JP3096504U - 観覧車型整理箱 - Google Patents

観覧車型整理箱

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JP3096504U JP2003001368U JP2003001368U JP3096504U JP 3096504 U JP3096504 U JP 3096504U JP 2003001368 U JP2003001368 U JP 2003001368U JP 2003001368 U JP2003001368 U JP 2003001368U JP 3096504 U JP3096504 U JP 3096504U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 望む玩具や小物類をすぐ見付けることがで
き、しかも後片付けを楽しみながら行なうことが可能で
あること。 【解決手段】 回転子1と、これを回転自在に支持する
両側の脚体5、5と、脚体5、5を支持する台座6と、
回転子1の回転を解除可能に阻止するストッパ部4と、
回転子1を構成する引掛棒1e、1e…に係止フック2
c、2c、3c、3cで引掛垂下する大バスケット2、
2…及び小バスケット3、3…とで構成する。回転子1
は、一対の側部円板とその間に大小の二重円筒状に配列
固定した各8本の引掛棒1e、1e…とからなる。また
側部円板は、同一平面上に各45度の間隔で放射状に配
した8本のスポーク部材1d、1d…とこれらに同心円
状に固定した大径円環部材1a及び小径円環部材1bと
で構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、観覧車型整理箱に関するものである。詳述すれば、本考案は、玩具 や小物類を整理して収納する各容器が観覧車のように回転する回転子に引っ掛け られていて、それらの玩具や小物類の取り出しや後片付けを楽しみながら行なう ことができる観覧車型整理箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、玩具や小物類は、種々の収納箱又は机や箪笥の引き出しなどに収納され ており、使う度にその収納された場所から取り出し、使用したり遊んだりする。 そして、云うまでもなく、使用後は元の場所に収納するようにしている。
【0003】 しかしながら、これらを使用する子供は往々にして後片付けが嫌いであり、玩 具を使い放しにして当たり一面に放置しているケースが見られる。後片付けをし なければいけないことは分かっていても、その作業が単調で面白さがないため、 後片付けをしないと思われる。
【0004】 また元の収納場所での管理状態も後片付けがスムーズに行なえるかどうかを決 める要因となっている。つまり、玩具であれ小物であれ、きちんと区別や類別、 若しくは分別がなされていれば、元のところに返し易くなるが、一箇所に纏めて 置いてあるだけであるならば、後片付けも、ただその場所に入れれば良い、悪く 言えば、放り投げれば良いという考えに至り、後片付けが雑になったり、しなく なるという状態に陥っているように思われる。
【0005】 後片付けをしないで放置しておくと、玩具などが散らばっていて、うっかり踏 んだり躓いたりして大変危険である。そればかりか、子供の躾の上で好ましいと は言いがたい。とはいえ、更に後片付けを命令するなら、子供はますます反抗し て後片付けをしないという状況に陥る。
【0006】 とりわけ今日の子供たちは、物余りの時代に生活しており、欲しい物はすぐ手 に入る状況にある。特に、父祖母が同居又は近くに住んでいる家庭においては、 孫に対して甘やかしすぎ、子供が新しい玩具を欲しがったらすぐ買って上げ、果 ては次の玩具を大人が勝手に決めて買い与えているという状況も見られる。
【0007】 玩具は、本来、子供がこれで遊ぶことによって、独創性や想像力を養い、かつ 自分で考える力を身に付けるために役立つものである筈のものである。従って大 人が次の新しい玩具を買い与える場合には、当然そのことを考慮に入れる必要が ある。
