JP3090065B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JP3090065B2 JP08283643A JP28364396A JP3090065B2 JP 3090065 B2 JP3090065 B2 JP 3090065B2 JP 08283643 A JP08283643 A JP 08283643A JP 28364396 A JP28364396 A JP 28364396A JP 3090065 B2 JP3090065 B2 JP 3090065B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵されている中
央処理装置の異常を検出する回路を備えたマイクロコン
ピュータに関し、特に異常を早期に検出することを可能
としたマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータにおけるプログラ
ムの暴走やマイクロプログラムのデッドロックによる中
央処理装置(以下、CPUと呼ぶ)の異常を検出するた
めに従来ではウォッチドックタイマ(以下、WDTと呼
ぶ)が用いられている。このWDTを用いた異常検出で
は、プログラムの各モジュール毎にWDTをクリアする
ための専用クリア命令を入れておき、WDTをクリアす
る命令が設定した時間内に実行されずにWDTがオーバ
ーフローすることにより、CPUの異常検出を行ってい
る。このような構成の一例を図9(a)に示す。また、
プログラムのリストを図9(b)に示す。WDT1は8
ビットのタイマであり、クロックfclk/211をカウ
ントし、専用クリア命令WDTCLRでクリアされる。
なおfclkはシステムクロックである。また、そのカ
ウントがオーバーフローした際のオーバーフロー信号O
VF0はRSフリップフロップ2のセット端子Sと、予
めタイマ時間が設定されているタイマ(TM1)4に入
力される。そして、このタイマ(TM1)4のオーバー
フロー信号OVF1が前記RSフリップフロップ2のリ
セット端子Rに入力される構成とされている。
【0003】この構成によれば、プログラム又はシステ
ムが正常に動作している場合は、専用クリア命令実行に
よりWDT1のカウント値は00Hにクリアされ、再カ
ウントを開始する。何らかの原因により、専用クリア命
令が実行されずにWDT1のオーバーフロー信号OVF
0が発生した場合は、RSフリップフロップ2はセット
される。RSフリップフロップ2の出力は、インバータ
3の入力になっており、インバータ3の反転出力により
異常検出信号であるWDTOB信号を出力する。また、
タイマ(TM1)4は、異常検出信号であるWDTOB
信号のアクティブ幅を決めているタイマである。WDT
1のオーバーフロー信号OVF0によりタイマ(TM
1)4はクリアされる。ここでは、システムクロックの
32クロック時間後、タイマ(TM1)4のオーバーフ
ロー信号OVF1が発生する。このオーバーフロー信号
OVF1は、RSフリップフロップ2をリセットし、そ
の出力をLOWとする。したがって、WDTOB信号を
LOWレベルからHIレベルに戻す。なお、オーバーフ
ロー信号OVF1により割り込みINTWDT信号が発
生し、図外の割り込み制御回路によりCPUの初期設定
を行うために異常割り込み処理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の構成におい
ては、WDT1のカウントクロックにfclk/211
使用しているためfclk=12.5MHzの場合は、
WDT1のオーバーフロー時間は約42msである。し
たがって、CPU命令実行中にマイクロプログラム制御
がデッドロックした場合は、異常を検出するために最大
約42msの時間がかかっている。このため、早期にC
PU異常検出するためには、WDT1のオーバーフロー
時間を短くする必要がある。しかしながらオーバーフロ
ー時間を短くすると、WDT1がオーバーフローしない
サイクルで専用クリア命令を実行しなければならず、プ
ログラム上に専用クリア命令を多数置く必要が生じる。
このため、CPUは通常のプログラム実行以外に専用ク
リア命令を多数実行しなければならなくなり、CPU負
荷が増加し、必要な演算実行時間が取られ、マイクロコ
ンピュータ自体の処理速度が低下され、かつ周辺制御に
大きな影響を与えるという問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、専用クリア命令を増やす
ことなく早期にCPUの異常検出を可能としたマイクロ
コンピュータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、WDT等のよ
うに、専用クリア命令によりクリアされ、設定時間の内
でクリアされないときにオーバフロー信号を出力して異
常検出信号を出力する異常検出用のタイマに加えて、こ
の異常検出用タイマのオーバーフロー時間より短い時間
でオーバフロー信号を出力して異常検出信号を出力で
き、かつ中央処理装置で発生される信号に基づいてクリ
アされる第2のタイマを備えることを特徴とする。ここ
で、この第2のタイマのクリア信号は、中央処理装置で
処理されるマイクロプログラムにおける全ての命令コー
ドのスタート時、すなわちマイクロプログラムの処理が
終了する毎に発生する制御信号と、マイクロプログラム
実行中に同じ処理を繰り返し行う時、すなわちループが
生じる毎に発生する制御信号とで構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明のマイクロコン
ピュータにかかる異常検出回路の構成図であり、WDT
1,RSフリップフロップ2、インバータ3、タイマ
(TM1)4を用いている点は前記した従来構成と同じ
である。そして、この構成に第2のタイマ(TM2)5
を付設した点が特徴とされている。前記WDT1は8ビ
ットのタイマであり、WDT1のカウントクロックは、
システムクロック(fclk)の11分周であるfcl
k/211が用いられ、WDT1のオーバーフローが発生
するとオーバフロー信号OVF0を出力する。また、専
用のクリア命令実行によりWDT1のカウントをクリア
する。また、タイマ(TM1)4は5ビットのタイマで
あり、そのカウントクロックは、システムクロック(f
clk)である。タイマ(TM1)4のオーバーフロー
が発生するとオーバフロー信号OVF1を出力する。さ
らに、付設された第2のタイマ(TM2)5は5ビット
のタイマである。この第2のタイマ(TM2)5のカウ
ントクロックは、システムクロック(fclk)とは別
クロックであるCPUクロックのCLKを使用してい
る。第2のタイマ(TM2)5のオーバーフローが発生
するとオーバフロー信号OVF2を出力する。
【0008】そして、前記WDTの出力であるオーバフ
ロー信号OVF0は2入力ORゲート6,7の各一方の
入力端に入力される。また、前記第2のタイマ(TM
2)5から出力されるオーバフロー信号OVF2も同様
に前記各2入力ORゲート6,7の他方の入力端に入力
される。そして、これらORゲート6,7の出力は、そ
れぞれRSフリップフロップ2のセット端子Sと第1の
タイマ(TM1)4の入力に入力される。また、第1の
タイマ(TM1)4の出力はRSフリップフロップ2の
リセット端子Rに入力され、このRSフリップフロップ
2の出力はインバータ3を通して異常検出信号であるW
DTOB信号として出力される。なお、前記WDT1の
オーバフロー信号OVF0は異常割り込み処理のための
INTWDT信号となる。さらに、前記第2のタイマ
(TM2)5のクリア信号として、後述するマイクロプ
ログラム制御回路から生成されるMSTART信号とM
LOOP信号が2入力ORゲート8を介して入力され
る。
【0009】この構成によれば、プログラム又はシステ
ムが正常に動作している場合は、専用クリア命令実行に
よりWDT1のカウント値は00Hにクリアされ、再カ
ウントを開始する。何らかの原因により、専用クリア命
令が実行されずにWDT1のオーバーフロー信号OVF
0が発生した場合は、RSフリップフロップ2がセット
され、このRSフリップフロップ2の出力はインバータ
3を通して異常検出信号であるWDTOB信号として出
力される。タイマ(TM1)4はWDT1のオーバーフ
ロー信号OVF0によりクリアされ、その後のカウント
により前記WDTOB信号のアクティブ幅を決める。
【0010】一方、第2のタイマ(TM2)5はMST
ART信号、MLOOP信号によりクリアされ、その後
カウント動作してオーバーフローすると、オーバーフロ
ー信号OVF2は2入力ORゲート6,7に入力され
る。これにより、RSフリップフロップ2がセットさ
れ、RSフリップフロップ2の出力はインバータ3を通
り異常検出信号としてLOWレベルを出力する。また、
ORゲート7を通してタイマ(TM1)4をクリアし、
システムクロック(fclk)の32クロック時間後に
タイマ(TM1)4はOVF1を発生し、RSフリップ
フロップ2をリセットし、WDTOB信号はLOWレベ
ルからHIレベルに戻る。ここで、第2のタイマ(TM
2)5のオーバーフロー時間は、WDT1のオーバフロ
