JP3093953U - 可動安定部と支承軸を取り付けた大型紙芝居舞台 - Google Patents

可動安定部と支承軸を取り付けた大型紙芝居舞台

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JP3093953U JP2002007130U JP2002007130U JP3093953U JP 3093953 U JP3093953 U JP 3093953U JP 2002007130 U JP2002007130 U JP 2002007130U JP 2002007130 U JP2002007130 U JP 2002007130U JP 3093953 U JP3093953 U JP 3093953U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広い会場における観客に見易く、演者の実演を
容易にする大型紙芝居舞台を提供することを通じて観客
も演者も紙芝居に集中する。 【解決手段】大型紙芝居舞台のシート収納部を広げ、紙
芝居シートの抜き差し口、抜き差し口のカット部分のス
ペース又は巾を広げて演者による、紙芝居シートの出し
入れを容易にする構成とする。正面扉体の溝線を減少す
るか排除して観客に見易く、演者による実演を容易にす
ることを通じて観客も演者も紙芝居に集中する。正面扉
体、ヒンジなどの色調を褐色、黒色等の暗系色とする。
背板の上枠下縁を斜めにカットする。大型紙芝居舞台の
低部に可動安定部と支承軸を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、紙芝居を演ずる者には演じ易く、幼児を含めた観客には見易い、視 聴覚教材、情報伝達又は娯楽用具としての特に広い会場にて使用する大型紙芝居 舞台に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙芝居の源流は、平安時代の「絵巻」に遡るといわれるが、現在の形式の一般 的な紙芝居がなされたのは、昭和5年(1930年)頃の東京の下町とされる。 1枚の画面に人物も背景も平面的に描かれた平絵からである。それ以来紙芝居は 「語り」と「セリフ」を伴ったドラマとして、我国庶民の視聴覚教育又は娯楽及 び情報伝達の手段として独自の発展を遂げてきた。
【0003】 その後、紙芝居は、平絵による街頭紙芝居として、戦前から昭和30年代頃ま で隆盛を極めた。しかしながら、街頭紙芝居業者が菓子を売ることによる衛生面 の懸念、紙芝居内容の非教育性等の問題があった。又、テレビ等の他の媒体の普 及などの外的要因の影響もあり、街頭や教室を中心とした一般的な教材や幼児教 育用、視聴覚教材等に変化した。その間にあって本願出願人は、紙芝居の幼児教 育促進的側面を中心に多種多様な題材に基づく紙芝居ストーリーの定期出版を行 う数少ない総合的な供給者として、斯界で紙芝居の普及に種々努めてきた。
【0004】 紙芝居を演ずるにあたっては、便宜上並びに種々の理由から、従来紙芝居舞台 を使用することが通常であった。これは、演ずるにあたり紙芝居舞台がないと、 演ずる人の表情や、服装の色、背景のデザイン等と紙芝居の画面そのものとが観 客の視野に混在することがあったからである。その結果、紙芝居と背景の、区別 がつき難くなった。そのため観客が、紙芝居そのものに集中でき難いこととなっ た。紙芝居の画面を取り換えるにあたっても、紙芝居舞台がないと左手で全ての 紙芝居シートを保持し、右手で一枚ずつ送ることとなり演者の両手がふさがるし 重くなると共に時間の経過につれて徐々に重く感ずる等の理由から画面転換操作 上の不都合があったからである。言い換えれば,紙芝居舞台には、舞台や劇場に おける幕や緞帳に似た場面の仕切り、背景の設定、場面の転換その他の機能が与 えられていた。図10は、そのような意味での従来型紙芝居舞台の一例を示す。
【0005】 本考案に関連する可能性のある公知文献として特開2000−380号第3頁 左欄の中の
【発明が解決しようとする課題】を抜粋引用する。 すなわち下記の如くである。「紙芝居に使用される絵カードのサイズは所謂B 4版程度の大きさが一般的であるため、紙芝居舞台のサイズは案外大きく、それ なりの重量もある。このため、一旦仕舞込んでしまうと、取り出すのが面倒にな って次第に使われなくなって行くのが実情であった。」
