JP3092449U - 肉の切り身から脂肪を取り除くための装置 - Google Patents

肉の切り身から脂肪を取り除くための装置

Info

Publication number
JP3092449U
JP3092449U JP2002005471U JP2002005471U JP3092449U JP 3092449 U JP3092449 U JP 3092449U JP 2002005471 U JP2002005471 U JP 2002005471U JP 2002005471 U JP2002005471 U JP 2002005471U JP 3092449 U JP3092449 U JP 3092449U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meat
fat
blade
probe
fillet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002005471U
Other languages
English (en)
Inventor
エム ヴェルドカンプ ブレント
アール シーバーグ トーマス
ディー ホルムズ ドン
マクロスキー ダグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marel Meat Processing Inc
Original Assignee
Marel Meat Processing Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marel Meat Processing Inc filed Critical Marel Meat Processing Inc
Priority to JP2002005471U priority Critical patent/JP3092449U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092449U publication Critical patent/JP3092449U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で、正確で、かつそれに掛かる時間と労
力の双方の観点から効率的な、肉の切り身から脂肪部分
を取り除くための装置を提供する。 【解決手段】 肉の切り身から脂肪の一部を取り除くた
めの装置は、肉の切り身を縦方向のコンベア上に載置
し、この肉の切り身にセンサプローブを押し付けて、肉
中の脂肪の相対的な厚さと赤身の位置を測定し、肉から
センサプローブを引っこめるようになっている。電気信
号が、センサから制御器にエンコーダ信号と共に伝送さ
れ、肉の切り身の底面の外表面から脂肪層を経由して、
赤身層までの深さを判定する。上述の工程で取得したデ
ータが、刃の所望の位置を決定し、この刃により、適量
の脂肪が肉の切り身から除去される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、肉の切り身から、脂肪を取り除くための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
豚の肩肉のような肉の切り身を処理する場合について、十分な脂肪を肩肉から 取り除き、約40〜50cm2(6〜8平方インチ)の赤身の肉を露出させ、こ の肉の切り身の残った湾曲した表面上に、3.2〜6.4mm(1/8〜1/4 インチ)の脂肪を残すことが要求される。
【0003】 上記仕様を満たすための現行の機械と方法には、安全上の問題があり、また切 断が不正確であるため肉の生産に無駄が生じている。さらに、必要な仕様を満た すために、通常、複数回の切り取り動作が必要である。現行の処理は、労働集約 的である。
【0004】 従来、豚の肩肉のような肉の切り身から、脂肪を最適な量だけ取り除くには、 所望量の赤身の肉が露出するまで、切断を繰り返す作業員が必要であった。どの 深さから、赤身が始まって脂肪が終わるのかを、切らずに知ることは不可能であ るため、切断を繰り返すことになるが、しばしば無駄が出る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
肉の切り身を覆う脂肪が変化に富んでいるため、脂肪の取り除き処理を自動化 しようとする従来の試みは、失敗に終わっている。肉の切り身を覆う脂肪には、 典型的には、その中を貫く赤身の層があり、その層は、首と背中のほぼ中間から 始まり、偽の赤身と呼ばれている。脂肪の覆いは、通常、首の端で最も薄く、背 中の端で最も厚い。
