JP3091256U - プラスチック製着脱式物入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 机や卓がない場所であっても、上下方向に
立設されたパイプやポールを利用して、簡単確実に設置
できる着脱式物入れ、を提供する。 【解決手段】 容器１の側面に、円筒体の軸方向に沿う
開口７を設けた一部切欠円筒状の挟着部２を設けると共
に、容器１の側面の下端近傍に小物掛けかぎ３を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、種々の小物品を収容および保管することができるプラスチック製着 脱式物入れに関する。 【０００２】 【従来の技術】 従来、種々雑多な小物を収容して作業時に小物をそこから取り出して使ったり 、小物を保管したりする物入れは、使用または保管個所に在る机や卓の上に置い て用いられている。しかしながら、物干し場やテント内には、通常、机や卓は置 かれておらず、洗濯ばさみやテント生活に必要な小物を収容した容器を人間の手 の高さに維持するのに支障があった。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 本考案は、ベランダ、屋上または地上の物干し場やテント内の居住空間等にお いて、机や卓がない場所でも作業や生活に必要な小物を、使用するのに便利な高 さに、収容または保管することのできる物入れを提供することを目的としている 。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案のプラスチック製着脱式物入れは、作業場 や居住空間に立設したパイプに簡単に取り付け、取り外すことができるように、 容器側面にパイプの挟着部を設けると共に全体をプラスチック製として、その弾 性をパイプへの挟着力とワンタッチ式の着脱に利用したものである。 【０００５】 【作用】 上記のように構成された着脱式物入れの挟着部を、ベランダの手摺の円形パイ プ支柱、屋上もくしは地上の物干しポール、野外の祭り会場のテントを張ってい るポール等に押し付けると、挟着部がパイプ支柱等を挟持して、本考案の着脱式 物入れがしっかりとパイプ支柱等に保持される。 【０００６】 【考案の実施の形態】 考案の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。 着脱式物入れの全体を示す図１〜４において、１は物入れの本体をなす容器で ある。容器１は底板４および該底板に垂直な底板５よりなる。底板４および側板 ５はいずれもプラスチック製であり、両者は一体成形される。側板５は網状また は多孔板として外部から収容物が判るようにする。さらに材質を透明にしても良 い。底板４は小さな収容物が落ちないように孔のないものがよい。 【０００７】 図１〜６において、２は円筒体の軸方向に沿う切欠縁６，６間に開口７を設け た一部切欠円筒状の挟着部であり、開口７が上下方向となる状態に該開口７の反 対側で容器１の側板５に固定される。切欠縁６，６の下方部分または上方部分（ 前者の場合のみ図示）は互に離れる方向に傾斜するガイド部８，８となっており 、このガイド部により開口７の下方部分または上方部分（前者の場合のみ図示） は下端または上端（前者の場合のみ図示）に向かって広がっている。切欠縁の強 度を大きくし、また危険な鋭利部をなくすために、ガイド部８，８を含めた切欠 縁６，６は断面環状（その例を図５に示す。）または断面円板状（その例を図６ に示す。）である。切欠縁６，６の下端または上端となるガイド部８，８の終端 における位置は、図６に示すごとく挟着部２の断面一部円周上で最も離れた２点 であり、この位置で開口７は最も広くなる。挟着部２の内側にゴム材等のすべり 止め９を貼り付けると挟着部２とパイプ（またはポール）との摩擦が大きくなり 挟着力が増す。 【０００８】 図１〜４において、３は小物掛けかぎであって、挟着部２に対し容器１の中央 から見てほぼ直角方向をなす位置の容器側板５の下端近傍に設けられ、掛けかぎ に引っ掛けることのできる部分を持つ小物を引っ掛けて本考案の着脱式物入れの 収容または保管能力を大きくする。この小物掛けかぎを含めて、前記容器１およ び挟着部２も全てプラスチック製であり、一体成形可能である。 【０００９】 【考案の効果】 本考案は上記の構成であるから、ベランダ、物干し場、祭会場のテント内など 机や卓が必ずしも備えられていない場所に於いて、手摺等の円形パイプ支柱、立 設された物干しポール、テントポール等に挟着部を押し付けて挟持させると容器 がパイプやポールの適当な高さ位置に保持されて洗濯ばさみや祭会場で用いられ る種々の小物を収容でき、また必要なときに容易に取り出すことができる。挟着 部をパイプまたはボールに挟持させるとき、ガイド部によって広くなっている開 口部を先にパイプまたはポールに押し付けると該開口部は、ガイド部がパイプま たはポールによって押し広げられることにより、さらに開き、開口の他の部分も 連動して開くので挟着部はスムーズにパイプやポールを把持できる。 【提出日】平成１４年７月２４日（２００２．７．２４） 【手続補正２】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】０００６ 【補正方法】変更 【補正内容】 【０００６】 【考案の実施の形態】 考案の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。 着脱式物入れの全体を示す図１〜４において、１は物入れの本体をなす容器で ある。容器１は底板４および該底板に垂直な側板５よりなる。底板４および側板 ５はいずれもプラスチック製であり、両者は一体成形される。側板５は網状また は多孔板として外部から収容物が判るようにする。さらに材質を透明にしても良 い。底板４は小さな収容物が落ちないように孔のないものがよい。

【図面の簡単な説明】 【図 １】本考案のプラスチック製着脱式物入れの斜視
図である。 【図 ２】本考案のプラスチック製着脱式物入れの正面
図である。 【図 ３】本考案のプラスチック製着脱式物入れの側面
図である。 【図 ４】本考案のプラスチック製着脱式物入れの平面
図である。 【図 ５】図３における挟着部のＡ−Ａ線断面図であ
る。 【図 ６】図３における挟着部のＢ−Ｂ線断面図であ
る。 【符号の説明】 １ 容器 ２ 挟着部 ３ 小物掛けかぎ ４ 底板 ５ 側板 ６ 切欠縁 ７ 開口 ８ ガイド部 ９ すべり止め

【手続補正書】 【提出日】平成１４年７月２４日（２００２．７．２
４） 【手続補正１】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】考案の名称 【補正方法】変更 【補正内容】 【考案の名称】 プラスチック製着脱式物
入れ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 容器（１）に挟着部（２）および小物掛
   けかぎ（３）を一体的に設けた着脱式物入れであって、
   上記容器（１）は底板（４）および底板に垂直な側板
   （５）よりなり、前記挟着部（２）は円筒体の軸方向に
   沿う切欠縁（６）（６）間に開口（７）を設けた一部切
   欠円筒状であり、該切欠縁（６）（６）の下方部分また
   は上方部分は互に離れる方向に傾斜するガイド部（８）
   （８）となっており、このガイド部（８）（８）により
   前記開口（７）の下方部分または上方部分はそれぞれ下
   端または上端に向かって広がっており、前記ガイド部
   （８）（８）を含む前記切欠縁（６）（６）は断面環状
   または円板状であり、前記挟着部（２）は開口（７）が
   上下方向となる状態に該開口（７）の反対側で前記側板
   （５）に固定されており、また前記小物掛けかぎ（３）
   は前記挟着部（２）に対し容器（１）の中央から見てほ
   ぼ直角方向をなす位置の容器側板（５）の下端近傍に設
   けられているプラスチック製着脱式物入れ