ー時間に比べて短く設定されている。したがって、この
第2のタイマ(TM2)5のオーバフロー信号OVF2
を利用して異常検出信号を出力させることで、異常検出
を早期に行うことが可能となる。
【0011】このため、プログラム中にWDT1の専用
クリア命令を多数置かなくとも早期の異常検出が実現で
き、CPUのプログラム実行に際しての負荷が増大され
ることはない。しかしながら、その一方で第2のタイマ
(TM2)5は短い時間でクリアされる必要があり、そ
のクリア信号としてプログラム中の命令に代えて、マイ
クロプログラム制御回路から生成されるMSTART信
号とMLOOP信号を使用している。
【0012】図2はマイクロプログラム制御回路の構成
図である。命令が記憶されているメモリ107と、命令
カウンタ106と、この命令カウンタ106の示すメモ
リ107の命令が格納される命令レジスタ100と、こ
の命令レジスタ100の操作部の内容が出力されてマイ
クロプログラムアドレス(以下、MRAと呼ぶ)を生成
するMRAレジスタ102と、マイクロプログラムRO
M103と、このマイクロプログラムROM103の内
容によりマイクロプログラムの次のアドレスと制御信号
を出力するアドレス部とマイクロ操作部とを有する制御
データレジスタ104とを備えた構成とされる。そし
て、前記制御データレジスタ104のマイクロ操作部か
ら出力される制御信号の一部として前記MSTART信
号が出力され、前記アドレス部から出力されるアドレス
をデコードするデコード回路105から前記MLOOP
信号が出力される。また、ここでは前記命令レジスタ1
00の操作部からの出力側にゲート101が設けられて
おり、前記MSTART信号により制御される。
【0013】図3は前記マイクロプログラムROM10
3に記憶されている。マイクロプログラムの内容であ
り、図4はMSTART信号のタイミングチャートであ
る。リセット後の最初の命令コードをOP1とすると、
命令カウンタ106の示すメモリ107の内容を命令レ
ジスタ100に格納する。この場合、OP1のコードが
格納される。また、リセット時には制御データレジスタ
104から制御信号の一部としてEND信号が出力され
るが、このEND信号と共にMSTART信号が“1”
として出力される。MSTART信号が“1”の時で、
かつ命令の実行が許可されている場合は、ゲート101
はONするために命令レジスタ100の操作部の内容が
MRAレジスタ102に出力される。MRAレジスタ1
02は、マイクロプログラムROMを示すためにMRA
を出力する。
【0014】第1番目の命令であるOP1命令のマイク
ロプログラムのエントリーアドレスは、MRA=n番地
である。生成されたMRAはマイクロプログラムROM
104のアドレスを指定する。このため、n番地の内容
が制御データレジスタ104に出力され、制御データレ
ジスタ104は制御信号を出力する他にマイクロプログ
ラムROM103の次のアドレス(以下、ネキストアド
レスと呼ぶ)をマイクロプログラムアドレス102に出
力する。ネキストアドレスはMRA=n+1番地であ
る。MRAの内容がn+3までくると、制御データレジ
スタ104のマイクロ操作部にEND情報が出力される
ため、MSTART信号が生成される。このMSTAR
T信号によりゲート101が再度ONするために第2番
目の命令であるOP2の命令レジスタ100の操作部の
内容がマイクロプログラムアドレス102に出力され、
第2の命令OP2のエントリーアドレスMRA=αが生
成される。
【0015】したがって、このようにリセット時、およ
びマイクロプログラムの処理が終了する毎に出力される
END信号と共にMSTART信号が出力されるため、
MSTART信号を図1に示した第2のタイマ(TM
2)5のクリア信号に使用することにより、専用クリア
命令を実行しないで第2のタイマ(TM2)5をクリア
することが可能になる。これにより、オーバフロー時間
が短い第2のタイマ(TM2)5を用いた早期の異常検
出が可能となる。
【0016】次に、MLOOP信号のタイミングチャー
トを図5に示す。ブロック転送命令等、マイクロプログ
ラムが終了するまでに長い時間かかるものは、第2のタ
イマ(TM2)5はオーバーフローを発生してしまう。
そこで、制御データレジスタ104のアドレス部の出力
側に接続されたデコード回路105において、ブロック
転送命令のマイクロプログラム処理中にループする先頭
アドレスをデコードする。そして、このデコード回路1
05により生成された信号をMLOOP信号として第2
のタイマ(TM2)5をクリアする信号としている。し
たがって、ループの先頭アドレスα+2番地の時は、デ
