JP3093645B2 - 電荷蓄積型受光部を有した撮像装置 - Google Patents

電荷蓄積型受光部を有した撮像装置

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JP3093645B2
JP3093645B2 JP08186051A JP18605196A JP3093645B2 JP 3093645 B2 JP3093645 B2 JP 3093645B2 JP 08186051 A JP08186051 A JP 08186051A JP 18605196 A JP18605196 A JP 18605196A JP 3093645 B2 JP3093645 B2 JP 3093645B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、イ
メージスキャナなどに用いられ、受光量に応じた電荷信
号を蓄積する受光部を複数個含み、それら受光部からス
イッチングにより順次、電荷信号を読み出して画像信号
を出力する撮像装置に関し、特に受光部からの電荷信号
の不完全な読み出しが原因で生じる、画像信号における
残像を低減する駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、複数のフォトトランジスタが
受光部として1次元配列された従来の固体撮像装置の回
路図である。各受光部2は、フォトトランジスタ4とそ
のコレクタ、ベース間に設けられるキャパシタ6とで構
成される。フォトトランジスタ4のコレクタは電源端子
8(VDD )から電圧を供給される。キャパシタ6はその
リセットされた状態では電荷を充電されており、入射光
量に応じてディスチャージされる。このディスチャージ
量が電荷信号として受光部2から取り出される。
【0003】この1次元のイメージセンサでは、各受光
部2に画素選択スイッチ10が設けられる。このスイッ
チ10を開閉(オン/オフ)することにより、受光部2
に蓄積された電荷信号に応じた電流が出力信号線12に
取り出される。その電流は出力端子14とグランドとの
間に接続された電荷検出キャパシタ16に蓄積され、こ
れにより電荷信号に応じた電圧が出力端子14に生じ
る。スイッチ10を順次オン/オフすることにより1ラ
イン分の画像信号が得られる。このような走査手段を備
えた1次元イメージセンサは、縮小光学系を用いずに原
稿を読み取る密着型イメージセンサとして、コンピュー
タに画像を取り込むイメージスキャナや、ファクシミリ
によく用いられている。ちなみに近年では、このセンサ
を用いてカラー画像を取り込むことができるイメージス
キャナが開発されている。
【0004】この固体撮像素子上には上記構成要素の
他、画素選択スイッチ10のオン/オフや、信号電荷の
リセットを行う構成要素が形成されている。画素選択ス
イッチ10のオン/オフは、シフトレジスタ18により
行われる。シフトレジスタ18は、Dフリップフロップ
20が一列に接続された構造である。シフトレジスタ1
8は、スタートパルス(SI)をスタートパルス端子22
から入力されると、クロック端子24から供給される走
査クロック(CLK )に同期して順次、各画素選択スイッ
チ10をオン/オフする。ここでは、画素選択スイッチ
10は例えばアナログスイッチであり、このアナログス
イッチはゲートにシフトレジスタ18からの画素選択パ
ルスを受けて受光部2と出力信号線12との接続を制御
する。リセットスイッチ26は、グランドに接続された
リセット端子28と出力信号線12との間に設けられ、
走査クロックによりオン/オフされて受光部2のキャパ
シタ6及び電荷検出キャパシタ16のリセットを行う。
【0005】図12は、上記従来の固体撮像装置の駆動
方法を示すタイミングチャートである。リセットスイッ
チ26を開閉するリセット制御パルスとしても用いられ
る走査クロック30のロー・デューティ比、すなわち走
査クロック1周期に占めるロー(Low )レベルの割合は
例えば75%である。走査クロック1周期に応じた幅の
1つのスタートパルスがスタートパルス端子22からシ
フトレジスタ18に入力されると、初段のDフリップフ
ロップ20は、走査クロック1周期幅の画素選択パルス
を出力する。以降、各Dフリップフロップ20は、前の
段のDフリップフロップから画素選択パルスを受けると
それを走査クロック30の1周期だけ遅延させて次の段
に出力する。すなわち、i段目のDフリップフロップか
ら出力された画素選択パルス32と(i+1)段目のD
フリップフロップから出力された画素選択パルス34と
はそれぞれ走査クロック1周期の幅を有し、パルス34
はパルス32より走査クロック1周期だけ遅延されてい
る。
【0006】i段目(iは任意)のDフリップフロップ
から出力される画素選択パルスはi番目の画素選択スイ
ッチ10を構成するアナログスイッチのゲートに供給さ
れる。このアナログスイッチは画素選択パルスを受けて
いる間、オン状態となり、フォトトランジスタ4のエミ
ッタが出力信号線12に接続される。すると、受光部2
のキャパシタ6に蓄積された電荷信号に応じたベース−
エミッタ電流が生じ、フォトトランジスタ4はこの電流
を増幅したコレクタ−エミッタ間電流を出力信号線12
に出力する。
【0007】リセットスイッチ26を構成するアナログ
スイッチは、走査クロック30がロー・レベルの間はオ
フ状態であるので、出力信号線12に出力された電流は
電荷検出キャパシタ16に充電されて、出力信号である
電圧信号36に変換される。電圧信号36は図12に示
