JP3098892U - 携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネント用の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話機と携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネントとの間の面倒な物理的結合の接続操作を回避する技術を提供する。
【解決手段】携帯電話用のリモートコントローラ2Aを備えた自動車の室内コンポーネント1A用の制御装置であって、容器11を備え、この容器11は、マイクロフォン21、ONスイッチ22、OFFスイッチ23、音声起動スイッチ24、ディスプレー25及び文字数字キーボード26を有し、前記容器11は、その内部に、スピーカと、無線通信システムを備える携帯電話機と通信可能な送受信システムを含む電子装置とを収納するように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯電話用のリモートコントローラ2Aを備えた自動車の室内コンポーネント1A用の制御装置であって、容器11を備え、この容器11は、マイクロフォン21、ONスイッチ22、OFFスイッチ23、音声起動スイッチ24、ディスプレー25及び文字数字キーボード26を有し、前記容器11は、その内部に、スピーカと、無線通信システムを備える携帯電話機と通信可能な送受信システムを含む電子装置とを収納するように構成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネント用の制御装置に関する。
【0002】
本考案は、非限定的に、車内からの無線通信を可能にするための自動車関連技術に使用されるものである。
【0003】
【従来の技術】
携帯電話をその主たるコンポーネントとするセルラー通信は、周知である。市場に出現してから、この分野におけるその発達は目覚しいものである。しかしながら、これらの装置は、その利用法に関連する諸事情を考慮することなく、その装置自身と、それが行う機能とにおいてのみ考慮されている。
【0004】
携帯電話の目覚しい普及によって、それが、非常に頻繁に、かつ、場合によっては、使用者の注意を疎かにするが故にその使用が望ましくない状況においても使用されるようになってきている。これは、具体的には、たとえば車内における危険な使用である。携帯電話は、それは通信のために容易に携帯可能であることから、ほとんど常に自動車内においてその正規ユーザに携帯される。それが残念ながら運転中においても手元にあることによって、運転者はそのサービスを利用してしまう。従って、今日では、人々が運転中に彼らの携帯電話を使用していることはよく見られる光景である。又、更に銘記されるべきことは、携帯電話の使用は、その装置の所有者の意図にのみ依存していておらず、それはたとえ意図していなくとも、受信状態にされている場合には、受信装置としても機能し、運転者の注意を奪うということである。
【0005】
運転中などの状況における携帯電話の無分別ともいえる利用が、交通事故の原因となっていることが統計的に示されている。その理由が極めて明白であるため、最近、行政体のなかには、ハンズフリーセットなどの手段を備え付けることなく、運転中に携帯電話を使用する者を厳しく処分することを決定したところもある。
【0006】
しかしながら、このようなイニシアチブは、たとえその目的が価値があるものであったとしても、問題の解決にほとんど効果をあげていないようである。その理由は、それらの行政体は、電話を使用中に運転することがなぜ望ましくないかという主要な理由に対して具体的な方法で対処していないからである。要するに、電話送信中又は受信中において、運転者の注意は、たとえそれがほんの数秒間であったとしても、道路から逸れてしまうのである。
【0007】
実際上の観点から、以上に述べたことには、まったく議論の余地がない。
【0008】
他方、今日、市場によって提供されている解決手段は、有効な代替手段を提供するものではない。たとえば、高級車に装備されるもののような車内電話では、その電話機は車内のコンポーネント、多くの場合、中央のアームレスト、に組み込まれる。更に、これらの装置は、ハンズフリーオプションを備え、携帯電話の一般的なすべての機能を提供する。しかしながら、これらの装置では、使用者がディスプレーを見下ろすために、その目を道路からそらすことが必要であるため、危険である。更に、これらの装置は組み込まれてはいるが、その組み付けは、運転席の構造と、工場設計及び設備との両方にとって困難な手続きを必要とし、これらの状況はすべて、行政的枠組み(executive profile)下では、幾分複雑である。
【0009】
別の解決手段は、そのGSMモジュールとSIMカードとを備える自動車電話に加えて、CD/DVDリーダ、カーラジオ、ナビゲータ、音声操作装置を備える一体化システムを提供するものである。
【0010】
これらは第1世代のシステムであって、通常、中央の空洞部の上部の運転席の中央軸心に一致する多少高い位置において自動車のダッシュボードに組み込まれる。これらのシステムは、すべての機能が表示されるオンボードビデオ装置と、キーキャップ、あるいは、スクリーン上の直接のタッチスクリーン技術を使用して、操作することが可能な文字数字キーボードとを備えている。
【0011】
より新しい世代のより進化したシステムは、上述した特長に加えて、更に、完全な遠隔操作機能と、ハンドルに対する操作機能とを提供する。
【0012】
