JP3093630U - プロテクトされたコンテンツを含むコンピュータ用記録媒体の流通・権利管理システム - Google Patents

プロテクトされたコンテンツを含むコンピュータ用記録媒体の流通・権利管理システム

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JP3093630U JP2002006745U JP2002006745U JP3093630U JP 3093630 U JP3093630 U JP 3093630U JP 2002006745 U JP2002006745 U JP 2002006745U JP 2002006745 U JP2002006745 U JP 2002006745U JP 3093630 U JP3093630 U JP 3093630U
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哲行 平野
正文 大木
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株式会社平野デザイン設計
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量記録媒体でのソフトウェア(コンテン
ツ)の提供とインターネットを利用してユーザーに利用
許可を与えるシステムにおいて、コンテンツの制作、流
通、販売、使用、追加購入に至るまでをソフトウェアご
とに一元管理をする方法を提供し、流通プロセスや使用
時の不正使用、不正取り引きを防ぐ。 【解決手段】 コンテンツのプロテクト用データおよび
流通経路データを記録・読出し可能なRFIDチップを内蔵
したコンピュータ用記録媒体を用いた流通・権利管理シ
ステムにおいて、(1)代金支払いデータに基づいて流
通管理サーバーへの支払い通知を行う電子決済サーバ
ー、(2)前記電子決済サーバーからの通知に基づいて
プロテクト解除用データを送信する流通権利管理サーバ
ー、を備えた流通・権利管理システムとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンテンツ権利者の権利を確保し、安全、確実な管理を行いながら デジタルコンテンツの流通を行うRFID利用の流通・権利管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットは日常生活に密着した通信手段として一般化しつつある。イン ターネットによる商品販売では、提供者のホームページに掲載の商品カタログを 見て、気に入った商品をインターネットで注文すると、商品が郵送や宅配で送ら れてくる。課金の仕方も様々の方法が考えられているが、現金を提供者指定の金 融機関に代金を振り込む方法や、クレジットカードや利用者指定の銀行から自動 的に商品代金を引き落とす方法などが広く行われている。
【0003】 商品も必ずしも物(ハード)だけでなく、音楽、プログラム、商用統計データ 、画像データ(映画)などのソフトまで、広い分野で取り引きが行われている。 たとえば、ネット音楽配信では、インターネットを介してデジタル化された新譜 が取り寄せられ、パソコンで再生できる。例えば、ゲームソフトや業務プログラ ム、商用データなどのインターネットでの有料配信はいまや一般化している。
【0004】 図1は、インターネットで限定使用可能なゲームソフトや業務プログラムを有 料配信するときの配信と課金システムの一例を示している。利用者はソフトウェ ア提供者のホームページを見て、欲しいソフトを要求すると無料で送信されてく る()。限定使用のソフトウェアには、10日間とか、1カ月間といった期限 付き使用可能なもの、10回と20回といった限定回数回使用可能なもの、一部 の機能のみ自由使用可能なものなど様々な形態がある。
【0005】 期限や回数付き使用可能ソフトの場合には、ソフトウェアに組み込まれている 期限を過ぎたり、指定回数回使用すると利用できなくなる。もしそのソフトウェ アを利用できると判断したときには、利用者は提供者の指定する金融機関にソフ ト代金を払い込み()、提供者にその旨を伝える()と、提供者は金融機関 に入金の確認()を行ったのち、パスワードが提供者から送られてくる() 。このパスワードを用いると、手持ちのソフトウェアが自由に利用できるように なる。
【0006】 提供者指定の金融機関への払い込みは、郵便為替や銀行振り込みあるいはクレ ジット会社を介して行われる。インターネットでは課金を専門に扱う機関があり 、その機関の会員になると、自動的にそこの機関で預金から払い込みを行ってく れる(電子決済)。したがって、これまでのように直接銀行や郵便局に行って現 金振り込みを行わなくてもよく、インターネット上ですべての買い物が行える。
【0007】 複数のコンテンツを記録した大容量記録媒体とインターネットを組み合わせた コンテンツの提供形態もすでに登場している。大容量記録媒体として現在はCD-R OMが主流であるが、DVDなどの大容量記録媒体も一般化しつつある。このコンテ ンツの提供形態は基本的に図1と同じであるが、異なるところはコンテンツの提 供が記録媒体である点である。記録媒体には、通常、複数のコンテンツが記録さ れていて、一部の機能のみ使用可能な状態で提供される。媒体は店頭での販売や 雑誌の付録などとして提供される。
