JP3099632U - 枠調整金具 - Google Patents

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中本 裕昌
太西 義男
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中本 裕昌
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Abstract

【課題】わずか1部品で構成され、躯体に取り付けるだけで躯体との間隔を簡単に調整することができる低コストで実用性の高い枠調整金具を提供する。
【解決手段】枠側に埋め込んだ雌ねじ体に螺合する雄ねじを外面に有し後部内面に回動工具と係合する角穴を有し躯体側に取り付けられる調整金具本体を備えた枠調整金具であり、雄ねじ筒部の先に径の拡大した座部を一体形成しており、該座部が、躯体対向面縁部より内側部位に単一の環状突条を形成していて、角穴に係合した工具の操作で取付けねじを中心として調整金具本体が回転可能である。
【選択図】図5

Description

 本考案は建屋の開口部に配置される枠の調整金具に関する。
 建屋の壁仕切り部に出入口や窓を設ける場合、仕切り部に設けた開口にあらかじめ枠を取付け、その枠に扉、戸、窓を取り付けるのを通例としている。
 この場合、枠の組付け精度が悪いと、扉、戸、窓がスムーズに動かなくなったり、体裁が悪くなったりするので、開口を構成する躯体に対して枠の立て付けを調整することが不可欠である。
 かかる枠の調整手段として、旧来のパッキン材に代え、枠側に雌ねじ部材を埋め込み、躯体側に前記雌ねじ部材の雌ねじと螺合する雄ねじを外面に有する調整金具本体を用い、調整金具本体の後部の角穴にレンチを嵌めて調整金具本体を回転することにより枠と一体化した雌ねじ部材を調整金具本体に軸方向に移動させ、躯体と枠の間隔を大きくあるいは小さくするようにしたものが知られている。
 しかし、従来の調整金具本体は、すくなくとも雄ねじ部材と受け板部材の2部材から構成され、雄ねじ部材には外周に雄ねじを設け外端内部に角穴を設け下部に外鍔を設け、受け板部材は、雄ねじ部材の外鍔に当接する面部の中央にボス部を突設し、このボス部を雄ねじ部材内に挿入し、カシメなどによって抜出不能でかつ雄ねじ部材と相対回転可能に連結されていた。
 このため、部品数が多く、各部品の製作と組み立てに時間と手間がかかるのでコストが高くなり、また、躯体に取付けた時にずれが生じやすいという問題があった。
 本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、わずか1部品で構成され、躯体に取り付けるだけで躯体との間隔を簡単に調整することができる低コストで実用性の高い枠調整金具を提供することにある。
 上記目的を達成するため請求項1にかかる考案は、枠側に埋め込んだ雌ねじ体と、これに螺合する雄ねじを外面に有し後部内面に回動工具と係合する角穴を有し躯体側に取り付けられる調整金具本体を備えた枠調整金具において、前記調整金具本体が、雄ねじ筒部の端部に径の拡大した座部を一体形成しており、該座部が、躯体対向面縁部より内側部位に、角穴に係合した工具の操作で取付けねじを中心として回転を可能にするための単一の環状突条を形成していることを特徴としている。
 また、請求項2にかかる考案は、枠側に埋め込んだ雌ねじ体と、これに螺合する雄ねじを外面に有し後部内面に回動工具と係合する角穴を有し躯体側に取り付けられる調整金具本体を備えた枠調整金具において、前記調整金具本体が、雄ねじ筒部の端部に径の拡大した座部を一体形成しており、該座部が、躯体対向面縁部に近い部位に躯体表面に食い込む環状突条を設けるとともに、該環状突条よりも内側には環状突条よりも突出高さが低く、角穴に係合した工具の操作で取付けねじを中心として回転を可能にする台部を形成していることを特徴としている。
 本考案の請求項1によるときには、雄ねじ筒部の内部から座部を貫通して取付け用ねじを躯体にねじ込めば、座部の環状突条が躯体表面に食い込む。環状突条は座部の縁よりも内側に1本だけ設けられているので、左右上下のずれを止めるが、回転に対しては不動にさせない。
 したがって、枠の調整時に雄ねじ筒部の雄ねじに螺合させた枠側の雌ねじ体を通して角穴に工具を係合しそれを回動すれば、座部と雄ねじ筒部を一体形成している調整金具本体が、取付け用ねじを中心として躯体に対して回動するので、枠を自在に接近あるいは離間させることができる。
