JP3095717B2 - 衣服用ハンガー - Google Patents

衣服用ハンガー

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JP3095717B2
JP3095717B2 JP09210016A JP21001697A JP3095717B2 JP 3095717 B2 JP3095717 B2 JP 3095717B2 JP 09210016 A JP09210016 A JP 09210016A JP 21001697 A JP21001697 A JP 21001697A JP 3095717 B2 JP3095717 B2 JP 3095717B2
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輝幸 金城
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輝幸 金城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、衣服用ハンガ
ー、詳しくは、肩部の長さ調整可能な衣服用ハンガーの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、吊下げ用フック部と、この吊
下げ用フック部に支持され吊下げ用フック部の左右両側
方に配設された左肩部及び右肩部を有する衣服用ハンガ
ーは、広く知られている。しかし、左肩部及び右肩部が
相当な長さを有するため、保管時等に嵩張ってしまう。
又、例えば大人と子供の衣服では、肩幅の寸法が異なる
ために兼用できず、夫々の衣服に適合した左肩部及び右
肩部の長さを有する衣服用ハンガーを使用しなければな
らない。このようなことから、左肩部及び右肩部を伸縮
できるようにした衣服用ハンガーが提案されている。こ
の伸縮自在な衣服用ハンガーは、例えば図13に示すよ
うに左肩部及び右肩部各々を、肩本体a、aと、下面を
開口した長尺状の可動部材c、cとを設けたものであ
る。詳しくは、図14に示すように肩本体a、a各々の
前後両側面a2、a2に穿設した摺動用長溝d、dと、
各可動部材c、cの前後両側面c1、c1の内面に対向
するように突設させた摺動兼係止片e、eとから構成
し、その各摺動兼係止片eを、摺動用長溝dに挿通して
摺動用長溝d内に配設することにより、肩本体a、aの
外周面と可動部材c、cの内周面との略全体が当接した
状態で、可動部材c、cを肩本体a、a各々に係止させ
るとともに、その係止力に抗して可動部材cを押圧する
ことにより肩本体a、aの長手方向に摺動できるように
したものであり、このようにして、可動部材c、cを摺
動させることにより左肩部及び右肩部の長さを適宜伸縮
できるようにしたものである。しかしながら、可動部材
cを肩本体aに対して摺動させる際、肩本体aに係止し
た可動部材cを、その係止力に抗して可動部材cを押圧
するため、摺動に対する抵抗が大きい。しかも、肩本体
aの外周面と可動部材cの内周面との略全体が当接した
状態で可動部材cが肩本体aに対して摺動するため、尚
更摺動に対する抵抗が大きくなってしまう。その結果、
可動部材cの摺動操作が困難であり、特に、女性や子供
等の力の弱い人が操作する場合に摺動操作が困難なもの
になっているという課題を有する。その一方、摺動に対
する抵抗を小さくするために、予め肩本体aと可動部材
cとの係止を弱くしておくことも考えられるが、その場
合は、使用中等に可動部材cが肩本体aに対して不意に
摺動してしまうおそれがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、以上の実
情に鑑み提案されたもので、左肩部、右肩部の長さを伸
縮させる操作が容易で、且つ、衣服を掛ける際には可動
部材と肩本体とを確実に係止しておくことのできる衣服
用ハンガーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、以下の特徴
