JP3093158U - 二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二種類のインタフェースの同時挿入を防止で
きるアダプタの提供。 【解決手段】 アダプタ基板の一側の適当な位置にＵＳ
Ｂポートが設けられ、アダプタが電子装置（コンピュー
タ、携帯情報端末装置）に挿入される時、そのＵＳＢポ
ートがスロット内に内蔵され、アダプタがＵＳＢポート
を利用し電子装置に差し込まれる時、アダプタが連接ポ
ートを以て電子装置のスロット中に挿入不能とされ、ア
ダプタ基板のメモリカードスロットに挿入されるのメモ
リカードが連接ポート或いはＵＳＢポートのいずれか一
方のインタフェースにより電子装置に連接され、二種類
のインタフェースが同時に電子装置に連接されることに
よるアダプタ或いは電子装置の損壊を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタに係 り、特に、メモリカードスロットを具えたアダプタの一側辺にＵＳＢポートが設 けられ、アダプタが連接ポート或いはＵＳＢポートのいずれか一種類のインタフ ェースにより電子装置に連接させられ、これにより二種類のインタフェースが同 時に電子装置に連接されることによるアダプタ或いは電子装置の損壊を防止する よう形成されたアダプタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、コンピュータテクノロジーは日進月歩の速度で成長し、そのコンピュー タの発展傾向は、演算機能の増強、速度アップの方向に邁進し、コンピュータ、 電子辞書、ディジタルカメラ等においてメモリ、ネットワークカード、モデム、 ＳＣＳＩ設備（高容量ハードディスク、スキャナ）を拡充するのに用いられるの は電子カードとされ、電子カードのコンピュータにおける典型的な形式はＰＣＭ ＣＩＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ ＭｅｍｏｒｙＣａｒｄ Ｉｎｔ ｅｒｎａｔｉｏｎａｌ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）とされ、且つ一般にＰＣＭＣ ＩＡはその他のインタフェースに変換する設計、例えばＰＣＭＣＩＡ ｔｏ Ｓ ＣＳＩ、ＰＣＭＣＩＡ ｔｏ ＩＤＥを有しており、いずれもコンピュータにパ ソコンの各種インタフェース装置を使用させることができるようにするものであ る。ほとんどのコンピュータはプラグアンドプレイの能力を支援し、中には改め て起動せずに直接使用できるようにするホットプラグ機能を支援しているものも ある。しかし、現在その他の各種形式のメモリカードが続々と大量に各種電子装 置（ディジタルカメラ、ディジタルビデオカメラ、翻訳機、携帯情報端末装置及 び電子辞書等の装置）に応用されている。ゆえに、ＰＣＭＣＩＡのメモリカード 形式のほかに、現在市場にはさらに、マルチメディアカード（ＭＭＣ）、コンパ クトフラッシュ（登録商標）カード（ＣＦ）、スマートメディア（登録商標）カ ード（ＳＭＣ）、メモリースティックカード（ＭＳ）、セキュアディジタルメモ リカード（ＳＤ）等の規格の製品がある。ただし、現在、各種のメモリカードが 市場に出回っており、使用者が多種の電子装置を所有しており、各種の電子装置 に設置されるメモリカード形式が異なる場合、その使用者は直接異なる電子装置 に使用することはできない。ゆえにある業者は比較的大きなＰＣＭＣＩＡカード 及びコンパクトフラッシュ（登録商標）カードの後方にその他の小型のメモリカ ードを挿入できるメモリカードスロットを設け、標準化のメモリカードスロット を、更に多種類のメモリカードに応用できるようにしている。

【０００３】 図１、２、３に示されるように、一般に伝統的なＰＣＭＣＩＡ形式のアダプタ は、アダプタ本体１０を具え、該アダプタ本体１０の基板にアダプタ基板１１が 設けられ、該アダプタ基板１１の一端に電子装置２０に連接される連接ポート１ ２が設けられ、別端にメモリカードスロット１３が設けられ、該メモリカードス ロット１３の一側辺にＵＳＢポート１４が設けられている。使用者がアダプタ本 体１０を電子装置２０のスロット２１に挿入する時、アダプタ基板１１が連接ポ ート１２を透過して電子装置２０に連接され、これにより電子装置２０がメモリ カードスロット１３に連接されたメモリカード１５とデータアクセスを行うこと ができる。また、アダプタ本体１０はＵＳＢポート１４を利用して電子装置２０ と連接することができ、電子装置２０がメモリカード１５のデータとアクセスで きる。しかし、アダプタ本体１０が電子装置２０のスロット２１に挿入される時 、ＵＳＢポート１４が電子装置２０外に露出しているため、使用者が不注意から ＵＳＢポート１４と電子装置２０のＵＳＢポート（図示せず）を連接させると、 ＵＳＢポート１４の電力供給システム５Ｖとアダプタ基板１１の電力供給システ ム３．３Ｖの違いにより、フリーズ或いはアダプタ本体１０或いは電子装置２０ の回路損壊が発生する。これにより、二種類のインタフェースの同時挿入を防止 できるアダプタ本体１０が設計されれば、大量に市場での使用に応用されうるた め、この部分に対し、当業者の開発と改良が進められている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来のＰＣＭＣＩＡアダプタの構造が、電子装置に二種類のインタ フェースの同時連接の状況を発生させてアダプタ本体或いは電子装置の回路損壊 を形成しやすい問題を鑑み、それを解決する二種類のインタフェースの同時挿入 を防止できるアダプタの構造を提供するものである。

