JP3097975U - 圧力調整器 - Google Patents

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野口 賢二郎
来山 哲二
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Abstract

【課題】本考案は、一次側圧力の変動に伴って二次側圧力が変動しないことをもっとも主要な特徴とする。
【解決手段】押さえ棒51を押し下げると,弁52が下に押し下げられて間隙部53を生じる。流体供給口54から,加圧された流体(ガスまたは液体)が流入して,弁52の上部の間隙部53を通過して上部のオリフィス55に流れる。弁52の上部はシール材56で間隙部53をシールしている。弁52の下部にあるバランスロッド58には,シール材57があり,さらにバランスロッド58の下部端面にはスプリング59が配接されている。スプリング59は,バランスロッドが抜け落ちない程度の弱い力で弁を押している。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は,加圧容器の圧力調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,圧力調整器とは一次側圧力の変動や,供給流量の変化に対応して二次側圧力を一定に保つ機能を有するものである。
圧力変動は,一次側圧力が変化すると二次側圧力も変動する特性があるため,従来のフランス式圧力調整器では,一次側圧力が低下すると二次側圧力は次第に上昇する。
そこで,以下に従来のフランス式圧力調整器を例にした図1に従って,一次側圧力と二次側圧力の変動の相関を説明する。説明にあたり,わかりやすくするために流体を流さない静止状態について説明する。計算式に使用する記号を以下に示す。
:一次側圧力 P:二次側圧力
:圧力調圧スプリングの力 F:高圧スプリングの力
:有効ダイアフラム面積 S:ノズル面積
1)圧力調整器の下向きの力は以下のようになる。
調圧スプリングの力         =F
バルブケースに作用する二次側圧力の力=P×S
2)圧力調整器の上向きの力は以下のようになる。
ダイアフラムに作用する二次側圧力の力=P×S
バルブケースに作用する二次側圧力の力=P×S
高圧スプリングの力         =F
3)ダイアフラムを介した力の均衡式は以下のようになる。
+P×S=P×S+P×S+F        …▲1▼
=P×(S−S)+P×S+F         …▲2▼
4)変化した一次側圧力をP11,二次側圧力をP22とすると,▲2▼式は▲3▼式になる。
=P22×(S−S)+P11×S+F       …▲3▼
5)圧力が変化する前の▲2▼式より,圧力が変化した後の▲3▼式を引くと,▲4▼式になる。
0=(P−P22)×(S−S)+(P−P11)×S+0…▲4▼
6)いま,(P−P22)=△P,(P−P11)=△Pとすると,▲4▼式は▲6▼式になる。
0=△P×(S−S)+△P×S+0         …▲5▼
△P={S/(S−S)}×△P           …▲6▼
【0003】
すなわち,一次側圧力の変化に圧力調整器の面積比(ノズル面積と有効ダイアフラム面積の比)を乗じた値が二次側圧力の変動になることがわかる。従来の圧力調整器では,ノズル面積と有効ダイアフラム面積の比が1以下であった。すなわち,S2/S1<1であった。
(例1)例えば,従来の調整器の場合,入り口圧力が150kg/cmから5kg/cmかに変化した場合,二次側の圧力変化△Pは以下のようになる。
オリフィス径=3mm,ダイヤフラム径=32mm
△P={S/(S−S)}×△P=3/(32−3)×(150−5)=1.29(kg/cm
二次側圧力は1.29kg/cm変化することになる。
(例2)例えば,従来の調整器の場合,入り口圧力が10kg/cmから1kg/cmかに変化した場合,二次側の圧力変化△Pは以下のようになる。
オリフィス径=3mm,ダイヤフラム径=32mm
△P={S/(S−S)}×△P=3/(32−3)×(10−1)=0.08(kg/cm
二次側圧力は0.08kg/cm変化することになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち,従来の調整器では原理的に,一次側圧力が変動すると二次側圧力がそれに伴って変動することを避けることができないため,高圧状態で圧力変動が発生する条件では二次側圧力を一定に保持することはできない。
