JP3089564U - 女性用健康手帳、およびテンプレート - Google Patents
女性用健康手帳、およびテンプレートInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は女性用健康手帳、およびテンプレー
トに関し、女性が特に毎日の基礎体温を手帳自体または
手帳に付随して販売し、携行する付録等の用紙に記録
し、自己の月経の周期、出血量、症状などを知り、健康
管理に役立たせようとするものである。 【解決手段】手帳本体1と、透明材により形成され用紙
2,2′の表示内容を透視可能なテンプレート3とを備
え、用紙にはカレンダー表示部Cの日に対応して区分さ
れるゲージ9を手掛かりとして基礎体温を記入し、グラ
フGを作成する基礎体温記入欄8が表示され、テンプレ
ートには低温期K1と、排卵期K2と、高温期K3との
3帯域を構成する月経周期判別表示部15が表示されて
いる。
トに関し、女性が特に毎日の基礎体温を手帳自体または
手帳に付随して販売し、携行する付録等の用紙に記録
し、自己の月経の周期、出血量、症状などを知り、健康
管理に役立たせようとするものである。 【解決手段】手帳本体1と、透明材により形成され用紙
2,2′の表示内容を透視可能なテンプレート3とを備
え、用紙にはカレンダー表示部Cの日に対応して区分さ
れるゲージ9を手掛かりとして基礎体温を記入し、グラ
フGを作成する基礎体温記入欄8が表示され、テンプレ
ートには低温期K1と、排卵期K2と、高温期K3との
3帯域を構成する月経周期判別表示部15が表示されて
いる。
Description
【0001】
本考案は女性用健康手帳、およびテンプレートに関し、女性が特に毎日の基礎 体温を手帳自体または手帳に付随して販売し、携行する付録等の用紙に記録し、 自己の月経の周期、出血量、症状などを知り、健康管理に役立たせようとするも のである。
【0002】
女性は、遺伝子の働きで、ある年齢に達すると、性機能の働きが活発になり、 月経が訪れる。月経の有無(または、性器からのおりものや出血)は、女性の心 身の健康と関連していて、女性自身が自分でわかる健康の指標といえる。しかも 、月経の有無や状態を注意深く観察することは病気の早期発見に役立つ。また、 月経は、1ヶ月という、長期のサイクルで訪れ、月経状態を正確に知るには年単 位で経緯を把握し、内容を正確に知る必要がある。 また、例えば思春期における若い女性においては、月経が規則的になるのに、 3年位かかるが、その不規則が何らの原因であるのかを見極める必要がある。 しかも、若い女性の場合、ダイエットをすることがあるが、このダイエットは 月経を停止させ、女性ホルモンの減少につながり老化を速め、骨量を減少させた り、骨粗しょう症を招く等弊害が増加している。 また、女性の出産年齢は、20代後半から30代前半に集中しており、月経の 有無、周期を知ることは自己の性機能を管理する上で重要である。この月経の周 期や排卵期を知る上で、基礎体温を知る必要がある。 ところで、病院の産婦人科では、月経の有無、期間、状態、基礎体温等を記録 するように,指導を受けるが、その記録には例えば身近に所持する1年用手帳等 を用いて行われることが多かった。 しかし、この1年用手帳に月経の時期、状態を月毎に記録し、年月を重ねる毎 に記録し続けて行く場合には、その保存量が多くなり、紛失したり、廃棄処分さ れることがあった。
【0003】
しかし、この1年用手帳を用いて女性が自己の月経の有無等を記録した場合に は、年月を重ねる毎に手帳が溜まると、手帳の保管量が多くなるため、所望の手 帳を紛失したり、記録内容を整理整頓を行う場合にも煩雑になり、容易には行え ず、その上、多くの保管場所が必要になり、しかも廃棄処分をされることがある 等、不都合な事柄が多かった。 また、若い女性においては、心身の発達過程にあったり、ダイエット等が原因 になるので、月経が定位し、規則的ではなく、不慣れであったり、記録には手間 が必要になるため、月経の有無等の記録を怠りがちであった。
【0004】 そこで、本考案は上記従来の不都合を解決し、月経の有無、基礎体温等を容易 且つ確実に簡単な取扱操作にて記録し、保存が行えて後日の整理整頓に役立て、 また、それらのデータをもとに自己の月経の周期等を知るとともに次回の月経日 の予測が容易に行え、しかも、自己の健康管理と病気の早期発見とに役立て、ま た外容積がコンパクトとなって廃棄することなく保管に適し、保管場所も少なく て済み、さらには、構造簡単にして量産可能であり、製作コストも安価な女性用 健康手帳、およびテンプレートを提供しようとするものである。
【0005】
本考案は上記従来の課題に鑑みなされ、請求項1に記載の考案は、手帳本体と 、透明材により形成され、手帳本体の用紙または手帳本体に対し付随する個別の 用紙に重合されることにより用紙の表示内容を透視可能なテンプレートとを備え 、前記用紙には少なくとも月毎の日を示すカレンダー表示部と、該カレンダー表 示部の日に対応して所定の体温範囲を横方向または縦方向に引かれる罫線および 該罫線に交叉して所望数に区分されるゲージとで形成され、該ゲージを手がかり として各個の基礎体温を前記日に対応して所望記号にて記入し、基礎体温のグラ フを作成する基礎体温記入欄とが表示され、前記テンプレートには月経開始日か ら月経終了日、並びに月経開始日または月経終了日の前後の数日間を含み、低温 な体温帯域に区分される低温期と、該低温期の最終日の前後に跨る数日間であり 、排卵が行われる帯域に区分される排卵期と、該排卵期を経て12日〜16日の 略一定期間であり、体温が高温になる帯域に区分される高温期との3帯域を構成 する月経周期判別表示部が表示されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0006】 また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1において前記カレンダー表 示部は、日および曜、もしくは日のみが用紙に横へ多段に引かれるか、または縦 に多列に引かれた罫線毎に表示され、前記基礎体温記入欄は該罫線に交叉して縦 または横にカレンダー表示部に対応して配列されたことを特徴とするという手段 を採用した。
