JP3099960B2 - 芳香族カルボン酸の連続的製造 - Google Patents

芳香族カルボン酸の連続的製造

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JP3099960B2 JP04501323A JP50132392A JP3099960B2 JP 3099960 B2 JP3099960 B2 JP 3099960B2 JP 04501323 A JP04501323 A JP 04501323A JP 50132392 A JP50132392 A JP 50132392A JP 3099960 B2 JP3099960 B2 JP 3099960B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化触媒又は触媒系の存在下にアルキル芳香
族化合物の分子状酸素による液相酸化によって芳香族カ
ルボン酸を連続的に製造する改良方法に関する。更に詳
しくは、本発明はプロセス排出ガス中への反応器の液体
及び/又は固体成分の同伴を阻止する手段を備えたカラ
ム状反応器中で実施する前記のような酸化プロセスに関
する。
アルキル芳香族化合物の芳香族カルボン酸への液相酸
化は、ベント式で緊密混合のカラム状反応容器中におい
て普通実施される高度の発熱反応である。この酸化プロ
セスは、アルキル芳香族化合物、新たな及び/又は循環
した溶媒並びに触媒成分を、別々に又は混合して、反応
容器に連続的に供給することを含んで成り、この反応容
器へは、普通は容器の底部又はその近傍に、分子状酸素
含有ガスも供給される。芳香族カルボン酸生成物はプロ
セス溶媒中への溶解性に乏しく、反応器の基部又はその
近傍に設けられた下部取出口を通して溶媒中のスラリー
として連続的に除去される。このスラリーは可溶性触媒
成分も含む。芳香族カルボン酸生成物の分離後、溶媒は
反応容器へ返送される。
例えば約9容積%以下の酸素を含む、酸素消費(又は
枯褐)プロセスガスは、少量の溶媒分解生成物と一緒
に、反応容器の頂部又はその近傍に位置する上部取出口
を通して除かれる。反応熱はプロセス溶媒の蒸発によっ
て上部取出口を通して除かれる。この溶媒は一又はそれ
以上のコンデンサーによって反応器排出ガスから凝縮さ
れる。凝縮溶媒の一部は水除去工程に付されて製造系か
らの反応水の一部を除去し、水を除かれた溶媒は反応器
に戻される。前記凝縮物の他の部分は反応容器に直接返
送される。
分子状酸素含有ガスはカラム状反応容器の基部又はそ
の近傍に連続的に供給される。プロセスガスは、反応器
の液状含有物中を通って上昇し、反応混合物の激しい攪
拌を生じ、アルキル芳香族化合物と、触媒又は触媒成分
を内部に溶解したプロセス溶媒との間の緊密な接触を生
ずる。
上述の製造系は、反応器の容積に関して優れた製造速
度で芳香族カルボン酸の製造に利用することができる。
この製造系によって生ずる一つの問題は、反応器の頂部
又はその近傍から取り出される排ガス(オフガス)中へ
の固形物(同伴されるプロセス溶媒中に溶解した固形物
も含む)及び未反応芳香族化合物の同伴の問題である。
排ガスを輸送するラインはその中への同伴固形物の付着
(又は堆積)によってブロック又は閉塞される。同伴固
形物は、当該ラインによって供給されるコンデンサー及
び凝集物から或る量の水を除去するのに使用する装置を
汚し又は閉塞させる場合すらある。同伴固形物による関
連プロセス装置の汚染又は閉塞を回避するために、激し
く泡立つ又は発泡するガス/液反応混合物上に比較的大
きな空間、即ちガス/液混合物の表面と上部取出口との
間の空間を保持しなければならない。このような大スペ
ースの確保が反応容器の利用及び製造速度を必然的に制
限することは明白である 本発明は、反応器内でガス/液反応媒質のレベルを高