【0006】 この様な肉を販売する準備を行うときは、「偽の赤身」を露出させるために、 楔形の脂肪片を取り除くのが通例である。典型的には、残りの表面を脂肪が、3 .2〜6.4mm(1/8〜1/4インチ)覆うように残して、赤身肉を少なく とも39cm2(6平方インチ)露出させるように、十分に脂肪を取り除く必要 がある。
【0007】 したがって、この考案の主な目的は、安全で、正確で、かつそれに掛かる時間 と労力の双方の観点から効率的な、肉の切り身から、脂肪の一部を取り除くため の装置を提供することにある。
【0008】 その他の目的は、以下の説明により、当業者には明らかであると思う。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の肉の切り身から脂肪の一部を取り除くための装置は、フレームと、少 なくとも1個のセンサプローブとを備え、センサプローブは、センサプローブが 挿入された肉の切り身の内部を走査できるようにする光ファイバを有している。 プローブを肉の中に移動させる動力源がフレーム上に取り付けられ、またそれと 共に、剥ぎ取り刃が、フレーム上で肉の切り身の移動経路に取り付けられている 。
【0010】 フレーム上の制御器が、センサプローブからのデータを取得し、肉の切り身上 の脂肪物質と、肉の切り身中の赤身物質の直線的な深さを判定する。制御器は、 刃の動作位置を定め、かつ刃をその位置に置き、所望量の脂肪を除去する。刃の 切り出し高さは、センサにより決定する。
【0011】 より詳細には述べると、肉片を、コンベヤベルトで切り出し装置の方向に搬送 する。フレームは、肉のコンベヤの下にプローブを支持する。肉がプローブの経 路上に跨るや否や、肉は停止し、エアシリンダが起動し、プローブが肉を突き通 す。信号の送受信用の光ファイバをプローブ中に挿通する。プローブの、末端に はプローブ窓が設けられている。
【0012】 発光ダイオードが、プローブの中の第1の組の光ファイバを通して光を送信す る。受信光ファイバが検出した受信信号が、この受信信号を解析する制御器へメ ッセージを送る。プローブは、上昇運動と下降運動の双方で、肉片と係合して測 定を行う。プローブを引っこめた後、肉片を更に剥ぎ取り機構と係合させるよう に移動させる。
【0013】 信号解析によりメッセージを発信し、このメッセージを、刃制御装置を用いて 、剥ぎ取り機構の引っ張り表面から刃を上昇又は下降させる。その結果、主に脂 肪から成る一片が取り除かれる。
【0014】 脂肪と赤身の筋肉との間の反射光特性の差異は、十分にはっきりと認識可能で あるので、光ファイバーを有する簡単なプローブで、脂肪と赤身の筋肉とを容易 に識別することができる。この情報を、刃の動きを制御する制御器に中継する。
【0015】 制御器は、肉片の深さの間隔で記録された多数の反射光の特性に基づいて判定 する。さらに、全ての値を、層の厚さを計算するための多変数アルゴリズムであ る適切な方程式又は方程式の体系に挿入する。
【0016】 多変数アルゴリズムには、切断刃とトゥースロール(toothroll)と の距離を最小の切断位置まで短縮する予め設定されたオフセット距離を設けてよ く、また、操作者が、この操作者の仕様に従って、製品の体裁を特別仕様化する ことによって変更できる可変オフセットを設けてもよい。
【0017】 さらに、切断の間に異なる回数だけ、所望の切断深さを変更するための他の変 数をアルゴリズムに設けても良い。例えば、肉の最初の1/3の間は、完成品の 脂肪の深さが増加するように、切断深さを減少させ、肉の2番目の1/3の間は 、切断深さを算出した深さに設定し、肉の最後の1/3は、切断深さを増加させ て、その領域の脂肪を、より多く除去するようにしても良い。
【0018】 切断装置は、トゥースロールと、シューと、湾曲した刃ホルダとを有する。刃 ホルダは、シューの短い部分に固定されている。刃ホルダは、所望の湾曲した切 断ができるようにし、一方、シューとトゥースロールとは、刃を通して肉を引く ための手段を提供する。刃の高さの調節機構は、電気機械的に作動する。トゥー スロールと出口コンベヤ駆動機構とは、連続的に回転する。
【0019】 コンベヤシステムは、ステーションを通って肉を移動させ、切断装置に肉を提 供しなければならない。切断装置は、割り出しを行い、そのため、検査の間肉は 静止される。明確な割り出しを保証するために、コンベヤベルトはモジュール式 となっている。
【0020】 ステーションは、ベルト上に青の区分として印が付けられている。ステーショ ンは設定された距離だけ離れている。割り出しの間、ベルトは、設定された距離 の間加速され、設定された距離(ほぼ肉の切り身の長さ)の間、一定の速度で移 動し、設定された距離だけ減速する。
【0021】 肉が切断装置の中を移動している間は、コンベヤの最大速度である一定速度は 、トゥースロールの表面速度より遅く設定されている。コンベヤは、プロービン グの間肉を確実に保持しなければならず、プロービングにより測定した深さと切 断する深さとが一致するように、切断装置の中の肉の位置を維持しなければなら ない。
