JP3098522U

JP3098522U - エントリー安全装置

Info

Publication number: JP3098522U
Application number: JP2003003452U
Authority: JP
Inventors: 丁　玲虹
Original assignee: 丁　玲虹
Priority date: 2003-06-12
Filing date: 2003-06-12
Publication date: 2004-03-04
Anticipated expiration: 2009-06-12

Abstract

【課題】識別符号が容易に盗まれる又は他のカードに原カードと同じ内容が容易に書き込まれることがない、エントリー安全装置を提供すること。
【解決手段】エントリー安全装置は、電子ドアロック（４０）を制御するように適合された確認装置（１０）と、少なくとも１つの無接触式のキーボード（３０）とを含む。無接触式のキーボード及び確認装置は同じ識別符号を有するので、無接触式のキーボードが識別符号を確認装置に送ったとき、確認装置の識別符号と一致するか否かの検査が行われる。一致が見い出されたとき、新たな識別符号が確認装置によって生じ、無接触式のキーボードに誘導式で送られる。
【選択図】　　　図１

Description

【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エントリー安全装置、すなわち、人の入室、入場、入構等の安全装置に関し、特に、少なくとも１つの無接触式のキーカードと確認装置とを備えるエントリー安全装置に関する。各無接触式のキーカードは固有の識別符号を有する。確認装置は無接触式のキーカードの識別符号を感知し、調べる。無接触式のキーカードの識別符号は確認装置で感度を変更される。したがって、エントリー安全装置は積極的かつ動的な装置である。
【０００２】
【従来の技術】
従来においては、エントリー安全装置は、保護された場所や構内に非認可又は未認可の人が立ち入ることを防止するために、複雑な機械式の錠を単に有するのみである。磁気カードの発達により、エントリー安全装置は、錠の作動を制御するために電子カード読取機と錠とを連携させている。カード所有者は、磁気カードをカード読取機に挿入することを必要とするのみであり、カード読取機は、磁気カードからの識別符号を読み取り、カード所有者の身分を調べる。しかし、磁気カードの帯状の磁化領域すなわち磁気ストリップは、人によって不注意に消去される、又は長期間の使用により識別符号を記憶及び保持する性能を消失することがある。
【０００３】
最近、誘導式のキーカードが開発され、カード用の新データ読取技術を導入することが可能になった。誘導式のキーカードにおいては、カード読取機に挿入される必要なくデータ読取機が誘導式のキーカードの識別符号を読み取る。したがって、誘導式のキーカードは、磁気カードと比べて、より好都合である。しかし、両タイプのキーカードは、固定された識別符号をカード記憶装置に有しており、他のいかなる機能をも有していない。磁気カードで得られる記憶容量は、最大１２８ビット（ｂｉｔ）である。識別符号は固定されており、また、記憶装置は容易に操作可能であるので、識別符号は、容易に盗まれる、又は他のカードに原カードと同じ内容が容易に書き込まれる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
前記した不都合な点を解消するために、本考案の目的は、前記した問題を軽減することができる、改良型のエントリー安全装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエントリー安全装置は、電子ドアロックを制御するように適合された少なくとも１つの識別符号を有する確認装置と、前記確認装置によって誘導式で読み込まれる少なくとも１つの識別符号を有する少なくとも１つの無接触式のキーカードであって、該キーカードの識別符号と前記確認装置の識別符号との一致に基づいて前記電子ドアロックの作動を制御する無接触式のキーカードとを含む。前記確認装置は、アンテナと、前記アンテナに接続されたパワーチップであって、制御装置と該制御装置に接続された平板状のバッテリモジュールとを有するパワーチップと、前記アンテナと前記パワーチップとの間に接続された可変コンデンサと、前記アンテナに接続されたエンコーダと、前記パワーチップに接続されたデコーダと、前記デコーダに接続された読込及び書込型の記憶装置と、前記電子ドアロックの解除又は施錠をするように前記読込及び書込型の記憶装置と前記エンコーダとの間に接続された符号発生器とを備える。
【０００６】
本考案に係るエントリー安全装置は、確認装置と少なくとも１つの無接触式のキーボードとによって実行される動的識別機能を有する。
【０００７】
また、本考案に係る他のエントリー安全装置は、識別符号の検索、変更及び記憶を積極又は動的に行うように、電力源と読込及び書込型記憶装置とが無接触式のキーボードに埋め込まれている。
【０００８】
さらに、本考案に係る他のエントリー安全装置は、無接触式のキーボードが、種々の符号化（エンコード化）アルゴリズムを有する誘導式の確認装置に適合されるように、エンコーダ／デコーダが無接触式のキーボードに埋め込まれている。
【０００９】
本考案の他の特徴および利点は、添付図面を参照しての以下の説明からさらに明らかになろう。
