JP3097011B2 - 物体追尾装置 - Google Patents

物体追尾装置

Info

Publication number
JP3097011B2
JP3097011B2 JP05142480A JP14248093A JP3097011B2 JP 3097011 B2 JP3097011 B2 JP 3097011B2 JP 05142480 A JP05142480 A JP 05142480A JP 14248093 A JP14248093 A JP 14248093A JP 3097011 B2 JP3097011 B2 JP 3097011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical element
diffraction grating
reflected
retroreflective optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05142480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH075314A (ja
Inventor
完治 西井
健治 高本
正弥 伊藤
厚司 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP05142480A priority Critical patent/JP3097011B2/ja
Publication of JPH075314A publication Critical patent/JPH075314A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3097011B2 publication Critical patent/JP3097011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザ測長機な
どに用いられる光の入射方向によらず、その方向へ反射
させる再帰反射光学素子を用いたビデオカメラ用の物体
追尾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の再帰反射光学素子の例としてコー
ナキューブについて、図7および図8を用いて説明す
る。図7はコーナキューブの構成を示す図であり、図8
はこのコーナキューブを用いたレーザ測長機の構成を示
す図である。
【0003】コーナキューブとは、光の入射方向によら
ず、その方向へ反射させるために使われるプリズムであ
る。図7のように、互いに直角な反射面を3面持つプリ
ズムである。入射光はプリズムの内部で全反射を3回行
い、入射光に対して180度の偏光角で射出する。次
に、このコーナキューブを用いたレーザ測長機を図8を
用いて説明する。図中の21は光源であるレーザ、22
は光源21からの出射光を平行光にするコリメータレン
ズ、23は偏光ビームスプリッタ、24aと24bは1
/4波長板、25aは固定コーナキューブ、25bは移
動コーナキューブ、26は偏光子を各々示す。
【0004】このレーザ測長機の動作を次に説明する。
レーザ21からの出射光をコリメータレンズ22により
平行光にする。偏光ビームスプリッタ23によりP波成
分は透過し、1/4波長板24bにより円偏光に変換さ
れ、被測定物すなわち移動体に取り付けられた移動コー
ナキューブ25bで3回反射され再び1/4波長板24
bを透過することでS波に変換される。従って、偏光ビ
ームスプリッタ23で反射し偏光子26に入射する。一
方、レーザ21のS波成分は偏光ビームスプリッタ23
により反射され、1/4波長板24aにより円偏光に変
換され、固定コーナキューブ25aで3回反射され再び
1/4波長板24aを透過することでP波に変換され
る。
【0005】従って、偏光ビームスプリッタ23を透過
して偏光子26に入射する。偏光子26により、固定コ
ーナキューブ25aと移動コーナキューブ25bからの
反射光の偏光方向が揃えられ干渉縞を生ずる。この被測
定物の移動による光路長差変化に起因する干渉縞の変化
を観測することで、ナノメートルオーダの微小変位の測
定が可能となる。ここで、再帰反射光学素子であるコー
ナキューブを用いているため、被測定物が光軸に沿って
移動するとき、光軸に対して多少ヨーイングやピッチン
グを発生しても反射光の方向が入射光の方向と平行であ
るため誤差を生じることがないという特徴がある。
【0006】また、従来の物体追尾装置、すなわち移動
する特定の対象物体を常にTVカメラの視野におさめる
ように追尾する装置では、TVカメラにより撮像した画