これらの最新の装置は、電話機上に存在するファンクションキーを捜すために、運転手の注意がたとえ瞬間的にでも逸らされるという問題を可能な限り回避し、遠隔操作の使用を可能にする装置に分類される。この場合、運転者は、遠隔操作によって、直感的に、運転者が通常その手を置くところに最も近い位置である、ハンドル上のキーボードを操作することによって、電話の送受信を行うことを可能にする。
【0013】
しかしながら、注意が逸らされる主要な原因としては、手の位置に限らず、特に、オンボードビデオ装置上の情報を読み取る場合、又、電話機を操作する場合に、ダッシュボード上の操作装置を操作する時に、運転者の目が水平線からそのリモートコントローラに移動することも原因である。
【0014】
そして、最後に、サンバイザーも知られている。これらのカーコンポーネントは、通常、運転者の側と搭乗者の側との両方に向けて配置される。これらは、独特のウイング形状を有し、通常、車のルーフとフロントガラスとを結ぶ線に沿って、フロントパネルに沿ってヒンジ止めされる。サンバイザーの機能は、それが調節可能であることによって、太陽光線を遮り、運転者が太陽光線によって注意をそらされないようにすることである。より最近の解決構成では、更に、車内灯と、更に、書類収納コンパートメントを提供するものもある。
【0015】
携帯電話を操作するための操作装置の最も安全な配置位置を探し出す研究によって、その基本的要件は、運転者の視線を下げず、むしろその視線を側方に向ける、あるいは、道路上に常に維持した状態で、それを僅かに上げることであることが判明した。そして、すべての場合において、側方への移動、たとえば、バックミラーへと向かう移動、のほうが一般的に迅速に行われ、これによって、運転者が常に道路上で起こっていることに集中することができる、という結論に達した。
【0016】
上記観点から、たとえばUS2002/0004416(Baratono)等のいくつかの例では、携帯電話を、自動車のバックミラーと組み合わせた所謂ハンズフリーシステムを構成することが試みられた。具体的には、フロントガラスの上部に、電話の送受信を行うための取り外し可能な携帯電話を、その内部に取り付けることが可能なバックミラーを備える装置が提案されている。この装置は、携帯電話用の電気回路を備えている。バックミラー側には、ハンズフリー機能用として、携帯電話に接続された、スピーカを備えたキーボードとマイクロフォンとが設けられている(特許文献1参照)。
【0017】
GB2356312(Abbas)は、上述したものと非常に類似の解決構成を開示している。詳細には、この解決構成と上述した構成との相違点は、キーボードの配置、すなわち、それがバックミラーの下側に沿って直線状に配置されていることにあるということができる。このキーボードの近傍には、情報を常に側方に表示する長手ディスプレイが設けられている(特許文献2参照)。
【0018】
【特許文献1】
米国特許出願公開2002−4416号明細書
【特許文献2】
英国特許出願公開2356312号明細書
【0019】
【考案が解決しようとする課題】
上述した特許文献1、2に記載の両構成は、複雑なバックミラーを提案するものであり、これらは一方においては大きな進歩を提供するものではあるが、他方、その利用価値は非常に限られたものである。これは、これらの装置が機能するには、携帯電話を、その取付けを提供するとともに、バックミラーを備えたその支持構造に対して物理的に一体化させることが必須要件であることによる。
【0020】
事実、その操作は簡単なように見えるが、フロントガラスの傾斜によって邪魔される不都合なその接続位置による不便さに加えて、この装置は、自動車を離れる前に、常にターンされなければならない。もしも、運転中にバックミラーの取付け部に携帯電話を取り付けるのであれば、それによってこの解決構成の利点が失われてしまうであろう。
【0021】
更に、運転者が自動車を離れる毎に上述したバックミラーから携帯電話を取外し、又、自動車に戻る毎にそれを再度接続することは不便である。
【0022】
さらにこの不便さは、取付け部に対する携帯電話の不適切な接続を防止することの困難性でもあり、この作業は、急いで、あせって行われた場合、良好な接続状態を保証するものではない。
【0023】
本考案の課題は、これらの不便を回避することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記及びその他の課題を達成するために、本考案に係る携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネント用の制御装置の第一の特徴構成は、請求項1に記載のように、容器を備え、この容器は、マイクロフォン、少なくともON/OFF/音声起動機能を備える操作スイッチ、ディスプレー及びキーボードを有し、前記容器は、その内部に、スピーカと、無線通信システムを備える携帯電話機と通信可能な送受信システムを含む電子装置とを収納するように構成されている点にある。
【0025】
上記第一の特徴構成により、携帯電話機と携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネントとの間の面倒な物理的結合の接続操作を回避することができる。それによって、遠隔操作の諸機能を、単に、車に乗り込むことによってONにし、又、送信機の範囲から出るだけで、リモートコントローラをOFFにすることができる。
【0026】
同第二の特徴構成は、請求項2に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、バックミラーも含むコンポーネントと一体化されている点にある。
