JP3099024U - 植物を使用した案内表示ディスプレイ - Google Patents

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JP3099024U
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Inventor
山根 み季
Original Assignee
株式会社 一隆興業
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

【課題】造花ではない生きた植物を使用して、自然的潤いを醸し出し、植物に表記した案内事項を長時間見やすく維持可能なディスプレイとする。
【解決手段】幅広の葉1などの植物に、非水溶性の塗料などで任意の案内事項を記載する。この植物1・3をガラス製などの透光性を有する容器2内に配置する。植物1・3の周りにゼリー4などの透光体を充満し、水5を注ぐ。
【作用】植物1・3に案内事項が書かれているため、自然的潤いある雰囲気を醸し出すディスプレイとなる。ゼリー4が植物1・3の周りを埋めて、植物の最初の姿勢をそのまま維持できる。水5によって植物1・3が長持ちする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は多数の来訪者などに案内を表示するためのディスプレイに関するものであって、特に生花などの自然植物を使用して潤いのある雰囲気を醸し出すとともに親近感のある案内告知機能を備えるディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
結婚式の披露宴会場などで、招待客や参列者に主催者や式場や時間などの案内を告知するために、ウェルカムボードと呼ばれるものが使用されている。木製、金属製の板状のものに、絵の具や墨などで案内の内容を書いたり、エッチング彫刻によって記載するなどして、来訪者に装飾的でシャレた雰囲気を味わってもらうよう様々な工夫がされている案内表示ディスプレイの例である。このような案内表示のためのディスプレイは、披露宴だけでなく、種々の発表会、葬式、入学式、卒業式などの式典、或いはそれらに関連する謝恩会などのパーティーなどにおいても、様々な工夫を施したものが数々創案されている。
【0003】
【この考案が解決しようとする課題】
このようなこれまでの案内表示ディスプレイは、全て自然的素材を使用したものでないことに課題がある。つまり、木製や金属製の板も自然的生物ではなく、告知するという機能優先の印象を与え、何となく来訪者に対して味気ない印象を与えることがある。このために板材の周縁に花を付着させてまとわせたり、草木の間にディスプレイを配置して潤いの感じられる案内ディスプレイにする工夫も見られるが、花が造花であったり、板材と周辺の植物との調和感が充分でなかったり、ディスプレイ自体の作りものめいた印象もあって、来訪者に心地よい印象を与えるとは言い難かった。
【0004】
このような課題を克服した自然的潤いのあるディスプレイにするために考えられることは、ディスプレイそのものに生きている植物そのものを採用することである。例えば披露宴会場においては生花がふんだんに使用されるのが常であるが、その中に植物そのものをディスプレイとして採用して、これに案内を表記して配置することによって、周囲の雰囲気と調和のとれた案内表示ディスプレイとすることができる。
【0005】
ただし、生きている植物をそのままディスプレイとして採用する場合課題となるのが、葉の表面などに案内を表記しても、植物が経時時変化によって首を垂れるなどして、折角表記した案内が見えなくなってしまうようなことがあることである。つまりは、案内を表記した植物は、常に来訪者にとって読みやすいようにその姿勢を同じに保っていなければならない。
【0006】
