JP3091501U - 生花壁飾り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 日持ちが良く調湿作用がある生花を用いた壁
飾り品の提供。 【解決手段】 左右一対の藁草履を凡そ逆ハ字状に重ね
合わせ、鼻緒箇所に吊り下げ紐を取り付け、且つ重ね合
わせ部分から、１〜３本の試験管を吊り下げたものとな
し、該試験管を草花や蔓茎の水差し容器として藁草履前
面に生花を組み合わせ配置したものとなす。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は生花を使用した壁飾りに関する。 【０００２】 【従来の技術】 生花の一輪を壷容器へ入れて壁面掛けにすることは行われている。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 生花を壁掛け飾りにする際、一般的に日持ちが悪くせいぜい３〜４日程度のも のである。日持ちを良くするには水入れ用の壷容器を大きくすれば良いが、その 大きさを大きくすることは壁飾りとしての違和感にもなる。 本考案は試験管を使用した水差し入れ容器で一週間程度の日持ちを可能にする よう、又見た目にも和風感が漂って綺麗な生花壁飾りを市販に供せんとするもの である。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 本考案は、左右一対の藁草履を凡そ逆ハ字状に重ね合わせ、鼻緒箇所に吊り下 げ紐を取り付け、且つ重ね合わせ部分から１〜３本の試験管を吊り下げたものと なし、該試験管を草花や蔓茎の水差し容器として藁草履前面に生花を組み合わせ 配置するものとなしたことを特徴とする。 【０００５】 【考案の実施の形態】 図１は本考案品の正面図である。１，１は一対の藁草履であって、鼻緒部分を 上向きで且つ凡そ逆ハ字状に重ね合わせ、その重ね合わせ部分の綴じ箇所（図示 例でイ部分）に１〜３本の試験管２（図示例では２本使用したもの）を括り紐３ で取り付けたものとする。 ここに、４は吊り下げ用紐であって、両端縁部は藁草履の鼻緒箇所ロに縛り付 けたものとなしてある。 【０００６】 ところで、使用に際しては、試験管２内に水入れすると共に、該管内に生花５ を一輪活けするのである。この際、生花５の外に蔓茎やサンセベリアなど観葉植 物の葉類となしても良い。 而して、藁草履の表面には生花がマッチした状態に配置されるものとなるので ある。 【０００７】 【考案の効果】 本考案で使用する藁草履は日本人の古来からの生活に根ざした必需品である。 そして、その藁材はむしろや畳床などとして多用されるものとなっているのであ り、これは藁材が日本の高温多湿の風土に適応した調湿機能に優れるからであり 、従って本考案ではその伝統工芸品とも言える藁草履の一足をバランス良く使用 し、且つその前面に生花をあしらって室内装飾とするのであり、藁材の上記特質 による室内の調湿機能及び生花の発生するマイナスイオン効果と相俟って快適空 間の醸成が図られるものとなる。しかも見た目に美しく意匠的に優れるのであり 、又試験管容器の水は蒸発し難いことから生花の日持ちも大変良いものとなる。 尚、時々霧吹きで生花表面に水を散布したりすることも、草履面が藁材のため何 ら差し支えないのであり、このことは今迄になく生花を水々しく一段と新鮮味を 帯びさせることのできるものとなる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の正面図である。 【符号の説明】 １ 藁草履 ２ 試験管 ３ 括り紐 ４ 吊り下げ用紐 ５ 生花

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 左右一対の藁草履を凡そ逆ハ字状に重ね
   合わせ、鼻緒箇所に吊り下げ紐を取り付け、且つ重ね合
   わせ部分から、１〜３本の試験管を吊り下げたものとな
   し、該試験管を草花や蔓茎の水差し容器として藁草履前
   面に生花を組み合わせ配置するものとなしたことを特徴
   とする生花壁飾り。