すように、画素選択スイッチ10がオン状態となると立
ち上がる(波形38)。もしオン状態が継続すると、そ
の電圧値は、キャパシタ6の電荷信号量に応じた電圧レ
ベル40に漸近する。これは、キャパシタ6の電荷信号
がベース−エミッタ間電流により徐々にリセットされる
ことと、エミッタ側の電位の上昇によりベース−エミッ
タ間電圧が低減することとに起因して、コレクタ−エミ
ッタ間電流が0に漸近するからである。
【0008】i番目の受光部2に続いて(i+1)番目
の受光部2を読み出すためには、i番目の受光部2の読
み出しにより充電された電荷検出キャパシタ16をディ
スチャージしてリセットする必要がある。このリセット
は、走査クロック30がハイ・レベルとなりリセットス
イッチ26を構成するトランジスタスイッチをオン状態
とすることにより行われる。リセットスイッチ26がオ
ン状態となると出力信号線12が接地され、これにより
電荷検出キャパシタ16のリセットが行われる(波形4
2)。このとき同時に、画素選択スイッチ10によって
出力信号線12に接続されているi番目の受光部2のキ
ャパシタ6に残された電荷信号のリセットも行われる。
この受光部2のリセットは、出力信号線12が接地され
て、フォトトランジスタ4のベース−コレクタ間電圧が
増大し、キャパシタ6がチャージアップされることによ
り行われる。
【0009】さて、この固体撮像素子が利用される機
器、例えばスキャナにおいては原稿読み取り速度を確保
するため走査クロックとして高い周波数、例えば数MH
zのクロックが用いられる。そのため、キャパシタ6の
電荷信号が十分に読み出される前に、電荷検出キャパシ
タ16及び受光部2のリセットが開始される。また、同
様の理由で、このリセット動作が完全に行われる前に、
(i+1)番目の受光部2の読み出し動作が開始され
る。通常は、電荷信号をできるだけ大きく取り出しS/
N比を確保するために、走査クロックのロー・レベルの
期間はハイ・レベルの期間より長くされる(例えば、上
述したようにロー・デューティ比75%とされる)の
で、受光部2のキャパシタ6のリセットが不十分となり
やすい。受光部2に取り残された電荷信号は、次の1ラ
インの撮像によってその受光部2に蓄積される電荷信号
に混ざって読み出され、残像現象が発生する。
【0010】図13は残像現象の概念を説明するタイミ
ングチャートである。発光ダイオード(LED)がパル
ス50により発光期間TLだけ発光し、無地の原稿を照
射する。この原稿からの反射光を受光部2が受光する。
続いてスタートパルス端子22に入力されるスタートパ
ルス52により、受光部2からの読み出し動作を複数回
行うと、順次レベルが低減する画像信号54、56、5
8が出力される。このうち2回目以降の読み出し動作に
より得られる画像信号54、56は、1回目の読み出し
動作で受光部2に取り残された電荷信号によるものであ
り、これが残像である。画像信号54のレベルをV0と
すると、n回目の読み出し動作による画像信号のレベル
Vnは定数κを用いて近似的に次式で表される。例え
ば、κ=0.5程度である。
【0011】Vn=V0・κn-1 この残像は、モノクロの画像では、原稿の読み取り方向
に画像が尾を引く現象として現れる。カラーの画像は1
ラインを複数色の光、例えば赤(R)、緑(G)、青
(B)の3原色の光を用いて順に、走査(スキャンニン
グ)することにより得られる。このカラー画像では、上
記残像は、ある色に対応する画像信号に他の色による先
行する走査での電荷信号が重畳されて出力される混色と
いう現象として現れる。この混色はカラー画像の色の精
彩度を劣化させる。図14は、この混色現象を説明する
概念図である。RGBそれぞれの走査は順次行われる。
各色の走査は、発光ダイオード(LED)の発光期間T
Lとこれに続く受光部2の読み出し期間TRとからな
る。RGBの各LEDはそれぞれパルス70、72、7
4によりそれらのパルス幅TLの間発光する。各色の読
み出し期間TRは、スタートパルス端子22に入力され
るスタートパルス76によりそれぞれ開始される。混色
とは、例えば青のLED光による信号のみを含むべき画
像信号78において、青の成分80以外に緑の成分8
2、赤の成分84が含まれることである。これら緑の成
分82、赤の成分84は先行する走査で生じた残像成分
である。
【0012】上述のように残像はモノクロ画像、カラー
画像のいずれにおいても画質の劣化をもたらす。この残
像による画質劣化を軽減するために、従来は受光部2の
電荷信号を読み出して画像信号を得た後に、受光部2に
残った電荷信号を繰り返して読み出し廃棄する走査(以
降、この走査を残像除去走査と呼ぶ)を行っていた。
【0013】図15は、この従来の残像除去走査の駆動
方法を説明するタイミングチャートである。図はカラー
画像の場合の駆動を示す。各色の走査は、LEDの発光
期間TL、これに続く受光部2の読み出し走査期間T
R、及び残像除去走査期間TCからなる。RGBの各L
EDはそれぞれパルス90、92、94によりそれらの
パルス幅TLの間発光する。スタートパルス96は、各
LEDの発光後2回ずつ発生される。1回目のパルス9
8は、LED発光直後であり、これにより受光部2に蓄
積されたRGBに対応する電荷信号が画像信号100、
102、104として読み出される。2回目のパルス1
06は、画像信号100、102、104の読み出しが
終了した後に生成される。よって2つのスタートパルス
98、106の間隔はTRである。この従来の残像低減
のための駆動方法では、2回目のパルス106により開
始される固体撮像素子の動作は、1回目のパルス98に
