JP3097137U - バックライト・モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】発光体の光の均一な分散,パネルの輝度の向上,そして上記輝度の均一性を確保出来る、軽量薄型なバックライト・モジュールを提供することである。
【解決手段】この考案のバックライト・モジュールは:発光体30の両側で光線の散乱方向を案内する導光板セット31と;発光体の上方に位置し複数の円孔を有する半透明膜32と;導光板セットの下方で光線を導光板セットに反射し該光線の使用効率を向上させる反射板33と;を備えており、光線は、半透明膜の円孔を通して上方に導出され、半透明膜及び反射板の反射により再度導光板セットを介して上方に導出される。
【選択図】 図3
【解決手段】この考案のバックライト・モジュールは:発光体30の両側で光線の散乱方向を案内する導光板セット31と;発光体の上方に位置し複数の円孔を有する半透明膜32と;導光板セットの下方で光線を導光板セットに反射し該光線の使用効率を向上させる反射板33と;を備えており、光線は、半透明膜の円孔を通して上方に導出され、半透明膜及び反射板の反射により再度導光板セットを介して上方に導出される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バックライト・モジュールに関係しており、特に、液晶表示装置パネルに適用されるバックライト・モジュールに関係している。
【0002】
【従来の技術】
バックライト・モジュールは液晶表示装置(LCD)の重要なユニットである。液晶自体は発光しないので、バックライト・モジュールの機能は、輝度が十分で且つ分布が均一な光源を提供することにより、液晶表示装置のパネルに正常に映像を表示させることである。LCDのパネルが、多くの潜在成長力を有する電子製品、例えばモニタ,ノートブック・コンピュータ,デジタルカメラ,パーソナル・デジタル・アシスタント,そして投影機等に広く使用されているので、バックライト・モジュール及びその関連ユニットの需要も自然に日増しに増大している。
【0003】
図1は、従来のバックライト・モジュールの概略図である。従来のバックライト・モジュールは、主として、光源10,導光板11,反射板12,拡散板13,プリズム片14,そして外枠等により組み立てられている。光源10は、高輝度で寿命が長いという特色を有する必要があり、このような光源10として冷陰極蛍光灯(Cold Cathode Fluorescent Lamp:CCFL),発光ダイオード(LED),そしてサージ発光片(EL)等があるが、これらの中でCCFLが主流になっている。導光板11の作用は、光の散乱方向を案内してパネルの輝度を向上させるとともに、パネルの輝度の均一性を確保することである。導光板11は射出成形方法を利用してプロピレンを表面が滑らかな板状ブロックにプレスすることにより形成され、高反射率かつ不受光の特性を有する材料を使用して導光板11の底面に拡散点を圧着する。光が拡散点に当たると反射光が種々の角度に拡散されるので、反射条件を破壊して導光板11の正面から出光させ、各種の粗密や大小が異なる拡散点を利用して導光板11を均一に発光させる。反射板12の用途は、底面に到達した光を導光板11に向い反射して光の利用効率を向上させることである。拡散板13の作用は、光の分布をより均一にさせ、正面から反射点の影が見えないようにすることである。しかしながら、拡散板13から出光させた後は光の指向性が非常に劣る為に、プリズム片14を利用して光の指向性を修正しなければ、所望の集光効果に達せずに正面の輝度を向上させることが出来ない。
【0004】
一般にバックライト・モジュールは、光源の位置により「直下式」と「側光式」との両種の設計に分けられる。現在の大きなサイズのパネルは主として直下式の設計であるが、直下式の設計ではランプ・パイプがモジュールの直下に置かれるので、ランプ・パイプとバックライト・モジュールの他の部材との間の輝度の差が非常に大きく、パネル正面から鮮明にランプ・パイプを見分けることが出来、ネット・ポイントの設計上のトラブルを引き起こすことがある。このような現象を回避する為には、導光板を或る程度の一定の厚さにまで厚くすると共に、光源に近接しているネット・ポイントを比較的小さく、かつ比較的分離した設計にして、ランプ・パイプが過度に鮮明になり不均一なバックライト・モジュールになるという問題を防止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような設計は、バックライト・モジュールの重量及び厚さの増大を生じさせ、さらなる改善策が待たれていた。
【0006】
