JP3093669U - アダプタの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】製造法を更に容易にし、同時にコストを低下さ
せるアダプタの構造を提供する。 【解決手段】台座２８の上部，底部の三辺及び上表面略
中央部には相通しない凹型溝を設け、各該凹型溝中には
プラグを挿し込む銅片座を設け、該台座２８の上部及び
底部の三辺に設けられた銅片座にはコの字型を呈した銅
片を熔接で固定し、また該上表面略中央位置の二つの凹
型溝のうち、一つの凹型溝中の銅片座は銅線で該上部の
銅片と熔接し、もう一つの銅片座は銅線を該底部の銅片
と熔接で固定し、該台座２８を該上下ケース２１，２２
中に設置し、該二つの銅片はそれぞれ電源コード２５の
アース２５２と＋極２５１に連結して熔接で固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はアダプタに係り、特に台座の三つの辺の上部及び底部にそれぞれ凹型 溝を設けることにより、一つの辺上に隣り合う二つの凹型溝が形成されており、 また上表面の略中間位置にも隣り合う二つの凹型溝を設け、更にこれらの凹型溝 にはコの字型を呈しており且つ等しい極性の銅片座が挿し込まれ、尚、該上表面 略中間位置に設置された二つの銅片座においては、該上部及び底部に設けられた コの字型を呈した銅片と銅線を熔接することによって連結されており、よって銅 片座の形状が簡略されており、且つ四つの方向に挿しこみ個所を具有するアダプ タに関わる。

【０００２】

【従来の技術】

公知構造におけるアダプタ１０においては、図１，２に示すように小型であっ て、プラグを挿しこむ孔が少数設けらているものが主である。 このような公知におけるアダプタ１０の内部には、プレス加工により一体成型 された銅片１１，１２を具有し、その他には連結銅片１３と銅片座１４が含まれ る。更に該銅片１１を該アダプタ１０の上，下両ケース１５，１６間の台座１７ 上に設置すると、図２のような外観となる。また銅片１１，１２を凹凸の溝を具 有する上，下両ケース１５´，１６´中に直接設置することも、既に公知の技術 となっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述のような公知構造における欠点として、先ず製造行程において複雑な金型 によりプレス加工しなければならないことから製造の難易度が高くなっており、 これに相対してコストが高くなっていること、また異なる規格のものは特に銅片 などが別々に生産されなければならないことから、生産の速度や在庫の量を的確 にコントロールすることが困難となっていること等が挙げられる。 そこで製造法を更に容易にし、同時にコストを低下させるべく、本考案のアダ プタの構造を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

プラスティック性の平たい台座の上部及び底部におけるそれぞれの三辺に凹型 溝を設け、同じ辺上に位置する二つの隣り合う凹型溝は相通しておらず、更に該 台座の上表面略中央部に設けられた二つの相通していない凹型溝も合わせ、各該 凹型溝中にはプラグのブレードを挿しこむ位置として銅片座がもうけられており 、該台座の上部及び底部におけるそれぞれの三辺に設けられた銅片座はそれぞれ コの字型を呈した銅片が熔接によって固定され、また該上表面略中央位置に設け られた二つの凹型溝中のうち、一つの凹型溝中の銅片座は銅線によって該上部の コの字型銅片と熔接され、またもう一つの銅片座は銅線が該台座を穿設して該底 部に設けられたコの字型の銅片と熔接によって固定され、該台座は該上下ケース 中に設置され、該二つのコの字型の銅片はそれぞれ電源コードのアースと＋極に 連結されて熔接によって固定され、該台座上の隣り合うそれぞれの銅片座が電気 製品のプラグのブレードを挿しこむ個所を提供し、こうすることで該銅片の形状 を簡略化し、また一つのコンセントで三つの側面に同様のプラグ挿しこみ個所を 提供する。

【０００５】

【考案実施の形態】

図３から図９の各図に示すように、本考案のアダプタ２０は上ケース２１と下 ケース２２が台座２８を挟み、更にねじにより螺設固定されているものであり、 該アダプタ２０中には同時に電流計２３及び電源遮断スイッチ２４が設けられて いる。