よる読み出し動作と同様である。異なるのは、2回目の
パルス106により読み出されたRGBの各信号11
0、112、114は画像の形成には使用されず廃棄さ
れる点である。これにより例えばGの画像信号102に
混入するR、Bの残像成分116、118は、図14に
示す場合のκ倍(κ<1)に低減する。読み出し期間T
R及び残像除去走査期間TCでの画素選択スイッチ1
0、リセットスイッチ26の動作は全く同様に行われ
る。つまり、例えば図12に示す走査クロック30、画
素選択パルス32、34を用いて、期間TRの読み出し
走査及び期間TCの残像除去走査が行われる。よってT
Cの長さはTRの長さに等しい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
残像を除去するための残像除去走査における固体撮像素
子の駆動方法は、画像信号を得るための読み出し走査に
おける駆動方法と同様であり、残像除去走査の駆動方法
自体には残像除去のための特別の配慮がされていなかっ
た。そのため残像除去の効果も必ずしも十分ではないと
いう問題点があった。
【0015】本発明は、より高い残像除去の効果が得ら
れる残像除去走査を行う撮像装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る撮像装
置においては、リセット制御回路は、リセットスイッチ
を、残像除去走査では読み出し走査より長く閉じること
を特徴とする。本発明によれば、受光部がリセット端子
を介して所定電位に接続される期間が、読み出し走査に
おいてより残像除去走査において長くなる。これによ
り、読み出し走査においては受光部から電荷検出キャパ
シタへの充電期間を長くとり画素信号に応じた電圧信号
を良好なS/N比で取り出すことができ、一方、残像除
去走査においては読み出し走査で受光部に残された画素
信号の除去が良好に行われる。
【0017】第2の発明に係る撮像装置は第1の発明に
おいて、前記リセットスイッチが前記リセット制御回路
から出力されるリセット制御パルスのパルス幅に応じて
開閉され、前記リセット制御回路が、読み出し走査時と
残像除去走査時とで互いにデューティ比が反転した前記
リセット制御パルスを出力する反転パルス出力部を有す
ることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、リセット制御パルスのデ
ューティ比が読み出し走査時と残像除去走査時とで互い
に反転されることにより、リセットスイッチの閉期間が
読み出し走査時においてより残像除去走査時において長
くされる。リセットスイッチがリセット制御パルスのハ
イ・レベル、ロー・レベルのいずれで閉状態とされるか
は任意に構成することができる。例えば、リセットスイ
ッチがリセット制御パルスのハイ・レベルで閉状態とさ
れる構成である場合には、読み出し走査時のリセット制
御パルスのデューティ比(1周期に占めるハイ・レベル
の期間の割合)をα(α<0.5)に設定すればよい。
【0019】第3の発明に係る撮像装置は第2の発明に
おいて、前記走査クロックが非対称なデューティ比を有
し、前記反転パルス出力部が、前記走査クロックを反転
する反転器と、前記読み出し走査時と前記残像除去走査
時とに対応して走査クロックと前記反転器の出力とを切
り換えて前記リセット制御パルスとして出力する切換器
と、を有することを特徴とする。本発明によれば、画素
走査回路の駆動に用いる走査クロックを流用することに
より、簡単な回路構成でリセット制御パルスが得られ
る。
【0020】第4の発明に係る撮像装置は第1の発明に
おいて、前記リセットスイッチが、前記リセット制御回
路から出力されるリセット制御パルスのパルス幅に応じ
て開閉され、前記リセット制御回路が読み出し走査時と
残像除去走査時とでリセット制御パルスのデューティ比
を切り換えるパルス幅切換部を有すること、を特徴とす
る。本発明によれば、リセットスイッチの閉期間が読み
出し走査時と残像除去走査時とで独立して設定されるの
で、画像信号の読み出し動作と残像除去動作とのそれぞ
れが最適な条件で行われる。
【0021】第5の発明に係る撮像装置は前記リセット
制御回路が、前記読み出し走査時には、前記各画素選択
スイッチそれぞれの閉期間中に前記リセットスイッチを
開状態とした後に、閉状態とし、前記残像除去走査時に
は、前記リセットスイッチを閉状態に保持することを特
徴とする。本発明によれば、電荷検出キャパシタへの電
荷信号の蓄積が不要な残像除去走査時には、リセットス
イッチを継続して閉状態とされるので、受光部に残され
た電荷信号の除去率が向上する。
【0022】第6の発明に係る撮像装置においては、画
素走査回路は、残像除去走査時には各画素選択スイッチ
の閉状態を所定複数走査クロック数に渡って継続するこ
とを特徴とする。また第7の発明に係る撮像装置は第1
から第5のいずれかの発明において、画素走査回路が、
各画素選択スイッチの閉状態を所定複数走査クロック数
に渡って継続することを特徴とする。
【0023】本発明によれば、残像除去走査時には例え
ばi番目の画素選択スイッチが走査クロックのkサイク
ルにわたって閉状態とされ、(i+1)番目の画素選択
スイッチはi番目の画素選択スイッチより走査クロック
1サイクル遅れて閉状態とされる。すなわち、隣接する
画素選択スイッチは、走査クロック(k−1)サイクル
にわたって同時に閉じられる。残像除去走査で受光部か
ら取り出された電荷信号は、画像信号として利用されず
リセット端子から廃棄されるので、このように複数の画