この考案は上記事情の下で成され、この考案の目的は、例えばランプ・パイプのような発光体からの光を均一に分散させることが出来、パネルの輝度を向上させるとともにパネルの輝度の均一性を確保することが出来、しかも軽量で薄型であるバックライト・モジュールを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、この考案に従ったバックライト・モジュールは:光線を提供する発光体と;前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;前記導光板セットの下方に位置して光線を該導光板セットに反射することにより該光線の使用効率を向上させる反射板と;を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜及び前記反射板の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、ことを特徴としている。
【0008】
この考案に従ったこのようなバックライト・モジュールは、前記発光体は少なくとも1個のランプ・パイプを備えており、前記導光板セットは2つの導光板を備えており、前記導光板は楔形状導光板であり、楔形状導光板の厚い方の端が前記発光体に近寄っており、前記半透明膜は弧形状をしている、ことを特徴とすることが出来る。
【0009】
この考案に従った上述したようなバックライト・モジュールはまた:前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にさせる拡散板と;前記拡散板の上方に位置して前記光線の方向を修正し集光効果を向上させるプリズム片と;を備えていることを特徴とすることも出来る。
【0010】
上述した目的を達成するために、この考案に従ったもう1つのバックライト・モジュールは:光線を提供する発光体と;前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にする拡散板と;を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、ことを特徴としている。
【0011】
この考案に従った上記もう1つのバックライト・モジュールもまた:前記発光体は少なくとも1個のランプ・パイプを備えており、前記導光板セットは2つの導光板を備えており、前記導光板は楔形状板であり、楔形状板の厚い方の端が前記発光体に近寄っており、前記半透明膜は弧形状をしている、ことを特徴とすることが出来る。
【0012】
この考案に従った上記もう1つのバックライト・モジュールはまた、前記導光板の下方に位置して前記光線を前記導光板に向い反射することにより前記光線の使用効率を高める反射板を備えることが出来る。
【0013】
上述した目的を達成するために、この考案に従ったさらにもう1つのバックライト・モジュールは:光線を提供する発光体と;前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、ことを特徴としている。
【0014】
この考案に従った上記さらにもう1つのバックライト・モジュールもまた:前記発光体は少なくとも1個のランプ・パイプを備えており、前記導光板セットは2つの導光板を備えており、前記導光板は楔形状導光板であり、楔形状導光板の厚い方の端が前記発光体に近寄っており、前記半透明膜は弧形状をしている、ことを特徴とすることが出来る。
【0015】
この考案に従った上記さらにもう1つのバックライト・モジュールはまた、前記導光板の下方に位置して前記光線を前記導光板に向い反射することにより前記光線の使用効率を高める反射板と、前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にさせる拡散板と、前記拡散板の上方に位置して前記光線の方向を修正し集光効果を向上させるプリズム片と、を備えていることを特徴とすることも出来る。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本願の考案のバックライト・モジュールの実施の形態を添付図面中の図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
従来のバックライト・モジュールにおいてランプ・パイプが鮮明すぎる問題を改善する為に、この実施の形態のバックライト・モジュールでは、半透明膜が追加されている。図2は、本考案の好適な実施の形態の半透明膜20を概略的に示している。半透明膜20はランプ・パイプ21の上方に位置しているとともに、複数の円孔201が形成されていて、これによりランプ・パイプ21からの光が分散されて、ランプ・パイプ21が鮮明すぎないようにしている。
【0018】
半透明膜20は一般にPI又はPC等の基材からなり、遮光効果を有する。光線が半透明膜20の円孔201を通過すると直接上方に導出され、光線が半透明膜20の非円孔個所に当たると下方に向い反射され、再度導光板31(図3参照)を介して上方に導出される。半透明膜20の円孔201のサイズや分布や配列ピッチ等は導光板31の斜度及び刻みに対応して最適に設計される。半透明膜20は、弧形状にしてランプ・パイプ21の上方に設置することも出来る。
【0019】