を有する衣服用ハンガーを提供することにより上記課題
を解決する。本願発明は、吊下げ用フック部1と、吊下
げ用フック部1に支持された右肩部2及び左肩部3とを
備える。右肩部2と左肩部3との各々は、長尺状の肩本
体4と、肩本体4に接続された長尺状の可動部材5とを
備える。肩本体4又は可動部材5のいずれか一方は、長
手方向に沿う長溝42を備える。可動部材5又は肩本体
4の他方は、長溝42に、回動自在、且つ移動可能に接
続し得る接続部61を備えることにより、可動部材5と
肩本体4との各々の長手方向が略一致する位置から所定
角度をなす範囲内において、可動部材5が肩本体4に対
して接続部61を軸にして回動し得るとともに、その回
動範囲内における任意位置で可動部材5が肩本体4の長
手方向に沿って移動し得るようになされる。更に、肩本
体4又は可動部材5のいずれか一方は、長手方向に沿う
複数の係止凹部47を備える。可動部材5又は肩本体4
の他方は、係止凹部47に出入り自在に入り込む少なく
とも一つの係止片7を備える。係止片7は、可動部材5
と肩本体4との各々の長手方向を略一致させるに伴って
係止凹部47に入り込むことにより、可動部材5が肩本
体4の長手方向へ移動不能とされるとともに、その係止
凹部47に入り込んだ係止片7が肩本体4に対する可動
部材5の回動に伴って係止凹部47から抜けるものであ
る。
【0005】以上のように構成された本願第発明におい
ては、係止片7が、可動部材5と肩本体4との各々の長
手方向を略一致させるに伴って係止凹部47に入り込
み、肩本体4に対する可動部材5の回動に伴って、その
係止凹部47に入り込んだ係止片7が係止凹部47から
抜けるものとするため、係止片7と係止凹部47との係
止・係止解除を容易なものにできる。しかも、可動部材
5を回動させて係止片7と係止凹部47との係止を解除
した状態にすれば、同時に可動部材5と肩本体4との嵌
合状態を外した状態にできる。従って、その状態から可
動部材5を肩本体4に対して移動させれば、接続部61
にかかる抵抗に抗して移動させれば良く、移動に対する
抵抗を小さくした状態で行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図を基に本願発明の一実施
形態を具体的に説明する。図1は、本願発明の一実施形
態の衣服用ハンガーの正面図である。
【0007】本願発明の衣服用ハンガーは、吊下げ用フ
ック部1と、右肩部2と、左肩部3とを備えている。
【0008】吊下げ用フック部1の下部は、左肩部3及
び右肩部2に上下移動且つ回動可能に接続され、左肩部
3及び右肩部2を支持している。吊下げ用フック部1の
上部には、湾曲状の吊下げ部11を備え、この吊下げ部
11が他の部材に引っ掛けられて吊下げられることによ
り、衣服用ハンガー全体が他の部材に吊下げられるよう
になされている。尚、この吊下げ用フック部1は、左肩
部3及び右肩部2に上下移動可能且つ回動可能に接続し
なくても、上下移動不能又は回動不能に接続させるよう
にしても良く、適宜変更できる。
【0009】左肩部3と右肩部2とは、同一構成を採っ
ており、左右対称に配設されている。以下、これらの説
明を右肩部2の一方について行い、左肩部3の説明を省
略する。
【0010】右肩部2は、長尺状の肩本体4と、長尺状
の可動部材5とを備えている。右肩部2の肩本体4は、
本実施形態では、図2(A)(B)に示すように合成樹脂成形
により左肩部3の肩本体4と一体に形成されており、断
面U字状(図6(A)(B)参照)を呈している。又、右肩部
2の右上部の外周面には、可動部材5を嵌合させるため
の嵌合部41が備えられている。この嵌合部41は、外
周面から可動部材5の厚さ分だけ凹設されている。この
嵌合部41の上部には、可動部材5を肩本体4に対して
移動させるための長溝42が、所定幅で長手方向に沿っ
て内側に貫通するように設けられている。又、この長溝
42は、図4に示すように対向する一対の可撓性を有す
る延設片43、43によって、所定の上下幅を有するも