【０００５】 本考案は一種の二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタを提 供することを課題とし、それは、アダプタ基板の一側の適当な位置にＵＳＢポー トが設けられ、アダプタが電子装置（コンピュータ、携帯情報端末装置）に挿入 される時、そのＵＳＢポートがスロット内に内蔵され、アダプタがＵＳＢポート を利用し電子装置に差し込まれる時、アダプタが連接ポートを以て電子装置のス ロット中に挿入不能とされ、アダプタ基板のメモリカードスロットに挿入される のメモリカードが連接ポート或いはＵＳＢポートのいずれか一方のインタフェー スにより電子装置に連接され、二種類のインタフェースが同時に電子装置に連接 されることによるアダプタ或いは電子装置の損壊を防止するよう形成されたアダ プタであるものとする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタ において、アダプタに設けられたアダプタ基板の一端に電子装置との連接用の連 接ポートが設けられ、別端にメモリカードスロットが設けられ、該アダプタ基板 の一側辺の適当な位置にＵＳＢポートが設けられ、アダプタ基板のメモリカード スロットに挿入されたメモリカードが、連接ポート或いはＵＳＢポートのいずれ か一方のインタフェースにより電子装置と連接可能とされ、二種類のインタフェ ースが同時に電子装置に連接されることによるアダプタ或いは電子装置の損壊を 防止するよう形成されたことを特徴とする、二種類のインタフェースの同時挿入 を防止できるアダプタとしている。 請求項２の考案は、請求項１に記載の二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタにおいて、アダプタがＰＣＭＣＩＡ形式とされたことを特徴と する、二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタとしている。 請求項３の考案は、請求項１に記載の二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタにおいて、アダプタがコンパクトフラッシュ（登録商標）カー ド形式とされたことを特徴とする、二種類のインタフェースの同時挿入を防止で きるアダプタとしている。 請求項４の考案は、請求項１に記載の二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタにおいて、アダプタのケースのＵＳＢポートに対応する位置に 開口が設けられたことを特徴とする、二種類のインタフェースの同時挿入を防止 できるアダプタとしている。 請求項５の考案は、請求項１に記載の二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタにおいて、アダプタのケースのＵＳＢポートがＵＳＢインタフ ェースで組成されたことを特徴とする、二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタとしている。 請求項６の考案は、請求項１に記載の二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタにおいて、アダプタのケースのＵＳＢポートが１３９４インタ フェースで組成されたことを特徴とする、二種類のインタフェースの同時挿入を 防止できるアダプタとしている。 請求項７の考案は、請求項１に記載の二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタにおいて、電子装置がコンピュータとされたことを特徴とする 、二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタとしている。 請求項８の考案は、請求項１に記載の二種類のインタフェースの同時挿入を防 止できるアダプタにおいて、電子装置が携帯情報端末装置とされたことを特徴と する、二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタとしている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図４、５、６、７に示されるように、本考案によると、アダプタ４０にアダプ タ基板４１が設けられ、アダプタ基板４１の一端に電子装置２０（例えばコンピ ュータ、携帯情報端末装置）のスロット２１に連接される連接ポート４２が設け られ、別端にメモリカードスロット４３が設けられ、アダプタ４０が電子装置２ ０に挿入される時、アダプタ基板４１が連接ポート４２を透過して電子装置２０ に連接され、電子装置２０がメモリカードスロット４３に挿入されたメモリカー ド４４とデータアクセスを行えるものとされている。

【０００８】 さらに、図４、５、６、８に示されるように、アダプタ４０の一側辺の適当な 位置にＵＳＢポート４５が設けられ、このＵＳＢポート４５は電子装置２０（例 えばコンピュータ、携帯情報端末装置）の対応するＵＳＢケーブルと連接され、 電子装置２０がメモリカードスロット４３に挿入されたメモリカード４４とデー タアクセスを行えるようにする。

【０００９】 図５、７、８に示されるように、アダプタ４０が連接ポート４２を以て電子装 置２０（例えばコンピュータ、携帯情報端末装置）のスロット２１に挿入された 後、そのアダプタ４０の一側辺に設けられたＵＳＢポート４５は電子装置２０の スロット２１内に内蔵され、アダプタ４０は僅かに連接ポート４２により電子装 置２０と連接可能であり、並びに電子装置２０のＵＳＢケーブルを対応するアダ プタ４０のＵＳＢポート４５に連接することはできず、こうしてアダプタ４０の 連接ポート４２及びＵＳＢポート４５が同時に電子装置２０に連接される状況の 発生を防止できる。

