JP3094339U - 容器或いは物品を支える台座の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】主に卓上で使用される日用品や飲料等を定位し
てささえるべく、容器或いは物品を支える台座の構造を
提供する。 【解決手段】台座本体１０と支え２０とより構成し、18
0度の範囲内で任意に回転及び定位させるべく、該台座
本体１０上端には球形の窪み１１を設け、該支え２０下
端には球形のコネクタ２１と凹部を設け、該窪み１１に
該コネクタ２１を嵌合させ、更に該窪み１１と該コネク
タ２１との定位の効果を高めるべく、該窪み１１と該コ
ネクタ２１との間には柔らかいプラスティック製のクッ
ション１３を設ける。該支え上２０には、直接容器３０
を固定して支持し、別体の容器類を乗せても良い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は容器或いは物品を支える台座の構造に係り、特に卓上で使用される容 器や缶入り飲料、キッチン用品などを含む日用品を支え、且つ任意の角度に回転 及び定位がなされる台座の構造に関わる。

【０００２】

【従来の技術】

コップや飲み物のカン、眼鏡や櫛、文具やライター、またはキッチン用具など を含む卓上でもよく使用される日用品は、しばしばそのまま卓上に置かれている が、置いてある場所から落としてしまったり、うっかりしてなくしてしまったり することが多く、これらを一ヶ所にまとめるべく、一般的には小物入れなどがよ く利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし公知のように、卓上に置かれている日用品は、小物入れを利用してしま われても、使いたいときに素早く見付けることがなかなかできず、また缶入りの 飲料などについては、小物入れに入れて整理することができず、テーブルの上で 引っくり返してしまったりしやすい。 そこで主に卓上で使用される日用品や飲料等を定位してささえるべく、本考案 の容器或いは物品を支える台座の構造を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

主に台座本体と支えとより構成し、180度の範囲内で任意に回転及び定位させ るべく、該台座本体上端には球形を呈した窪みを設け、該支え下端には球形のコ ネクタを設け、該窪みに該コネクタを嵌合させ、更に摩擦力と弾力を提供して該 窪みと該コネクタとの定位の効果を高めるべく、該窪みと該コネクタとの間には 柔らかいプラスティック製のクッションを設ける。

【０００５】

【考案実施の形態】

図１に示すように、本考案には台座本体１０を含み、該台座本体は卓上に置い て安定して使用できる形状を呈しており、該台座本体１０上方には貫通孔１２を 具有する球形の窪み１１が形成されている。更に碗状を呈した柔らかいプラステ ィック製のクッション１３が該窪み１１中に敷かれており、該窪み１３の下方に は更に外側に突出する凸縁１４が設けられている。該凸縁１４を該窪み１１下方 の該貫通孔１２にて固定し、こうすることで該クッション１３と該窪み１１とが 定位されて外れないようにする。 支え２０においては、下方に球形のコネクタ２１が設けられており、該有形の コネクタ２１を該台座本体１０の球形を呈した窪み１１中にて相互に組合せ、上 端に載せられる各種容器３０或いは物品を支える。該支え２０とその上に設置さ れる各種容器３０或いは物品とは、製造してから連結させる、若しくは始めから 一体成型されているものとする。該球形コネクタ２１下端には開口部２２が設け られていることで該コネクタ２１に弾力を与えており、該コネクタ２１を該窪み １１中に嵌入させて組み立てると、該支え２０は該コネクタ２１が該窪み１１中 で180度回転及びその任意の位置にて定位されるようになる。 また該容器３０上においては、蓋３２が提供されて蓋がされるようになってい る。

【０００６】 上述したように、該台座本体１０の窪み１１と支え２０のコネクタ２１間には 、柔らかいプラスティック製のクッション１３が設けられており、該クッション の下端には突出した凸縁１４が設けられており、よって該凸縁１４が該窪み１１ 下端の貫通孔１２下端にて固定され、該クッション１３の弾力及び高い摩擦力に よって該窪み１１とコネクタ２１間に定位効果をもたらしている。こうすること で該容器３０や装飾品、或いはその他の物品などを該支え２０上で支える際に18 0度任意に回転でき、且つその回転範囲内の任意の角度で定位ができるようにな り、該容器３０や物品が落ちてこないようになっている。

【０００７】 例えば図２に示す実施例では、該容器３０を花瓶とすることでは角度を適度に 調整して美しく飾る目的を達しており、また図３，４に示すようにカンや瓶とし ても、使用し易い角度に調整すると同時にきちんと定位が為されて落ちないよう になっている。 また図５，６に示すように、該コネクタ２１の支え２０と該容器３０或いは物 品とは独立して取り外しのできるものとしてもよい。更に図７に示すように、該 台座本体１０下段には吸盤１５を設け、該吸盤１５片側上方には持ち手１６を設 け、該台座本体１０には該持ち手１６に対応した位置には、該持ち手１６を指で 引っ張る際に指を入れる個所として開口部１７を設けた構造を採用し、こうする ことで固定を更に安定したものとしてもよい。