【０００６】 該台座２８においては、平たい四角形の形状を呈しており、該台座２８の上表 面及び底部の内の三つの側面にはそれぞれ凹型溝２８１が設けられており、且つ 同じ側面上に設けられている該凹型溝２８１は隣り合うものの、相通してはいな い。また該各凹型溝２８１の内壁のうち、一つの内側の壁には凸部２８２が設け られており、これは相対する該凹型溝２８１に相対して設けられているものとす る。該台座２８の上表面中間位置には更に、隣り合って並列している凹型溝２８ １が設けられており、その内の一つには穿設孔２８５が設けられており、該二つ の凹型溝２８１中にはそれそれ銅片座２９が設置され、該台座２８の上表面及び 底部の前側の両端にはそれぞれ盲孔２８４及び凹型溝２８６が設けられている。

【０００７】 該銅片座２９は、金型によりプレス成型されたものとし、その前段はプレスさ れて平行に分かれた翼片２９４，２９５が形成されており、更に該平行を呈した 翼片２９４，２９５の最先端は、外側に向かって広がっている形状を呈しており 、また該翼片２９５の上側略中間部には逆折片２９３が該翼片２８５の外側に向 かって折れている。 両該翼片２９４，２９５の後側は小さな四角形に似た形状を呈しており、該四 角形の上部には凸片２９１が設けられており、該凸片２９１上には更に穿設孔２ ９２が設けられており、該銅片座２９は、後方の略四角形の個所が該各凹型溝２ ８１の凸部２８２と該凹型溝２８後側壁によって構成されている空間中で位置が 制限され，該凸部２８２と銅片座２９の翼片２９５の逆折片２９４は同一線上に 並び、該翼片２９４は該凸部２８２の圧迫を受け、またもう一つの該翼片２９５ は該逆折片２９３が該凹型溝２８１のもう一つの内壁面を圧迫し、こうすること で該銅片座２９が更に安定して該凹型溝２８１内にて位置決め定位されるように する。 また該台座２８上表面中間に位置する二つの該凹型溝２８１の内壁面には凸部 が設けられておらず、比較的浅い構造を呈しており、両該溝２８１内には同様に 銅片座２９が設置されるようになっている。

【０００８】 該台座２８の表面及び底部の各銅片座２９は、コの字型銅片２６，２７で各面 の銅片座２９が同一の極性を持つべく熔接によって連結されており、該コの字型 銅片２６，２７上には孔２６１，２７１がそれぞれ設けられている。 該孔２６１，２７１はそれぞれ各銅片座２９上の凸片２９１と相対しており、 該凸片２９１は該孔２６１，或は孔２７１に挿しこまれ、更にこれらを熔接によ って固定し、該上表面中間位置に設けられた内の一つの銅片座２９は銅線３２に よって該凸片２９１と上表面のコの字型銅片２６とが熔接で連結されており、ま た銅片座２９は銅線３１によって先ず該凸片２９１の穿設孔２９２を通過した後 、更に該穿設孔２８５を通過して底部のコの字型銅片２７に熔接によって連結さ れている。また該二つのコの字型銅片２６，２７は電源コード２５の＋極２５１ 及びアース２５２と連結された後、各隣り合う銅片座２９で電気製品に電源を供 給する目的を達成する。

