JP3099081B2 - 疑似乱数生成装置 - Google Patents
疑似乱数生成装置Info
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Description
り、特に、相手認証、鍵配送等で必要となる長周期の乱
数を生成する疑似乱数生成装置に関する。
できない安全な乱数が必要となっている。一般の乱数に
ついては、“KNUTH著:『準数値算法/乱数』p.
3、サイエンス社刊”で紹介されている様に、処理の正
当性検査の再現性、計算機資源のコンパクト化(メモリ
削減)の要請から、関数を使った乱数生成法が利用され
ている。
順番に、乱数列R(1) 、R(2) 、R (3) 、…を生成す
る。個々に、乱数列の()内の添字は、乱数列Rの順番
を示すもので、R(i+1) =F(R(i) )(但し、i≧
0、整数)なる関係があるとする。初期値が決まると全
ての乱数列が決まるので、理想的な乱数列とは区別し、
乱数列R(0) 、R(1) 、R(2) 、R(3) 、…を疑似乱数
列と呼び、Fは疑似乱数関数と呼ぶ。
がXを取りうる全ての値の個数とすると、R(i+1) =F
(R(i) )で定義される疑似乱数列の周期が上限の‖R
‖(Rの取り得る値の全数)にいかに近づくか(長周期
の関数をいかに得るか)ということと、値の分布がばら
つくかどうかということである。つまり、長周期の関数
を得る場合には、Rが取り得る値は有限の‖R‖個であ
り、R(0) =R(i) となる時があるが、iの大きさが重
要となる。また、値の分布がばらつくかどうかについて
は、統計的な分布により評価できる。
を示すブロック図である。同図に示す疑似乱数生成装置
1は、レジスタ2及び乱数関数回路3より構成される。
レジスタ2は、値Rが設定され、外部から起動信号4が
入力される毎に、乱数生成回路3から出力される値Fに
よりレジスタ2の蓄積値Rを更新し、レジスタ2は、そ
の値F(R)を保持する。なお、レジスタ2及び乱数関
数回路3は、これらの動作を制御系(図示せず)により
制御される。従って、起動信号4の入力を制御系が監視
し、制御系の制御により、乱数関数回路3がF
(R(i) )を生成し、レジスタ2にその値を出力する。
を示すフローチャートである。疑似乱数生成装置1は、
外部から起動信号4が入力されるまで、待機し、起動信
号4が入力されると(ステップ1)、レジスタ2の疑似
乱数Rが乱数関数回路3の出力F(R)で更新される
(ステップ2)。
の分布をばらつかす要請に対してビット列をとびとびに
生成する非線形フィードバックシフトレジスタ等が研究
されている(辻井・笠原編著:『暗号と情報セキュリテ
ィ』、昭晃堂刊、p159参照)。
ジスタでは、初期値を任意に設定できる他は、固定的な
構造であり、数学的構造を解析される場合がある。相手
認証、鍵配送等の様に乱数列を利用する場合、多くの場
合に、乱数列の秘匿性も要求されるので、非線形フィー
ドバックシフトレジスタは使用することができない。
合、値の分布のばらつく性質も満たす暗号関数fを利用
して疑似乱数関数Fを組み立てることが考えられてい
る。
暗号関数fを利用して疑似乱数関数Fを組み立てる考え
は、Fの入出力データのサイズが一般にfより大きいの
で、kを鍵とし、xを入力し、 y←f(x,k) (x,yともビット長が同じサイズ
のデータ) によりyを生成する時、暗号化関数fのサイズよりも大
きい乱数Rをfの入出力変数x,yのサイズ以下にn個
のブロックRi (i=0,1,…,n−1)に分割し、
R=(R0 ,R1 ,R2 ,…,Rn-2 ,Rn-1 )により
ブロックRi で乱数Rを表現する、i=0,1,…,n
−1に対し、ブロックRi ←f(Ri ,k)で更新し、
全体の乱数Rを生成する。
は、各ブロックRi は周期がそれぞれ‖f‖(‖x‖
は、xの取り得る全ての値の個数を示す)となり、Ri
を組み合わせたRの周期は、‖R‖となることが期待さ
れる。しかしながら、各ブロックRi の個々の周期は、
‖f‖の演算量で周期が特定できるので、乱数Rの乱数
列を推定しようとする場合、‖R‖=‖f‖^nの演算
量は、必要でなく、n×‖f‖程度となる。n並列の処
理が可能な場合、‖f‖程度の演算時間で推定可能であ
る。なお、x^yは、xをy乗することを示す。
あり、乱数Rの周期推定に必要な演算量は‖R‖程度で