【0006】 しかしながら本考案は、従来型の紙(サイズ縦34.5cm×横42.5cm 程度)芝居の標準サイズより更に大型(サイズ縦53.7cm×横65.7cm 程度)とし、大会場や多数の観客が比較的遠方からも紙芝居を楽しめるようにし たものである。この点で本考案の発想は、従来の紙芝居にとらわれず、むしろ広 い会場での活用という新たな目的のために考案されたものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記したように、種々の目的や機能を与えられてきた従来の紙芝居舞台も、細 部に亘っては種々改良すべき点のあることが、出願人による、その後の調査研究 により明らかと成ってきた。
【0008】 これまでの紙芝居舞台は、図10に示すように、観客のグループに向って正面 に対置し、紙芝居の収納を兼ねた、コの字型紙芝居収納部分としての枠体の天板 上部に主に運搬用の取っ手を設け、幕を兼ねた正面扉体を上方と左右両方に開き 、開いた中央部の紙芝居収納部分に紙芝居のシートを複数枚(ストーリーの長さ 等に従い一話の平均8枚から24枚程度)を収納してなる。紙芝居を演ずるため に開いた天扉、左扉、右扉からなる三枚の各扉体は、そのまま開いた状態で紙芝 居の周辺枠ないし芝居にあたる幕を形成する。これにより舞台における幕と同様 の仕切りを構成することが可能となる。
【0009】 しかし、従来の紙芝居舞台は、紙芝居シートを収納するコの字型枠体により形 成された紙芝居シート収納部の前後巾(余裕)が比較的狭く、紙芝居シート取り 出し口の切り欠き部分の長さも長くなかった。
【0010】 これにより、演者によっては、紙芝居の各場面シート差し替えの都度、紙芝居 シートをはさむ指(通常親指と人差し指、中指の三本又は親指と人差し指の2本 )を差し入れするのに各指がシート収納部に当たり窮屈であった。
【0011】 この結果演者のストーリー展開に余分な負担がかかった。又、装置全体の上方 から室内照明をあてる場合には、画面上部を覆う背板の影が紙芝居シートにかか り、シートの裏面に印刷された台詞やト書きが読み取り難い等の難点があった。 特に、野外や体育館等の比較的広い会場での大型紙芝居舞台の必要があった。 しかし、紙芝居舞台の構造を大型にすると安定性に欠け、倒れる危険を伴った。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き課題を解決するため種々の観点に基いてなされたもので ある。その主たる構成は、取っ手をつけた天板と、必要により補強用枠体を付し た、右側板と底板とからなるコの字型枠体と背板とで紙芝居シート収納部を形成 すると共に、該コの字型枠体の片面に、紙芝居シートの寸法に合わせ中央部を長 方形に切り抜いた額縁状の前板からなる縁枠体を取りつけ、コの字型枠体の他の 片面に中央部を長方形に切り抜いた背板からなる額縁状の縁枠体とを取り付け、 全体をほぼ箱型形状とする。又、コの字型枠体の前面側の縁枠体には、開閉自在 の正面扉体を取りつける。正面扉体は、前記縁枠体の上方にヒンジ止めした天扉 と縁枠体の左右にヒンジ止めした左扉及び右扉からなる三枚の扉体とで構成する 。一方で、大型紙芝居舞台としての安定性を増すためには、背板の底部の一部を 切り抜き支承軸を枢動自在に設ける、該支承軸に着脱自在であてはめ、大型紙芝 居舞台の長手と直交方向に張り出して、舞台そのものを安定化させる可動安定部 を取り付ける。該可動安定部は、はめ込み取り付けでも着脱自在の取り付けでも よい。
【0013】 本考案は、次の構成からもなる。 取っ手をつけた天板と、必要により補強用縦枠を付した、右側板と底板とから なるコの字型の枠体を形成し、該枠体の前部側に額縁状の前板からなる縁枠体を 取りつけ、該前板の中央部を長方形に切り抜くと共に、該枠体の後部側に背板を 取りつけ、該背板の中央部を長方形に切り抜くと共に、ほぼ箱型形状とし、縁枠 体の上部側にヒンジ止めした天扉と、縁枠体の左右にそれぞれヒンジ止めした観 音開きの左扉及び右扉とからなる三枚の扉体とで開閉自在の正面扉体とした紙芝 居舞台において、仕切り補強板の肉厚を薄くするか、仕切り補強板を細く形成す るか、横幅を狭く形成するか等して、箱体内部の紙芝居シート収納部を広げると 共に底部に可動安定部と支承軸を付した大型紙芝居舞台からなる。可動安定部は 板状にすることも出来るし、くりぬき穴を有した棒状にすることも出来る。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案の構成及び具体的実施例を以下に説明する。なお本考案は以下の実施例 の範囲に限定されるものではない。