【０００８】 図８から図１０に示すように、上述の該コネクタ２１は該台座本体１０上端に 設置されており、同時に該容器３０或いは物品（支え２０でもよい）の下端に球 状の窪みからなる嵌合部３１を設けて該クッション１３を嵌入するが、第六実施 例では該窪み３１の内側に一つ以上の縦向きの凹型溝２４を設け、且つ該凹型溝 ２４上端には横向きの孔２５を設ける。該クッション１３を該各凹型溝２４の位 置に合わせると、その突出部１９は該クッション１３が該窪みからなる嵌合部３ １に嵌入されるとき、該突出部１９が該各凹型溝２４に沿って摺動することでガ イドされ、該孔２５中にスムーズに嵌入される。こうすることで該クッション１ ３は該球状の窪みを形成する嵌合部３１中から滑り出ることを防止し、且つ180 度の角度の範囲で任意に回転、且つ定位がなされ、上述の実施例同様の効果を提 供する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案によると、台座本体には球状の窪み、支えにはこれに対応した球状のコ ネクタを設け、それぞれを嵌合させる際に両者の間に更に軟質のプラスティック によるクッションを設けたことにより、適度な摩擦力と弾力が提供され、上方に 設置される容器や飲み物のカン、コップ等の各種物品が、180度任意の角度で回 転、及びその範囲内で任意の角度にてしっかりと定位され、物品を美しく装飾し たり、使用する際に取り出すのに便利であるなど、多くの目的が達成された。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案における第一実施例の構造説明図であ
る。

【図２】本考案における第二実施例の構造説明図であ
る。

【図３】本考案における第三実施例の構造説明図であ
る。

【図４】本考案における第四実施例の構造説明図であ
る。

【図５】図４に変化をつけた際における構造説明図であ
る。

【図６】図５の局部構造説明図である。

【図７】本考案における第五実施例の構造説明図であ
る。

【図８】本考案における第六実施例の分解構造説明図で
ある。

【図９】図８におけるクッションの構造説明図である。

【図１０】図９に変化をつけた際における構造説明図で
ある。

【符号の説明】

１０ 台座本体 １１ 球形の窪み １２ 貫通孔 １３ クッション １４ 凸縁 １５ 吸盤 １６ 持ち手 １７ 開口部 １８ 固定部 １９ 突出部 ２０ 支え ２１ 球形コネクタ ２２ 開口部 ２３ パッド ２４ 凹型溝 ２５ 孔 ３０ 容器 ３１ 嵌合部 ３２ 蓋

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】台座本体，クッション，支えより構成され
   る容器或いは物品を支える台座の構造において、 上端には下向に窪んだ球形の窪みが設けられている台座
   本体と、 柔らかいプラスティック材質によるもので、該球形の窪
   みに嵌設されるべく碗状を呈しているクッションと、 下端には該球形の窪みに嵌入されるべく球形を呈し、且
   つ該窪みに嵌入する際の弾力を提供するべく下端に開口
   部が設けられているコネクタが設けられており、上端に
   は接続するか、或いは一体成型によって各種物品或いは
   容器が設置される支えと、 を具有し、該クッションの下端には該クッションと該窪
   みとが嵌合された状態で固定して外れるのを防止するべ
   く凸縁が設けられており、また任意の角度に回転され且
   つ定位がなされるよう、該クッションで摩擦力と弾力が
   提供され、該窪みと該コネクタ間が緊密に定位されるこ
   とを特徴とする容器或いは物品を支える台座の構造。
2. 【請求項２】台座を定位させようとする卓上などに吸着
   させるべく該台座本体には更に吸盤を設け、且つ該吸盤
   の片側上方には持ち手を設け、また指を入れて該持ち手
   を引く個所を提供するべく該台座本体における該持ち手
   に対応した個所に開口部が設けられていることを特徴と
   する請求項１記載の容器或いは物品を支える台座の構
   造。
3. 【請求項３】台座本体，クッション，支えより構成され
   る容器或いは物品を支える台座の構造において、 該球形のコネクタが台座本体の上端に設けられており、
   該球形の窪みが容器或いは支えの下端に設けられてお
   り、且つクッションが両者の間に嵌入されるべく対応し
   た形状に設計されており、 該球形の窪みには一つ以上の凹型溝が設けられており、
   該凹型溝上端には孔が設けられており、また該窪みの各
   凹型溝に沿って摺動して該孔中に嵌合されるべく該クッ
   ションの該凹型溝に対応した位置には突出部が設けられ
   ていて該クッションと該窪みとが嵌合された状態で固定
   して外れるのを防止され、また任意の角度に回転され且
   つ定位がなされるよう、該クッションで摩擦力と弾力が
   提供され、該窪みと該コネクタ間が緊密に定位されるこ
   とを特徴とする容器或いは物品を支える台座の構造。