像を画像処理装置により解析し対象物体であることを判
断し、その対象物体が常に視野に入るようにTVカメラ
を平行移動あるいは回転制御していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成では、再帰反射光学素子を複雑な構造のプリズムか
らなるコーナキューブにより構成しているので、大型化
することが避けがたく、小さな被測定物体に取り付け
て、その変位を測定することが困難であるという欠点を
有していた。
【0008】また、従来の物体追尾装置では画像処理装
置による解析に時間を要するため高速で移動する物体の
追尾が困難となる。あるいは処理速度短縮のためフィー
ドフォアード制御など予測制御を行うと不規則な動きを
する物体の追尾が困難となる。また、対象物体が傾くと
TVカメラにより撮像された画像が同一物体であっても
異なった見え方をし、対象物体を誤認識しやすいといっ
た課題を有していた。
【0009】また、用途は異なるが光ディスクの光情報
処理には特開昭61−285404号公報に示すよう
に、1枚の光学板ガラスの表面に回折格子、裏面にフレ
ネルゾーンプレートを設け、分散機能とコリメート機能
を持たせたものが記載されている。
【0010】本発明は、コーナキューブと比較して極め
て軽量である回折格子により再帰反射光学素子を構成す
ることで、従来の再帰反射光学素子に見られた形状の大
型化、重量の増加の問題を解決し、この再帰反射光学素
を用いることで高速に移動する物体を追尾可能な物体
追尾装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の物体追尾装置は、光源と、この光源からの光
を平行光にするコリメートレンズと、追尾対象上に搭載
され、入射した光を入射方向に反射する再帰反射光学素
子と、前記再帰反射光学素子と前記光源との間に配置し
たビームスプリッタと、このビームスプリッタを透過あ
るいは反射した光を前記再帰反射光学素子で更に反射し
た光を検出する光検出器と、前記光検出器の出力信号に
応じて追尾対象を追尾するようにTVカメラの動きを制
御する姿勢制御装置とを備えた物体追尾装置であって、
前記再帰反射光学素子は、回折格子と、この回折格子と
平行に配置され、かつ前記回折格子の透過光を反射させ
る反射部材と、前記回折格子と前記反射部材を一体に保
持するホルダーを有するものである。
【0012】また、本発明の物体追尾装置は、光源と、
この光源からの光を平行光にするコリメートレンズと、
追尾対象上に搭載され、入射した光を入射方向に反射す
る再帰反射光学素子と、前記再帰反射光学素子と前記光
源との間に配置したビームスプリッタと、このビームス
プリッタを透過あるいは反射した光を前記再帰反射光学
素子で更に反射した光を検出する光検出器と、前記光検
出器の出力信号に応じて追尾対象を追尾するようにTV
カメラの動きを制御する姿勢制御装置とを備えた物体追
尾装置であって、前記再帰反射光学素子は、透明平行平
板の表面に回折格子を形成し裏面に反射膜を形成したも
のである。
【0013】
【作用】上記構成において本発明の物体追尾装置は、光
源と、この光源からの光を平行光にするコリメートレン
ズと、追尾対象上に搭載され、入射した光を入射方向に
反射する再帰反射光学素子と、前記再帰反射光学素子と
前記光源との間に配置したビームスプリッタと、このビ
ームスプリッタを透過あるいは反射した光を前記再帰反
射光学素子で更に反射した光を検出する光検出器と、前
記光検出器の出力 信号に応じて追尾対象を追尾するよう
にTVカメラの動きを制御する姿勢制御装置とを備えた
物体追尾装置であって、前記再帰反射光学素子は、回折
格子と、この回折格子と平行に配置され、かつ前記回折
格子の透過光を反射させる反射部材と、前記回折格子と
前記反射部材を一体に保持するホルダーを有することに
より、ホルダーに一体に保持された回折格子と反射部材
の傾きによらず、常に入射光軸の方向に反射光を発する
こととなり、回折格子と反射部材が取り付けられた追尾
対象物体の傾きに係わらず、光検出器により物体の位置
を検出することになる。
【0014】また、本発明の物体追尾装置は、光源と、
この光源からの光を平行光にするコリメートレンズと、
追尾対象上に搭載され、入射した光を入射方向に反射す
る再帰反射光学素子と、前記再帰反射光学素子と前記光
源との間に配置したビームスプリッタと、このビームス
プリッタを透過あるいは反射した光を前記再帰反射光学
素子で更に反射した光を検出する光検出器と、前記光検
出器の出力信号に応じて追尾対象を追尾するようにTV
カメラの動きを制御する姿勢制御装置とを備えた物体追