【0022】 刃の直前に置かれた、回転する平たい天板が、シュー、トゥースロール及び刃 の方向に、肉の前端と後端とを交互に押圧し、肉が良好に始動し、かつ終動する ようにする。交互方向に旋回する湾曲した天板を使用し、より良い切断特性を得 るために、肉の外側の縁を押圧して、トゥースロールの方に押しやる。
【0023】 この考案の別の形態では、刃を一旦設置すると、肉がコンベヤの上に進み、刃 と接触する。そして、刃の機構は、所定の正確な経路に従う。この経路は、測定 した脂肪の厚さ、又は操作者の設定に基づき、この考案の考案者達が決定した、 肩肉を覆う脂肪の統計的平均値を反映している。
【0024】 切断装置は、トゥースロール、シュー及び湾曲した刃ホルダを有する。刃ホル ダは、肩肉の移動の方向に垂直に肩肉中を通る弓状線を切断するように湾曲して いる。刃ホルダは、シューの短い領域に固定されている。刃ホルダは、所望の形 状に曲がって切断するようにし、一方、シューとトゥースロールとは、刃を通っ て肉を引く手段を提供する。
【0025】 刃の高さを調節する機構は、電気機械的に始動される。このことにより、取り 除く脂肪の板の厚さを、前から後へ、及び脇から脇へ変化させることが可能にな る。グリッパロールと出口コンベヤ駆動機構とが連続的に回転する。
【0026】 送り込みコンベヤシステムは、ステーションを通って肉を移動させ、切断装置 に提供しなければならない。送り込みコンベヤは、その最大の一定速度が、グリ ッパロールより低速に設定されている。この速度差は、肉片をシューと刃のシス テムの上で操作し、正確に脂肪を除去する上で助けとなる。この速度差により、 刃における全ての抵抗は補償され、肉の外形が保存される。
【0027】
【考案の実施の形態】
機械10は、ローディングステーション14、プロービングステーション16 、待機ステーション18、及び剥ぎ取りステーション20(図3A〜3D)を有 するフレーム12(図1)を備えている。
【0028】 図2に示すように、コンベアベルト22がフレーム12に搭載され、上面の水 平部24を有している。水平な横方向ロール26が、ローディングステーション 14に隣接して搭載され、コンベアベルト22を支持し、その方向を反転させる 。コンベアベルト22は、ロール28の方向に、かつその周りに延び、下向き方 向に逸れ、ロール30の方向に延びている。
【0029】 通常のピストンベルト型の締め付け器31が、ロール30と協働して、ベルト 22を選択的に締め付けたり、ベルト22の姿勢を変更したりする。
【0030】 ついで、ベルト22は、ロール30から離れ、ロール34のやや下方前方にあ るロール32の方向に上向きに走る。ベルト22は、ロール32の周りを走り、 そこから後方に走って、さらにロール34の周りに延びながら再び前方に走る。
【0031】 ついで、ベルト22は、前方のロール36の方に走り、ロール36から反転し て、出発点のロール26の方へ水平に走る。モータ38(図2)がフレーム12 に搭載され、モータ38上のプーリ40を介して、ベルト39により、ロール及 び駆動プーリ34に連結されている。
【0032】 図2の上の部分に示すように、チェーン42が、ロール及び駆動プーリ34か ら上方に延び、ロール及び駆動プーリ44の周りに沿っている。
【0033】 コンベアベルト46がロール44の周りに走り、そこから離れて、下方前方に ロール48の周りを走っている。ついで、ベルト46は、ロール50の周りを後 方に走り、ロール50を離れ、水平方向前方に走っている。
【0034】 ベルト46は、下方を向いているブラケット56上に搭載されたピストンアセ ンブリ54の下端に搭載されている複数のロール52と係合している。
【0035】 空気ピストン58が、垂直方向の空気ピストン54と平行に設けられ、ロール 50に作用的に接続されている。ピストン54及び58は、それらの下方に延び ているベルト22の水平部分24に対して、ベルト46を上昇又は下降させるよ うに機能する。ついで、ベルト46は、ロール52から前方に走り、板126の 周りを走っている。そこからベルト46は、後方上方に出発点であるロール44 へ走っている。
【0036】 通常のピストン式ベルト締め付け器61(図2)が、ロール48と協働して、 コンベアベルト46の張力の調整を容易にしている。ロール48は、ピストン5 4及び58により、ベルト46の上方及び下方への運動の転心としても機能する 。ベルト46の下方の水平部分は、図2に示すように、符号62で示されている 。