【００１０】
【考案の実施の形態】
図１、図３を参照するに、本考案に係るエントリー安全装置は、電子ドアロック４０を制御するように、確認装置１０と、少なくとも１つの無接触式のキーカード３０とを含む。キーカード３０は、電磁誘導により電子ドアロックを作動させてドアを開けるために身分確認の手順を実行する確認装置１０と、通信を行う。
【００１１】
確認装置１０は、アンテナ１１と、可変コンデンサ１２と、変調兼復調器１９と、エンコーダ１８と、デコーダ１５と、パワーチップ２０と、誘導インターフェースモジュール１３と、安全管理モジュール１４と、読込及び書込型の記憶装置１６と、符号発生器１７と、ランダム符号発生器１７０と、バッファー装置１００とを備える。
【００１２】
可変コンデンサ１２は、パワーチップ２０と並列にアンテナ１１に接続されている。アンテナ１１は、変調兼復調器１９に接続されている。変調兼復調器１９は、エンコーダ１８とデコーダ１５とに接続されている。デコーダ１５は、パワーチップ２０に接続されている。パワーチップ２０は、安全管理モジュール１４と、誘導インターフェースモジュール１３を経る２つの接触端子ＲＳＴ及びＣＬＫとに接続されている。安全管理モジュール１４は、デコーダ１５と、読込及び書込型の記憶装置１６とに接続されている。読込及び書込型の記憶装置１６は、符号発生器１７に接続されている。エンコーダ１８は、符号発生器１７にデータを供給するランダム符号発生器１７０に接続された符号発生器１７に接続されている。符号発生器１７は、バッファー装置１００を経て電子ドアロック４０を制御する。
【００１３】
図２を参照するに、パワーチップ２０は、制御装置２１と、制御装置２１への電力を備える平板状のバッテリモジュール２２とを含む。制御装置は、算術的検査及びアクセスデータ、その他の機能を有する。
【００１４】
図３を参照するに、無接触式のキーカード３０は、アンテナ３１と、パワーチップ２０と、押しボタン３２とを含む。パワーチップ２０は、また、制御装置２１と、平板状のバッテリモジュール２２とを備える。押しボタン３２は、制御装置２１と、バッテリモジュール２２との間に接続されている。確認装置（図示せず）に保管されている識別符号と同じ識別符号が、キーカード３０のパワーチップ２０の制御装置２１に記憶されている。アンテナ３１は、パワーチップ２０の制御装置２１に接続されている。押しボタン３２は、制御装置２１とバッテリモジュール２２との間のループ（回路）を閉じるか否かを制御する。押しボタン３２を押すことによって、平板状のバッテリモジュール２２からの電力が制御装置２１に供給される。押しボタン３２が押されたとき、制御装置２１は、識別符号を出力し、該識別符号をアンテナ３１を通して確認装置（図示せず）に送信する。
【００１５】
図１、図３を参照するに、確認装置１０のアンテナ１１は、誘導により、無接触式のキーカード３０から該キーカードの識別符号を受ける。受けた識別符号は変調兼復調器１９に入力され、復調された信号は、デコーダ１５によってデジタルデータに変換され、次いで、安全管理モジュール１４と読込及び書込型の記憶装置１６とに入力され、キーカード３０からの識別符号と、読込及び書込型の記憶装置１６に保管された識別符号とを比較する。キーカード３０の識別符号が読込及び書込型の記憶装置１６の識別符号と一致したとき、電子ドアロック４０が解除される。電子ドアロック４０が解除される前に、ランダム符号発生器１７０及び符号発生器１７は、新たな識別符号を、エンコーダ１８及び変調兼復調器１９を通してアンテナ１１に出力する。新識別符号は、読込及び書込型の記憶装置１６に書き込まれると同時に、古い識別符号と置き換えられる。無接触式のキーカード３０のアンテナ３１が誘導方式で新識別符号を受けたとき、該新識別符号は、キーカード３０のパワーチップ２０の従前の識別符号と置き換わる。キーカード３０が確認装置１０にアクセスするときはいつも、無接触式のキーカード３０から複写又は盗難をされた識別符号を用いた場合に非常に異なる識別符号になるように、キーカード３０の識別符号は変更される。さらに、無接触式のキーカード３０は、長いビット長を有する識別符号を記憶するために、平板状のバッテリモジュール２２からの自身の電力を有する。各識別符号は、識別符号の非認可又は未認可の復号化をより困難なものにするために、ほぼ１ギガビットの長さを有する。
【００１６】
前記の説明によれば、キーカードを用いるために所有している間、本考案に係る電子ドアロックについて入力毎に無接触式のキーカードを調べたとき、確認装置からの新たな識別符号がキーカードの識別符号と置き換えられる。したがって、電子ドアロックは、有用かつ効果的な、識別符号の確認機能を有する積極的安全装置である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る確認装置のブロック図。
【図２】本考案に係るパワーチップの配置図。
【図３】本考案に係る無接触式のキーカードの配置図。
【符号の説明】
１０　確認装置
１１、３１　アンテナ
１２　可変コンデンサ
１３　誘導インターフェースモジュール
１４　安全管理モジュール
１５　デコーダ
１６　記憶装置
１７　符号発生器
１８　エンコーダ
１９　変調兼復調器
２０　パワーチップ
２１　制御装置
２２　バッテリモジュール
３０　キーカード
３２　押しボタン
４０　電子ドアロック
１００　バッファー装置
１７０　ランダム符号発生器