コード回路105によりMLOOP信号が“1”とな
る。図3に示したマイクロプログラムにおいて、OP2
命令はブロック転送命令である。MSTART信号の発
生後、ループの先頭アドレスα+2番地が出力される
と、MLOOP信号が生成される。次に、MRA=α+
4番地の時に条件分岐するようになっており、ブロック
転送先の終了アドレスと一致した場合はα+5番地へジ
ャンプする。一致しない場合は、α+2番地ジャンプす
るようになっており、MRA=α+2番地が出力される
と、そのつどMLOOP信号が生成される。
【0017】したがって、マイクロプログラムのループ
が生じる毎にMLOOP信号が生成され、第2のタイマ
(TM2)5をクリアする。このため、プロック転送命
令等のようにマイクロプログラムの終了時間が長い場合
でも、MLOOP信号によって第2のタイマ(TM2)
5をクリアでき、オーバフロー時間が短い第2のタイマ
(TM2)5を用いた早期の異常検出が可能となる。こ
の場合にも、専用クリア命令を実行する必要がないこと
はMSTART信号の場合と同じである。
【0018】なお、図6(a)にWDTのオーバーフロ
ー信号とINTWDT信号の発生のタイミング、図6
(b)に第2のタイマTM2のオーバーフロー信号とI
NTWDT信号の発生タイミング図を示している。これ
により、MSTART信号により第2のタイマ(TM
2)5のオーバフロー時間が短くなり、早期の異常検出
が可能であることが判る。
【0019】ここで、第2のタイマ(TM2)5のカウ
ントクロックとして、CPUクロックであるCLKを使
用しているため、CPUがスタンバイ状態時にはCLK
は停止しているために、スタンバイ時に第2のタイマ
(TM2)5がオーバーフローすることはない。
【0020】次に、前記したマイクロプログラム制御回
路の他の実施形態を図7に示す。同図において、図2と
等価な部分には同一符号を付してある。この実施形態で
は、前記構成に加えて、図外の割り込み回路から出力さ
れる割り込み情報により割り込みのエントリーアドレス
を生成するハードウェハ・エントリーアドレス108
と、割り込み要求により“1”にセットされ、割り込み
のエントリーアドレスがマイクロプログラムレジスタ1
02に格納されると“0”を出力するINT信号とをそ
れぞれ付加しており、これらの信号を命令レジスタ10
0とMRAレジスタ102との間に配設したゲート10
1に入力させる構成としている。
【0021】図8はこの実施形態における動作を説明す
るためのタイミングチャートである。ここでは、割り込
みのエントリーアドレスの生成は、命令コードからでは
なく、割り込み回路からの割り込み情報により生成され
る。すなわち、同図ではOP3の命令実行中に割り込み
1が発生している。割り込み1が発生すると、割り込み
要求信号が出力されるためINT信号は“1”となる。
OP3命令の最終番地であるMRA=m+2番地のEN
D情報が出力されると、前記第1の実施形態と同様にM
START信号が“1”となる。ここでMSTART信
号が“1”かつINT信号が“1”であるため、ハード
ウェハ・エントリーアドレス108の出力がゲート10
1により選択されると、MRAレジスタ102に割り込
み1のエントリーアドレスK番地が格納され、INT信
号は“1”から“0”に変化する。そして、k+1,k
+2,k+3,k+4番地まで割り込みの前処理を行
い、この割り込み処理により割り込み1の第1命令であ
るOP4コードを命令レジスタ100に格納し、命令レ
ジスタ100の操作部はゲート101を通ってMRAレ
ジスタ102へエントリーアドレスとしてMRA=S番
地を出力する。
【0022】ここで、割り込み1のための割り込み前処
理中に、割り込み1よりも割り込みの優先順位の高いI
NTWDTが発生しているため、割り込み要求信号が出
力されると、INT信号は“1”となる。OP4命令の
最終番地であるMRA=s+2番地のEND情報が出力
されると、実施形態1と同様にMSTART信号が
“1”となる。ここで、MSTART信号が“1”かつ
INT信号が“1”であるため、ハードウェハ・エント
リーアドレス108の出力がゲート101により選択さ
れると、MRAレジスタ102にINTWDTのエント
リーアドレス1番地が格納され、INT信号は“1”か
ら“0”に変化する。l+1,l+2,l+3,l+4
番地まで割り込みの前処理を行う。割り込み処理により
INTWDTの第1命令であるOP5コードを命令レジ
スタ100に格納し、命令レジスタ100の操作部はゲ
ート101を通ってマイクロプログラムアドレスレジス
タ102へエントリーアドレスとしてMRA=T番地を