【0037】 モータ64がフレーム12上に搭載されており(図2)、出力駆動プーリ66 を有している。ベルト68がプーリ66から延伸し、前方上方に延伸し、プーリ 70の周りに延伸している。ベルト68は後方下方にプーリ72の周りに延び、 さらにそこから、後述するように、剥ぎ取りステーション20の一部であるグリ ッパロール74上の(不図示の)駆動プーリの周りに、前方上方に延びている。
【0038】 ブラケット76(図4)が、間隔を置いてフレーム12上に固定され、アーム 78に、連結ピン79により、アーム78の後端の近傍でアーム78に軸支され ている。垂直方向のアームセグメント80が、アーム78の前端部から上方に延 びている(図2及び図4)。横ロッド82が、アームセグメント80の上端間に 設けられている。独立したスプリング134がロッド82に保持され、フレーム 12に対して前方に延び、アーム78のピン79上での上方への旋回運動を柔軟 に阻止している。
【0039】 1対の制御アーム86(図4)の下端が、スリーブ88(図2)に取り付けら れている。スリーブ88は、制御アーム86を上昇又は加工させることができる (図示しない)回転可能なカム上に設けられている。シューマウント90は、ア ーム86と一体の部品であり、シュー96(図4)の端部に接続されている。切 断刃94(剥ぎ取り刃)(図3(C)及び(D))が、刃ホルダ92及びシュー 96に保持されており、弓状の形状のシュー96と協働して、剥ぎ取り動作を行 う(図3(C)及び(D))。
【0040】 図2の下部に、ピストンアセンブリ98が示されている。ピストンアセンブリ 98は、垂直方向に配置され、ブラケット100に作用的に接続されている。3 個のプローブセンサ102が、ブラケット100上に垂直方向に配置され、そこ から上方に延び、終端に細長いプローブスパイク104(図5及び6)を備えて いる。プローブスパイク104の上端部は、点106になっている。各プローブ スパイク104は窓開口108を有する。
【0041】 図5に示すように、2組の光ファイバ110と112とが、プローブセンサ1 02とスパイク104を通って延び、終端部が窓開口108に直接隣接している 。光ファイバ110は、センサ102中の光源に接続され、スパイク104の直 ぐ外側で、窓開口108の外側を照明するようになっている。
【0042】 光ファイバ112は、処理される肉の切り身の赤身部分と脂肪部分から反射さ れる光を受光する能力がある。光ファイバ110から出射され、赤身と脂肪の表 面から光ファイバ112上に反射される光は、コンピュータを有する制御器11 6(図2)に、導線114(図5)を介して、信号を送信するセンサ102に戻 される。
【0043】 図2と図6に示すように、導線118が、制御器116とピストンアセンブリ 98とを接続している。導線120が、制御器116から、ローディングステー ション14の直前に置かれた摺動可能な扉121/A、及び直線アクチュエータ 121(図2及び3C)に延びている。導線120は、制御器116とピストン 54及び58をも接続している。導線122は、制御器116とモータ38とを 接続している(図2)。導線124は、制御器116とモータ64とを接続して いる。
【0044】 図4Aに示すように、矩形でほぼ平坦な頂部送り板126が、アーム78の耳 128(図4)により回転可能に支持されている。(図示しない)エンコーダが プローブの位置を測定し、測定値を制御器116に送る。ピン129により、板 126と耳128が軸支されている。送り板126には、先端130と後端13 2とがある。
【0045】 スプリングシリンダ134は、ロッド82に鉤止される上端と、フレーム12 に保持された下端とを有し、肉の切り身上に下方に送り板126を保持する機能 を有する。
【0046】 送り板126は、通常図4Aの実線で示される水平位置に位置する。先端13 0は、肉製品がコンベア24上でその下を通過しようとするときに、上方に回動 する。これにより、後端132がピン129より低い高さに移動して、その結果 、肉製品がグリッパロール74及び刃94と接触するように移動するときに、後 端132が肉製品に力を及ぼす。
【0047】 肉の刃94方向への連続的な縦方向の動きにより、次に、押し下げられた後端 132を、肉製品が上方に押し、図4Aに示す先端130が押し下げられるか、 あるいは降下した位置に、板126が移動する。板部材(板126)の低くなっ た先端130が肉製品と係合することにより、剥ぎ取りステーション20での刃 94とグリッパロール74の上を肉製品が上方に移動するときに、追加的に縦方 向に肉製品の移動力が付加される。
【0048】 次に、動作について説明する。肉の切り身A(図3A)を、ローディングステ ーション14でコンベアベルト22上に置く。制御器116は、コンベアベルト 22の動きを割り出しする能力を有する。コンベアベルト22は、この時点では 動いていない。扉121/Aは、開いた位置にある。ブラケット100は、図3 Dに示した低位置にあり、その結果、プローブスパイク104は引っこめられ、 スパイク104の点106は、ベルト22の低い水平位置24より下の高さにあ る。