図3は、本考案の好適な実施の形態のバックライト・モジュールの構造を概略的に示している。このバックライト・モジュールは、発光体30と、導光板セット31と、半透明膜32と、反射板33と、拡散板34と、プリズム片35と、外枠36と、を備えている。発光体30は、少なくとも1個の、光線を提供するランプ・パイプ21を備えている。導光板セット31は、夫々が発光体30の両側に位置する2つの楔形状導光板を備えており、楔形状導光板の厚い方の端が発光体30に近寄っていて、発光体30から射出された光線を楔形状導光板の薄い方の端に導き、さらに散乱方向に光線を案内する。半透明膜32は発光体30の上方に位置するとともに、複数の円孔201を形成していることにより、ランプ・パイプ21からの光線を分散してランプ・パイプ21が鮮明過ぎないようにしている。反射板33は、導光板セット31の下方に位置していて、光線を導光板セット31に向い反射し返すことにより、光線の利用効率を向上させる。拡散板34は、導光板セット31及び半透明膜32の上方に位置していて、光線の分布をより均一にさせる。プリズム片35は、拡散板34の上方に位置することにより光線の方向を修正し、集光効果を向上させる。
【0020】
上述したようなバックライト・モジュールによれば、発光体30における如何なるランプ・パイプより発光された光線は、先ず四方八方へ向い、光線が導光板セット31に到達すると、導光板セット31中の拡散点又は反射点の作用により、上方のLCDパネル37に向い案内されるとともに、反射板33の作用により導光板セット31中に反射し返し、さらに進んで上方に向い案内される。このように、ランプ・パイプにより発光された光線は、上方に導かれて半透明膜32の円孔を通過すれば直接上方に導き出される一方で光線が、半透明膜32の非円孔個所により下方に反射されると、やがては導光板セット31及び反射板33の作用により、上方に導き出される。従って、半透明膜32の円孔設計を利用すれば、ランプ・パイプより発光された光線を均一に分散することが出来るので、ランプ・パイプの過度な鮮明を回避することが出来る。
【0021】
要するに、本考案のバックライト・モジュールは、ランプ・パイプが導光板セットの2つの楔形状導光板の中間に設置されているので、楔形状導光板の利点があり、光線の進行方向への制御を増強することが出来るとともに、バックライト・モジュールの重量及び厚さを軽減することが出来、現在のLCDパネルの軽量薄型化の傾向に合致する。さらには、本考案のバックライト・モジュールは、ランプ・パイプの上方に半透明膜が増設され、半透明膜に複数の円孔が形成されていることにより、ランプ・パイプの光源を分散することが出来、ランプ・パイプが鮮明すぎるのを回避して、バックライト・モジュールに好適な均一性を持たせることが出来る。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したことから明らかなように、この考案のバックライト・モジュールによれば、例えばランプ・パイプのような発光体からの光を均一に分散させることが出来、パネルの輝度を向上させるとともにパネルの輝度の均一性を確保することが出来、しかも軽量で薄型である。
【0023】
上述した実施例は、本考案の技術思想をより具体的に説明する為の例として用いられており、当然本考案の技術思想の範囲はこれに限定されるべきでなく、実用新案登録請求の範囲の記載を逸脱しない限り、いわゆる当業者による単純な設計変更や付加や置換等は、いずれも本考案の技術思想の範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバックライト・モジュールの概略図である。
【図2】本考案の好適な実施の形態の半透明膜を概略的に示す図である。
【図3】本考案の好適な実施の形態のバックライト・モジュールの構造を概略的に示す図である。
【符号の説明】
20…半透明膜,21…発光体,201…円孔,30…発光体,31…導光板セット,32…半透明膜,33…反射板,34…拡散板,35…プリズム片,36…外枠,37…LCDパネル。
【考案の属する技術分野】
本考案は、バックライト・モジュールに関係しており、特に、液晶表示装置パネルに適用されるバックライト・モジュールに関係している。
【0002】
【従来の技術】
バックライト・モジュールは液晶表示装置(LCD)の重要なユニットである。液晶自体は発光しないので、バックライト・モジュールの機能は、輝度が十分で且つ分布が均一な光源を提供することにより、液晶表示装置のパネルに正常に映像を表示させることである。LCDのパネルが、多くの潜在成長力を有する電子製品、例えばモニタ,ノートブック・コンピュータ,デジタルカメラ,パーソナル・デジタル・アシスタント,そして投影機等に広く使用されているので、バックライト・モジュール及びその関連ユニットの需要も自然に日増しに増大している。
【0003】