【0008】 子供がある特定の玩具で遊びたいと思ったときに、玩具が沢山有り過ぎて、引 き出しや大きな箱にただ入っていると云う状態では、場合によっては、欲しいも のを探すために引き出しや大きな箱をひっくり返してしまうと云うようなことと なる。そうなると、遊んだ後の後片付けはますます大変な作業となり、大抵は後 片付けをしなくなってしまう。
【0009】 つまり、上述の玩具や小物の整理の仕方には以下に述べる問題点があった。 引き出しや大きな箱に収納する収納の仕方では、それ自体が簡単かつ手軽とい えど管理が行き届かず、欲しい玩具がすぐ見つけられない。従って欲しい玩具を 取り出すには引き出しや箱をひっくり返したり、玩具を次々取り出さねばならず 、周りが煩雑になるし、後片付けが容易ではなくなる。その結果、後片付けをし なくなるという悪循環となる。
【0010】 そして、頻繁に引き出しや大きな箱をひっくり返していたのでは、大切な玩具 が損傷するという問題もある。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上のような従来技術の問題点を解決し、望む玩具や小物類をすぐ 見付けることができ、しかも後片付けを楽しみながら行なうことが可能な観覧車 型整理箱を提供することを解決の課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の1は、同軸に配した一対の側部円板とその間に同軸状かつ二重円筒状 に配列固定した複数の引掛棒とからなる回転子と、該回転子をその軸心を中心に 回転自在に支持する脚体と、前記回転子の各引掛棒に引っ掛ける引掛部付きの対 応する数の容器と、前記回転子の回転を阻止するストッパ手段とを具備してなる 観覧車型整理箱である。
【0013】 前記回転子は、前記のように、一対の側部円板とその間に二重円筒状に配列固 定した複数の引掛棒とからなるものであり、該一対の側部円板はその内側の引掛 棒に引っ掛けられた容器及びこれに収納された玩具等が認識できる構成であるこ とが好ましい。例えば、該一対の側部円板を網状乃至格子状等に構成し、若しく は透明の板材で構成することができる。また材質的には、鉄材、プラスチック材 、木材など、耐久性と装飾性を考慮して構成することが可能である。
【0014】 前記引掛棒は、前記のように、複数のそれを前記一対の側部円板の間に同軸状 かつ二重円筒状に配列固定するものであるが、内側に円筒状に配列した複数の引 掛棒及び外側に円筒状に配列した複数の引掛棒は、それぞれ定角度間隔で配列す るのが適当である。またそれぞれの引掛棒の間隔は、前記容器のサイズとの関係 もあるが、これらをそれぞれの引掛棒に引っ掛けた場合に相互間に適度な空間を 生じうる程度に設定する。
【0015】 前記容器は、種々の玩具や小物類を収納するためのものであるから、それに適 するサイズとする。また該容器の引掛部は前記引掛棒に引っ掛けて、該容器を該 引掛棒から垂下状態にするためのものであり、かつ前記回転子は、云うまでもな く、必要に応じて回転させられるものであるから、該引掛部は、その垂下状態を 常時維持しうるようにするために、引掛棒に対して、周方向に滑動自在に引っ掛 けられる構成とする。
【0016】 前記ストッパ手段は、前記回転子の回転を阻止するための手段であり、必要に 応じてその回転を阻止し得るように構成しても、常時回転を阻止しておき、必要 に応じて回転を許容し得るように構成しても良い。このような作用を簡易に実現 できるものであれば、特定の構成に限定されない。
【0017】 従って本考案の1の観覧車型整理箱よれば、複数の引掛棒に引っ掛けて垂下さ せてある複数の容器に玩具や小物類をそれぞれ分別整理して保管しておくことが できる。また各容器に収納してある玩具類はそれぞれ容易に視認できるので、取 り出し時には、容易に所望の玩具等を見いだすことができる。該玩具等が収納し てある容器は、必要に応じて、前記回転子を回転させて、取り出しやすい位置で その中の玩具等を取り出すことができる。