【０００９】 該台座２８の各側面及び上表面中間位置に設けられた各隣り合う凹型溝２８１ の両外側及び中間位置には、それぞれ高度の等しい凸柱２８３が設けられており 、該凹型溝２８外側に位置する凸柱２８３は直径が比較的小さく設計されており 、もう二つの凸柱の直径は大きさがほぼ等しく且つやや大きめに設計されている 。 三つの該凸柱２８３は、大，小のそれぞれの孔が設けられた挿しこみ部３０背 面の盲孔３０３中に挿しこまれ、該三つの盲孔３０３の口径は相対する三つの凸 柱２８２の直径の大きさに併せて設計されているものであり、こうすることで該 挿しこみ部３０上の大挿孔３０１及び小挿孔３０２と、相対する該銅片座２９の 極性を等しくし、プラグ挿しこみの際に、挿し間違いのないようにしている。 また該台座２８上表面の隣り合う凹型溝２８１の両外側及び中間位置にはそれ ぞれ凸柱２８３が設けられているが、該二つの凹型溝２８１中の銅片座２９と該 台座２８底部の銅片座２９の等しい極性の銅片座２９傍の凸柱２８３は比較的直 径が小さく、また該両凸柱２８３は等しい大きさに設計されており、該三つの凸 柱２８３は異なる大きさの挿孔３０１，３０２を具有する挿しこみ部３０の背面 に設けられた盲孔３０３中に挿し込まれるようになっている。 該銅片座２９，コの字型銅片２６，２７、並びに該挿しこみ部３０の台座２８ は、該アダプタ２０の上，下ケース２１，２２と合わせられてねじにて螺設固定 される。

【００１０】 該上ケース２１上にはそれぞれ、円孔２１１，窓２１２，楕円孔２１３が設け られており、更に末端付近の両側面及び末端面にはそれぞれ半楕円孔２１４が設 けられており、更に内壁には内側にネジの設けられた凸管２１５が四隅に設けら れており、更に該両側に設けられた半楕円孔２１４付近片側にはそれぞれ支柱２ １６が設けられている。 該下ケース２２内側の四隅にはそれぞれ凸管２２１が設けられており、これら は該上ケース２１の凸管２１５と相対しており、該凸管２２１は外界と相通して いることよりねじが挿入される。該下ケース２２は該上ケース２１の支柱２１６ の位置に相対してそれぞれ凸片２２２が設けられており、該上及び下ケース２１ ，２２は電源２５、電流計２３，電源遮断スイッチ２４，台座２８を合わせた際 、該電流計２３，電源遮断スイッチ２４，台座２８上表面の挿しこみ部３０が該 上ケースの円孔２１１，窓２１２，楕円孔２１３中より外に露出し、同時に該上 ケース２１内面に嵌設されて固定された状態となり、該台座２８上表面の盲孔２ ８４には該上ケース２１の支柱２１６が挿通し、また該台座２８底部の凹型溝２ ８６は該下ケース２２の凸片２２２が挿入され、上下両ケース２１，２２が共に 描く半楕円孔２１４，２２３はそれぞれ各対応する挿しこみ部３０を挟んで固定 し、更にねじによって該上下両ケース２１，２２を螺設固定することにより、該 アダプタ２０が完成する。 こうして該アダプタ２０の両側面及び後側の側面には全て電気製品用のプラグ 挿しこみ孔を具有するようになる。

【００１１】 図１０，１１に示すように、本考案は数個の該台座２８を直線上に並べてもよ く、こうした場合は二つの隣り合う台座２８間には銅線３３によって、前の座体 の末端の両銅片と、後の座体の両コの字型銅片の等しい極性同士で熔接によって 連結固定し、更に長めの上下ケース及びねじによって電源コード，電流計，電源 遮断スイッチ，該数個の座体を内部に固定し、こうすることでプラグ挿しこみ孔 の数を更に拡張してもよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案によると、同じ極性の銅片座を同一面上に設け、また各銅片座の形状を コの字型に簡略化したことで、該銅片座及びコの字型銅片の規格が標準化が達成 され、タイプの異なるアダプタを製造するにおいて最も少ない金型で大量生産に 適した製品を作ることが容易になったと同時に、コの字型を呈した該銅片は各面 の銅片座及び該台座上表面に設けられた二つの隣り合う銅片座と連結されている ことにより、プラグを挿しこむ個所が四方に設けられ、多数の電気製品を一度に 使用するのにさらに便利になり、実用性も増した。