素選択スイッチを同時に閉じて出力信号線上にて受光部
からの電荷信号が混合されても問題はない。この構成に
より1つの受光部当たりのリセットスイッチの閉時間を
k倍にすることができ、受光部に残された電荷信号の除
去率が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面を参照して説明する。
【0025】[実施の形態1]図1は、本発明が適用さ
れる固体撮像装置の回路構成図である。図1において、
図11に示す従来装置と同様の機能を有する構成要素に
は、図11の符号に200を加えた符号を付し説明を省
略する。本装置は受光部202など電荷信号に関わる回
路及び画素走査回路(シフトレジスタ218)は従来と
同様の構成である。本装置の構成上の特徴は、これらの
回路の駆動回路にある。本装置の駆動回路はリセットス
イッチ226のオン/オフを制御するリセット制御回路
として走査クロックを反転する反転パルス出力部230
を有する。
【0026】反転パルス出力部230は反転器232と
切換器234とを含む。反転器232は走査クロックを
入力され、反転走査クロックを出力する。切換器234
は走査クロックと反転走査クロックとを入力され、切換
信号(SEL )の電圧レベルに応じてそれらのいずれか一
方を出力する。切換信号はセレクタ端子236から供給
される。反転パルス出力部230から出力された反転走
査クロックはリセットスイッチ226に供給される。な
お、シフトレジスタ218は走査クロックの立ち下がり
のタイミングに同期して動作するので、走査クロック2
56の代わりにこれと周期の等しい反転走査クロック2
58を用いても同じ動作をする。よって、本装置では反
転パルス出力部230の出力をシフトレジスタ218の
駆動にも用いている。
【0027】図2は本装置の駆動方法を説明するタイミ
ングチャートである。同図(a)に示すように、本装置
の駆動方法は、1ラインの画像信号当たり2つのスター
トパルス250、252がシフトレジスタ218に入力
され、読み出し走査とこれに続いて残像除去走査とが行
われる点で図15を用いて説明した従来の駆動方法と共
通する。各ラインの走査は、LEDの発光期間TL、こ
れに続く読み出し走査期間TR、及び残像除去走査期間
TCからなる。1回目のスタートパルス250は、LE
D発光直後に画素走査回路に入力され、シフトレジスタ
218は受光部202の読み出し走査(期間TR)を開
始する。2回目のスタートパルス252は、画像信号の
読み出しが終了した後、すなわち1回目のスタートパル
ス250からTRだけ間隔をおいてシフトレジスタ21
8に入力され、シフトレジスタ218は受光部202に
取り残された電荷信号を除去する残像除去走査(期間T
C)を開始する。
【0028】次に本装置の駆動方法と従来の駆動方法と
の差異を説明する。セレクタ端子236に入力される切
換信号であるパルス254は、読み出し走査期間TRに
おいてロー・レベルとなり、残像除去走査期間TCにお
いてハイ・レベルとなる。切換器234はこのパルス2
54に対応して期間TRにおいて走査クロック256、
期間TCにおいて反転走査クロック258を出力する。
走査クロック256のロー・デューティ比ρは例えば7
5%であり、このとき反転走査クロック258のロー・
デューティ比ρは25%となる。本装置の駆動方法は、
期間TRとTCとで異なるデューティ比を有するクロッ
ク256、258を用いてリセットスイッチ226のオ
ン/オフを制御することを特徴とする。なお、走査クロ
ック256と反転走査クロック258とは周期が等しい
ので、期間TR、TCの長さは等しい。
【0029】図2(b)、(c)はそれぞれ期間TR、
TCの一部を拡大したタイミングチャートである。走査
クロック1周期(τ)に応じた幅の第1のスタートパル
ス250がスタートパルス端子222からシフトレジス
タ218に入力されると、各Dフリップフロップ220
は、幅τの画素選択パルスをτだけ遅延させて次段のD
フリップフロップ220に転送する。つまりi段目のD
フリップフロップから画素選択パルス260が出力され
ると、τだけ遅れて(i+1)段目のDフリップフロッ
プから画素選択パルス262が出力される。第2のスタ
ートパルス252(幅τ)がシフトレジスタ218に入
力された場合も同様であり、i段目、(i+1)段目の
Dフリップフロップからそれぞれ出力される画素選択パ
ルス264、266は互いにτだけタイミングがずれ
る。
【0030】上述したようにDフリップフロップ220
はクロックの立ち下がりのタイミングに同期して動作す
るので、期間TRでの画素選択パルス260と期間TC
での画素選択パルス264とはいずれもクロック25
6、258のロー・レベル期間の先頭からハイ・レベル
期間の終わりまでの間、ハイ・レベルとなる。但し、期
間TRとTCとではハイとローとでその期間の長さが異
なる。つまり期間TRにおいては、各受光部202に蓄
積された電荷信号による電荷検出キャパシタ216の充
電時間tchは0.75τ、電荷検出キャパシタ216及び受
光部202のリセットが行われるリセット時間trst は
0.25τである。一方、期間TCにおいては、充電時間
t'ch は0.25τ、リセット時間t'rstは0.75τである。
【0031】このように、読み出し走査期間TRにおい
て充電時間tchをリセット時間trst より長くすること
により、出力端子214に生じる画像信号268が大き
くなり、画像信号のS/N比が確保される。これは従来
技術で述べたところである。本装置の特徴は、読み出し
