JP3097669U - 貯尿袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯尿時に排出口から尿が漏出せず、外部への尿の排出が容易にできるとともに、貯尿時において外見上の変化が少ない貯尿袋の提供を課題とする。
【解決手段】貯尿袋本体10の上部には、フック部材30が配設されており、このフック部材30に排出チューブ16の先端部を係止することにより、貯尿時には排液バルブ20を貯尿袋本体10の上部に保持する。貯尿袋本体10には、上下方向に延在する融着部17が複数本配設されており、融着部17間の空間に尿は分散されて貯えられる。
【選択図】 図1

Description

【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯用の貯尿袋に関するものである。
【従来の技術】
図7は、使用者が外出時等に携帯する従来の貯尿袋の構成を示した斜視図である。
図7において、70は貯尿袋本体であって、この貯尿袋本体70は、2枚の合成樹脂シートを重ね合わせた状態でその周囲を全周に亘って融着することによって周縁部が密閉されている袋状に構成されている。
71は、一端が貯尿袋本体70の上部に固定され、他端が使用者の腰に装着される腰ベルト72に固定されている吊り下げベルトである。また73は、使用者の足の腿の部分に固定される足ベルトであって、この足ベルト73は貯尿袋本体70の下部に係合している。吊り下げベルト71,腰ベルト72および足ベルト73によって貯尿袋本体70は使用者の身体に装着されるものである。
貯尿袋本体70の上部には、内部に尿を導入するための導入管74が配設されている。この導入管74の上部には、使用者の体内から排出された尿を導入管74に導くための導入チューブ75が接続されている。貯尿袋本体70の下部には、内部の尿を排出するための排出管76が配設されており、この排出管76の先端部には排出チューブ77が接続されている。
排出チューブ77の先端部には排液バルブ80が接続されている。この排液バルブ80の外部構成を図8に示し、その内部構成を図9に示す。なお、図9において、(a)は排液時すなわち排液バルブ80の開放時の状態を示したものであり、(b)は尿の貯蔵時すなわち排液バルブ80の閉止時の状態を示したものである。
図8および図9に示したように、排液バルブ80は、排液チューブ77の先端部が接続する内筒82と、外筒81という2つの合成樹脂製の部材によって構成されている。外筒81は、内筒82の外壁部に螺合可能に形成されており、その先端部には排出口83が形成されている。
外筒81の内部には、合成樹脂製の筒状の栓体84が外筒81と一体的に形成されている。この筒状の栓体84は、図9(b)に示した排液バルブ80の閉止時においては内筒82の内壁面に当接するように構成されている。
【考案が解決しようとする課題】
以上のように構成された従来の貯尿袋は、図10に示したように貯尿時において排液バルブ80が最も水圧(液圧)が高くなる最下端部に位置しているために、この排液バルブ80が振動したりまたは排液バルブ80に衝撃が加わったりして外筒81が少しでも緩んだ場合には、貯尿袋本体70内の尿が外部に漏出してしまうという問題があった。また、このような問題の発生を防ぐために、即ち、排液バルブ80を大きく振動させず、かつ排液バルブ80に加わる衝撃を少しでも軽減するために、従来は排液チューブ77の長さを短くして排液バルブ80を足ベルト73に近接されていた。このため、尿の排出時において使用者はズボンの裾を膝付近まで上げなければならないという不便を強いられていた。
さらに、従来の貯尿袋は貯尿時において膨らんでその厚みが増すために、図11に示したように、ズボン90の膝付近が異様に膨らんでしまうという問題があった。このような貯尿時におけるスタイルは、使用者の外出を躊躇させる一因となっていた。
本考案の第1の目的は、貯尿時において尿が漏出する虞れのない貯尿袋を提供することにある。また本考案の第2の目的は、貯尿袋本体内の尿を容易に排出することができる貯尿袋を提供することにある。さらに、本考案の第3の目的は、貯尿時において、貯尿袋本体の厚みを従来に比して薄くすることができる貯尿袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
前記第1の目的を達成するため本考案は、合成樹脂シートによって構成される周縁部が密閉されている袋状の貯尿袋本体と、該貯尿袋の上部に配設された尿の導入管と、前記貯尿袋本体の下部に配設された尿の排出管と、該排出管に接続された排出チューブと、該排出チューブの先端部に接続された排液バルブとからなる貯尿袋であって、前記排出バルブは、前記排出チューブの先端部に接続可能な内筒と、該内筒の先端部側の外壁部に螺合可能な内壁部を有する外筒と、該外筒内に配設され当該外筒の移動に伴って移動可能なゴム製の栓体とを具え、前記栓体の先端部はその全周が前記内筒の内壁面に弾性的に圧着する形状に形成され、かつ当該栓体の先端部は前記外筒の移動に伴って前記内筒の圧着している内壁面から離隔する方向に移動することを特徴とするものである。