図1は、従来のバックライト・モジュールの概略図である。従来のバックライト・モジュールは、主として、光源10,導光板11,反射板12,拡散板13,プリズム片14,そして外枠等により組み立てられている。光源10は、高輝度で寿命が長いという特色を有する必要があり、このような光源10として冷陰極蛍光灯(Cold Cathode Fluorescent Lamp:CCFL),発光ダイオード(LED),そしてサージ発光片(EL)等があるが、これらの中でCCFLが主流になっている。導光板11の作用は、光の散乱方向を案内してパネルの輝度を向上させるとともに、パネルの輝度の均一性を確保することである。導光板11は射出成形方法を利用してプロピレンを表面が滑らかな板状ブロックにプレスすることにより形成され、高反射率かつ不受光の特性を有する材料を使用して導光板11の底面に拡散点を圧着する。光が拡散点に当たると反射光が種々の角度に拡散されるので、反射条件を破壊して導光板11の正面から出光させ、各種の粗密や大小が異なる拡散点を利用して導光板11を均一に発光させる。反射板12の用途は、底面に到達した光を導光板11に向い反射して光の利用効率を向上させることである。拡散板13の作用は、光の分布をより均一にさせ、正面から反射点の影が見えないようにすることである。しかしながら、拡散板13から出光させた後は光の指向性が非常に劣る為に、プリズム片14を利用して光の指向性を修正しなければ、所望の集光効果に達せずに正面の輝度を向上させることが出来ない。
【0004】
一般にバックライト・モジュールは、光源の位置により「直下式」と「側光式」との両種の設計に分けられる。現在の大きなサイズのパネルは主として直下式の設計であるが、直下式の設計ではランプ・パイプがモジュールの直下に置かれるので、ランプ・パイプとバックライト・モジュールの他の部材との間の輝度の差が非常に大きく、パネル正面から鮮明にランプ・パイプを見分けることが出来、ネット・ポイントの設計上のトラブルを引き起こすことがある。このような現象を回避する為には、導光板を或る程度の一定の厚さにまで厚くすると共に、光源に近接しているネット・ポイントを比較的小さく、かつ比較的分離した設計にして、ランプ・パイプが過度に鮮明になり不均一なバックライト・モジュールになるという問題を防止している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような設計は、バックライト・モジュールの重量及び厚さの増大を生じさせ、さらなる改善策が待たれていた。
【0006】
この考案は上記事情の下で成され、この考案の目的は、例えばランプ・パイプのような発光体からの光を均一に分散させることが出来、パネルの輝度を向上させるとともにパネルの輝度の均一性を確保することが出来、しかも軽量で薄型であるバックライト・モジュールを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、この考案に従ったバックライト・モジュールは:光線を提供する発光体と;前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;前記導光板セットの下方に位置して光線を該導光板セットに反射することにより該光線の使用効率を向上させる反射板と;を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜及び前記反射板の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、ことを特徴としている。
【0008】
この考案に従ったこのようなバックライト・モジュールは、前記発光体は少なくとも1個のランプ・パイプを備えており、前記導光板セットは2つの導光板を備えており、前記導光板は楔形状導光板であり、楔形状導光板の厚い方の端が前記発光体に近寄っており、前記半透明膜は弧形状をしている、ことを特徴とすることが出来る。
【0009】
この考案に従った上述したようなバックライト・モジュールはまた:前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にさせる拡散板と;前記拡散板の上方に位置して前記光線の方向を修正し集光効果を向上させるプリズム片と;を備えていることを特徴とすることも出来る。
【0010】
上述した目的を達成するために、この考案に従ったもう1つのバックライト・モジュールは:光線を提供する発光体と;前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にする拡散板と;を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、ことを特徴としている。
【0011】
この考案に従った上記もう1つのバックライト・モジュールもまた:前記発光体は少なくとも1個のランプ・パイプを備えており、前記導光板セットは2つの導光板を備えており、前記導光板は楔形状板であり、楔形状板の厚い方の端が前記発光体に近寄っており、前記半透明膜は弧形状をしている、ことを特徴とすることが出来る。
【0012】
この考案に従った上記もう1つのバックライト・モジュールはまた、前記導光板の下方に位置して前記光線を前記導光板に向い反射することにより前記光線の使用効率を高める反射板を備えることが出来る。
【0013】
上述した目的を達成するために、この考案に従ったさらにもう1つのバックライト・モジュールは:光線を提供する発光体と;前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、ことを特徴としている。
【0014】
