JP3091490U - めがね保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の任意のめがねフレームに対してトル
マリン効果を生じさせるめがね保持具を提供する。 【課題を達成するための手段】 ゴム弾性体からなる
紐状の本体部２と、この本体部２の両端に形成されめが
ねＧのつる部Ｇａに連結される連結部３とを備え、めが
ねをはずした際に頸にかけた前記本体部２によりをれを
保持するめがね保持具１において、前記本体部２のゴム
弾性体がシリコンゴム１００重量部に対して平均粒径が
０．２〜０．５μｍの電気石（トルマリン）粒子３重量
部を含み、かつ所要量の加硫剤、着色剤及びその他の添
加剤を夫々含む組成物からなるめがね保持具。 【効果】 トルマリンを含有させたゴム組成物からな
るめがねチェインをめがねフレームに対して組合せるこ
とでめがね全体にトルマリン効果を与えることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、めがねのつる等に組合せて用いられ、めがねをはずした場合にこれ を頸のまわりにかけておくためのめがね保持具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

空気中のマイナスイオンの生体に与える影響は近年次第に明らかにされており 、たとえばこのようなマイナスイオンの一例であるヒドロキシルイオンは呼吸等 によって血液中にとりこまれると、血液ＰＨの弱アルカリ性（ｐＨ７．５）付近 への保持により血管収縮を緩和して血行を改善しまた新陳代謝や内分泌機能を活 性化するといわれている。 このようなマイナスイオンは人為的に発生させることもできるが自然界中にお いても環境に応じて存在することが測定機器の開発にともなって確認されており 、また天然鉱物の中にもたとえば自然分極等によって微弱な電気を発生しそれに よって空気中にマイナスイオンを発生させる機能を有するものがある。

【０００３】 たとえばホウ素（Ｂ）を中心原子とする電気石(トルマリン)はその自然分極に おいて常時表面に荷電を有しており、また外部からの刺激によってピエゾ電気又 はピロ電気を発生することが知られている。トルマリンは空気中の水分と接触す る際にこのような荷電又は電流により水分を活性化させ、空気中にヒドロキシル イオンを生じる。このようなトルマリンの特性に着目して最近では衣料、寝具、 身装品等の原料にトルマリンの粉末／粒子を混入することにより前記トルマリン 効果を生じさせ製品に付加価値をもたらす試みがなされている。

【０００４】 たとえ身装品としてのめがねにおいては、たとえばメガネフレームにトルマリ ン粒子を含む塗膜を形成し、トルマリンの前記生体効果によって目の疲れ等を和 らげることが提案されている（特開平１１−２４２１９０号）。 この場合、前記塗膜は該公開公報の実施例にも示すようにフレームの表面又は 内部に形成されているが、フレームの製造工程、主としてその最終工程でフレー ムに形成されるので、フレームの製造過程で付加的な工程が必要となる。特にフ レーム内部にトルマリン塗膜を形成する場合には予め特定の構造を有するフレー ムを製作することが必要となり必然的に小ロットの生産形態となってコストが増 大する。

【０００５】 本考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、めがねに対 して所期の前記トルマリンによる効果を具備すると共に、汎用性に優れ、既存の めがねにも容易に対応可能なめがね保持具を提供することを目的としている。

【０００６】 一般にめがねチェーンと称されている物品においては、金属製の装飾性のある チェーン又はゴムひもが両端でめがねの一対のつるに結合されこれを頸にかける ことによって、めがねをはずした状態でもこれが使用者の身辺に保持される。本 考案ではこのようなメガネフチェインに着目し、これにトルマリン効果を与える ことによりその効果をめがね全体に及ぼすことに着目してなされている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するため、本考案においてはゴム弾性体からなる紐状の本体部 と、この本体部の両端に形成されめがねのつる部に連結される連結部とを備え、 めがねをはずした際に頸にかけた前記本体部によりをれを保持するめがね保持具 において、前記本体部のゴム弾性体がシリコンゴム１００重量部に対して平均粒 径が０．２〜０．５μｍの電気石（トルマリン）粒子３重量部を含み、かつ所要 量の加硫剤、着色剤及びその他の添加剤を夫々含む組成物からなるめがね保持具 （請求項１）を提供する。