【００１０】 さらに図５、６、８に示されるように、本考案中のアダプタ４０のケース４６ の、ＵＳＢポート４５に対応する位置には開口４７が設けられ、電子装置２０の ＵＳＢケーブルとの連接使用に便利とされている。

【００１１】 このほか、図７、８に示されるように、上述のアダプタ４０はＰＣＭＣＩＡ形 式とされ、アダプタ４０のメモリカードスロット４３はコンパクトフラッシュ（ 登録商標）カードの形式とされ、別にそのＵＳＢポート４５はＵＳＢインタフェ ース或いは１３９４インタフェースとされうる。

【００１２】 以上述べたのは本考案の好ましい実施例の説明であって、本考案の実施範囲を 限定するものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いず れも本考案の請求範囲に属するものとする。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は一種の二種類のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタを提 供し、それは、アダプタ基板の一側の適当な位置にＵＳＢポートが設けられ、ア ダプタが電子装置（コンピュータ、携帯情報端末装置）に挿入される時、そのＵ ＳＢポートがスロット内に内蔵され、アダプタがＵＳＢポートを利用し電子装置 に差し込まれる時、アダプタが連接ポートを以て電子装置のスロット中に挿入不 能とされ、アダプタ基板のメモリカードスロットに挿入されるのメモリカードが 連接ポート或いはＵＳＢポートのいずれか一方のインタフェースにより電子装置 に連接され、二種類のインタフェースが同時に電子装置に連接されることによる アダプタ或いは電子装置の損壊を防止する。

【図面の簡単な説明】

【図１】周知のアダプタ基板の立体外観図である。

【図２】周知のアダプタの立体外観図である。

【図３】周知のアダプタが電子装置の挿入された状態の
立体図である。

【図４】本考案のアダプタ基板の立体外観図である。

【図５】本考案の局部立体図である。

【図６】本考案の立体外観図である。

【図７】本考案の電子装置のメモリカードスロットに挿
入前の立体図である。

【図８】本考案の電子装置のＵＳＢポートに連接前の立
体図である。

【符号の説明】

１０ アダプタ本体 １１ アダプタ基板 １３ メモリカードス
ロット １２ 連接ポート １４ ＵＳＢポート １５ メモリカード ２０ 電子装置 ２１ スロット ４０ アダプタ ４１ アダプタ基板 ４５ ＵＳＢポート ４２ 連接ポート ４６ ケース ４３ メモリカードスロット ４７ 開口 ４４ メモリカード

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二種類のインタフェースの同時挿入を防
   止できるアダプタにおいて、アダプタに設けられたアダ
   プタ基板の一端に電子装置との連接用の連接ポートが設
   けられ、別端にメモリカードスロットが設けられ、該ア
   ダプタ基板の一側辺の適当な位置にＵＳＢポートが設け
   られ、アダプタ基板のメモリカードスロットに挿入され
   たメモリカードが、連接ポート或いはＵＳＢポートのい
   ずれか一方のインタフェースにより電子装置と連接可能
   とされ、二種類のインタフェースが同時に電子装置に連
   接されることによるアダプタ或いは電子装置の損壊を防
   止するよう形成されたことを特徴とする、二種類のイン
   タフェースの同時挿入を防止できるアダプタ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の二種類のインタフェー
   スの同時挿入を防止できるアダプタにおいて、アダプタ
   がＰＣＭＣＩＡ形式とされたことを特徴とする、二種類
   のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタ。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の二種類のインタフェー
   スの同時挿入を防止できるアダプタにおいて、アダプタ
   がコンパクトフラッシュ（登録商標）カード形式とされ
   たことを特徴とする、二種類のインタフェースの同時挿
   入を防止できるアダプタ。
4. 【請求項４】 請求項１に記載の二種類のインタフェー
   スの同時挿入を防止できるアダプタにおいて、アダプタ
   のケースのＵＳＢポートに対応する位置に開口が設けら
   れたことを特徴とする、二種類のインタフェースの同時
   挿入を防止できるアダプタ。
5. 【請求項５】 請求項１に記載の二種類のインタフェー
   スの同時挿入を防止できるアダプタにおいて、アダプタ
   のケースのＵＳＢポートがＵＳＢインタフェースで組成
   されたことを特徴とする、二種類のインタフェースの同
   時挿入を防止できるアダプタ。
6. 【請求項６】 請求項１に記載の二種類のインタフェー
   スの同時挿入を防止できるアダプタにおいて、アダプタ
   のケースのＵＳＢポートが１３９４インタフェースで組
   成されたことを特徴とする、二種類のインタフェースの
   同時挿入を防止できるアダプタ。
7. 【請求項７】 請求項１に記載の二種類のインタフェー
   スの同時挿入を防止できるアダプタにおいて、電子装置
   がコンピュータとされたことを特徴とする、二種類のイ
   ンタフェースの同時挿入を防止できるアダプタ。
8. 【請求項８】 請求項１に記載の二種類のインタフェー
   スの同時挿入を防止できるアダプタにおいて、電子装置
   が携帯情報端末装置とされたことを特徴とする、二種類
   のインタフェースの同時挿入を防止できるアダプタ。