そこで本考案は,以上の欠陥を解決するために提案されたものであり,一次側圧力の変動に伴って二次側圧力が変動しない調整器を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下,本考案を図2.に示す実施例に従って説明する。
計算式に使用する記号を以下に示す。
:一次側圧力  P:二次側圧力 P:バランスロッド下室の圧力
:オリフィス径 S:バランスロッド径
一次圧力Pは,弁で隔てられたオリフィス面下部と,シール材で隔てられたバランスロッド内面に荷重を生じるが,S=Sの場合には▲7▼式で示す状態となり,一次圧力による荷重は相殺される。
×S=P×S                    …▲7▼
オリフィス,弁,バランスロッドに働く荷重を上向きを正,下向きを負として計算すると▲8▼式となる。
ガス圧力荷重=−P×S+P×S−P×S+P×S …▲8▼
=Sより▲9▼式になる。
ガス圧力荷重=S×(P−P)=S×(P−P)    …▲9▼
本考案による調整器の場合,ガス圧力がバランスする結果,残る荷重はS×(P−P)であるから,負の値,すなわち下向きの力となる。
圧力変動の大きさは,▲10▼▲11▼式で示される。
×P−S×P=0                …▲10▼
=Sより P=P                …▲11▼
すなわち,二次側圧力変動≒0となる。
以上のように,本考案においては,一次側圧力変動が二次側圧力変動に影響を及ぼさない。従って,例えば高圧の気体または液体を保有する容器から保有物を抜き出す場合,初期の高圧状態からほとんど保有物を抜き出した定圧の状態に至るまで,一次側圧力変化に影響されることなく二次側の圧力を一定に保持することができる。すなわち,常時一定流量で保有物を抜き出すことができる。
【0006】
【実施例】
本考案の圧力調整器の作動状態を,図3.の説明図に従って示す。
押さえ棒51を押し下げると,弁52が下に押し下げられて間隙部53を生じる。流体供給口54から,加圧された流体(ガスまたは液体)が流入して,弁52の上部の間隙部53を通過して上部のオリフィス55に流れる。弁52の上部はシール材56(例えばテフロン製)で間隙部53をシールしている。弁52の下部にあるバランスロッド58には,シール材57があり,さらにバランスロッド58の下部端面にはスプリング59が配接されている。スプリング59は,バランスロッドが抜け落ちない程度の弱い力で弁を押している。図1.に示すような従来の圧力調整器に配接されたスプリングは,P1に相当する強い圧力で押さえる必要があった。
【0007】
【考案の効果】
以上のように,本考案は簡単な構造で一次側圧力変化に影響されることなく,二次側の圧力を一定に保持することができるものであり,工業上有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の圧力調整器の構造例を示す概要図
【図2】本考案の圧力調整器の原理図
【図3】本考案の圧力調整器の作動説明図
【図4】本考案の圧力調整器の詳細構造例
【符号の説明】
1…押さえ棒,2…ハンドル,3…スプリングカバー,4…スチールボルト,5…スプリング押し,6…調圧スプリング,7…ピストン押し,8…ピストン,9…バックアップリング,10…Oリング,11…シリンダー,12…バックアップリング,13…Oリング,14…バルブ押し,15…シート,16…Oリング,17…出入口継手,18…本体,19…弁材,20…バルブケース,21…Oリングケースパッキン,22…Oリングプレート,23…Oリング,24…バックアップリング,25…Oリングケース,26…安定器,27…高圧スプリング,28…高圧ナット,29…Oリング,30…フィルター受け,31…フィルター,32…フィルター押さえ,33…高圧圧力計,34…低圧圧力計,51…押さえ棒,52…弁,53…間隙部,54…流体供給口,55…オリフィス,56…シール材,57…シール材,58…バランスロッド,59…スプリング

Claims (1)

  1. オリフィス径とバランスロッド径との比を約1となるように設定することを特徴とする圧力調整器
JP2003003018U 2003-04-18 2003-04-18 圧力調整器 Expired - Fee Related JP3097975U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715148A (ja) * 1993-06-11 1995-01-17 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 多層回路基板

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