【0018】 前記ストッパ手段は、以上のような取り出し操作をする場合は、その構成に応 じて、必要に応じてその機能を解除して回転子の回転動作を許容し、所定の位置 まで回転させれば、動作させて回転を阻止させることができる。
【0019】 玩具等を片づける場合は、適当な容器を選んで、前記のように必要に応じて回 転子を回転させ、該容器を収納操作しやすい位置に移動させた上で、これに収納 することができる。回転子を回転させる際は当然前記ストッパ手段の動作は解除 する。
【0020】 本考案の1の観覧車型整理箱は、文字通り観覧車型であり、見た目の楽しさも あり、更に、以上のように、回転子を動かしながら、所望の容器から玩具や小物 類を取り出したり、収納したりすることができるため、遊んだ後の後片付けであ っても、それ自体を楽しみながら行なうことが可能となるものである。
【0021】 本考案の2は、本考案の1の観覧車型整理箱に於いて、前記一対の側部円板を 、それぞれ同一平面上に定角度間隔で放射状に配した複数のスポーク部材と該ス ポーク部材に同心円状に配列固定した大径及び小径の円環部材とで構成し、かつ 前記引掛棒を、同軸に配した前記側部円板の大径の円環部材間及び小径の円環部 材間にそれぞれ定角度間隔で配列固定したものである。
【0022】 前記スポーク部材には適当な棒状部材を採用することができる。該スポーク部 材は中央部からその各々の強度等を考慮して適度な定角度間隔で放射状に配設す る。特に、該スポーク部材の配設角度間隔は前記一対の側部円板間に二重円筒状 に配する前記引掛棒の配設角度間隔に一致させ、かつ側部円板の引掛棒を取り付 ける位置を該スポーク部材が通過する位置関係にすれば、それらの支持のために も好都合である。
【0023】 前記大径及び小径の円環部材の各径は、前記のように、二重円筒状に配列する 引掛棒の二つの配列径のそれぞれに一致させるものであり、これも後者の支持を 十分なものとするためである。
【0024】 従って本考案の2の観覧車型整理箱よれば、容器を引っ掛けて支持する引掛棒 を十分な強度の側部円板で支持できるとともに、前記のように、容器を外部から 見通すことができる構成であるため、その収納物の確認のために好都合であり、 更には意匠的にも優れたものとなる。
【0025】 本考案の3は、本考案の1又は2の観覧車型整理箱に於いて、前記容器を、箱 体又はバスケットに構成したものである。
【0026】 前記箱体及びバスケットは、その形状等は自由であり、様々な意匠のそれを採 用可能である。もっとも収納性の観点からは直方体状等のそれが都合が良いであ ろう。いずれにしても上部は開放型で玩具類の出し入れが容易なものが好都合で ある。
【0027】 従って本考案の3の観覧車型整理箱よれば、意匠的に子供の好む形状等を容易 に採用し得、かつ玩具等の収納物の出し入れが容易なものに構成し、後片付けを 楽しく行なうことを可能とすることができる。
【0028】 本考案の4は、本考案の3の観覧車型整理箱に於いて、前記箱体又はバスケッ トを、透明部材で構成したものである。
【0029】 従って本考案の4の観覧車型整理箱によれば、容器に収納した玩具等を容易に チェックできるため、所望の玩具等を容易に見いだしうるものである。
【0030】 本考案の5は、本考案の1、2、3又は4の観覧車型整理箱に於いて、前記ス トッパを、前記脚体下部から立設した弾力性を備えたポール部材と、該ポール部 材を前記回転子側に引っ張るスプリングと、前記ポール部材に配した制動部材で あって、前記スプリングの作用により前記回転子に於ける側部円板の周縁に圧接 する制動部材とで構成したものである。
【0031】 従って本考案の5の観覧車型整理箱よれば、常時、回転子の側部円板の周縁に 制動部材が圧接しており、特に該回転子を回転させる必要のない時には、そのま ま特別な操作をしなければ、該回転子は回転が阻止された状態を維持する。所望 の容器を玩具等の出し入れのしやすい位置に移動させたい場合は、前記ポール部 材を前記スプリングに抗して引っ張り、その制動部材を側部円板の周縁から離脱 させれば、その制動が解除され、回転子を必要なだけ回転させることができる。 前記ポール部材は、引っ張るのをやめれば、前記スプリングの作用により元に戻 り、制動部材がまた側部円板の周縁に圧接してその回転を阻止するようになる。
