JP3097451B2 - コードブック検索装置 - Google Patents

コードブック検索装置

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JP3097451B2
JP3097451B2 JP06097228A JP9722894A JP3097451B2 JP 3097451 B2 JP3097451 B2 JP 3097451B2 JP 06097228 A JP06097228 A JP 06097228A JP 9722894 A JP9722894 A JP 9722894A JP 3097451 B2 JP3097451 B2 JP 3097451B2
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浩幸 金谷
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル移動通信等に用
いられるコードブック検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音声符号化装置として、音声をあ
るフレーム長に区切り、各フレーム毎に音声の線形予測
を行ない、フレーム毎の線形予測による予測残差(以
下、励起信号という。)を既知の波形からなるコードベ
クトルで符号化し、上記線形予測フィルタと符号化され
た励起信号とにより合成音声信号を生成する方式が用い
られている。
【0003】上記音声符号化装置において、コードブッ
クの中から最適なコードベクトルを検索するためのコー
ドブック検索装置は、図3に示すように、音声信号をフ
レーム長に区切り、各フレーム毎に音声の線形予測を行
なう逆フィルタ1と、逆フィルタ1からの励起信号を処
理して評価用音声信号を出力する線形予測フィルタ2
と、いくつかのフレーム長ベクトル成分からなるコード
ブック3と、フレーム長のコードベクトルを入力音声と
パワーが等しくなるように増幅する増幅器4と、増幅器
4の出力を処理して合成音声信号を出力する線形予測フ
ィルタ5と、評価用音声信号と合成音声信号とからフレ
ーム長での2乗誤差が最小となるコードベクトルレスを
検索する誤差評価器6とから構成されている。
【0004】次に、上記コードブック検索装置の動作に
ついて、モデル化された波形を用いた図4を用いて説明
する。図3および図4において、インパルス応答aを有
する線形予測フィルタ2により、逆フィルタ1の励起信
号bを処理して入力音声波形cを得、一方、コードブッ
ク3のコードベクトルd,eを線形予測フィルタ5で処
理して合成音声信号f,gを得、入力音声波形cと合成
音声信号f,gとの誤差を誤差評価器6で評価し、フレ
ーム長内での誤差が少ないコードベクトルdを符号化結
果として選択する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコードブック検索装置では、線形予測フィルタ5で
処理されたコードベクトルは、フレーム長より後ろの再
生音声にも影響を与えるにもかかわらず、フレーム長で
しか誤差評価を行なっていないため、図4のコードベク
トルdでは、フレームの後半で誤ったパルスがあるにも
かかわらず、フレーム長内での誤差が少ないため、符号
化結果として選択され、次フレームで異音が発生すると
いう問題点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、入力音声の励起信号とコードベクトル
のそれぞれに、ある長さの零ベクトルを加えたフレーム
長(以下、追加フレーム長という。)で誤差評価を行な
うようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明は、上記構成によって、現フレームより
後ろの再生音での音声に対する誤差が少なくなり、フレ
ームのつなぎ目での異音の発生を防ぐことができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の構成を示すもので
ある。図1において、11は線形予測による逆フィル
タ、12および15は零ベクトル付加器、13および1
7は音声の線形予測フィルタ、14はいくつかのフレー
ム長ベクトル成分(コードベクトル)からなるコードブ
ック、16は増幅器、18は誤差評価器である。
【0009】以上のように構成されたコードブック検索
装置を用いた音声符号化装置の符号化部について、以下
その動作を説明する。まず逆フィルタ11によりフレー
ム長の入力音声を処理し、フレーム長の励起信号を得
る。次に零ベクトル付加器によりフレーム長の励起信号
の後に零ベクトルが付加される。零ベクトル付加器12
により得られた追加フレーム長の励起信号が、線形予測
フィルタ13により処理されて、評価用音声信号とな
る。