同第三の特徴構成は、請求項3に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、サンバイザーと一体化されている点にある。
【0027】
上記第二又は第三の特徴構成により、従来技術との比較において、リモートコントローラとその主要な機能部とを、自動車の運転に出来る限り邪魔にならない場所であるバックミラーやサンバイザーの位置に配置することができる。特に、リモートコントローラを、バックミラーに近く、その水平線に軸心方向が一致するサンバイザーに取り付ければ、運転者の目の軌道は更に最適化される。
【0028】
同第四の特徴構成は、請求項4に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、バックミラーを収納するコンポーネントから取外し可能である点にある。
同第五の特徴構成は、請求項5に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、バックミラーを収納するコンポーネントから取外し可能である点にある。
同第六の特徴構成は、請求項6に記載のように、上記第四又は第五の特徴構成において、前記室内用コンポーネントのシェル部分に対する前記容器の交換接続手段が外部に設けられている点にある。
【0029】
上記第四又は第五の特徴構成により、前記リモートコントローラを、必要に応じて、ユーザによって接続及び接続解除可能で、かつ、場合によっては、自動車メーカによって予定される特定の電源供給装置から独立して、所望の場所に配置することが可能なアクセサリとして構成することができる。特に、第六の特徴構成によれば、室内用コンポーネントのシェル部分に対して前記容器を容易に接続及び接続解除することができる。
【0030】
同第七の特徴構成は、請求項7に記載のように、上記第一から第六のいずれかの特徴構成において、前記容器として、自動車の内部の前記コンポーネントに対して長手方向に突出する容器本体を有し、この容器本体は、該容器本体のフロント部をカバーするコントロールパネルを備え、このコントロールパネルには、マイクロフォン、ONスイッチ、音声起動スイッチ、OFFスイッチ、ディスプレー及び文字数字キーボードが直線状に左右にそれぞれ配置されている点にある。
【0031】
上記第七の特徴構成により、第一の特徴構成と同様に、携帯電話機と携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネントとの間の面倒な物理的結合の接続操作を回避することができる利点に加えて、ON、音声起動、OFFの各スイッチ、ディスプレー及び文字数字キーボードが、自動車の室内コンポーネントから突出し、且つ、直線状に左右に並ぶ状態で配置されているので、各操作がし易い利点がある。
【0032】
同第八の特徴構成は、請求項8に記載のように、上記第一から第七のいずれかの特徴構成において、電源が、自動車内の既存の電源によって、又は、内部蓄電器を備えたソーラーバッテリ式の専用の電源によって提供される点にある。
【0033】
上記第八の特徴構成により、簡便には、自動車内の既存の電源を利用してリモートコントローラの電源として供給することができ、あるいは、自動車の電源から独立して機能するように、それ自身の専用の蓄電器、電源を備えるリモートコントローラを提供することができる。
【0034】
同第九の特徴構成は、請求項9に記載のように、上記第一から第八のいずれかの特徴構成において、追加の無線送受信モジュールを使用する携帯電話と通信するように構成されている点にある。
【0035】
上記第九の特徴構成により、前記リモートコントローラを、無線通信を使用する最新式の携帯電話を持たないユーザでも使用可能にすることができる。
【0036】
これら及びその他の利点及び効果は、いくつかの好適実施例に関する下記の具体的記載と、添付の図面、とから明らかになるであろう。尚、これらは、本考案を例示するものであって、限定するものではない。
【0037】
【考案の実施の形態】
図1及び図2を参照すると、自動車の室内コンポーネント1A,1Bは、バックミラー12と、更に、携帯電話用のリモートコントローラ2A,2Bとから構成される。なお、ここでいう携帯電話の概念には、セルラー電話、移動電話なども含まれる。
【0038】
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、図1に示すように、前記自動車室内用コンポーネント1Aは、アームとして構成された支持部材10を使用し、これは、容器として作用する突出シェル11を支持している。フロントガラスに面するこのシェル11のリヤ部分は、従って、そのフロントガラスに実質的に沿った形状とされ、これに対して、車内に面するそのフロント部は、実質的にフラットな面として形成されている。
【0039】
前記フロント部は、フロントミラー12の挿入によって特徴付けられている。この場合、コンバーチブル式の前記バックミラーの面は、前記シェル11の上縁111から、ほぼこのフロント部の3/4に渡って延出している長手片から構成され、他方、このミラー12は、長手方向に、前記自動車室内コンポーネント1Aの片側112から他方側113へと延出している。
【0040】
分け目114によって分離されたミラー12の下部に対応して、前記リモートコントローラ2Aが自動車室内コンポーネント1Aに組み込まれている。更に詳しくは、自動車室内コンポーネント1Aのフロント部に、長手方向においてその下側の残り部分の全部に渡って、室内コンポーネント1A用の制御装置のコントロールパネル20が取り付けられている。
【0041】