【0032】
【考案の実施の形態】
以下、考案の実施の形態を実施例に基づき、かつ添付図を参照しつつ詳細に説 明する。
【0033】 <実施例> この実施例の観覧車型整理箱は、図1及び図2に示すように、回転子1と、該 回転子1を回転自在に支持する前後の脚体5、5及び該脚体5、5をその最下部 で支持する台座6と、前記回転子1の一部を構成する複数の引掛棒1e、1e… に引っ掛けて垂下する大バスケット2、2…及び小バスケット3、3…と、前記 回転子1の回転を阻止するストッパ部4とから構成されている。
【0034】 前記回転子1は、図1及び図2に示すように、前後一対の側部円板とその間に 配する前記引掛棒1e、1e…と、該一対の側部円板の軸心に位置する回転軸1 cとで構成したものである。
【0035】 該側部円板は、図1に示すように、それぞれ同一平面上に45度の角度間隔で 放射状に配した複数のスポーク部材1d、1d…と該スポーク部材1d、1d… に同心円状に配列固定した大径円環部材1a及び小径円環部材1bとで構成する ものである。スポーク部材1d、1d…相互及びこれらと大径円環部材1a又は 小径円環部材1bとはそれぞれ溶接結合する。
【0036】 また前記引掛棒1e、1e…は、図1及び図2に示すように、前記側部円板の 大径円環部材1a間及び小径円環部材1b間にそれぞれ45度の角度間隔で、か つ前記スポーク部材1d、1d…の通過する位置に一致させて配列固定する。こ うして該引掛棒1e、1e…は、それぞれ8本ずつが大径円環部材1a及び小径 円環部材1bと同径の円筒状をなすようになる。これらの引掛棒1e、1e…は 、それぞれ両端を側部円板の該当する部位に溶接結合する。
【0037】 以上の回転子1は、各構成要素を軽量の合金で構成し、以上のように溶接結合 して構成したものであるが、子供が喜ぶ色にカラー塗装を行ったものである。
【0038】 前記脚体5、5は、図1及び図2に示すように、それぞれ前記台座6から概ね 逆V型に立ち上げた部材であり、各々その最上部に軸受けを備え、前記回転子1 の回転軸1cの端部を回転自在に支持するようになっている。前記台座6は、該 脚体5、5を堅固に固定すべく、若干重量を有する金属板材で構成されている。 以上の脚体5、5及び台座6もまた前記回転子と同様にカラー塗装が施されてい る。
【0039】 前記ストッパ部4は、図1及び図2に示すように、前記台座6から立ち上げた ポール部材4aと、該ポール部材4aを前記回転子1の側部円板側に引っ張るス プリング4cと、該ポール部材4aの途中に配した制動部材4bと、該ポール部 材4aの上端に固設した球形のグリップ部材4dとで構成したものである。
【0040】 前記ポール部材4aは、図2に示すように、前記台座6から前記回転子1の一 方の側部円板と同一平面内に立ち上げ、かつ図1に示すように、その途中が該側 部円板の周縁に近接した位置を通過するように立ち上げる。前記制動部材4bは 、該ポール部材4aの途中の部位で該側部円板の周縁に最も近接する部位に取り 付け、該ポール部材4aが直立した状態で該制動部材4bが該側部円板の周縁、 即ち、この実施例では、大径円環部材1aに圧接状態になるようにする。なお該 ポール部材4aは弾力性のある金属部材で構成する。
【0041】 前記スプリング4cは、該ポール部材4aの下部途中と前記対応する側の脚体 5の下部途中との間に配した引っ張りバネであり、前記制動部材4bが前記大径 円環部材1aにより強く圧接するように引っ張っているものである。勿論、その 弾力の強さは、前記ポール部材4aの弾力の強さも併せて、子供が前記ポール部 材4aを制動をゆるめる方向に倒すべく引っ張った場合、これが容易にできる程 度のそれとする。