【0049】 その後すぐ、制御器116はモータ38を始動させ、コンベアベルト22を、 図2に示す時計方向に前進させ、その結果、肉の切り身Aは、プロービングステ ーション16(図3B)に移動する。
【0050】 次に、制御器116は扉121/Aを閉じ、ピストンアセンブリ98を始動し 、それにより、ブラケット100及びセンサ102が上昇し、その結果、プロー ブスパイク104は、図3Bに示すように、肉に切り身Aに突き刺される。
【0051】 ピストン54及び58も、制御器116により始動され、プローブスパイク1 04が肉の切り身Aに突き刺さっている間、図3Bに示すように、肉の切り身A を下方に押圧する。同時に、肉の切り身Bを、ローディングステーション14上 に載置することができる。
【0052】 プローブスパイク104は素早く上昇し、そこから、肉製品の外に下方に移動 する。センサ102は、上述したように動作し、光ファイバ112が、窓開口1 08を通って、光ファイバ110からの反射光を受光し、反射光は、脂肪から反 射したかあるいは赤身肉からの反射したかに応じて、特性が変化している。
【0053】 光ファイバ112を介しての反射光からの信号は、導線114を介して、制御 器116及び(図示しない)エンコーダに伝達され、制御器116により、脂肪 と赤み肉との相対的な厚さが判定される。
【0054】 図3Bに示したプロービングステーション16において、肉の切り身Aがプロ ーブスパイク104に突き刺されている間、コンベアベルト22が静止している ことは明らかである。
【0055】 プローブスパイク104は、肉の切り身Aに素早く入り込み、素早く抜け出す 。プローブスパイク104は、普段は図3Aに示すコンベアベルト22の下の位 置にある。
【0056】 次に、制御器116は扉121/Aを開き、コンベアベルト22は図3Cの位 置に前進し、肉の切り身Aは、待機ステーション18に移動する。ついで、肉の 切り身Bが、ローディングステーション14からプロービングステーション16 へ移動する。この同じ期間に、新しい肉の切り身Cをローディングステーション 14へ載置することができる。
【0057】 図3Dは、上述した図3Cの要素の説明の後制御器116が、コンベアベルト 22の割り出しをどのように行うかを示している。この割り出しにより、肉の切 り身Aは、剥ぎ取りステーション20へ移動し、扉121/Aが開いて肉の切り 身Cを受け入れ、肉の切り身Bは、待機ステーション18方向へ移動する。
【0058】 制御器116は、更に、肉の切り身Aが剥ぎ取りステーション20へ移動する ときに、ベルト46の下方水平部分62が肉の切り身Aの上面と係合するように することに注意すべきである(図3D)。同時に、送り板126が肉の切り身A に係合して、上述したように、剥ぎ取りステーション20を通る肉の切り身Aを 押圧する機能を高める。
【0059】 前述の工程で決定的に重要なことは、制御器116が、光ファイバ112で発 生された信号を受信して、剥ぎ取りステーション20を通過する肉の切り身Aを 刃94が、少なくとも約40cm2(6平方インチ)の赤身肉を露出する深さで 、脂肪を取り除くのに十分な深さに切断するようにさせることである。
【0060】 刃94は、制御器116にセンサ102の測定値を送信し、(図示しない)エ ンコーダが制御器116が計算した深さに、刃94を設定することにより、適当 な深さとされる。制御器116は、計算を実行して信号を送信し、スリーブ88 内で(図示しない)カム軸を回転させ、制御アーム86が、刃ホルダ92と刃9 4の高さを、グリッパロール74に対して刃94が正しい高さとなるように調節 させる。
【0061】 別の実施の形態の説明 先の主な実施の形態では、切断刃94がプローブからのデータに応答して、指 示された切断高さに移動し、そのようにして調べた肉片を切断する間、静止して 一定の位置を取り続ける。
【0062】 この別の実施の形態においては、切断をするときに、横方向の姿勢と高さの双 方又は一方を変化させることができるようにし、切断動作の間、切り身の横方向 と側面の双方又は一方の外形を変化させることができるようになっている。
【0063】 制御器116(図2)は、所定の切断を行っている間、刃の高さを変化させる ことを要する外形の切断法をロードすることができる。これらの「メモリ」の切 断法は、同様な肉片を複数回切断することにより得られた実質的に歴史的なデー タに基づいている。
