JP3097476U - 木工用丸鋸 - Google Patents
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Abstract
【課題】端材生じさせずにしかもきれいな挽き肌に加工できる木工用丸鋸を提供する。
【解決手段】仕上げ挽き用の本丸鋸の側面に、本丸鋸の刃部よりも内径に位置しかつ本丸鋸の刃部と回転方向で位相をずらしたチップブレーク用の刃部を有するリング状鋸を重合固定した。
【選択図】図1
【解決手段】仕上げ挽き用の本丸鋸の側面に、本丸鋸の刃部よりも内径に位置しかつ本丸鋸の刃部と回転方向で位相をずらしたチップブレーク用の刃部を有するリング状鋸を重合固定した。
【選択図】図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は角材の仕上げないし修正に好適な木工用丸鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】
柱材、桁材、梁材などの木工製品を製造する場合、原木を角断面形状に荒挽し、それを乾燥した後、規定寸法に仕上げ挽きする工程がとられる。
かかる工程は、通常、仕上げ挽き用(修正挽き用)丸鋸で行なわれるが、従来のこの種の仕上げ挽き用丸鋸としては、たとえば、直径600〜670mmで、切刃が、すくい角:30°、外径逃げ角:10°、横逃げ角:3°、あさり角:1°といった仕様のものが用いられていた。
【0003】
しかし、このような仕上げ挽き用丸鋸を使用して切削を行なった場合、厚さが2〜3mmの端材が全長に渡って発生する。こうした端材は他に木工製品としての使い道がなく、焼却も規制される傾向にあるので、対応に苦慮していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、端材生じさせずにしかもきれいな挽き肌に加工できる木工用丸鋸を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、仕上げ挽き用の本丸鋸の側面に、本丸鋸の刃部よりも内径に位置しかつ本丸鋸の刃部と回転方向で位相をずらしたチップブレーク用の刃部を有するリング状鋸を重合固定したことを特徴としている。
【0006】
前記リング状鋸は、完全に環状である場合のほか、円周方向で複数に分割されているものを含んでいる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図1ないし図3は本考案による木工用丸鋸の第1実施例を示している。
1は外径が600mm以上である仕上げ挽き用の本丸鋸(本刃)であり、中心に軸孔30を有する円盤状台金3の外縁に定間隔で形成した追い波状部31に超硬合金などからなるチップを固着して刃部32としている。そして、円盤状台金3には、円周上に腰入れ部300,300’が配されている、これら腰入れ部300,300’は、ハンマーあるいは油圧ローラなどの治具で圧力を加えることで形成される。
【0008】
前記本丸鋸1の刃部32は、所要のすくい角αと、外径逃げ角γと、横逃げ角δおよびアサリ角ηとを有し、アサリ面320と外径面321との境界をなす隅部分には、曲率0.2〜0.5r程度の落し面322が形成されている。
【0009】
2は前記本丸鋸1の側面に取り付けられたリング状鋸であり、円弧帯状地金4の外縁に定間隔で形成した追い波状部41に超硬合金などからなるチップを固着してチップブレーク用の刃部42としている。円弧帯状地金4と本丸鋸1の地金材質と硬さは同等であることが好ましい。リング状鋸2の刃部42は、所要のすくい角αと、外径逃げ角γと、横逃げ角δおよびアサリ角η’とを有し、各角の仕様は本丸鋸1の刃部32と同等でかまわないが、アサリ面と外径面との境界をなす隅部分に落し面は設けられない。
【0010】
リング状鋸2の刃部42は本丸鋸1の刃部32と同じ間隔で設けられているが、本丸鋸1の刃部32よりも内径側でしかも刃部32よりも回転方向で後方に存するように円周方向で位相をずらして取付けられている。
この例ではリング状鋸2は完全なリングをなしているため、外径を本丸鋸1の0.90〜0.97の範囲としている。
【0011】
リング状鋸2はロウ付けなどによって本丸鋸1に固着されていてもよいが、目立てを容易にするとともに、交換を別々に行なえるようにするため着脱可能に取付けている。