【0008】 コンテンツのうち、欲しいコンテンツがあるときには、そのコンテンツの代金 を指定する場所に払い込み、インターネットでその旨を伝えると、そのコンテン ツを完全に作動させるパスワードが送信されてくる。そのパスワードを用いると 、対応するコンテンツが自分のコンピュータシステムで完全に作動可能な状態に なる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術で、インターネットを利用したソフトウェアやハードウェアの販売形 態を説明した。現在の、CD-ROMによるソフトウェアの提供とインターネットを介 してソフトウェア利用許可を行う方法で欠落している点は、販売店の役割である 。現在、販売店ではメーカーから依頼された記録媒体をユーザーに販売するだけ であり、その後のソフトウェアの利用度による利益配分がなく、また販売店独自 のサービス形態がとれない。
【0010】 なぜなら、販売店がいったんユーザーに売り渡したあとの記録媒体の利用状況 や媒体の行方を把握することができないことと、記録媒体中のソフトウェアに利 用許可を与えるのはソフトウェア提供者側が直接ユーザーにパスワードや暗号解 読鍵をインターネットで配信するためである。媒体そのものの販売は通常安価で あり、販売店としては販売意欲の減退につながる危険性をもっている。一方、提 供者側としては、各自で独自に販売ルートを確保しなければならず、小資本の提 供者が簡単にこのような販売形態の市場に参入することが難しいのが現状である 。
【0011】 現在、ゲームソフト業界では中古品市場がメーカーの悩みの種となっている。 なぜなら、多額の費用と労力を掛けて開発したソフトが、中古市場で半値以下で 販売されているたからである。新製品が中古市場に出回るまで長い時間が経過し ていれば問題はないが、現在では中古市場に出回るまでのサイクルが短縮化され ているために、新製品の売り上げまで影響を受けている。この中古市場への対応 を法律的に対処する方法も検討されているが、現時点では歯止めがなく、メーカ ーの経営に打撃を与え、新製品開発資金の調達に悪影響を及ぼしている。
【0012】 インターネットでのソフトウェアの提供や、CD-ROMなどの大容量記録媒体とイ ンターネットを兼用したソフトウェアの提供では、暗号解読鍵やパスワードによ ってソフトウェア単位の提供形態を採ってきた。多くのソフトウェアの中から求 めるソフトウェアのみの入手できることは、ユーザーにとってありがたい。しか し短期間しか利用しないソフトウェアも丸ごとの買い取りになるために、コスト 面で必ずしも有利とはいえない。
【0013】 たとえば映画のような場合、1度か2度観ただけ、あとは観ることがないとい う場合も多い。このようなとき、貸しビデオのような使い方ができる形態があれ ば、ユーザーにとってより便利な利用法となる。残念ながら、CD-ROMなどの媒体 とインターネット組み合わせた形態できめ細かな販売形態はいまのところなく現 在、ソフトウェア<コンテンツ>単位の買い取りのみとなっている。
【0014】 コンピュータが登場して以来、ソフトウェアのコピーによる不正利用の問題が 常につきまとっている。暗号化やパスワードなどといった機密管理によるソフト ウェアのコピー防止対策はとられてきているものの、必ずしも完全とはいえない 。それは、ソフトウェアによる対処だけで行われてきたためである。もっとも、 ソフトウェアを提供する記録媒体の一部に傷を付けて、ハードウェア上での対処 方法もあるが、このような傷の付け方には特殊技術が必要であり、また個々の製 品を常にメーカー側で管理していなければならず、必ずしも管理しやすい方法と はいえない。
【0015】 以上の点を鑑み、本考案が解決しようとする課題は、大容量記録媒体でのソフ トウェア(コンテンツ)の提供とインターネットを利用してユーザーに利用許可 を与えるシステムにおいて、コンテンツの制作、流通、販売、使用、追加購入に 至るまでをソフトウェアごとに一元管理をする方法を提供し、流通プロセスや使 用時の不正使用、不正取り引きを防ぐことを目的としている。また、デジタルコ ンテンツはコピーしても、あるいは使っても品質が変わらないため、海賊版の横 行や、中古販売問題などから、権利者への利益還元が不十分で、社会問題となっ ている問題に対処するシステムを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案が解決しようとする課題を解決するために、請求項1に記載された考案 は、プロテクトされたコンテンツを含むコンピュータ用記録媒体を販売する流通 ・権利管理システムにおいて、(1)前記コンテンツのプロテクト用データおよ び流通経路データを記録・読出し可能なRFIDチップを前記記録媒体に内蔵した、 プロテクトされたコンテンツを含むコンピュータ用記録媒体を販売する販売店か らの代金支払いデータに基づいて流通、販売権利、著作権管理、ユーザー利用権 等の管理を行う流通権利管理サーバーへの支払い通知情報などを処理する電子決 済処理を扱う電子決済サーバー、(2)前記電子決済サーバーからの通知情報に 基づいて前記販売店が保有するRFID入力装置へプロテクト解除用データを送信す る流通、販売権利、著作権管理、ユーザー利用権等の管理を行う流通権利管理サ ーバー、(3)前記流通権利管理サーバーから送られたプロテクト解除用データ および該販売店IDを販売対象のコンピュータ用記録媒体に内蔵されたRFIDチップ に非接触で記録する、販売店に備えられたRFID入力装置、を含むことを特徴とす るプロテクトされたコンテンツを含むコンピュータ用記録媒体の流通・権利管理 システムとする。