また、上述した手段において、前記貯尿袋本体の上部には、前記排出チューブの先端部を着脱自在に係止するフック部材が配設され、前記排出チューブはゴムにより構成されるようにすれば、前記第2の目的を達成することができる。
さらに、前記貯尿袋本体は、合成樹脂シートからなる基板部と、該基板部の厚さよりも薄い厚さを有する合成樹脂シートからなる変形部とによって構成され、前記変形部の周縁部はその全周に亘って前記基板部の周縁部に融着され、前記貯尿袋本体の内部側には、上下方向に延在するような線状に前記変形部を前記基板部に融着した融着部が複数本並設され、且つ、当該複数本の融着部は、融着部間に形成される空間の上部の各々が連通する上部連通部と下部の各々が連通する下部連通部とが形成されるように並設されているようにすれば、前記第3の目的を達成することができる。
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本考案の実施形態について説明する。
図1(a)は、本考案の一実施形態の構成を示した構成図である。
図1(a)において、10は貯尿袋本体であり、この貯尿袋本体10は、表面側の変形部10bを形成する合成樹脂シートと裏面側の基板部10aを形成する合成樹脂シートとによって構成されている。貯尿袋本体10の上端部には、吊り下げベルト11が配設されており、側端部には足ベルト12が配設されている。貯尿袋本体10の上部には、内部に尿を導入するための導入管13が配設されている。この導入管13の上部には、使用者の体内から排出された尿を導入管13に導くための導入チューブ14が接続されている。貯尿袋本体10の下部には、内部の尿を排出するための排出管15が配設されており、この排出管15の先端部には排出チューブ16が接続されている。排出チューブ16の先端部には排液バルブ20が接続されている。本実施形態においては、排出チューブ16の材料として、弾力性に富み、かつ曲げ伸ばしが容易なゴムが用いられている。
30は貯尿袋本体10の上部に配設されているフック部材である。このフック部材30は、排出チューブ16と排液バルブ20との接続部付近の排出チューブ16すなわち排出チューブ16の先端部を着脱自在に係止する形態に構成されている。このフック部材30の上方から視た形状を図1(b)に示す。
貯尿袋本体10は、裏面側の基板部10aを形成する合成樹脂シートと、基板部10aよりも周辺寸法が大きい表面側の変形部10bを形成する合成樹脂シートとによって構成されている。図1に示したように変形部10bの周縁部は、その全周に亘って基板部10aの周縁部に融着されている。また、貯尿袋本体10の内部側には、上下方向に延在するような線状に変形部10bを基板部10aに融着した融着部17が複数本並接されている。この複数本の融着部17は、融着部17間に形成される空間の上部の各々が連通する上部連通部18と、下部の各々が連通する下部連通部19が形成されるように並接されている。
図2は貯尿袋本体10の横断面の構成を示した断面図であり、(a)は尿が排出された状態を示し、(b)は尿40が貯えられている貯尿時の状態を示している。図2(a),(b)に示したように、本実施形態に係る貯尿袋本体10は、表面側の変形部10bを形成する合成樹脂シートと、裏面側の基板部10aを形成する合成樹脂シートによって構成されている。
ここで、本実施形態においては、変形部10bを形成する合成樹脂シートの厚さを、基板部10を形成する合成樹脂シートの厚さよりも薄くしてある。従って、本実施形態においては、貯尿時においても基板部10aはほとんど変形せず身体に密着した状態を保持することができるために、従来例に比して安定した装着感を得ることができるまた、図2(b)に示したように本実施形態は、融着部17間に形成される複数の空間に尿40を均等に貯えるように構成されているので、貯尿時においてその厚さを従来例に比して薄くすることができる。即ち、本実施形態によれば、貯尿時における外見上の変化を、従来例に比して著しく小さくすることができる。
図3および図4は、本実施形態に係る排液バルブ20の内部構成を示した断面図であり、図3(a)は排液バルブ20の開放時の状態を示し、図4は排液バルブ20の閉止時の状態を示している。なお、図3(b)は図3(a)のA−A断面図である。
図3および図4に示したように、排液バルブ20は、内筒22と、この内筒22の先端部側の外壁面に螺合する内壁面を有する外筒21とによって構成されている。
内筒22の上部には排出チューブ16を接続するための接続部24が形成されており、外筒21の下部には排出口23が形成されている。外筒21の内部には、ゴム製の栓体25が配設されている。