更に、このリモートコントローラ2Aに組みつけられた前記コントロールパネル20は、マイクロフォン21、ONスイッチ22、音声起動スイッチ23、OFFスイッチ24、ディスプレイ25及び文字数字キーボード26を有し、これら部材は、直線状に左右にそれぞれ配置されている。
【0042】
前記部材22,23,24,25,26は、通常は、一体化されたリモートコントローラ2Aを備える前記制御装置のコントロールパネル20から突出するキーとして構成され、前記ディスプレイ25は、照光式である。
【0043】
前記シェル11の内部は、電気及び電子装置の取付けを可能にするように合理的に構成されており、これら電気及び電子装置は、具体的には、スピーカのほかに、たとえば、Bluetooth方式のセルラー電話などの、無線通信式セルラー電話等と遠隔通信する送受信機を含む。
【0044】
非無線式のセルラー電話が使用される場合には、追加の無線送受信モジュール3の介在が必要である。すなわち、前記リモートコントローラ2Aを備える前記制御装置は、追加の無線送受信モジュール3を使用する携帯電話と通信するように構成され、この無線送受信モジュール3装置は、一方では、ユニバーサルアタッチメント31を使用して、従来式のセルラー電話4に接続可能である。他方では、従来式のシガレットライターソケットを介した電源に取付けられた電源プラグ5用のソケット32を備えている。
【0045】
〔第2実施形態〕
第1実施形態に対する別構成である第2実施形態では、図2に示すように、前記リモートコントローラ2Bを備える室内コンポーネント1B用の制御装置は、バックミラー12を支持する前記コンポーネント1Bの構造体(シェル)10に対して取外し可能な本体6を有する。更に詳しくは、前記リモートコントローラ2Bは、前記構造体10の全長に渡って突出し、前記コンポーネント1Bのシェル10の1部分に対する接続用の交換接続手段をその外部に備える容器本体6を有する。又、この解決構成においては、前記容器本体6のフロント部をコントロールパネル20がカバーし、ここには、マイクロフォン21、ONスイッチ22、音声起動スイッチ23、OFFスイッチ24、ディスプレイ25及び文字数字キーボード26が、直線状に、左右にそれぞれ配置されている。
【0046】
同様に、前記部材22, 23, 24, 25, 26は、通常は、一体化されたリモートコントローラ2Bを備える前記制御装置のコントロールパネル20から突出するキーとして構成され、前記ディスプレイ25は、照光式である。
【0047】
前記容器本体6の内部は、電気及び電子装置の取付けを可能にするように合理的に構成されており、これら電気及び電子装置は、具体的には、スピーカのほかに、たとえば、Bluetooth方式のセルラー電話などの無線通信式移動電話等と遠隔通信する送受信機を含む。
【0048】
上記構成に対する別構成として、上記シェル10の内部を、前記シェル11(第1実施形態参照)と同様、前記送受信機を含む前記電気及び電子装置の少なくとも一部分を、前記容器本体6のコントロールパネル20上のコントロールキー及び装置21,22,23,24,25,26を無線セルラー電話と通信可能にするための必要な電源と、共に収納するように構成することが可能である。
【0049】
前記一体型リモートコントローラ2A及び非一体型リモートコントローラ2Bを備える制御装置の電源に関して、これは、既存の電源を使用することによって、あるいは、図2に示すように、ソーラーバッテリ式の電源ユニット7に、前記リモートコントローラ2A又は2Bを備える制御装置にのみ電力を供給する内部蓄電池を設けることによって得ることができる。すなわち、前記リモートコントローラ2A,2Bを備える制御装置の電源が、自動車コンポーネント内の低テンションな専用ラインを介して、又は、内部蓄電器を備えたソーラーバッテリ式の専用の電源7を提供することによって、提供される。
【0050】
別の好適実施形態では、両タイプ2A又は2Bのリモートコントローラを備える前記制御装置を、サンバイザーに取り付けることができる。
【0051】
具体的には、図3に、サンバイザー8が図示され、これは、運転者の視界を部分的に遮るフラットな構造体として構成され、通常その上縁81に沿って長手方向にヒンジ止めされている。このサンバイザー8は、位置調節可能であり、かつ、運転者の窓の側方へと移動されるように取外しも可能に構成されている。そして、このサンバイザー8の下縁82に沿って、前記リモートコントローラ2A,2Bを備える取外し可能な制御装置が取り付けられている。あるいは、リモートコントローラ2A,2Bを備えた制御装置を、サンバイザー8の下端部に対応して同じ構造体に組み込むことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】その下部分に携帯電話用のリモートコントローラが組み込まれたバックミラーの斜視図
【図2】その下部に携帯電話用の取外し可能なリモートコントローラを備えたバックミラーの変形例を示す斜視図
【図3】その下部に携帯電話用の取り外し可能なリモートコントローラを備えたサンバイザーの斜視図
【図4】携帯電話用のリモートコントローラと通信する無線送受信装置に接続された非無線式移動電話の斜視図
【符号の説明】
1A,1B 室内コンポーネント
2A,2B リモートコントローラ
3 無線送受信モジュール
4 携帯電話
6 容器本体
7 ソーラーバッテリー式の専用電源
8 サンバイザー
11 容器
12 バックミラー
20 コントロールパネル
21 マイクロフォン
22 ONスイッチ
23 音声起動スイッチ
24 OFFスイッチ
25 ディスプレイ
26 文字数字キーボード
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネント用の制御装置に関する。