【0015】
【実施例】
本考案における実施例を図1及び図2によって示す。図1において示すのは、 開け放った状態の紙芝居舞台の正面図である。正面扉体1は、内側空間として中 央を長方形状に切り抜いた額縁状とし、かつ、紙芝居シート表示部10を構成す る縁枠体2に、それぞれヒンジで開閉自在に取りつけた天扉3、左扉4及び右扉 5からなる。紙芝居を演ずる際にはまず天扉3、左扉4及び右扉5の3枚の扉を 開け放ち固定する。
【0016】 図1に示した状態の縁枠体2と、天扉3、左扉4及び右扉5の3枚の扉体の各 表面は、暗系色(例、黒に近いダーク系)に塗ると、紙芝居シートそのものとの 対比で観客に落ち着いた雰囲気を与えるので好ましい。ヒンジの色調も限定され ないが、紙芝居シートを引き立たせるためには、暗系色(ダーク系)に塗ること が望ましい。天扉内側7、左扉内側8、右扉内側9は、それぞれ観客に画面への 集中を図らせるべく溝線を排除した平面状の構成とすることが出来る。図1にお いて、縁枠体2の紙芝居シート表示部10の寸法は従来例より大となっており、 紙芝居の寸法は従来例のものと同大でも、画面全体の可視範囲は広くなり見易い 。これにより従来の紙芝居舞台では隠れがちであった各紙芝居シートの縁や周辺 に描かれた部分の文字や絵柄がよく見えるようになった。
【0017】 図1において天扉内側7、左扉内側8、右扉内側9には従来例の紙芝居舞台に 設けられた溝線は設けられていない。これは、紙芝居舞台の正面扉体全体をすっ きりと構成して観客に紙芝居の内容そのものへの集中をさせるように構成したも のである。
【0018】 図2においては、取っ手15をつけた天板11と、右側板13と底板14とで コの字型枠体Aを形成する。該コの字型枠体Aの前面には、縁枠体2と縁枠体の 上部にヒンジ止めした天扉3と、縁枠体の左方にヒンジ止めした左扉4と、縁枠 体の右方にヒンジ止めした右扉5とを有する。コの字型枠体Aの片面(後面)に は中央部を切り抜いてほぼ額縁状とした背板12を取り付ける。背板を複数の板 の貼り合わせにすることもできる。これらの構成によって、紙芝居シート(図示 せず)の抜き差し口17を除いては全体にほぼ箱型形状とする。縁枠体2の中央 部の紙芝居シート表示部10は、図1にも示す通り、観客が紙芝居を認知し楽し むと共に演者が紙芝居シート裏面のト書きやセリフを読むための舞台空間である 。演者は、通常紙芝居舞台の向かって左側に立ち、正面扉体1の背後にあるコの 字型枠体Aの抜き差し口17、抜き差し口のカット部分17Aを通じてストーリ ーの展開に合わせた紙芝居を最前部のシートから一枚ずつ出し入れし、抜き差し する。これにより紙芝居の物語が展開される。すなわち抜き差し口17及びカッ ト部分17Aは、演者が紙芝居のシートを抜き差しするための空間である。
【0019】 簡易な構造のようでいて紙芝居シート収納部の構造の良し悪しは、演者の紙芝 居実演の作業全体に重要な影響を与える。コの字型枠体Aを含む図2の構成体を 組み立てた後に、コの字型枠体Aの前面部に図1の正面扉体1を取りつけ一体化 することにより紙芝居舞台の全体構成が完成される。
【0020】 図3は、図1に示す正面扉体を閉じた状態を前方から見た斜視図である。取っ 手15は、紙芝居舞台を運搬する際に用いるが、紙芝居シート収納部に最大3組 程度の紙芝居シートを収納しながら運搬することがあり、運搬中の重量負担(3 から4Kg程度)に堪えるだけの堅牢な構造を要するので金属製等の部材により 構成する。
【0021】 左扉4と右扉5を合わせて閉めるラッチ20は、ラッチ受け21により受け止 められる。この場合図3のように、ラッチを向かって左の方に回して受ける構成 にすると左扉4の開閉時にラッチ20が、ラッチ受け21とぶつからないからカ タカタ言うことがない。
【0022】 図4は、図1に示す正面扉体を閉じた状態を後方から見た斜視図である。背板 12(図2)は、図4では12A,12B,12C,12Dの4枚で構成されて いる。これは、主に製造上の工作を容易にするためであるが、くりぬき等により 一枚の板状に形成することも出来る。背板12Dにおいて、一対以上の支承軸2 3と可動安定部24を取り外し自在に設ける。
【0023】 図5は、図1に示す正面扉体1を閉じた状態の背面図である。ヒンジ16は、 左右の扉体を縁枠体に取りつけるためのものである。従来例の紙芝居舞台におけ るヒンジは、白っぽい金属色で正面扉体の色彩との対比で目障りだったため、こ れを目立たない黒系統を中心とした暗系色(ダーク系)にとりかえた。
