JP3098092B2 - 模擬視界発生装置 - Google Patents

模擬視界発生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータを用い
て仮定された三次元の情景を二次元画像として表示を行
なうための模擬視界発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の模擬視界発生装置の構成を
示すブロック図である。この装置では視覚対象物を多角
形、多角面及び光点の組合わせとして数値モデル化して
模擬する。図9において、模擬視界用ホストコンピュー
タ1は、仮定された三次元の情景に含まれる全ての視覚
対象物の位置、面を構成する頂点の位置、色彩等の情報
を記憶する。たとえば飛行機シミュレータの場合、飛行
機の方向、高さ、パイロットの視点位置等の視点情報に
したがって、その視界内の視覚対象物を選択し、後述す
る幾何計算装置に送ることおよび幾何計算装置で用いる
座標変換のためのマトリクスの計算を行なう。
【0003】幾何計算装置2は模擬視界用ホストコンピ
ュータ1から送られた視覚対象物に対して視点との位置
関係にしたがって視点に近い順に優先順位を付す。その
視覚対象物の、指定された視点から見た透視図の計算、
指定された光源で照らされたときの各面の明るさ、かす
み具合の計算、視覚対象物を規定する多面体の稜の透視
図上の線(エッジ)が視覚対象物の輪郭を表わすものか
否かの計算、等の幾何計算を行なう。
【0004】エッジリストメモリ3は、透視図を構成す
るエッジの情報を記憶する。この記憶は、スキャンライ
ン毎に、スキャンライン上にエッジの上端が存在するか
否かについて行なわれる。エッジの上端が存在する場合
は、エッジ上端(発端)のスキャンライン番号QS、エ
ッジ下端(終端)のスキャンライン番号QE、エッジ上
端の水平方向位置PS、エッジ下端の水平方向位置PE、
エッジの傾きΔP、エッジの上端の明るさI、エッジの
明るさの垂直方向の変化率dIq、エッジの右側の面の
色C、エッジが対象物の輪郭線であるか否かの符号E/
I、模擬視界用ホストコンピュータ1で計算された優先
順位OBJ、その他、上端を共有するエッジについての
その記憶位置情報CHAIN等が、記憶される。
【0005】エッジ走査線交点計算回路41は表示装置
10のCRTが1スキャンする間に、次のスキャンライ
ン上の画像情報すなわち交点情報を時分割で、エッジリ
ストメモリ3の情報と前回のスキャンラインの交点情報
から逐次的に計算している。すなわち、ソート回路51
から出力するQ番目のスキャンラインと各エッジとの交
点と情報QE、PE、ΔP、I、dIq、C、E/I、O
BJからQ+1番目のスキャンラインと各エッジの交点
Pの情報を計算し、ソート回路51に送る。これをさら
に詳しく説明すると、図10のように、それぞれのエッ
ジについてQ=QSの成り立つエッジがあるかどうかを
調べて、そのエッジをエッジリストメモリ3から読み出
す。そして、PSの値をメモリにストアする。次に、Q
=QS+1となったとき、前のラインのPSの値を読み出
し、同時にすでに幾何計算装置2で計算されてあるΔP
の値を読み出す。次に、PS+ΔPの計算を行ない、メ
モリにストアするとともに、ソート回路51に送る。こ
のとき、交点Pがあるときは有効データとしてそれにE
NBフラグを付加する。
【0006】ソート回路51は後の隠顕処理を可能とす
るためにスキャンライン上の交点Pをスキャンラインの
左から右へ順に並べ変える機能を有する。エッジ走査線
交点計算回路41から出力されるPは、すでに以前に入
力されたPと全て順次比較され、順次小さい順に並ぶよ
うにする。例えば、図10のQ=QS+2のラインにか
かっている全てのエッジデータをPの小さい順に並べか
える。情報QE、PE、I、dIq、C、E/I、OBJ
は、交点Pと対になっており、上記並び変えた順に読み
出される。
【0007】図2のような図形をスキャンして得たデー
タをソートによって並べ変えた例を図11によって説明
する。図2のように表示される画像の性質として、スキ
ャンラインによって表示されるエッジの数は、かなり違
ってくる。図11では、エッジの少ないスキャンライン
Aと、エッジの多いスキャンラインBとは、表示装置1
0を構成するCRTの水平同期信号と同期して同じ時間
をかけて処理を行なっており、その長さはCRTの一ラ