Claims

電子ドアロックを制御するように適合された少なくとも１つの識別符号を有する確認装置と、
前記確認装置によって誘導式で読み込まれる少なくとも１つの識別符号を有する少なくとも１つの無接触式のキーカードであって、該キーカードの識別符号と前記確認装置の識別符号との一致に基づいて前記電子ドアロックの作動を制御する無接触式のキーカードとを含み、
前記確認装置は、
アンテナと、
前記アンテナに接続されたパワーチップであって、制御装置と該制御装置に接続された平板状のバッテリモジュールとを有するパワーチップと、
前記アンテナと前記パワーチップとの間に接続された可変コンデンサと、
前記アンテナに接続されたエンコーダと、
前記パワーチップに接続されたデコーダと、
前記デコーダに接続された読込及び書込型の記憶装置と、
前記電子ドアロックの解除又は施錠をするように前記読込及び書込型の記憶装置と前記エンコーダとの間に接続された符号発生器とを備える、エントリー安全装置。
各無接触式のキーカードは、
アンテナと、
前記アンテナに接続されたパワーチップであって、制御装置と平板状のバッテリモジュールとを有するパワーチップと、
前記制御装置及び前記バッテリモジュールを制御するように直列に接続された押しボタンとを備える、請求項１に記載の装置。
前記確認装置のパワーチップは、さらに、誘導インターフェースモジュールと、読込及び書込型の記憶装置に接続された安全管理モジュールとに接続され、
前記確認装置は、さらに、前記符号発生器に接続されたランダム符号発生器とと、前記エンコーダ、前記デコーダ及び前記アンテナに接続された変調兼復調器とを備え、
前記符号発生器は、バッファー装置を通して前記電子ドアロックを制御する、請求項１又は２に記載の装置。