【0002】
本考案は、非限定的に、車内からの無線通信を可能にするための自動車関連技術に使用されるものである。
【0003】
【従来の技術】
携帯電話をその主たるコンポーネントとするセルラー通信は、周知である。市場に出現してから、この分野におけるその発達は目覚しいものである。しかしながら、これらの装置は、その利用法に関連する諸事情を考慮することなく、その装置自身と、それが行う機能とにおいてのみ考慮されている。
【0004】
携帯電話の目覚しい普及によって、それが、非常に頻繁に、かつ、場合によっては、使用者の注意を疎かにするが故にその使用が望ましくない状況においても使用されるようになってきている。これは、具体的には、たとえば車内における危険な使用である。携帯電話は、それは通信のために容易に携帯可能であることから、ほとんど常に自動車内においてその正規ユーザに携帯される。それが残念ながら運転中においても手元にあることによって、運転者はそのサービスを利用してしまう。従って、今日では、人々が運転中に彼らの携帯電話を使用していることはよく見られる光景である。又、更に銘記されるべきことは、携帯電話の使用は、その装置の所有者の意図にのみ依存していておらず、それはたとえ意図していなくとも、受信状態にされている場合には、受信装置としても機能し、運転者の注意を奪うということである。
【0005】
運転中などの状況における携帯電話の無分別ともいえる利用が、交通事故の原因となっていることが統計的に示されている。その理由が極めて明白であるため、最近、行政体のなかには、ハンズフリーセットなどの手段を備え付けることなく、運転中に携帯電話を使用する者を厳しく処分することを決定したところもある。
【0006】
しかしながら、このようなイニシアチブは、たとえその目的が価値があるものであったとしても、問題の解決にほとんど効果をあげていないようである。その理由は、それらの行政体は、電話を使用中に運転することがなぜ望ましくないかという主要な理由に対して具体的な方法で対処していないからである。要するに、電話送信中又は受信中において、運転者の注意は、たとえそれがほんの数秒間であったとしても、道路から逸れてしまうのである。
【0007】
実際上の観点から、以上に述べたことには、まったく議論の余地がない。
【0008】
他方、今日、市場によって提供されている解決手段は、有効な代替手段を提供するものではない。たとえば、高級車に装備されるもののような車内電話では、その電話機は車内のコンポーネント、多くの場合、中央のアームレスト、に組み込まれる。更に、これらの装置は、ハンズフリーオプションを備え、携帯電話の一般的なすべての機能を提供する。しかしながら、これらの装置では、使用者がディスプレーを見下ろすために、その目を道路からそらすことが必要であるため、危険である。更に、これらの装置は組み込まれてはいるが、その組み付けは、運転席の構造と、工場設計及び設備との両方にとって困難な手続きを必要とし、これらの状況はすべて、行政的枠組み(executive profile)下では、幾分複雑である。
【0009】
別の解決手段は、そのGSMモジュールとSIMカードとを備える自動車電話に加えて、CD/DVDリーダ、カーラジオ、ナビゲータ、音声操作装置を備える一体化システムを提供するものである。
【0010】
これらは第1世代のシステムであって、通常、中央の空洞部の上部の運転席の中央軸心に一致する多少高い位置において自動車のダッシュボードに組み込まれる。これらのシステムは、すべての機能が表示されるオンボードビデオ装置と、キーキャップ、あるいは、スクリーン上の直接のタッチスクリーン技術を使用して、操作することが可能な文字数字キーボードとを備えている。
【0011】
より新しい世代のより進化したシステムは、上述した特長に加えて、更に、完全な遠隔操作機能と、ハンドルに対する操作機能とを提供する。
【0012】
これらの最新の装置は、電話機上に存在するファンクションキーを捜すために、運転手の注意がたとえ瞬間的にでも逸らされるという問題を可能な限り回避し、遠隔操作の使用を可能にする装置に分類される。この場合、運転者は、遠隔操作によって、直感的に、運転者が通常その手を置くところに最も近い位置である、ハンドル上のキーボードを操作することによって、電話の送受信を行うことを可能にする。
【0013】
しかしながら、注意が逸らされる主要な原因としては、手の位置に限らず、特に、オンボードビデオ装置上の情報を読み取る場合、又、電話機を操作する場合に、ダッシュボード上の操作装置を操作する時に、運転者の目が水平線からそのリモートコントローラに移動することも原因である。
【0014】
そして、最後に、サンバイザーも知られている。これらのカーコンポーネントは、通常、運転者の側と搭乗者の側との両方に向けて配置される。これらは、独特のウイング形状を有し、通常、車のルーフとフロントガラスとを結ぶ線に沿って、フロントパネルに沿ってヒンジ止めされる。サンバイザーの機能は、それが調節可能であることによって、太陽光線を遮り、運転者が太陽光線によって注意をそらされないようにすることである。より最近の解決構成では、更に、車内灯と、更に、書類収納コンパートメントを提供するものもある。
【0015】
携帯電話を操作するための操作装置の最も安全な配置位置を探し出す研究によって、その基本的要件は、運転者の視線を下げず、むしろその視線を側方に向ける、あるいは、道路上に常に維持した状態で、それを僅かに上げることであることが判明した。そして、すべての場合において、側方への移動、たとえば、バックミラーへと向かう移動、のほうが一般的に迅速に行われ、これによって、運転者が常に道路上で起こっていることに集中することができる、という結論に達した。