【0007】 また、本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1または請求項2の何れかに おいて用紙には前記カレンダー表示部に対応して月経痛・おりもの記入欄と、月 経前・更年期症状等記入欄と、スケジュール記入欄とのうち何れか1つ、または 数個が必要に応じて設けられることを特徴とするという手段を採用した。
【0008】 また、本考案の請求項4に記載の考案は、請求項1,請求項2,または請求項3 の何れかにおいて基礎体温記入欄は、36.0℃〜39.0℃を所望刻みづつ区 分し、そのうち36.7℃に相当する目盛りを基礎体温の高温期と、低温期との 境界の目安として適宜識別手段を施して表示したことを特徴とするという手段を 採用した。
【0009】 また、本考案の請求項5に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,また は請求項4の何れかにおいてテンプレートは、用紙に表示したカレンダー表示部 の日に対応するゲージと同様構造、同様ピッチのゲージが適宜表示手段により表 示されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0010】 また、本考案の請求項6に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,請求 項4,または請求項5の何れかにおいて、テンプレートは、月経開始日から6日 目、さらには排卵期を経て高温期に入って3日目までを避妊必要期間部として表 示がされることを特徴としたという手段を採用した。
【0011】 また、本考案の請求項7に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,請求 項4,または請求項5の何れかにおいて、テンプレートは、高温期の4日目から 次回の月経の5日目までを避妊不要期間部として表示がされることを特徴とした という手段を採用した。
【0012】 また、本考案の請求項8に記載の考案は、請求項5において、テンプレートの 前記ゲージには、必要に応じて理想モデルの基礎体温変化を示すグラフが表示さ れたことを特徴とするという手段を採用した。
【0013】 また、本考案の請求項9に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,請求 項4,請求項5,請求項6,請求項7,または請求項8の何れかにおいて前記基礎体 温記入欄は、カレンダー表示部の日に対応して最低血圧と最高血圧とを記入した り、または体重を記入する表示が付されることを特徴とするという手段を採用し た。
【0014】 また、本考案の請求項10に記載の考案は、合成樹脂等の透明材により形成さ れ、用紙に表示されたカレンダー表示部の日に対応して36.0℃〜39.0℃ の体温範囲を所望数のゲージに区分し、各個の基礎体温を所望記号にて記入し、 グラフを作成する基礎体温記入欄を透視可能に用紙に重合可能に設けられ、月経 開始日から月経終了日、並びに月経開始日または月経終了日の前後の数日間を含 み、低温な基礎体温帯域に区分される低温期と、該低温期の最終日の前後に跨る 数日間であり、排卵が行われる帯域に区分される排卵期と、該排卵期を経て12 日〜16日の略一定期間であり、体温が高温になる帯域に区分される高温期との 3帯域よりなる月経周期判別表示部が表示されたことを特徴とするという手段を 採用した。
【0015】
以下、図面に従って本考案の実施の形態の具体例を10年間記録用の女性健康 手帳に適用した場合について説明する。 図1は本実施形態の女性用健康手帳を開いた状態の正面図である。図2は1月 分の用紙を示す拡大正面図である。図3は本実施形態を構成するテンプレートを 示す拡大正面図である。図4は同じく使用状態を示す拡大正面図である。 1は手帳本体であり、この手帳本体1は多数枚の用紙2がブック状にまとめら れることにより1冊の10年間記録用の女性健康手帳として形成される。 3は合成樹脂よりなる透明材により形成され、用紙2に重合されることにより 用紙2の表示内容を透視可能なテンプレートであり、このテンプレート3はこの 実施形態では用紙2と略同大に形成され、手帳本体1に付随して携行され、使用 に供する。
【0016】 用紙2の見開き1頁には横方向に罫線4が多段に引かれることにより少なくと も33段の掲載欄に区分され、また列線5が縦方向に所望本数、引かれる。この うち、上端および下端の罫線4a,4bと、左端および右端に引かれる列線5a, 5bとにより周囲の外枠線が形成される。そして、前記列線5a,5bの間は2 段目から最終段まで列線5cが所望本数引かれることにより所望数の掲載欄に区 画される。このように、用紙2に表示する罫線4を少なくとも33段の掲載欄に 区分したのは、後述のカレンダー表示部Cを形成する月表示部7と、日、曜に用 する日(大の月は31日分)と、表題欄との合計33個の掲載欄が必要になる。 前記罫線4および列線5は印刷することにより容易に表示される。
【0017】 そして、用紙2の上部余白には10年間にわたり年度表示部6として各年度が 表示され、また、罫線4により区画される1段目の掲載欄には月表示部7として 各年度毎の月表示が表示される。前記罫線4により区画される2段目の掲載欄は 、所望事項が掲載される表題欄として用いられる。 しかも、罫線4により区画される3段目の掲載欄から末欄までは、各年度、各 月毎の日、曜が用紙2に横へ多段に引かれた罫線4により区画される各段毎に表 示され、この日、曜は前記各年度、各月とともにカレンダー表示部Cを縦に表示 している。