この例では、本丸鋸1の円盤状台金3に多数の雌ねじ孔34を円周方向で等間隔に設け、リング状鋸2の円弧帯状地金4には同じ間隔で座付き孔44を配し、座付き孔44を介してビス6を雌ねじ孔34にねじ込むことで固定一体化を得ている。
【0012】
図4は本考案の第2実施例を示しており、リング状鋸2が全周に渡って一体ではなく、円周上で分割された複数の弧状帯部体2aからなっており、隣接する弧状帯部体2a、2aの間は適度な空隙がある。今考案の「リング状」とはこの態様も含んでいる。図示する例は6分割であるが、2以上であれば限定はない。
【0013】
【実施例の作用】
図5は本考案の木工用丸鋸を使用した製材設備を例示しており、搬入盤台7の下流にクランプ付き送材装置8を設け、これの送り方向に設けた移動路10の入口に門型状フレーム6aを設け、ここに本考案の木工用丸鋸A,Aをアクチュエータ90,90で間隔調整自在にしたツイン挽き装置9を配している。
【0014】
木工用丸鋸Aを駆動軸によって高速回転すれば、本丸鋸1とリング状鋸2は一体回転するので、乾燥済み角材12を木工用丸鋸Aに接触移動させると、本丸鋸1の刃部群によって乾燥済み角材12の側面120から所要位置が切削される。通常では、本丸鋸1の切断により、製品となるべき部分の側方に2〜3mmの厚さの端材が発生するが、本考案では、リング状鋸2の刃部42が、本丸鋸1の各刃部32よりも内径側にあり、かつ刃部32よりも回転方向で後方に存するように円周方向で位相をずらして位置しているので、図6のように、本丸鋸1の各刃部32の進出にともなって発生した端材部分12’の端面をリング状鋸2の刃部42が切削する。このため自動的に粉砕されて切粉(チップ)13となり、端材が発生しない。
【0015】
本考案者は、本丸鋸1にこれと同じように円盤状地金を使用した径小のチップブレーク用鋸を重合固定した複合丸鋸(以下比較丸鋸という)も試みた。
しかし、この比較丸鋸では、重量が重くなるだけでなく、丸鋸が備えている腰300,300’といわれる部分による制振作用が働かず、かえって共鳴現象により横振れ振動が大きくなり、この振動が刃部32を通して対象材に伝わるため、ナイフマークが強く出て製品の挽き肌が悪化した。
【0016】
これに対して、本考案は、リング状鋸2を使用し、これを本丸鋸1の縁部付近にだけ固定している。このため、本丸鋸1が備えている腰といわれる部分が自由に働き、良好な制振作用が得られるので、高速回転切削時の振動発生が少なく、ナイフマークは薄くでるだけで、製品の挽き肌がプレーナー挽き並みの良好なものとなる。
【0017】
具体例
材質がSKSの地金に超硬合金チップの切刃(幅6.2mm、すくい角:30°、外径逃げ角:10°、横逃げ角:3°、アサリ角:1°)をつけた外径660mmの仕上げ挽き用本丸鋸の側面に、材質がSKSの地金に超硬合金チップの切刃(幅3.8mm、すくい角:30°、外径逃げ角:10°、横逃げ角:3°、アサリ角:1°)をつけた内径530mm、外径630mmのリング状鋸を重ね、円周上で18箇所、ビス止めした。
【0018】
この複合丸鋸を、1915rpmで回転させ、乾燥済の角材(材質:桧、断面寸法:135×135mm)を断面寸法:120×120mmに仕上げ挽きした。その結果、外周歪は0.05以内、横振れは0.08以内に収まっており、端材は発生せず、すべて小さなチップとなり、製品の表面粗さの測定結果は良好であった。
比較のため、リング状鋸に代えて本丸鋸の側面に、外径630mmのチップブレーク用鋸を重ね、円周上で18箇所ビス止めした比較丸鋸を製作し、同じ条件で仕上げ挽きした。
その結果、外周歪は0.05を大きく超え、横振れは0.08を大きく超え、製品の表面粗さは強くナイフマークが現われ、芳しくなかった。
【0019】
【考案の効果】
以上説明した本考案の請求項1によるときには、仕上げ挽き用の本丸鋸1が切り込むのと併行して、本丸鋸の側面に重合固定したリング状鋸2の刃部42が端材となるべき部分を自動的に破砕するので、端材を生じさせずにすみ、しかも、チップ化のための刃部42を有する鋸がリング状をなしているので、本丸鋸1が備えている腰といわれる部分300,300’が自由かつ有効に働いて良好な制振作用が得られるので、高速回転切削時の振動発生が少なく、チップの大きさもバラツキが少なく、製品の挽き肌をきれいなものにできるというすぐれた効果が得られる。
【0020】
請求項2によれば、本丸鋸1とリング状鋸2が確実に一体化されるとともに、要時には分離できるので、目立てを支障なく行なえるというすぐれた効果が得られる。