【0042】 前記大バスケット2、2…は、図3(a)に示すように、直方体状の収納部2a とその両側から三角形状に立ち上がる腕部2b、2bと、その各上端に構成した 係止フック2c、2cとからなるものである。また前記小径バスケット3、3… は、図3(b)に示すように、前記大バスケット2、2…とほぼ相似形の小形の部 材であり、収納部3aとその両側の腕部3b、3bと、その各上端の係止フック 3c、3cとからなるものである。
【0043】 前記大バスケット2、2…の係止フック2c、2cと前記小バスケット3、3 …の係止フック3c、3cとは、同じサイズであり、いずれも、当然、前記引掛 棒1eに引っ掛けることができるとともに、前記回転子1が回転する際に、周方 向に自由に滑動できるようになっている。
【0044】 以上の大バスケット2、2…及び小バスケット3、3…は、それぞれ透明のプ ラスチック部材で製作したものであり、当然、前者を前記大径円環部材1aに対 応する引掛棒1e、1e…に引っ掛けて使用し、後者を前記小径円環部材1bに 対応する引掛棒1e、1e…に引っ掛けて使用するものである。
【0045】 従ってこの実施例の観覧車型整理箱よれば、図1に示すように、内側円筒を構 成する8本の引掛棒1e、1e…に前記小バスケット3、3…を引掛垂下させ、 かつ外側円筒を構成する8本の引掛棒1e、1e…に前記大バスケット2、2… を引掛垂下させ、これらの大バスケット2、2…及び小バスケット3、3…に玩 具や小物類をそれぞれ分別整理して保管しておくことができる。
【0046】 また各大バスケット2、2…及び小バスケット3、3…に収納してある玩具や 小物類は、側部円板を構成する大径円環部材1a、小径円環部材1b及びスポー ク部材1d、1d…の間を通じてそれぞれ容易に視認できるので、取り出し時に は、容易に所望の玩具等を見いだすことができる。
【0047】 該玩具等が収納してある大バスケット2、2…及び小バスケット3、3…のい ずれでも、必要に応じて、前記回転子1を回転させて、取り出しやすい位置に移 動させてその中の玩具等を取り出すことができる。該回転子1の回転は、例えば 、側部円板を構成する大径円環部材1aを掴んで回転させるなど、手動によって 行う。
【0048】 以上のような取り出し操作のために、回転子1を回転させる場合は、前記した ように、ストッパ部4のグリップ部材4d等を掴んで、対応する側部円板を構成 する大径円環部材1aから離間する方向に前記ポール部材4aを若干倒して、そ の制動部材4bを該大径円環部材1aの周縁から離間させれば良い。グリップ部 材4d等を掴んで前記ポール部材4aを上記所定の方向に若干倒すだけであるか ら簡単な操作である。
【0049】 そしてこのように操作しながら、回転子1の回転操作を行うものである。所定 の位置まで回転させた後は、単に前記ポール部材4aに対する以上の操作をやめ れば、それ自体の弾力性及び前記スプリング4cの作用により元の位置に復帰し 、制動部材4bは前記大径円環部材1aの周縁に圧接してその回転を阻止すべく 作用するようになる。
【0050】 玩具等を片づける場合は、大バスケット2、2…及び小バスケット3、3…の 中にから適当なそれを選んで、前記のように必要に応じて回転子1を回転させ、 選択した大バスケット2又は小バスケット3を収納操作しやすい位置に移動させ た上で、これに収納することができる。回転子1を回転させる際は、当然、前記 したように操作して、前記ストッパ部4の動作を解除する。
【0051】 従ってこの実施例の観覧車型整理箱によれば、文字通りその外観が観覧車型で あり、見た目の楽しさもあり、更に、以上のように、回転子1を動かしながら、 所望の大バスケット2や小バスケット3から玩具や小物類を取り出したり、収納 したりすることができるため、遊んだ後の後片付けであっても、それ自体を楽し みながら行なうことが可能となる。
【0052】
【考案の効果】
