JP3097227U - すだれの自動巻き戻し構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動で開閉する機能を有するすだれの自動巻き戻し構造を提供する。
【解決手段】パイプ1の内部には第一滑車17と錘18とが設けられている。レール2が設けられている。すだれ13は複数本の紐14をもって水平に通され、かつ各紐14の一端はパイプ1に通されると同時に第一滑車17を廻り、更に各紐14の端部は錘18に縛りつけられ、すだれ13の一側は立柱16に固定されている。すだれ13の上端には複数個の第二滑車12が設置され、かつそれら第二滑車12はレール2に組み付けられている。取っ手11を握って、すだれ13が引き動かされると、各シートが展開され、すだれは閉められる。すだれ13に力が施されないと、パイプ1内部の錘18の重さにより各紐14は引かれて、パイプ1は立柱16の方向に引き動かされ、すだれ13は開く。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、すだれの自動巻き戻し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般のよろい戸式すだれは、主として簡単な仕切りに使われ、例えば、住屋の独立空間が不足した場合、すだれを利用して若干小さい空間に仕分けし、睡眠、簡単な仕事部屋または勉強部屋等に使われる。または、一部の人がやや大きい居住空間で冷房を使用する場合、電力の節約と冷房効果を高めるため、すだれを利用して大きい空間をやや小さい空間に囲み、短時間で冷たい空気を小さな空間に散布するようにする。このほか、すだれは日よけにも使われ、それは仕切り窓に取り付けられて強い日差しを遮蔽することができる。ところが、伝統的すだれを開けるまたは閉める場合、充分な人間の力によって行わなければならず、いかなる省力的構造設計もないので、本考案は伝統的よろい戸式すだれに省力的操作効果がない欠陥に対して設計されたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決する第一の問題は、伝統的すだれに省力的操作効果がない欠陥を解決するために設計されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、すだれの自動巻き戻し構造であって、パイプの内部に第一滑車と錘とが設けられ、レールを備え、すだれは複数本の紐をもって水平に通され、かつ各紐の一端は前記パイプに通されると共に前記第一滑車を掛けられ、各紐の端部は前記錘に縛りつけられ、すだれの一側は立柱に固定され、前記すだれの上端には複数個の第二滑車が設置され、かつそれら第二滑車は前記レールに組み付けられていることを特徴とする。すだれが開けられるまたは閉められる場合、電気を使わないで自動的に閉めるまたは開ける機能があるようになる。
本考案は、すだれは複数枚の形態にしてもよく、または、撓み性のある布地から作られてもよい。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1と図3は同時に本考案の一実施例を示したものであり、それにはレール2とすだれ13とが含まれる。すだれ13の一垂直辺には中空のパイプ1が結合され、すだれ13の別の垂直辺には複数の面ファスナー15または両面接着テープ等部材が設けられ、それら面ファスナー15によって立柱16に貼り付けられることができ、立柱16はすだれ13の一垂直辺に固定される。前記すだれ13は複数枚のシート状のものから折り畳み可能な形態に構成されてもよく、すだれ13の各シートの相対位置には水平に排列される複数列の孔131が設置され、前記各水平に排列された孔131には共同して紐14が通されて各シートを連結し、そのため、共同して複数本の水平の紐が含まれ、最後は紐14の端部がもっとも外側のシートに固定される。前記各紐14は前記パイプ1の側壁に設けられている孔からパイプ1の内部に通される。パイプ1内部の上側には自由に回転できる第一滑車としての滑車17が設置され、前記各紐14がパイプ1内に通されると、共同して滑車17を廻り、それから、紐14の端部は共同して錘18に固定され、錘18の重さによって各紐14は滑車17に引っ張りつけられる。パイプ1の外側壁にはほかに取っ手11が設置されている。すだれ13の上端には適当な間隔をもって分布する複数個の連結部材121が設置され、各連結部材121の相対両側には第二滑車としてのローラ12が枢設され、ローラ12は連結部材121と相対して回転することができる。
【0006】
前記レール2は中空の棒であり、レール2の内部には下側に対称した両側の水平板21があり、それによってすだれ13の上端に設けられている各ローラ12はレール2内に組み付けられることができ、かつ両側のローラ12は両側の水平板21と接触し、ローラ12は水平板21上で回転することができる(図5に示す如く)。
【0007】
本実施例の設計により、使用者はレール2を壁または他のものに固定し、更に、すだれ13上端の各ローラ12をレール2内に組み付ける。それを操作する場合、取っ手11を握って、すだれ13を引き動かし、各シートが展開され、すだれは閉められる。(図1と図3に示す如く)。長さが固定されている紐14は各展開されたシートに引き動かされるので、錘18は上へ引っ張られて位置エネルギーを貯蔵し、かつパイプ1に設けられている可動鍵または磁石(図面には示されていない)によって垂直骨枠に設けられている固定鍵または磁石に組み付けられ、すだれ13は閉の状態で固定される。鍵を解除し、または、磁石を離してすだれ13に力が施されないと、パイプ1内部の錘18の重さにより同時に各紐14は引かれて、パイプ1は立柱16の方向に引き動かされ、すだれの各シートは元の位置に巻き戻され、すだれは開く(図2および図4に示す如く)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるすだれの自動巻き戻し構造のすだれが閉められた状態を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例によるすだれの自動巻き戻し構造のすだれが開けられた状態を示す斜視図である。
【図3】本考案の一実施例によるすだれの自動巻き戻し構造の錘が上に引き上げられた状態を示す平面断面図である。
【図4】本考案の一実施例によるすだれの自動巻き戻し構造のすだれを閉める状態を示す平面断面図である。
【図5】本考案の一実施例によるすだれの自動巻き戻し構造のローラおよびレールを示す模式図である。
【符号の説明】
1  パイプ
2  レール
11  取っ手
12  ローラ
13  すだれ
14  紐
15  面ファスナー
16  立柱
17  滑車
18  錘
21  水平板
121  連結部材
131  孔

Claims (3)

  1. すだれの自動巻き戻し構造であって、
    パイプの内部に第一滑車と錘とが設けられ、
    レールを備え、
    すだれは複数本の紐をもって水平に通され、かつ各紐の一端は前記パイプに通されると共に前記第一滑車を掛けられ、各紐の端部は前記錘に縛りつけられ、すだれの一側は立柱に固定され、前記すだれの上端には複数個の第二滑車が設置され、かつそれら第二滑車は前記レールに組み付けられていることを特徴とするすだれの自動巻き戻し構造。
  2. すだれは、複数のシート状部材から構成された互いに折り畳み可能なよろい戸式構造であることを特徴とする請求項1記載のすだれの自動巻き戻し構造。
  3. パイプの外側壁には、取っ手が設けられていることを特徴とする請求項1記載のすだれの自動巻き戻し構造。
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