【0017】 請求項2に記載された考案は、前記RFIDチップにコンテンツのプロテクト用デ ータを記録したことを特徴とする請求項1記載の流通・権利管理システムである 。
【0018】 本考案では、RFID(Radio Frequency IDentification:無線周波による非接触 自動識別技術)を利用して、ソフトウェアの提供にRFIDチップ内蔵の記録媒体を 用いる。パスワードや流通管理はRFIDチップで行う。そして、記憶媒体の流通管 理を流通権利管理サーバーが一括して行い、販売店、課金、ユーザー全体を含め た記憶媒体に関係する物と権利と金の流れをインターネット下で管理する。さら に、RFID内蔵の記録媒体で提供するソフトウェアの販売形態に多様性を持たせ、 ユーザーニーズに対応させる。
【0019】 本考案では、DVDやCD等の記録媒体にRFIDチップを埋め込み、その記録媒体に 音楽、ゲーム、オーディオビジュアル、映画などを暗号化処理またはパスワード 処理などのプロテクト処理を施したコンテンツをユーザーに提供する。記憶媒体 の流通管理は流通権利管理サーバーが一括して行う。
【0020】 流通権利管理サーバーで管理する対象は、記憶媒体の流れに関係する流通経路 、電子決済サーバー、ユーザーである。ユーザーは記憶媒体を流通業者より購入 する。ただしこの時点では、通常、記録媒体に含まれるコンテンツが完全な状態 では利用できない。コンテンツは鍵(パスワードまたは暗号解読鍵)をかけられ た状態になっている。
【0021】 ユーザーがこの記憶媒体に含まれるコンテンツを利用したいときには、流通権 利管理サーバーからコンテンツのプロテクト解除用データをインターネットなど を介して受けとり、RFIDにプロテクト解除データを書き込む。解除データを受け る側ではRFID入出力(読み書き)装置が必要である。プロテクト解除は販売店で 行う場合と、ユーザーが自宅で行う場合とがある。
【0022】 本考案ではRFID ICチップ内蔵の大容量記録媒体を対象にしている。通常は、 1記録媒体にプロテクト処理された複数のコンテンツが記録されていて、コンテ ンツ単位の販売を可能とする。したがって、媒体の販売とその中のコンテンツを 利用するためのプロテクト解除データの販売は、販売のタイミングにズレがある 。
【0023】 本考案のシステムでは、以下の2形態の販売方法を行うことができる。RFIDチ ップへのプロテクト解除用データの書き込みを販売店で行う場合には、記録媒体 を購入するときに使用したいコンテンツを選択して、店頭で直接利用できるよう にしてもらう。このとき、販売店はユーザーの購入した部分の内容にのみを使用 可能にするプロテクト解除用データを流通権利管理サーバーから取り寄せて、販 売店に据え付けのRFID読み書き装置でパッケージから媒体を取り出すことなくプ ロテクト解除データを媒体に書き込み、ユーザーが購入したコンテンツのみが利 用できるようにする。
【0024】 ユーザーが販売店から記録媒体を購入して自宅で未購入の部分のコンテンツを 購入する場合は、購入する部分のコンテンツの代金を電子決済機関に払い込むこ とによって、通信回線に接続されたRFID読み書き装置(パソコン)で記録媒体の RFIDに、購入した部分の内容に対応したプロテクト解除用データが流通権利管理 サーバーから送信されてくる。このようにして、ユーザーが求めるコンテンツが 無条件あるいは条件付き(例えば回数付き)で使用できるようにする。
【0025】 記録媒体には複数のコンテンツが記録されている。それぞれのソフトはそれぞ れの販売形態で販売することができる。店頭で記録媒体を含むパッケージを販売 する際に、媒体をパッケージから取り出すことなく、解除用データを非接触で書 き込むことによって媒体中の任意のコンテンツをユーザーに提供できる。
【0026】 解除用データには様々な種類を設定することができる。売り切り用、部分売り 用、回数売り用、時間売り用などがあり、この区別をRFID読み書き装置で書き込 むことでコンテンツの利用形態に応じた販売が可能となる(コンテンツ<部分> 単位だけでなく、利用形態<内容>も含めた販売)。なお、具体的な内容は以下 の通りである。 ・売り切り:販売されたものは購入者がずっと使用できる形態の販売。 ・部分売り:部品、ステップなどを部分的に販売し、購入者はその部分だけを使 用できる販売形態。 ・回数売り:1回、5回、10回など、使用できる回数分を販売する販売形態。 ・時間売り:1日、10日、1ヵ月など、使用できる期間分を販売する販売形態。 ・販売店の独自編集:販売店が独自に内容を選んで、販売処理を済ませておくこ とで、販売店のオリジナル編集商品として販売できる販売形態。