尾装置であって、前記再帰反射光学素子は、透明平行平
板の表面に回折格子を形成し裏面に反射膜を形成したこ
とにより、回折格子と反射部材が取り付けられた追尾対
象物体の傾きに係わらず、光検出器により物体の位置を
検出することになる。
【0015】
【実施例】(参考例1) 以下、本発明の第1の参考例の再帰反射光学素子につい
て、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の参考例の再帰反射光学素子の側面図である。図
1において、1は光源であるレーザ、2はレーザ1の出
射光を平行光化するコリメータレンズ、3はビームスプ
リッタ、4は回折格子、5は反射部材であり、回折格子
4と反射部材5は互いに平行となるようホルダー6によ
り保持されている。
【0016】次に、図1と図2を用いて本参考例の再帰
反射光学素子の動作について説明する。まずレーザ1か
ら射出された光はコリメータレンズ2により平行光にさ
れる。この平行光はビームスプリッタ3を透過した後、
回折格子4に入射する。
【0017】ここで、図2を用いて回折格子4と反射部
材5の機能について説明する。回折格子4に入射した光
は、以下の回折式に従って回折する。
【0018】p(sinθo−sinθi)=nλここ
で、pは回折格子4のピッチ、θiは回折格子4への入
射角であり、図2ではθi=0である。またθoは回折
格子4からの回折角、nは整数、λはレーザ1の波長を
各々示している。一般には、n=0,±1,±2,・・
・の多数の次数の回折光が発生する。本参考例における
回折格子4を、位相深さが0〜πの正弦波状位相格子で
構成すると、n=±1、すなわちθo=arcsin
(±λ/p)の2つの次数の回折光のみが発生する。回
折角θoで回折格子4を射出した光線は反射部材5によ
り反射される。このとき、回折格子4と反射部材5は互
いに平行となるよう配置されている。従って、図2に示
したように再び回折格子4に入射角θi=θoで入射す
ることになる。ここで再び回折式に従い再回折をして、
今度は逆に回折角0で射出する。すなわち、入射光軸と
平行に反射光が戻っていってビームスプリッタ3で反射
される。上記の場合は、回折格子4と反射部材5がレー
ザ1の光軸に対して直交する位置にある状態、すなわち
θi=0での動作説明であった。
【0019】次に、図3を用いて回折格子4と反射部材
5とが光軸に対して角度φだけ傾いた状態、すなわちθ
i=φの状態での動作について説明する。
【0020】この場合も、回折式:p(sinθo−s
inθi)=nλにしたがって回折される。ここで、θ
i=φで、かつn=±1だから回折角θoは、θo=a
rcsin(±λ/p+sinφ)と書ける。一方、こ
の場合も回折格子4と反射部材5は互いに平行に保たれ
ているので、回折格子4からの射出光は反射部材5に角
度θoで入射し、反射角θoで反射し回折格子4に入射
する。ここで再び回折式に従い再回折をして、今度は逆
に回折角φで射出する。すなわち、このように回折格子
4と反射部材5とが光軸に対して傾角φだけ傾いた場合
でも入射光軸と平行に反射光が戻っていってビームスプ
リッタ3で反射される。
【0021】すなわち本参考例によれば、ホルダー6に
より互いに平行に保持された回折格子4と反射部材5の
入射光軸への傾き角φに係わらず、入射光軸の方向に反
射させる再帰光学素子を実現できる。また、従来のコー
ナキューブと比較して大幅な軽量、小型化が可能となる
という効果をあげることができる。
【0022】(参考例2) 次に、本発明の第2の参考例の再帰反射光学素子につい
て、図4を用いて説明する。図中の7は例えば光学ガラ
スからなる透明平行平板、8は透明平行平板7の表面に
エッチングなどの手法で形成された回折格子、9は透明
平行平板7の裏面に例えばアルミニウム、酸化硅素など
の薄膜を蒸着などの手法により形成した反射膜を各々示
している。
【0023】次に、このように構成された再帰反射光学
素子の動作について述べる。回折格子8と反射膜9は透
明平行平板7の表裏面に形成されているので、回折格子
8と反射膜9は常に平行関係を維持できる。従って、入
射光軸に対する透明平行平板7の傾きに係わらず入射光
軸と平行な方向に反射する。
【0024】すなわち、本参考例によれば、その表裏面
に回折格子8と反射膜9とが一体に形成された透明平行
平板7の入射光軸に対する傾きに係わらず、入射光軸の
方向に反射させる再帰光学素子を実現できる。また、従
来のコーナキューブと比較して大幅な軽量、小型化が可
能となるばかりでなく、第1の参考例の再帰反射光学素
子と比較してもさらに大幅な軽量、小型化が可能となる
