JP3095314U - ケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類用ハンガ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類用ハ
ンガの提供。 【解決手段】 各辺に適当なピッチで配列された複数の
ケーブル連結パイル状の柱体１１が設置され、柱体の相
互に接近する凸形頭部１１１が口が小さく中が大きい空
間を形成することにより、任意の衣類の吊掛けに便利
で、衣類の位置決め問題を解決し、干す時に風で衣類が
脱落する恐れがなく、ハンガのフック１２外縁両側の対
応部分に円形の切欠き１２１，１２１′が設けられ、別
に僅かに弾性を有する軟性プラスチックで形成されて複
数の止め輪を具えた固定バンドで、ハンガが物干し竿を
緊密に結束して位置決めされ脱落防止され、また、若干
のカバークリップ８が付設されて、その底側の対応する
柱体によりネクタイ、ベルト等の細長い衣類のアクセサ
リを柱体に挟持位置決めでき、その滑り落ちを防止する
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案はケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類用ハンガに関する。 【０００２】 【従来の技術】 一般に目にするハンガの種類は多く、安全に衣類を干せるように、さまざまに 改良した構造があり、また、付帯物（例えばクリップ）を加えたものもある。し かしどのような設計であっても、使用上理想的な要求を達成しているものはなく 、美観上の問題ではなく、製造上の煩瑣さや機能上の欠点を有している。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 本考案は上記従来の技術の問題を解決したケーブル連結パイル状柱体を具えた 衣類用ハンガを提供することを主要な目的とし、それは、射出成形した三角形の 衣類用ハンガに、ケーブル連結パイルに類似した形状の複数の柱体を設けて、こ の柱体を適当なピッチで三角形の衣類用ハンガに配列し、衣類を干すための特殊 機能を具備するようにしたものとする。本考案は、確実に全ての衣類を干す上で の不便な問題、例えば、女性用下着のショルダーバンドやタンクトップ、及び広 い襟のＴシャツ、背部中央に二つの耳を具えたズボン、特大或いは特に小さい耳 を具えたズボン等でも、いずれもクリップによる補助なしに干すことができ、風 による脱落を心配することがないことを特徴とする。 【０００４】 本考案はこのほか、ハンガのフック外縁両側の対応部分にそれぞれ一つの円形 の切欠きを設けて、弾性を有し並びに適当なピッチの複数のスナップリングを具 えた固定バンドを利用し、スナップリングの設置と固定バンド自身の弾性により 、ハンガのフックに異なる直径の物干し竿を結束させて固定し、脱落防止する。 【０００５】 本考案は並びに、複数のカバークリップを設け、該カバークリップの底側中間 に適当な間隙空間を設け、両側に適当な距離分離させた対応する柱体を設け、細 長形の滑り落ち易い衣類アクセサリ、例えばネクタイ、バンド等を、先に柱体に 吊掛て、さらにカバークリップの柱体をハンガの柱体のピッチ空間内に挟持させ 、その間隙空間の底側に固定できるようにする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】 請求項１の考案は、ケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類用ハンガにおいて 、 ハンガ本体とされ、プラスチック射出成形で形成された三角形のフレーム体と され、その各辺に適当なピッチで複数の柱体が配列され、該柱体の上端に凸形頭 部が設けられて、隣り合う柱体間に、口が小さく中が大きいピッチ空間が形成さ れ、別にハンガ本体の上端に設けられたフックの両側の対応位置に円形切欠きが 設けられた、上記ハンガ本体と、 固定バンドとされ、軟性プラスチックで形成され、その一端に凸ボタンが設け られ、もう一端にプルリングが設けられ、該プルリングに隣接する部分に、複数 の止め輪が間隔配置された、上記固定バンドと、 複数のカバークリップとされ、略矩形の片体状を呈し、その底側中間に適当な 間隙空間が設けられ、別にその底面両側に柱体が設けられた、上記複数のカバー クリップと、 を具えたことを特徴とする、ケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類用ハンガ としている。 【０００７】 【考案の実施の形態】 本考案のケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類用ハンガは、その各辺に適当 なピッチで配列された複数のケーブル連結パイル状の柱体が設置され、柱体の相 互に接近する凸形頭部が口が小さく中が大きい空間を形成することにより、任意 の衣類の吊掛けに便利で、衣類の位置決め問題を解決し、干す時に風で衣類が脱 落する恐れがなく、ハンガのフック外縁両側の対応部分に円形の切欠きが設けら れ、別に僅かに弾性を有する軟性プラスチックで形成されて複数の止め輪を具え た固定バンドで、ハンガが物干し竿を緊密に結束して位置決めされ、ハンガが物 干し竿より脱落せず、並びに若干のカバークリップが付設されて、その底側の対 応する柱体によりネクタイ、ベルト等の細長い衣類のアクセサリを柱体に挟持位 置決めでき、その滑り落ちを防止することを特徴とする。 【０００８】 【実施例】 図１に示されるように、本考案はプラスチック射出成形された三角形のハンガ 本体１を具え、その各辺に相互に適当なピッチで配列された複数のケーブル連結 パイル状の柱体１１が設けられ、その上端に凸形頭部１１１が設けられ、隣り合 う柱体１１間に口が小さく中が大きい空間が形成され、別にフック１２の両側外 縁に、対応する円形切欠き１２１、１２１’が設けられている。 【０００９】 前述の柱体１１間に形成された口が小さく中が大きい空間形態を利用し、衣類 の帯状部分を、小さい口部より進入させて係止することができ、これにより衣類 の帯状部分が滑り落ちる恐れがなくなり、該凸形頭部１１１は必要により、円形 、ハート形、桃形、或いはその他の上が大きく下が小さい幾何形状に形成される 。 【００１０】 図２に示されるように、本考案は軟性プラスチック製の固定バンド２が付設さ れ、その一端に凸ボタン２１が設けられ、もう一端にプルリング２２が設けられ 、該プルリング２２に隣接部分に、間隔をあけて複数の止め輪２３が配列されて いる。 【００１１】 図３に示されるように、ハンガ本体１を物干し竿３に掛けて固定したい時は、 固定バンド２の材質弾性を利用し、及びその凸ボタン２１と止め輪２３のフック １２の円形切欠き１２１、１２１’との結合により、フック１２と物干し竿３を 緊密に結合でき、並びに物干し竿３の直径により適当な位置の止め輪２３を選択 固定することにより、ハンガ本体１の脱落を防止できる。 【００１２】 図４に示されるように、本考案に女性下着４を干す時は、そのショルダーバン ド４１を柱体１１のピッチ空間内に位置決めすれば、それが滑り落ちるのを防止 できる。 【００１３】 図６に示されるように、本考案にＴシャツを干す時は、首回りの両側をハンガ 本体１に掛けて両側の柱体１１の間に係止させれば脱落を防止できる。 【００１４】 図７、８、９に示されるように、本考案にズボンの耳７１Ａ、７１Ｂ、７１Ｃ を具えたズボン７Ａ、７Ｂ、７Ｃを干す時は、ズボンの耳７１Ａ、７１Ｂ、７１ Ｃを具えたズボン７Ａ、７Ｂ、７Ｃをその間隔により適合する柱体１１間に挿入 し、係止させればよく、これにより、大型のズボン７Ｂ或いは小型のズボン７Ｃ のいずれも実際の必要に応じて位置決めでき、風による脱落を防止できる。 【００１５】 図１０に示されるように、本考案は複数のカバークリップ８が付設され、カバ ークリップ８の底側中間に適当な間隙空間があり、その底面両側にそれぞれ柱体 ８１、８１’が設けられている。 【００１６】 最後に図１１及び図１２に示されるように、細長く、滑り落ち易い衣類のアク セサリ例えばネクタイ９、ベルト１０を干す時は、先にそれを柱体１１の上に吊 掛け、さらにカバークリップ８の柱体８１、８１’を側辺よりハンガ本体１の柱 体１１の間の空間内に嵌合させれば、このような細長い物品をカバークリップ８ の間隙空間の底側に固定することができ、細長い衣類或いは衣類アクセサリの脱 落を防止できる。 【００１７】 【考案の効果】 以上の本考案のケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類用ハンガの構造は日常 用品市場において未だ公開使用されておらず、またその出願前に国内外で頒布さ れた刊行物にもその記載はなく、新規性を有しており、実用新案登録の要件を有 している。なお、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本 考案の請求範囲に属するものとする。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の衣類用ハンガの平面図である。 【図２】本考案の衣類用ハンガの固定バンドの立体図で
ある。 【図３】本考案の衣類用ハンガの固定バンドの実施例図
である。 【図４】本考案に女性下着を干した使用状態図である。 【図５】本考案にタンクトップを干した使用状態図であ
る。 【図６】本考案にＴシャツを干した使用状態図である。 【図７】本考案にズボンを干した使用状態図である。 【図８】本考案に大きなズボンを干した使用状態図であ
る。 【図９】本考案に小さなズボンを干した使用状態図であ
る。 【図１０】本考案の衣類用ハンガのカバークリップの立
体構造図である。 【図１１】本考案の衣類用ハンガとカバークリップでネ
クタイを固定した使用状態表示図である。 【図１２】本考案の衣類用ハンガとカバークリップでベ
ルトを固定した使用状態表示図である。 【符号の説明】 １ ハンガ本体 １１ 柱体 １１１
凸形頭部 １２ フック １２１、１２１’ 円形切欠
き ２ 固定バンド ２１ 凸ボタン ２２ プルリング ２３
止め輪 ３ 物干し竿 ４ 女性下着 ４１、５１
ショルダーバンド ７１Ａ、７１Ｂ、７１Ｃ ズボンの耳 ８ カバー
クリップ ８１、８１’ 柱体 ９ ネクタイ １０ ベルト

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 ケーブル連結パイル状柱体を具えた衣類
   用ハンガにおいて、 ハンガ本体とされ、プラスチック射出成形で形成された
   三角形のフレーム体とされ、その各辺に適当なピッチで
   複数の柱体が配列され、該柱体の上端に凸形頭部が設け
   られて、隣り合う柱体間に、口が小さく中が大きいピッ
   チ空間が形成され、別にハンガ本体の上端に設けられた
   フックの両側の対応位置に円形切欠きが設けられた、上
   記ハンガ本体と、 固定バンドとされ、軟性プラスチックで形成され、その
   一端に凸ボタンが設けられ、もう一端にプルリングが設
   けられ、該プルリングに隣接する部分に、複数の止め輪
   が間隔配置された、上記固定バンドと、 複数のカバークリップとされ、略矩形の片体状を呈し、
   その底側中間に適当な間隙空間が設けられ、別にその底
   面両側に柱体が設けられた、上記複数のカバークリップ
   と、 を具えたことを特徴とする、ケーブル連結パイル状柱体
   を具えた衣類用ハンガ。