この考案に従った上記さらにもう1つのバックライト・モジュールもまた:前記発光体は少なくとも1個のランプ・パイプを備えており、前記導光板セットは2つの導光板を備えており、前記導光板は楔形状導光板であり、楔形状導光板の厚い方の端が前記発光体に近寄っており、前記半透明膜は弧形状をしている、ことを特徴とすることが出来る。
【0015】
この考案に従った上記さらにもう1つのバックライト・モジュールはまた、前記導光板の下方に位置して前記光線を前記導光板に向い反射することにより前記光線の使用効率を高める反射板と、前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にさせる拡散板と、前記拡散板の上方に位置して前記光線の方向を修正し集光効果を向上させるプリズム片と、を備えていることを特徴とすることも出来る。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本願の考案のバックライト・モジュールの実施の形態を添付図面中の図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
従来のバックライト・モジュールにおいてランプ・パイプが鮮明すぎる問題を改善する為に、この実施の形態のバックライト・モジュールでは、半透明膜が追加されている。図2は、本考案の好適な実施の形態の半透明膜20を概略的に示している。半透明膜20はランプ・パイプ21の上方に位置しているとともに、複数の円孔201が形成されていて、これによりランプ・パイプ21からの光が分散されて、ランプ・パイプ21が鮮明すぎないようにしている。
【0018】
半透明膜20は一般にPI又はPC等の基材からなり、遮光効果を有する。光線が半透明膜20の円孔201を通過すると直接上方に導出され、光線が半透明膜20の非円孔個所に当たると下方に向い反射され、再度導光板31(図3参照)を介して上方に導出される。半透明膜20の円孔201のサイズや分布や配列ピッチ等は導光板31の斜度及び刻みに対応して最適に設計される。半透明膜20は、弧形状にしてランプ・パイプ21の上方に設置することも出来る。
【0019】
図3は、本考案の好適な実施の形態のバックライト・モジュールの構造を概略的に示している。このバックライト・モジュールは、発光体30と、導光板セット31と、半透明膜32と、反射板33と、拡散板34と、プリズム片35と、外枠36と、を備えている。発光体30は、少なくとも1個の、光線を提供するランプ・パイプ21を備えている。導光板セット31は、夫々が発光体30の両側に位置する2つの楔形状導光板を備えており、楔形状導光板の厚い方の端が発光体30に近寄っていて、発光体30から射出された光線を楔形状導光板の薄い方の端に導き、さらに散乱方向に光線を案内する。半透明膜32は発光体30の上方に位置するとともに、複数の円孔201を形成していることにより、ランプ・パイプ21からの光線を分散してランプ・パイプ21が鮮明過ぎないようにしている。反射板33は、導光板セット31の下方に位置していて、光線を導光板セット31に向い反射し返すことにより、光線の利用効率を向上させる。拡散板34は、導光板セット31及び半透明膜32の上方に位置していて、光線の分布をより均一にさせる。プリズム片35は、拡散板34の上方に位置することにより光線の方向を修正し、集光効果を向上させる。
【0020】
上述したようなバックライト・モジュールによれば、発光体30における如何なるランプ・パイプより発光された光線は、先ず四方八方へ向い、光線が導光板セット31に到達すると、導光板セット31中の拡散点又は反射点の作用により、上方のLCDパネル37に向い案内されるとともに、反射板33の作用により導光板セット31中に反射し返し、さらに進んで上方に向い案内される。このように、ランプ・パイプにより発光された光線は、上方に導かれて半透明膜32の円孔を通過すれば直接上方に導き出される一方で光線が、半透明膜32の非円孔個所により下方に反射されると、やがては導光板セット31及び反射板33の作用により、上方に導き出される。従って、半透明膜32の円孔設計を利用すれば、ランプ・パイプより発光された光線を均一に分散することが出来るので、ランプ・パイプの過度な鮮明を回避することが出来る。
【0021】
要するに、本考案のバックライト・モジュールは、ランプ・パイプが導光板セットの2つの楔形状導光板の中間に設置されているので、楔形状導光板の利点があり、光線の進行方向への制御を増強することが出来るとともに、バックライト・モジュールの重量及び厚さを軽減することが出来、現在のLCDパネルの軽量薄型化の傾向に合致する。さらには、本考案のバックライト・モジュールは、ランプ・パイプの上方に半透明膜が増設され、半透明膜に複数の円孔が形成されていることにより、ランプ・パイプの光源を分散することが出来、ランプ・パイプが鮮明すぎるのを回避して、バックライト・モジュールに好適な均一性を持たせることが出来る。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したことから明らかなように、この考案のバックライト・モジュールによれば、例えばランプ・パイプのような発光体からの光を均一に分散させることが出来、パネルの輝度を向上させるとともにパネルの輝度の均一性を確保することが出来、しかも軽量で薄型である。