【図面の簡単な説明】

【図１】公知構造におけるアダプタの立体分解図であ
る。

【図２】もう一つの公知構造におけるアダプタの立体分
解図である。

【図３】本考案におけるアダプタの立体分解図である。

【図４】本考案における台座正面の立体外観図である。

【図５】本考案における台座正面の立体外観図である。

【図６】本考案における台座背面の立体外観図である。

【図７】本考案における台座をしたケースに組み立てた
様子を示す外観図である。

【図８】本考案のプラグにおける立体外観図である。

【図９】本考案における使用状態説明図である。

【図１０】本考案の挿しこみ孔を複数にした際における
立体分解図である。

【図１１】図１０を組み立てた際における立体外観図で
ある。

【符号の説明】

１０ プラグ １１ 銅片 １２ 銅片 １３ 連結銅片 １４ 銅片座 １５ 上ケース １６ 下ケース １７ アダプタ １５´ 上ケース １６´ 下ケース ２０ アダプタ ２１ 上ケース ２１１ 円孔 ２１２ 窓 ２１３ 楕円孔 ２１４ 半楕円孔 ２１５ 凸管 ２１６ 支柱 ２２ 下ケース ２２１ 凸管 ２２２ 凸板 ２２３ 半楕円孔 ２３ 電流計- ２４ 電気遮断スイッチ ２５ 電源コード ２５１ ＋極 ２５２ アース ２６ コの字型銅片 ２６１，２７１ 孔 ２７ コの字型銅片 ２８ 台座 ２８１ 凹型溝 ２８２ 凸部 ２８３ 凸柱 ２８４ 盲孔 ２８５ 穿設孔 ２８６ 凹型溝 ２９ 銅片座 ２９１ 凸片 ２９２ 穿設孔 ２９３ 逆折片 ２９４，２９５ 翼片 ３０ 挿しこみ部 ３０１ 大挿孔 ３０２ 小挿孔 ３０３ 盲孔 ３１，３２，３３ 銅線