出力する。
【0023】この実施形態においても、マイクロプログ
ラムの処理が終了する毎に出力されるMSTART信号
により第2のタイマ(TM2)5をクリアし、かつマイ
クロプログラムのループが生じる毎に生成されるMLO
OP信号により第2のタイマ(TM2)5をクリアする
ことにより、割り込み処理のループにおいてもMLOO
P信号によって第2のタイマ(TM2)5をクリアで
き、早期の異常検出が可能となる。また、この場合に専
用クリア命令を実行する必要がないことは言うまでもな
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、専用クリ
ア命令によりクリアされ、設定時間の内でクリアされな
いときにオーバフロー信号を出力して異常検出信号を出
力する異常検出用のタイマに加えて、それよりも短い時
間でオーバフロー信号を出力して異常検出信号を出力で
き、かつCPUで発生される信号、すなわちCPUで
理されるマイクロプログラムの処理が終了する毎に発生
する制御信号と、前記マイクロプログラムの実行中にル
ープが生じる毎に発生する制御信号とで構成されるクリ
ア信号に基づいてクリアされる第2のタイマを備えるこ
とにより、専用クリア命令を増大しなくとも短い期間で
CPUの異常検出ができ、マイクロプログラムのデッド
ロックを早期に検出できる。これにより、プログラムサ
イズの増大が回避でき、CPUが余分な専用クリア命令
を実行する必要がなくなり、その負担が軽減でき、しか
も周辺制御に必要な演算時間を十分に確保できることに
より、リアルタイムな周辺制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異常検出回路の回路図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のマイクロプログラム
制御回路のブロック回路図である。
【図3】第1の実施形態におけるマイクロプログラムの
一例である。
【図4】MSTART信号のタイミングチャートであ
る。
【図5】MLOOP信号のタイミングチャートである。
【図6】WDT、MSTATRとINTWDTの相関を
示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるマイクロプロ
グラム制御回路のブロック回路図である。
【図8】割り込み処理におけるMSTARTのタイミン
グチャートである。
【図9】従来の異常検出回路とそのプログラムを示す図
である。
【符号の説明】
1 WDT(ウォッチドックタイマ) 2 RSフリップフロップ 3 インバータ 4 タイマ(TM1) 5 第2のタイマ(TM2) 100 命令レジスタ 101 ゲート 102 マイクロプログラムアドレスレジスタ 103 マイクロプログラムROM 104 制御データレジスタ 105 デコード回路 106 命令カウンタ 107 メモリ 108 ハードウェアエントリーアドレス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置で処理されプログラムの
    各モジュール毎に入れられた専用クリア命令によりクリ
    アされ、設定時間の内でクリアされないときにオーバフ
    ロー信号を出力して異常検出信号を出力する異常検出用
    のタイマを備えるマイクロコンピュータにおいて、前記
    異常検出用タイマのオーバーフロー時間より短い時間で
    オーバフロー信号を出力して異常検出信号を出力でき、
    かつ前記中央処理装置で処理されるマイクロプログラム
    の処理が終了する毎に発生する制御信号と、前記マイク
    ロプログラムの実行中にループが生じる毎に発生する制
    御信号とで構成されるクリア信号に基づいてクリアされ
    る第2のタイマを備えることを特徴とするマイクロコン
    ピュータ。
  2. 【請求項2】 前記異常検出用タイマはウォッチドック
    タイマで構成され、この異常検出用タイマからのオーバ
    フロー信号によりセットされて異常検出信号を出力する
    ラッチ手段と、前記異常検出用タイマからのオーバフロ
    ー信号が入力されてから所定の時間を計時して前記ラッ
    チ手段をリセットする設定時間タイマとを備え、前記第
    2のタイマのオーバフロー出力が前記ラッチ手段のセッ
    ト入力端子と設定時間タイマの入力端子にそれぞれ入力
    される請求項1記載のマイクロコンピュータ。
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