請求項3によれば、リング状鋸2が周方向で分割されているので、取扱いが容易であるとともに、刃部の数箇所が破損したような場合にもその部分の円弧状鋸を交換すればよいのでコストを安くできるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による木工用丸鋸の第1実施例を示す部分的背面図である。
【図2】(a)は図1のX−X線に沿う断面図、(b)はその拡大図である。
【図3】図1の部分的平面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す部分的背面図である。
【図5】本考案による木工用丸鋸の使用例を示す平面図である。
【図6】本考案による木工用丸鋸の作用を示す模式図である。
【符号の説明】
1 仕上げ挽き用の本丸鋸
2 リング状鋸
3、4 地金
32 刃部
34 雌ねじ孔
42 刃部
【考案の属する技術分野】
本考案は角材の仕上げないし修正に好適な木工用丸鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】
柱材、桁材、梁材などの木工製品を製造する場合、原木を角断面形状に荒挽し、それを乾燥した後、規定寸法に仕上げ挽きする工程がとられる。
かかる工程は、通常、仕上げ挽き用(修正挽き用)丸鋸で行なわれるが、従来のこの種の仕上げ挽き用丸鋸としては、たとえば、直径600〜670mmで、切刃が、すくい角:30°、外径逃げ角:10°、横逃げ角:3°、あさり角:1°といった仕様のものが用いられていた。
【0003】
しかし、このような仕上げ挽き用丸鋸を使用して切削を行なった場合、厚さが2〜3mmの端材が全長に渡って発生する。こうした端材は他に木工製品としての使い道がなく、焼却も規制される傾向にあるので、対応に苦慮していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、端材生じさせずにしかもきれいな挽き肌に加工できる木工用丸鋸を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、仕上げ挽き用の本丸鋸の側面に、本丸鋸の刃部よりも内径に位置しかつ本丸鋸の刃部と回転方向で位相をずらしたチップブレーク用の刃部を有するリング状鋸を重合固定したことを特徴としている。
【0006】
前記リング状鋸は、完全に環状である場合のほか、円周方向で複数に分割されているものを含んでいる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図1ないし図3は本考案による木工用丸鋸の第1実施例を示している。
1は外径が600mm以上である仕上げ挽き用の本丸鋸(本刃)であり、中心に軸孔30を有する円盤状台金3の外縁に定間隔で形成した追い波状部31に超硬合金などからなるチップを固着して刃部32としている。そして、円盤状台金3には、円周上に腰入れ部300,300’が配されている、これら腰入れ部300,300’は、ハンマーあるいは油圧ローラなどの治具で圧力を加えることで形成される。
【0008】
前記本丸鋸1の刃部32は、所要のすくい角αと、外径逃げ角γと、横逃げ角δおよびアサリ角ηとを有し、アサリ面320と外径面321との境界をなす隅部分には、曲率0.2〜0.5r程度の落し面322が形成されている。
【0009】
2は前記本丸鋸1の側面に取り付けられたリング状鋸であり、円弧帯状地金4の外縁に定間隔で形成した追い波状部41に超硬合金などからなるチップを固着してチップブレーク用の刃部42としている。円弧帯状地金4と本丸鋸1の地金材質と硬さは同等であることが好ましい。リング状鋸2の刃部42は、所要のすくい角αと、外径逃げ角γと、横逃げ角δおよびアサリ角η’とを有し、各角の仕様は本丸鋸1の刃部32と同等でかまわないが、アサリ面と外径面との境界をなす隅部分に落し面は設けられない。
【0010】
リング状鋸2の刃部42は本丸鋸1の刃部32と同じ間隔で設けられているが、本丸鋸1の刃部32よりも内径側でしかも刃部32よりも回転方向で後方に存するように円周方向で位相をずらして取付けられている。
この例ではリング状鋸2は完全なリングをなしているため、外径を本丸鋸1の0.90〜0.97の範囲としている。
【0011】
リング状鋸2はロウ付けなどによって本丸鋸1に固着されていてもよいが、目立てを容易にするとともに、交換を別々に行なえるようにするため着脱可能に取付けている。
この例では、本丸鋸1の円盤状台金3に多数の雌ねじ孔34を円周方向で等間隔に設け、リング状鋸2の円弧帯状地金4には同じ間隔で座付き孔44を配し、座付き孔44を介してビス6を雌ねじ孔34にねじ込むことで固定一体化を得ている。
【0012】
図4は本考案の第2実施例を示しており、リング状鋸2が全周に渡って一体ではなく、円周上で分割された複数の弧状帯部体2aからなっており、隣接する弧状帯部体2a、2aの間は適度な空隙がある。今考案の「リング状」とはこの態様も含んでいる。図示する例は6分割であるが、2以上であれば限定はない。
【0013】
【実施例の作用】
図5は本考案の木工用丸鋸を使用した製材設備を例示しており、搬入盤台7の下流にクランプ付き送材装置8を設け、これの送り方向に設けた移動路10の入口に門型状フレーム6aを設け、ここに本考案の木工用丸鋸A,Aをアクチュエータ90,90で間隔調整自在にしたツイン挽き装置9を配している。
【0014】
木工用丸鋸Aを駆動軸によって高速回転すれば、本丸鋸1とリング状鋸2は一体回転するので、乾燥済み角材12を木工用丸鋸Aに接触移動させると、本丸鋸1の刃部群によって乾燥済み角材12の側面120から所要位置が切削される。通常では、本丸鋸1の切断により、製品となるべき部分の側方に2〜3mmの厚さの端材が発生するが、本考案では、リング状鋸2の刃部42が、本丸鋸1の各刃部32よりも内径側にあり、かつ刃部32よりも回転方向で後方に存するように円周方向で位相をずらして位置しているので、図6のように、本丸鋸1の各刃部32の進出にともなって発生した端材部分12’の端面をリング状鋸2の刃部42が切削する。このため自動的に粉砕されて切粉(チップ)13となり、端材が発生しない。
【0015】
本考案者は、本丸鋸1にこれと同じように円盤状地金を使用した径小のチップブレーク用鋸を重合固定した複合丸鋸(以下比較丸鋸という)も試みた。
しかし、この比較丸鋸では、重量が重くなるだけでなく、丸鋸が備えている腰300,300’といわれる部分による制振作用が働かず、かえって共鳴現象により横振れ振動が大きくなり、この振動が刃部32を通して対象材に伝わるため、ナイフマークが強く出て製品の挽き肌が悪化した。
【0016】
これに対して、本考案は、リング状鋸2を使用し、これを本丸鋸1の縁部付近にだけ固定している。このため、本丸鋸1が備えている腰といわれる部分が自由に働き、良好な制振作用が得られるので、高速回転切削時の振動発生が少なく、ナイフマークは薄くでるだけで、製品の挽き肌がプレーナー挽き並みの良好なものとなる。
【0017】
具体例
材質がSKSの地金に超硬合金チップの切刃(幅6.2mm、すくい角:30°、外径逃げ角:10°、横逃げ角:3°、アサリ角:1°)をつけた外径660mmの仕上げ挽き用本丸鋸の側面に、材質がSKSの地金に超硬合金チップの切刃(幅3.8mm、すくい角:30°、外径逃げ角:10°、横逃げ角:3°、アサリ角:1°)をつけた内径530mm、外径630mmのリング状鋸を重ね、円周上で18箇所、ビス止めした。
【0018】
この複合丸鋸を、1915rpmで回転させ、乾燥済の角材(材質:桧、断面寸法:135×135mm)を断面寸法:120×120mmに仕上げ挽きした。その結果、外周歪は0.05以内、横振れは0.08以内に収まっており、端材は発生せず、すべて小さなチップとなり、製品の表面粗さの測定結果は良好であった。
比較のため、リング状鋸に代えて本丸鋸の側面に、外径630mmのチップブレーク用鋸を重ね、円周上で18箇所ビス止めした比較丸鋸を製作し、同じ条件で仕上げ挽きした。
その結果、外周歪は0.05を大きく超え、横振れは0.08を大きく超え、製品の表面粗さは強くナイフマークが現われ、芳しくなかった。
【0019】
【考案の効果】
以上説明した本考案の請求項1によるときには、仕上げ挽き用の本丸鋸1が切り込むのと併行して、本丸鋸の側面に重合固定したリング状鋸2の刃部42が端材となるべき部分を自動的に破砕するので、端材を生じさせずにすみ、しかも、チップ化のための刃部42を有する鋸がリング状をなしているので、本丸鋸1が備えている腰といわれる部分300,300’が自由かつ有効に働いて良好な制振作用が得られるので、高速回転切削時の振動発生が少なく、チップの大きさもバラツキが少なく、製品の挽き肌をきれいなものにできるというすぐれた効果が得られる。