本考案の1の観覧車型整理箱よれば、それ自体が、文字通り観覧車型であって 、見た目の楽しさもあり、更に、回転子を動かしながら、所望の容器から玩具や 小物類を取り出したり、収納したりすることができるため、遊んだ後の後片付け であっても、それ自体を楽しみながら行なうことができる。また玩具や小物類の 取り出しや収納のために容器を所望の位置まで移動させる際以外は、ストッパ手 段により回転子の回転を阻止することができるので安全性が高いものでもある。
【0053】 本考案の2の観覧車型整理箱よれば、容器を引っ掛けて支持する引掛棒を十分 な強度の側部円板で支持できるとともに、前記のように、容器を外部から見通す ことができる構成であるため、その収納物の確認のために好都合であり、更には 意匠的にも優れたものとなる。
【0054】 本考案の3の観覧車型整理箱よれば、意匠的に子供の好む形状等を容易に採用 し得、かつ玩具等の収納物の出し入れが容易なものに構成し、後片付けを楽しく 行なうことを可能とすることができる。
【0055】 本考案の4の観覧車型整理箱によれば、容器に収納した玩具等を容易にチェッ クできるため、所望の玩具等を容易に見いだしうるものである。
【0056】 本考案の5の観覧車型整理箱よれば、回転子の回転動作を確実に阻止しておく ことができるため、安全性が高いものであり、かつ回転子を回転させる必要があ るときは、極めて簡単な操作でその回転阻止状態を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の観覧車型整理箱の概略正面図。
【図2】実施例の観覧車型整理箱に於ける現時点の最上
部の引掛部にのみ大バスケット及び小バスケットのそれ
ぞれを引掛垂下した状態の概略側面図。
【図3】(a)は大バスケットの概略斜視図。(b)は小バス
ケットの概略斜視図。
【符号の説明】
1 回転子 1a 大径円環部材 1b 小径円環部材 1c 回転軸 1d スポーク部材 1e 引掛棒 2 大バスケット 2a 収納部 2b 腕部 2c 係止フック 3 小バスケット 3a 収納部 3b 腕部 3c 係止フック 4 ストッパ部 4a ポール部材 4b 制動部材 4c スプリング 4d グリップ部材 5 脚体 6 台座

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸に配した一対の側部円板とその間に
    同軸状かつ二重円筒状に配列固定した複数の引掛棒とか
    らなる回転子と、該回転子をその軸心を中心に回転自在
    に支持する脚体と、前記回転子の各引掛棒に引っ掛ける
    引掛部付きの対応する数の容器と、前記回転子の回転を
    阻止するストッパ手段とを具備してなる観覧車型整理
    箱。
  2. 【請求項2】 前記一対の側部円板を、それぞれ同一平
    面上に定角度間隔で放射状に配した複数のスポーク部材
    と該スポーク部材に同心円状に配列固定した大径及び小
    径の円環部材とで構成し、かつ前記引掛棒を、同軸に配
    した前記側部円板の大径の円環部材間及び小径の円環部
    材間にそれぞれ定角度間隔で配列固定した請求項1の観
    覧車型整理箱。
  3. 【請求項3】 前記容器を、箱体又はバスケットに構成
    した請求項1又は2の観覧車型整理箱。
  4. 【請求項4】 前記箱体又はバスケットを、透明部材で
    構成した請求項3の観覧車型整理箱。
  5. 【請求項5】 前記ストッパを、前記脚体下部から立設
    した弾力性を備えたポール部材と、該ポール部材を前記
    回転子側に引っ張るスプリングと、前記ポール部材に配
    した制動部材であって、前記スプリングの作用により前
    記回転子に於ける側部円板の周縁に圧接する制動部材と
    で構成した請求項1、2、3又は4の観覧車型整理箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024019170A1 (ja) * 2022-07-22 2024-01-25 ナノシオン株式会社 棚ロボット

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