また植物をディスプレイとして採用した場合、更に時間的経過があったとき、枯れてしまうことである。このような案内表示ディスプレイは、式典やパーティーの開催中は変わりなくその姿勢を保って読みやすくなければならないのは勿論であるが、それを記念として持ち帰るとき、ある程度の期間長持ちして、そのディスプレイ自体を鑑賞の対象としたいということもある。しかしながらディスプレイとして使用したのが植物であると、それを長く保たせる工夫が必要となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ディスプレイとして植物を採用し、それを容器の中に光を透す透光体を水とともに入れ、表示が見やすいように植物の角度や姿勢を長時間そのまま維持できるとともに、水分を補給可能にして植物がより長持ちする案内表示ディスプレイを提供することにより上記の課題を解決するものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
この考案にかかる案内表示ディスプレイは、自然的潤いのある雰囲気を醸し出すため、造花ではなく、生き物である植物を使用するものである。植物としては様々な種類が採用でき、その量や数も任意である。或いは複数種以上の生花・草木を使用することも可能である。しかしながら案内を告知するためには、その案内を表記し易いものが必要で、幅広の葉や花などが必要となる。例えばアンスリウムなどの葉などや広葉樹木の葉などは好適な例である。花びらに記載することは稀であるが、それでも花びらが比較的大きなランなどの植物などは採用可能である。これら葉や花に非水溶性のインクなどで、歓迎の言葉、会の趣旨、主催者や招待者の氏名や名称、会場となる部屋の名前、開催日時、開場時刻などの案内事項を任意に記載する。
【0009】
これら植物を、透光性を有する容器の中に配置する。透光性を有するとは、外から内側が透けて見えることが必要で、通常はガラスやプラスチックの容器が使用できる。容器の形状は任意であって、正面が四角形、三角形、円形など様々な形状が使用できる。容器は透光性があればよく、透光性を妨げない程度に色づけられていたり、表面に凹凸模様があってもよい。透光性を有するというのは容器全体である必要はなく、正面と左右側面のみというように、一部のみをガラスにして透光性を与えてもいい。
【0010】
容器の中に、光を透す材料である透光体と、水を入れる。透光体としては様々な材質のものが使用でき、ガラスや合成樹脂の球体やカケラ状にしたものがある。最も好適な透光体はゼリーであり、ゼリー(寒天)はヘミセルロースの一種であって、紅藻の細胞膜中にあるものを抽出したものが一般的である。実際には生け花の分野では従来から専用のゼリーが使用されており、それを使用することが好適である。ゼリーは、径が数mm〜数cm程度の粒状や塊状の状態で使用する。ゼリーは比較的柔らかい物質であって、前記した植物と一緒に容器に入れても柔軟に収縮し、葉や花を押しつぶしたり変形させたりすることがない。つまりは、葉は案内を記載した面を容器の中で所望の形や高さに留めておきたいが、ゼリー同士が柔軟に変形して隙間を埋め、葉や花が萎れたりうなだれたりせず、その位置がズレたり姿勢や角度が変わらず、植物が最初配置した位置や向きを変えないように周りから植物を支えるものである。これに水を入れると、水は透光体の粒と粒との間に入り込み、その隙間を埋める。水は透光体の1〜3割程度の量である。水とゼリーなどの透光体はその光屈折率がほぼ等しいため、外観はほとんど水の中に植物が静止しているように見える。透光体が容器の中に充満していると、多少の振動によっても植物が動くことがなく、運搬時にも植物が容器内で動いてしまうことがない。透光体も水も、その透光性を妨げない程度に着色することは可能である。水は植物に供給する目的もあり、植物が水を吸うことによって長生きを促され、記念品としてある程度の期間の保管も可能となる。
【0011】
容器の下や、その側方に豆電球や発光ダイオード(LED)などの光源を配し、それらの光によって容器内を照らし出すことも可能である。光で照らすことによってよりディスプレイが来訪者たちの目を引き易くなり、案内事項を確実に伝達可能となる。また光源からの光によって容器の中がほのかに照らし出され、より趣きのある雰囲気を醸し出すことが可能となる。
【0012】
【実施例】
以下、図に示す実施例に基づきこの考案を詳細に説明する。図において1は歓迎の言葉や主催者の氏名などの案内を白い塗料によって表記した葉であって、実施例ではアンスリウムの葉が使用されている。この葉1二枚をガラス製の容器2の中に配置する。実施例では容器2は四角い金魚鉢形状をなしており、その真ん中に大きく広げて案内事項を見やすいよう配置されている。葉1の周りには適宜他の種類の植物の果実3などが配してあり、実施例では果実3としてすずめ瓜が使用されている。
