JP3092284U - 高速シリアルバスのパワーサプライ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＵＳＢインターフェースの接続線を利用し、
直接ノートＰＣ本体より電源を供給する高速シリアルバ
スのパワーサプライ装置を提供する。 【解決手段】 主にノートＰＣの４ピンケーブル差込口
及びＵＳＢインターフェース差込口に接続し、第一コネ
クタ部分、ＵＳＢジャック１４、第二コネクタ部分を含
む。該第一コネクタ部分は一般の６ピンケーブル差込口
で、対応するインターフェースに接続する。該第二コネ
クタ部分は４ピンケーブルを内蔵するプラグで、該第一
コネクタ部分に接続し、ノートＰＣの４ピンケーブル差
込口に挿置可能である。該ＵＳＢジャックは該第一コネ
クタ部分に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の高速シリアルバスに関する。特に一種の高速シリアルバスのパ ワーサプライ装置に係る。

【０００２】

【従来の技術】

１３９４はアップルコンピュータ社が開発した高速シリアルバスの標準で、１ ９９５年にＩＥＥＥ（国際電子工業協会）の認証を得ている。アップルコンピュ ータのこの種のバスはファイヤーワイヤーと呼ばれ、ソニーのものはｉ．Ｌｉｎ ｋと呼ばれるが、通常は１３９４と総称される。 １３９４インターフェースはプラグアンドプレイ、及びホットスワッピングを 提供可能で、電源を入れた状態で、直接新しいデバイスを接続し、自動的にセッ ティングすることができる。また、伝送が高速で、消費電力が少なく、小型であ る。さらに、使用が簡易な４ピンケーブル或いは６ピンケーブルで、ピアツーピ アのデータ伝送及びその複数ルート伝送を同時に或いは非同時に行なうことがで き、システムコストを節減可能である。しかし、何と言っても特筆すべきは、コ ンピュータ設備及び消費オーディオ器材に共通の接続方式を提供可能な点であろ う。 また、１３９４インターフェースのコンピュータは高速通信が可能である。即 ち、伝送速度は最高で４００Ｍｂｐｓで、伝送可能なデータはＩＤＥバス（現在 、最高１００ＭＢ／Ｓｅｃ）及びＳＣＳＩバス（Ｕｌｔｒａ３ Ｗｉｄｅ ＳＣ ＳＩ １６０ＭＢ／Ｓｅｃ）を大幅に上回るため、１３９４はハードディスクド ライブ、光ディスクドライブ、ＤＶＤ、プレイヤー等の大量伝送が必要な周辺設 備に適用される。 さらに、使用者はＩＤ設定を切り替えなくとも、潜在的なＩＤ衝突の問題が発 生せず、最高６３台の周辺装置を接続可能である。またケーブルは最長４．5メ ートルまで延長することができる。

【０００３】 上記のように１３９４インターフェースには４ピンと６ピンのケーブルがある 。６ピンケーブルは電源を供給し、４ピンは電源を供給しない。 ４ピンケーブルは主にノートＰＣへの接続に用いるが、４ピンケーブルは電源 供給機能を具えないため、公知の１３９４ではノートＰＣに対して専属のアダプ ター及びパワーサプライを用い電力を供給する必要がある。しかしこれでは、使 用者の出費は嵩み、使用上も不便である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知構造の欠点を解決するため、本考案は高速シリアルバスのパワーサプ ライ装置の提供を課題とする。 それはＵＳＢインターフェースの接続線を利用し、直接ノートＰＣ本体より電 源を供給するため、使用者はアダプターやパワーサプライ等の他の装置を携帯す る必要がなくなり、利便性が向上し、また出費を抑えることができる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は下記の高速シリアルバスのパワーサプライ 装置を提供する。 主にノートＰＣの４ピンケーブル差込口及びＵＳＢインターフェース差込口に 接続し、第一コネクタ部分、ＵＳＢジャック、第二コネクタ部分を含む。 該第一コネクタ部分は一般の６ピンケーブル差込口で、対応するインターフェ ースに接続する。該第二コネクタ部分は４ピンケーブルを内蔵するプラグで、該 第一コネクタ部分に接続し、ノートＰＣの４ピンケーブル差込口に挿置可能であ る。該ＵＳＢジャックは該第一コネクタ部分に接続し、該ノートＰＣのＵＳＢイ ンターフェース差込口を通して電源を供給する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１が示すように、本考案高速シリアルバスのパワーサプライ装置１０は、公 知のケーブル上に直接、ＵＳＢジャック１４を加えるものである。 次に図２が示すように、本考案はノートＰＣ１００の４ピンケーブル差込口１ ０６及びＵＳＢインターフェース差込口１０４に接続し、主に第一コネクタ部分 １２、ＵＳＢジャック１４、第二コネクタ部分１６を含む。 該第一コネクタ部分１２は一般の６ピンケーブル差込口で、対応するインター フェースに接続する。 該第二コネクタ部分１６は４ピンケーブルを内蔵するプラグで、該第一コネク タ部分１２に接続し、ノートＰＣ１００及び該４ピンケーブル差込口１０６に挿 置可能である。 該ＵＳＢジャック１４は該第一コネクタ部分１２に接続し、該ノートＰＣ１０ ０のＵＳＢインターフェース差込口１０４を通して電源を供給する。 本考案で言う高速シリアルバスとはノートＰＣ１００の１３９４インターフェ ースである。

【０００７】 続いて図３が示すように、該ＵＳＢジャック１４の二個のパワーサプライ端子 はＶＣＣ及びＧＮＤで、電源を供給し、他の二個の信号（Ｄ＋、Ｄ−）を切断す る。該二個のパワーサプライ端子は該第一コネクタ部分１２のＰ１、Ｐ２に接続 し、他の端子は該第二コネクタ部分１６のＰ１〜Ｐ４部分に接続する。

【０００８】

【考案の効果】

上記のように、本考案はＵＳＢインターフェースの接続線を利用し、直接ノー トＰＣ本体より電源を供給するため、公知の１３９４インターフェース４ピンケ ーブルが電源を供給することができず、コストが高騰するという問題を解決する ことができる。即ち、使用者はアダプターやパワーサプライ等の他の装置を携帯 する必要がなくなり、利便性が向上し、使用者の出費を抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体指示図である。

【図２】本考案の実施例図である。

【図３】本考案の回路図である。

【符号の説明】

１０ 高速シリアルバスのパワーサプライ装置 １２ 第一コネクタ部分 １４ ＵＳＢジャック １６ 第二コネクタ部分 １００ ノートＰＣ １０４ ＵＳＢインターフェース差込口 １０６ ４ピンケーブル差込口

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主にノートＰＣの４ピンケーブル差込口及
   びＵＳＢインターフェース差込口に接続するものであっ
   て、第一コネクタ部分、ＵＳＢジャック、第二コネクタ
   部分を含み、 該第一コネクタ部分は一般の６ピンケーブル差込口で、
   対応するインターフェースに接続し、 該第二コネクタ部分は４ピンケーブルを内蔵するプラグ
   で、該第一コネクタ部分に接続しており、ノートＰＣの
   ４ピンケーブル差込口に挿置可能で、 該ＵＳＢジャックは該第一コネクタ部分に接続してお
   り、該ノートＰＣのＵＳＢインターフェース差込口を通
   して電源を供給することを特徴とする高速シリアルバス
   のパワーサプライ装置。
2. 【請求項２】前記高速シリアルバスは１３９４インター
   フェースを含むことを特徴とする請求項１記載の高速シ
   リアルバスのパワーサプライ装置。