Claims (12)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に上ケースと下ケース、及び該上ケース
   及び下ケース内に設けられる台座とより構成されるアダ
   プタの構造において、 該台座は平たく略四角形を呈しており、上部及び底部の
   三つの側面にはそれぞれ凹型溝が設けられており、且つ
   同じ面にて隣り合う該凹型溝は相通しておらず、更に該
   台座の上表面略中間位置にも二つの隣り合う凹型溝が設
   けられており、各該凹型溝中には銅片座が設置されてお
   り、 該上表面及び底部上の各銅片座間はそれぞれコの字型銅
   片が熔接によって各銅片座と同一の極性で連結されてお
   り、該台座上表面略中間位置に設けられた両銅片座のう
   ち、一つの銅片座が銅線で以って該上表面のコの字型銅
   片と熔接されて連結されており、またもう一つの銅片座
   は銅線が挿通して底部のコの字型銅片と熔接によって固
   定されていることにより、 二つの銅片がそれぞれ一つの極性を持ち、且つ該上部び
   底面の両コの字型銅片がそれぞれ電源コードのアースと
   ＋極に連結され、各電気製品のプラグが挿しこまれた際
   に、該台座上のそれぞれの隣り合う二つの銅片座が電源
   を供給するようにしてなることを特徴とするアダプタの
   構造。
2. 【請求項２】該アダプタは、電源コードが電流計及び電
   源遮断スイッチとが並列とされて台座の上表面及び底部
   のコの字型銅片にまで連結されていることを特徴とする
   請求項１記載のアダプタの構造。
3. 【請求項３】該銅片座は金型によりプレス成型されてお
   り、前段は平行に別れた翼片を形成しており、該両翼片
   の最先端は外側に向かって広がった形状を呈しており、
   内一つの翼片の上側には外側に向かって折れた逆折片が
   設けられており、また該両翼片の後側は略四角形を呈し
   ており、該略四角形を呈した個所の上側には更に凸片が
   設けられており、該凸片上には穿設孔が設けられている
   ことを特徴とする請求項１記載のアダプタの構造。
4. 【請求項４】該銅片座は、該台座における各辺及び上表
   面中間に位置する凹型溝に設けられており、該各辺の隣
   り合う凹型溝の内壁には凸部が設けられ、該隣り合う凹
   型溝の凸部と凸部とは相対しており、更に該銅片座は後
   側の略四角形の個所が該各凹型溝の凸部と凹型溝後ろ側
   の壁面とによって構成されている空間にて位置制限を受
   けており、更に該凸部と銅片座の翼片の逆折片は同一線
   上に位置していることより、該逆折片が設けられていな
   い側の翼片は該凸部の圧迫を受け、もう一つの翼片は該
   逆折片で該凹型溝のもう一つの内壁面を圧迫することを
   特徴とする請求項３記載のアダプタの構造。
5. 【請求項５】該台座の三つの辺，並びに上表面中間位置
   に設けられた、各隣り合う二つの凹型溝の外側及び中間
   には、それぞれ凸柱が設けられており、 該三つの凸柱のうちの一つは直径がやや小さく設計され
   ており、もう二つの凸柱は等しく設計されており、且
   つ、各やや小さく設計された凸柱の対応する銅片座の極
   性が一致しており、 また、該三つの凸柱は大小二つの挿孔が設けられている
   挿しこみ部の背部に設けられた盲孔中に挿設され、該盲
   孔の直径と該三つの柱の直径はほぼ等しく設計されてお
   り、該挿しこみ部の大挿孔或は小挿孔は等しい極性の銅
   片座に対応していることを特徴とする請求項１記載のア
   ダプタの構造。
6. 【請求項６】該台座の上表面及び底部の前側の両端はそ
   れぞれ盲孔及び凹型溝が設けられており、 該上ケース上にはそれぞれ、円孔，窓，楕円孔，及び末
   端付近の両側及び末端面にはそれぞれ半楕円孔が設けら
   れており、更に該上ケース内壁の四隅には内側にネジを
   具有する凸管が設けられており、更に両側面に設けられ
   た該半楕円孔の片側にはそれぞれ支柱が設けられてお
   り、 該下ケース内面の四隅には、該上ケースの凸管と相対し
   た個所に凸管が設けられており、該下ケースの凸管は外
   に相通していることよりねじが挿入され、更に該上ケー
   スの支柱に対応した位置には凸板が設けられており、 該上下ケース内に該電源コード，電流計，電源遮断スイ
   ッチ，台座を挟設固定すると、同時に該電流計，電気遮
   断スイッチ，及び台座表面の挿しこみ部は、該上ケース
   の円孔，窓，楕円孔中より外側に穿出し、このとき該台
   座上表面の盲孔は該上ケースの支柱の挿設を受け、また
   該台座底部の凹型溝は下ケースの凸片の挿しこみを受
   け、該上及び下ケースの各半楕円孔が一体となって円形
   となり、該挿しこみ部が挟設固定されてなることを特徴
   とする請求項１記載のアダプタの構造。
7. 【請求項７】ある一定の長さを具有する上ケース及び下