のとされ、長溝42内が、上端側の出し入れ口45と、
下端側の挿通用口46と、その間の収納部44とに区画
形成されている。詳しくは、延設片43、43は、長溝
42の全長さ範囲に渡って、互いに所定間隔だけ隔てて
前後(図4の左右両側)に対向するようにして肩本体4
の上部内側面から下方側に延設されるとともに、各延設
片43における互いに対向した対向面が円弧状に形成さ
れており、これにより、長溝42内における上下両端側
に出し入れ口45と、出し入れ口45の幅L1より幅L
3の狭い挿通用口46とが形成され、又、その間に、出
し入れ口45及び挿通用口46から漸次幅の広くなった
収納部44が形成されている。
【0011】又、肩本体4における内方側には、複数の
係止凹部47…47が備えられている。これらの係止凹
部45…45は、接続した可動部材5を摺動しないよう
に係止しておくためのもので、本実施形態では、図3
(A)(B)に示すように肩本体4に複数の突片48…48を
設け、その突片48、48の間に、複数の係止凹部47
…47が形成されている。詳しくは、突片48…48各
々は、肩本体4の前側面における内面から所定幅、所定
厚さで長溝42の下方位置までの後方側に突設され、こ
のようにして、突片48…48が肩本体4の左右方向に
沿って略等間隔毎に複数、設けられることにより、隣接
した延設片46、46の間に、左右方向に略等間隔に並
設されて上下両側及び後方側の開口された複数の係止凹
部47…47が形成されている。
【0012】可動部材1は、図5(A)(B)(C) に示すよう
に、肩本体4の嵌合部41に上方から嵌合し得る断面形
状を呈しており、この可動部材5が肩本体4の嵌合部4
1に嵌合されることにより、図6(A)(B)に示すように可
動部材5の内周面と肩本体4の嵌合部41の外周面との
略全面同士が当接するとともに、可動部材5の外周面と
肩本体4の外周面とが段差のない略面一状態になるよう
になされている。又、この可動部材5の内周面側には、
可動部材5の左端位置に設けられた接続部材6と、接続
部材6から右方側に所定間隔だけ隔てて設けられた係止
部材7とを備えている。接続部材6は、可動部材5を肩
本体4に回動自在、且つ移動可能に接続するためのもの
で、可動部材5の上内周面における左右中央から一体的
に下方に延設された接続片62と、接続片62の下端に
一体的に形成された球状の接続部61を備えている。接
続片62は、円柱状をなし、その径は、長溝42の出し
入れ口45に挿通し得るように出し入れ口45の内幅L
1より径小に形成されている。接続部61は、可動部材
5が肩本体4の嵌合部41に嵌合されるに伴って長溝4
2の収納部44に収納可能な位置に配位されている。
又、接続部61の径は、長溝42の出し入れ口45の幅
L1よりやや大きく、収納部44のL2と同じか又は小
さく設定されることにより、収納部44内で回動し得る
とともに、収納部44内を殆ど抵抗なく移動し得るよう
になされている(図6(B) 参照)。
【0013】可動部材5の係止片7は、肩本体4の係止
凹部47…47に入れることにより、可動部材5を肩本
体4に係止しておくためのもので、本実施形態における
係止片7は、この図5(A)(B)(C) に示すように可動部材
5の上内周面における左右中央から一体的に下方に延設
された1本の丸棒状のものから構成されている。又、こ
の係止片7の径R1は、長溝42の挿通用口46の幅L
3より小さく設定され、長溝42の出し入れ口45から
挿通用口46に挿通されて長溝42に沿って移動可能と
されている。又、係止片7の径R1は、係止凹部47の
前後幅L4(図3に図示)と同程度とされ、係止凹部4
5に丁度嵌まり込むことができるようになされている。
一方、係止片7の下方側への突出長さH1は、肩本体4
における上面から突片48…48の下面までの高さH2
(図6(B) に図示)より高くされ、可動部材5が肩本体
4の嵌合部41に嵌合した際、係止片7が突片48…4
8の間の係止凹部47…47に入り込むことができるよ