【0027】 販売店IDを読み取りオンリー属性に設定することによって、販売店の独自性を 確保する。RFID IC内蔵の記録媒体に販売店ID記録領域を確保し、正規登録販売 店に対して管理サーバーから割り当てられた販売店ID、RFID記録キーを記録し、 販売店IDを読出しONLY属性にして販売する。これによって、販売店IDの記録され ていない媒体を中古市場で使用とした場合には、管理サーバーからのプロテクト 解除データの提供の制限やコスト面での差別化を行い、中古流通市場での利用は 工場出荷時とのパッケージ製品と異なる商品価値を付加することより、当該媒体 の商品性に制限を加えることができる。
【0028】 販売店への利益配分に用いることができる。RFID IC内蔵の記録媒体に販売店I D記録領域を確保し、正規登録販売店に対して流通権利管理サーバーから割り当 てられた販売店IDを販売時に記録し、利用者による買い増し、利用許諾の交換( 書換)、追加などの際に、販売店IDを流通権利管理サーバーに購入要求とともに 送信し、当該管理サーバーでその販売金額に応じたインセンティブポイントをデ ータベースで集計し、インセンティブポイントに応じた販売店への利益分配を行 う。これによって、販売店は媒体の販売後も利益が得られることになり、販売店 の販売意欲を駆り立て、中古市場でのコンテンツの拡散を防止することができる 。
【0029】 特殊な販売形態に用いることもできる。RFID ICチップ内蔵の記録媒体にパッ ケージ収録コンテンツの識別(媒体ID)を記録する領域を確保し、権利購入用ク ライアント装置は、パッケージ状態(開封、未開封)によらず、媒体IDを読み出 すことによって収録コンテンツで使用可能な(購入可能な)利用許諾(プロテク ト解除データ)の商品カタログを流通権利管理サーバーから取得し、流通権利管 理サーバーで記録媒体IDに対応した商品カタログを更新した内容で販売する。こ れによって、季節的販売などに対応した販売方法が可能となる。
【0030】 販売店が店頭でユーザーに媒体とプロテクト解除データの販売をする際の販売 方法と利益配分に用いる。販売店は、販売時にコンテンツの利用許諾を読み出す ために必要な媒体プロテクト解除データをRFID ICチップに書込むことで販売オ ーソライズを行い、販売店側端末は管理センタ側にその実行を報告するとともに 、販売店ID、媒体IDを用いて、販売オーソライズ件数を管理センタ側データベー スに流通荷担数を集計し、そのインセンティブに応じた販売店への利益分配を行 う。
【0031】 未購入のまま店内から持ち出された媒体の不正防止に用いる。販売店より未購 入のまま持ち出したRFID ICチップ内蔵の媒体のコンテンツをユーザーが使用し ようとした場合、流通権利管理サーバーから暗号解読鍵(復号鍵)またはパスワ ードの購入することを促すメッセージを表示しする。また、暗号解読鍵またはパ スワードの当該管理サーバーより購入を行った場合には、その時点で、どこの販 売店から持ち出されたものかをRFID ICチップより読み出して販売店を特定する 。もし販売店IDがない場合には、プロテクト解除データの販売を行わないなどの 対処も行う。
【0032】 不正使用の防止に用いる。ユーザーが、RFID ICチップ記録媒体のコンテンツ 全体をコピーした場合でも、RFID ICチップの内容をコピー禁止するとともに、 正規にインストールしたコンテンツを利用するときには、ユーザーのシステムに 据え付けのRFID入力(読取)装置からパスワードを読み取らないと実行できない ようにすることによって、不正使用を防止する。また、許可を受けていないコン テンツを利用とするときには、プロテクト解除データの購入を促すメッセージを 表示して、プロテクト解除データを購入しない限り使用できないようにする。
【0033】
【考案の実施の形態】
本考案は、コンテンツの制作、流通、販売、使用、追加購入に至るまでの記録 媒体とそれに含まれるコンテンツを一元管理することによって、流通プロセスや 使用時の不正使用、不正取り引きを防止する方法である。本考案はコンテンツの 提供はRFID ICチップ内蔵の記録媒体で行い、その利用権利をインターネットを 通じて提供するものである。したがって、本考案は記録媒体とそれに含まれるコ ンテンツの権利を一元管理することを目的にしている。
【0034】 図2は、RFID付き記録媒体(RFID ICチップ内蔵のDVD-ROM、CD-ROM等)の構造 を示している。記録媒体1にはRFID ICチップ101が埋め込まれている。コンテン ツは、従来通り記録面102に登録されている。したがって、表面的には従来の記 録媒体と変わらない。異なるところは、媒体内のコンテンツ流通に関する制御・ 管理をRFIDで一括管理している点である。ここには、権利管理ID、商品ID、販売 店ID、暗号解読鍵(復号鍵)、パスワード等が登録され、RFID入出力装置でしか 読み書きができない仕組みになっている。しかもこれらの権利管理用のデータは 流通権利管理サーバーが一括して行い、個人が書き込むことができないように制 御している。