あっても、最大周期を拡大し、容易にRの乱数列が推定
できないような長周期の乱数生成が可能となる疑似乱数
生成装置を提供することを目的とする。
置は、ディジタル論理回路により構成される暗号化関数
fにより、y←f(x,k)(入出力変数x,yともビ
ット長が同じで、kは暗号鍵で任意長の変数)を利用し
て、記憶手段に蓄積される乱数Rを起動信号が入力され
るタイミングで更新することにより疑似乱数を生成する
疑似乱数生成装置において、乱数Rのサイズが暗号化関
数fの入出力変数x,yのサイズよりも大きい場合に、
乱数Rを入出力変数x,yのサイズ以下のn個のブロッ
クRi (i=0,1,…,n−1)(以下、R=R0 ,
R1 ,R2 ,…,Rn-2 ,Rn-1)に分割して格納する
第1の記憶手段と、第1の記憶手段よりブロックRi を
入力とし、暗号化関数fを組み合わせて乱数関数gi を
生成する乱数関数回路と、乱数関数回路から入力される
外乱数関数gi により、第1の記憶手段の乱数Rのブロ
ックRi ←gi (Rr0,Rr1,Rr2,…,Rr m-1 (r
j ∈[0,n−1]、j∈[0,m−1],m≦nで、
rj は、n個のブロックRi (i∈[0,n−1]から
特定のブロックRr j を選び出すインデックスである)
を更新する制御手段とを有する。
関数回路への帰還用の蓄積値FRを保持する第2の記憶
手段と、第2の記憶手段から入力される蓄積値FRのサ
イズを小さくして更新するための関数hを含む乱数関数
回路とを有し、制御手段は、第2の記憶手段からの入力
FRを乱数関数gi に加えて、Ri ←gi (Rr0,R
r1,Rr2,…、Rr m-1 ,FR)かつFR←h(Rr0,
Rr1,Rr2,…,Rr m-1 ,FR)により、第1の記憶
手段の乱数Rを更新する。
記憶手段の蓄積値FRをRn-1 で初期設定し(FR←R
n-1 )、第2の記憶手段の乱数Ri を第1の記憶手段の
値と第2の記憶手段の値をビット毎に排他論理和をと
り、その結果と暗号鍵kによりRi ←gi (Ri 、F
R)=f(Ri ◎FR,k)(但し、◎は排他的論理
和)とし、且つ、第2の記憶手段の蓄積値FRをRi で
更新する処理(FR←Ri )をi=0からn−1まで逐
次処理する。
記憶手段のブロックRi と、第2の記憶手段FRをp分
割し、第1の記憶手段のブロックをRi j (j=0,
1,…,p−1)によりRi =(Ri 0 ,Ri 1 ,…,
Ri p-1 )とし、第2の記憶手段の値をFRj (j=
0,1,…,p−1)によりFR=(FR0 ,FR1 ,
…,FRp-1 )とし、t(x)は入力xをp分割した時
の最上位の値を選択的に出力する関数とし、FR←R
n-1 に初期設定し、 Ri j ←gi (Ri j ,FR)=Ri j ◎t(f(F
R,k) 且つ FR←(FR1 ,FR2 ,…,FRp-1 ,Ri j ) をj=0よりp−1までの逐次処理する処理を、i=0
よりn−1まで逐次処理する。
段のブロックRi をp分割し、Ri j (j=0,1,
…,p−1)により、Ri =(Ri 0 、Ri 1 、…、R
i p-1)とし、まず、第2の記憶手段の蓄積値FRをF
R←Rn-1 に初期設定し、t(x)は、入力xをp分割
した時の最上位の値を選択的に出力する関数とし、Ri
j ←gi (Ri j ,FR)=Ri j ◎t(f(FR,
k))かつFR←f(FR,k)により第1の記憶手段
と、第2の記憶手段をj=0よりp−1まで逐次更新す
る処理をi=0よりn−1まで逐次処理する。
により、y←f(x,k)(x,yともビト長が同じサ
イズ、kは鍵)を実行するとき、鍵にブロックRi を関
連させ、つまりk=(Rs(i+1)、Rs(i+2)、…、R
s(i+m))かつRi ←f(Ri ,k)(ここで、s(x)
=xmod n,mはkのデータ長分に必要なブロックRi
の個数(厳密には、|k|が|Ri |で割り切れる場
合、m=|k|/|Ri |、割り切れない場合、mは|
k|/|Ri |+1の小数点以下を切り捨てた値)ここ
で、|x|はxのビット長を表す)としてi=0,1,
…,n−1に関して更新し、乱数Rを生成して第1の記
憶手段の内容を更新する。
数』、サイエンス社刊p.8記載の演習16、17、1
8で紹介されているように、乱数列x0 ,x1 ,…と