【0016】
上記観点から、たとえばUS2002/0004416(Baratono)等のいくつかの例では、携帯電話を、自動車のバックミラーと組み合わせた所謂ハンズフリーシステムを構成することが試みられた。具体的には、フロントガラスの上部に、電話の送受信を行うための取り外し可能な携帯電話を、その内部に取り付けることが可能なバックミラーを備える装置が提案されている。この装置は、携帯電話用の電気回路を備えている。バックミラー側には、ハンズフリー機能用として、携帯電話に接続された、スピーカを備えたキーボードとマイクロフォンとが設けられている(特許文献1参照)。
【0017】
GB2356312(Abbas)は、上述したものと非常に類似の解決構成を開示している。詳細には、この解決構成と上述した構成との相違点は、キーボードの配置、すなわち、それがバックミラーの下側に沿って直線状に配置されていることにあるということができる。このキーボードの近傍には、情報を常に側方に表示する長手ディスプレイが設けられている(特許文献2参照)。
【0018】
【特許文献1】
米国特許出願公開2002−4416号明細書
【特許文献2】
英国特許出願公開2356312号明細書
【0019】
【考案が解決しようとする課題】
上述した特許文献1、2に記載の両構成は、複雑なバックミラーを提案するものであり、これらは一方においては大きな進歩を提供するものではあるが、他方、その利用価値は非常に限られたものである。これは、これらの装置が機能するには、携帯電話を、その取付けを提供するとともに、バックミラーを備えたその支持構造に対して物理的に一体化させることが必須要件であることによる。
【0020】
事実、その操作は簡単なように見えるが、フロントガラスの傾斜によって邪魔される不都合なその接続位置による不便さに加えて、この装置は、自動車を離れる前に、常にターンされなければならない。もしも、運転中にバックミラーの取付け部に携帯電話を取り付けるのであれば、それによってこの解決構成の利点が失われてしまうであろう。
【0021】
更に、運転者が自動車を離れる毎に上述したバックミラーから携帯電話を取外し、又、自動車に戻る毎にそれを再度接続することは不便である。
【0022】
さらにこの不便さは、取付け部に対する携帯電話の不適切な接続を防止することの困難性でもあり、この作業は、急いで、あせって行われた場合、良好な接続状態を保証するものではない。
【0023】
本考案の課題は、これらの不便を回避することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記及びその他の課題を達成するために、本考案に係る携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネント用の制御装置の第一の特徴構成は、請求項1に記載のように、容器を備え、この容器は、マイクロフォン、少なくともON/OFF/音声起動機能を備える操作スイッチ、ディスプレー及びキーボードを有し、前記容器は、その内部に、スピーカと、無線通信システムを備える携帯電話機と通信可能な送受信システムを含む電子装置とを収納するように構成されている点にある。
【0025】
上記第一の特徴構成により、携帯電話機と携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネントとの間の面倒な物理的結合の接続操作を回避することができる。それによって、遠隔操作の諸機能を、単に、車に乗り込むことによってONにし、又、送信機の範囲から出るだけで、リモートコントローラをOFFにすることができる。
【0026】
同第二の特徴構成は、請求項2に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、バックミラーも含むコンポーネントと一体化されている点にある。
同第三の特徴構成は、請求項3に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、サンバイザーと一体化されている点にある。
【0027】
上記第二又は第三の特徴構成により、従来技術との比較において、リモートコントローラとその主要な機能部とを、自動車の運転に出来る限り邪魔にならない場所であるバックミラーやサンバイザーの位置に配置することができる。特に、リモートコントローラを、バックミラーに近く、その水平線に軸心方向が一致するサンバイザーに取り付ければ、運転者の目の軌道は更に最適化される。
【0028】
同第四の特徴構成は、請求項4に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、バックミラーを収納するコンポーネントから取外し可能である点にある。
同第五の特徴構成は、請求項5に記載のように、上記第一の特徴構成において、前記容器は、バックミラーを収納するコンポーネントから取外し可能である点にある。
同第六の特徴構成は、請求項6に記載のように、上記第四又は第五の特徴構成において、前記室内用コンポーネントのシェル部分に対する前記容器の交換接続手段が外部に設けられている点にある。
【0029】
上記第四又は第五の特徴構成により、前記リモートコントローラを、必要に応じて、ユーザによって接続及び接続解除可能で、かつ、場合によっては、自動車メーカによって予定される特定の電源供給装置から独立して、所望の場所に配置することが可能なアクセサリとして構成することができる。特に、第六の特徴構成によれば、室内用コンポーネントのシェル部分に対して前記容器を容易に接続及び接続解除することができる。
【0030】