【0064】 各切り身A(図3A)は、ほぼ3.2mm(1/8インチ)の高さで、刃94 を始動するようにプログラムされている。プローブセンサ102、すなわちセン サ、は、偽の赤身層136、又は(偽の赤身層136が存在しない場合は)主な 赤身138のいずれかの下に存在する脂肪の深さに基づいて、刃94で切断する べき深さに関して、制御器116に信号を送信する。その結果、制御器116は 、刃の高さの調節機構を起動し、肉片を縦方向に移動させながら、刃の高さを徐 々に高くする。
【0065】 このようにして、刃は、切断の外形を、図12の破線に示す増加した深さに従 わせる。歴史的なデータに基づき、線140は、偽の赤身層136の底面に近づ き、そこを通り過ぎるときほぼ水平である。制御器116は、1以上のプローブ センサ102で検出したデータにより、線140のその中心部分をそのように制 御する。
【0066】 再び歴史的データに基づき、制御器116は、線140上での切断が偽の赤身 層136を超えて移動した後、刃94を、水平面の動きから、図12の切断線1 40の左側の終端に示されるより深い切断に移動させるように制御する。線14 0の終端140Aは、通常はその機械の最大切断深さである。
【0067】 1個以上のプローブセンサ102を用いて単一の肉の厚切りを評価する場合は 、制御器116は、切断線140に沿って、より多くの間隔で、切断刃94の高 さを調節できる。与えられた肉片を切断する間、切断の高さを変更する能力を切 断刃94が有することは、(この様な切断の間固定した高さを有する刃に比べて )脂肪層の厚い領域での切断の深さを増大させることにより、移動する脂肪を取 り除くことができ、各肉片に対して、脂肪に対する赤身肉の収量を実質的に増大 させることを意味する。
【0068】 図7〜図10は、図4の刃ホルダ92と刃94をより詳細に示す。刃ホルダ9 2の一端92Aは上方に湾曲し、肩肉の自然な湾曲と厚さに適応している。肉の 切断のときに、刃ホルダ92と刃94とが、互いに持ち上がった対向する端部を 有している場合には、より多くの量の脂肪を取り除くことができる。この観点か らの切断刃94の外形も、制御器116のメモリに蓄えることができ、図11, 図12に示すように、刃94を傾かせることができる。(図9,図10参照)。
【0069】 したがって、この考案は、少なくとも前記した全ての目的を達成しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の装置の側面図及び一部断面図であ
る。
【図2】図1の装置の伝導機構の尺度を拡大した配置図
である。
【図3A】この考案の装置上で実行するものとしてのこ
の考案の方法の順次の工程を示す概略立面図である。
【図3B】この考案の装置上で実行するものとしてのこ
の考案の方法の順次の工程を示す概略立面図である。
【図3C】この考案の装置上で実行するものとしてのこ
の考案の方法の順次の工程を示す概略立面図である。
【図3D】この考案の装置上で実行するものとしてのこ
の考案の方法の順次の工程を示す概略立面図である。
【図4】図1の装置の切断ステーションの尺度を拡大し
た斜視図である。
【図4A】図1及び図2に示した切断ステーションの尺
度を拡大した側面図である。
【図5】1本のセンサプローブを、尺度を拡大して示す
立面図である。
【図6】この考案の装置のセンサステーションにおける
尺度を拡大した側面図である。
【図7】図4の刃ホルダと刃の平面図である。
【図7A】図7の線7A−7Aから見た拡大断面図であ
る。
【図8】図7の刃ホルダが水平位置にあるときの刃と刃
ホルダとの一部後方からの立面図である。
【図9】図7の刃ホルダが、異なる状況下で上方に傾い
たときの刃と刃ホルダとの一部後方からの立面図であ
る。
【図10】図7の刃ホルダが、異なる状況下で下方に傾
いたときの刃と刃ホルダとの一部後方からの立面図であ
る。
【図11】コンベヤ上の一片の肉の平面図である。
【図12】図11の12−12線から見た断面図であ
る。
【図13】図11の13−13線から見た断面図であ
る。
【符号の説明】
A,B,C 肉の切り身、 10 機械 12 フレーム、 14 ローディングステーション 16 プロービングステーション 18 待機ステーション 20 剥ぎ取りステーション 22,24,46 コンベアベルト 28、30、32、34 ロール 31 締め付け器 36 ロール 38 モータ 40 プーリ 42 チェーン 44 駆動プーリ 46 ベルト 48、50、52 ロール 54、58 ピストン 56 ブラケット 64 モータ 66、70、72 プーリ 68 ベルト 74 グロッパーロール 76 ブラケット 78 アーム 79 連結ピン 80 アームセグメント 82 横ロッド 86 制御アーム 88 スリーブ 90 シューマウント 92 刀ホルダ 94 切断刀 96 シュー 98 ピストンアセンブリ 100 ブラケット 102 プローブセンサ 104 プローブスパイク、 108 窓開口 110,112 光ファイバ 116 制御器 118、120、122、124 導線 126 頂部送り板 128 耳 130 先端 132 後端 134 スプリングシリンダ 136 赤身層 138 赤身 140 線