という効果をあげることができる。
【0025】(実施例1) また、本発明の第1の実施例の物体追尾装置について、
図5を用いて説明する。なお、第1の参考例と同一構成
部材には同一号を用いる。本実施例は移動物体をTV
カメラで追尾する用途に用いた場合の一実施例を示した
ものである。図中の1は光源である半導体レーザ、2は
半導体レーザ1からの出射光を平行光化するコリメータ
レンズ、3はビームスプリッタである。回折格子4と反
射部材5、ホルダー6とからなる第1の参考例の再帰反
射光学素子10は追尾対象の移動物体11に取り付けら
れている。12は光検出器で、半導体レーザ1、コリメ
ータレンズ2、ビームスプリッタ3からなる物体追備装
置の固定部13はTVカメラ14に固定されている。T
Vカメラ14の姿勢制御装置15は光検出器12の出力
信号に基づいてTVカメラのX,Y,Zの3方向への移
動および、各々の軸廻りの回転α,β,γを制御するよ
うになっている。また、物体追尾装置の光軸、すなわち
コリメータレンズ2のレンズ光軸はTVカメラ14の光
軸と略一致するよう配置され、かつTVカメラ14と物
体追尾装置の固定部13は姿勢制御装置15により一体
で駆動される。
【0026】次に、本実施例の動作について説明する。
半導体レーザ1からの射出ビームは、コリメータレンズ
2により平行光化され、ビームスプリッタ3から射出
し、移動物体11に取り付けられた再帰反射光学素子1
0に入射する。再帰反射光学素子10からの反射光は入
射光軸、すなわちTVカメラ14の光軸方向に帰還す
る。この帰還光は光検出器12により検出される。従っ
て、光検出器12の出力が一定レベル以上であれば、T
Vカメラ14の光軸方向に追尾対象の移動物体11が存
在することになる。そこで、光検出器12の出力信号レ
ベルが一定値以上を保つように姿勢制御装置15によ
り、TVカメラ14と物体追尾装置の固定部13を一体
でX,Y,Zの3方向およびα,β,γの3軸廻りに回
転させることで、追尾対象の移動物体11を常にTVカ
メラ14の光軸上に位置させることができる。すなわ
ち、従来例に見られるような複雑でかつ処理時間が長い
画像処理を行うことなく移動物体11の追尾が可能とな
るので、高速移動物体の追尾あるいは不規則な動きをす
る物体の追尾が可能となる。さらに対象物体の傾きに影
響されない物体追尾が可能といった作用効果がある。
【0027】(実施例2) 次に、本発明の第2の実施例の物体追尾装置について、
図6を用いて説明する。図6中の号で、第1の実施例
のものと同じ号のものは同一のものを示す。第1の実
施例との違いは、移動物体11に第2の実施例の回折格
子8と反射膜9が透明平行平板7の表裏面にした再帰反
射光学素子16を取り付けたことである。
【0028】次に、本実施例の物体追尾装置の動作につ
いて説明する。半導体レーザ1からの射出ビームは、コ
リメータレンズ2により平行光化され、ビームスプリッ
タ3から射出し、移動物体11に取り付けられた再帰反
射光学素子16に入射する。再帰反射光学素子16から
の反射光は入射光軸、すなわちTVカメラ14の光軸方
向に帰還する。この帰還光は光検出器12により検出さ
れる。従って、光検出器12の出力が一定レベル以上で
あれば、TVカメラ14の光軸方向に移動物体11が存
在することになる。そこで、光検出器12の出力信号レ
ベルが一定値以上を保つように姿勢制御装置15によ
り、TVカメラ14と物体追尾装置の固定部13を一体
でX,Y,Zの3方向およびα,β,γの3軸廻りに回
転させることで、移動物体11を常にTVカメラ14の
光軸上に位置させることができる。
【0029】すなわち、従来例に見られるような複雑で
かつ処理時間が長い画像処理を行うことなく移動物体1
1の追尾が可能となるので、高速移動物体の追尾あるい
は不規則な動きをする物体の追尾が可能となる。さら
に、対象物体の傾きに影響されない物体追尾が可能とい
った作用効果がある。また、第1の実施例の物体追尾装
置と比較して可動部である再帰反射光学素子の大幅な軽
量、小型化が可能となるという効果をあげることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の発明の物体追尾装置は、光源と、この
光源からの光を平行光にするコリメートレンズと、追尾
対象上 に搭載され、入射した光を入射方向に反射する再
帰反射光学素子と、前記再帰反射光学素子と前記光源と
の間に配置したビームスプリッタと、このビームスプリ
ッタを透過あるいは反射した光を前記再帰反射光学素子
で更に反射した光を検出する光検出器と、前記光検出器
の出力信号に応じて追尾対象を追尾するようにTVカメ