【0018】 また、用紙2にはカレンダー表示部Cの日、曜に対応して36.0℃〜37. 0℃の体温範囲を前記罫線4と交叉して所望数のゲージ9に区分されることによ り基礎体温記入欄8が縦に配列される。この基礎体温記入欄8は、前記ゲージ9 上にカレンダー表示部Cの日、曜に対応して各年度、各月、各日、曜毎に各個の 基礎体温を所望記号、例えばドット、星印等で記入し、その後に例えばこれらの 記号相互を線分10で結ぶことにより基礎体温のグラフGを作成するための記入 欄とするようになっている。ゲージ9を表示する線分は、基礎体温をゲージ9を 手掛かりとして記入し易くするために、列線5cとは異なる太さ、種類、さらに は色の線分を用いると便利である。また、基礎体温記入欄8を形成するための前 記ゲージ9は、36.0℃〜37.0℃を0.1刻みづつ区分し、そのうち36 .7℃に相当する目盛りを基礎体温の高温期と低温期との境界の目安として適宜 識別手段Mを施して表示する。この識別手段Mは、ほかのゲージ9とは異なる太 さ、種類、さらには色の線分を用いると便利である。
【0019】 また、用紙2に前記カレンダー表示部Cに対応して表示される前記各表題欄は 、本実施形態では月経出血記入欄11と、基礎体温記入欄8を兼ねた月経痛・お りもの記載欄12と、月経前・更年期症状等記入欄13と、スケジュール記入欄 14との各欄が並設される。
【0020】 このうち、月経出血記入欄11は、カレンダー表示部Cに対応して基礎体温記 入欄8の前段に設けるのが好ましく、自己の月経があった日を自己が認識できる 適宜記号、例えば○、△、*等を用いて記録するための欄であり、この月経出血 記入欄11に自己の月経があった日を自己が認識できる適宜記号、例えば○、△ 、*等を用いて記録することにより自己の月経周期を知り、次回の月経日の予測 を迅速かつ正確行うのに役立てるものである。しかも、月経周期を知ることは避 妊期間や受胎期間を知るのにも役立ち、さらには月経等の出血、基礎体温等の記 録後には1冊の女性用健康手帳で10年にわたる膨大なデータを外容積がコンパ クトに保存し、しかも紛失することなく整理、整頓をするのに役立つほか、月経 の多少、出血量等を記録することにより、病気の前兆を知るのに役立つ。
【0021】 月経痛・おりもの記載欄12は、カレンダー表示部Cに対応して基礎体温記入 欄8を兼ねて設けられ、例えば月経痛(下腹部痛)を痛みの状況とともに記録す ることにより、病院で診察を受ける時に,子宮内膜症、子宮筋腫等の病気や月経 困難症の診断に役立つ。また、この月経痛・おりもの記載欄12には、おりもの の量、色、臭い等を記録することにより、性感染症などを知ることができるほか 、不正出血(月経以外の出血)等を記録することにより、病気の前兆を知るのに 役立つ。
【0022】 前記月経前・更年期症状等記入欄13は、月経が始まる10日から1週間ぐら い前になると、プロゲステロンの働きによるホルモンのバランスの崩れに起因し て心身におこるいろいろな症状、例えばイライラ、無気力、緊張感、下腹部のは り、痛み、腰痛、頭痛、肩こり、むくみ等を伴い、月経が始まると直って行く月 経前症候群という症状を記録する。また、この月経前・更年期症状等記入欄13 は、一般的に女性が40〜60歳の更年期になった場合に、減少したエストロゲ ンの分泌を促すために、脳の視床下部の働きが高まってホルモンのアンバランス に起因して生ずる心身のいろいろな更年期症状、例えば不眠、イライラ、憂鬱感 、耳鳴り、もの忘れや、腹痛、頭痛、肩こり、のぼせ、ほてり、手足の冷え等を 記録することにより、病気の発症を予防したり、老化を遅らせるのに役立つほか 、病気に対して服用した薬の回数、健康メモ等が記録される。
【0023】 スケジュール記入欄14は、日常の事柄や記憶しておくべき事柄、予定等を記 録するためのものである。
【0024】 前記テンプレート3には、手帳本体1の用紙2の見開きに表示したカレンダー 表示部Cの日、曜に対応するゲージ9と同様に、横向きに多段に配列される罫線 4′と、該罫線4′に交叉して36.0℃〜37.0℃を0.1刻みづつ区分し 、そのうち36.7℃に相当する目盛りを基礎体温の高温期と低温期との境界の 目安として適宜識別手段M′を施した目盛となす、同様構造、同様ピッチのゲー ジ9′が印刷、または透明な合成樹脂フィルムに印刷されたものを貼着するなど 適宜表示手段を用いて表示される。 G′は前記ゲージ9′に必要に応じて一緒に印刷表示されるグラフであり、こ のグラフG′は、例えば月経の発生から終了までの年齢期間、月単位毎の月経期 日、基礎体温の低温期;高温期、排卵期等の諸要因を考慮してサンプリングを行 い、作成された理想モデルの基礎体温変化を表示するものである。
【0025】 また、前記テンプレート3には、月経開始日X1から月経終了日X2、並びに 月経開始日X1または月経終了日X2の前後の数日間を含み、低温な基礎体温帯 域に区分される低温期K1と、該低温期K1の最終日Yの前後に跨る数日間であ り、排卵が行われる帯域に区分される排卵期K2と、該排卵期K2を経て12日 〜16日の略一定期間であり、高温な基礎体温帯域に区分される高温期K3との 3帯域を構成する月経周期判別表示部15が表示される。
【0026】 16はテンプレート3に表示される避妊必要期間部であり、この避妊必要期間 部16は月経開始日X1から6日目、さらには排卵期K2を経て高温期K3に入 って3日目までが表示がされる。この避妊必要期間部16の具体的表示は、例え ば矢印や色分けする等して印刷されることにより判別を容易にする。
【0027】 17はテンプレート3に表示される避妊不要期間部であり、この避妊不要期間 部17は高温期K3から4日目から次回の月経の5日目までが表示される。 この避妊不要期間部17の具体的表示は、例えば矢印や色分けする等して印刷 され、判別を容易にする。