フロントページの続き (72)考案者 トーマス アール シーバーグ アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)考案者 ドン ディー ホルムズ アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425 (72)考案者 ダグ マクロスキー アメリカ合衆国 アイオワ州 50317 デ モイン ハベルアベニュー 2425

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】肉の切り身から脂肪の一部を取り除く装置
    であって、 フレームと、 細長いプローブスパイクと、このプローブスパイクが挿
    入された前記肉の切り身の内部の走査ができるようにす
    る光ファイバとを有する少なくとも1個のセンサプロー
    ブと、 前記フレーム上のプロービングステーションと、 前記プロービングステーションで、前記センサプローブ
    のプローブスパイクを肉の切り身の内部及び外部へ移動
    させるための手段と、 前記フレーム上に搭載された細長い剥ぎ取り刃と、 前記フレーム上に搭載されて、前記センサプローブと機
    能的に接続され、このセンサプローブからデータを受信
    して、肉の切り身上の脂肪の外側の物質の直線的深さを
    判定する制御器と、 前記制御器上に搭載され、前記データを評価し、前記刃
    の動作位置を判定して、所定量の脂肪を肉の切り身から
    取り除き、かつ前記刃を、その動作位置に移動させる手
    段、 とを備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記フレーム上に連続するコンベアが搭載
    され、このコンベアは、肉の切り身を前記プロービング
    ステーションから、前記刃により切断する位置へ間欠的
    に移動させるようになっていることを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】肉の切り身から脂肪の一部を取り除く装置
    であって、 フレームと、 細長いプローブスパイクと、このプローブスパイクが挿
    入された前記肉の切り身の内部の走査ができるようにす
    る光ファイバとを有する少なくとも1個のセンサプロー
    ブと、 前記フレーム上のプロービングステーションと、 前記プロービングステーションで、前記センサプローブ
    のプローブスパイクを肉の切り身の内部及び外部へ移動
    させるための手段と、 前記フレーム上に搭載された細長い剥ぎ取り刃と、 前記フレーム上に搭載され、前記センサプローブと機能
    的に接続され、このセンサプローブからデータを受信し
    て、肉の切り身上の脂肪の外側の物質の直線的厚さを判
    定する制御器と、 前記制御器上に搭載され、前記データを評価し、前記刃
    の可変な動作位置を判定し、所定量の脂肪を前記肉の切
    り身から取り除き、かつ、前記装置が肉の切り身から脂
    肪の一部を取り除いている間、前記可変な動作位置を通
    って、前記刃を、可変的に移動させる手段と、 を備えることを特徴とする装置。
JP2002005471U 2002-08-29 2002-08-29 肉の切り身から脂肪を取り除くための装置 Expired - Fee Related JP3092449U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005471U JP3092449U (ja) 2002-08-29 2002-08-29 肉の切り身から脂肪を取り除くための装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002005471U JP3092449U (ja) 2002-08-29 2002-08-29 肉の切り身から脂肪を取り除くための装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3092449U true JP3092449U (ja) 2003-03-14

Family