【0024】 図6は、図5におけるA‐A線の方向から見た横断平面図である。紙芝居シー トは、紙芝居シート収納部22に収納される。紙芝居シートは、紙芝居シート抜 き差し口17から抜き差しされる。又、背板12、12A(図4に示す)の抜き 差し口17Aは、上下に広く切り欠かれている。この切り欠きにより、特に演者 (一般に右利きを想定)の親指と中指と人差し指の出し入れも、紙芝居シート自 体の把持並びに紙芝居シート収納部からの出し入れも容易になるようにされてい る。特に、紙芝居のストーリー展開によっては、紙芝居シート右端の中央部、上 端部、下端部等と場所を変えて紙芝居シートを把持する必要がある。このような 場合でも、抜き差し口17Aの広い切り欠きは、そのような様々な紙芝居シート 把持を可能にし、演者によるキメの細かいストーリーの展開を可能にする。正面 扉体1とコの字型枠体Aとの間には、仕切り補強版18を設けて紙芝居舞台全体 の強度増加を図る。同時に仕切り補強版18と背板12の部材を強いが薄い、又 は細い部材を用いることにより紙芝居シート収納部22の空間を広くする。仕切 り補強版18又は背板12の材質は、丈夫な木製によるが、強度が維持され美観 が保てれば、金属製や合成樹脂製等によってもよい。
【0025】 図7は、図5におけるB−B線の方向から見た縦断右側面図である。背板12 Bの上段下縁は、紙芝居舞台装置の内側方向に向って傾斜した切断面19に構成 する。この傾斜構成により、室内等の上方から紙芝居シートの背面に光源があた っても、背板12Bの影が紙芝居シートの背面に投影しないから演者は紙芝居シ ート裏の説明文を見やすい。符号14は、紙芝居シートを受け支える底板である 。背板12Dにより支承軸23とこれに着脱自在にあてはめることの出来る可動 安定部24を一対として、この組み合わせを一対以上設ける。この場合、可動安 定部24を取り外し自在とすることも出来る。
【0026】 図8は、本願考案の大型紙芝居舞台を上面から見た図であり、底板の底部に支 承軸23とこれに遊動自在とした可動安定部24を取り付けた断面状態を示す。 底部の下部空間に金属製の中空箱状体をねじ等の固定手段ではめ込み、これを介 して支承軸23を底板の底部に安定的に取り付けることが出来る。可動安定部2 4は、支承軸23を取り囲みこれを中心に遊動自在に取り付けられており、同時 に又、2個の支承軸は、それぞれ底板の下の空間部に収納出来る構成とした。使 用時には、可動安定部を大型紙芝居舞台の後方位置にせり出して安定性を増すこ とが出来る構成とした。可動安定部を重量のある金属製等により構成することに より一層安定性を確保することも出来る。尚本願大型紙芝居舞台の使用中の安定 性を高めるために可動安定部24を支承軸23に適宜なストッパ部材(図示せず )によって、係止する構成とすることも出来る。可動安定部24は図8、図9に よれば板状体であるが、カマボコ状体等に形成することも出来る。
【0027】 図9は、大型紙芝居舞台の底板の底部に支承軸23と可動安定部24を取り付 けた状態を示す。
【0028】
【考案の効果】
本考案による大型紙芝居舞台は、コの字型枠体の紙芝居収納部分を広くしたこ とにより、又、紙芝居シートの抜き差し口及び背板のカット部分を広くしたこと により演者が、紙芝居のストーリーをスムーズに進めることが出来、観客が紙芝 居の内容に集中することをより容易にした。各扉体内側に付した溝線を減少し又 は削除することにより、又、正面扉体1の各扉の色調を暗系色にし、ヒンジの色 調を黒系統の暗系色の色調とすることにより、紙芝居そのものの画面を浮き立た せ観客の紙芝居内容への集中、没入を容易にした。特に、背板12Dの底部に一 対以上の組の支承軸と可動安定部を設けたことにより、舞台全体の安定性が増し 、大型紙芝居舞台が演者の使用又は実演中にも倒れることなく安全に紙芝居を演 ずることが出来る。
【0029】 天板に設けた取っ手を丈夫にし大型紙芝居舞台の耐久性を延ばした。因みに、 紙芝居舞台に一話分の紙芝居を収納した状態の紙芝居舞台全体の重量は約4kg 平均以上あり、それを支える取っ手は、従来から重量の負担がかかる部位であっ た。右扉にかけたラッチと左扉にかけたラッチ受けを従来と逆に設置した結果、 紙芝居の演技中演者の手の一部が触れてラッチが扉体にあたりカタカタと出す音 を殆ど出さないようにすることが出来るようにした。背板の上段下縁のカットに よっては天井照明等による不要で見苦しい影の発生を防止した。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願大型紙芝居舞台の正面扉体を開放した状態