うになされている。尚、この係止片7の突出長さH1
は、肩本体4における上面から突片48…48の上面ま
での高さH2(図6(B) に図示)より高ければ良く、係
止凹部47…47に入り込むことができれば足りる。
【0014】次に、この衣服用ハンガーの使用方法につ
いて説明する。まず、肩本体4に可動部材5に取り付け
るには、可動部材5の接続部61を、肩本体4の長溝4
2の出し入れ口45に押し入れる。これにより、長溝4
2の出し入れ口45が接続部61によって押し広げら
れ、図6(A)(B)に示すように接続部61を長溝42の収
納部44内に入れることができる。又、接続部61が収
納部44に入った後は、延設片43、43の弾性によっ
て長溝42の出し入れ口45の幅が元の幅に戻り、接続
部61が長溝42から抜け止めされ、これにより、接続
部61を長溝42の収納部44に維持しておくことがで
きる。又、接続部61が、収納部44の幅L2より径小
又は略同径のため、接続部61は、収納部44内におい
て回動し得るとともに、収納部44に沿って左右方向に
移動し得る状態に配位される。これにより、可動部材5
を、肩本体4に対して移動可能に、且つ、可動部材5の
右端側(左肩部3の場合は、可動部材5の左端側)を、
左端側の接続部61を軸に回動可能に、肩本体4に接続
させることができる。又、可動部材5の接続部61を、
肩本体4の長溝42の出し入れ口45に押し入れると、
それに伴って、係止片7が長溝42の出し入れ口45か
ら入って挿通用口46を通り抜けて係止凹部47…47
に入り込むとともに、可動部材5の内周面全体が肩本体
4の嵌合部41に嵌まり込み、図7に示すように可動部
材5の内周面と肩本体4の嵌合部41の外周面との略全
体が当接した状態で肩本体4と可動部材5との各々の長
手方向が一致する。従って、この状態で、係止片7によ
って可動部材5を肩本体4とが係止され、可動部材5が
可動するようなことがない。以上により、衣服を掛け得
る状態に肩本体4に可動部材5をセットできる。尚、係
止片7の先端を、図5(A) に示すように丸みを付けてお
くようにすれば、係止凹部47…47に入れる際、入り
込み易くできる。更に、係止凹部47…47を形成した
突片48…48の上面における左右両端部にも丸みを付
けておけば、係止凹部47…47に係止片7を、より一
層容易に入れることができる。
【0015】次に、図7に示す状態から右肩部2の長さ
を長く又は短くする場合は、可動部材5の右端部を把持
し、肩本体4に対して上方側(図7のZ方向)に引き上
げる。これにより、図8に示すように可動部材5の係止
片7が係止凹部47から殆ど抵抗なく抜け、可動部材5
が肩本体4に対して移動可能状態になる。従って、その
状態から可動部材5を、肩本体4の長手方向の左右方向
(図8のX−Y方向)に移動させる。その際、可動部材
5が肩本体4の嵌合部41から外れて殆ど当接していな
い状態になっており、可動部材5の接続部61が収納部
44を移動するだけのため、可動部材5の内周面と肩本
体4の外周面との当接による抵抗がかからずに殆ど抵抗
なく行うことができ、容易に移動操作できる。尚、可動
部材5の右端部を上方側に引き上げる際、係止片7が長
溝42から完全に出るまで引き上げても良いが、係止片
7が長溝42から抜けなくても係止凹部47から抜ける
まで引き上げれば良く、可動部材5を摺動可能状態にで
きる。
【0016】そして、可動部材5を肩本体4に対して所
定量移動させた後、その位置で、引き上げた可動部材5
の右端部を下方側に回動させる。これにより、係止片7
が係止凹部47に入り込み、可動部材5を肩本体4に係
止できる。以上により、肩本体4に対して可動部材5を
その位置で係止でき、左右両肩部2、3各々の長さを長
く又は短くした状態にできる。
【0017】以上のようにして行うようにすれば、女性
や子供等の力の弱い人が操作する場合でも、力を要する
ことなく簡単に可動部材5を肩本体4の長手方向に移動
させて左右両肩部2、3各々の長さを調整できる。
【0018】尚、本実施形態では、係止片7を一本のも
のから構成しているが、図9に示すように係止凹部47
に対応する位置に複数の係止片7…7を並設させたもの
とし、可動部材5の回動操作によって複数の係止片7…
7が同時に複数の係止凹部47…47に出入りし得るよ
うにしても良く、このようにすれば、可動部材5を、よ
り確実に肩本体4に係止させておくことができる。
【0019】また、本実施形態では、係止片7を可動部
材5に設け、係止凹部47…47を肩本体4に設けてい
るが、係止片7を肩本体4に設け、係止凹部47…47
を可動部材5に設けるようにしても良く、例えば図10
に示すように、可動部材5に長手方向に沿って複数の突
片48…48を下方に突設させその間に複数の係止凹部
47…47を設けるとともに、可動部材5に一つ又は複
数の係止片7(この図10では一つ設けたものを示す)
を可動部材5の内壁面から側方に伸ばしたものとしても
良く、適宜変更し得る。
【0020】更に、本実施形態では、肩本体4に設けた
一つの長溝42に、接続部材6を回動自在に、且つ移動
可能に接続させるとともに、係止片7を挿通して、その
下方側の係止凹部47に係脱自在に係止するようにして
いるが、この形態のものに限らず、例えば図11(A)(B)
に示すように接続部材6を、可動部材5の前後両側面各
々に、内方に対向するように突設させた円柱状の一対の
ものから構成するとともに、この接続部材6を回動自在
に、且つ移動可能に接続させる接続用溝49、49を長
溝42とは別に肩本体4の前後の両側面に長手方向に沿
って穿設するようにし、長溝42を、係止片7を挿通さ
せる挿通専用の溝としても良く、適宜変更できる。但
し、このように長溝42に加えて接続用溝49、49を
設ける場合は、溝42、49、49の製作が面倒でコス
ト高になるとともに、接続用溝49、49に接続部材
6、6を嵌め込む際には、可動部材5の下端幅を押し広
げなければならず、組付けが面倒になる点で、上記実施
形態のように一つの長溝42に、接続部材6を接続させ
るとともに、係止片7を通せば、低コストで製作でき、
有利である。尚、このように肩本体4の前後の両側面に
接続用溝46に、円柱状の接続部材6を回動自在に、且
つ移動可能に接続させる場合、この図10(A)(B)に示す
ように可動部材5の左端上部51をカットしておくよう
にすると、可動部材5が接続部材6を軸に回動させても
可動部材5の左端上部51が肩本体4に当たるようなこ
とがなく、円滑に回動させることができる。又、この場
合の長溝42は、係止片7を挿通し得るものであれば良
い。
【0021】又、係止凹部47…47は、本実施形態で
は、肩本体4の前側面の内周壁から長溝42の下方位置
まで突設させているが、この形態のものに限らず、例え
ば後側面の内周壁から長溝42の下方位置まで突設させ
る、或いは、肩本体4の前側面の内側壁から後側面の内
側壁まで渡したものであっても良い。又、係止凹部47
…47は、肩本体4の内側側に設けなくても、例えば図
12に示すように肩本体4の左右両外側壁各々又は何れ
かの一方に、係止凹部47…47を長手方向に複数並設
するとともに、可動部材5の内側壁に、係止凹部47…
47に嵌合する係止片7を設けたものとし、接続部材6
の接続部61を軸とする可動部材5の回動に際して係止
凹部47…47に係止片7を係脱させるようにしても良
く、適宜変更し得る。
【0022】また、接続部材6及び係止片5は、肩本体
4や可動部材5に一体的に設けなくても、別体のものか
ら構成し、ボルト等の固定手段により固定するようにし
ても良く、適宜変更し得る。
【0023】
【発明の効果】以上、本願発明は、肩本体4に対して可
動部材5を回動操作すれば、係止片7と係止凹部47と
を係止・係止解除でき、操作容易なものにできる。しか
も、可動部材5を回動させて係止片7と係止凹部47と
の係止を解除した状態にすれば、同時に可動部材5と肩
本体4との嵌合状態を外した状態にできる。これによ
り、その状態から可動部材5を肩本体4に対して移動さ
せれば、接続部61にかかる抵抗に抗して移動させるこ