【0028】 18a,18bは前記基礎体温記入欄8に、カレンダー表示部Cの日、曜に対 応して設けられる最低血圧記入欄と最高血圧記入欄であり、この最低血圧記入欄 18aと最高血圧記入欄18bとには100〜200mmHgの間に前記罫線4 と交叉して所望数に区分される前記ゲージ9を目安としてそれぞれ最低血圧と最 高血圧とが記入されることにより、病気を予防し、日常の健康管理をするのに役 立てる。 19は月経についての医学情報を表示するために必要に応じて設けられる月経 情報掲載欄であり、この月経情報掲載欄19には例えば初経と閉経との時期、月 経周期、月経血量、月経に伴う症状、それらの病名、病因等が表示されている。
【0029】 本考案の女性用健康手帳の第1実施形態は以上の構成からなり、ブック状に1 冊にまとめられる多数枚の用紙2の見開き1頁には、罫線4が横方向に多段に引 かれて少なくとも33段の掲載欄に区分され、しかもこの罫線4に対して所望本 数の列線5が縦方向に引かれることにより区画された所望数の掲載欄のうち最左 端欄には、10年間にわたり各年度、各月毎に日、曜を示すカレンダー表示部C の日、曜が表示されている。そして、この各年度、各月毎のカレンダー表示部C の日、曜に対応して36.0℃〜37.0℃の体温範囲を前記罫線4と交叉して 所望数のゲージ9、図示する実施形態では36.0℃〜37.0℃を0.1刻み づつ区分した基礎体温記入欄8が表示されているので、この基礎体温記入欄8の 該ゲージ9を手掛かりとして使用者各個は、基礎体温を測定後にその測定値をカ レンダー表示部Cの日、曜に対応して自己が判別し得る所望記号、例えばドット 、星印等で順次記入して行く。
【0030】 この際、手帳本体1の用紙2にテンプレート3を重ね合わせ、カレンダー表示 部Cの該当する日、曜の対応欄にテンプレート3の外縁を宛うと、用紙2に表示 される基礎体温記入欄8のゲージ9と同様構造、同様ピッチにテンプレート3に はゲージ9′が表示されているので、基礎体温の測定値を基礎体温記入欄8に記 入する時にカレンダー表示部Cの日、曜に対応するゲージ9を見誤ることがない 。 しかも、基礎体温記入欄8のゲージ9は、線分が、列線5cとは異なる太さ、 種類、さらには色の線分を用いて表示されているので、所望のゲージ9の見間違 えや、記入個所の誤りが少なくなり、迅速かつ正確に測定値の記録を行うことが でき、便利である。
【0031】 こうして、使用者がカレンダー表示部Cの各年度、各月毎の日、曜に対応する 基礎体温記入欄8のゲージ9を手掛かりとして例えばドット、星印等の所望記号 を用いて記録後に、この記号相互は、線分10により結ばれることにより各年度 における各月毎の基礎体温のグラフGを作成することができる。記号相互を線分 10により結ぶには、テンプレート3の外縁に筆記具を当てて線を引けば容易に かつ綺麗なグラフGが出来上がる。
【0032】 また、手帳本体1に用紙2に表示したカレンダー表示部Cに対応する基礎体温 記入欄8の前段には月経出血記入欄11が設けられているので、この月経出血記 入欄11に自己の月経があった日を自己が認識できる適宜記号、例えば○、△、 *等を用いて記録する。この記録は、自己の月経周期を知り、次回の月経日の予 測を迅速かつ正確行うのに役立つ。
【0033】 この時、使用者が自己の月経周期を容易に知る方法としては、先ず、手帳本体 1の用紙2に合成樹脂の透明材により形成するテンプレート3を重ね合わせると 、このテンプレート3を通じて手帳本体1の用紙2に表示されたり、用紙2に記 入した内容を透視することができる。 次いで、テンプレート3に表示した月経周期判別表示部15の低温期K1の最 終日Yの前後に跨る数日間であって排卵が行われる帯域に区分される排卵期Kの 部分に手帳本体1のカレンダー表示部Cに対応して表示した月経出血記入欄11 に自己が認識できる適宜記号、例えば○、△、*等を用いて記録された実際に月 経のあった日(月経開始日から月経終了日まで)から数日後であり、用紙2の基 礎体温記入欄8に前述のような操作手順により記録し、作成したグラフGの基礎 体温の低温期から高温期に到る部分を合わせるように基礎体温記入欄8の36. 0℃〜37.0℃を0.1刻みづつ区分したゲージ9に、テンプレート3に該ゲ ージ9と同様構造、同様ピッチに表示したゲージ9′を一致させると、このゲー ジ9′には例えば月経の発生から終了までの年齢期間、月単位毎の月経期日、基 礎体温の低温期;高温期、排卵期等の諸要因を考慮してサンプリングを行って作 成した理想モデルの基礎体温変化を示すグラフG′が必要に応じて一緒に印刷表 示されているので、このグラフG′と用紙2の基礎体温記入欄8に記入される基 礎体温の実際に測定の上、作成したグラフGとの比較が容易になり、使用者は、 グラフGから直視的に基礎体温の低温期と高温期とよりなる1サイクルとしての 自己の月経周期を知ることができる。 このように、自己の月経周期を知ることは、自己の健康管理に役立ち、次回の 月経日を予測することもできるとともに月経不順で有るか否かの認識が容易にな る。また、月経周期が40〜60日と長い、稀発月経の場合には、脳下垂体や間 脳、甲状腺の異常等の原因と診られ、24日以下と短い頻発月経の場合は、黄体 不全、性器の炎症、子宮筋腫の原因と診られる。また、43歳未満に閉経した早 期閉経による場合は、骨粗鬆症の原因と診られることもあり、これらの病気の早 期発見と予防に役立つ。
【0034】 また、基礎体温記入欄8の前記ゲージ9は、36.0℃〜37.0℃を0.1 刻みづつ区分し、そのうち36.7℃に相当する目盛りは、例えばほかのゲージ 9とは異なる太さ、種類、さらには色の線分を用いる等の適宜識別手段Mが施さ れているので、この識別手段Mにより基礎体温記入欄8に記録された基礎体温の 高温期と低温期とを容易かつ確実に判別することができる。
【0035】 しかも、前記テンプレート3には、月経開始日X1から月経終了日X2、並び に月経開始日X1または月経終了日X2の前後の数日間を含み、低温な基礎体温 帯域に区分される低温期K1と、該低温期K1から排卵期K2を経て12日〜1 6日の略一定期間であり、高温な基礎体温帯域に区分される高温期K3とを示す 月経周期判別表示部15が表示されているので、この月経周期判別表示部15に 属する低温期K1と高温期K3とを手掛かりとしても基礎体温記入欄8に記録さ れた基礎体温の高温期と低温期とを容易かつ確実に判別することができる。
【0036】 また、テンプレート3の月経周期判別表示部15には、低温期K1の最終日Y の前後に跨る数日間であり、排卵が行われる帯域に区分される排卵期K2が表示 されているので、この排卵期K2を手掛かりとして用紙2に表示した基礎体温記 入欄8に記録する基礎体温並びにこの基礎体温を下に作成されるグラフGから排 卵日を正確に知ることができる。また、グラフGを下に高温期と低温期との差が 少なく判然としない場合には、無排卵の可能性が有ると診られるおそれがある。
【0037】 従って、テンプレート3には月経開始日X1から6日目、さらには排卵期K2 を経て高温期K3に入って3日目までが避妊必要期間部16として表示がされて いるので、使用者はこの避妊必要期間部16を手掛かりとして妊娠可能期間であ ることを認識し、避妊を必要とする期間を迅速かつ正確に知ることができる。
【0038】 しかも、使用者は、テンプレート3に高温期K3から4日目から次回の月経の 5日目までが避妊不要期間部17として表示されているので、この避妊不要期間 部17を手掛かりとしては避妊が不要な期間を迅速かつ正確に知ることができる 。
【0039】 このようにして、使用者は、各月、各年度毎に10年間にわたり、基礎体温を 測定し、記録を行い、グラフGを作成することで迅速かつ正確な自己の月経周期 を知ることができる。そして、避妊期間や受胎期間を知るのにも役立ち、さらに は月経等の出血、基礎体温等の記録後には1冊の女性用健康手帳で10年にわた る膨大なデータを外容積がコンパクトに保存し、しかも紛失することなく整理、 整頓をするのに役立つほか、月経の多少、出血量等を記録することにより、病気 の前兆を知るのに役立つ。
【0040】 また、用紙2に表示された月経痛・おりもの記載欄12は、例えば月経痛(下 腹部痛)を痛みの状況とともに記録することにより、病院で診察を受ける時に, 子宮内膜症、子宮筋腫等の病気や月経困難症の診断に役立つ。また、この月経痛 ・おりもの記載欄12には、おりものの量、色、臭い等を記録することにより、 性感染症などを知ることができるほか、不正出血(月経以外の出血)等を記録す ることにより、病気の前兆を知るのに役立つ。
【0041】 また、用紙2に表示された月経前・更年期症状等記入欄13には、使用者は、 月経が始まる10日から1週間ぐらい前になると、プロゲステロンの働きによる ホルモンのバランスが崩れることに起因して心身におこるいろいろな症状、例え ばイライラ、無気力、緊張感、下腹部のはり、痛み、腰痛、頭痛、肩こり、むく み等の月経前症候群という症状を記録する。また、この月経前・更年期症状等記 入欄13は、女性が更年期になった場合に、ホルモンのアンバランスに起因して 生ずる心身のいろいろな更年期症状、例えば不眠、イライラ、憂鬱感、耳鳴り、 もの忘れや、腹痛、頭痛、肩こり、のぼせ、ほてり、手足の冷え等を記録するこ とにより、病気の発症を予防したり、老化を遅らせるのに役立つほか、病気に対 して服用した薬の回数、健康メモ等が記録される。
【0042】 さらに、スケジュール記入欄14には、日常の事柄や記憶しておくべき事柄、 予定等が記録される。そして、テンプレート3は、合成樹脂の透明材により形成 されているので、用紙2に諸事項を記入する場合に、下敷きとして使用すること もできる。
【0043】 図5および図6に示すものは本考案の第2実施形態を示す。 この実施形態の女性用健康手帳は、ヤング女性向きのものである。 そして、基礎体温の記録の負担を軽減して気の向いた時に随時、基礎体温の記 録が行えるように手帳本体1の後ろの方の用紙2に縦方向に多列に罫線4を引き 、カレンダー表示部Cを横向きに配列する。また、所定の体温範囲を前記罫線4 に交叉してカレンダー表示部Cに対応して所望数のゲージ9に区分することによ り基礎体温記入欄8を横向きに表示する。
【0044】 また、カレンダー表示部Cは、日に対応して曜日が表示されていない。これは 、各年度の各月毎に曜日が変化するので、任意の年度の気の向いた月に随時基礎 体温を記録しようという要望に答えるためである。また、基礎体温記入欄8は、 カレンダー表示部Cに対応する体温範囲が、35.0℃〜39.0℃の広範囲に 区分されるように、ゲージ9を形成している。また、基礎体温記入欄8は、自己 の体重を測定し、記入する体重記入欄20を兼ね、ゲージ9の傍らには所望間隔 毎に体重の測定値を記入する時の指針とする数値が表示されている。21は体重 を示す数値と関連して必要に応じて横に表示されるBMI値(ボデイインデック スマス)であり、このBMI値21は体脂肪を知る手掛かりになる。このように 、基礎体温記入欄8が、自己の体重を測定し、記入する体重記入欄20を兼ねる ようにしたのは、若い女性が美容上、行われる無理なダイエットが引き起こす無 月経が問題となっており、自己の体重やIBM値を知り、平素から健康管理しよ うとする要請に応えるためである。また、テンプレート3のゲージ9′も基礎体 温記入欄8のゲージ9と同様構造であり、同様ピッチに形成される。
【0045】 本実施形態は、上記構成からなり、基礎体温をカレンダー表示部Cに表示され た日に応じて気の向いた時に随時測定し、前記第1実施形態と同様な操作により 基礎体温記入欄8に示すゲージ9を手掛かりとして記録し、その後に基礎体温の グラフGを作成する。それから、用紙2の上にテンプレート3を重合し、このテ ンプレート3のゲージ9′に一緒に表示された理想モデルの基礎体温変化を示す グラフG′と用紙2の基礎体温記入欄8に作成されるグラフGとを比較すること により使用者は、グラフGから直視的に自己の月経周期を知ることができ、また 、本実施形態は、基礎体温記入欄8の36.7℃に相当する目盛りが示す識別手 段Mにより基礎体温の高温期と低温期との判別が行え、しかも、テンプレート3 の月経周期判別表示部15に属する低温期K1と高温期K3とを手掛かりとして 基礎体温の高温期と低温期とを判別でき、排卵日を正確に知ることができるほか は、前記実施形態と同様の構成、作用である。
【0046】 図7に示すものは本考案の第3実施形態を示し、この実施形態もヤング女性向 きの女性健康手帳を示すものである。 そして、この実施形態は、手帳本体1に対し糊付けされる等して付随する個別 の、例えば付録の横長の用紙2′に任意月毎に基礎体温を測定し、記録が行える ように各月宛に折線30を介して重ね折りして携行し、使用時には展開して使用 するものである。そして、本実施形態では、用紙2′の各月毎に縦方向に多列に 罫線4を引き、カレンダー表示部Cを横向きに配列し、所定の体温範囲を前記罫 線4に交叉してカレンダー表示部Cに対応して所望数のゲージ9に区分すること により基礎体温記入欄8を表示しているほかは、前記第2実施形態と同様の構成 、作用である。
【0047】 上記各実施形態で説明する用紙2の形状、大きさは、図示するものに限ること なく、制限されることなく、自由である。 また、上記各実施形態で使用されるテンプレート3の形状、色は自由であり、 しかもテンプレート3を短冊状に形成すれば、しおりとして使用することもでき る。 また、上記第1実施形態で説明した女性用健康手帳は、10年間記録用として 代表的に説明したが、これは例示であり、年限の増減変更は自由に行える。
【0048】
本考案の請求項1に記載の考案は、以上のように、手帳本体と、透明材により 形成され、手帳本体の用紙または手帳本体に対し付随する個別の用紙に重合され ることにより用紙の表示内容を透視可能なテンプレートとを備え、前記用紙には 少なくとも月毎の日を示すカレンダー表示部と、該カレンダー表示部の日に対応 して所定の体温範囲を横方向または縦方向に引かれる罫線および該罫線に交叉し て所望数に区分されるゲージとで形成され、該ゲージを手掛かりとして各個の基 礎体温を前記日に対応して所望記号にて記入し、基礎体温のグラフを作成する基 礎体温記入欄とが表示され、前記テンプレートには月経開始日から月経終了日、 並びに月経開始日または月経終了日の前後の数日間を含み、低温な体温帯域に区 分される低温期と、該低温期の最終日の前後に跨る数日間であり、排卵が行われ る帯域に区分される排卵期と、該排卵期を経て12日〜16日の略一定期間であ り、体温が高温になる帯域に区分される高温期との3帯域を構成する月経周期判 別表示部が表示されたことを特徴とし、また、本考案の請求項10に記載の考案 は、合成樹脂等の透明材により形成され、用紙に表示されたカレンダー表示部の 日に対応して36.0℃〜39.0℃の体温範囲を所望数のゲージに区分し、各 個の基礎体温を所望記号にて記入し、グラフを作成する基礎体温記入欄を透視可 能に用紙に重合可能に設けられ、月経開始日から月経終了日、並びに月経開始日 または月経終了日の前後の数日間を含み、低温な基礎体温帯域に区分される低温 期と、該低温期の最終日の前後に跨る数日間であり、排卵が行われる帯域に区分 される排卵期と、該排卵期を経て12日〜16日の略一定期間であり、体温が高 温になる帯域に区分される高温期との3帯域よりなる月経周期判別表示部が表示 されたことを特徴とするので、基礎体温を容易且つ確実に簡単な取扱操作にて記 録し、保存が行えるとともに整理整頓に役立つ。従って、多くのデータをもとに 自己の月経の正確な周期を知ることができ、次回の月経の予測が容易に行えるの で、自己の健康管理と病気の早期発見とに役立つ。 また外容積がコンパクトでなって保管に適し、また廃棄することなく、保管場 所も少なくて済み、さらには、構造簡単にして量産可能であり、製作コストも安 価になる。
【0049】 また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1において前記カレンダー表 示部は、日および曜、もしくは日のみが用紙に横へ多段に、または縦に多列に引 かれた罫線毎に表示され、前記基礎体温記入欄は該罫線に交叉して縦または横に カレンダー表示部に対応して配列されたことを特徴とするので、カレンダー表示 部に応じて基礎体温を測定し、記録し、基礎体温のグラフを迅速かつ確実に作成 することができ、また整理、整頓も容易であり、紛失することなく保管するのに 適する。
【0050】 また、本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1または請求項2の何れかに おいて用紙には前記カレンダー表示部に対応して月経痛・おりもの記入欄と、月 経前・更年期症状等記入欄と、スケジュール記入欄とのうち何れか1つ、または 数個が必要に応じて設けられることを特徴とするので、月経痛・おりもの記載欄 には、月経痛やおりものの量、色、臭い等を記録し、性感染症などを知ることが できるほか、不正出血(月経以外の出血)等を記録して病気の前兆を知るのに役 立ち、また子宮内膜症、子宮筋腫等の病気や月経困難症の病院での診断に役立つ 。
【0051】 また、用紙に表示される月経前・更年期症状等記入欄は、月経前症候群の症状 や更年期症状等を記録することにより、病気の発症を予防したり、老化を遅らせ るのに役立つほか、病気に対して服用した薬の回数、健康メモ等が記録される。
【0052】 スケジュール記入欄には、日常の事柄や記憶しておくべき事柄、予定等が記録 されるので、便利である。