このゴム製の栓体25は、その基端部が栓体支持部材26を介して外筒21に固定されており、外筒21の移動に伴って移動する。栓体25の先端部は、図4に示したように、閉止時において内筒22の内壁面に弾性的に圧着する形状に形成されている。なお、本実施形態においては、栓体25の体積を小さくして排液量を多くするために、内筒22の内で最も内径の小さい接続部24の内壁面に栓体25の先端部が弾性的に圧着してここを閉止するように構成されている。
このように本実施形態においては、弾性的に変形するゴム製の栓体25が用いられているために、閉止状態においては、ゴム製の栓体25と内筒22の内壁面との間に強い摩擦力が生じるので、通常の使用状態においては、閉止時に外筒が自然に緩むようなことはない。ここで、内筒22の外壁面と外筒21の内壁面とに形成されているネジ山のピッチを小さくすれば、より強く閉まる排液バルブを構成することができる。
さらに、本実施形態においては、図5に示したように、貯尿時において排液バルブ20がフック部材30によって貯尿袋本体10の上部の位置、すなわち水圧(液圧)がかからない位置に保持される構成となっているために、たとえ排液バルブ20が少しぐらい緩んだとしても排液バルブ20から尿が漏出するようなことはない。
また、本実施形態においては、排出チューブ16の先端部を貯尿時にフック部材30に係止させる構成となっているために、図6に示したように排出チューブ16の長さを長くしたとしても、その長い排出チューブ16が貯尿時における使用者の歩行の邪魔になるようなことはない。このように本実施形態においては、図6に示したように排出チューブ16の長さを長くすることができるために、使用者はズボン90の裾を少し上げるだけで、貯尿袋本体10内の尿を外部に容易に排出することができる。
【考案の効果】
以上、説明したように本考案によれば、第1に貯尿時において尿が漏出する虞れのない貯尿袋を提供することができ、第2に貯尿袋本体内の尿を容易に排出することができる貯尿袋を提供することができ、第3に貯尿時において、貯尿袋本体の厚みを従来に比して薄くすることができる貯尿袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示した実施形態に係る貯尿袋本体の断面図である。
【図3】図1に示した実施形態に係る排液バルブの断面図である。
【図4】図1に示した実施形態に係る排液バルブの断面図である。
【図5】図1に示した実施形態の使用状態の説明図である。
【図6】図1に示した実施形態の使用状態の説明図である。
【図7】従来の貯尿袋の構成を示す構成図である。
【図8】図7に示した貯尿袋の排液バルブの斜視図である。
【図9】図7に示した貯尿袋の排液バルブの断面図である。
【図10】図7に示した貯尿袋の使用状態の説明図である。
【図11】図7に示した貯尿袋の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
10 貯尿袋本体
10a 基板部
10b 変形部
11 吊り下げベルト
12 足ベルト
13 導入管
14 導入チューブ
15 排出管
16 排出チューブ
17 融着部
18 上部連通部
19 下部連通部
20 排液バルブ
21 外筒
22 内筒
23 排出口
24 接続部
25 栓体
26 栓体支持部材
30 フック部材
40 尿
72 腰ベルト
90 ズボン

Claims (3)

  1. 合成樹脂シートによって構成される周縁部が密閉されている袋状の貯尿袋本体と、該貯尿袋の上部に配設された尿の導入管と、前記貯尿袋本体の下部に配設された尿の排出管と、該排出管に接続された排出チューブと、該排出チューブの先端部に接続された排液バルブとからなる貯尿袋であって、
    前記排出バルブは、前記排出チューブの先端部に接続可能な内筒と、該内筒の先端部側の外壁部に螺合可能な内壁部を有する外筒と、該外筒内に配設され当該外筒の移動に伴って移動可能なゴム製の栓体とを具え、前記栓体の先端部はその全周が前記内筒の内壁面に弾性的に圧着する形状に形成され、かつ当該栓体の先端部は前記外筒の移動に伴って前記内筒の圧着している内壁面から離隔する方向に移動することを特徴とする貯尿袋。
  2. 前記貯尿袋本体の上部には、前記排出チューブの先端部を着脱自在に係止するフック部材が配設され、前記排出チューブはゴムにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の貯尿袋。
  3. 前記貯尿袋本体は、合成樹脂シートからなる基板部と、該基板部の厚さよりも薄い厚さを有する合成樹脂シートからなる変形部とによって構成され、前記変形部の周縁部はその全周に亘って前記基板部の周縁部に融着され、前記貯尿袋本体の内部側には、上下方向に延在するような線状に前記変形部を前記基板部に融着した融着部が複数本並設され、且つ、当該複数本の融着部は、融着部間に形成される空間の上部の各々が連通する上部連通部と下部の各々が連通する下部連通部とが形成されるように並設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の貯尿袋。
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