くすることを許容しながら、前述の問題を克服する手段
を提供する。これらの、そしてその他の利点は、上部の
取出口とガス/液反応混合物との間に位置する一つ又は
それ以上のスプレーノズルから、プロセス溶媒、即ち反
応容器から熱を除去するために蒸発された凝縮溶媒の還
流混合物をスプレーすることによって、カラム状反応容
器中におけるアルキル芳香族化合物の酸化を実施するこ
とによって、与えられる。上部取出口が反応器の頭部に
あり、かつスプレー手段がほぼ同一高さ、例えば取出口
から70cm以内に位置する場合には、反応器の容積の約95
%まで反応混合物を充たすことができる。我々の発明は
排ガス中の臭素及び臭素含有化合物の量も減らし、それ
によって、配管、コンデンサー及び水除去装置並びに排
ガスの輸送及び処理に用いる装置の腐蝕速度を著しく低
減させる。前述のプロセスによって与えられる別の利点
は、水除去系において処理することが必要な水性脂肪族
酸溶媒の量の著しい減少である。
即ち、本発明は、酸化触媒及び水性C2〜C6脂肪族モノ
カルボン酸反応媒質の存在下に、酸素含有ガスによるア
ルキル芳香族化合物の液相発熱酸化によって加圧酸化反
応器において芳香族カルボン酸を連続的に製造するにあ
たり、 (1)アルキル芳香族化合物、酸化触媒を溶解して含む
水性モノカルボン酸反応媒質及び空気を反応器に連続的
に供給し、 (2)芳香族カルボン酸及び酸化触媒を溶解して含む水
性モノカルボン酸反応媒質を含む酸化剤生成物を反応器
下部から連続的に除去し、 (3)酸素消費ガス及び蒸発した水性モノカルボン酸反
応媒質を反応器上部から連続的に除去し、 (4)工程(3)の流れから水性モノカルボン酸反応媒
質を凝縮せしめ、そして (5)工程(4)で得られた凝縮水性モノカルボン酸反
応媒質の少なくとも一部を反応器のガス/液内容物の頂
部と工程(3)の流れを除去する反応器内の点との間に
スプレーの形状で返送する 各工程を含んで成る芳香族カルボン酸の連続的製法を提
供する。
添付図面は、本発明方法の原理を具体化したシステム
を例示するプロセスフロー図である。
本発明は種々の形に具体化できるが、本発明の好まし
い態様を添付図面に示し、以下に詳細に記述する。しか
しながら、以下の開示は本発明の単なる例示として考慮
されるべきものであり、本発明をこの特定の態様に限定
するものでないことは言うまでもない。
添付図面を参照するに、反応器供給混合物は導管10を
通して酸化反応器12へ導入される。この反応器供給混合
物はアルキル芳香族化合物、水性C2〜C6モノカルボン酸
脂肪酸溶媒及び適当な酸化触媒を含む。脂肪族カルボン
酸溶媒供給物は典型的には約15重量%以下の水を含む。
この供給混合物は更に適当な促進剤を含む。所望なら、
触媒成分を含むアルキル芳香族化合物及び/又は脂肪酸
溶媒は反応器の側面に沿った複数の個所で反応器12に供
給することができる。加圧下の酸素含有ガスは導管14を
経て反応器12に導入される。好ましい酸素含有ガスは空
気である。酸素含有ガスの反応器12への流速は導管16か
ら反応器を出る排ガス中に酸素2〜9容積%(乾燥状態
で溶媒を含まないという基準で計算)を保つよう制御す
る。反応器12中の反応体は、反応温度にて実質上液体状
態に包含された揮発性の反応媒質を保持するのに十分高
い圧力に維持する。
反応器12はカラム状の加圧酸化反応容器であり、そこ
で酸化触媒の存在下に、酸素含有ガスによるアルキル芳
香族化合物の液相発熱酸化が行われる。即ち、反応器12
によって含まれる反応媒質は、酸素含有ガス、芳香族カ
ルボン酸生成物に酸化されるべき芳香族アルキル、触媒
及び水性C2〜C6モノカルボン酸脂肪酸溶媒から成る。存
在する水の量は通常、水及び脂肪族カルボン酸の重量基
準で約15重量%を超えない量である。典型的には、一般
