JP3092849U - ラチェット - Google Patents
ラチェットInfo
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- JP3092849U JP3092849U JP2002005897U JP2002005897U JP3092849U JP 3092849 U JP3092849 U JP 3092849U JP 2002005897 U JP2002005897 U JP 2002005897U JP 2002005897 U JP2002005897 U JP 2002005897U JP 3092849 U JP3092849 U JP 3092849U
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- JP
- Japan
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- ratchet
- pitch
- installation tank
- tank
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 空間非対称かつ角度幅非等辺及び対称かつ角
度幅等辺のラチェットを提供する。 【解決手段】 主にスパナ本体10を含み、該スパナ本
体10一端には設置槽11を具え、該設置槽11内には
ラチェット20、制御ブロック30及び弾性部品を設置
し、該ラチェット20の圧力角は10〜13度であり、
かつ該ラチェット20各ピッチの両外端縁には逆角構造
211を形成し、さらに、該定位台22片側に位置する
ピッチの相互に隣り合う谷の部分には、補強斜角212
を形成し、こうして、該ピッチの構造強度を増強し、回
転の順調性を向上させる。
度幅等辺のラチェットを提供する。 【解決手段】 主にスパナ本体10を含み、該スパナ本
体10一端には設置槽11を具え、該設置槽11内には
ラチェット20、制御ブロック30及び弾性部品を設置
し、該ラチェット20の圧力角は10〜13度であり、
かつ該ラチェット20各ピッチの両外端縁には逆角構造
211を形成し、さらに、該定位台22片側に位置する
ピッチの相互に隣り合う谷の部分には、補強斜角212
を形成し、こうして、該ピッチの構造強度を増強し、回
転の順調性を向上させる。
Description
【0001】
本考案は一種のラチェットに関する。特に一種のラチェットスパナ使用の耐ト
ルク性等の向上が可能な空間非対称かつ角度幅非等辺及び対称かつ角度幅等辺の
ラチェットに係る。
【0002】
図1、2が示すように、公知のラチェットはその成型は大部分、先に旋盤加工
し次に鋳鉄、或いは先に旋盤加工し次にプレス加工する方式により製造する。そ
のためその構造形態上では、そのラチェットピッチはR角或いは単純な直線状構
造を呈する。しかし、これら構造の強度は不十分で、容易に摩耗し、トルク値は
小さい。しかも、制御ブロックと噛み合い回転する時の順調性にも影響を及ぼす
。
一方、図3はラチェットピッチを強化した公知の構造である。該構造はラチェ
ットの底端に位置限定台を設置し、該位置限定台の外径は固定台の位置限定孔の
孔径よりやや小さく、かつラチェットのピッチ交差点にまで延伸し、ラチェット
盤を形成する。しかも、該ピッチの頂点とラチェットの外径は同等で、これによ
り、制御ブロックの爪と噛み合う時の強度を向上させ、ピッチの損壊を避けるこ
とができる。
【0003】
上記公知構造は、そのピッチの構造を強化する作用を具えるが、そのピッチ両
端の角位置は直角構造を具えるため、ピッチが細いラチェットスパナは大きなト
ルクを受けると損壊する可能性がある。さらに、ラチェット回転の過程において
、ピッチの両端角はスパナ本体の設置槽内の周囲壁と多少の接触を生じる。これ
により、回転時の順調性に影響を及ぼす。
さらに、上記のラチェットはスパナ本体への装置時、C型嵌合リングにより可
動固定するが、一般のC型嵌合リングはその両端の開口部縁の幅径が相互に嵌設
する制限槽とほぼ等しいため、嵌設の過程において、作業者は迅速な組立て作業
を行なうことができない。
また、一般のラチェットの圧力角は14.5度或いは20度であるため、ラチ
ェットが制御ブロックと相互に噛み合う時、その受力切線方向は圧力栓の切線方
向に噛み合わない。即ち、最良の受力厚度及び強度ではない。
【0004】
上記公知構造の欠点を解決するため、本考案は空間非対称かつ角度幅非等辺及
び対称かつ角度幅等辺のラチェットの提供を課題とする。
それは、ラチェットのピッチ構造を改良し、ピッチの強度を増強し、回転時の順
調性を向上させることができる。
【0005】
上記課題を解決するため、本考案は下記の空間非対称かつ角度幅非等辺及び対
称かつ角度幅等辺のラチェットを提供する。
