の翼根ベアリング面からステップ面での距離を、
ステップ面の下面が接触する動翼の翼根ベアリング面か
らステップ面での距離よりも長くしたものである。
【0008】
【作用】上記の手段によれば、棚ステップ面の上面が接
触する動翼は、棚ステップ面の下面が接触する動翼に比
べ、翼根ベアリング面からステップ面までの距離が長い
ので、運転中、翼根ベアリング面がディスク溝に接触す
ると、棚ステップ面は確実に隣接翼の棚と接触し、制振
効果が生じる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1は本発明に係るタービン動翼の
一実施例を示す構成模式図、図2は図1のII−II線断面
図、図3は図1のIII−III線矢視図である。
【0010】これらの図に示されるように、各動翼1,
1′は従来例と同様にプロファイル部2と翼根部3とを
有すると共に、プロファイル部2の上端には棚4が一体
に取付けられ、翼根部2がディスク5に設けられている
周方向溝6に一方向から順次挿入されるようになってい
る。
【0011】しかして、本発明によれば、隣接する動翼
1,1′の棚4同志が接触する面はそれぞれ厚さ方向に
ステップ部が設けられたステップ面11とされ、かつス
テップ面11の上面が接触する動翼1の翼根ベアリング
面12からステップ面11までの距離(A)がステップ
面11の下面が接触する動翼1′の翼根ベアリング面1
2からステップ面11までの距離(B)よりも多少長く
されている。
【0012】このような構成によれば、棚ステップ面1
1の上面が接触する動翼1は、棚ステップ面11の下面
が接触する動翼1′に比べ、翼根ベアリング面12から
ステップ面11までの距離が長いので(A>B)、運転
中、翼根ベアリング面12がディスク溝6に接触する
と、棚ステップ面11は確実に隣接翼1′の棚4と接触
し、制振効果が生じる。
【0013】なお、上記構成のタービン動翼の製作、組
立てにあたっては、棚のステップ部形状が逆になった2
種類の動翼1,1′を製作し、これら2種類の動翼を交
互に組立てることができる。
【0014】また、棚にステップ部を設けるにあたって
は棚部に生ずる曲げ応力に不具合が生じないように適切
に設計することが必要であり、図4に示す棚ステップ部
の各寸法a,b,c,dは例えばb/a=0.3〜0.
5、d/c=0.1〜0.2となるようにすることがで
きる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、タ
ービン動翼において、隣接する翼上端の棚同志が接触す
る面をそれぞれ厚さ方向にステップ部を設けたステップ
面とし、ステップ面の上面が接触する動翼の翼根ベアリ
ング面からステップ面での距離を、ステップ面の下面が
接触する動翼の翼根ベアリング面からステップ面での距
離よりも長くすることによって、スリ合せ等を実施しな
くても、機械加工の寸法精度で確実に棚部が接触し、大
きな制振効果がある無限翼を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタービン動翼の一実施例を示す構
成模式図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線矢視図である。
【図4】本発明にしたがってステップ部形状とされる棚
部の寸法例を説明するための図である。
【図5】従来のタービン動翼を示す構成模式図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII−VII線矢視図である。
【符号の説明】
1,1′ 動翼 2 プロファイル部 3 翼根部 4 棚 5 ディスク 6 周方向溝 11 ステップ面 12 翼根ベアリング面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する翼上端の棚同志が接触する面をそ
    れぞれ厚さ方向にステップ部を設けたステップ面とし、
    ステップ面の上面が接触する動翼の翼根ベアリング面か
    らステップ面での距離を、ステップ面の下面が接触する
    動翼の翼根ベアリング面からステップ面での距離よりも
    長くしたことを特徴とするタービン動翼。
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