【0053】 また、本考案の請求項4に記載の考案は、請求項1,請求項2,または請求項3 の何れかにおいて基礎体温記入欄は、36.0℃〜39.0℃を所望刻みづつ区 分し、そのうち36.7℃に相当する目盛りを基礎体温の高温期と、低温期との 境界の目安として適宜識別手段を施して表示したことを特徴とするので、基礎体 温の高温期と低温期とを容易かつ確実に判別することができ、排卵日や無排卵の 可能性を知ることができる。また、排卵日を手掛かりとして妊娠可能期間や避妊 必要期間、さらには避妊不要期間を知ることができる。
【0054】 また、本考案の請求項5に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,また は請求項4の何れかにおいてテンプレートは、用紙に表示したカレンダー表示部 の日に対応するゲージと同様構造、同様ピッチのゲージが適宜表示手段により表 示されたことを特徴とするので、用紙にテンプレートを重ね合わせた場合に、用 紙のゲージとテンプレートのゲージとを一致して重ね合わすことができ、用紙の ゲージを見間違えることなく記録が正確に行え、記録後はテンプレートを介して 用紙の表示内容や記録を見ることが容易になる。
【0055】 また、本考案の請求項6に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,請求 項4,または請求項5の何れかにおいて、テンプレートは、月経開始日から6日 目、さらには排卵期を経て高温期に入って3日目までを避妊必要期間部として表 示がされることを特徴とするので、用紙の基礎体温記入欄に記録された基礎体温 の測定値と測定値から作成するグラフとを用紙に重ね合わされるテンプレートを 介して見ることにより正確に妊娠可能期間と避妊を要する期間を知ることができ る。
【0056】 また、本考案の請求項7に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,請求 項4,請求項5,または請求項6の何れかにおいて、テンプレートは、高温期の4 日目から次回の月経の5日目までを避妊不要期間部として表示がされることを特 徴とするので、用紙の基礎体温記入欄に記録された基礎体温の測定値と測定値か ら作成するグラフとを用紙に重ね合わされるテンプレートを介して見ることによ り正確に避妊が不必要となる期間を知ることができる。
【0057】 また、本考案の請求項8に記載の考案は、請求項5において、テンプレートの 前記ゲージには、必要に応じて理想モデルの基礎体温変化を示すグラフが表示さ れたことを特徴とするので、用紙の上にテンプレートを重合し、このテンプレー トのゲージに一緒に表示された理想モデルの基礎体温変化を示すグラフと用紙の 基礎体温記入欄に作成されるグラフとを比較することにより使用者は、グラフか ら直視的に自己の月経周期を知ることができ、また、基礎体温の高温期と低温期 とを判別でき、排卵日を正確に知ることができる。
【0058】 また、本考案の請求項9に記載の考案は、請求項1,請求項2,請求項3,請求 項4,請求項5,請求項6,請求項7,または請求項8の何れかにおいて前記基礎体 温記入欄は、カレンダー表示部の日に対応して最低血圧と最高血圧とを記入した り、または体重を記入する表示が付されることを特徴とするので、最低血圧と最 高血圧、体重を測定後に記録し、自己の健康管理と病気の早期発見と予防を行う のに役立つ。
【図1】図1は本実施形態の女性用健康手帳を開いた状
態の正面図である。
態の正面図である。
【図2】図2は1月分の用紙を示す拡大正面図である。
【図3】図3は本実施形態を構成するテンプレートを示
す拡大正面図である。
す拡大正面図である。
【図4】図4は同じく使用状態を示す拡大正面図であ
る。
る。
【図5】図5は本考案の第2実施形態を示す拡大正面図
である。
である。
【図6】同じく本実施形態で使用するテンプレートの拡
大正面図である。
大正面図である。
【図7】同じく本考案の第3実施形態を示す拡大正面図
である。
である。
1 手帳本体 2 用紙 3 テンプレート 4 罫線 5 列線 7 月表示部 8 基礎体温記入欄 9 ゲージ 9′ ゲージ 10 線分 11 月経出血記入欄 12 月経痛・おりもの記入欄 13 月経前・更年期症状記入欄 14 スケジュール欄 15 月経周期判別表示部 16 避妊必要期間部 17 避妊不要期間部 C カレンダー表示部 G グラフ G′ グラフ K1 低温期 K2 排卵期 K3 高温期 M 識別手段 M′ 識別手段
Claims (10)
- 【請求項1】 手帳本体と、透明材により形成され、手
帳本体の用紙または手帳本体に対し付随する個別の用紙
に重合されることにより用紙の表示内容を透視可能なテ
ンプレートとを備え、前記用紙には少なくとも月毎の日
を示すカレンダー表示部と、該カレンダー表示部の日に
対応して所定の体温範囲を横方向または縦方向に引かれ
る罫線および該罫線に交叉して所望数に区分されるゲー
ジとで形成され、該ゲージを手掛かりとして各個の基礎
体温を前記日に対応して所望記号にて記入し、基礎体温
のグラフを作成する基礎体温記入欄とが表示され、前記
テンプレートには月経開始日から月経終了日、並びに月
経開始日または月経終了日の前後の数日間を含み、低温
な体温帯域に区分される低温期と、該低温期の最終日の
前後に跨る数日間であり、排卵が行われる帯域に区分さ
れる排卵期と、該排卵期を経て12日〜16日の略一定
期間であり、体温が高温になる帯域に区分される高温期
との3帯域を構成する月経周期判別表示部が表示された
ことを特徴とする女性用健康手帳。 - 【請求項2】 前記カレンダー表示部は、日および曜、
もしくは日のみが用紙に横へ多段に引かれるか、または
縦に多列に引かれた罫線毎に表示され、前記基礎体温記
入欄は該罫線に交叉して縦または横にカレンダー表示部