【0013】
葉1や果実3は容器2の中に充填されたゼリー4によって、周りを埋められるように容器2の中に配置させられている。容器2の中へゼリー4、水5、植物1・3を配する順序は、まずゼリー4と水5を容器2の天端近くまで充満する。その後、植物1・3をゼリー4と水5の中に沈めて配し、植物の1・3が所望の位置や角度となるようにする。容器2の中にはゼリー4同士の間を水5が埋めてほぼ水だけの状態と同様の透光性が確保されており、外側から容器2内側の葉1に書かれた案内事項が透けて見えることになる。
【0014】
図3に記載してあるのは、容器2を載せるための台6であって、容器2の下部が入り込むように方形の凹部6が形成されている。この凹部7の内側に発光ダイオード8が複数個配してある。この発光ダイオード8が乾電池の電気によって光り、その光を容器2の中へ透過させる。その光によって植物1・3が照らし出され、より趣きのあるディスプレイとなって来訪者の目を引きつけることになる。ダイオード8の光の色は選択できるし、色が随時変化するようにも設定できる。また、以上の実施例では透光体としてゼリー4を採用して例を記載したが、ガラスなども一緒に透光体として採用し、ゼリー4と一緒に容器2の中へ詰めることも可能である。つまりは透光体として複数種の材料を同時使用することも可能である。
【0015】
【考案の効果】
この考案は以上のような構成を有し、以下の効果を得ることができる。
▲1▼自然の植物をそのまま使用して案内をその上に表記するため、植物によって自然的潤いを醸し出し、来訪者に心地よい印象を与える案内表示ディスプレイとなる。また会場に配置された花などの植物とも調和し、違和感のないディスプレイとなる。
▲2▼植物を容器の中に配置し、その周りに多数個の透光体を詰めるため、透光体が植物を周りから支えるように所望の位置に静止させ、常に来訪者に見やすい角度・高さに維持させて案内事項を表示することが可能となる。
▲3▼水を入れて透光体同士の間を埋めることにより、透光体によって植物が支えられているという印象ではなく、水の中に植物が浮かんでいるかのような印象を与え、しかも多少の振動によっても植物が容器内で移動することなく、運搬に気を遣うこともない。
▲4▼透光体としてゼリーを使用することによる、ゼリーの柔らかさによって植物を包み込むように支えるため、植物を押しつぶしたり変形させたりすることがない。
▲5▼水を入れてあるため、植物はこの水を吸って長生きさせることが可能で、記念品として比較的長い日数保管可能となる。
▲6▼容器の上下や側方に光源を配置することにより、それら光源からの光によってディスプレイ自体或いは案内事項を表記した植物を浮き立たせることができ、より来訪者たちの目を引くディスプレイとすることができ、またより好ましい雰囲気を醸し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる案内表示ディスプレイの一実施例の斜視図である。
【図2】容器内に植物を配置して透光体を充満させている状態の斜視図である。
【図3】容器の下に光源を配した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 葉
2 容器
3 果実
4 ゼリー
5 水
6 台
7 凹部
8 発光ダイオード

Claims (3)

  1. 透光性を有する容器の中に、任意の案内を記載した葉や花などの植物を配置し、その周りに透光性を有する透光体を多数個詰めるとともに水を入れて容器の中を充満してなる植物を使用した案内表示ディスプレイ。
  2. 透光体としてゼリーを使用したことを特徴とする請求項1記載の植物を使用した案内表示ディスプレイ。
  3. 容器の上下若しくは側方のいずれかに、単数個若しくは複数個光源を配置したことを特徴とする請求項1記載の植物を使用した案内表示ディスプレイ。
JP2003003973U 2003-07-03 2003-07-03 植物を使用した案内表示ディスプレイ Expired - Lifetime JP3099024U (ja)

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