   ケースを具有し、直線上に隣り合う台座及び電源コード
   を該ケース内に挟設固定したアダプタの構造において、 該台座は平たく略四角形を呈しており、該上部び底部の
   各三つの辺上にはいずれも凹型溝が設けられており、且
   つ該同一側の凹型溝はそれぞれ隣り合うが相通しておら
   ず、また該台座の上表面中間位置にも同様に二つの隣り
   合う凹型溝が設けられており、 該各凹型溝中にはそれぞれ銅片座が設置され、該銅片座
   中には略コの字型を呈した銅片が設けられ、 該上部及び底部に設けられた該銅片と銅片座とは、同一
   極同士が熔接固定されており、また該台座上表面中間位
   置に設けられた二つの銅片座の内、一つの銅片座は、更
   に銅線によって該上表面中間位置に設けられた銅片と熔
   接固定されて連結されており、またもう一つの銅片座は
   銅線によって底部に設けられた銅片と連結されて熔接固
   定されており、該二つの銅片はそれぞれ一つの極性を具
   有し、 該電源コードと隣り合う台座の上及び底面の二つの銅片
   は、それぞれ該電源コードのアースと＋極に連結されて
   おり、 また、二つの隣り合う台座は更に二つの銅線によって相
   互に連結されて同一の極性を具有する銅片座と銅片とが
   熔接によって固定されて一体とされることで相通してい
   ることにより、各隣り合う二つの銅片座は電気製品のコ
   ンセントを挿しこむ際に電源を提供するようにしてなる
   ことを特徴とする請求項７記載のアダプタの構造。
8. 【請求項８】該アダプタは、先ず電源コードが電流計及
   び電源遮断スイッチと並列されてから、更に最先端の台
   座の上表面及び底部のコの字型銅片にまで連結されてい
   ることを特徴とする請求項７記載のアダプタの構造。
9. 【請求項９】該銅片座は金型でプレス成型されており、
   その前段はプレスにより二つの平行する翼片に分かれて
   おり、該両翼片の最先端は外側に広がっている状態を呈
   しており、更に該翼片のうちの一つの上部略中間個所か
   らは、外側に向かって折れたような形状を呈した逆折片
   が設けられており、該両翼片の後段は略四角形を呈して
   おり、且つ該四角形の上部には凸片が設けられており、
   該凸片には穿設孔が設けられていることを特徴とする請
   求項７記載のアダプタの構造。
10. 【請求項１０】該銅片座は金型でプレス加工された後、
    前段は二つの平行な翼片が形成され、両該翼片の最先端
    は外側に向かって広がった形状を呈しており、そのうち
    一つの該翼片の上部略中間位置には外側に折れた逆折片
    が設けられており、また両該翼片の後段は略四角形を呈
    しており、該略四角形の上部には凸片が設けられてお
    り、該凸片上には穿設孔が設けられていることを特徴と
    する請求項７記載のアダプタの構造。
11. 【請求項１１】該台座の三辺、及び上表面の略中間位置
    に設けられ、それぞれ隣接する凹型溝の外側及び中間に
    は、それぞれ凸柱が設けられており、 該三つの凸柱のうちの一つは直径が小さく、また残りの
    二つは等しく設計されており、それぞれの小さな直径を
    具有する凸柱が対応する銅片座の極性は等しく、該各三
    つの凸柱は大小の異なる挿孔を具有する挿しこみ部背面
    の盲孔中に挿しこまれ、該盲孔の直径は該三つの柱の直
    径にほぼ等しいよう設計されており、且つ、各該挿しこ
    み部の大挿孔或は小挿孔は、それぞれ等しい極性の銅片
    に対応していることを特徴とする請求項７記載のアダプ
    タの構造。
12. 【請求項１２】該台座の上表面及び底部の前側の両端に
    はそれぞれ盲孔及び凹型溝が設けられており、 該上ケース上にはそれぞれ円孔，窓，楕円孔，及び末端
    付近の両側及び末端面にそれぞれ設けられた半楕円孔を
    具有し、更に内壁の四隅にはそれぞれ内側にネジが設け
    られている凸管が設けられており、更に、該両側の半楕
    円孔の片側にはそれぞれ支柱が設けられており、 該下ケース内面の四隅には、それぞれ該上ケースの凸管
    と相対した凸管が設けられており、且つ該凸管は外と相
    通していることからねじが挿入され、更に該上ケースの
    支柱に相対した位置にはそれぞれ凸板が設けられてお
    り、 該上ケース及び下ケースは電源コード，電流計，電源遮
    断スイッチ，台座を内部に設置して挟設固定すると、該
    円孔，窓，楕円孔中よりこれらが外側に露出し、同時に
    該上ケース内部に嵌設されて固定され、該台座上の盲孔
    は該上ケースの支柱の挿しこみを受け、また該台座底部
    の凹型層は該下ケースの凸板の挿しこみを受け、更に該
    上及び下ケースの相対する各半楕円孔が一体となること
    で該各対応する挿しこみ部を挟設固定することを特徴と
    する請求項７記載のアダプタの構造。