JP3100069U - スポーツ用衣服 - Google Patents
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Abstract
【課題】 着用時に上着の胴部を身体に固定化することができ、脊髄保護パットの部分を脊髄に常時密着させ、激しい動きにも脊髄保護パットの位置ずれの発生がなく、転倒発生時に脊髄を有効に保護することができる安全性の高いスポーツ用衣服を提供する。
【解決手段】 上着3の胴部1における少なくとも背中の部位に脊髄保護パット4を設けたスポーツ用衣服において、上記上着3の胴部1における腰部分1aの部位に、この上着3の腰部分1aを人体の腰部に巻締め固定する腰ベルト6を取り付け、腰ベルト6は両端を面ファスナー7で係止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 上着3の胴部1における少なくとも背中の部位に脊髄保護パット4を設けたスポーツ用衣服において、上記上着3の胴部1における腰部分1aの部位に、この上着3の腰部分1aを人体の腰部に巻締め固定する腰ベルト6を取り付け、腰ベルト6は両端を面ファスナー7で係止する。
【選択図】 図1
Description
この考案は、スノーボードやローラプレート等のスポーツや競技を行う場合に着用し、転倒した時に身体を保護するためのスポーツ用衣服に関する。
スノーボードやローラプレート等のスポーツや競技を行う場合に、転倒による事故から身体を守るための防具として、身体の保護せんとする部位に衝撃吸収用の保護パットを設けたスポーツ用衣服を着用することが行われており、特に、上述したスノーボードやローラプレート等の競技においては、後方への転倒の発生が生じやすく、このような後方への転倒による脊髄の損傷が重大な事故を引き起こすことになるので、スノーボードやローラプレート用のスポーツ用衣服は、上着の胴部における少なくとも背中の部位に脊髄保護パットを設けた構造になっている。
上記した従来のスポーツ用衣服は、脊髄保護パットを上着の胴部で背中の部位に、上下に連続した長い状態や、複数に分割して所定の間隔で上下に並べた配置で設けられ、この上着を着用することによって、脊髄保護パットで脊髄の首下部分から尾てい骨の範囲を保護するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来のスポーツ用衣服の上着は、単に頭から被って上半身を覆うように着用するので、上着の胴部は身体に対する固定部分がなく、このため、通常の状態でも身体の背中から脊髄保護パットの部分が遊離し、激しい動きをすると上着の胴部が捲れ上がったり、また、胴部が周方向にずれることにより、脊髄保護パットが脊髄に対して位置ずれし、転倒発生時に脊髄を有効に保護することができないという事態が生じる危険がある。
そこで、この考案の課題は、着用した状態で、上着の胴部を身体に固定化することができ、脊髄保護パットの部分を脊髄に常時密着させ、激しい動きにも脊髄保護パットの位置ずれの発生がなく、転倒発生時に脊髄を有効に保護することができる安全性の高いスポーツ用衣服を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この考案は、上着の胴部で少なくとも背中の部位に脊髄保護パットを設けたスポーツ用衣服において、上記上着の胴部で腰部分の部位に、この腰部分を人体の腰部に巻締め固定する腰ベルトを取り付けた構成を採用したものである。
上記脊髄保護パットは複数に分割され、上着の胴部で背中の部位に所定の間隔で上下に並べた配置で設けられているようにしたり、上記上着の胴部で両側肩部に肩保護パットが設けられている構造とすることができる。
また、上記腰ベルトは、上着の胴部で腰部分における背中側に縫着されて腰部分の他の部位と遊離し、その両端を上記腰部分における前面側で重ねることができる長さに設定され、この腰ベルトの両端に係脱自在となる一対の面ファスナーを設けた構造とするのが好ましい。
上記上着は、強靭な材料を用いて頭から被って上半身を覆うように縫製され、また、腰ベルトは両側に分離された二本からなり、この二本の腰ベルトの後端部がそれぞれ上着の胴部で腰部分における背中側の両側の位置に縫着され、身体の胴部を巻き締めた状態で一対の面ファスナーを係合させることにより、上着の胴部を身体に固定化することができる。
以上のように、この考案によると、上着の胴部で少なくとも背中の部位に脊髄保護パットを設けたスポーツ用衣服において、上記上着の胴部で腰部分の部位に、この腰部分を人体の腰部に巻締め固定する腰ベルトを取り付けたので、上着の着用状態で腰ベルトを身体の腰部に巻締め状に固着すると、上着の胴部は身体に固定化され、背中の部位に設けた脊髄保護パットが位置決めされて身体の脊髄の外側に密着すると共に、腰ベルトによる固定化によって、激しい運動をしても上着の胴部の捲れ上がりや周方向への位置ずれの発生がなく、従って、脊髄保護パットによる身体の脊髄を保護する状態を常に維持でき、転倒時の打撲による脊髄の損傷事故の発生を確実に防いで身体を守ることで安全性を向上させることができる。
また、腰ベルトは、上着の胴部の腰部分における背中側に縫着し、その両端を上着の腰部分における前面側で重ねることができる長さにしたので、胴部の腰部分における背中側を確実に身体の背中に引き寄せることができ、脊髄保護パットを確実に身体の脊髄に密着させることができ、また、腰ベルトの両端に係脱自在となる一対の面ファスナーを設けたので、着用者の腰廻り寸法の変化に対して広範な長さ調節が可能になる。
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
図示のように、スポーツ用衣服Aは、強靭な材料を用い、頭から被って上半身を覆うようにした胴部1とその両側肩部に設けた長袖2からなる上着3に縫製され、この上着3における胴部1の背中の部位に脊髄保護パット4と両側の肩部に肩保護パット5が設けられ、上記上着3の胴部1で腰部分1aの部位に、この腰部分1aを人体の腰部に巻締め固定するための腰ベルト6を取り付け、この腰ベルト6の両端に係脱自在となる一対の面ファスナー7を設けた構造になっている。
上記脊髄保護パット4と肩保護パット5は、綿の詰め物やスポンジ、弾性のあるゴム、発泡合成樹脂等の衝撃吸収材を用い、身体の保護したい部位に応じた大きさと形状に形成され、特に脊髄保護パット4は複数に分割され、図3のように、上着3の胴部1で背中の部位において外布と内布の間に縫い込まれ、首部から尾てい骨に該当する範囲にわたって、所定の間隔で上下に並べた配置で設けられている。
上記腰ベルト6は、図示の場合、両側に分離された二本のベルト単体6a、6aからなり、この二本のベルト単体6a、6aの後端部がそれぞれ上着3の胴部1で腰部分1aにおける背中側の外面で、脊髄保護パット4の配置範囲を挟む両側の位置に縫着され、腰部分1aの他の部分と遊離し、身体の胴部を巻き締めた状態で一対の面ファスナー7を係合させることにより、上着3の胴部1を身体に固定化することができるようになっている。
この腰ベルト6は、図示省略したが、身体の胴部を巻き締めることができる連続した一本物を用い、その中央部分を上着3の胴部1で腰部分1aにおける背中側の外面に縫着するようにしてもよい。
また、腰ベルト6の前部両端を一対の面ファスナー7で係止するようにしたので、前部両端の係止する位置を調整することができ、着用者の腰廻り寸法の変化に対して広範に対応することができるという利点がある。
この考案のスポーツ用衣服Aは、上記のような構成であり、スノーボードやローラプレート等のスポーツや競技を行う場合に上着3を着用する。
上記上着3は、胴部1の背中の部位に設けた脊髄保護パット4が、身体の脊髄の外側に沿い、肩パット5が肩を保護する配置となり、この着用状態で二本のベルト単体6a、6aを引っ張りながら、身体の腰部の前で面ファスナー7を係合させることにより、腰ベルト6で上着3の胴部1における腰部分1aを外側から身体の腰部に巻締め状に固着する。
このように、上着3の胴部1における腰部分1aを腰ベルト6で身体の腰部に巻締め状に固着すると、上着3の胴部1は身体に固定化され、脊髄保護パット4が位置決めされて身体の脊髄の外側に密着すると共に、激しい運動をしても上着3の胴部1の捲れ上がりや周方向への位置ずれの発生がなく、このため、脊髄保護パット4による身体の脊髄を保護する状態を常に維持でき、転倒時の打撲による脊髄の損傷事故の発生を確実に防いで身体を守ることができ、上記したスポーツや競技時の安全性を確保することができる。
A スポーツ用衣服
1 胴部
2 長袖
3 上着
4 脊髄保護パット
5 肩パット
6 腰ベルト
6a ベルト単体
7 面ファスナー
1 胴部
2 長袖
3 上着
4 脊髄保護パット
5 肩パット
6 腰ベルト
6a ベルト単体
7 面ファスナー
Claims (4)
- 上着の胴部で少なくとも背中の部位に脊髄保護パットを設けたスポーツ用衣服において、上記上着の胴部で腰部分の部位に、この腰部分を人体の腰部に巻締め固定する腰ベルトを取り付けたことを特徴とするスポーツ用衣服。
- 上記脊髄保護パットは複数に分割され、上着の胴部で背中の部位に所定の間隔で上下に並べた配置で設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスポーツ用衣服。
- 上記上着の胴部で両側肩部に肩保護パットが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスポーツ用衣服。
- 上記腰ベルトは、上着の胴部で腰部分における背中側に縫着されて腰部分の他の部位と遊離し、その両端を上記腰部分における前面側で重ねることができる長さに設定され、この腰ベルトの両端に係脱自在となる一対の面ファスナーを設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のスポーツ用衣服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270810U JP3100069U (ja) | 2003-08-27 | 2003-08-27 | スポーツ用衣服 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270810U JP3100069U (ja) | 2003-08-27 | 2003-08-27 | スポーツ用衣服 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3100069U true JP3100069U (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=43253731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003270810U Expired - Lifetime JP3100069U (ja) | 2003-08-27 | 2003-08-27 | スポーツ用衣服 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100069U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107176A (ja) * | 2006-10-16 | 2007-04-26 | Nisshin Kikaku:Kk | スポーツ用衣服 |
KR200445732Y1 (ko) * | 2008-01-15 | 2009-08-27 | 한국산업안전보건공단 | 충격흡수재를 구비하는 작업복 |
CN114223991A (zh) * | 2021-12-23 | 2022-03-25 | 山东耶莉娅服装集团有限公司 | 一种多功能登山服 |
-
2003
- 2003-08-27 JP JP2003270810U patent/JP3100069U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200445732Y1 (ko) * | 2008-01-15 | 2009-08-27 | 한국산업안전보건공단 | 충격흡수재를 구비하는 작업복 |
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