し、j個の初期値を入力し、連続する直前のj個の値に
より、次の値xi+1 ←F(x i ,xi-1 ,…,
xi-j+1 )を生成する関数Fがあるとき、‖x‖が小さ
くてもxの周期の最大値を‖x‖^jに拡大できる。本
発明では、この論理を関数Fよりサイズが小さい暗号関
数fの組み合わせに拡張し、暗号化関数fの入出力変数
のサイズより小さいn個のブロックRi (i=0,1,
…,n−1)にRを分割し、Rを(R0 ,R1 ,R2 ,
…,Rn-2 ,Rn-1 )で表す時、複数のブロックRi を
暗号関数fの入力に関係付けることで、周期を拡大する
と共に、暗号の秘匿性の性質を利用する。
k)(x,yともビット長が同じで、kは暗号鍵で任意
長の変数)とするとき、n個以下のm個のブロックRi
を入力とし、fを組み合わせて構成した関数gi によ
り、ブロックRi ←gi (Rr0,Rr1 ,Rr2 ,…,
Rr m-1 )((rj ∈[0,n−1]、j∈[0,m−
1],m≦nで、rj は、n個のブロックRr j を選び
出すインデックスである)を更新することで、乱数Rを
更新する。
路のgの入力として蓄積値のFRを加え、FRは、入力
サイズより出力サイズを小さくする関数hにより更新さ
れるものとし、Ri ←gi (Rr0,Rr1,Rr2,…,R
r m-1 ,FR)かつFR←h(Rr0,Rr1,Rr1,…,
Rr m-1 ,FR)により連鎖させ、ブロックRi の連鎖
のみならず、継続的に更新されるFRにより周期長を拡
大する。ここで、「連鎖」とは、古い世代のRi-1 が継
続的に次の世代のRi に影響を与えることである。
ことにより、ブロックRi を乱数列の単位として考える
とき、関数gi によりそれだけでも‖f‖^mに拡大す
る。また、Ri が再帰的に更新されるので、乱数Rの理
想的な最大周期は、(‖f‖^m)^nに拡大する。し
かし、乱数Rの周期は、‖R‖以上になり得ないので、
最大周期は、(‖f‖^m)^nか‖R‖の小さい方に
なる。
数Rの更新前後の継続的な連鎖が関係するので、最大周
期は‖R‖×‖FR‖に拡大する。
明する。
実施例の疑似乱数生成装置の構成を示す。同図に示す疑
似乱数生成装置1は、乱数Rを入出力変数x,yのサイ
ズ以下のn個のブロックRi (i=0,1,…,n−
1)に分割して(以下、R=(R0 ,R1 ,R2,…,
Rn-2 ,Rn-1 )のようにブロックRi で乱数Rを表現
する)蓄積するレジスタ2と、レジスタ2のn個以下の
m個のブロックRi を入力とし、暗号化関数fを組み合
わせて構成する関数gi を生成する乱数関数回路3より
構成される。なお、上記のレジスタ2及び乱数関数回路
3は制御系(図示せず)により制御される。制御系は、
外部から起動信号4が入力されると、レジスタ2に対し
てブロックRi を乱数関数回路3に出力するように制御
し、乱数関数回路3は、レジスタ2からの出力を受けて
関数gi を生成してレジスタ2に出力するものである。
数回路3の関数gi がy←f(x,y)なる入出力関係
がある暗号関数fを使う時、関数gi により、レジスタ
2のRのブロックRi ←gi (Rr0,Rr1,Rr2,…,
Rr m-1 )(rj ∈[0,n−1]、j∈[0,m−
1],m≦nで、rj は、n個のブロックRi (i∈
[0,n−1]から特定のブロックRr j を選び出すイ
ンデックスである)を更新することにより、乱数Rを生
成する。
生成装置の動作を示すフローチャートである。
乱数Rを保持しており、起動信号4が外部から入力され
ると、疑似乱数更新処理が実行される(ステップ10
1)。
値iを0とする(i=0)(ステップ102)。カウン
ト値iがレジスタ2のRのブロック数(n)以上となっ
た場合(i≧n)には、ステップ101に移行して、起
動信号4を待機し、i<nの場合には、乱数関数回路3
の関数gi を用いてレジスタ2の乱数RのブロックをR
i ←gi (Rr0,Rr1,Rr2,…,Rr m-1 )でレジス
タ2のブロックを更新し、カウント値iをインクリメン
トする。この処理をブロック数n分繰り返す(ステップ
104)。
乱数列の周期が‖f‖^mに拡大する。
実施例の疑似乱数生成装置の構成を示す。同図中、図1
と同一構成部分は、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