ラの動きを制御する姿勢制御装置とを備えた物体追尾装
置であって、前記再帰反射光学素子は、回折格子と、こ
の回折格子と平行に配置され、かつ前記回折格子の透過
光を反射させる反射部材と、前記回折格子と前記反射部
材を一体に保持するホルダーを有することにより、従来
例のような処理時間が長い画像処理を行うことなく移動
物体の追尾が可能となるので、高速移動物体の追尾ある
いは不規則な動きをする物体の追尾が可能となる。さら
に対象物体の傾きに影響されない物体追尾が可能といっ
た作用効果をあげることができる。
【0031】さらに、本発明の請求項2記載の発明の物
体追尾装置は、回折格子と反射部材を平行平板の表裏面
に一体に形成したことにより、従来例に見られるような
複雑でかつ処理時間が長い画像処理を行うことなく移動
物体の追尾が可能となるので、高速移動物体の追尾ある
いは不規則な動きをする物体の追尾が可能となる。さら
に対象物体の傾きに影響されない物体追尾が可能といっ
た作用効果がある。また、請求項1記載の発明の物体追
尾装置と比較して可動部である再帰反射光学素子の大幅
な軽量、小型化が可能となるという効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例の再帰反射光学素子の側
面図
【図2】同、再帰反射光学素子の回折格子と反射部材の
動作を示す図
【図3】同、再帰反射光学素子が傾いた場合の動作を示
す図
【図4】本発明の第2の参考例の再帰反射光学素子の断
面図
【図5】本発明の第1の実施例の物体追尾装置の側面図
【図6】本発明の第2の実施例の物体追尾装置の側面図
【図7】従来の再帰反射光学素子であるコーナキューブ
の斜視図
【図8】同、コーナキューブを用いたレーザ測長機の側
面図
【符号の説明】
4 回折格子 5 反射部材 6 ホルダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 厚司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−105792(JP,A) 特開 平5−10786(JP,A) 特開 平5−232318(JP,A) 特開 平6−300520(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/00 - 5/136 G02B 5/18 G01B 11/00 - 11/30 G01D 5/26 - 5/40 G01S 7/00 - 13/95 G01S 17/00 - 17/95 H04N 5/222 - 5/257 H04N 7/18 H04B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの光を平行光にす
    るコリメートレンズと、追尾対象上に搭載され、入射し
    た光を入射方向に反射する再帰反射光学素子と、前記再
    帰反射光学素子と前記光源との間に配置したビームスプ
    リッタと、このビームスプリッタを透過あるいは反射し
    た光を前記再帰反射光学素子で更に反射した光を検出す
    る光検出器と、前記光検出器の出力信号に応じて追尾対
    象を追尾するようにTVカメラの動きを制御する姿勢制
    御装置とを備えた物体追尾装置であって、 前記再帰反射光学素子は、回折格子と、この回折格子と
    平行に配置され、かつ前記回折格子の透過光を反射させ
    る反射部材と、前記回折格子と前記反射部材を一体に保
    持するホルダーを有する 物体追尾装置。
  2. 【請求項2】 光源と、この光源からの光を平行光にす
    るコリメートレンズと、追尾対象上に搭載され、入射し
    た光を入射方向に反射する再帰反射光学素子と、前記再
    帰反射光学素子と前記光源との間に配置したビームスプ
    リッタと、このビームスプリッタを透過あるいは反射し
    た光を前記再帰反射光学素子で更に反射した光を検出す
    る光検出器と、前記光検出器の出力信号に応じて追尾対
    象を追尾するようにTVカメラの動きを制御する姿勢制
    御装置とを備えた物体追尾装置であって、 前記再帰反射光学素子は、透明平行平板の表面に回折格
    子を形成し裏面に反射膜を形成した 物体追尾装置。