イン分に相当している。図11に示した×印のデータ
は、前のラインまでエッジを示すデータとしてENBフ
ラグが立っていたが、現在のラインではエッジがなくE
NBフラグの立っていないデータすなわち無効なデータ
であり、これもPの値の小さい順に並んでいる。図12
に示すようにQ=QEまでは、PSにΔPが順次加算され
るが、Q=QE+1では、エッジのデータは不要にな
る。したがって、ENBフラグは落とされて、不要なデ
ータということがわかる。
【0008】X−グラジェント計算回路61は、ソート
回路51の出力から、優先順位OBJを用いて同一優先
順位OBJを検出し、そのX方向すなわち水平方向の明
るさ、かすみの程度の変化率dIP,dFpを計算す
る。
【0009】隠顕処理回路71は、視点により近い視覚
対象物がより遠方の視覚対象物の一部または全部を遮る
場合、遮られた部分の表示装置への表示の除去するもの
である。X−グラジェント計算回路61で計算された1
画素分毎の色、明るさ、かすみの程度は、スキャンライ
ンにしたがって隠顕処理回路71に入力する。1つのス
キャンラインについて、入力した1画素分が属する視覚
対象物の面が重なる場合、優先順位にしたがって、その
画素を除去するか残すかする。
【0010】ビデオ信号発生装置9は隠顕処理回路71
から出力される信号を基にビデオ信号を発生し、表示装
置10でこれをカラー表示する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の模擬視界発生装
置は、スキャンラインを横切る視覚対象物のエッジの計
算を表示装置の表示タイミングと同期して行なってい
た。このため、1スキャンライン中に計算できるエッジ
との交点数に限界があった。
【0012】例えば、図13のように、仮定した三次元
空間において船上に視点Eがある場合では、視点Eから
見た映像は、図14のようになり、画面の上方及び下方
の部分にはほとんどエッジが存在せず、水平線に近い中
央部分にエッジが集中する特性がある。従来では、中央
部分の最もエッジの集中するスキャンラインが映像の表
示容量のボトルネックとなり、そのスキャンラインにあ
るエッジ数以上のものの表示が不可能であった。
【0013】この発明が解決しようとする課題は、スキ
ャンラインの計算時間を有効に利用することで、1スキ
ャンラインに表示できる交点数の増加をはかるものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る模擬視
界発生装置は、仮定された三次元の情景を指定された視
点から見た二次元画像として表示を行なうために、他を
遮る可能性の高い順に優先順位が付与された視覚対象物
であって指定された視点から見える範囲の物の選択、お
よびスクリーン上への変換を行なう幾何計算装置と、幾
何計算装置出力に基づいてビデオ信号を発生するビデオ
信号発生装置と、画像を表示する表示装置を有する模擬
視界発生装置において、前のスキャンラインにおける始
めのエッジデータに付与されたFフラグによりインクリ
メントした新たなスキャンラインの幾何計算装置出力で
あるエッジデータと前記前のスキャンラインのエッジデ
ータとに基づいて、順次スキャンラインと視覚対象物の
スクリーン上の透視図形との交点の位置を計算する
に、当該新たなスキャンラインにおいて交点がないエッ
ジデータを無効とし、新たに当該スキャンラインから有
効になる交点を、前記無効とした位置がある場合は、そ
の無効とした位置及び新た追加した位置に順次挿入する
とともに、始めのエッジデータにFフラグを付与するエ
ッジ走査線交点計算回路と、前記Fフラグによりソート
開始し、前記エッジ走査線交点計算回路からのスキャン
ライン上の交点データを、表示装置の表示タイミングと
は非同期に、スキャン方向に順にソートするソート回路
と、表示装置の表示タイミングとは非同期に、前記Fフ
ラグにより処理開始し、各スキャンライン毎の前記ソー
ト回路出力についてエッジの優先順位に従って隠顕処理
を行なう隠顕処理回路と、隠顕処理回路出力を順次記憶
して水平同期信号に従って各スキャンライン毎に読出す
FIFOメモリとを備え、前記FIFOメモリ出力につ
いてビデオ信号を発生して表示することを特徴とするも
のである。
【0015】
【作用】 エッジ走査線交点計算回路では、幾何計算装
置出力に基づいて、各スキャンラインと視覚対象物のス