【0010】一方、コードブック14によるフレーム長
の各コードベクトルに零ベクトル付加器15により零ベ
クトルが付加され、その追加フレーム長のコードベクト
ルが入力音声との誤差が最小になるように調整された増
幅器16により増幅され、次いで線形予測フィルタ17
により処理されて、各コードベクトルによる合成音声信
号となる。
【0011】そして、誤差評価器18により、各コード
ベクトルによる合成音声信号と評価用音声とから追加フ
レーム長での2乗誤差を調べ、この誤差が最小となるコ
ードベクトルを励起信号符号化結果として出力する。
【0012】次に、上記動作を、モデル化された波形を
用いた図2を用いて説明する。図2において、インパル
ス応答aを有する線形予測フィルタ13により、逆フィ
ルタ11からの励起信号bを零ベクトル付加器12によ
り追加フレーム長とした励起信号を処理して入力音声波
形cを得、一方、コードブック14のコードベクトル
d,eを線形予測フィルタ17で処理して合成音声信号
f,gを得、入力音声波形cと合成音声信号f,gとの
誤差を誤差評価器18で評価し、追加フレーム長内での
誤差が少ないコードベクトルeを符号化結果として選択
する。
【0013】このように、上記実施例によれば、従来は
異音の発生するコードベクトルdが符号化結果として出
力されたものを、零ベクトル付加器によりフレーム長を
長くすることにより、異音の発生しないコードベクトル
eを符号化結果として出力することができる。
【0014】なお、コードブック14には、以前に符号
化された励起信号をコードブックとする適応コードブッ
クと、あらかじめ作られた確率コードブックの2種類を
用いても良い。この場合、音声の定状部分で適応コード
ブックと入力音声との誤差が少なくなり、より効率的な
符号化装置を実現できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、入力音
声の励起信号とコードベクトルのそれぞれに、ある長さ
の零ベクトルを加えた追加フレーム長で誤差評価を行な
うようにしたので、現フレームより後ろの再生音での音
声に対する誤差が少なくなり、フレームのつなぎ目での
異音の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるコードブック検索装
置のブロック図
【図2】実施例における動作を説明するための波形図
【図3】従来例におけるコードブック検索装置のブロッ
ク図
【図4】従来例における動作を説明するための波形図
【符号の説明】
11 音声の線形予測による逆フィルタ 12 零ベクトル付加器 13 音声の線形予測フィルタ 14 コードブック 15 零ベクトル付加器 16 増幅器 17 音声の線形予測によるフィルタ 18 誤差評価
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 11/00 - 21/06 H03M 7/30 H04B 14/04 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム単位で音声の励起信号をコード
    ベクトルで符号化する音声符号化装置のコードブック検
    索装置において、入力音声の励起信号に、ある長さの零
    ベクトルを付加して追加フレーム長での励起信号を得る
    手段と、コードベクトルに零ベクトルを付加して追加フ
    レーム長でのコードベクトルを線形予測フィルタで処理
    して合成音声信号を得る手段と、前記評価音声信号と合
    成音声信号との誤差が最小となるコードベクトルを励起
    信号の符号化結果として出力する誤差評価手段とを備え
    たコードブック検索装置。
  2. 【請求項2】 入力音声信号から音声の励起信号を出力
    する線形予測による逆フィルタと、前記出力された励起
    信号に零ベクトルを付加する零ベクトル付加器と、前記
    零ベクトルを付加した励起信号を処理して評価用音声信
    号を得る線形予測フィルタと、音声の励起信号をフレー
    ム長で符号化するためのコードベクトルを格納したコー
    ドブックと、前記コードブックの各コードベクトルに零
    ベクトルを付加する零ベクトル付加器と、零ベクトルが
    付加された追加フレーム長のコードベクトルを入力音声
    との誤差が最小になるように増幅する増幅器と、前記増
    幅されたコードベクトルを処理して合成音声信号を得る
    線形予測フィルタと、前記評価用音声信号と合成音声信
    号との追加フレーム長での2乗誤差を調べ、この誤差が
    最小となるコードベクトルを励起信号の符号化結果とし
    て出力する誤差評価器とを備えたコードブック検索装
    置。
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