構成にレジスタ5を加え、さらに、乱数関数回路3は、
関数gi と関数hを含む構成である。関数hは、サイズ
の圧縮に用いられる一種のハッシュ関数であり、入力サ
イズに比べて出力サイズを小さくする。レジスタ5は、
乱数関数回路3への帰還用の蓄積値FRを保持する。レ
ジスタ5が保持する蓄積値FRは、乱数関数回路3の関
数hにより更新されるものとする。また、関数gi とこ
の蓄積値FRが加えられ、レジスタ2の乱数Rが更新さ
れる。レジスタ2の乱数Rは、乱数関数回路3で生成さ
れたRi ←gi(Rr0、Rr1、Rr2、…、Rr m-1 、F
R)かつFR←h(Rr0、Rr1、Rr2、…、Rr m-1 、
FR)により乱数Rが更新され、乱数Rを連鎖する。
生成装置の動作を示すフローチャートである。
の実施例のステップ101〜ステップ103の動作と同
様である。レジスタ2が保持する乱数Rは、Ri ←gi
(Rr0、Rr1、Rr2、…、Rr m-1 、FR)とすること
により更新され、連鎖的な乱数が生成される。また、レ
ジスタ5が保持する関数FRは、FR←h(Rr0、R
r1、Rr2、…、Rr m-1 、FR)とすることにより更新
される(ステップ204)。
タ2が保持する乱数Ri が再帰的に更新されるので、こ
の場合の最大周期は、(‖f‖^m)^nに拡大され
る。
レジスタ2のRは、直前の世代のRの影響しか受けず、
Rのサイズは、‖R‖で周期が決定されてしまう。しか
し、上記の実施例のような構成にすることにより、周期
は、‖R‖×‖FR‖となることにより、さらに周期が
拡大される。
実施例の疑似乱数生成装置の構成を示す。同図中、図
1、図3と同一構成部分には、同一符号を付し、その説
明を省略する。
回路3は、暗号化関数fのみを有し、レジスタ5は、蓄
積値FRを有する。レジスタ3の蓄積値FRは、レジス
タ2のRn-1 により初期値設定される。乱数関数回路3
は、暗号鍵k及びレジスタ5の蓄積値FRとレジスタ2
からのRi の排他論理和が入力され、Ri ←f(Ri◎
FR,k)をレジスタ2に出力し、レジスタ2の値を更
新する。
生成装置の動作を示すフローチャートである。
の更新処理は待機し、入力されると以降の処理が実行さ
れる(ステップ301)。
には、レジスタ2の一部のブロックRn-1 が設定され
る。また、カウント値i=0とする(ステップ30
2)。
は、ステップ301の処理に移行し、i<nの場合に
は、次の処理に移行する(ステップ303)。
らのRi で更新し(FR←Ri )、レジスタ2のR
i は、乱数関数回路3から出力されるgi (Ri 、F
R)=f(Ri ◎FR,k)(kは暗号鍵)により更新
され、レジスタ2の一部の乱数Riが更新される。この
処理をi=0からi=n−1まで逐次処理する(ステッ
プ304)。
実施例の疑似乱数生成装置の構成を示す。同図に示す疑
似乱数生成装置1は、分配手段11、レジスタ2、選択
手段12、レジスタ5、乱数関数回路3、排他論理和回
路13より構成される。
FRと乱数ブロックRi をp分割する。従って、乱数関
数回路3は、シフトレジスタとなる。
1,…,p−1)により、 Ri =(Ri 0 ,Ri 1 ,…,Ri p-1 ) と分割され、乱数関数回路3のFRは、FRj (j=
0,1,…,p−1)により FR=(FR0 ,FR1 ,…,FRp-1 ) とし、t(x)は、入力xをp分割した時の最上位の値
を選択的に出力する関数とする。レジスタ5の蓄積値を
FR←Rn-1 に初期設定し、排他的論理和回路13で乱
数関数回路3の出力f(FR,k)と選択手段12で選
択された値Ri で選択された値Ri j の排他的論理和を
とり、 Ri j ←gi (Ri j ,FR)=Ri j ◎t(f(F
R,k) とし、且つ、レジスタ5をシフトする処理 FR←(FR1 ,FR2 ,…,FRp-1 ,Ri j ) をj=0よりp−1までの逐次処理する処理をi=0よ
りn−1まで逐次処理する。
生成装置の動作を示すフローチャートである。
の更新処理は待機し、入力されると以降の処理が実行さ
れる(ステップ401)。
n-1 、カウント値i←0とする(ステップ402)。カ
ウント値iがn以上となったら、ステップ401により
起動信号4が入力されるまで待機する。それまで、以降
の処理を行う(ステップ403)。