的に円柱状の酸化容器は高さ:直径比で約8〜40であ
る。
酸化反応の過程で、アルキル芳香族化合物の酸化によ
って発生する発熱反応熱は、液体反応媒質の一部の蒸発
によって反応器12から除かれる。これらの蒸気は、少量
の分解生成物及び臭素含有化合物を含む酸素消費プロセ
スガスと一緒に、反応器12と上方に流れ、導管16を経
て、一つ又はそれ以上のコンデンサー及び還流タンクを
含むコンデンサー系18中に導入される。コンデンサー系
18中に集められた蒸気の凝縮性成分は主として水性、脂
肪酸溶媒から成り、これは以下に更に詳細に説明するよ
うに、反応器12へ返送される。非凝縮性化合物は導管20
を経て製造系からベントされる。
操作において、反応器12は芳香族カルボン酸生成物を
連続的に製造し、この生成物は、溶解した触媒も含む水
性脂肪酸プロセス溶媒中のスラリーとして、反応器12の
底部から連続的に抜き出され、導管22を経て適当な固形
物/液体分離系24に移送される。分離系24から回収した
液相は新たなアルキル芳香族化合物と一緒にされて反応
器12へ循環される。
コンデンサー系18に集められた凝縮液の一部は、導管
26及び28によって水除去系30に移送され、そこでコンデ
ンサー系18において集めた水性脂肪酸溶媒の水の実質部
分がプロセスから除かれる。水除去系30において得られ
た脱水されたプロセス溶媒は反応器12に循環される。
コンデンサー18に集められた凝縮物の第二の部分は導
管26、32、34及び36を経て直接反応器12へ循環される。
本発明に従えば、直接循環された凝縮物のすべて又は一
部は、取出口導管16の下に設けられたスプレーヘッド38
によって反応器に供給される。ライン26、32及び36を経
てスプレーヘッド38を通して反応器12へ返送される直接
循環凝縮物の量は流量コントローラ40によって制御さ
れ、約10%と約100%との間である。スプレー手段38
は、循環された凝縮物を、反応器内に含まれるガス/液
反応混合物の表面の実質的な部分の上に、好ましくは全
体上に、例えば滴状のような細かく分散された形状で分
布させるように設計されている。凝縮物をスプレーの形
状で反応器に返送するのに使用する特定の手段は、それ
が反応器頂部における気液接触を生ぜしめる限りにおい
て、本発明の操作にとって臨界的でない。即ち、凝縮物
スプレーは図示のような単一スプレーヘッドによって行
うことができ、また複数のスプレーノズルを用いてもよ
い。
循環された凝縮物のスプレーはいくつかの有利な効果
を与える。スプレーによって同伴された固形物及び冷却
によって固化する蒸発された物質を落とし、それによっ
てライン、コンデンサー及び蒸留カラムのようなプロセ
ス装置の汚染や閉塞を防止する。このスプレーは、直接
循環流における水の高濃度の存在を許容する。これは、
スプレーの水含量の実質部分が反応器から蒸発除去され
るからである。即ち、この高い水濃度は気/液反応混合
物の水含量の上昇を引き起こさない。その結果、水除去
系30に供給される水性脂肪酸溶媒の全量は減少し、水除
去系の操作効率は上昇する。これにより蒸気ライン16中
の臭素含有化合物の濃度も減少し、プロセス装置の腐蝕
速度が減少する。このスプレーは反応器の気/液反応混
液の一層高い圧力及び液位の使用を可能にし、それによ
って本プロセスの全体効率を高める。
本発明方法において反応器供給混合物成分として有用
な適当なアルキル芳香族化合物としては、トルエン、o
−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、トリエチル
ベンゼン類、2,6−ジメチルナフタレン、2,7−ジメチル
ナフタレン及び2,6−ジイソプロピルナフタレンのよう
なモノ−、ジ−及びトリ−アルキルベンゼン類並びにナ