クリーン上の透視図形との交点の位置を計算する。計算
中のスキャンラインにおいて交点がないエッジデータを
無効とし、新たに当該スキャンラインから有効になる交
点を、前記無効とした位置がある場合は、その無効とし
た位置及び新た追加した位置に順次挿入して、有効なデ
ータのみを処理し、処理時間を有効データ長により可変
とする。このとき、各スキャンラインの始めのエッジデ
ータにFフラグを付与しておく。ソート回路、隠顕処理
回路は、前記Fフラグによりそれぞれの処理を開始する
ため、表示装置の表示タイミングとは非同期にそれぞれ
の処理を行なうことができる。FIFOメモリは、隠顕
処理回路出力を順次記憶して、水平同期信号に従って各
スキャンライン毎に読出す。ビデオ信号発生装置はこれ
をビデオ信号にし、表示装置で表示させるようにする。
【0016】
【実施例】図1は本発明に係る模擬視界発生装置の一実
施例の機能ブロック図である。図1において、模擬視界
用ホストコンピュータ1、幾何計算装置2、エッジリス
トメモリ3、ビデオ信号発生装置9、表示装置10は、
従来例として説明した図9のものと同等物である。
【0017】可変エッジ走査線交点計算回路4は、エッ
ジ走査線交点計算回路41、タイミングフラグジェネレ
ータ42、スキャンラインカウンタ43、タイミングジ
ェネレータ44から構成される。
【0018】エッジ走査線交点計算回路41は、スキャ
ンラインカウンタ43で設定されたスキャンラインとエ
ッジとの交点(インターセクション)の座標値を計算す
る。
【0019】タイミングフラグジェネレータ42では、
従来の処理タイミングが表示装置10の水平同期信号と
同期していたのに対し、これと非同期で処理を行なうた
めに、表示装置10の左はじのエッジデータと右はじの
エッジデータを検出し(例えば図2のスキャンラインA
のa1,a2と、スキャンラインBのb1,b2)、こ
れに表示装置10の水平同期信号に対応するFフラグお
よびLフラグを付与する(図3)。
【0020】スキャンラインカウンタ43は、従来のス
キャンラインカウンタが表示装置10の水平同期信号で
インクリメントされたのに対し、前記タイミングフラグ
ジェネレータ42で生成されたフラグFによりQ=0,
Q=1,Q=2,Q=3,…のようにインクリメントさ
れる。これを図4に示す。なお、図中ISはインターセ
クションである。
【0021】 タイミングジェネレータ44はタイミン
グフラグジェネレータ42により生成されたフラグFに
よって、自己の中に有するタイミング回路(図示しな
い)を起動する。このタイミング回路は、可変エッジ走
査線交点計算回路4を起動する。
【0022】可変ソート回路5は、ソート回路51とタ
イミングジェネレータ52から構成される。ソート回路
51は従来のものと同様に、エッジ走査線交点計算回路
41から出力されたインターセクションデータをソート
するが、従来のものと異なり、本発明では有効なデータ
が先にソートされる。ここで有効なデータとは、従来の
技術で説明したように、スキャンラインがある値Qをと
った場合、そのQ上に存在しているエッジをいう。ま
た、有効なデータがソートされた後は、無効なデータが
出力される。
【0023】可変X−グラジェント回路6は、X−グラ
ジェント計算回路61とタイミングジェネレータ62よ
り構成される。X−グラジェント計算回路61は従来の
ものと同様である。タイミングジェネレータ62はデー
タに付与されたタイミングフラグにより、X−グラジェ
ント計算回路61を起動する。
【0024】可変隠顕処理回路7は、隠顕処理回路71
とタイミングジェネレータ72から構成される。隠顕処
理回路71は従来のものと同様である。タイミングジェ
ネレータ72はデータに付与されたタイミングフラグに
より隠顕処理回路71を起動する。
【0025】FIFOメモリ8は可変エッジ走査線交点
計算回路4以降で計算されたデータを一時蓄える。ビデ
オ信号発生装置9は、表示装置10の表示タイミングに
同期して処理されるため、FIFOメモリ8で前記一時
蓄えたデータを、表示装置10の表示タイミングと同期
したタイミングで読出す。
【0026】次に本発明の動作を図2の表示を例にして
説明する。図2のように表示される画像の性質として、
スキャンラインによって表示されるエッジの数は、かな
り違ってくる。本発明では、図3に示したように、基本
的には、有効なデータのみ処理し、処理時間を有効デー