JP05142480A 1993-06-15 1993-06-15 物体追尾装置 Expired - Fee Related JP3097011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05142480A JP3097011B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 物体追尾装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05142480A JP3097011B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 物体追尾装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH075314A JPH075314A (ja) 1995-01-10
JP3097011B2 true JP3097011B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=15316304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05142480A Expired - Fee Related JP3097011B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 物体追尾装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3097011B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7481796B2 (ja) * 2018-07-09 2024-05-13 大日本印刷株式会社 反射型回折光学素子、反射型回折光学素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH075314A (ja) 1995-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7394550B2 (en) Displacement detector
EP0911822B1 (en) Optical head device and birefringent diffraction grating polarizer and polarizing hologram element used therein
US5793480A (en) Combined interferometer/ellipsometer for measuring small spacings
JP2913984B2 (ja) 傾斜角測定装置
JP3144143B2 (ja) 光学式変位測定装置
JPH073344B2 (ja) エンコ−ダ−
US3969573A (en) Apparatus for reading a record carrier on which information is stored in an optically readable structure
JPH0363001B2 (ja)
EP0208276B1 (en) Optical measuring device
US5000542A (en) Optical type encoder
JP2786484B2 (ja) 光磁気再生装置
US5309423A (en) Magneto-optical reproducing device with optical system having two reflective elements and providing phase difference cancellation
US4932780A (en) Interferometer
JP3097011B2 (ja) 物体追尾装置
JP3268670B2 (ja) 光学式変位検出装置
JP3545008B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP7141313B2 (ja) 変位検出装置
JPH06194125A (ja) 対物レンズの焦点から物体のずれ又は位置変化を検出する方法及び装置
JP3044865B2 (ja) 変位情報検出装置及び速度計
JPS6087442A (ja) 偏光ビ−ムスプリツタ
JP2560471B2 (ja) 安全機構を有したエンコーダー
EP1052628A2 (en) Optical information storage apparatus and optical device
JP2990891B2 (ja) 変位情報検出装置及び速度計
JP2512873B2 (ja) 光束安定装置
JP2629606B2 (ja) エンコーダー

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees