JP3100040U - 交流三相回路用の省電力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力効果の大なる交流三相回路用の省電力装置を提供する。
【解決手段】自動電圧制御装置40と分電盤側装置50とから構成され、自動電圧制御装置40の省電力効果と分電盤側装置50の省電力効果との相乗作用により、大きな省電力効果を得ることを特徴とする。
【選択図】図1
 

Description

 本考案は、交流三相3線式又は三相4線式回路用の省電力装置に係わり、特に、商用電力を節電するようにした省電力装置に関する。
 従来より、交流三相回路の消費電力量を削減する方法として、(1)末端負荷機器毎に周波数を変換して消費電力量を制御するインバータ方式、(2)自動力率調整装置により力率を改善する方法、(3)降圧変圧器を用いて電圧を下げる方法、等が用いられていた。
 しかしながら、インバータ方式は、末端の機器毎に個別に対応しなければならないことや、制御素子の寿命が比較的短いことなどから、又、自動力率調整装置も費用の割に電力量の削減効果が小さく、又、電圧を下げる方法は、周辺の電圧が極端に高い一部の電力需要家を除いて、省電力効果が著しく小さいため、何れもコストに見合った効果が得られないという欠点があった。
 このような課題に対応するために、本考案の出願人は、電圧が所定の電圧を超えて上昇したとき、所定の電圧迄電圧を降下せしめ、又、電圧が所定の電圧以下になったとき、所定の電圧まで電圧を上昇せしめるように制御する自動電圧調整装置を提案した(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−75661号公報 次に、この自動電圧調整装置について説明する。
 図5は、上記した自動電圧制御装置の単相3線用の自動電圧制御装置のR相の回路部分を示す回路図である。R相の入力端子10とR相の出力端子20の間には直列巻線16−1が挿入されている。この直列巻線16−1を1次巻線とすると、2次巻線16−2が鉄心16−3を共通にして設けられている。2次巻線16−2には複数(本例では5つ)のタップが設けられている。直列巻線16−1と、2次巻線16−2と、鉄心16−3は直列トランス16を構成している。中性線の入力端子12は中性線の出力端子22に直結されている。入力端子10と12は、それぞれ単巻構造(単巻トランス)の分路巻線14の両端に接続されている。又、分路巻線14には中間タップが1つ設けられている。
 分路巻線14の両端子と中間タップは、それぞれスイッチ手段としてのサイリスタ18−1,18−2,18−3を介してリアクトル24の双方の端子に接続されている。リアクトル24のタップはサイリスタ28−1,28−2,28−3,28−4,28−5を介して直列トランス16の2次巻線16−2の各タップ及び一方の端子に接続されている。直列トランス16の2次巻線16−2の他方の端子はスイッチ手段としてのサイリスタ26−1,26−2を介してそれぞれ入力端子10と入力端子12に接続されている。
 制御回路30は、出力端子20,22に接続され、出力端子20,22間の電圧を検出して必要とする出力電圧が得られるように各スイッチ、即ち、サイリスタ18−1〜18−3,28−1〜28−5、26−1,26−2のオン/オフ動作を制御する制御信号を生成する。
 図6は、制御回路30の動作を示すフローチャートである。
 図6に示されるように、制御回路30は、具体的には、出力端子20の電圧V5が、基準電圧Vrefより高いときは、出力端子20の電圧を降下せしめる節電装置として動作するように制御され(ステップS5)、一方、出力端子20の電圧が基準電圧より低いときは、出力端子20の電圧を上昇せしめて、所定の電圧になるように制御する電圧補償装置として動作する(ステップS7)。
 そして、出願人は、長期間の開発・研究から、上記装置を利用することで、更に、省電力効果を得るに至った。
 本考案の目的は、上記した自動電圧制御装置を利用することで、更に、省電力効果を向上せしめた新規な交流三相回路用の省電力装置を提供することにある。
 本考案は上記した目的を達成するため、基本的には、以下に記載されたような技術構成を採用するものである。
 即ち、本考案に係わる交流三相回路用の省電力装置の第1態様は、
交流三相3線式回路用の省電力装置であって、出力電圧が設定電圧より高い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を下げるように制御する電圧降下制御手段と、出力電圧が設定電圧より低い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を引き上げるように制御する電圧上昇制御手段とを各相毎にそれぞれ設けた自動電圧調整装置を介して負荷に商用電力を供給する交流三相回路用の省電力装置において、
 前記負荷近傍で、前記3線間にそれぞれ進相コンデンサを接続するようにした装置を設け、この装置は、前記負荷の負荷電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器が所定以上の電流を検出したとき、前記進相コンデンサを前記3線間に接続するように制御するコントロール部とで構成したことを特徴とするものであり、
 叉、第2態様は、
交流三相4線式回路用の省電力装置であって、出力電圧が設定電圧より高い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を下げるように制御する電圧降下制御手段と、出力電圧が設定電圧より低い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を引き上げるように制御する電圧上昇制御手段とを各相毎にそれぞれ設けた自動電圧調整装置を介して負荷に商用電力を供給する交流三相回路用の省電力装置において、
 前記負荷近傍で、中性線を除く3線間にそれぞれ進相コンデンサを接続するようにした装置を設け、この装置は、前記負荷の負荷電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器が所定以上の電流を検出したとき、前記進相コンデンサを前記3線間に接続するように制御するコントロール部とで構成したことを特徴とするものであり、
 叉、第3態様は、
前記負荷には分電盤を介して電力が供給され、前記電流検出器は、前記分電盤近傍に設けられたことを特徴とするものであり、
 叉、第4態様は、
前記コンデンサは、3つのコンデンサがΔ結線され、各コンデンサとの各接続点がリアクトルを介してそれぞれ前記3線に接続されていることを特徴とするものである。
 本考案に係わる交流三相回路用の省電力装置は、上述のように構成したので、本装置を設置した場合、省電力のための対策を取っていない場合に比較して、約10〜15%の省電力効果が得られた。
 以下に、本発明の実施例について説明する。
 図4は、本考案の自動電圧制御装置40を示す図であり、41は、自動電圧制御装置40のR相の回路構成を示し、42は、自動電圧制御装置40のT相の回路構成を示している。本考案の自動電圧制御装置40は、各相毎に分離したコアを有し、各相毎に各出力電圧を検出して、出力電圧が設定電圧より高い場合には、設定電圧まで電圧を下げ、出力電圧が設定電圧より低い場合には、設定電圧まで引き上げるように構成されている。
 なお、R相の動作については、既に説明したが、T相、S相の動作もR相の動作と同じであるので、詳細な説明は省略する。
 自動電圧制御装置40の入力電圧は、周辺の電力の需要と供給のバランスによって、又、負荷機器の作動状態により常に変化しているが、各相毎に出力電圧を調整することにより、相間のバランスが取られ、このため、力率が改善し、無効電力を大幅に減少させることが可能になる。
 次に、図1、図2に基づいて、自動電圧制御装置40に接続される負荷と省電力効果を向上せしめる分電盤側装置50の接続関係について説明する。
 図において、43は分電盤であり、分電盤43には、図4に示した自動電圧制御装置40のr線、s線、t線がそれぞれ分電盤43のメインブレーカ44に接続され、更に、負荷45が分電盤43を介して接続されている。
 分電盤43のメインブレーカ44には線45が接続され、この線45を介して分電盤43と分電盤側装置50とが接続されている。更に、分電盤43には、分電盤を流れる負荷電流を検出するための電流検出器51が取り付けられており、電流検出器51が検出した信号は、分電盤側装置50の動作を制御するコントロール部55に導かれるようになっている。
 図2は、分電盤側装置50の構成を示す図である。
 分電盤側装置50は、電磁接触器52と、500μFの力率改善用に設けた複数のコンデンサ53と、コンデンサ53の緩衝用として機能すると共に、高調波を低減する為に設けたリアクトル54と、分電盤側装置50の動作を制御するコントロール部55とで構成されている。なお、符号56は、分電盤側装置50に設けられたブレーカである。
 図3は、三つのコンデンサ53が、r線、s線、t線にそれぞれ接続される状態を示す結線図である。
 三つのコンデンサ53は、Δ結線され、各コンデンサとの各接続点がリアクトル54、電磁接触器52、ブレーカ56を介して、それぞれr線、s線、t線に接続される状態を示している。
 このように構成した分電盤側装置50において、負荷45の負荷電流が55Aを超えたことを検出すると、コントロール部55は、負荷電流検出から10分経過後に、コンデンサ53を負荷電流回路(r線、s線、t線)に接続するように制御し、又、負荷電流が45A以下になるとコンデンサ53を負荷電流回路(r線、s線、t線)から切り離すように制御する。
 分電盤側装置50は、このように構成することで、線路損失、鉄損、銅損等の変圧器損失を減少せしめ、省電力効果を得ている。
 従って、この考案に係わる装置では、自動電圧制御装置40の省電力効果と分電盤側装置50の省電力効果との相乗作用により、大きな省電力効果を得ることを可能にしている。
 なお、上記説明では交流三相3線式回路を例にして説明したが、交流三相4線式回路の場合、中性線を除く3線間にコンデンサ53をそれぞれ接続するように構成すればよい。
 又、上記実施例では、コンデンサ53の容量を500μFとしたが、この容量値は、負荷に応じて設定されることが望ましい。
 又、上記実施例では、負荷45の負荷電流が55Aを超えたことを検出すると、コントロール部55は、コンデンサ53を負荷電流回路(r線、s線、t線)に接続するように制御し、又、負荷電流が45A以下になるとコンデンサ53を負荷電流回路(r線、s線、t線)から切り離すように構成したが、上記した電流値は、あくまで一例にすぎず、任意の電流値に設定しても良い。
 本考案は、特に、商用電力の省電力装置に好適である。
分電盤と分電盤側装置との接続関係を示す図である。 分電盤側装置の構成を示す図である。 分電盤側装置の要部の結線図である。 自動電圧制御装置の概略構成を示す図である。 自動電圧制御装置の回路構成を示す図である。 自動電圧制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
 40 自動電圧制御装置
 41 自動電圧制御装置のR相回路
 42 自動電圧制御装置のT相回路
 44 メインブレーカ
 45 負荷
 50 分電盤側装置
51 電流検出器
52 電磁接触器
53 コンデンサ
54 リアクトル
55 コントロール部

Claims (4)

  1.  交流三相3線式回路用の省電力装置であって、出力電圧が設定電圧より高い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を下げるように制御する電圧降下制御手段と、出力電圧が設定電圧より低い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を引き上げるように制御する電圧上昇制御手段とを各相毎にそれぞれ設けた自動電圧調整装置を介して負荷に商用電力を供給する交流三相回路用の省電力装置において、
     前記負荷近傍で、前記3線間にそれぞれ進相コンデンサを接続するようにした装置を設け、この装置は、前記負荷の負荷電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器が所定以上の電流を検出したとき、前記進相コンデンサを前記3線間に接続するように制御するコントロール部とで構成したことを特徴とする交流三相回路用の省電力装置。
  2.  交流三相4線式回路用の省電力装置であって、出力電圧が設定電圧より高い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を下げるように制御する電圧降下制御手段と、出力電圧が設定電圧より低い場合には、設定電圧まで自動的に電圧を引き上げるように制御する電圧上昇制御手段とを各相毎にそれぞれ設けた自動電圧調整装置を介して負荷に商用電力を供給する交流三相回路用の省電力装置において、
     前記負荷近傍で、中性線を除く3線間にそれぞれ進相コンデンサを接続するようにした装置を設け、この装置は、前記負荷の負荷電流を検出する電流検出器と、前記電流検出器が所定以上の電流を検出したとき、前記進相コンデンサを前記3線間に接続するように制御するコントロール部とで構成したことを特徴とする交流三相回路用の省電力装置。
  3.  前記負荷には分電盤を介して電力が供給され、前記電流検出器は、前記分電盤近傍に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の交流三相回路用の省電力装置。
  4.  前記コンデンサは、3つのコンデンサがΔ結線され、各コンデンサとの各接続点がリアクトルを介してそれぞれ前記3線に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の交流三相回路用の省電力装置。
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