【0035】 図3は、RFID内蔵の記録媒体の製造から、媒体および権利の販売、ここのソフ トの権利販売、課金に至るまでのすべての流通システムの概要をまとめたもので ある。RFID内蔵記録媒体製造提供システム2では、まずコンテンツの提供者201か ら寄せられたコンテンツをウォーターマークシステム202で編集、暗号化、圧縮 化、機密処理等を行うとともに、RFIDにウォーターマーク情報を付加し、製造工 程203で記録媒体を生産する。一方、流通制御データ制作システム204では、記録 媒体ごとの媒体ID等のコンテンツ制作者向けの流通管理データを作成し、書き込 み検査システム205で記録媒体のRFIDに製造者向けの流通管理データの書き込み と検査を行う。
【0036】 コンテンツが登録された記録媒体は、通常、販売店4で販売される。販売店4で は、ユーザー5は媒体のみの購入か、あるいは媒体内のコンテンツを選択して購 入する。コンテンツの選択購入の場合には、販売店は流通権利管理サーバー3に 販売店IDと販売コンテンツの販売情報を通知し、管理サーバー3からプロテクト 解除データを受け取り、媒体のRFIDに書き込む。この一連の操作はインターネッ ト6を介して、店頭用RFID読み取り書き込みシステム401と管理サーバー3の流通 権利管理サーバー301の間で行われる。
【0037】 なおこのとき、流通権利管理サーバー3では、媒体の正当性のチェックはウォ ーターマーク検出システム302が行い、媒体とコンテンツが不正利用されること を防止する。また販売店が権利を買い取った媒体に対しては、管理サーバー3か らプロテクト解除データを受信する際には、電子決済601がなされ、販売店4はソ フト代金を直接ユーザーから受けることになる。もちろん、媒体のみの販売に際 しても、販売店はユーザーに販売する時点あるいはそれ以前に、少なくてもその 媒体に対する販売店IDを管理サーバーに通知しておく必要がある。すなわち、媒 体が末端のユーザーに渡るときには、媒体のRFIDに販売店IDが書き込まれた状態 になっている。
【0038】 記録媒体に複数のコンテンツが登録されて未購入のコンテンツがある場合や媒 体のみを購入した場合、ユーザー5がインターネット6を介して直接追加購入する ことができる。その場合には、管理サーバー301にその旨を通知すれば、管理サ ーバー301はインターネット6に接続されたRFID入出力機能付き再生装置(端末) 501から媒体IDや販売店IDを読み取り、媒体の正当性をチェックしたのち、プロ テクト解除データを送信し、ユーザーの端末501でプロテクト解除データをRFID に書き込む。一方、プロテクト解除データに対応したコンテンツ代金は電子決済 される。もちろん、電子決済601を介さない、直接現金送付による方法も可能で ある。この課金システムは図1で示した従来の課金システムを用いてもよい。本 考案は、この課金システムに関するものではなく、媒体と媒体に含まれるコンテ ンツの不正使用防止と媒体の流通・権利に関する一括管理に関するものであるか ら、図3の例で示す電子決済601を必ずしも通さなくても、コンテンツ利用権利 の委譲が可能な販売形態も容認する。
【0039】 図4は、流通を中心に見た媒体と権利の流れを示した概念図である。図の例で は、コンテンツ提供者8は流通権利管理サーバー3にコンテンツ販売権利の登録81 0を行い、権利料販売記録の通知310を受け、RFID内蔵の記録媒体1にコンテンツ を記録する。このときの記録媒体1は、図3で示したオーサリングプレスされた ものを使用する。記録媒体1に登録されたコンテンツ110も管理サーバー3に登録 し、管理サーバー3の流通権利管理サーバーで一括管理されることになる。通常 、記録媒体1は販売店4を経由して、ユーザー5に販売される。ユーザー5が媒体1 内のコンテンツ110を購入する方法として2通りある。一つは販売店4でプロテク ト解除データを受ける方法と、もう一つはユーザー5が直接管理サーバー3からプ ロテクト解除データを受ける方法である。
【0040】 販売店4でプロテクト解除データをRFIDに書き込むには以下の手順で行われる 。すなわち、販売店4は代金支払い通知511を電子決済サーバー701にし、その決 済通知720が管理サーバー301に送られ、インターネット6に接続の販売店用RFID 入出力機能付き装置401にプロテクト解除データが送信311され、媒体1のRFIDに 要求したコンテンツのプロテクト解除データが書き込まれる。RFIDは非接触で読 み書き(入出力)が行えるから、パッケージで提供された記録媒体の場合でも、 パッケージを開けずにRFIDにプロテクト解除データを書き込める。
【0041】 とくに「販売店の独自編集による販売」の場合には、販売店4があらかじめ媒 体1内の内容(コンテンツや販売形態)の購入処理をすませておき、ユーザー5に 媒体を販売店独自の商品として売ることもできる。この場合には、すでに購入処 理はすませてあるから、媒体販売時のプロテクト解除データの書き込み処理は不 要となり、選択されたコンテンツの媒体販売となる。これによって、販売店独自 の商品提供と価格設定が可能となる。