走査期間TRでのリセット時間trst より、残像除去走
査期間TCでのリセット時間t'rstを長くする点にあ
る。残像除去走査期間TCにおいてリセット時間t'rst
を充電時間t'ch より長くすることにより、受光部20
2に残る電荷信号の除去が十分に行われ残像が低減され
る。なお、このときの出力端子に生じる信号270は画
像信号としては使用されないので、その電圧値は小さく
て構わない。
【0032】走査クロックのロー・デューティ比ρは、
0.5 <ρ<1.0 の範囲で選択することができる。また、
反転、非反転は相対的なものであるので、反転走査クロ
ックを期間TCではなく読み出し走査期間TRにおける
リセット制御パルスとして用い、走査クロックを期間T
Rではなく残像除去走査期間TCにおけるリセット制御
パルスとして用いてもよい。但しこのときは走査クロッ
クのρは0 <ρ<0.5の範囲で選択しなければならな
い。また、リセットスイッチ226をリセット制御パル
スのロー・レベルでオン、ハイ・レベルでオフとなるよ
うなトランジスタスイッチで構成した場合には、走査ク
ロックのρは0 <ρ<0.5 の範囲で選択される。その
他、本発明は、走査クロック1周期に占めるリセット時
間の比率trst /τを走査クロックと反転走査クロック
とを用いて、読み出し走査期間TRと残像除去走査期間
TCとで反転させ、比率trst /τを読み出し走査期間
TRより残像除去走査期間TCで大きくする全ての構成
を含む。また、本装置では、回路構成を簡単とするた
め、走査クロックを用いてリセット制御パルスを生成し
たが、走査クロックと同一周期であるがρの異なる他の
クロックを用いてリセット制御パルスを生成する構成も
可能である。
【0033】[実施の形態2]図3は、本発明が適用さ
れる第2の固体撮像装置の回路構成図である。図3にお
いて、図1に示す第1の実施形態の装置と同様の機能を
有する構成要素には、図1の符号に100を加えた符号
を付し説明を省略する。本装置の構成上の特徴は、第1
の実施形態同様、駆動回路にある。本装置の駆動回路は
リセットスイッチ326のオン/オフを制御するリセッ
ト制御回路としてリセット制御パルスのデューティ比を
切り換えるパルス幅切換部330を有する。
【0034】パルス幅切換部330は切換器334を含
む。本装置には、外部から走査クロック端子324に走
査クロックが入力され、またリセットクロック端子33
8に走査クロックと同一周期であるが異なるデューティ
比を有したリセットクロック(RCLK)が入力される。切
換器334は走査クロックとリセットクロックを入力さ
れ、切換信号の電圧レベルに応じてそれらのいずれか一
方を出力する。切換信号はセレクタ端子336から供給
される。パルス幅切換部330から出力されたリセット
制御パルスはリセットスイッチ326に供給される。な
お、走査クロックはシフトレジスタ318の駆動に用い
られるクロックである。本装置では外部入力のクロック
の種類を少なくし回路構成を簡単とするために、走査ク
ロックをリセットスイッチ326の制御にも用いている
が、走査クロックとは別にデューティ比の互いに異なる
リセットクロックを2種類用意して、これら2つのリセ
ットクロックをパルス幅切換部330に入力する構成も
可能である。
【0035】図4は本装置の駆動方法を説明するタイミ
ングチャートである。図4において、図2に示す第1の
実施形態の装置と同様の機能を有するクロック又はパル
スには、図2の符号に100を加えた符号を付し説明を
省略する。本装置の駆動方法と第1の実施形態における
駆動方法との相違点は、反転走査クロック258の代わ
りにリセットクロック358を用いる点にある。
【0036】図4(b)、(c)はそれぞれ同図(a)
に示す期間TR、TCの一部を拡大したタイミングチャ
ートである。セレクタ端子336に入力されるパルス3
54は、パルス254と同様であり切換器334はこの
パルス354に対応して期間TRにおいて走査クロック
356、期間TCにおいてリセットクロック358を出
力する。走査クロック356のロー・デューティ比ρは
例えば75%であり、このρの値は主に画像信号におけ
るS/N比が確保されるように設定される。一方、リセ
ットクロックのρは走査クロックのρとは独立に設定す
ることができる。リセットクロック358がハイ・レベ
ルの期間に、リセットスイッチ326がオン状態とな
り、受光部302から電荷信号を除去して残像を低減す
る。よって基本的にはリセットクロックのρを小さくし
て残像低減の効果が大きくなるようにする。リセットク
ロックのρは例えばρ=10%である。
【0037】本装置の基本的な特徴は、読み出し走査期
間TRでのリセット時間trst より、残像除去走査期間
TCでのリセット時間t'rstを長くし、残像を低減の効
果を向上させる点にある。本装置は、走査クロック35
6とは独立したリセットクロック358を用いる。つま
り期間TCにおけるリセット時間t'rstを設定する際、
読み出し走査に関する制約を受けないので、残像除去走
査における高い残像除去効果が実現されるようにこの
t'rstを調整することができる。
【0038】[実施の形態3]図5は、本発明が適用さ
れる第3の固体撮像装置の回路構成図である。図5にお
いて、図3に示す第2の実施形態の装置と同様の機能を
有する構成要素には、図3の符号に100を加えた符号
を付し説明を省略する。本装置の構成上の特徴は前記の
実施形態同様、駆動回路にある。本装置の駆動回路は第
2の実施形態同様、切換器434を含むパルス幅切換部
430をリセット制御回路として備えている。