(ステップ404)。jが分割数p以上の場合には、ス
テップ405に以降し、カウント値iをインクリメント
する(i←i+1)(ステップ406)。
3の内部の関数t、fにより、排他的論理和回路13に
おいてレジスタ2の出力Ri j と乱数関数回路3の出力
t(f(FR,k)の1ビット毎に排他論理和をとり、 Ri j ←Ri j ◎t(f(FR,k) Ri j とする。同時に、レジスタ5のFRの値を上位に
シフトし FR←(FR1 ,FR2 ,…,FRp-1 ,R1 j ) 乱数関数回路3の出力Ri j をレジスタ2の該当場所で
あるRi j に書き込み、レジスタ2の乱数を更新し、カ
ウント値jをインクリメントし(j←j+1)(ステッ
プ407)、ステップ406に移行する。この処理をカ
ウンタ値がj≧pとなるまで繰り返す。
実施例の疑似乱数生成装置の構成を示す。同図におい
て、図7の構成と同一構成部分には、同一符号を付す。
し、Ri j (j=0,1,…,p−1)によりRi =
(Ri 0 ,Ri 1 ,…,Ri p-1 )とする。選択手段1
2は、レジスタ2の値Ri j を選択して、排他的論理和
回路13に出力する。レジスタ5は、前述の第4の実施
例のレジスタ5とは異なりシフトは行わず、乱数関数回
路3の出力で更新される。乱数関数回路3は、内部関数
として入力xをp分割した時の最上位の値を選択する関
数であるtと暗号化関数fを有し、f(FR,k)(k
は暗号鍵)でレジスタ5の蓄積値FRを更新する。排他
論理和回路13は、乱数関数回路3からの出力t(f
(FR,k))と選択手段12で選択されたレジスタ2
のRi j との排他論理和を取り、分配手段11に出力す
る。分配手段11は、排他論理和回路13から入力され
たブロックRi を分割してレジスタ2に書き込む。
数生成装置の動作を示すフローチャートである。
前述の第4の実施例と同様の動作を行う。
他的論理和回路13において、乱数関数回路3から出力
されるt(f(FR,k))と、選択手段12で選択さ
れたレジスタ2の値Ri j の排他的論理和をとり、 Ri j ←gi (Ri j ,FR) =Ri j ◎t(f(F
R,k)) とし、且つ、 FR←f(FR,k) とし、Ri j をレジスタ2に出力して、レジスタ2の一
部の値を更新し、カウント値jがj=0からp−1まで
の逐次更新処理をカウント値i=0よりn−1まで逐次
処理する(ステップ507)。
の実施例の疑似乱数生成装置の構成を示す。同図に示す
疑似乱数生成装置は、レジスタ2、選択手段12、乱数
関数回路3より構成される。選択手段12は、乱数関数
回路3の入力値としてレジスタ2から出力された値Ri
を選択すると共に、鍵Rs(i+1)、Rs(i+2),Rs(i+m)を
生成し、乱数関数回路3に入力する。乱数関数回路3
は、選択手段12から入力されたRi と鍵Rs(i+1)、R
s(i+2),Rs(i+m)によりRi ←f(Ri ,k)としてレ
ジスタ2の乱数Rを更新する。
(x,k)(x,yともビット長が同じサイズ、kは
鍵)を実行するとき、鍵にブロックRi を関連させ、つ
まりk=(Rs(i+1)、Rs(i+2),…,Rs(i+m))かつR
i ←f(Ri ,k)(ここで、s(x)=xmod n)と
してi=0,1,…,n−1に関して更新し、乱数Rを
生成する。即ち、|k|が|Ri |で割り切れる場合に
は、m=|k|/|Ri |、割り切れない場合は、m=
|k|/|Ri |+1の小数点以下を切り捨てた値とす
る。
数回路の詳細を示す図である。同図において、乱数関数
回路3は、データランダム化部31において、選択手段
12から入力されるRi が入力され、鍵k=Rs(i+1)、
Rs(i+2),…,Rs(i+m)が入力されると、鍵にブロック
Ri を関連させて、i=0,1,…,n−1に関して乱
数Rを生成し、レジスタ2の内容を更新する。
数生成装置の動作を示すフローチャートである。
(ステップ601)、入力されるとカウンタ値iを初期
設定する(i←0)(ステップ602)。次に、以下の
処理をi≧nとなるまで繰り返す。
より入力された関数fのデータ入力値Ri と、入力され
た鍵Rs(i+1)、Rs(i+2),…,Rs(i+m)を暗号鍵kとす
る。ここで、乱数関数回路3は、R←(R,k)をレジ
スタ2に出力し、レジスタ2のRが更新される。カウン