とができ、移動に対する抵抗を小さくした状態で行うこ
とができる。従って、肩本体4に対する可動部材5の移
動操作を、より一層なものにでき、女性や子供等の力の
弱い人が操作する場合でも、力を要することなく簡単に
可動部材5を肩本体4の長手方向に移動させて左右両肩
部2、3各々の長さを調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の衣服用ハンガーの一実施形態の正面
図である。
【図2】可動部材を取り外した状態の衣服用ハンガーの
説明図に係り、(A) は、その正面図、(B) は、その平面
図である。
【図3】右肩部における肩本体の説明図に係り、(A)
は、その要部拡大底面図、(B) は、(A) のII−II線断面
図である。
【図4】肩本体の長溝の要部拡大断面図である。
【図5】可動部材の説明図に係り、(A) は、その正面
図、(B) は、その底面図、(C) は、その左側面図であ
る。
【図6】(A) は、図1のVI−VI線断面図であり、(B)
は、図1のVII −VII 線断面図である。
【図7】肩本体に可動部材を嵌合させた状態の一部を断
面にした部分拡大正面図である。
【図8】可動部材に対して肩本体を回動させた状態の一
部を断面にした部分拡大正面図である。
【図9】係止片の他の実施形態の断面説明図である。
【図10】係止片の更に他の実施形態の断面説明図であ
る。
【図11】接続片の他の実施形態に係り、(A) は、その
部分拡大正面図、(B) は、(A) のI −I 線断面図であ
る。
【図12】係止片及び係止凹部の更に他のもう一つの実
施形態に係り、(A) は、その部分拡大正面図、(B) は、
その断面説明図である。
【図13】従来例の正面図である。
【図14】図13のIII −III 線断面図である。
【符号の説明】
1 吊下げ用フック部 2 右肩部 3 左肩部 4 肩本体 5 可動部材 6 接続片 7 係止片 42 長溝 47 係止凹部 61 接続部 71 係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊下げ用フック部(1) と、吊下げ用フック
    部(1) に支持された右肩部(2) 及び左肩部(3) とを備
    え、 右肩部(2) と左肩部(3) との各々が、長尺状の肩本体
    (4) と、肩本体(4) に接続された長尺状の可動部材(5)
    とを備え、 肩本体(4) 又は可動部材(5) のいずれか一方が、長手方
    向に沿う長溝(42)を備え、可動部材(5) 又は肩本体(4)
    の他方が、長溝(42)に、回動自在、且つ移動可能に接続
    し得る接続部(61)を備えることにより、可動部材(5) と
    肩本体(4) との各々の長手方向が略一致する位置から所
    定角度をなす範囲内において、可動部材(5) が肩本体
    (4) に対して接続部(61)を軸にして回動し得るととも
    に、その回動範囲内における任意位置で可動部材(5) が
    肩本体(4) の長手方向に沿って移動し得るようになさ
    れ、 更に、肩本体(4) 又は可動部材(5) のいずれか一方が、
    長手方向に沿う複数の係止凹部(47)を備え、可動部材
    (5) 又は肩本体(4) の他方が、係止凹部(47)に出入り自
    在に入り込む少なくとも一つの係止片(7) を備え、 係止片(7) が、可動部材(5) と肩本体(4) との各々の長
    手方向を略一致させるに伴って係止凹部(47)に入り込む
    ことにより、可動部材(5) が肩本体(4) の長手方向へ移
    動不能とされるとともに、その係止凹部(47)に入り込ん
    だ係止片(7) が肩本体(4) に対する可動部材(5) の回動
    に伴って係止凹部(47)から抜けるものであることを特徴
    とする衣服用ハンガー。
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