同第七の特徴構成は、請求項7に記載のように、上記第一から第六のいずれかの特徴構成において、前記容器として、自動車の内部の前記コンポーネントに対して長手方向に突出する容器本体を有し、この容器本体は、該容器本体のフロント部をカバーするコントロールパネルを備え、このコントロールパネルには、マイクロフォン、ONスイッチ、音声起動スイッチ、OFFスイッチ、ディスプレー及び文字数字キーボードが直線状に左右にそれぞれ配置されている点にある。
【0031】
上記第七の特徴構成により、第一の特徴構成と同様に、携帯電話機と携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネントとの間の面倒な物理的結合の接続操作を回避することができる利点に加えて、ON、音声起動、OFFの各スイッチ、ディスプレー及び文字数字キーボードが、自動車の室内コンポーネントから突出し、且つ、直線状に左右に並ぶ状態で配置されているので、各操作がし易い利点がある。
【0032】
同第八の特徴構成は、請求項8に記載のように、上記第一から第七のいずれかの特徴構成において、電源が、自動車内の既存の電源によって、又は、内部蓄電器を備えたソーラーバッテリ式の専用の電源によって提供される点にある。
【0033】
上記第八の特徴構成により、簡便には、自動車内の既存の電源を利用してリモートコントローラの電源として供給することができ、あるいは、自動車の電源から独立して機能するように、それ自身の専用の蓄電器、電源を備えるリモートコントローラを提供することができる。
【0034】
同第九の特徴構成は、請求項9に記載のように、上記第一から第八のいずれかの特徴構成において、追加の無線送受信モジュールを使用する携帯電話と通信するように構成されている点にある。
【0035】
上記第九の特徴構成により、前記リモートコントローラを、無線通信を使用する最新式の携帯電話を持たないユーザでも使用可能にすることができる。
【0036】
これら及びその他の利点及び効果は、いくつかの好適実施例に関する下記の具体的記載と、添付の図面、とから明らかになるであろう。尚、これらは、本考案を例示するものであって、限定するものではない。
【0037】
【考案の実施の形態】
図1及び図2を参照すると、自動車の室内コンポーネント1A,1Bは、バックミラー12と、更に、携帯電話用のリモートコントローラ2A,2Bとから構成される。なお、ここでいう携帯電話の概念には、セルラー電話、移動電話なども含まれる。
【0038】
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、図1に示すように、前記自動車室内用コンポーネント1Aは、アームとして構成された支持部材10を使用し、これは、容器として作用する突出シェル11を支持している。フロントガラスに面するこのシェル11のリヤ部分は、従って、そのフロントガラスに実質的に沿った形状とされ、これに対して、車内に面するそのフロント部は、実質的にフラットな面として形成されている。
【0039】
前記フロント部は、フロントミラー12の挿入によって特徴付けられている。この場合、コンバーチブル式の前記バックミラーの面は、前記シェル11の上縁111から、ほぼこのフロント部の3/4に渡って延出している長手片から構成され、他方、このミラー12は、長手方向に、前記自動車室内コンポーネント1Aの片側112から他方側113へと延出している。
【0040】
分け目114によって分離されたミラー12の下部に対応して、前記リモートコントローラ2Aが自動車室内コンポーネント1Aに組み込まれている。更に詳しくは、自動車室内コンポーネント1Aのフロント部に、長手方向においてその下側の残り部分の全部に渡って、室内コンポーネント1A用の制御装置のコントロールパネル20が取り付けられている。
【0041】
更に、このリモートコントローラ2Aに組みつけられた前記コントロールパネル20は、マイクロフォン21、ONスイッチ22、音声起動スイッチ23、OFFスイッチ24、ディスプレイ25及び文字数字キーボード26を有し、これら部材は、直線状に左右にそれぞれ配置されている。
【0042】
前記部材22,23,24,25,26は、通常は、一体化されたリモートコントローラ2Aを備える前記制御装置のコントロールパネル20から突出するキーとして構成され、前記ディスプレイ25は、照光式である。
【0043】
前記シェル11の内部は、電気及び電子装置の取付けを可能にするように合理的に構成されており、これら電気及び電子装置は、具体的には、スピーカのほかに、たとえば、Bluetooth方式のセルラー電話などの、無線通信式セルラー電話等と遠隔通信する送受信機を含む。
【0044】
非無線式のセルラー電話が使用される場合には、追加の無線送受信モジュール3の介在が必要である。すなわち、前記リモートコントローラ2Aを備える前記制御装置は、追加の無線送受信モジュール3を使用する携帯電話と通信するように構成され、この無線送受信モジュール3装置は、一方では、ユニバーサルアタッチメント31を使用して、従来式のセルラー電話4に接続可能である。他方では、従来式のシガレットライターソケットを介した電源に取付けられた電源プラグ5用のソケット32を備えている。
【0045】
〔第2実施形態〕
第1実施形態に対する別構成である第2実施形態では、図2に示すように、前記リモートコントローラ2Bを備える室内コンポーネント1B用の制御装置は、バックミラー12を支持する前記コンポーネント1Bの構造体(シェル)10に対して取外し可能な本体6を有する。更に詳しくは、前記リモートコントローラ2Bは、前記構造体10の全長に渡って突出し、前記コンポーネント1Bのシェル10の1部分に対する接続用の交換接続手段をその外部に備える容器本体6を有する。又、この解決構成においては、前記容器本体6のフロント部をコントロールパネル20がカバーし、ここには、マイクロフォン21、ONスイッチ22、音声起動スイッチ23、OFFスイッチ24、ディスプレイ25及び文字数字キーボード26が、直線状に、左右にそれぞれ配置されている。