に対応して配列されたことを特徴とする請求項1に記載
の女性用健康手帳。 - 【請求項3】 用紙には前記カレンダー表示部に対応し
て月経痛・おりもの記入欄と、月経前・更年期症状等記
入欄と、スケジュール記入欄とのうち何れか1つ、また
は数個が必要に応じて設けられることを特徴とする請求
項1または請求項2の何れかに記載の女性用健康手帳。 - 【請求項4】 基礎体温記入欄は、36.0℃〜39.
0℃を所望刻みづつ区分し、そのうち36.7℃に相当
する目盛りを基礎体温の高温期と、低温期との境界の目
安として適宜識別手段を施して表示したことを特徴とす
る請求項1,請求項2,または請求項3の何れかに記載の
女性用健康手帳。 - 【請求項5】 テンプレートは、用紙に表示したカレン
ダー表示部の日に対応するゲージと同様構造、同様ピッ
チのゲージが適宜表示手段により表示されたことを特徴
とする請求項1,請求項2,請求項3、または請求項4の
何れかに記載の女性用健康手帳。 - 【請求項6】 テンプレートは、月経開始日から6日
目、さらには排卵期を経て高温期に入って3日目までを
避妊必要期間部として表示がされることを特徴とした請
求項1,請求項2,請求項3,請求項4、または請求項5
の何れかに記載の女性用健康手帳。 - 【請求項7】 テンプレートは、高温期の4日目から次
回の月経の5日目までを避妊不要期間部として表示がさ
れることを特徴とした請求項1,請求項2,請求項3,請
求項4,請求項5、または請求項6の何れかに記載の女
性用健康手帳。 - 【請求項8】 テンプレートの前記ゲージには、必要に
応じて理想モデルの基礎体温変化を示すグラフが表示さ
れたことを特徴とする請求項5に記載の女性用健康手
帳。 - 【請求項9】 前記基礎体温記入欄は、カレンダー表示
部の日に対応して最低血圧と最高血圧とを記入したり、
または体重を記入する表示が付されることを特徴とする
請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求
項6,請求項7,または請求項8の何れかに記載の女性用
健康手帳。 - 【請求項10】 合成樹脂等の透明材により形成され、
用紙に表示されたカレンダー表示部の日に対応して3
6.0℃〜39.0℃の体温範囲を所望数のゲージに区
分し、各個の基礎体温を所望記号にて記入し、グラフを
作成する基礎体温記入欄を透視可能に用紙に重合可能に
設けられ、月経開始日から月経終了日、並びに月経開始
日または月経終了日の前後の数日間を含み、低温な基礎
体温帯域に区分される低温期と、該低温期の最終日の前
後に跨る数日間であり、排卵が行われる帯域に区分され
る排卵期と、該排卵期を経て12日〜16日の略一定期
間であり、体温が高温になる帯域に区分される高温期と
の3帯域よりなる月経周期判別表示部が表示されたこと
を特徴とする女性用健康手帳のテンプレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002367U JP3089564U (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 女性用健康手帳、およびテンプレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002367U JP3089564U (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 女性用健康手帳、およびテンプレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3089564U true JP3089564U (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=43240819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002367U Expired - Lifetime JP3089564U (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 女性用健康手帳、およびテンプレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3089564U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011034077A1 (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-24 | Kujime Mamiko | 月経予測管理チャート、月経予測管理方法及び月経予測管理システム |
JP2014170510A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd | 申請管理方法及びシステム |
JP2015100936A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 株式会社Fceエデュケーション | 振り返り手帳 |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002002367U patent/JP3089564U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014170510A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Tokio Marine & Nichido Fire Insurance Co Ltd | 申請管理方法及びシステム |
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