【0042】 ユーザーが媒体1を利用するには、最低、RFID入力機能付き再生装置501が必要 である。すなわち、プロテクト解除データ(復号鍵やパスワード)はRFIDに書き 込まれていて、再生装置はそのプロテクト解除データを読み取り、コンテンツの 再生を行うからである。RFIDの内容はハードディスクやMDなどにコピーできな いから、コンテンツのみをコピーしてもユーザーはコンテンツそのものが再生で きないために、不正コピーによるコンテンツの不正利用は防止される。
【0043】 RFID入力機能付き再生装置501しか所有してないユーザー5が、媒体1内の未購 入コンテンツを購入したい場合には、その媒体を販売店4に持ち込み513、販売店 4で購入処理をしてもらう。この場合は、すでに媒体は購入済みであるから、ユ ーザーは安く新しいコンテンツが手に入ることができる。
【0044】 販売店4での媒体1の販売形態として、売り切り、部分売り、回数売り、時間売 り、販売店独自の編集による販売を行うときには、それぞれの形態に合わせてあ らかじめプロテクト解除データを用意しておき、ユーザーの要求するプロテクト 解除データをインターネットで送信して販売店用RFID入出力機能付き装置401で 媒体1のRFIDに書き込む。RFIDに書き込まれたプロテクト解除データはコンテン ツ起動時にRFID入力機能付き再生装置で読み取られ、プロテクト解除データのチ ェックを行い、妥当な場合のみコンテンツを再生(実行)する。条件付きプロテ クト解除データ(回数や時間制限付き)の場合には、その条件も同時にチェック してプロテクト解除データとともに妥当性が判断される。
【0045】 図5は本考案における、RFID内蔵の記録媒体の流通権利管理サーバーでの管理 方法を一例を示した図である。例えば、流通権利管理サーバー301では図6に示 す権利管理テーブル、販売管理テーブル、ウォーターマーク情報管理テーブルを 保持し、どの権利管理IDのどの商品IDをどの条件(どの販売形態用の復号鍵)で 販売するかを管理する。たとえば、権利管理IDを媒体ごとに割り振った媒体IDと した場合、権利管理IDがAnの媒体の商品I1nを部分数販売するときには、管理 サーバー301はプロテクト解除データKbn、商品IDI1nをインターネット6で送信 し、媒体1のRFIDに書き込む。また、書き込む前には、ウォーターマーク情報を 媒体から読み取り、媒体がオーサリングされたものかどうかの判断して、販売す るか否かのチェックする。オーサリングされていない場合には、その旨をユーザ ー(この場合には販売店も含む)の再生機に表示する。なお、テーブル間の関連 付けはすべて権利管理IDで行う。
【0046】 本考案では販売店も管理の対象とすることができる。この場合には、販売店ID とRFID記録キー(媒体ID)を媒体に記録し、販売店IDをリードオンリー属性(読 取ONLY属性)にする。販売店IDは流通権利管理サーバーが割り当て、流通権利管 理サーバーでテーブル管理する。たとえば、図7に挙げる例のように、記録媒体 のRFIDに媒体IDと販売店IDを書き込み、管理サーバーからあらかじめいくつかの 商品(コンテンツ)のプロテクト解除データを買い取り、媒体に書き込んでおけ ば、販売店独自の商品として流通させることも可能である。
【0047】 一方、管理サーバーの流通管理サーバーに販売店管理テーブルと販売管理テー ブルを持ち、管理サーバーで認可した販売店を販売店管理テーブルで管理し、ど の媒体が販売店で扱ったかを記録し、その媒体のプロテクト解除データや販売状 況を販売管理テーブルで管理することによって、販売店と媒体とその媒体に含ま れるコンテンツの販売状況が流通管理サーバーで一括管理することができる。
【0048】 たとえば図7の例では、販売店IDがBnの販売店が扱っている媒体Anの販売状 況は、商品ID(個々のコンテンツ)がIa、Ib、Ic……であることが販売店管 理テーブルと販売管理テーブルから分かる。これにより、販売店がすでにユーザ ーに販売した媒体に対しても、コンテンツの販売状況が管理サーバーのサーバー で把握することができ、その販売金額に応じてインセンティブポイント(報償ポ イント)を集計し、販売店に利益配分を行うこともできる。ただしこの利益配分 を可能にするためには、ユーザーがインターネットを通じて媒体のコンテンツを 購入する際に、インターネットに接続のユーザーのRFID入出力機能付き再生装置 から媒体のRFIDより販売店IDと媒体IDを読み取り、その媒体がどこの店で購入し たかを確認してからプロテクト解除データを送信し、RFIDに書き込むようにする ことが必要である。また不正が行われないようにするためにも、販売店IDはリー ドオンリー属性にしておく必要がある。
【0049】 管理サーバーが媒体を一括管理しているから、商品の提供形態(販売形態)や 価格なども一括して変更することも可能である。たとえば、販売権利を得た販売 店が媒体を販売する際に、媒体IDに対応した商品カタログを取り寄せることによ って、管理サーバーの設定する媒体の季節販売(たとえば年末特別価格など)が 可能となる。
【0050】 ユーザーがRFID機能付き記録媒体を再生するためには、最低RFID入力機能(読 取機能)付き再生装置が必要である。すなわち、ユーザーが媒体を使用とすると きには、RFID入力機能付き再生装置に媒体をセットし、実行する。このとき、再 生装置はRFIDからコンテンツに対応したプロテクト解除データを読み出し、コン テンツを再生する。もし未購入のコンテンツを再生使用としたときには、ユーザ ーの再生装置に 「このコンテンツは未購入です。暗号解読鍵またはパスワードを購入してくだし い」 等のメッセージを表示し、ユーザーにプロテクト解除データの購入を促す。記 録媒体のコンテンツはコピーできても、RFIDの内容(復号鍵やパスワードなど) はコピーできないために、ユーザーが媒体を不正使用することはできない。また ユーザーがインターネットを通じてプロテクト解除データを購入するときには、 RFIDに書き込まれた媒体IDや販売店IDを読み取り、その媒体がどこの店で持ち出 されたものかが分かるために、未購入のまま持ち出されたものに対しては、その 媒体がオーソライズされているかどうかで不正が分かり、どこの店から不正に持 ち出されたかが把握できる。
【0051】
【考案の効果】
インターネットを利用したコンテンツの販売形態や、記録媒体とインターネッ トを組み合わせた販売形態はすでに存在している。しかし本考案の流通権利管理 システムは、従来のものと以下の点で異なる。 ・RFID ICチップ内蔵の記録媒体を用いることによって、媒体の流通の管理をRFI Dで行っていること。 ・RFIDに復号鍵あるいはパスワードを記録することによって、不正コピーの防止 や、盗難による不正使用を防止していること。 ・RFIDに媒体ID、販売店IDを記録することによって、販売店も流通管理下に置け ること。 ・インターネットでRFIDに記録された媒体IDと販売店IDを読み取ることによって 、その媒体が不正入手(たとえば、盗難)されたものかどうかが判断できること 。 ・販売店が媒体を販売後も、ユーザーのコンテンツ購買状況に応じて利益配分が 行われること(インセンティブポイントに応じた利益配分)。 ・ユーザーニーズに応じて多彩な販売形態が可能なこと。また、販売店独自の商 品化が可能なこと。 ・媒体の流通だけでなく、権利(販売権利、著作権管理、ユーザーの利用権等) の管理が流通権利管理サーバーで一括して行えること。
【0052】 従来の販売形態は、販売店まで含めた管理は行われていなかった。従来技術で は、販売店は媒体をユーザーに販売したあとは、ユーザーがどんなにその媒体の コンテンツを購入しても、販売店は蚊帳の外であった。このことが、販売店のそ の商品に対する販売意欲を減退させていた。これに対して、本考案では管理サー バーからオーソライズされた販売店IDをRFID内に書き込むことにより、ユーザー が媒体のコンテンツをインターネットで購入する場合でも、その時点で販売店ID がRFIDより読み取られ、販売店IDと媒体IDが管理サーバーのサーバーで一括管理 されるために、媒体販売後でもその後のコンテンツ販売度合いに応じた利益配分 が得られる。これにより、販売店の販売意欲を向上させることができる。
【0053】 また本考案はRFIDの特徴を生かして、販売店が独自に媒体の編集を可能にして いる。RFIDは非接触で書き込みが可能なために、出荷時のパッケージされた状態 で販売店が独自に購入してプロテクト解除データを媒体のRFIDに書き込むことに よって、独自の商品とすることができる。たとえば、媒体に10種類のコンテン ツ1〜10があり、1、3、5、6番目のコンテンツが利用可能な商品として、 四つのコンテンツを別々に買うよりも安くユーザーに提供することによって、そ の店独自のブランド商品とすることができる。すなわち、商品の差別化が可能と なり、従来の販売形態ではできなかった、商品の差別化が可能となる。
【0054】 販売店が独自に編集して商品化する場合でも、またユーザーが新たに追加購入 する場合でも、インターネットを通じて流通権利サーバーが媒体のウォーターマ ークをチェックし、媒体の正当性を調べてからプロテクト解除データの送信を行 うために、デジタルコンテンツの2次使用(コピー使用)防止体制や不正使用検 出体制が構築しやすくなっている。また店頭での媒体の販売時に販売店IDをRFID に書き込むことによって、不正に持ち出された媒体に対して、ユーザーからイン ターネットを通じてコンテンツの購入要求が合った場合でも、販売店IDの有無を 調べることによって、その媒体が不正にユーザーに渡ったことが検出できる。
【0055】 一方、中古市場に本考案の媒体が出回ったとしても、販売店IDが書き込まれて いるために、無条件にその媒体のコンテンツが利用されることはない。なぜなら 、媒体に登録されているコンテンツの新たな購入をユーザーが希望するときには 、販売店IDによって管理サーバーが販売店を特定し、それに応じた販売形態が可 能であるからだ。また現在、新製品がそのまま中古市場に出回っていることも多 いが、本考案の媒体の場合、販売店を通さない、すなわちオーソライズされてい ない媒体は、管理サーバーでの利用許可を与えないようにすることもできるから である。
【0056】 以上のように、本考案を用いることによって得られる効果は、不正コピーや不 正持ち出しによるコンテンツの不正使用防止が可能なこと、ユーザーニーズに応 じた多様な販売形態による商品の提供できること、さらに販売店の販売意欲の高 揚、それに伴いデジタルコンテンツの流通の活性化が図れることである。また現 在行われている媒体の不正横流しによる中古市場の乱用に対しても、ある一定の 歯止めができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術におけるインターネットを介したソフ
トウェアの流通販売形態の説明図である。
【図2】本考案で用いるRFID ICチップ埋め込みの記録
媒体を説明するための記録媒体の構造図である。
【図3】本考案のRFID内蔵の記録媒体の製造から末端ユ
ーザーの利用に至るまでの流通形態を説明するための図
である。
【図4】本考案のRFID内蔵の記録媒体の流通形態を説明
するための図である。
【図5】本考案における、RFID内蔵の記録媒体の流通権
利管理サーバーでの管理方法を一例を示した図である。
【図6】本考案の一例における、権利管理テーブル、販
売管理テーブル、ウォーターマーク情報管理テーブルの
説明図である。
【図7】本考案における、RFIDに書き込まれた販売店ID
と流通権利管理サーバーでの管理方法を一例を示した図
である。
【符号の説明】
1 RFID内蔵記録媒体(RFID ICチップを埋め込んだ
記録媒体) 101 RFID IC(本文中は単にRFIDとも記述) 102 コンテンツ記録面 111 コンテンツ 2 記録媒体製造提供システム 201 ソフトウェア提供者 202 ウォーターマークシステム 203 記録媒体オーサリングプレス製造工程 204 コンテンツ制作者向け流通制御データ制作シス
テム 205 製造者向け制御データ書き込み検査システム 3 流通権利管理システム 301 流通権利管理サーバー 302 ウォーターマーク検出システム 310 権利料販売記録との通知と権利管理IDの登録 311 販売店へのプロテクト解除データの配信とRFID
への書き込み(媒体ID、販売店ID、ウォーターマーク読
み取りなどの処理も含む) 312 末端ユーザーへのプロテクト解除データの配信
とRFIDへの書き込み(媒体ID、販売店ID、ウォーターマ
ーク読み取りなどの処理も含む) 4 販売店 401 RFID入出力機能付き再生装置(店頭用端末) 411 電子決済サーバーへの代金払い込みの通知 5 ユーザー(末端ユーザー) 501 RFID入出力機能付き再生装置またはRFID入力機
能付き再生装置(末端ユーザー用) 511 電子決済サーバーへの代金払い込みの通知 6 インターネット 7 金融機関 701 電子決済サーバー 8 コンテンツ提供者 811 コンテンツ提供者から販売店への媒体の搬入

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロテクトされたコンテンツを含むコンピ
    ュータ用記録媒体を販売する流通・権利管理システムに
    おいて、(1)前記コンテンツのプロテクト用データお
    よび流通経路データを記録・読出し可能なRFIDチップを
    前記記録媒体に内蔵した、プロテクトされたコンテンツ
    を含むコンピュータ用記録媒体を販売する販売店からの
    代金支払いデータに基づいて流通、販売権利、著作権管
    理、ユーザー利用権等の管理を行う流通権利管理サーバ
    ーへの支払い通知情報などを処理する電子決済処理を扱
    う電子決済サーバー、(2)前記電子決済サーバーから
    の通知情報に基づいて前記販売店が保有するRFID入力装
    置へプロテクト解除用データを送信する流通、販売権
    利、著作権管理、ユーザー利用権等の管理を行う流通権
    利管理サーバー、(3)前記流通権利管理サーバーから
    送られたプロテクト解除用データおよび該販売店IDを販
    売対象のコンピュータ用記録媒体に内蔵されたRFIDチッ
    プに非接触で記録する、販売店に備えられたRFID入力装
    置、を含むことを特徴とするプロテクトされたコンテン
    ツを含むコンピュータ用記録媒体の流通・権利管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】前記RFIDチップにコンテンツのプロテクト
    用データを記録したことを特徴とする請求項1記載の流
    通・権利管理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017511548A (ja) * 2014-04-25 2017-04-20 家銘 康 商品の偽造防止検証システム

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