ID=43246513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002005471U Expired - Fee Related JP3092449U (ja) 2002-08-29 2002-08-29 肉の切り身から脂肪を取り除くための装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092449U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013514081A (ja) * 2009-12-17 2013-04-25 マレル・ミート・プロセッシング・ベー・フェー 屠殺された動物および/またはその一部を処理するためのシステムおよび方法
JP2014236723A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 株式会社日本キャリア工業 スライス肉片のトレー盛付方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013514081A (ja) * 2009-12-17 2013-04-25 マレル・ミート・プロセッシング・ベー・フェー 屠殺された動物および/またはその一部を処理するためのシステムおよび方法
JP2013514082A (ja) * 2009-12-17 2013-04-25 マレル・ミート・プロセッシング・ベー・フェー 屠殺された動物および/またはその一部を処理するためのシステムおよび方法
US9004988B2 (en) 2009-12-17 2015-04-14 Marel Meat Processing B.V. System and method for processing slaughtered animals and/or parts thereof
US9192172B2 (en) 2009-12-17 2015-11-24 Marel Meat Processing B.V. System and method for processing slaughtered animals and/or parts thereof
US9717257B2 (en) 2009-12-17 2017-08-01 Marel Meat Processing B.V. System and method for processing slaughtered animals and/or parts thereof
JP2014236723A (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 株式会社日本キャリア工業 スライス肉片のトレー盛付方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1187533B1 (en) Method and apparatus for removing fat from meat cuts
US7841264B2 (en) Three axis portioning method
US6277019B1 (en) Method and apparatus for removing fat from meat cuts
EP2381792B1 (en) A method and an apparatus for removing fat from meat cuts
US6547658B2 (en) Dual blade loin knife assembly for automatic loin puller apparatus
CA2621602C (en) Meat fabrication system and method
US7001261B2 (en) Automated classifier and meat cut fat trimming method and apparatus
WO2017118757A1 (en) A system and method for determining the presence and/or position of at least one bone in a meat piece
JP3092449U (ja) 肉の切り身から脂肪を取り除くための装置
DK172769B1 (da) Kniv og værktøj i maskine til skæring langs torntappe i en slagtekrop eller slagtekropdel
CA2603582C (en) Method and apparatus for removing fat and skin from meat parts
EP1125500A2 (en) Tool, device and method for pre-cutting the tenderloin
EP0121358A2 (en) An apparatus for the surface treatment of carcasses

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees