JP3092780B2 - ヘアカッター装置 - Google Patents

ヘアカッター装置

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JP3092780B2
JP3092780B2 JP06312524A JP31252494A JP3092780B2 JP 3092780 B2 JP3092780 B2 JP 3092780B2 JP 06312524 A JP06312524 A JP 06312524A JP 31252494 A JP31252494 A JP 31252494A JP 3092780 B2 JP3092780 B2 JP 3092780B2
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/20Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers with provision for shearing hair of preselected or variable length

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  • Forests & Forestry (AREA)
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  • Dry Shavers And Clippers (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘアカッターに係り、特
に毛髪のカット長を任意に設定できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる電動式のヘアカッター装置とし
ては、従来例えば図7に示すものが知られている(特願
平3−155892号公報)。このヘアカッター1は、
頭髪の長さを自由に切り揃えることが出来るようにした
もので、その構成は、本体2と下側の毛髪保持部3から
なり、本体2には固定刃5と可動刃6を備える。また本
体2の上面凹部7を押圧すると本体2と毛髪保持部3と
の接合が解除され、刃先が口を開いて毛髪を導入できる
ようになっている。また、握った手で本体2と毛髪保持
部3とを再び接合させたときには、可動刃6が駆動され
る。使用に際しては、本体2上面の凹部7に親指を当て
つつ本体2と毛髪保持部3とを把持し、図8に示すよう
に凹部7を押して開いた開口から毛髪を差し込み、所定
寸法の長さで位置で本体2と毛髪保持部3を閉じること
によって可動刃6を動かし、毛髪をカットする。
【0003】しかしながら理髪業務においては、毛髪の
長さを均等に整えることが最も難しいといわれ、鋏を用
いたカットであれ前記のようなヘアカッター装置であ
れ、最終的には毛髪の長さが頭部の各位値において所定
寸法に揃っていなければ見栄えも悪く、また整髪もしに
くい髪型となるからである。
【0004】図9は、理髪の基本となるカット長の一例
を示すもので、図中の各数字はカットしたときの毛髪長
をセンチメートル単位で表示したものである。流行に応
じて長さの長短が生ずることはあっても、理容業務にお
いて、かかる基準は伝統的に守られている。女性のショ
ートカットも同様である。
【0005】毛髪のカットはスタッフの経験や勘に頼っ
て行われるため、このような基準があっても担当する人
間の理髪能力によっては狂いが生じやすく、一般には理
想的なカットを行うことの出来る者は極く限られる。つ
まりカットの長さが目視による勘や経験に左右される限
りは全体の仕上がりを理想型に近づけることは容易でな
く、まして最適カット長を知らない一般の素人が従来の
ヘアカッターを用いても、上手な理髪カットが出来ない
ことはよく知られている通りである。
【0006】そこで本出願人は、理髪テクニックの有無
に拘らず、カットすべき部分の毛髪の長さを確実かつ容
易に揃えることが出来るヘアカッター装置を提案した
(特願平5−89210)。このヘアカッター装置は、
図10に示すように、少なくとも把持部10と、該把持
部10に接続させた立柱ガイド11、該立柱ガイド11
から突出させた可動アーム12および固定アーム13、
該アーム12,13の先端に設けたコーム14,15を
備え、可動アーム側のコーム14背面には、毛髪を切断
するための回転カッター(図示せず)を配する。各部の
駆動関係は図11に示すとおりである。
【0007】このヘアカッター装置は、図12にも示す
ように、立柱ガイド11内に設けた駆動モータ21を介
して可動アーム12を上昇動させ、設定スイッチ18に
よって選択した適当な停止位置で可動アーム12を停止
させ、その位置において回転カッター19を回転させて
毛髪をカットする。回転カッター19が駆動され、毛髪
Hが切断された後には、可動アーム12は下死点まで自
動的に下降し、下降動作が停止される。
【0008】可動アーム12は、立柱ガイド内に配設し
た螺旋部材20の回転によって駆動する。この螺旋部材
20は、把持部10と立柱ガイド11とを接続支持する
センター部材に配設したモータ21によって駆動する。
螺旋部材20は、その上下端部を回転軸22,23によ
って支持され回転可能となっており、回転にともなって
上下動する軸部24,25を備える。尚、この軸部2
4,25に回転カッター用の駆動モータ26を固定させ
てある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ヘアカ
ッター装置(特願平5−89210号)にあっては、可
動アームを昇降動させる手段として、モータによって回
転する螺旋部材(20)を開示したが、この螺旋部材
(20)は、剛性の点で改良の余地を残していることが
判った。
【0010】つまり可動アーム(12)を昇降動させる
手段として、螺旋部材(20)は機能性やコスト面では
好ましいものの、毛髪を立上げるために可動アーム(1
2)を上下動させると、軸部(24,25)を挟んで回
転する螺旋部材(20)は軸部(24,25)による引
張を受け、撓む。
【0011】この場合、円筒形の螺旋部材(20)を肉
厚にするか、撓みにも耐えることの出来る金属素材を使
用すれば、耐久性の問題は解消できる。しかし、螺旋部
材を樹脂で成形してその肉厚を増加し、或いは撓みに耐
え得る金属素材を使用した場合には重量が増加するた
め、使い勝手が悪くなる。特にプロが営業用として使用
する場合には、数グラムでも軽くなった方が仕事の疲れ
を軽減できるが、剛性と耐久性の点で問題のない螺旋部
材を提供するには、理想重量を越えてしまうことがあ
り、また重量を軽くしようとすると頻繁な部品交換が必
要となる。
【0012】そこで本発明の目的は、可動アームの昇降
手段を、より軽量で、かつ剛性を高めることができるよ
うにする点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成して課
題を解決するため、本発明に係るヘアカッター装置は、
把持部と、該把持部に接続させた立柱ガイドと、該立柱
ガイドから突出させたアームとを備えるとともに、該ア
ームを固定アームと可動アームとに分離して構成し、固
定アームおよび可動アームの各先端部にブラシ部を備
え、固定アームのブラシ部に、毛髪を挟むためのコーム
およびモータによって回転駆動される毛髪切断手段を
け、前記立柱ガイド内に可動アームを所定長昇降動させ
る駆動手段を配するとともに、該駆動手段のスイッチを
前記把持部に配設し、かつ前記毛髪切断手段を回転駆動
するモータを、可動アームが設定された最上点に到達し
た直後に作動させるヘアカッター装置を技術的前提とし
て、前記駆動手段を、駆動モータによって回転する棒ネ
ジと、該棒ネジに螺合して上下動する昇降リングとから
なり、当該棒ネジおよび昇降リングはいずれも前記立柱
ガイド部分に配設し、前記棒ネジは、中空のパイプ状に
成形してあり、肉厚を0.5〜3mm、断面直径を2〜
3cmとし、前記把持部は、前記立柱ガイドに対して少
なくとも90度づつ左右に回転可能に構成した。
【0014】また、カットする毛髪に対してのダメージ
を軽減するため、前記毛髪切断手段は、コームに挟んだ
毛髪を高周波電流によって切断する場合がある。同様の
理由に基づき、前記毛髪切断手段は、コームに挟んだ毛
髪を微小孔から噴出させる細炎によって切断する場合が
ある。
【0015】
【作用】本発明に係るヘアカッターは、把持部に接続さ
せた立柱ガイドに可動アームを設け、この可動アームの
先端に毛髪を挟むコームと回転カッターを配するから、
可動アームの動きに応じた任意の長さ位置で毛髪のカッ
ティングを行うことが出来る。可動アームの進退動(昇
降動)は、立柱ガイド内に設けた駆動手段と、把持手段
に設けたスイッチによって行う。把持部のスイッチ手段
は、立柱ガイド内の駆動手段を起動し、該駆動手段は所
定の距離を動いて可動アームを停止させ、そこで回転カ
ッターを起動させる。回転カッターは、所定のタイミン
グ(時間または回転数)の動作を終了すると停止する。
【0016】 可動アームを駆動する駆動手段は、螺旋
部材に代えてモータによって回転する棒ネジと棒ネジに
螺合して上下動する昇降リングとで構成してあり、この
棒ネジは、螺旋部材のように螺旋スリットに軸部を嵌合
するものではなく、単に回転できれば良いものであって
外力はかからない。このため、棒ネジを構成する部材の
剛性は特に要求されず、棒ネジを中空のパイプ状に成形
し、肉厚を0.5〜3mm、断面直径を2〜3cmとし
た肉薄の樹脂管でも繰り返しの使用に耐えることが可能
である。また、かかる棒ネジに螺合して可動アームを支
持する昇降リングも肉厚を0.5〜3mmに、また上下
寸法を1.5〜3cmとして、数グラムでも軽量化する
ことが要求される本装置の機能要請に応えつつ、日常的
なプロの繰り返し使用によっても故障することがない装
置機構を提供することが可能となる。さらに、可動アー
ムを駆動する棒ネジおよび昇降リングを立柱ガイド部分
に配設し、前記把持部を、立柱ガイドに対して少なくと
も90度づつ左右に回転可能に構成することにより、カ
ット作業時の操作性を格段に向上させることが出来る。
【0017】また毛髪を保持切断するブラシ部には、回
転カッターを設け、この回転カッターによって毛髪を切
断していた。勿論、回転カッターによる毛髪切断は、一
般的にはまったく問題はない。しかし毛髪の健康という
観点からいえば、毛髪の切断は、好ましくはカッターで
はなく焼き切ることが望ましい。これは人体の一部であ
る細胞構造としての毛髪の性質に由来することである。
すなわち毛髪は、コラーゲンやタンパク質から構成され
るが、これがカッターによって切断されると、先端の切
断面から栄養分が逃げ、髪の色が茶色に変化したり、パ
サパサになって枝毛になったりすることが知られてい
る。切断面が解放され、毛髪内部のタンパクや色素など
が解放されるためである。
【0018】この場合、毛髪を高周波電流あるいは微小
孔から噴出させた細炎によって焼き切ると、毛髪先端部
は固化したコラーゲンタンパクによって塞がれ、毛髪内
部の栄養分の飛散を完全に防止することが可能となる。
使用する高周波電流熱や細炎は、きわめて微量である。
通常のガスライターやマッチの炎では瞬時にして数百本
の毛髪が切断され却って危険を伴うが、熱の放出を制御
し、細管などから放出するごく微量の電流熱や細炎であ
れば、まったく危険性を伴わず、コームで捕捉した数十
本〜数百本の毛髪を瞬時に切断でき毛髪の健康を保つこ
とが出来る。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。まず本発明に係るヘアカッターは、その外形
を例えば図1,図2に示すような形に成形し、少なくと
も把持部30と、該把持部30に接続させた立柱ガイド
31、該立柱ガイド31から突出させた可動アーム32
および固定アーム33、該アーム32,33の先端に設
けたコーム35,36とを備えて構成する。また可動ア
ーム32のコーム背面には毛髪をカットするための手
段、例えば回転カッター37とを設ける。
【0020】可動アーム32を昇降動させる駆動手段
は、立柱ガイド31部分に配設する。機構的には、駆動
モータ40によって回転する棒ネジ41と、該棒ネジ4
1に螺合して上下動する昇降リング42とからなり、こ
の昇降リング42に可動アーム32の基端部を固定し
て、当該可動アーム32を昇降動させるものである。
【0021】棒ネジ41は駆動モータ40によって回転
できれば良いから、その材質は特に限定されず、樹脂、
金属等、適宜の素材を使用することが出来る。また昇降
リング42は棒ネジ41に螺合して上下動するものの、
回転する棒ネジ41に対して過重な負荷をかけることは
ない。従って棒ネジ41は中空のパイプ状に成形してよ
く、その場合棒ネジ41の肉厚(ネジ谷〜内周面の肉
厚)は、例えば塩化ビニルの場合、1mm程度であって
も荷重に耐えて変形を生じない。スチール或いはアルミ
ニウム等の金属で棒ネジ41を成形する場合には、0.
5mm程度であっても荷重に耐え得る。勿論、肉厚が薄
い場合には却って成形が難しくなる場合もあるから、管
状に成形する棒ネジ(41)の肉厚は、例えば1〜3m
m程度とすることが好ましい。
【0022】また棒ネジ41の断面直径(内周面寸径)
は、可動アーム32にかかる荷重を支えることが出来る
程度、例えば2cm程度である。この寸形が太いほど棒
ネジ41の耐久性は向上するが、寸形が大きくなると装
置全体の重量が増すなど不具合も増える。そこで本装置
における棒ネジ41の寸径は、例えば樹脂の場合に3c
m程度、金属の場合に2.5cm程度とすることが望ま
しい。尚、この棒ネジ41を回転駆動する駆動モータ4
0は、小型電動モータのほか、エアタービンも使用する
ことが出来る。また駆動モータ40のスイッチ44は把
持部30に設けることが望ましい。指先での操作が可能
でなり、操作性が良いからである。尚、図1において符
号49は、装置のオンオフスイッチである。
【0023】 一方昇降リング42は、この棒ネジ41
に螺合して、コーム35,36に挟んだ毛髪を持ち上げ
るだけの剛性があれば良く、材質は樹脂、金属を問わな
い。コーム35,36に挟んだ毛髪の荷重は、せいぜい
数十グラムである。従って昇降リング42の肉厚もこれ
に応じて設計でき、0.5〜3mm程度の範囲において
適宜設定する。尚、昇降リング42の外側表面の形状は
限定されない。円形に限らず、四角形、五角形等の多角
形形状でも構わない。また昇降リング42は可動アーム
32の下端部を固定できるだけの上下寸法があれば良
い。従って、最低例えば1cm程度あれば十分である。
但しこの昇降リング42の上下寸法が小さいと、棒ネジ
41に集中して荷重負荷がかかり、無理な負担をかけ
る。そこで昇降リング42の上下寸法は、1.5〜3c
m程度に設定する。
【0024】駆動モータ40は、予め設定された高さ位
置において、可動アーム32を停止させる。可動アーム
32の停止位置を選択する制御スイッチ46は、適当位
置、例えば立柱ガイド31の表面に配列する。この制御
スイッチ46は、押圧(または接触)によって選択され
た各スイッチ部位に応じ、可動アーム32の停止位置を
選択させるものである。図に示した各スイッチ部位の数
字は、それぞれ可動アーム32の上昇停止位置をセンチ
メートル単位で表したものである。
【0025】可動アーム32を、選択された高さ位置で
停止させるには、駆動モータ40の作動量を制御するこ
とになるが、この場合には、駆動モータ40への通電時
間を制御する方式、駆動モータ40の回転数を制御する
方式、可動アームの位置を検出して駆動モータ40を停
止させる方式など、適当な制御方式を適用することが出
来る。通電時間の制御は例えばMPU(マイクロプロセ
ッサ装置)等のタイマー回路により行い、回転数制御は
MPU等を用いたカウンタ手段によって実現することが
可能である。また可動アーム32の位置を検出するに
は、例えば機械的リミットスイッチその他の磁気的光学
的センサ手段を用いることが出来る。設定された上死点
位置で可動アーム30を停止できる手段であればその構
成を問わない。リミットスイッチを使用する場合には、
検出された位置信号と予め設定された高さ位置データを
論理比較し、一致する場合に駆動モータ40への給電を
遮断すれば良い。
【0026】毛髪をカットする回転カッター37は、可
動アーム32に連動して起動する。すなわち、可動アー
ム32が設定上死点に達し、オフ制御スイッチ46を介
して駆動モータ40への通電が停止されたときに、回転
カッター37の駆動源(駆動モータ45)が起動する。
この場合の駆動源は、例えば小型モータ、エアタービン
等である。回転カッター37は、ヘアカット時における
負荷を軽減するため、回転しながら少数本づつ毛髪をカ
ット出来るようにすることが望ましい。そこで回転カッ
ター37の形状は、この実施例では例えば図3に示すよ
うに、刃先を湾曲成形させて示した。
【0027】尚、図1において符号50は、把持部30
と立柱ガイド31とを接続するコネクタであり、電気信
号線等を内蔵している。尚、電気信号線は把持部30の
湾曲空隙39を通して配線しても構わない。またコネク
タ50と立柱ガイド31との接続嵌合部51は図4に示
すように円形に成形し、コネクタ50(把持部30)が
少なくとも左右それぞれ90度づつ回動できるようにな
っている。立柱ガイド31に対して把持部30が(少な
くとも)90度づつ左右に回動可能となることによっ
て、カット作業時の操作性を格段に向上させることが出
来る。
【0028】かかるヘアカッターによれば、毛髪のカッ
ト長に応じ、制御スイッチ46によって可動アーム32
の停止位置を設定し、次いで毛髪Hをコーム35,36
によって挟み、把持部30のスイッチ44をON操作す
ると、駆動モータ40によって棒ネジ41が回転し、螺
合する昇降リング42が上昇することによって可動アー
ム32が上昇する(図2)。可動アーム30が上昇する
と、可動アーム先端のコーム35の動きにつれて毛髪H
が立ち上る。可動アーム32が設定上死点に達すると、
駆動モータ40は停止し、次いで駆動モータ45への電
源供給が開始される。これにより、回転カッター37が
駆動され毛髪Hがカットされる。尚、毛髪のカットは極
めて短時間ですむから、駆動モータ45への給電時間は
およそ1秒程度、長くとも3秒程度もあれば十分であ
る。回転カッター37への電源供給が遮断されると、今
度は駆動モータ40が逆動し、可動アーム32が下死点
まで下降し、下死点位置で停止する。かかる一連の動作
により、制御スイッチ46で設定した任意の長さに毛髪
をカットすることが出来る。カット長を変えずにもう一
度同じ長さでヘアカットするときには、スイッチ44を
再度ONすれば良い。
【0029】尚、回転カッター37は、鋏の原理で頭髪
をカットするものであるから、上側コーム35の裏面
(下側面)に配設する回転カッターは金属あるいはセラ
ミック等の硬質薄膜材で成形する。勿論、コーム35,
36自体を金属製(セラミック製)としても良いが、重
量が増すため少なくとも背面に硬質材を配するだけでよ
い。この場合のコーム表面の硬質材は、金属蒸着または
薄膜材の貼着によって配設することが出来る。下側コー
ム36は通常の樹脂成形でも構わない。また可動アーム
32の上限位置は例えば約10cmとする。男性の理髪
には約7cm程度で良いが、女性のショートカットを行
うときには約10cm程度の長さをもたせる必要がある
からである。
【0030】またコームで挟んだ毛髪をカットする手段
は、回転カッターに限定されない。毛髪をコーム位置で
切断出来る手段、例えば高周波電流や細炎による加熱切
断である。毛髪に局部的な高熱を加えて焼き切った場合
には、毛髪の自然な健康状態を維持することが可能とな
る。高周波電流を使用して毛髪をカットする場合には、
適当箇所、例えば立設ガイド内部に一次コイル、二次コ
イルを配設し、二次コイルから取り出したプラスマイナ
スのコードをコームの櫛歯まで導出し、対向する櫛歯に
おいて高周波電流を放電させ、それぞれの櫛歯に挟んだ
毛髪を溶断する。このとき一本の櫛歯にプラスマイナス
両極の電流コードを導入する必要が生ずるが、図5に示
すように、一本の櫛歯55,56に絶縁部57を設けて
電流線58を通すことにより、対向する櫛歯で挟んだ毛
髪は確実にカットすることが可能となる。尚、符号5
3,54はそれぞれ一次コイル、二次コイルである。
【0031】細炎で毛髪をカットする場合には、例えば
図6に示すように、回転可能な耐熱性細管60をコーム
61の裏面に配し、この細管60に複数の微小孔62を
設け、この微小孔62から微量火炎を射出する。該細管
60は、例えば、寸径5mm程度の金属パイプを使用し
て寸径1mm程度の微小孔を開設してなり、この細管6
0に可動アーム部に設けた適宜の発火手段(例えばガス
ライター機構)から微量火炎を導入して微小孔62から
細炎を射出するものである。細管60の回転は、前記回
転カッターと同様の機構で構わない。また微小孔62の
開口周縁には、細炎をより鋭く射出するための微小ノズ
ルを設けても構わない。微小孔62から射出した火炎に
よって毛髪をカットした場合にも、毛髪本来の栄養分や
健康を保持することが可能となる。
【0032】尚、本発明に係るヘアカッターは前記実施
例のものに限定されない。例えば回転カッターの回転方
向は、反時計回りであっても良くまたカッター刃の形状
も特に限定されるものではない。下側コームの形状は特
に限定されず、また上側コームも回転カッターが露出し
ない限り、その形状は限定されない。回転カッターの駆
動モータは、前記実施例では立柱ガイドに配したが、重
量的な問題がない限り上側コーム部分に配しても構わな
い。例えば超音波振動モータ等である。
【0033】可動アームが上下する立柱ガイドにはガイ
ド開口ができるが、この部分には頭髪の侵入を防止する
弾性カバー部材を配することが望ましい。例えばラバー
薄膜やウレタン素材等であり、この部材は交換可能とす
ることができる。また前記実施例では把持部の形状を銃
把の如くに示したが、その形状を問わない。従って前記
実施例の説明において使用した各図面の形状はあくまで
代表的な例示であり、必ずしも本発明の本質的構成要件
を示すものではない。
【0034】
【発明の効果】 以上説明したように本発明に係るヘア
カッターによれば、可動アームの昇降手段がより軽量と
なり、また剛性も高まり、カット作業時の操作性を格段
に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘアカッターの内部構造例を示す
図である。
【図2】本発明に係るヘアカッターの使用例を示す図で
ある。
【図3】本発明に係る回転カッターの一例を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る立柱ガイドのコネクタ接続部を示
す図である。
【図5】本発明に係る毛髪切断手段(高周波電流)の構
成例を示す図である。
【図6】本発明に係る毛髪切断手段(細炎)の構成例を
示す図である。
【図7】従来のヘアカッター例を示す斜視図である。
【図8】従来のヘアカッターの使用例を示す斜視図であ
る。
【図9】頭髪カット長の一例を示す図である。
【図10】本出願人が提案したヘアカッター装置の外観
例を示す図である。
【図11】図10に示す装置の駆動関係を例示するブロ
ック図である。
【図12】図10に示す可動アームの駆動機構例を示す
図である。
【符号の説明】
30 把持部 31 立柱ガイド 32 可動アーム 33 固定アーム 35,36,61 コーム 37 回転カッター 40,45 駆動モータ 41 棒ネジ 42 昇降リング 44 スイッチ 46 制御スイッチ 49 オンオフスイッチ 55,56 櫛歯 57 絶縁部 58 電流線 53 一次コイル 54 二次コイル 60 細管 62 微小孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部と、該把持部に接続させた立柱ガ
    イドと、該立柱ガイドから突出させたアームとを備える
    とともに、該アームは固定アームと可動アームとに分離
    して構成し、固定アームおよび可動アームの各先端部に
    ブラシ部を備え、固定アームのブラシ部には、毛髪を挟
    むためのコームおよびモータによって回転駆動される毛
    髪切断手段を設け、前記立柱ガイド内に可動アームを所
    定長昇降動させる駆動手段を配するとともに、該駆動手
    段のスイッチを前記把持部に配設し、かつ前記毛髪切断
    手段を回転駆動するモータを、可動アームが設定された
    最上点に到達した直後に作動させるヘアカッター装置に
    おいて、 前記駆動手段は、駆動モータによって回転する棒ネジ
    と、該棒ネジに螺合して上下動する昇降リングとからな
    り、 当該棒ネジおよび昇降リングはいずれも前記立柱ガイド
    部分に配設し、 前記棒ネジは、中空のパイプ状に成形してあり、肉厚を
    0.5〜3mm、断面直径を2〜3cmとし、 前記把持部は、前記立柱ガイドに対して少なくとも90
    度づつ左右に回転可能に構成したことを特徴とするヘア
    カッター装置。
  2. 【請求項2】前記毛髪切断手段は、コームに挟んだ毛髪
    を高周波電流によって切断することを特徴とする請求項
    1のヘアカッター装置。
  3. 【請求項3】前記毛髪切断手段は、コームに挟んだ毛髪
    を、微小孔から噴出させる細炎によって切断することを
    特徴とする請求項1のヘアカッター装置。
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