【0039】切換器434は走査クロック端子424か
ら入力される走査クロックと、セレクタ端子436から
入力される切換信号とを用いて動作する。切換器434
は走査クロックと切換信号とを入力され、これら2つの
入力のいずれか一方を切換信号の電圧レベルに応じて出
力する。
【0040】図6は本装置の駆動方法を説明するタイミ
ングチャートである。図6において、図4に示す第2の
実施形態の装置と同様の機能を有するクロック又はパル
スには、図4の符号に100を加えた符号を付し説明を
省略する。本装置の駆動方法と第2の実施形態における
駆動方法との相違点は、リセットクロック358の代わ
りに切換信号454を用いる点にある。
【0041】図6(b)、(c)はそれぞれ同図(a)
に示す期間TR、TCの一部を拡大したタイミングチャ
ートである。セレクタ端子436に入力される切換信号
454は、パルス354と同様であり切換器434はこ
の切換信号454に対応して期間TRにおいて走査クロ
ック456、期間TCにおいて切換信号454を出力す
る。つまり、残像除去走査期間TCにてパルス幅切換部
430が出力するリセット制御パルスはハイ・レベルで
一定の信号である。期間TRのリセット制御パルスのロ
ー・デューティ比ρには電荷検出キャパシタ416の充
電とリセットとのバランスを調整し画像信号におけるS
/N比を確保するという条件が課せられるのに対し、期
間TCのリセット制御パルスにはその条件はない。期間
TCのリセット制御パルスは、受光部402のリセット
を高効率で行えばよい。この目的を実現するため、本装
置は、期間TCにおいては画素選択スイッチ410がオ
ン状態である間、ずっとリセットスイッチ426をオン
状態とするように駆動される。
【0042】本装置は、残像除去走査期間TCにおいて
はリセットスイッチをオン状態に保持するので、高い残
像除去効果が得られる。本装置は、従来の装置に切換器
434を付加し切換信号454を供給するという簡単な
構成で実現される。
【0043】なお、本装置は第2の実施形態の装置と同
様、外部入力のクロックの種類を少なくし回路構成を簡
単とするために、シフトレジスタ418の駆動に用いら
れる走査クロックをリセットスイッチ426の制御にも
用いている。しかし、走査クロックとは別にこれとデュ
ーティ比の異なるリセットクロックをパルス幅切換部4
30に供給してリセットスイッチ426の制御を行う構
成も可能である。
【0044】[実施の形態4]図7は、本発明が適用さ
れる第4の固体撮像装置の回路構成図である。図7にお
いて、図1に示す第1の実施形態の装置と同様の機能を
有する構成要素には、図1の符号に300を加えた符号
を付し説明を省略する。本装置の構成上の特徴はシフト
レジスタ518の駆動回路にある。
【0045】本装置のシフトレジスタ518を構成する
Dフリップフロップ520間において、画素選択パルス
を転送するクロックは、従来装置同様、走査クロック端
子524に入力される走査クロックである。本装置は従
来装置同様、この走査クロックをリセットスイッチ52
6のオン/オフの制御にも用いている。本装置の構成上
の特徴は、スタートパルスが入力される2つのスタート
パルス端子522、540と、これらスタートパルス端
子522、540から入力される2種類のスタートパル
スのいずれか一方を選択して出力する切換器542とを
備えている点にある。
【0046】図8は本装置の駆動方法を説明するタイミ
ングチャートである。図8において、図2に示す第1の
実施形態の装置と同様の機能を有するクロック又はパル
スには、図2の符号に300を加えた符号を付し説明を
省略する。本装置の駆動方法の特徴は読み出し走査期間
TRと残像除去走査期間TCとで異なるパルス幅の画素
選択パルスを用いる点にある。
【0047】セレクタ端子536に入力される切換信号
554はパルス254と同様であり、切換器542はこ
の切換信号554に対応して、期間TRにおいてスター
トパルス端子522からのスタートパルス570、期間
TCにおいてもう1つのスタートパルス端子540から
のマルチ幅スタートパルス572を出力する。
【0048】図8(b)、(c)はそれぞれ同図(a)
に示す期間TR、TCの一部を拡大したタイミングチャ
ートである。読み出し走査期間TRにおいては、走査ク
ロック556の1周期(τ)程度のパルス幅のスタート
パルス570が切換器542からシフトレジスタ518
に入力される。この後の受光部502に蓄積された電荷
信号の読み出し走査は、上記従来装置及び上記各実施形
態の装置と同じであるので説明を省略する。
【0049】残像除去走査期間TCにおいては、nτ
(nは2以上の自然数、ここではn=2とする)に相当
するパルス幅のマルチ幅スタートパルス572が切換器
542からシフトレジスタ518に入力される。シフト
レジスタ518の初段のDフリップフロップ520は、
走査クロック556の立ち下がりのタイミングでこのス
タートパルス570の値をストアして、nτ幅の画素選
択パルスを生成する。以降、各Dフリップフロップ52
0は、前の段のDフリップフロップの出力をτだけ遅延
させて次の段に出力する。すなわち、i段目のDフリッ
プフロップから出力された画素選択パルス574と(i
+1)段目のDフリップフロップから出力された画素選
択パルス576とはそれぞれnτの幅を有し、パルス5
76はパルス574よりτだけ遅延されている。画素選
択パルス574、576は互いに(n−1)τに相当す
る期間、オーバーラップしている。
【0050】画素選択パルス574のパルス幅がnτで