【0046】
同様に、前記部材22, 23, 24, 25, 26は、通常は、一体化されたリモートコントローラ2Bを備える前記制御装置のコントロールパネル20から突出するキーとして構成され、前記ディスプレイ25は、照光式である。
【0047】
前記容器本体6の内部は、電気及び電子装置の取付けを可能にするように合理的に構成されており、これら電気及び電子装置は、具体的には、スピーカのほかに、たとえば、Bluetooth方式のセルラー電話などの無線通信式移動電話等と遠隔通信する送受信機を含む。
【0048】
上記構成に対する別構成として、上記シェル10の内部を、前記シェル11(第1実施形態参照)と同様、前記送受信機を含む前記電気及び電子装置の少なくとも一部分を、前記容器本体6のコントロールパネル20上のコントロールキー及び装置21,22,23,24,25,26を無線セルラー電話と通信可能にするための必要な電源と、共に収納するように構成することが可能である。
【0049】
前記一体型リモートコントローラ2A及び非一体型リモートコントローラ2Bを備える制御装置の電源に関して、これは、既存の電源を使用することによって、あるいは、図2に示すように、ソーラーバッテリ式の電源ユニット7に、前記リモートコントローラ2A又は2Bを備える制御装置にのみ電力を供給する内部蓄電池を設けることによって得ることができる。すなわち、前記リモートコントローラ2A,2Bを備える制御装置の電源が、自動車コンポーネント内の低テンションな専用ラインを介して、又は、内部蓄電器を備えたソーラーバッテリ式の専用の電源7を提供することによって、提供される。
【0050】
別の好適実施形態では、両タイプ2A又は2Bのリモートコントローラを備える前記制御装置を、サンバイザーに取り付けることができる。
【0051】
具体的には、図3に、サンバイザー8が図示され、これは、運転者の視界を部分的に遮るフラットな構造体として構成され、通常その上縁81に沿って長手方向にヒンジ止めされている。このサンバイザー8は、位置調節可能であり、かつ、運転者の窓の側方へと移動されるように取外しも可能に構成されている。そして、このサンバイザー8の下縁82に沿って、前記リモートコントローラ2A,2Bを備える取外し可能な制御装置が取り付けられている。あるいは、リモートコントローラ2A,2Bを備えた制御装置を、サンバイザー8の下端部に対応して同じ構造体に組み込むことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】その下部分に携帯電話用のリモートコントローラが組み込まれたバックミラーの斜視図
【図2】その下部に携帯電話用の取外し可能なリモートコントローラを備えたバックミラーの変形例を示す斜視図
【図3】その下部に携帯電話用の取り外し可能なリモートコントローラを備えたサンバイザーの斜視図
【図4】携帯電話用のリモートコントローラと通信する無線送受信装置に接続された非無線式移動電話の斜視図
【符号の説明】
1A,1B 室内コンポーネント
2A,2B リモートコントローラ
3 無線送受信モジュール
4 携帯電話
6 容器本体
7 ソーラーバッテリー式の専用電源
8 サンバイザー
11 容器
12 バックミラー
20 コントロールパネル
21 マイクロフォン
22 ONスイッチ
23 音声起動スイッチ
24 OFFスイッチ
25 ディスプレイ
26 文字数字キーボード
Claims (9)
- 携帯電話用のリモートコントローラを備えた自動車の室内コンポーネント用の制御装置であって、
容器を備え、この容器は、マイクロフォン、少なくともON/OFF/音声起動機能を備える操作スイッチ、ディスプレー及びキーボードを有し、
前記容器は、その内部に、スピーカと、無線通信システムを備える携帯電話機と通信可能な送受信システムを含む電子装置とを収納するように構成されている制御装置。 - 前記容器は、バックミラーも含むコンポーネントと一体化されている請求項1記載の制御装置。
- 前記容器は、サンバイザーと一体化されている請求項1記載の制御装置。
- 前記容器は、バックミラーを収納するコンポーネントから取外し可能である請求項1記載の制御装置。
- 前記容器は、サンバイザーから取外し可能である請求項1記載の制御装置。
- 前記室内用コンポーネントのシェル部分に対する前記容器の交換接続手段が外部に設けられている請求項4又は5記載の制御装置。
- 前記容器として、自動車の内部の前記コンポーネントに対して長手方向に突出する容器本体を有し、この容器本体は、該容器本体のフロント部をカバーするコントロールパネルを備え、
このコントロールパネルには、マイクロフォン、ONスイッチ、音声起動スイッチ、OFFスイッチ、ディスプレー及び文字数字キーボードが直線状に左右にそれぞれ配置されている請求項1〜6のいずれかに記載の制御装置。 - 電源が、自動車内の既存の電源によって、又は、内部蓄電器を備えたソーラーバッテリ式の専用の電源によって提供される請求項1〜7のいずれかに記載の制御装置。
- 追加の無線送受信モジュールを使用する携帯電話と通信するように構成されている請求項1〜8のいずれかに記載の制御装置。
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