【0023】
上述した実施例は、本考案の技術思想をより具体的に説明する為の例として用いられており、当然本考案の技術思想の範囲はこれに限定されるべきでなく、実用新案登録請求の範囲の記載を逸脱しない限り、いわゆる当業者による単純な設計変更や付加や置換等は、いずれも本考案の技術思想の範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバックライト・モジュールの概略図である。
【図2】本考案の好適な実施の形態の半透明膜を概略的に示す図である。
【図3】本考案の好適な実施の形態のバックライト・モジュールの構造を概略的に示す図である。
【符号の説明】
20…半透明膜,21…発光体,201…円孔,30…発光体,31…導光板セット,32…半透明膜,33…反射板,34…拡散板,35…プリズム片,36…外枠,37…LCDパネル。
Claims (5)
- 光線を提供する発光体と;
前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;
前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;
前記導光板セットの下方に位置して光線を該導光板セットに反射することにより該光線の使用効率を向上させる反射板と;
を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜及び前記反射板の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、
ことを特徴とするバックライト・モジュール。 - 前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にさせる拡散板と;
前記拡散板の上方に位置して前記光線の方向を修正し集光効果を向上させるプリズム片と;
を備えていることを特徴とする請求項1に記載のバックライト・モジュール。 - 光線を提供する発光体と;
前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;
前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;
前記導光板セット及び前記半透明膜の上方に位置して前記光線の分布をより均一にする拡散板と;
を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、
ことを特徴とするバックライト・モジュール。 - 光線を提供する発光体と;
前記発光体の両側に位置して前記光線の散乱方向を案内する導光板セットと;
前記発光体の上方に位置すると共に複数の円孔を有する半透明膜と;
を備えており、
前記光線は前記半透明膜の円孔を通して上方に導出され、かつ、該半透明膜の反射により再度前記導光板セットを介して上方に導出される、
ことを特徴とするバックライト・モジュール。 - 前記発光体は少なくとも1個のランプ・パイプを備えており、
前記導光板セットは2つの導光板を備えており、
前記導光板は楔形状導光板であり、
楔形状導光板の厚い方の端が前記発光体に近寄っており、
前記半透明膜は弧形状をしている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバックライト・モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002045U JP3097137U (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | バックライト・モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002045U JP3097137U (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | バックライト・モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3097137U true JP3097137U (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=43250965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002045U Expired - Lifetime JP3097137U (ja) | 2003-04-14 | 2003-04-14 | バックライト・モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097137U (ja) |
-
2003
- 2003-04-14 JP JP2003002045U patent/JP3097137U/ja not_active Expired - Lifetime
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