 しかも、回転部分としての座部が雄ねじ筒部と完全に一体成形されているので、わずか一部品ですみ、構造を極めて単純化できるとともにコストを著しく低減できる。
 本考案の請求項2によれば、座部の躯体対向面縁部に近い部位に躯体表面に食い込む環状突条を設けるとともに、該環状突条よりも内側には環状突条よりも突出高さが低い台部を設けているので、取付け用ねじを躯体にねじ込めば、座部の環状突条が躯体表面に食い込んで周囲へのずれ止めが図られる。
 環状突条の食い込み度合いは台部の躯体表面への接触で規制されているので、枠の調整時に雄ねじ筒部の雄ねじに螺合させた枠側の雌ねじ体を通して角穴に工具を係合しそれを回動すれば、取付け用ねじを中心として躯体に対して台部が摺動回動するので、枠を自在に接近あるいは離間させることができる。
 しかも、回転部分としての座部が雄ねじ筒部と完全に一体成形されているので、わずか一部品ですみ、構造を極めて単純化できるとともにコストを著しく低減できる。台部がというすぐれた効果が得られる。
 枠の躯体に対する間隔調整を1部品という最小限の部品点数で実現できる。
 以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
 図1は本考案による枠調整金具の使用状態を示しており、Aは仕切り壁Bの開口を画成する木質の躯体、Cは躯体Aの内側に配された枠である。1は前記枠体Cと躯体Aを連結した本考案枠調整金具であり、図5のように、躯体側の調整金具本体2と、枠体側の雌ねじ体3とからなっている。
 本考案枠調整金具1の調整金具本体2は、図2ないし図4のように、外周に雄ねじ20を刻設した雄ねじ筒部2aと、これの先端に一体形成された座部2bとの一部品からなっている。
 前記座部2bは雄ねじ筒部2aの外径から半径方向に適度に張り出すように形成されている。
 前記雄ねじ筒部2aは、後端側から6角などの形状をなした角穴21と、丸穴22と、丸穴底の段部から座部2bの肉厚を貫通する通孔23とが同心上に形成されている。通孔23には、躯体Aにねじ込まれる取付け用ねじ4が遊挿され、該取付け用ねじ4の頭部40が丸穴底の段部に着座するようになっている。
 そして、座部2bの躯体対向面には、外縁から所定の距離をおいて、1つの環状突起24が形成されている。環状突起24は角度55〜60度、高さがたとえば0.5〜0.6mm程度の三角状断面となっている。
 雌ねじ体3は内側に前記雄ねじ筒部2aの雄ねじ20と螺合する雌ねじ30を有していればどのようなものであってもよい。
 この例では一面が軸方向に対して直角面をなし他面が斜面となった抜け止めリング突条31を多段に形成し軸方向にリング突条31と交差する回り止め面を形成した打ち込みナットが用いられている。
 この第1実施例においては、調整金具本体2の雄ねじ20をあらかじめ枠Cに固定されている雌ねじ体3の雌ねじ30にねじ込み、この状態で座部2bの前面を躯体Aに当接させ、取付け用ねじ4を雄ねじ筒部2aの通孔23を通して躯体Aにねじ込む。これにより取付け用ねじ4のねじ込みに伴って座部2bは躯体表面aに押し付けられ、環状突起24が躯体表面aに食い込む。これで取付けは完了する。
 枠Cの躯体Aに対する間隔を調整する場合には、図5(a)のようにレンチなどの工具Kを、調整金具本体2の雄ねじ筒部2aに設けられている角穴21に嵌め、トルクを付与する。こうすれば、座部2bはこれの外縁よりも適度に内側の位置でかつ一条の環状突起24部分が躯体表面aに食い込んでいるだけであるため、前記トルクによって座部2bと雄ねじ筒部2aは、取付け用ねじ4を中心として回動する。
 取付け用ねじ4は回動しないので躯体Aに対する調整金具本体2の取り付けが緩むことはなく、環状突起24部分が躯体表面aに食い込んでリング状の溝ができるので、XおよびY方向へのずれ止めを図ることができる。
 この座部2bと雄ねじ筒部2aすなわち調整金具本体2が回動することにより、雌ねじ体3は軸方向に移動され、雌ねじ体3を固着している枠Cは躯体Aに対して接近あるいは後退するので、的確に調整を行なえる。
 こうして調整を終えた後は、図5(b)のように雌ねじ体3の後方に設けてある枠Cの孔6にプラグ7を嵌めてみだりに調整金具本体2が回動されないようにすればよい。