タ値iをインクリメントする(i=i+1)。
数fを用いて暗号関数のデータ入出力サイズよりも大き
い乱数Rを生成し、かつ最大周期は、Rのサイズ‖R‖
となる。また、乱数Rの更新前後を連鎖レジスタFRに
より関連付けることにより、最大周期を‖R‖から‖R
‖×‖FR‖とする。
り、少なくとも、各種変数の取り得る場合の数を増大さ
せたので、単にx←f(x,k)で連鎖する乱数列の場
合とはことなり、長周期の乱数生成が可能となる。
成図である。
作を示すフローチャートである。
成図である。
作を示すフローチャートである。
成図である。
作を示すフローチャートである。
成図である。
作を示すフローチャートである。
成図である。
動作を示すフローチャートである。
構成図である。
を示す図である。
動作を示すフローチャートである。
る。
チャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 ディジタル論理回路により構成される暗
号化関数fにより、y←f(x,k)(入出力変数x,
yともビット長が同じで、kは暗号鍵で任意長の変数)
を利用して、記憶手段に蓄積される乱数Rを起動信号が
入力されるタイミングで更新することにより疑似乱数を
生成する疑似乱数生成装置において、 該乱数Rのサイズが該暗号化関数fの入出力変数x,y
のサイズよりも大きい場合に、該乱数Rを該入出力変数
x,yのサイズ以下のn個のブロックRi (i=0,
1,…,n−1)(以下、R=R0 ,R1 ,…,
Rn-2 ,Rn-1 )に分割して格納する第1の記憶手段
と、 該第1の記憶手段より該ブロックRi を入力とし、該暗
号化関数fを組み合わせて乱数関数gi を生成する乱数
関数回路と、 該乱数関数回路から入力される該乱数関数gi により、
該第1の記憶手段の乱数RのブロックRi ←gi (R
r0,Rr1,Rr2,…,Rr m-1 )(rj ∈[0,n−
1]、j∈[0,m−1],m≦nで、rj は、n個の
ブロックRi (i∈[0,n−1]から特定のブロック
Rr j を選び出すインデックスである)を更新する制御
手段とを有することを特徴とする疑似乱数生成装置。 - 【請求項2】 前記乱数関数回路への帰還用の蓄積値F
Rを保持する第2の記憶手段と、 該第2の記憶手段から入力される蓄積値FR更新するた
め、入力のサイズに比べ出力のサイズを小さくする関数
hを含む前記乱数関数回路とを有し、 前記制御手段は、該第2の記憶手段からの入力FRを乱
数関数gi に加えて、Ri ←gi (Rr0,Rr1,Rr2,
…、Rr m-1 ,FR)かつFR←h(Rr0,Rr1,R
r2,…,Rr m-1 ,FR)とすることにより前記第1の
記憶手段の乱数Rを更新する請求項1記載の疑似乱数生
成装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記第2の記憶手段の
蓄積値FRをRn-1で初期設定し(FR←Rn-1 )、前
記第2の記憶手段の乱数Ri を前記第1の記憶手段の値
と前記第2の記憶手段の値をビット毎に排他論理和をと
り、その結果と前記暗号鍵kによりRi ←gi (Ri 、
FR)=f(Ri ◎FR,k)(但し、◎はビット毎の
排他的論理和)とし、且つ、該第2の記憶手段の該蓄積
値FRをRi で更新する処理(FR←Ri )をi=0か
らn−1まで逐次処理する請求項2記載の疑似乱数生成
装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の記憶手段の
ブロックRi と、前記第2の記憶手段FRをp分割し、
前記第1の記憶手段のブロックをRi j (j=0,1,
…,p−1)によりRi =(Ri 0 ,Ri 1 ,…,Ri
p-1 )とし、前記第2の記憶手段の値をFRj (j=
0,1,…,p−1)によりFR=(FR0 ,FR1 ,
…,FRp-1 )とし、t(x)は入力xをp分割した時
の最上位の値を選択的に出力する関数とし、FR←R
n-1 に初期設定し、 Ri j ←gi (Ri j ,FR)=Ri j ◎t(f(F
R,k) 且つ FR←(FR1 ,FR2 ,…,FRp-1 ,Ri j ) をj=0よりp−1までの逐次処理する処理を、i=0
よりn−1まで逐次処理する請求項2記載の疑似乱数装
置。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1の記憶手段の
ブロックRi をp分割し、Ri j (j=0,1,…,p
−1)により、Ri =(Ri 0 、Ri 1 、…、
Ri p-1 )とし、まず、前記第2の記憶手段の蓄積値F
RをFR←Rn-1 に初期設定し、t(x)は、入力xを
p分割した時の最上位の値を選択的に出力する関数と
し、Ri j ←gi (Ri j ,FR)=Ri j ◎t(f
(FR,k))かつFR←f(FR,k)により前記第
1の記憶手段と、前記第2の記憶手段をj=0よりp−
1まで逐次更新する処理をi=0よりn−1まで逐次処
理する請求項2記載の疑似乱数生成装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、前記暗号化関数fによ
り、y←f(x,k)(x,yともビット長が同じサイ
ズ、kは鍵)を実行するとき、鍵にブロックRi を関連
させ、つまりk=(Rs(i+1)、Rs(i+2)、…、
Rx(i+m))かつRi ←f(Ri ,k)(ここで、s
(x)=xmod n,mはkのデータ長分に必要なブロッ
クRi の個数(厳密には、|k|が|Ri |で割り切れ
る場合、m=|k|/|Ri |、割り切れない場合、m
は|k|/|Ri |+1の小数点以下を切り捨てた値)
ここで、|x|は、xのビット長を表す)としてi=
0,1,…,n−1に関して更新し、乱数Rを生成して
前記第1の記憶手段の内容を更新する請求項1記載の疑
似乱数生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06102990A JP3099081B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 疑似乱数生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06102990A JP3099081B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 疑似乱数生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07311675A JPH07311675A (ja) | 1995-11-28 |
JP3099081B2 true JP3099081B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=14342147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06102990A Expired - Lifetime JP3099081B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 疑似乱数生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099081B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI113146B (fi) * | 1999-10-19 | 2004-02-27 | Setec Oy | Menetelmä autentikointiviestin käsittelemiseksi, puhelinjärjestelmä, autentikointikeskus, tilaajalaite ja SIM-kortti |
JP2005309148A (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-04 | Hitachi Ltd | データ変換装置およびデータ変換方法 |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP06102990A patent/JP3099081B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07311675A (ja) | 1995-11-28 |
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