【0020】
請求項2によれば、本丸鋸1とリング状鋸2が確実に一体化されるとともに、要時には分離できるので、目立てを支障なく行なえるというすぐれた効果が得られる。
請求項3によれば、リング状鋸2が周方向で分割されているので、取扱いが容易であるとともに、刃部の数箇所が破損したような場合にもその部分の円弧状鋸を交換すればよいのでコストを安くできるなどのすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による木工用丸鋸の第1実施例を示す部分的背面図である。
【図2】(a)は図1のX−X線に沿う断面図、(b)はその拡大図である。
【図3】図1の部分的平面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す部分的背面図である。
【図5】本考案による木工用丸鋸の使用例を示す平面図である。
【図6】本考案による木工用丸鋸の作用を示す模式図である。
【符号の説明】
1 仕上げ挽き用の本丸鋸
2 リング状鋸
3、4 地金
32 刃部
34 雌ねじ孔
42 刃部
Claims (3)
- 仕上げ挽き用の本丸鋸の側面に、本丸鋸の刃部よりも内径に位置しかつ本丸鋸の刃部と回転方向で位相をずらしたチップブレーク用の刃部を有するリング状鋸を重合固定したことを特徴とする木工用丸鋸。
- 仕上げ挽き用本丸鋸の地金部分に雌ねじ孔が配され、リング状鋸の地金部分を貫通したビスが前記雌ねじ孔にねじ込まれることで固定されている請求項1に記載の木工用丸鋸。
- リング状鋸は、円周方向で複数に分割されているものを含んでいる請求項1に記載の木工用丸鋸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002381U JP3097476U (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 木工用丸鋸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002381U JP3097476U (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 木工用丸鋸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097476U true JP3097476U (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=43251282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002381U Expired - Fee Related JP3097476U (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 木工用丸鋸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097476U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162021A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Internatl Tobacco Machinery Poland Sp Zoo | 回転円盤ナイフ、回転円盤ナイフを取り付ける方法及び回転円盤ナイフを取り外す方法 |
-
2003
- 2003-04-28 JP JP2003002381U patent/JP3097476U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010162021A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Internatl Tobacco Machinery Poland Sp Zoo | 回転円盤ナイフ、回転円盤ナイフを取り付ける方法及び回転円盤ナイフを取り外す方法 |
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Legal Events
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