JP3098846U - 発熱体を装着した車両系の座席 - Google Patents

Abstract

【課題】冬期に、二輪車の通勤、移動、また屋外で作業する暖房設備の無い特殊車両においても長時間の寒さに耐えられるようにする。
【解決手段】座席内部に発熱体を装着した車両系の座席を提供する。又座席の内部に装着困難な物に対しては発熱体を座席上部に装着しても良い。
【選択図】　図２

Description

【０００１】
【考案の属する技術分野】
この考案は暖房設備を持たない特殊車両（ブルドーザー、フォークリフト）農作機械やキャビン（車内）が無い二輪自動車等の座席面を暖めることを目的とした考案である。
【０００２】
【従来の技術】
上記の様な冬期においては外気の冷たさに加え風雨等条件下での作業、運転はより過酷なものがある。特に寒冷地においては体温の低下で、体調不良、腰痛の原因にさえなっている。二輪車に至ってはサドルを暖める等のアイデアが開示されてある。（例えば実開平２−６１７９８号公報）
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
特殊車両の場合使用条件が異なる為、座席も簡易的な物が少なくなくプラスチックや座席上にゴムを張り付けた物など加工が困難な物がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決する為に、座席内部に発熱体を装着した車両系の座席を提供する。又座席の内部に装着困難な物に対しては発熱体を座席上部に装着しても良い。
【０００５】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係わる形態の一例を実施例となる図面にて説明する。
図１は二輪スクーターの座席内部に放熱性、柔軟性、加工性に優れたアルミ箔にコードヒーターを用いサンドイッチ状に挟み込み小型化、プレート状にした発熱体を装着した座席を示している。なお、一定温度維持の為サーモスタットを使用すると良い。
【０００６】
発熱体は、コードヒーターが加工に適している為、アルミ箔（厚み０．０６ｍｍ）に溶着、一定温度維持の為サーモスタット取り付け後に一方のアルミ箔でサンドイッチ状に挟み込み接着した。
【０００７】
図２は加工困難な座席に対して図１（二輪スクーター）で使用した同等のプレート状のコードヒーターを、耐熱、防水、クッション性の高いカバーで覆い座席上部において使用する例を示している。
【０００８】
持ち運びや利便性を考え他の車両にも、使用できるようにリード線にオン、オフスイッチを設け電源を取り出し易いようヒューズ付カープラグ（車のシガライターより電源をとる）を先端に取り付けると良い。
【０００９】
二輪車と同様、座席内部に取り付け可能な車両は座席下よりリード線を通す穴を設け車体を通して通電する。オン、オフスイッチは運転者が操作しやすい様にハンドル付近、イグニッションキー辺りに取り付ける。その際、安全上ヒューズを取り付けると良い。（図示せず）
【００１０】
又、温度コントロールスイッチを取り付けることによって任意に温度が調節でき快適である。
【００１１】
座席面は防水性が高く耐熱性の物が望ましい。
【００１２】
本考案で記載した車両系とは、建設機械、（ブルドーザー、パワーショベル、等）フォークリフト、農耕作機械（田植え機、稲刈り機、耕耘機等）二輪車等運転席を設けたものをあげてある。
【００１３】
【考案の効果】以上説明のように、本考案によれば、小型化、プレート状ヒーターとした発熱体を座席内に装着、発熱させる事は勿論のこと、発熱体自体を保護カバーで覆い座席上部に装着する事で過酷な寒さから体温を取られる事なく屋外での作業、走行を楽にする等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】二輪スクーターにプレート状ヒーターを埋め込んだ状態を示した斜視図である。
【図２】取り付け困難な特殊車両の座席にプレート状ヒーターを保護カバーで覆い置いた状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
１　プレート状コードヒーター
２　保護カバー
３　リード線

Claims (2)

1. 座席内部に発熱体を装着した車両系の座席。
2. 座席上部に発熱体を装着した車両系の座席。

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