あるので、各受光部502は期間trst のリセットをn
回受ける。これを合計すると従来の装置のn倍のリセッ
ト時間に相当する。これにより本装置では高い残像除去
の効果が得られる。ちなみに、この駆動方法では、基本
的にはn個の画素選択パルスが同時にオーバーラップし
て発生し、n個の画素選択スイッチ510が同時にオン
状態となりうる。よって、残像除去走査期間TCは、読
み出し走査期間TRのn倍とはならず、ほぼ期間TRに
等しい期間である。なお、1ラインに配置された受光部
502の数が例えば1000程度であれば、nは10程
度とすることができる。nを大きくするほど、残像除去
の効果が向上する。
【0051】[実施の形態5]図9は、本発明が適用さ
れる第5の固体撮像装置の回路構成図である。図9にお
いて、図1、図7に示す装置と同様の機能を有する構成
要素には、図1の符号に400、図7の符号に100を
加えた符号を付し説明を省略する。
【0052】本装置は、残像除去走査期間TCにおいて
マルチ幅の画素選択パルスを用いる第4の実施形態の装
置の構成と、上記第1の実施形態の装置の反転パルス出
力部とを併用した固体撮像装置である。
【0053】図10は、本装置の駆動方法を説明するタ
イミングチャートである。図10において、図2、図8
に示すクロック又はパルスと同様のものには、図2の符
号に400、図8の符号に100を加えた符号を付し説
明を省略する。
【0054】図10(b)、(c)はそれぞれ同図
(a)に示す期間TR、TCの一部を拡大したタイミン
グチャートである。読み出し走査期間TR、残像除去走
査期間TCのそれぞれにおいて各受光部602に対して
リセットスイッチ626がオン状態にある時間をそれぞ
れt1、t2とする。走査クロック656のロー・デュ
ーティ比ρを75%とすると、t1=0.25τである。一
方、期間TCの画素選択パルス674をnτとすると、
t2=0.75nτである。よって本装置では、期間TCで
の受光部602のリセット時間であるt2は期間TRに
おけるリセット時間であるt1の3n倍となり、高い残
像除去の効果が得られる。
【0055】またマルチ幅の画素選択パルスを用いる構
成は、上記第2、第3の実施形態の装置にも併用し、残
像除去の効果を向上させることができる。
【0056】
【発明の効果】第1の発明によれば、受光部がリセット
端子を介して所定電位に接続される期間が、読み出し走
査においてより残像除去走査において長くなる。これに
より、読み出し走査においては受光部から電荷検出キャ
パシタへの充電期間を長くとり画素信号に応じた電圧信
号を良好なS/N比で取り出すことができ、一方、残像
除去走査においては読み出し走査で受光部に残された画
素信号の除去が良好に行われるという効果が得られる。
【0057】第2の発明によれば、リセット制御パルス
の読み出し走査と残像除去走査とでのデューティ比の変
更を1つのパルスの反転により実現するので、簡単な回
路構成で第1の発明の上記効果を得られるという効果が
ある。
【0058】第3の発明によれば、リセット制御パルス
と画素走査回路の駆動に用いる走査クロックとを兼用と
したので、より簡単な回路構成で第1の発明の上記効果
を得られるという効果がある。
【0059】第4の発明によれば、読み出し走査におけ
るリセット制御パルスのデューティ比と独立に残像除去
走査におけるリセット制御パルスのデューティ比を設定
できるので、読み出し走査における画像信号のS/N比
の確保と残像除去走査における残像除去効果の確保とを
両立できるという効果が得られる。
【0060】第5の発明によれば、残像除去走査におい
ては、受光部が出力信号線に接続されている全期間にわ
たって残像の除去が行われるので、画像信号のS/N比
を確保しつつ高い残像除去効果が得られるという効果が
ある。
【0061】第6、第7の発明によれば、残像除去走査
時には各画素選択スイッチの閉状態が走査クロックのk
周期(kは2以上の自然数)に渡って継続されるので、
1つの受光部当たりのリセットスイッチの閉時間がk倍
となり、残像除去効果が向上するという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態である固体撮像装置
の回路構成図。
【図2】 本発明の第1の実施形態である固体撮像装置
の駆動方法を説明するタイミングチャート。
【図3】 本発明の第2の実施形態である固体撮像装置
の回路構成図。
【図4】 本発明の第2の実施形態である固体撮像装置
の駆動方法を説明するタイミングチャート。
【図5】 本発明の第3の実施形態である固体撮像装置
の回路構成図。
【図6】 本発明の第3の実施形態である固体撮像装置
の駆動方法を説明するタイミングチャート。
【図7】 本発明の第4の実施形態である固体撮像装置
の回路構成図。
【図8】 本発明の第4の実施形態である固体撮像装置
の駆動方法を説明するタイミングチャート。
【図9】 本発明の第5の実施形態である固体撮像装置
の回路構成図。
【図10】 本発明の第5の実施形態である固体撮像装
置の駆動方法を説明するタイミングチャート。
【図11】 従来の固体撮像装置の回路構成図。
【図12】 従来の固体撮像装置の駆動方法を説明する
タイミングチャート。
【図13】 残像現象の概念を説明するタイミングチャ
ート。
【図14】 残像による混色現象を説明する概念図。
【図15】 従来の残像除去走査の駆動方法を説明する
タイミングチャート。
【符号の説明】
202 受光部、204 フォトトランジスタ、212
出力信号線、214出力端子、216 電荷検出キャ