【０００８】 また、本考案においては前記請求項１記載のめがね保持具において、前記連結 部および前記めがね又はつるを導電性の材料から形成することが好ましい。

【０００９】 図１は本考案にかゝる首掛け用めがね保治具（めがねチェイン）を有するめが ねの斜視図である。

【００１０】 本考案の場合では、図中めがねＧの一対のつるＧａにゴム弾性体からなるめが ね保持具１の本体２が、その両端の金属製(導電性)連結部３と介して着脱可能に 取付けられる。連結部３の一例としては、本体部２の端部に金具４を介して輪状 のゴム材５を取り付けると共に、中央にこのゴム材５を挿通させる孔が形成され 、この孔によりゴム材５を「８の字」状に絞る玉状の調整具６を取り付ける構成 とする。これにより、めがねＧのつるＧａをゴム材５における端部側の輪に差し 込んだ後、調整具６により輪を絞り込むことで、めがねＧと首掛け用めがね保持 具との連結がなされる。

【００１１】 本体部２の弾性体はいわゆるめがねチェーンとして用いるのに適した特性を有 するものとして成形できるものであれば任意の合成ゴム又は天然ゴムで良いが、 生体に対する安全性の確認されているシリコーンゴムが好ましい。 本考案では メチルビニルシラン１００重量部に対して、ゴム組成物構成のための周知の加硫 剤、硬化触媒、および必要に応じて着色剤等を所定量で配合し、特に２〜５重量 部の平均径０．２〜０．５μｍのトルマリン鉱石の粒子をこの配合時に加えて混 練し、通常の押出成形で紐状に形成する。

【００１２】 トルマリンの配合量は０．２重量部以下ではその実質的な効果が得られず、５ 重量部を超えると製品の押出性、柔軟性に難点を生じかつコストが増大する。ト ルマリンを３重量部配合して得られた本実施例のゴム弾性体において、トルマリ ンの機能の一つの指標尺度であるマイナスイオンの発生量を測定した結果、試料 近傍の空気中に最大値で５１（静置）および８９(摩擦)の測定値が得られた（個 ／ｃｃ）（ファインウェイ製 １０Ｎ カウンターＦＷ型、神戸電気製 １０Ｎ ＴＥＳＴＥＲ ＫＳＴ−９００型）

【００１３】 本考案の実施例においてはシリコーンゴム中のトルマリン粒子の自発分極によ る微弱イオン電荷が保持周辺の空気中の水分と接触して活性化してヒドロキシル イオンを発生させると共に、導電体である連結具を介してめがねのつるにも伝達 され、特にめがねのつるやフレームがそれ自体導電性であるか又は金、銀、銅等 の導電性金属によるメッキ被膜もしくは蒸着被膜で覆われている場合にはこの効 果が著しい。

【００１４】

【考案の効果】

前記のように本考案のめがね保持具はその本体部のゴム弾性体がトルマリン鉱 石の粒子を含有しているので、装着時にその周辺にヒドロキシルイオンを生じて 目の疲労を和らげる効果が得られる。特に本考案では本体部がめがね側に導電可 能に連結されるので既存のあらゆるタイプのめがねと組合せて用いることができ 特にめがねおよび／又はそのつるが導電性材料で形成されている場合にはかかる トルマリン効果をこれらにもおよばせてめがね全体にわたって得ることができる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】めがね保持具の外観斜視図である。

【符号の説明】

１ めがね保持具 ２ 本体部(ゴム弾性体) ３ 連結部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴム弾性体からなる紐状の本体部２と、
   この本体部２の両端に形成されめがねＧのつる部Ｇａに
   連結される連結部３とを備え、めがねをはずした際に頸
   にかけた前記本体部２によりをれを保持するめがね保持
   具１において、前記本体部２のゴム弾性体がシリコンゴ
   ム１００重量部に対して平均粒径が０．２〜０．５μｍ
   の電気石（トルマリン）粒子３重量部を含み、かつ所要
   量の加硫剤、着色剤及びその他の添加剤を夫々含む組成
   物からなるめがね保持具。
2. 【請求項２】 前記連結部３および前記めがねＧ又はつ
   るＧａが導電性の材料からなる請求項１記載のめがね保
   持具。