JP3093319U - 認識表示付き絆創膏 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、患者が使用している絆創膏の大き
さを一目で知ることができる認識表示付き絆創膏を提供
することを目的とする。 【解決手段】 表面にアルファベットや数字からなる識
別符号１が印刷された表紙シート２と、該表紙シート２
と同一形状の透明フイルムとからなる裏面シート３とを
重ね合わせて四周縁を適宜の接着手段で接着した接着部
４を形成し、内部に絆創膏５を収納した包装袋６を形成
する。前記絆創膏５は、多孔を有するプラスチック等か
ら形成された通気性織布１０と、該通気性織布１０の表
面にアルファベットや数字からなる識別符号１が等間隔
に多数個印刷され、一方、前記通気性織布１０の裏面の
中央にはガーゼ１１が固定され、該ガーゼ１１の四周囲
には粘着剤を塗布した粘着部１２が形成される。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、外科病院等の医療機関で使用される特大版の認識表示付き絆創膏に 関する。 【０００２】 【従来の技術】 従来、外科病院等の医療機関では、外科手術における切開や、切り傷、潰瘍、 火傷などを治療するために、傷口に当てるガーゼを中央に粘着した特大版の絆創 膏を使用している。 患者の傷口が化膿しないように頻繁に絆創膏を交換しなければならず、特に外 科病院等では傷口の大きさに合わせて多種類の絆創膏を取り扱っている。 絆創膏の交換時に、患者に使用している絆創膏と同じ大きさの絆創膏を使用し たいが、どの大きさか見当が付かない場合がしばしばある。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 そこで、本考案は、患者が使用している絆創膏の大きさを一目で知ることがで きる認識表示付き絆創膏を提供することを目的とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 そのために、本考案の認識表示付き絆創膏は、表面にアルファベットや数字か らなる識別符号が印刷された表紙シートと、該表面シートと同一形状の透明フイ ルムとからなる裏面シートとを重ね合わせて四周縁を適宜の接着手段で接着した 接着部を形成し、前記表示シートと同一のアルファベットや数字からなる識別符 号が印刷された絆創膏を内部に収納した包装袋を形成するものである。 【０００５】 【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図１の平面図、図２の一部を破断した裏面図に示すように、表面にアルファベ ットや数字からなる識別符号１が印刷された表紙シート２と、該表紙シート２と 同一形状の透明フイルムとからなる裏面シート３とを重ね合わせて四周縁を適宜 の接着手段で接着した接着部４を形成し、内部に絆創膏５を収納した包装袋６を 形成する。 なお、前記包装袋６は、取り出しを容易にするため、山形接着部７を一辺側に 形成して周縁から離れた未接着部分を形成して、該未接着部分を前記包装袋６の 開封時の開封片８とする。 なお、前記表紙シート２に印刷した２個の矢印は、開封方向を表示する開口指 示部９である。 【０００６】 図３の平面図に示すように、前記絆創膏５は、多孔を有するプラスチック等か ら形成された通気性織布１０と、該通気性織布１０の表面にアルファベットや数 字からなる識別符号１が等間隔に多数個印刷され、一方、前記通気性織布１０の 裏面の中央にはガーゼ１１が固定され、該ガーゼ１１の四周囲には粘着剤を塗布 した粘着部１２が形成される。 さらに、図４の裏面図に示すように、前記通気性織布１０の裏面に小さい剥離 紙１３の中央部側を折り曲げて摘み片１４を形成し、前記摘み片１４に重なり合 う摘み代１５を大きい剥離紙１６に設けて大小２枚の剥離紙１３、１６でガーゼ １１及び粘着部１２を完全に覆う。 したがって、図５に示すように、前記通気性織布１０上に固定されたガーゼ１ １を大小の剥離紙１３、１６で覆い、それぞれの剥離紙１３、１６は前記通気性 織布１０の粘着部１２で粘着されているので、摘み代１５を引き上げることによ り大きい剥離紙１６を剥離し、大きい剥離紙１６側の粘着部１２を露出させて患 部にガーゼ１１を当てて粘着部１２を皮膚に粘着させ、他方の摘み片１４により 小さい剥離紙１３を剥離し、小さい剥離紙１３側の粘着部１２を皮膚に粘着させ て絆創膏５を患部に貼着することができる。 【０００７】 以下に、本考案の認識表示付き絆創膏の使用方法について、図面に基づいて説 明する。 患者の傷口に合う大きさの絆創膏５の入った包装袋６を選択し、該包装袋６の 表面にはアルファベットや数字からなる識別符号１が印刷されている。 なお、図１の包装袋６の表面には識別符号１として番号５が印刷されており、 これを裏返すと、図２に示すように透明な裏面シート３を透して絆創膏５の通気 性織布１０に印刷された識別符号１としての番号５を見透すことができる。 図１の開口指示部９の矢印にしたがって、それぞれの開封片８、８を両手で開 き山形接着部７を破壊し、中身の絆創膏５を取り出す。 そして、図４に示す絆創膏５の摘み代１５を引き上げて大きい剥離紙１６を剥 離し、大きい剥離紙１６側の粘着部１２を露出させて患部にガーゼ１１を当てて 粘着部１２を皮膚に粘着させる。 つぎに、他方の摘み片１４を引き上げて小さい剥離紙１３を剥離し、小さい剥 離紙１３側の粘着部１２を露出させて皮膚に粘着させ、絆創膏５を患部に貼着す る。 患部に貼着された絆創膏５には、表面の通気性織布１０に識別符号１として番 号５が印刷されているので、番号５の包装袋６に入っていた絆創膏５と認識する ことができる。 【０００８】 絆創膏５の交換の際には、患者の絆創膏５に印刷されている識別符号１の番号 ５が目印となるので、番号５が印刷されている包装袋６を用意すればよい。 あとは、古い絆創膏５を剥がした後、前記と同様に、新しい絆創膏５を患部に 貼着すればよい。 このように、包装袋６と絆創膏５とには、同一のアルファベットや数字からな る識別符号１が印刷されているので、迅速に交換を行うことができる。 【０００９】 【効果】 このように、本考案の認識表示付き絆創膏は、同一のアルファベットや数字か らなる識別符号が包装袋と絆創膏に印刷されているので、患者が使用している絆 創膏の大きさを一目で知ることができるし、迅速に絆創膏の交換を行うことがで きる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の包装袋の平面図である。 【図２】本考案の包装袋の一部を破断した裏面図であ
る。 【図３】本考案の絆創膏の平面図である。 【図４】本考案の絆創膏の裏面図である。 【図５】本考案の認識表示付き絆創膏の断面図である。 【符号の説明】 １ 識別符号 ２ 表紙シート ３ 裏面シート ４ 接着部 ５ 絆創膏 ６ 包装袋 ７ 山形接着部 ８ 開封片 ９ 開口指示部 １０ 通気性織布 １１ ガーゼ １２ 粘着部 １３ 小さい剥離紙 １４ 摘み片 １５ 摘み代 １６ 大きい剥離紙

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 表面にアルファベットや数字からなる識
   別符号が印刷された表紙シートと、該表面シートと同一
   形状の透明フイルムとからなる裏面シートとを重ね合わ
   せて四周縁を適宜の接着手段で接着した接着部を形成
   し、前記表示シートと同一のアルファベットや数字から
   なる識別符号が印刷された絆創膏を内部に収納した包装
   袋を形成することを特徴とする認識表示付き絆創膏。