それは主にスパナ本体を含む。
該スパナ本体一端には設置槽を具え、該設置槽内にはラチェット、制御ブロック
及び弾性部品を設置する。
該ラチェットの圧力角は10〜13度であり、かつ該ラチェット各ピッチの両外
端縁には逆角構造を形成する。さらに、該定位台片側に位置するピッチの相互に
隣り合う谷の部分には、補強斜角を形成し、こうして、該ピッチの構造強度を増
強し、回転の順調性を向上させる。
すなわち、本考案のラチェットは、
主にスパナ本体を含み、該スパナ本体一端には設置槽を具え、該設置槽内にはラ
チェット、制御ブロック及び弾性部品を設置し、
該ラチェット外周面にはピッチを形成し、該ラチェット一端面には定位台を形成
し、該定位台の最外径と該ピッチは等幅構造を呈し、該定位台上には定位槽を開
設し、嵌合リングを可動嵌合し、これにより、該ラチェットは該設置槽中に定位
され、
該ラチェット各ピッチの両外端縁には逆角構造を形成し、さらに、該定位台片側
に位置するピッチの相互に隣り合う谷の部分には、補強斜角を形成し、こうして
、該ピッチの構造強度を増強し、回転の順調性を向上させることを特徴とする。
また、前記嵌合リングの内外縁にはそれぞれ切角を形成し、前記ラチェットの
設置、定位は一層迅速となることを特徴とする。
また、主にスパナ本体を含み、該スパナ本体一端には設置槽を具え、該設置槽
内にはラチェット、制御ブロック及び弾性部品を設置し、
該ラチェット外周面にはピッチを形成し、該ラチェット一端面には定位台を形成
し、該定位台の最外径と該ピッチは等幅構造を呈し、該定位台上には定位槽を開
設し、嵌合リングを可動嵌合し、これにより、該ラチェットは該設置槽中に定位
され、
該スパナ本体一端には設置槽を具え、該設置槽内にはラチェット、制御ブロッ
ク及び弾性部品が設置され、該ラチェットの圧力角は10〜13度であり、かつ
該ラチェット各ピッチの両外端縁には逆角構造が形成され、さらに該定位台片側
に位置するピッチの相互に隣り合う谷の部分には、補強斜角を形成し、こうして
、該ピッチの構造強度を増強し、回転の順調性を向上させることを特徴とする。
【0006】
図4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16が示す
ように、本考案はスパナ本体10を含む。該スパナ本体10一端には設置槽11
を具え、該設置槽11内にはラチェット20、制御ブロック30及び弾性部品(
図示なし)を設置する。
該ラチェット20外周面にはピッチ21を形成する。該ラチェット20の一端面
には定位台22を形成し、該定位台22の最外径と該ピッチ21は等幅構造を呈
する。該定位台22上には定位槽221を開設し、嵌合リング40を可動嵌合す
る。これにより、該ラチェット20は該設置槽11中に定位される。
また、該ラチェット20各ピッチ21の少なくとも一方の外端角には逆角構造2
11を形成する。該逆角構造211の最良のサイズは、図6が示す「Dをピッチ
高とする」即ち「tan℃=H1/D」により計算し、「H1=D*tan℃」
を得る。
【0007】
該制御ブロック30は該ラチェット20と相互に噛み合い、片側面にはピッチ部
を形成する。
該嵌合リング40はC型を呈し、その開放部分の両端縁の内外縁にはそれぞれ切
角41、42を形成する。該切角41、42により、該ラチェット20の設置、
定位は一層迅速となる。
本考案ラチェット20の圧力角は10〜13度で、従来品の20或いは14.5
度の圧力角を呈するピッチとは異なる。そのため、該ピッチ21は該制御ブロッ
ク30と圧力線に沿って噛み合い接触し、さらにスムーズな作動方位とトルク位
置を具えることとなる。該ピッチ21の歯形構造は斜角及び正角が望ましい。
【0008】
続いて図9が示すように、該ラチェット20の圧力角が10〜13度である時、
該制御ブロック30と該ピッチ21の噛み合う相対点は、圧力線に沿って接触す
る。これにより、スパナに力量Fを加えると、垂直に近い施力となり、ピッチの
噛み合っている面を押す。力学でいう「力の伝動」から分かるように、ある物体
を平面に置き、それを押そうとする時、力量Fが垂直で該物体の受力面を押すな
ら、該力は100%出力され、簡単に該物体を押し動かすことができる。
しかし、もし力量Fが傾斜を呈して該受力面と接触するなら、該力量を出力時に
は「無効分力」を生じる。この時、出力される力量は100%に満たないため、
傾斜出力力量の挟角θが大きければ大きいほど、「無効分力」も大きくなる。
しかし、本考案は上記のような歯形の特徴により、ラチェットの受力押動の有効
分力を増加させることができるため、作業効率を向上させることができる。
図10、11、12、13が示すように、本考案ラチェットは製作時、対称角度
の等角ピッチ及び非対称角度の非等角ピッチの二種に実施可能であることが分析
により明らかである。
【0009】
上記のように、本考案はラチェットのピッチ構造を改良し、ピッチの強度を増
強し、回転時の順調性を向上させることができる。
【図1】第一種従来品の外観指示図である。
【図2】第二種従来品の外観指示図である。
【図3】第三種従来品の外観指示図である。
【図4】本考案の分解指示図である。
【図5】本考案の平面端指示図である。
【図6】本考案最良逆角の分析図である。
【図7】本考案の側面指示図である。
【図8】本考案別種の実施例の側面指示図である。
【図9】本考案最良圧力角の分析図である。
【図10】本考案等角歯形の分析図である。
【図11】本考案非等角歯形の分析図である。
【図12】本考案等角歯形の実施例平面図である。
【図13】本考案非等角歯形の実施例平面図である。
【図14】本考案嵌合リングの外観指示図である。
【図15】本考案嵌合リングの局部外観指示図である。
【図16】本考案の組合せ断面指示図である。
10 スパナ本体
11 設置槽
20 ラチェット
21 ラチェットピッチ
211 逆角構造
212 補強斜角
22 定位台
221 定位槽
30 制御ブロック
40 嵌合リング
41 切角
42 切角
Claims (3)
- 【請求項1】主にスパナ本体を含み、該スパナ本体一端
には設置槽を具え、該設置槽内にはラチェット、制御ブ
ロック及び弾性部品を設置し、該ラチェット外周面には
ピッチを形成し、該ラチェット一端面には定位台を形成
し、該定位台の最外径と該ピッチは等幅構造を呈し、該
定位台上には定位槽を開設し、嵌合リングを可動嵌合
し、これにより、該ラチェットは該設置槽中に定位さ
れ、該ラチェット各ピッチの両外端縁には逆角構造を形
成し、さらに、該定位台片側に位置するピッチの相互に
隣り合う谷の部分には、補強斜角を形成し、こうして、
該ピッチの構造強度を増強し、回転の順調性を向上させ
ることを特徴とする空間非対称かつ角度幅非等辺及び対
称かつ角度幅等辺のラチェット。 - 【請求項2】前記嵌合リングの内外縁にはそれぞれ切角
を形成し、前記ラチェットの設置、定位は一層迅速とな
ることを特徴とする請求項1記載の空間非対称かつ角度
幅非等辺及び対称かつ角度幅等辺のラチェット。 - 【請求項3】主にスパナ本体を含み、該スパナ本体一端
には設置槽を具え、該設置槽内にはラチェット、制御ブ
ロック及び弾性部品を設置し、該ラチェット外周面には
ピッチを形成し、該ラチェット一端面には定位台を形成
し、該定位台の最外径と該ピッチは等幅構造を呈し、該
定位台上には定位槽を開設し、嵌合リングを可動嵌合
し、これにより、該ラチェットは該設置槽中に定位さ
れ、 該スパナ本体一端には設置槽を具え、該設置槽内にはラ
チェット、制御ブロック及び弾性部品が設置され、該ラ
チェットの圧力角は10〜13度であり、かつ該ラチェ
ット各ピッチの両外端縁には逆角構造が形成され、さら
に該定位台片側に位置するピッチの相互に隣り合う谷の
部分には、補強斜角を形成し、こうして、該ピッチの構
造強度を増強し、回転の順調性を向上させることを特徴
とする空間非対称かつ角度幅非等辺及び対称かつ角度幅
等辺のラチェット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005897U JP3092849U (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | ラチェット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005897U JP3092849U (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | ラチェット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3092849U true JP3092849U (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=43246900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005897U Expired - Lifetime JP3092849U (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | ラチェット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092849U (ja) |
-
2002
- 2002-09-18 JP JP2002005897U patent/JP3092849U/ja not_active Expired - Lifetime
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