タ長により可変することで、実行的な処理能力を上げ
る。これにより従来では、表示容量の最大が、最もエッ
ジの集中するある特定の1スキャンラインにより制限さ
れていたのに対し、最もエッジの集中するスキャンライ
ンの計算時間をエッジの集中しないスキャンラインに分
散することにより、画面全体の表示の容量を上げること
ができる。
【0027】 有効なデータのみ優先的に処理するコン
トロールは、主に可変ソート回路5にて行なわれる。有
効なデータには、エッジ走査線交点計算回路41でEN
Bフラグが立てられている。この様子を図5に示す。E
NBフラグをMSBとし、以下に有効なデータすなわち
インターセクションの座標値(P値)を表示する。スキ
ャンラインの始めと最後のデータには、図3に示すよう
に、Fフラグ(FIRSTフラグ)と、Lフラグ(LA
STフラグ)がつけられている。
【0028】可変ソート回路5からの出力は、次段の可
変X−グラジェント回路6に入力されると同時に、次の
スキャンラインとの交点を計算するため、可変エッジ走
査線交点計算回路4へ入力される。可変X−グラジェン
ト回路6に入力されたデータのうち、ラインの最初のデ
ータであるFフラグのあるデータでハードウェアをイニ
シャライズし、以下、従来のものと同様の計算を行な
う。
【0029】一方、可変エッジ走査線交点計算回路4に
送り返されたデータは、次のスキャンラインとの交点を
計算するのに用いられる。次のスキャンラインとの交点
は、現在の値に、そのエッジの持つ傾きを加算すること
により、得られる。
【0030】可変エッジ走査線交点計算回路4は、可変
ソート回路5からFフラグの立ったエッジがきたところ
で、スキャンラインカウンタ43をインクリメントし、
スキャンが切り換わったとして計算を始める。ここで
は、エッジが有効であるかどうかの判断も同時に行な
う。
【0031】この様子を、図6、図7に示す。いま、n
ライン目のソートが終了したとする。可変エッジ走査線
計算回路4には、n1,n2,n3,n4,n5,n6の順で
エッジデータが入力される。n1には、Fフラグが立っ
ているため、スキャンラインカウンタ43がnからn+
1にインクリメントされる。
【0032】次に、各エッジの傾きを加算して、n+1
における座標値を求める。n1,n4はn+1においては
有効でないので、省かれる。新たにn+1のスキャンラ
インから有効になるm5,m6,m7が入力される。この
場合、無効となったn1,n2の空きにm5,m6が入り、
m7はnライン目の有効データの最後のn6の後に挿入さ
れ、同時にLフラグも移動する。
【0033】このようにして、m5,m1,m2,m6,m
3,m4,m7の順に可変エッジ走査線交点計算回路4か
ら出力され、可変ソート回路5に入力される。可変ソー
ト回路5ではFフラグの立っているm5のデータを受け
取った後、ソートを開始する。ソート開始後、一定時間
でソートは終了し、m1,m2,m3,m4,m5,m6,m
7の順にソートされたデータは再び可変エッジ走査線交
点計算回路4へ入力され、同様の処理を繰り返す。図6
中a,bはn+1で無効となるエッジ、r,s,tは新
たに始まるエッジである。
【0034】可変X−グラジェント回路7および可変隠
顕処理回路7では、Fフラグの立っているデータを基準
にハードウェアをイニシャライズする。すなわち、Fフ
ラグに同期してそのスキャンラインについての動作を開
始する。これらのX−グラジェント回路61と隠顕処理
回路71の動作は、Fフラグと同期する点を除いて、従
来のものと同様である。
【0035】可変隠顕処理回路7から出力されたデータ
は、FIFOメモリ8に入力される。FIFOメモリ8
は表示装置10の走査とは非同期に計算されてきたエッ
ジデータを一時ストアし、表示装置10の走査と同期し
て、ビデオ信号発生装置9へ送り出す。このタイミング
を図8に示す。
【0036】図8では、A〜Xまでのデータが処理され
たとする。図の例では、1スキャンラインの間には、5
つのデータしか処理できる時間しかない。従来では、Q
=3のラインに示したように、処理時間を超えるデータ
があった場合は、処理できずに画像が乱れた。この実施
例では、Q=3のように、処理時間を超えるデータ入力
があった場合でも、データの少ないスキャンラインの時
間を有効に使うことにより、処理が可能となる。なお、
図8でリードタイミングがライトタイミングよりも短い