フタレン類があげられる。これらのアルキル芳香族化合
物の対応芳香族カルボン酸生成物は安息香酸、オルトフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸(TPA)、ベンゼ
ントリカルボン酸並びに2,6−及び2,7−ナフタレンジカ
ルボン酸である。本発明の方法は、TPA、イソフタル酸
及びトリメリット酸(1,2,4−ベンゼントリカルボン
酸)を製造するのに使用することができる。特にベンゼ
ンジカルボン酸及びナフタレンジカルボン酸、特別には
TPAの製造に非常に適している。
本発明の方法に有用な適当な水性脂肪酸溶媒は反応温
度で容易に揮発性のものである。そのような溶媒の中
で、C2〜C6モノカルボン酸、例えば酢酸、プロピオン
酸、n−酪酸、イソ酪酸、n−吉草酸、トリメチル酢
酸、カプリオイック酸及びこれらの混合物である。好ま
しくは、揮発性モノカルボキシル脂肪酸溶媒は水性酢酸
溶液である。
本発明の酸化プロセスに使用される触媒系はアルキル
芳香族化合物の液相酸化に対して一般に使用される任意
の触媒系を含む。適当な触媒系は、使用される特定の揮
発性水性溶媒に可溶性のコバルト、マンガン及び臭素の
化合物又は錯塩の混合物である。
一例として、本発明の方法を実施してp−キシレンを
酸化してTPAを製造するときの一般的なプロセス条件及
びパラメータをあげれば以下の通りである。
反応器12の内容物は、約120〜180℃の温度範囲で約3.
8〜7.9バール(絶対)(約55〜115psia)の圧力下にあ
る。
以下の例は図に示した製造系の操作によってTPA1000
重量部/日を製造する。物質の量は重量部である。
溶存触媒を含む水性酢酸3.1部/分及びp−キシレン
0.45部/分を、高さ:直径比13.3の円筒状圧力容器から
成る反応容器12に導管10を経て供給した。導管14を通し
て空気を2.0部/分の速度で供給した。この気/液酸化
反応混合物は反応器容積の約85%を充たした。激しく混
合した反応混合物の温度は155℃で圧力は5.42バール
(絶対)(64psig)に制御した。溶存触媒を含む水性酢
酸中の30重量%TPAのスラリーから成る酸化剤生成物
は、ライン22を通して反応器の基部から2.4部/分の速
度で抜き出した。酸素消費空気、酢酸及び水から成る蒸
気流は、反応器の側壁の頂部に設けられた取出口から連
続的に除去し、そして導管16経由でコンデンサー系18へ
移送し、そこで酢酸及び水から本質的に成る凝縮物6.6
部/分を集めた。この凝縮物の一部を導管26及び28を通
して水除去系30に供給した。凝縮物の残りは導管26、3
2、34及び36及び4.6部/分の速度でスプレーヘッド38を
通して反応器に直接返送した。
上述のプロセスの連続操作は排ガスライン16及びコン
デンサー系18のコンデンサーに堆積する固形物の量が減
少する。蒸気抜出し及び循環凝縮物中の臭素含有化合物
の濃度は48ppmであった。
スプレーヘッドを通して凝縮物を循環させることを用
いることなく、前述の反応器をp−キシレンのTPAの酸
化に用いた。即ち、導管10を通して反応器12に、溶解し
た触媒を含む水性酢酸を3.1部/分の速度で、p−キシ
レンを0.45部/分の速度で供給した。空気は導管14を通
して2.0部/分の速度で供給した。気/液酸化反応混合
物は反応器の容積の約57〜76%を充たした。反応器の温
度は155℃で、圧力は5.42バール(絶対)(64psig)で
制御した。溶解した触媒を含む水性酢酸中の30重量%TP
Aのスラリーから成る酸化剤生成物はライン22を経て反
応器の基部から2.4部/分の速度で除去した。
酸素消費空気、酸素及び水から成る蒸気流は、前述の
如く、連続的に除去し、導管16を通してコンデンサー系
18に輸送し、そこで実質上酢酸及び水から成る凝縮物6.