の全体図である。
【図2】本願大型紙芝居舞台におけるコの字型枠体に形
成した紙芝居シート収納部の前方からみた斜視図であ
る。
【図3】図1における正面扉体部分を閉じた状態を前方
からみた斜視図である。
【図4】図1における正面扉体部分を閉じた状態を後方
からみた斜視図である。
【図5】図1における正面扉体部分を閉じた状態の背面
図である。
【図6】図5におけるA−A方向から見た横断平面図で
ある。
【図7】図5におけるB−B方向から見た縦断右側面図
である。
【図8】大型紙芝居舞台の底板の底部に支承軸を取り付
け、支承軸を囲んで遊動可能とした可動安定部を備えた
状態を示す。
【図9】図8の大型紙芝居舞台を右側断面から見た断面
状態を示す図である。
【図10】従来の紙芝居舞台の一例を示す全体図であ
る。
【符号の説明】
1:正面扉体 2:縁枠体 3:天扉 4:左扉 5:右扉 6:縁枠体内側 7:天扉内側 8:左扉内側 9:右扉内側 10:紙芝居シート表示部 11:天板 12:背板 12A,12B,12C,12D:背板の各部材 A:コの字型枠体 13:右側板 14:底板 15:取っ手 16:ヒンジ 17:コの字型枠体の紙芝居シート抜き差し口 17A:抜き差し口のカット部分 18:仕切り補強板 19:背板の上枠下縁を斜めにカットした切断面 20:ラッチ 21:ラッチ受け 22:紙芝居シート収納部 23:支承軸 24:可動安定部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取っ手をつけた天板と右側板と底板とによ
    ってコの字型枠体を形成し、該コの字型枠体の前部に
    は、中央を長方形状に切り抜いた額縁状の縁枠体を取り
    つけ、コの字型枠体の後部には中央を長方形状に切り抜
    いた額縁状の背板を取り付け、全体にほぼ箱型形状と
    し、前記縁枠体の周辺部に正面扉体を取り付けると共
    に、該正面扉体は、前記縁枠体の上方部にヒンジ止めし
    た天扉と、縁枠体の左側部にヒンジ止めした左扉と、縁
    枠体の右側部にヒンジ止めした右扉との三枚の開閉自在
    の扉板からなり、閉止の際には1枚の扉板となる正面扉
    体とすると共に、前記コの字型枠体と縁枠体と背板とを
    一体化し、紙芝居シート収納部を構成した紙芝居舞台に
    おいて、底板の底部に可動安定部と支承軸を取り付けた
    ことを特徴とする大型紙芝居舞台。
  2. 【請求項2】取っ手をつけた天板と右側板と底板とによ
    ってコの字型枠体を形成し、該コの字型枠体の前部に
    は、中央を長方形状に切り抜いた額縁状の縁枠体を取り
    つけ、コの字型枠体の後部には中央を長方形状に切り抜
    いた額縁状の背板を取り付け、全体にほぼ箱型形状と
    し、前記縁枠体の周辺部に正面扉体を取り付けると共
    に、該正面扉体は、前記縁枠体の上方部にヒンジ止めし
    た天扉と、縁枠体の左側部にヒンジ止めした左扉と、縁
    枠体の右側部にヒンジ止めした右扉との三枚の開閉自在
    の扉板からなり、閉止の際には1枚の扉板となる正面扉
    体とすると共に、前記コの字型枠体と縁枠体と背板とを
    一体化し、紙芝居シート収納部を構成し、該紙芝居シー
    ト収納部を広くした紙芝居舞台において、底板の底部に
    可動安定部と支承軸を取り付けたことを特徴とする大型
    紙芝居舞台。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、可動安定部を板
    状に形成し、内部に切抜穴を設け、該切抜穴に貫通して
    底板の底部に取り付けた支承軸を設けた大型紙芝居舞
    台。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、底板の底部
    にとりつけた可動安定部と支承軸の組み合わせを一対と
    し、少なくとも1以上の対の組み合わせを底板の底部に
    取り付けた大型紙芝居舞台。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3において、底板の下部
    空間部に安定用箱状体を固定した大型紙芝居舞台。
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