のは、可変エッジ走査線交点計算回路4から可変隠顕処
理回路7までのエッジ当たりの処理時間に比べて、ビデ
オ信号発生装置9のエッジ当たりの処理時間が短いから
である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エッ
ジの少ないスキャンラインの処理時間を有効に利用でき
る。例えば、エッジの集中するスキャンラインと、集中
しないものがある場合、エッジの集中しないスキャンラ
インの余った時間で中央部分のエッジの集中するスキャ
ンラインを処理することが出来、ボトルネックとなら
ず、表示容量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る模擬視界発生装置の一実施例の機
能ブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明する表示例の図である。
【図3】本発明によるソートの処理タイミングを説明す
る図である。
【図4】スキャンラインカウンタのインクリメントを説
明する図である。
【図5】本発明により有効なデータにENBフラグが立
てられることを示す図である。
【図6】本発明によるスキャンとエッジとの交点計算を
説明する図である。
【図7】本発明によるスキャンとエッジとの交点の処理
を説明する図である。
【図8】本発明によるラインメモリの書き込み、読み出
しを説明するタイミング図である。
【図9】従来の模擬視界発生装置の機能ブロック図であ
る。
【図10】従来の技術によるスキャンとエッジとの交点
計算を説明する図である。
【図11】従来の技術によるソートの処理タイミングを
説明する図である。
【図12】従来のソートの処理を説明する図である。
【図13】仮定した三次元の情景内の視点E位置を説明
する図である。
【図14】仮定した三次元の情景内の指定した視点Eか
ら見た映像の一例である。
【符号の説明】
1 模擬視界用ホストコンピュータ 2 幾何計算装置 3 エッジリストメモリ 41 可変エッジ走査線交点計算回路 51 ソート回路 61 X−グラジェント計算回路 71 隠顕処理回路 8 ラインメモリ 9 ビデオ信号発生装置 10 表示装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮定された三次元の情景を指定された視点
    から見た二次元画像として表示を行なうために、他を遮
    る可能性の高い順に優先順位が付与された視覚対象物で
    あって指定された視点から見える範囲の物の選択、およ
    びスクリーン上への変換を行なう幾何計算装置と、幾何
    計算装置出力に基づいてビデオ信号を発生するビデオ信
    号発生装置と、画像を表示する表示装置を有する模擬視
    界発生装置において、前のスキャンラインにおける始めのエッジデータに付与
    されたFフラグによりインクリメントした新たなスキャ
    ンラインの幾何計算装置出力であるエッジデータと前記
    前のスキャンラインのエッジデータと に基づいて、順次
    スキャンラインと視覚対象物のスクリーン上の透視図形
    との交点の位置を計算する際に、当該新たなスキャンラ
    インにおいて交点がないエッジデータを無効とし、新た
    に当該スキャンラインから有効になる交点を、前記無効
    とした位置がある場合は、その無効とした位置及び新た
    追加した位置に順次挿入するとともに、始めのエッジデ
    ータにFフラグを付与するエッジ走査線交点計算回路
    と、 前記Fフラグによりソート開始し、前記エッジ走査線交
    点計算回路からのスキャンライン上の交点データを、表
    示装置の表示タイミングとは非同期に、スキャン方向に
    順にソートするソート回路と、 表示装置の表示タイミングとは非同期に、前記Fフラグ
    により処理開始し、各スキャンライン毎の前記ソート回
    路出力についてエッジの優先順位に従って隠顕処理を行
    なう隠顕処理回路と、 隠顕処理回路出力を順次記憶して水平同期信号に従って
    各スキャンライン毎に読出すFIFOメモリとを備え、 前記FIFOメモリ出力についてビデオ信号を発生して
    表示することを特徴とする模擬視界発生装置。
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