6部/分を集めた。凝縮物の一部は導管26及び28を通し
て3.2部/分の速度で水除去系30に供給した。凝縮物の
残部は導管26、32及び34を全て3.4部/分の速度で反応
器へ直接循環した。導管36及びスプレーヘッド38は使用
しなかった。
気/液反応混合物上への凝縮物のスプレーを使用する
ことなく操作したプロセスは排ガスライン16及びコンデ
ンサー系18のコンデンサーにかなり多い固形物の堆積を
生じた。
固形物の堆積は製造系の長期間運転によって前記機器
の甚い汚染及び閉塞を生じることになり、それによって
機器の保全及び/又は交換のために、より一層頻度の高
い停止を必要とする。スプレーを使用しない運転は取出
蒸気及び循環凝縮物中に97ppm(重量)の臭素化合物の
濃縮を生じた。
本発明を特にその好ましい態様について詳細に記述し
たが、その変形や修正が本発明の精神及び範囲内で実施
できることを理解されたい。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−112044(JP,A) 特開 昭50−53341(JP,A) 特公 昭46−21617(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 51/265 C07C 63/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化触媒及び水性C2〜C6脂肪族モノカルボ
    ン酸反応媒質の存在下に、酸素含有ガスによるアルキル
    芳香族化合物の液相発熱酸化によって加圧酸化反応器に
    おいて芳香族カルボン酸を連続的に製造するにあたり、 (1)アルキル芳香族化合物、酸化触媒を溶解して含む
    水性モノカルボン酸反応媒質及び空気を反応器に連続的
    に供給し、 (2)芳香族カルボン酸及び酸化触媒を溶解して含む水
    性モノカルボン酸反応媒質を含む酸化剤生成物を反応器
    下部から連続的に除去し、 (3)酸素消費ガス及び蒸発した水性モノカルボン酸反
    応媒質を反応器上部から連続的に除去し、 (4)工程(3)の流れから水性モノカルボン酸反応媒
    質を凝縮せしめ、そして (5)工程(4)で得られた凝縮水性モノカルボン酸反
    応媒質の少なくとも一部を反応器のガス/液内容物の頂
    部と工程(3)の流れを除去する反応器内の点との間に
    スプレーの形状で返送する 各工程を含んで成る芳香族カルボン酸の連続的製法。
  2. 【請求項2】酸化触媒及び水性酢酸反応媒質の存在下
    に、酸素含有ガスによるp−キシレンの液相発熱酸化に
    よって加圧酸化反応器においてテレフタル酸を連続的に
    製造するにあたり、 (1)p−キシレン、酸化触媒を溶解して含む水性酢酸
    反応媒質及び空気を反応器に連続的に供給し、 (2)テレフタル酸及び酸化触媒を溶解して含む水性酢
    酸反応媒質を含む酸化剤生成物を反応器下部から連続的
    に除去し、 (3)酸素消費ガス及び蒸発した水性酢酸反応媒質を反
    応器上部から連続的に除去し、 (4)工程(3)の流れから水性酢酸反応媒質を凝縮せ
    しめ、そして (5)工程(4)で得られた凝縮水性酢酸反応媒質の10
    〜100%を反応器のガス/液内容物の頂部と工程(3)
    の流れを除去する反応器内の点との間にスプレーの形状
    で返送する 各工程を含んで成るテレフタル酸の連続的製法。
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