パシタ、218 シフトレジスタ、220Dフリップフ
ロップ、226 リセットスイッチ、230 反転パル
ス出力部、232 反転器、234,334,542
切換器、256 走査クロック、258 反転走査クロ
ック、260,262,264,266 画素選択パル
ス、330 パルス幅切換部、358 リセットクロッ
ク、570 スタートパルス、572 マルチ幅スター
トパルス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/028,1/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷蓄積型の複数の受光部と、これら受
    光部から出力される画素信号を出力端子に導く出力信号
    線と、前記出力端子に接続され前記画素信号を電圧信号
    に変換する電荷検出キャパシタと、前記各受光部と前記
    出力信号線との間にそれぞれ設けられた画素選択スイッ
    チと、この各画素選択スイッチを走査クロックに同期し
    て順次開閉する走査を行う回路であって、前記受光部か
    ら前記出力信号線に前記画素信号を取り出す読み出し走
    査とこの読み出し走査に続き前記受光部に残留した画素
    信号を前記出力信号線に取り出す残像除去走査とを行う
    画素走査回路と、所定電位に保たれたリセット端子と、
    このリセット端子と前記出力信号線との間に設けられた
    リセットスイッチと、前記各画素選択スイッチの閉期間
    のそれぞれの少なくとも一部にて前記リセットスイッチ
    を閉じ前記各受光部と前記電荷検出キャパシタとのリセ
    ットを制御するリセット制御回路とを含む撮像装置にお
    いて、 前記リセット制御回路は、前記リセットスイッチを、前
    記残像除去走査では前記読み出し走査より長く閉じるこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記リセットスイッチは、前記リセット
    制御回路から出力されるリセット制御パルスのパルス幅
    に応じて開閉され、 前記リセット制御回路は、読み出し走査時と残像除去走
    査時とで互いにデューティ比が反転した前記リセット制
    御パルスを出力する反転パルス出力部を有すること、を
    特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記走査クロックは非対称なデューティ
    比を有し、 前記反転パルス出力部は、 前記走査クロックを反転する反転器と、 前記読み出し走査時と前記残像除去走査時とに対応し
    て、前記走査クロックと前記反転器の出力とを切り換え
    て前記リセット制御パルスとして出力する切換器と、を
    有することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記リセットスイッチは、前記リセット
    制御回路から出力されるリセット制御パルスのパルス幅
    に応じて開閉され、 前記リセット制御回路は、読み出し走査時と残像除去走
    査時とでリセット制御パルスのデューティ比を切り換え
    るパルス幅切換部を有すること、を特徴とする請求項1
    記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記リセット制御回路は、 前記読み出し走査時には、前記各画素選択スイッチそれ
    ぞれの閉期間中に前記リセットスイッチを開状態とした
    後に、閉状態とし、 前記残像除去走査時には、前記リセットスイッチを閉状
    態に保持すること、 を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 電荷蓄積型の複数の受光部と、これら受
    光部から出力される画素信号を出力端子に導く出力信号
    線と、前記出力端子に接続され前記画素信号を電圧信号
    に変換する電荷検出キャパシタと、前記各受光部と前記
    出力信号線との間にそれぞれ設けられた画素選択スイッ
    チと、この各画素選択スイッチを走査クロックに同期し
    て順次開閉する走査を行う回路であって、前記受光部か
    ら前記出力信号線に前記画素信号を取り出す読み出し走
    査とこの読み出し走査に続き前記受光部に残留した画素
    信号を前記出力信号線に取り出す残像除去走査とを行う
    画素走査回路と、所定電位に保たれたリセット端子と、
    このリセット端子と前記出力信号線との間に設けられた
    リセットスイッチと、前記各画素選択スイッチの閉期間
    のそれぞれの少なくとも一部にて前記リセットスイッチ
    を閉じ前記各受光部と前記電荷検出キャパシタとのリセ
    ットを制御するリセット制御回路とを含む撮像装置にお
    いて、 前記画素走査回路は、残像除去走査時には前記各画素選
    択スイッチの閉状態を所定複数走査クロック数に渡って
    継続することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記画素走査回路は、前記各画素選択ス
    イッチの閉状態を所定複数走査クロック数に渡って継続
    することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
    に記載の撮像装置。
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