 なお、取付け用ねじ4は、頭部の下の首部41が長く形成され、取付け用ねじ4の頭部40が丸穴底の段部に着座したときにちょうど首部41の先端面が躯体表面aに当接するようにしてもよい。こうすれば環状突起24部分の躯体表面aへの食い込み加減をさらに的確にすることができる。
 図6ないし図9は本考案による調整金具本体2の別の実施例を示している。
 この調整金具本体2も、外周に雄ねじ20を刻設した雄ねじ筒部2aと、これの先端に一体形成された座部2bとの一部品からなっていることは第1実施例と同じであるが、座部2bの躯体対向面に、外縁に近く1つの環状突起24が形成され、さらに、環状突起24よりも内側には環状突起24の高さh1よりも低い高さh2のフラット状台部25が形成されている。
 環状突起24は角度55〜60度、高さがたとえば0.5〜0.6mm程度の三角状断面に作られ、フラット状台部25は高さがたとえば0.2〜0.3mmとなっている。
 その他の構成は第1実施例と同様であるから、同じ部分に同じ符号を振り、説明は省略する。
 この第2実施例においては、座部2bの前面を躯体Aに当接させ、取付け用ねじ4を雄ねじ筒部2aの通孔23を通して躯体Aにねじ込む。これにより取付け用ねじ4のねじ込みに伴って座部2bは躯体表面aに押し付けられ、環状突起24が躯体表面aに食い込む。環状突起24が座部の縁にあると強力な食い込み固定に状態になるが、環状突起24の内側にこれよりも高さの低いフラット状台部25があるため、環状突起24の食い込み度合いは内側にあるフラット状台部25の躯体表面aへの当接で調整される。
 枠Cの躯体Aに対する間隔を調整する場合には、図9(a)のようにレンチなどの工具Kを、調整金具本体2の雄ねじ筒部2aに設けられている角穴21に嵌め、トルクを付与する。こうすれば、座部2bの環状突起24よりも内側の台部25が躯体表面aと接しているため、前記トルクによって座部2bと雄ねじ筒部2aは、取付け用ねじ4を中心として摺動回動する。
 取付け用ねじ4は回動しないので躯体Aに対する調整金具本体2の取り付けが緩むことはなく、環状突起24部分が躯体表面aに食い込んでリング状の溝ができるので、XおよびY方向へのずれ止めを図ることができる。
本考案による枠調整金具の使用状態を示す正面図である。 調整金具本体の第1実施例を示す斜視図である。 同じく第1実施例の調整金具本体の縦断側面図である。 第1実施例の調整金具本体の正面図である。 (a)は調整状態の縦断側面図、(b)は調整完了状態の縦断側面図である。 調整金具本体の第2実施例を示す斜視図である。 第2実施例の調整金具本体の縦断側面図である。 第2実施例の調整金具本体の正面図である。 (a)は調整状態の縦断側面図、(b)は調整完了状態の縦断側面図である。
符号の説明
  2  調整金具本体
 2a 雄ねじ筒部
 2b 座部
 3   雌ねじ体
 20 雄ねじ
 21 角穴
 24 環状突起
 25 台部
 4  取付けねじ

Claims (2)

  1.  枠側に埋め込んだ雌ねじ体と、これに螺合する雄ねじを外面に有し後部内面に回動工具と係合する角穴を有し躯体側に取り付けられる調整金具本体を備えた枠調整金具において、前記調整金具本体が、雄ねじ筒部の端部に径の拡大した座部を一体形成しており、該座部が、躯体対向面縁部より内側部位に、角穴に係合した工具の操作で取付けねじを中心として回転を可能にするための単一の環状突条を形成していることを特徴とする枠調整金具。
  2.  枠側に埋め込んだ雌ねじ体と、これに螺合する雄ねじを外面に有し後部内面に回動工具と係合する角穴を有し躯体側に取り付けられる調整金具本体を備えた枠調整金具において、前記調整金具本体が、雄ねじ筒部の端部に径の拡大した座部を一体形成しており、該座部が、躯体対向面縁部に近い部位に躯体表面に食い込む環状突条を設けるとともに、該環状突条よりも内側には環状突条よりも突出高さが低く、角穴に係合した工具の操作で取付けねじを中心として回転を可能にする台部を形成していることを特徴とする枠調整金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018115523A (ja) * 2017-01-20 2018-07-26 三協立山株式会社 改修戸

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